張りや痛みは何故おきる? 妊娠すると妊婦さんの多くが一度や二度はお腹の張りや痛みを経験します。 ほとんどのケースで、成長して大きくなった子宮によりお腹が引っ張られています。 お腹の大きさは、39週経つ間にどんどんと重くなります。 羊水や胎児の重さも加えると、ペタンコの頃より約20倍の重さになります。 ぐんぐん成長したお腹の大きさとは裏腹に、子宮の筋肉は反作用で縮もうとします。 これが、お腹の張りや痛みとなって現れるのです 張りや痛みの原因は? 子宮の成長による収縮の影響 お腹の張りや痛みは、月日を重ねるごとに変改していきます。 妊娠し始めの頃は、下腹部あたりに張りや痛みを感じますが、徐々におへその方へと上がってくるのです。 これは、子宮が成長するにつれて大きく膨らみ、位置が変わりはじめることから、感じる場所が変わってきます。 ある程度の大きさのお腹になると、今度は重いお腹を支えようと、再び下腹部に張りや痛みを感じ始めます。 腰周りの靭帯の影響 妊婦さんの体は、妊娠するとさまざまなホルモンを分泌し始めます。 特に、妊娠初期の頃には子宮を大きくし、胎盤を作るためにスペースを開けようと腰周りの靭帯を緩めようとホルモンが作用します。 すると、骨盤の位置関係が崩れ、筋肉が引っ張られて違和感になるのです。 骨盤周りの位置が変わることで、お腹の張りや痛みだけでなく、腰痛が引き起こされる場合もあります。 便秘の影響 妊婦の体が積極的に分泌するホルモンは、他にも影響します。 それが、腸の働きを鈍らせるという作用です。 腸の働きが鈍ると、中に溜まった便を押し出そうとする力が弱まるため、慢性的な便秘に陥ってしまいます。 また、水分バランスも変わってくるため、便が硬くなって更に出にくくなり、体がむくむようになります。 慢性的な便秘が続くと、やがてお腹まわりを圧迫し始めます。 これが、お腹の張りにもつながるのです。 慢性的な便秘が続くと、体の浄化作用で強制的に下痢となって排出しようとする力が働きます。 すると、今度はお腹の痛みとして現れるのです。 ストレスの影響 人間はストレスを感じると、それに対抗するストレスホルモンのコルチゾールを分泌しますが、コルチゾールには血管収縮作用があり、身体の冷えや頭痛・自律神経失調症を引き起こします。 妊娠中はホルモンバランスが崩れるので通常よりもストレスを感じやすくなり、人によってはコルチゾールの分泌量が増加してしまった妊婦もいます。 妊娠中はお母さんの血液は優先的に胎児に回るのですが、コルチゾールが分泌されてしまうと充分に血液が子宮にまで届かなくなり、子宮は収縮し胎児は苦しい思いをしてしまうのです。 妊娠中は少しの事でもイライラしてしまうので、夫婦喧嘩はもちろんイライラの原因となるような出来事を避け、あまり考えすぎないように毎日を過ごすのが大事です。 姿勢の影響 お腹の張りや痛みは、姿勢でも影響します。 洗濯、炊事、パソコン、読書など何かの作業をするとき必ず姿勢は前かがみになります。 通常なら問題ありませんが、大きなお腹があいだにあるため、前かがみの姿勢が続くとお腹が圧迫されてしまうのです。 長時間同じ姿勢という点では、横たわっている姿勢も関係してきます。 うつ伏せよりの姿勢が長引くと、どうしてもお腹が圧迫されてしまうため、張りや痛みを引き起こしてしまうのです。 仰向けに寝転がるのは、お腹が重くて辛いので、抱き枕などをうまく利用し、真横に寝られるようにしましょう。 姿勢はストレッチで改善 前かがみの姿勢でお腹に張りや痛みが生じた場合、安静にして治まったらストレッチしておきましょう。 両手を万歳の状態にして、伸ばすだけでも前かがみの姿勢をリセットすることができます。 ひとつの作業を終えるたびに、ストレッチを習慣化しておけば、前かがみで強く丸まることは減っていくでしょう。 また、肩周りがリラックスすると、呼吸が深くなり、ストレスも和らぎやすいのでオススメです。 食生活での影響 お腹の張りや痛みは、単純に食べ過ぎた事でも起こります。 妊婦の身体は、妊娠したとたん栄養をとにかく吸収しようとし始めます。 食欲がどんどん増してきますので、お腹がいっぱいでもついまた食べてしまうのです。 妊娠初期の頃には、食べつわりと言って食べていないと気持ちが悪いつわりもあります。 またつわりが辛い人が、妊娠中期に改善し、その反動でどんどん食べてしまうということもあります。 子宮に赤ちゃんがいるので、ただでさえ貼っているお腹に、食べ物を詰め込んでしまえば、キャパオーバーです。 お腹の張りや痛みを感じるのは当たり前のことでもあるのです。 張りや痛みの変化、時期は? 妊娠初期 お腹の張りや痛みが出たら 妊娠中にお腹の張りや痛みが出たら、安静にすると大体は治まります。 1時間ほど横になり、椅子に腰掛けておけば徐々に和らいでくるでしょう。 もし、1時間以上経ってもお腹の張りや痛みが治まらず、より悪化するようなら婦人科へ連絡してみましょう。 出血が伴う場合 妊婦によって、お腹の張りや痛みに出血が伴うケースがあります。 妊娠初期であれば、着床出血といって自然な作用のひとつなので問題はありません。 しかし、妊娠初期であっても鮮血で、出血の量が多い場合は、すぐに婦人科へと連絡しましょう。 受診が必要なお腹の痛みは お腹が張ったり痛くなって、安静にしても同じ痛さが続く場合や更に酷くなる場合はすぐ受診しましょう。 着床が子宮外で起こる子宮外妊娠で卵管に着床すると、受精卵が成長する妊娠5~6週に卵管が破裂し大出血と激痛を引き起こします。 また妊娠初期の流産では出血よりも腹痛が顕著に現れる事も多いです。 胎児が大きくなってからの胎動は非常に力強いので、手足がお母さんの骨や直腸・膀胱に当たると圧迫される痛みを感じますが、これはよくある事なので問題ありません。 妊娠中期の変化 妊娠初期の頃は、微量の出血はあるものです。 しかし同じようにお腹の張りや痛みを感じ、微量の出血が確認された場合でも、妊娠中期の頃に発生した出血に関しては、すぐに病院へ行くようにしましょう。 お腹が張り、痛みを感じるようなら切迫流産の可能性があるからです。 切迫流産とは、身体に大きな負担が生じ、このままいけば流産してしまうという状況のことです。 早めに処置をしておけば、流産を防ぐことができますので自己判断せずすぐに連絡するようにしましょう。 胎動とお腹の張りを混同しない 初産婦に多いのですが、胎動を感じる頃に胎動とお腹の張りを混同する事があります。 胎動が一番大きくなる妊娠7ヶ月頃は、お腹から胎児の手足が浮き出るほど強烈になります。 そんな時に強い張りがあると、子宮が収縮して胎児の頭や手足が外に浮き出たように錯覚するので、お腹の張りを胎動だと勘違いする方が出てくるのです。 胎動とお腹の張りの大きな違いは、胎動がお腹のあちこちに痛みを感じても腹部全体は柔らかいのに対し、お腹の張りは全体がカチカチになり、その違いは一目瞭然です。 胎動と勘違いしたままお腹の張りを放置しておくと、切迫流産や切迫早産につながりかねませんので、分からない時は横になり安静にしてからお腹の状態を確かめてみましょう 切迫流産の原因 妊娠中の体は、思った以上にストレスを感じているものです。 お腹の張りや痛みのサインを見逃してしまうと、切迫流産を招いてしまいます。 切迫流産は、ストレスが多い人、仕事が忙しい人、気を使いすぎな人、几帳面な人に多く見られます。 つまり、本当は辛い状態なのに無理をして頑張ってしまう人たちです。 お腹の張りや痛みは、これ以上頑張らないでという身体のサインですから、耳を傾けて休養を優先するようにしましょう。 妊娠初期は、今までの生活リズムが染み付いているため、なかなかうまくコントロールできない環境を受け入れ難い時期でもあります。 しかし、無理をすると身体と赤ちゃんに影響が出ますので、ほどほどを心がけましょう。 必ず出血と胎動もチェック 陣痛前のおしるしや膣の炎症によるもの以外に、妊娠中は出血するという事はほとんどなく、少量あったとしても問題にはされません。 しかし、腹痛だけなら良いのですが、それと一緒に多量の出血が認められるならば何か問題が発生した可能性が非常に高いと考えてよいでしょう。 原因としては切迫流産や胎児が子宮内にいるのに胎盤が剥がれてしまう胎盤剥離などが挙げられますが、どれも腹痛を伴い時には歩けなくなるほど。 また、腹痛と出血に加えて胎動が急激に減少したり弱くなってしまった場合は、一時を争う深刻な状態になります。 いつもとは違うお腹の張りや痛みを感じた時は、一緒に出血の有無と胎動の強さを確認しましょう。 後期の張りと痛み 妊娠後期に差し掛かり、まもなく出産というころ、張りや痛みを感じることがあります。 この時、出血も伴うようならすぐに病院へ駆けつけましょう。 お腹の張りや痛みが伴わず、出血のみの場合は、まもなく出産が近づいているよというサインなので心配ありません。 子宮口が開いてしまった場合は 妊娠後期は毎日のようにお腹が張るのですが、これは子宮口を開く為に必要な働きです。 子宮が収縮する事で少しずつ子宮側にある内子宮口が開いていき、膣側にある外子宮口との間にある子宮頸管が短くなって最後に外子宮口が開くのですが、通常この段階を経るには最後の1ヶ月丸々かかります。 しかし子宮頸管が元々短かったり子宮口が緩みやすい方は、お腹の張りによって子宮口の開きが早くなるので切迫流産や切迫早産になる可能性が高く、前もって入院を勧められたり子宮頸管を縛る処置を行います。 ただ、中には急に進行が進んでしまう方やそれに伴って破水をしてしまう方も少なからずいるので、中期から臨月にかけては異常を察知するためにも検診を必ず受ける必要があります。 お腹の張りを陣痛と判断するには お腹の張りと陣痛は同じものです。 臨月になるとある程度お腹の張りに慣れてしまっているので、陣痛とは分からないままお腹の張りが長いなと思っていたら急に破水してびっくりした、なんて方もいます。 お腹の張りも陣痛も子宮が収縮するのに変わりはないのですが、ただの張りは安静にすれば次第に治まるのに対し、陣痛は規則的にお腹の張りや痛みがやってきて段々強まっていくのが特徴です。 横になって一旦痛みが治まってもまたぶり返す場合は、痛みが引いてから次の痛みが始まるまでの間隔を測り、段々短くなるようならば出産準備が始まっているので、すぐ病院に行きましょう。 赤ちゃんとの会話 お腹の張りや痛みは、身体からだけでなく、赤ちゃんからのメッセージでもあります。 ストレスを強く感じて、仕事で忙しく走り回っていると、赤ちゃんも同じように感じてしまいます。 窮屈さや辛さを理解してもらおうと、ブレーキの代わりにお腹に張りや痛みを生じさせるのです。 多少張りがあるけど、これくらいは我慢できるとやり過ごすのではなく、赤ちゃんからのメッセージに耳を傾けて身体を休めるよう努めましょう。 とにかくゆっくり深呼吸 お腹の張りや痛みを感じたら、すぐ楽な姿勢になってから深呼吸がオススメです。 深呼吸は筋肉の緊張と弛緩を正しいリズムにする効果があるので、不規則に収縮してしまった子宮を元の状態に直してくれます。 また、お腹の張りが続くと「何か異常があるのでは」と不安になる方も少なくありませんが、その不安な気持ちを和らげ落ち着かせるのにも大きな効果を持っています。 最初に息を吸うのではなく、全て吐ききってから吸うとスムーズに深呼吸できます。 深呼吸は腹式呼吸ですが、お腹が大きくなると複式では腹圧がかかりやすくなってしまうので、胸を膨らませる胸式呼吸でもよいでしょう。 ポイントは椅子に座ったり横になったり楽な姿勢で行う事です。 仕事を続けている方は要注意 妊娠中もギリギリまで仕事を続ける方は多いですね。 仕事の忙しさに気が紛れがちですが、実は気が付かない疲労が溜まっていて、それがお腹の張りや痛みとなって表れます。 職場ではずっと同じ姿勢で座っている事も多いので、血行が鈍り余計に張りや痛みを感じる事も少なくありません。 周囲は配慮をしたとしても実際にどの程度つらいのか分からないので、自分でこまめに休憩を取るようにしましょう。 厚生省は妊娠中も仕事を続ける方に対し、雇用主は配慮するよう通達を出していて、それに関する書類も母子手帳の最後に掲載されています。 お腹の張りや痛みが続く中で無理をすれば、辛いのはお腹の赤ちゃんですから、ぜひ上司に相談してみてください。 ここまでのまとめ 妊婦さんがお腹に張りや痛みを感じた時の原因と対処法などについてご紹介しました。 妊娠中はとにかくたくさんの変化が起きますので、張りに違和感がり、強い痛みを感じた時はすぐに病院へ連絡するようにしましょう。 お腹の張りや痛みは、身体を休めるためのサインでもあるので赤ちゃんのためにも無理をせず安静にすることを心がけてください。
次の恥骨痛はどこが痛い 恥骨痛と考えられる場所はどこか? 恥骨はこの赤く示したところです。 実際わたしも同じところが痛くなっていたかなと。 ですが、正直、どこが痛いという場所を突き止めるようりも痛みさえなくなってくれたらそれでいいんですけど。 この 恥骨が痛くなる原因は、いくつかあるみたいです。 ホルモンの影響が関係しているようです。 ホルモンのバランスが崩れるとほんと色々なところに影響を及ぼしますね。 体が硬い人は要注意だそうで、柔らかい筋肉を作っておかないと、体が変化していくことに耐えられないみたい。 姿勢が悪い。 もう長年の蓄積ですよね。 さらに、妊婦になって赤ちゃんの重さが加わるから余計姿勢が悪くなって変に負担がかかちゃう。 赤ちゃんの頭が恥骨に当たっちゃうパターンも。 どうにかできそうなのは、姿勢の改善と体の柔軟性くらいですね。 それでも、すぐには変えるのが難しそうだからやっかい。 恥骨痛あるある 最初は、「 なんとなくお腹が痛いな」から始まったのですが、気付けば激痛に。 恥骨痛を味わっている、味わった人にしかわからない「あるある」。 共感していただけますか。 階段をのぼれない この階段、エベレスト級につきご用心。 10㎝、15㎝くらいの段差が登れない。 とにかく足をあげるのが辛くて辛くて。 階段の前で棒立ちしている姿を見た人がいたら、それ私です。 途方にくれますよほんと(笑)いや、笑えない。 歩けない まさにゾンビ状態。 スタスタと歩くことなんて絶対できない。 おしりをちょっと突き出し、軽く前傾した状態で、ゆっくりゆっくり1歩を踏み出す。 「人間って動くのにこんなに痛みを感じることがあるのね」と、笑えてくる感じ。 ハイハイできない 立ち上がる前に、四つん這いになることありますよね。 朝布団からでるときとか、もうこれが限界。 ここから動くことが厳しすぎる。 片手を動かすと、ツーン。 動きが止まる。 「ここからどうする、私?」 「手を動かす?もとに戻す?」 それくらい次の行動には決断が必要です。 ゆっくりゆっくり痛みを感じない動き方はあるのか、探りながら。 周りに人がいて、傍観してたら、きっと私はスローモーションで動いているように見えることでしょう。 寝返りをうてない たった90度角度を変えるだけなのに・・・。 肩は先に方向を変えられるけど、下半身がついてこない。 というか、動かすことで感じるであろう痛みを想像すると、体がカチッと固まるんですよね。 脳がこれ以上は動いたら危険だ!って知らせてくれているんです。 ズボンと下着が着れない 片足上げて状態キープするなんて無理(笑) 何かにつかまる?つかまったはいいけど、パンツどうやって履くの?(笑) ちょっと時が止まります。 どうしよう・・・ 痛みのピークを迎えているときは、着替えることすら諦めるしかない。 どうしても痛みに耐えられないときは 人間痛みに弱い。 まして、毎日続く痛みはなおさら。 藁にもすがる思いで痛みを取り除く方法を調べるわけですよ。 その必死さたるや。 多分、ネットにあがっている恥骨に関する情報の8割は読んだと思う! どうしても痛みに耐えられないときは、下の方法を試してみてください。 結論からいうと 、 即効性を求めるなら5番目のトコちゃんベルト、 根本的な改善を考えると1番のストレッチ&筋トレです。 <私が試した5つの対処法>• ストレッチ• 体を温める• ふとした動作に注意• 無理は禁物という考え方• こちらは、そもそもストレッチができないくらい痛い。 予防という意味ではいいんだろうけど、恥骨痛を感じてからだと時すでに遅し感も否めない。 予防に力を入れていなかった私がいけません。 とはいえ、痛みがないときからストレッチを始めました。 私身体が猛烈に硬いんですよね・・・。 逆子体操のときも苦労しました。 詳しくは:「」 筋トレ。 骨盤周りの筋肉を鍛えるのがよいそうで、私が取り組んだメニューを紹介。 床にマットかバスタオルなどを敷きます(布団の上も可)• 横向きに寝る。 左右どちらでもOK(あとで反対でもやります)• 床についている側の足は、軽く曲げておきます• 離れている方の足は、まっすぐ伸ばし、床から軽く浮かせます• 浮いている足を天井へ向けて上げていきます。 45度でキープ• 浮かせた足を元に戻します• 2~7までが終わったら反対側も同じようにやります 痛みがないときは、お風呂から出たらストレッチ&この筋トレを。 徐々にですが、やっていなかったときよりも痛みは少なくなってきました。 最初お風呂入ったときは痛みが和らぐ気がして「おっ!これは」と淡い期待を覚えてしまった私。 少しすると痛みが増幅してきました。 多分ですが、血流が良くなると今度、ジンジンと痛みが強調されるんですよ。 ふとした動作に注意って。 あなたふとした動作に注意してくださいって言われてもふとしたときなんだから注意しようがないでしょうに。 骨盤や恥骨が歪んだり、ゆるんだりしないように骨盤ベルト自体が役に立つんですね。 もっと早く知って予防しておけばこんな辛い痛みを経験することもなかったであろう。 本当に後悔。 トコちゃんベルトじゃなくて、チコちゃんベルトとして売ってくれたらよかったのに!! リンク 幸い、私はこれでなんとか痛みを軽減することができました。 あとは地道にストレッチと筋トレです。 (痛みがないときにね) 恥骨痛のまとめ ここまで読んでくださった方なら、痛みが分かってもらえたでしょうか。 恥骨痛は、妊婦さんが必ずなるわけではありません。 しかし、なったら本当に大変です。 だから、これから臨月を迎える方は、予防に力を入れておいてほしいと切に願います。 やった方がいいことは、• 体のゆがみを治すことと• 骨を支える周りの筋肉を強くすること この2点です。 臨月の時期になると出産に向けて不安との戦いもありますから、余計な痛みや心配は増やしたくないですよね。 予防に力を入れるってとても大変なことなんですけど、実際にこの痛みを味わったらぜったいにやっておけばよかったと思いますから。 ぜひ、試してみてください!.
次の妊娠後期で37週から正産期!赤ちゃんの各器官は十分に成長 全妊娠期間は40週で10ヶ月間にもおよびますが、37週はその最後の10ヶ月の2週目に相当します。 妊娠前期・中期・後期でいうと後期にあたり、妊娠期間の終盤になります。 お腹の中で37週まで育った赤ちゃんは体の各器官が十分に成長し、それ以降に産まれても問題なく生きていける可能性が高くなります。 そのため、37週0日から41週6日までを「正産期」と呼び、この時期に出産を迎えるのが最も望ましいとされます。 この時期のお産を「正期産」といいます。 ちなみに22週0日~36週6日のうちに産まれることを「早産」、42週0日以降に産まれることを「過期産」といいます。 早産、過期産ともに正期産での出産よりは様々な問題が起きやすいですが、適切な治療や処置を受けることで無事に出産を迎えられるケースが多いです。 お腹の張りや鈍痛は前駆陣痛?心配なら病院に相談を 赤ちゃんの成長に伴い、子宮はどんどん大きくなり子宮の頂上=「子宮底」はみぞおちの辺りまで上がってきます。 しかし37週くらいになると、お腹の赤ちゃんは出産に備えて子宮口へと下がり、骨盤に頭がはまっていきます。 このため、骨盤が内側から圧迫されるような感覚や恥骨の痛みが強くなる場合も。 その他には、おりものが増えたり手足がますますむくみやすくなったり、睡眠が浅くなったりと、つわりのような症状が起きる場合もあります。 またお腹の張りや腹痛が頻繁に起きます。 痛みの強さや間隔が不規則なうちは「前駆陣痛」と呼ばれ、本番の陣痛の練習のようなものです。 ただし痛みの感じ方には個人差があり、前駆陣痛と思っていたら破水して出産が始まった、という場合もあり得ます。 心配な場合は病院に相談してみましょう。 ホルモンの影響による症状|骨盤や恥骨の痛み、手足のむくみなど 37週頃にはエストロゲンが次のように機能し、症状を引き起こします。 間もなく訪れる出産に向けて、女性ホルモンが準備しているのです。 我慢できないほどつらい場合は病院に相談しつつ、出産に備えてゆったり過ごしてくださいね。 胎児は骨盤内にはまり胎動が減少、器官が完成し腸内には胎便も 妊娠37週頃の赤ちゃんは、個人差もありますが体長は約45cmを超え、体重も2500~3000g程度に達していることがほとんど。 いつ産まれても大丈夫な大きさに達しているでしょう。 体の各器官も完成し一番成長の遅い肺も成熟するので、肺呼吸できる準備も整います。 消化器官も発達し、水分や老廃物の処理ができるようになり、腸内には胎便がたまっていきます。 足の爪が十分に伸びるなど細かいパーツも完成。 体にも脂肪がついてふっくらしてくるので、エコーなどで見ると赤ちゃんらしい見た目になっているはず。 赤ちゃんの姿勢は、産道を通りやすいようにあごを胸に近づけ、腕や足を曲げおなかに引き寄せて丸くなります。 その姿勢のまま下におり骨盤内にはまってくるので、動きが少なくなります。 胎動が以前より感じられなくなるので不安になるママもいるかもしれませんね。 もしあまりにも胎動が少ないなぁ…と心配になるようなら、一度病院に相談してみてください。 胎動を感じやすい状態、感じにくい状態などを教われば安心できるかもしれません。 生活や体調は?電車に乗って外出をしても大丈夫? 妊娠37週は出産間近。 身の回りの準備を整え、体が発する出産のサインに気を付けて過ごしましょう。 具体的には以下のことに気を付けるといいです。 ・お腹の張りのチェック 前駆陣痛が起こりやすい時期です。 前駆陣痛は不規則にお腹が張りますが、張りが規則的に頻繁に起こるの場合は出産兆候が始まっていることも。 ・外出する場合は遠出を控える もし外出中に出産が始まり、病院に到着するまでに時間がかかるとママや赤ちゃんに危険が及ぶこともあります。 一方、全く出歩かないでいると体力が低下してしまいます。 お腹が大きくて動きづらい時期ですが、適度に歩く、家事をするくらいは続けていてOKです。 ・病院までの交通機関の確認 家族の運転する車やタクシーを使う、徒歩や電車の場合は必ず誰かが付きそうなど、ママに負担がかからない方法を確認しておきましょう。 ・第2子以降の場合の上の子の預け先 ママが出産入院し退院するまで、上の子は誰が面倒を見るのか、夜中に出産が始まった場合はどうするかなどをしっかり確認しましょう。 親族に頼れない場合は自治体に相談を! 入院時までに準備しておきたいグッズをチェック! いざ出産が始まれば、入院~赤ちゃん誕生~退院まであっという間!遅くともこの頃までには、入退院時に必要なグッズ、自宅で赤ちゃんが過ごす環境などを準備しておきましょう。 <入院時に必要なグッズ例> ・母子手帳 ・診察券 ・健康保険証 ・病院が指定した書類 ・パジャマ ・産褥ショーツ ・産褥用ブラ ・スリッパ ・靴下 ・メガネ(出産時はコンタクトレンズNGの病院もあります) ・タオル ・洗面用具 ・体型補正用のベルトやニッパー、さらし帯 ・ティッシュ ・コップ <退院時に必要なグッズ例> ・赤ちゃんの肌着、ウェアなど着せるもの ・おくるみやスリング ・(車移動の場合は)チャイルドシート <退院後に自宅で必要なグッズ例> ・ベビーベッドやベビー布団など寝かせる場所 ・バウンサーやハイローチェアなど昼間の居場所 ・哺乳瓶や授乳クッション、搾乳機などの授乳グッズ ・赤ちゃんの肌着やウェア 上記に挙げたものでも、病院によっては用意してくれている場合もあります。 入院までに確認しておきましょう。 また上の子やペットがいる場合は、事故防止のためゲートなどで居場所を区切るなどの工夫が必要です。 薬やレントゲンの影響は? ママの体調不良により、薬を服用する機会もあるでしょう。 大きいお腹でバランスを崩して転倒し、ケガをした、または骨盤の状態を見るためにレントゲンを撮る機会もあるかもしれません。 妊娠初期に比べて、妊娠37週頃の赤ちゃんは薬やレントゲンの影響が少ないと言われていますが、大人に比べればまだまだ未熟です。 薬を服用する場合はかかりつけの病院で処方されたものか、産婦人科以外の専門医を受診する時は妊娠していることを必ず伝えるなどしましょう。 骨盤に対して赤ちゃんが大きめの場合など、赤ちゃんが通れるかどうかを見るために、病院で骨盤のレントゲンを撮ることがあります。 この場合は、赤ちゃんに影響の少ない形でレントゲンを撮ることが多いです。 また、レントゲンを避けて超音波検査などで検査をするケースも増えています。 ケガなどでかかりつけ病院以外でレントゲンを撮る場合は、事前に病院に相談し必ず妊娠中であることを伝えましょう。 酒や煙草はNG!胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性も 酒や煙草は妊娠中を通じてNGです。 これは妊娠37週であっても変わりません。 妊娠37週になり赤ちゃんの各器官が完成すると言っても、成長し続けています。 そして大人に比べると処理能力ははるかに小さく、影響を受けやすいのです。 お酒に含まれるアルコールがもし赤ちゃんに届いた場合、胎児性アルコール症候群になる可能性があります。 これは、知能障害、てんかん、行動障害などのさまざまな症状をもたらすとも言われています。 同じことは煙草に対しても言えます。 煙草の煙に含まれるニコチンが胎盤を通じて赤ちゃんに届くと、血流不全により胎盤の機能が低下します。 これが常位胎盤早期剥離や赤ちゃんの発育不全を招く場合も。 常位胎盤早期剥離とは、通常分娩が終わった後に剥がれる胎盤が、赤ちゃんがお腹にいるうちに剥がれてしまうことです。 赤ちゃんは胎盤を通じて酸素や栄養を受け取っているのに、肺呼吸も哺乳もできない状態で胎盤が剥がれるということは命に関わります。 ママにも大量出血などの大きなトラブルが起こりえます。 煙草の副流煙に含まれるニコチンは、吸っている本人のニコチン量の約3倍とも言われます。 ママだけでなく、家族も吸わないようにしましょう。 カフェインは適量を…過剰摂取でめまいや心拍数上昇、不眠症なども カフェインは酒や煙草に比べれば赤ちゃんへの影響は少ないと言われていますが、過剰摂取は赤ちゃんに悪影響を与えると言われています。 カフェインは中枢神経系を刺激し、興奮やめまい、心拍数を上げる、不眠症などをもたらすとされています。 またカフェインの摂取量が1000mg近くになると流産や死産が起こりやすくなるという研究結果もあります。 コーヒー1杯のカフェインが約100mgですので、10杯近く飲むのは控えてください。 紅茶や緑茶などが好きなママは、カフェインの含有量に注意して飲みましょう。 一般的には1日に1~2杯ほどなら影響が少ないと言われています。 今はノンカフェインでもカフェインの風味を損なわずに楽しめる飲み物が増えています。 ストレスをためない程度に、上手に取り入れてみてはいかがでしょう。 おしるしや破水など出産のサインは産婦人科へ連絡! この時期になると妊婦健診も1週間に1回程度と、回数が多くなっていることでしょう。 そのため、健診が増えてママや赤ちゃんの変化に気付きやすいものです。 ただし、病院にいる時に出産が始まるとは限りません。 そのため、出産の始まり方を頭に入れておくといいですよ。 出産の始まりには主に3パターンあります。 ・おしるしから始まる ・陣痛から始まる ・破水から始まる おしるしとはは出産が近くなると、子宮口をふさいでいた蓋状のものが剥がれ、子宮頸管の粘液と混ざって外に出たものです。 多少の出血が混じることもあります。 陣痛から始まった場合は、規則的な腹痛とお腹の張りが起こりますので間隔を測ります。 破水の場合は水の様にサラサラした液体が出ます。 いずれの場合も、病院に連絡して指示を仰ぎます。 また激しい腹痛や少量とは言えないほどの出血が起きたら緊急を要することも。 すぐに病院に連絡し、受診しましょう。 出産間近の不安なママの気持ちに共感することが大切 妊娠37週に入り、パパにとってもいよいよ我が子との対面が近づいています。 この時期にパパがやっておくと良いのは、以下の様なことです。 ・赤ちゃんが過ごす環境づくり ベビーベッドやベビー布団などの寝具のセッティングやフロアマットを敷く、家具の移動などはパパが率先して行うといいですよ。 ・家事をやる 家事はお腹の大きくなったママには負担の多い作業。 特にお風呂掃除や布団干し、買い物の荷物持ちなどを代わってあげるとママも大助かり。 ・手続きなどの再確認 出産に関わる費用の申請や出生届の方法、立ち会い出産はどうするか、などを確認しておきましょう。 ・ママとたくさんコミュニケーションを取る 元気そうに見えても、出産を控えて不安なものです。 体のあちこちが痛み、胎動などで眠れず、疲れがたまっているママもいます。 ママの不安な気持ちや体の不快感などを理解しましょう。 足の爪切りやマッサージなども、動きづらいママにはとてもうれしいものですよ。 赤ちゃんのいる生活を想像し話合うのもいいですね。 大切なのは、ママの話に共感すること。 この時期に夫婦の時間を取れると産後のストレスも減らせるでしょう。
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