頚部リンパ節腫脹・頚部リンパ節炎 ウイルス感染症(感冒)や頭部の湿疹によって首の横側にしこりができる(リンパ節が腫れる)ことはよくあります。 この場合はしこりを指で押さえると軽い痛みがあり、1㎝以上の大きさにはならないのが特徴です。 数日でピークを過ぎて小さくなりますが、2週間くらい続く場合もあります。 しこりが1cm以上の大きさになって強い痛みがある場合には、のどや歯の細菌感染がリンパ節に広がったもの( 化膿性リンパ節炎)の可能性があります。 一方、しこりがどんどん大きくなって2㎝以上になったけれども痛みがない場合には、 悪性リンパ腫や 癌のリンパ節転移の可能性があるため、早期に詳しい検査が必要です。 首のしこりのタイプ リウマチ性多発筋痛症 リウマチ性多発筋痛症とは、免疫の異常によって筋肉や関節周囲の炎症を起こして、肩と太ももに朝のこわばりを生じる病気です。 リウマチという名前が使われていますが、関節リウマチとは違う病気です。 65歳代以上の高齢の方に発症し、 首から肩や上腕にかけてと、 腰からお尻や太ももにかけて、朝起きた時に筋肉がこわばるような強い痛み( 朝のこわばり)が出現します。 動き始めに症状が強いのが特徴で、朝起きた時には痛みのために起き上がったり寝返りをうつことすらできませんが、30分以上かけて少しずつ体が ほぐれてくると動けるようになります。 症状は急に始まりますが、適切な治療をしないと数ヵ月以上そのまま続くため、要介護状態や寝たきり状態になってしまう場合もあります。 病院を受診しても原因不明の炎症とか五十肩などといわれて中々診断がつかず、抗生物質や鎮痛剤を使用しても改善せず、いくつかの医療機関を転々とするケースも少なくありません。 リウマチ性多発筋痛症は、少量のステロイド薬を使うと、2~3日以内に劇的に改善します。 しかし、症状が良くなったからと勝手に中止してしまうと再発する場合が多いため、必ず医師の指示に従って服用することが大切です。 なお、この病気の中には 悪性腫瘍が原因で生じる場合があり、他にも感染性心内膜炎(心臓の細菌感染症)や結核菌感染症と紛らわしい場合があるため、治療開始時には全身のチェックが必要です。 首から肩にかけてのしびれを伴う痛み 頚椎症(頚部脊柱管狭窄症・変形性頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア) 首の骨(頚椎)は縦に7つの骨が連なっていますが、その中心部には骨のトンネル(脊柱管)があって、その中に脊髄が通っています。 脊髄から枝分かれした神経は、小さな穴(椎間孔)を通って骨のトンネルから外に出て、腕や手へとのびています。 また頚椎の骨と骨の間にはクッション(椎間板)があって、それにより首を前後左右に動かすことができます。 頚椎症とは、年齢とともに骨や椎間板に老化が生じて、神経の通り道(脊柱管や椎間孔)に骨のとげや椎間板が飛び出すことによって、神経が圧迫されて、痛みやしびれが起こる病気です。 頚椎症には色々なタイプがあって、 頚部脊柱管狭窄症(生まれつきまたは加齢によって骨のトンネルが狭いもの)、 変形性頚椎症(加齢によって頚椎の骨が変形しているもの)、 頚椎椎間板ヘルニア(椎間板が飛び出しているもの)などともよばれます。 頚椎の年齢による変化は、40歳頃から出てきて、高齢になるほど強くなります。 通常は、数年以上の経過でゆっくりと症状が出てきますが、元々頚椎症のある方が、転倒した場合にはそれを契機に急激に悪化することもあります。 初めは、首から肩にかけての凝ったような痛みや、首を反って 上を向いた時や後方を振り返った時に、首から肩や腕にかけてビリっとしびれるような痛みから始まります。 進行すると、腕や手のしびれがいつも続くようになりますが、通常は1本の神経だけが障害されるため、腕や手指全体がしびれることはなく、それぞれの神経に沿った範囲のしびれ(つまり第6神経根なら親指と人差し指、第7神経根なら中指、第8神経根なら薬指と小指)になります。 さらに進行すると、手の筋肉が委縮して、 手指の細かい作業ができなくなって、箸やボタンかけが難しくなります。 脊髄にも圧迫が生じた場合は、上肢や下肢の広い範囲がしびれるようになり、足がつっぱってつまづきやすい、階段を下りる時に手すりが必要、尿が出にくいなどの症状があらわれます。 症状が悪化した時には、数週間は安静にして過ごすことが必要で、首に負担のかかる動作(空を見上げる、洗濯物干し、悪い姿勢でTVをみるなど)を避けるようにします。 就寝時には枕の高さを調節することも必要です。 痛みが強い時には、痛み止め薬や筋肉の緊張をやわらげる薬を使用したり、 頚椎固定用のカラーを首に装着します。 安静により強い痛みが取れてきたら、リハビリとして温熱療法、マッサージ療法、頚椎牽引療法、低周波電気治療などを行います。 安静にしても中々改善せず、日常生活に大きな支障がある時には、手術を考慮する場合があります。 胸郭出口症候群 胸郭出口症候群とは、腕や手に行く神経(腕神経叢)や動脈(鎖骨下動脈)が、鎖骨の周辺で骨のでっぱりなどによって圧迫されるために、首や肩の痛み、腕や手のしびれやだるさを生じる病気です。 鎖骨の周辺には神経や動脈が圧迫されやすい場所が3ヶ所あって、一つ目は首の付け根の筋肉(前斜角筋と中斜角筋)の間のすき間で圧迫されるもの (斜角筋症候群)で、猫背の人が長時間下を向いてデスクワークをした時によく症状がみられます。 頚椎の骨奇形(頸肋)が原因となる場合もあります。 二つ目は鎖骨と肋骨の間のすき間で圧迫されるもの (肋鎖症候群)で、なで肩の女性が長時間重い買い物袋を下げた時によく症状がみられます。 三つ目は肩甲骨上部の突起(烏口突起)の下のすき間で圧迫されるもの (過外転症候群)で、長時間腕を挙げた状態で作業する(電車の吊革につかまる・洗濯物を干す・窓拭き)時によく症状がみられます。 主な症状は、特定の姿勢で作業している時に、 鎖骨付近にうずくような痛みが生じたり、腕や手の 小指側にしびれやだるさがあらわれたり、手の力が入らず細かい動作ががしにくくなったります。 症状改善のためには、症状を悪化させる作業(腕を挙上した位置での作業、重い物の持ち運びなど)を避けるようにして、デスクワークの場合は症状が出にくい姿勢になるよう工夫することが重要です。 またリハビリとして、肩をすくめる姿勢をとる体操をしたり、肩甲骨周囲の筋力強化を行う場合もあります。 痛みやしびれが強い場合には、痛み止め薬やビタミン薬などを使用する場合もあります。 痛風の痛みに似ているけれど痛風ではないことからこう呼ばれています。 頚椎の1番目の骨(環椎)と2番目の骨(軸椎)の間にもしばしば偽痛風が起こり、これを 頚椎偽痛風(クラウンドデンス症候群)と呼びます。 高齢の女性に多く、ある日急に、首の上部に激しい痛みが起こって、寝違えたみたいに首が回せないとの症状があらわれます。 発熱を伴ったり、飲み込むのが困難なほど痛みが強い場合もあります。 安静と鎮痛剤により、通常は1週間で軽快しますが、症状を繰り返す場合があります。 首の後ろ側の強い痛み.
次のリンパの腫れの場合、3~4日で自然と腫れが引く、という情報や体験談がありました。 でも、 しこりに気づいてから3日経っても、大きさや硬さは変化なし。 痛みは無いけど、さすがに不安になり、病院に行くことを決意。 何科に行けば良いのかよく分からず、風邪も治らないので内科を受診しました。 内科では、風邪が原因でリンパが腫れていているとの診断 内科で風邪の症状を説明し、首筋のしこりを触診してもらいました。 医師からの問診は、以下の4点。 風邪はいつ頃から?• 鼻水の状態は?• 喉は痰が絡むか?• しこりは痛むか? 診断はやはり、リンパの腫れ。 風邪を引いてリンパが腫れるのは良くある、とのこと。 よかったー! 喉の炎症を抑える薬、痰の切れをよくする薬、鼻水を抑える薬、抗生物質の4種類の薬が処方されました。 処方薬を2日ほど飲んだら、しこりは大分小さくなりました。 【追記】1年後、まだしこりが?!耳鼻咽喉科を受診 あれから1年、2018年9月。 あのときの首筋のしこりは、まだ消えてはいません・・・。 状態としては、• 約1年、大きさが変わっていない• 痛みもない• 癌の転移だとしたら、ガチガチに固く、グリグリと動くことはない とのことで、「 確かに少し大きいけど、様子を見ましょう」と言われました。 今後変化があれば、CTを撮って画像解析や細胞を取って検査をした方がいい、との診断でした。 【追記の追記】さらに約半年後。 しこりは気にならなくなった 2019年4月頃。 ふと首筋を触ったら、あれ・・・? しこりが気にならなくなっていました。 体が元気な時には全く気にならないくらいになっていました。 体調崩した時に腫れやすいみたい。 とりあえずは一安心、かな?健康診断、行かなきゃなぁ・・・。 主婦こそ早めに病院へ行こう!首のしこりは耳鼻咽喉科へ! 実は私、専業主婦になってから5年以上、健康診断に行ってないんです・・・。 勤めていないので強制的に健康診断を受ける必要がなく、つい先延ばしに。 本格的に健康診断を受けるなら、予約を取り、子どもを丸一日預ける必要があるし、当日子どもが体調崩したら・・・と考え出したらなかなか行けず。 でも、だからこそ、 体調を崩したり、ちょっとでも気になることがあれば、早めに病院に行きましょう! 首筋のしこりは、耳鼻咽喉科へ!! 悩んでないで、どうにか時間作って病院行こう。
次の腰痛、肩こりなどを再発しないように治療しています。 名古屋伏見にあるmut吉田治療院の吉田です。 パソコンやスマホによって首や肩のコリが増えています。 ですが、ホントにパソコンやスマホだけが首コリの原因でしょうか? 今回は、長年気になっていた首コリで触ると首に玉のようなしこりがある 50代女性についてのお話です 吉田「今日はどうされました?」 首にしこりのある女性 「首が凝って気になるんですけど、右側だけ玉みたいなシコリ?があるんですよね。 」 吉田「首に玉のようなしこり?ですね。 ちょっと触りますね。 」 ~首を触りながらちょっと動かす~ 吉田「確かにコリっとしたのがありますね、筋肉が硬くなりすぎて索状硬結(硬くなりすぎて固まる)というのになってるのと あと、こっちのしこり?と思っていたやつは、骨ですね。 」 首にしこりのある女性 「筋肉と骨ですか!?」 吉田「そうですよ、筋肉はコリなんですが首の骨である頸椎の横突起が右側だけ触れるようになってますね だから自分で触ってみたら、丸みのようなコリっとしたシコリのような状態と思ってしまったようです。 」 首にしこりのある女性 「なんで右だけ骨が触れるんですか?」 吉田「そうですねー。 たとえば気を抜くと左に首傾けたりしてませんか?」 首にしこりのある女性 「あーそういえば小さい時から写真見ると自分だけ首から左に傾いてることありました!」 吉田「だったら、背骨も左に傾いてるかもしれませんね。 」 首にしこりのある女性 「え!?それって良くないんですよね?」 吉田「大丈夫ですよ。 背骨が曲がっていてもある程度戻りますし、病気じゃないですしね。 ではほぐしていきましょう。 」 ~もみほぐし開始~ 問診内容と視診したときに 姿勢や歩き方から背骨の傾きが 股関節の動きが悪く左に体が傾きやすくなっていたので 足首、股関節を重点的にほぐし終了。 吉田「では動いてみて首を触ってみてください。 」 首にしこりのある女性 「すごい!なんとなくだけど骨?が触りにくくなってる!なによりも首あんまり触ってないのに首が楽です。 」 このように 、首などのコリがひどすぎると筋肉が変化してしまい 硬結という状態になってしまいます。 硬結は少しずつほぐしていけば戻りますのでご安心を 骨をコリと勘違いしてしまうということ 体の不調を感じすぎると無意識に自分で触って 硬いところを探そうとして 、骨をゴリゴリと触って コリと間違えてしまうことがあるので注意しましょう。 この女性の場合 首コリの原因は背骨や股関節が不調になって首コリになっていたため 股関節などを重点的にもみほぐし、首コリの原因から見直したということです。 小さいころから首を左に傾ける癖というのがあったため 骨が歪み首の骨が触れるほどになってしまっていましたが 自分を知るところから治療は始まり 再発しないためにも左に傾けない癖をつけるというのも大切。 つらいからと首だけもんでもなかなか改善しないのは 背骨や股関節からほぐしていくのもおすすめです。 首の傾きや骨が触れて 気になるようでしたら、一度ご相談ください。 院長の独り言『たこ焼き』 大阪に行きました。 どこで食べても確かにおいしい。 一番おいしいのはどこなんだろう ---------------------------------------------------------------------------------- 名古屋中区栄 伏見駅から徒歩3分 mut吉田治療院 不定休で、土日祝も夜9時まで受付しています! 肩こり、腰痛でお悩みの方は、 小顔になりたい!お顔のしわ・たるみでお困りの方は、 体質改善には、 ご予約は電話かメールでお願いします。 携帯の留守電に一言残して頂ければ、こちらから折り返し電話させていただきます。 メール.
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