登場人物 [ ] スナックバス江従業員 [ ] 明美(あけみ) 本作の主人公。 スナックバス江のチーママ。 黙っていればかなり美人に見えるが、エキセントリックな行動や突飛な言動が多く、何かやり始めては常連客からツッコミを受けるという毎日を送っている。 悩みなどなく明るそうに見えるが、男運が絶望的に悪く(駄目な男に惹かれる)、プライベートでは二つ前の元カレに背負わされた多額の借金を抱えている。 基本的にはボケ役であるが、ツッコミ役として立ち回ることも多い。 バス江ママ スナックバス江のママ。 いい年をした老嬢で、リーゼントのような髪型にサングラスという出で立ち。 年配のママとして、明美のボケを嗜めたり、落ち着いた含蓄ある発言も多いが、悪ノリや暴走して非常に不可解なボケた言動を行うことも多い(平和のために人類を滅ぼすなど)。 明美のバイオレンスな被害を受ける事も多く、酒瓶で頭をかち割られるなどの被害を受けることもあるが死ぬことはなく、あるいは昔のコンピューターゲームのバグ状態になるなど、明美ら他の人物らがまだ人の範疇であるのに対し、人間離れした言動や容姿になることがある。 経歴は一切不明であるが巻末には彼女の過去を勝手に他の漫画家協力の元描かれるコーナーが存在する(などのものもある)。 天野小雨(あまの こさめ) 5話から登場する「バス江」の新しいスタッフ。 外見通り大人しい女性で、明美らに振り回される常識人だが、時に辛辣なツッコミを入れることがある。 真面目ゆえにボケた行動を取ってしまうこともあり、タツ兄の手品を台無しにした明美に対し、客商売だから適当に驚いたフリをしておけば良いと「タツ兄の目の前」で言ってしまうなど( 11)。 実はかなり熱心なゲーマーで、ゲーム絡みの話しになると熱が入りすぎて、周りに引かれることがある。 スナック従業員でありながら実は酒が苦手で、「お酒って美味しいですか?」と根本的な問いをしてしまうことも。 爵位やの権利を購入している。 レギュラーキャラクター [ ] 山田(やまだ) 第1話で「バス江」を先輩の風間に強引に連れられ初めて訪れ、そのまま常連客になった若いサラリーマン。 普段からスーツを着用し、髪型は七三分けという見た目通りの真面目で落ち着いた性格。 常識人で基本的には物語のツッコミ役だが、タツ兄と登場する際には、その世代ギャップで、年が近い明美に同調することもある。 いかにも生真面目な容姿と性格だが実は、そのことで勝手に仲間意識を持たれていた森田にショックと失望を受けさせてしまう。 タツ兄 中年男性の常連客。 第2話から登場。 見た目はいかついオジサンだが気さくな性格で、女性人気のクレープ屋に1人で並んでも平気など( 20)、マイペースな面もある。 基本は明美に対するツッコミ役だが、中年男性相応の問題(物忘れや健康)や、デリカシーの無さ、時折のぶっ飛んだ言動など(「オジサンでも白馬の王子様を待っている」「俺だって女子高生になりたい」など( 45))、ツッコまれることもよくある。 森田(もりた) ブサイクな若い常連客。 第8話から登場。 天パですきっ歯にエセ関西弁を喋る童貞。 女性にモテたいと公言するが同性からみてもキモい言動を行い、毎回明美に引かれる。 童貞であることを嘆く一方で、風俗などには行かない、選ばなければ相手はいると言われても「選ばせろや!」と激昂するなどの謎のポリシーも持つ。 それでも妙に自分に自信を持っており、辛辣な明美のツッコミにもポジティブに解釈して懲りないなど、「無敵か」とツッコまれる。 しかし一方できわめて卑屈な一面もあり、自分がブサイクであることは百も承知で「男は顔ではない」と慰められれば「それはワイの顔に問題があるってことやな?」と即答する、褒められ慣れていない為過度にもてはやされると裏があると思いショック体勢をとってしまう等の極端さを併せ持つ。 童貞ネタ以外にも、まったく意図せず、幼少時から虐められていた(あるいは女子から避けられていた)と察せられることをあっけらかんと話す。 東美樹(あずま みき) 明美を狙っている色黒のエネルギッシュな常連客。 第7話から登場。 ダグラス浜田という謎の著述家の様々なハウツー本を必ず所持しており、その本の内容を元に明美を口説こうとする。 ハウツー本からの引用でボケた言動をすることが多いが、明美がそれ上回るボケをしてツッコミ役に回ることも多い。 ハウツー本を引用しない時は割と常識人である。 モテたくておかしな言動をするという点では森田の同類だが、少なくとも中学時代までは可愛らしい中性的な美少年で、女子の同級生から性的なイジメを受けていたことで、強い男としてモテたいという動機がある。 勇者(ゆうしゃ) ドラクエ3風の格好をした勇者の客。 第10話から登場。 当初、明美からコスプレをした痛い客だと思われていたが、実は「バス江」の方が異世界にリンクしていた。 初登場以降もしばしば登場し、RPG風世界観を前提とした思考のため、現実世界の考えとはズレた言動を行う。 カワちゃん ラッパー風の格好をした馴染み客。 連載初期( 3)に常連客として登場するが、登場頻度は少ない。 15話では別のスナックに入り浸っており、中々来れないという。 67話で久しぶりに再登場するが極度の肥満体となっており、デブを受け入れろと明美や小雨に迫る。 風間(かざま) 山田の先輩。 非常にチャラい外見に、外見通りの軽い言動の男。 第1話において堅物の山田を自分も行ったことのない「バス江」に誘うが、明美がママを殴り殺した(ように見える)現場に出くわし、山田を置いて逃亡する。 その後は山田の会話に時折登場するだけであったが、48話にて再登場する。 山田が「バス江」の常連になったことを知って、しつこく山田に絡み「バス江」に来店し、明美からも面倒くさい奴と評される。 その後、常連となる。 実は森田の中学校時代の同級生で( 68)、卒業後は一切会わず、バス江で再会する。 正反対の性格から森田から苦手意識を持たれている(本人は登場せずとも森田回で名前が登場することもある)。 堂島(どうじま) 明美から「堂島のお爺」と呼ばれる禿頭の老人。 第93話から登場。 冗談が好きでノリの良い好々爺然としているが自分がネタにされると怒り出す、あるいは怒ったような振りをするため面倒な性格。 第103話ではあまりに冗談が過ぎて明美から出禁を言い渡される。 その他 [ ] 西岡(にしおか) 中年の馴染み客。 通称ゴンちゃん。 第9話で登場。 変わった挙動はあるが、普通のサラリーマンと思われていたが、実は背中に龍の入れ墨があり、「バハムート」と怖い人達から畏怖されている謎の人物( 58)。 用語 [ ] スナックバス江 にある場末の。 売上はあまり芳しくなく、あっちのスナックからやって来た麗子との売上対決の時に本人達も何で潰れないのか不思議な金額が出るとまで言っている。 度々スナックごと異世界に転移しており、そっちでは流行っているらしい。 書誌情報 [ ]• 『スナックバス江』 〈〉、既刊6巻(2020年3月19日現在)• 2018年 02月19日発売 、• 2018年 07月19日発売 、• 2018年12月19日発売 、• 2019年 04月19日発売 、• 2019年10月18日発売 、• 2020年 03月19日発売 、 脚注 [ ] [].
次の概要 [編集 ] いつも常連客で賑わう「スナックあけみ」。 かつて、どん底にいた少女スミレはこの店を訪ね、様々な状況に身を置く常連客と知り合う ハートフル人情スナック物語。 第31回ピンク大賞では優秀作品賞を受賞のほか、監督の山内大輔が監督賞、脚本賞を受賞。 佐倉絆が助演女優賞。 佐倉絆が助演女優賞を受賞。 顔面鼻血まみれでいたところをゴロウに介抱され、スナックを訪れたのを機に勤務を開始。 もともとは売春まがいで金銭を男性から巻き上げるブラックなことを行い、男性に報復されるなど社会の底辺にいた。 得意料理は焼きそば。 衣装は演じる霧島の私服を流用する話もあったが、地味すぎるということで衣装担当が用意したものを着用している。 医師の鈴木と結婚を考える。 得意料理は焼きそば、ブリ大根。 吉井ゴロウの妻。 服役したため店を離れ、6年の刑期を終えた帰りに血まみれのスミレと出会う。 深雪とは婚約関係。 監督・脚本・編集:• 撮影監督:田宮健彦• 助監督:小関裕次郎• スチール:本田あきら• 効果・整音:AKASAKA音効• 録音:大塚学• ラインプロデューサー:江尻大• 特殊メイク・造形:土肥良成• 特殊メイク助手:リ・カエ• 監督助手:佐藤洸希• 撮影助手:荒金聖哉• 製作:VOID FILMS• 提供: 脚注 [編集 ].
次の買い物から帰った店主・ゴロウは、開店準備を彼女に託し、ボックス席にごろ寝すると煙草をふかした。 かつてのある夜。 繁華街の路上にギャル風のスミレがバッグを抱えて座っている。 サラリーマン風の金田が彼女を買った。 ラブホテルに着くと、スミレは金田に前金を要求し、2万円を受け取り抱かれた。 事後、寝入った彼の財布から金を抜き取ろうとするが見つかってしまう。 顔面鼻血まみれのスミレが、地下道に座り込んでいた。 ゴロウは大丈夫かと声を掛ける。 安くするから遊ぼうと言うスミレに呆れ、数日食べていないという彼女のゴリ押しに負けて店に連れて行った。 店じまい中の明美はその姿を見て目を丸くするが、出された焼きそばを夢中で食べるスミレを微笑ましく見つめた。 その日、三沢や矢木澤ら常連が集う中、明美はご機嫌だった。 夫・ゴロウが6年ぶりに刑務所から戻って来るからだ。 翌日、出所したゴロウを見た明美は幸せそうな表情を浮かべ、二人は熱く愛しあった。 三沢と矢木澤にブリ大根を出すスミレ。 口にした二人は口々に「料理の腕を上げた」「ママと同じ味」だと言った。 未来の旦那について盛り上がるが、ゴロウは貰い手などくるものかと言った。 棚に飾られた写真立てから、笑顔の明美が見守る。 彼女の三回忌が近づいていた…。
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