渋野日向子プロのアイアンスイングの良いところ、わたしらでも真似できるところ、あれやこれや!!なんやかんやのお話しです。 2019年(令和1年)8月に「AIG全英女子オープン」優勝、日本勢では男女を通じ42年ぶりのメジャー優勝の快挙を達成しました。 なんと1977年(昭和52年)全米女子プロを制した樋口久子プロ(現LPGA顧問)以来2人目のメジャー優勝です。 いまや、日本女子プロゴルフ界の時の人ですね、しぶこスマイルといわれるとにかく笑顔で、全英優勝の時もあの最終日の緊張する場面でも終始笑顔で、いったいどうなってるんだろう?と、わたしら世代のオッサンは思ったもんです。 たった1年前は・・、 2018年(平成30年)7月4日~7日、2度目のJLPGA最終プロテストを14位で合格、JLPGA90期生となったぐらいですから、 プロでもなかった?? 2018年(平成30年)11月27日~30日のファイナルQT40位で、翌シーズン2019年(平成31年)前半戦のJLPGA ツアー出場資格を得ています。 2019年(令和1年)5月のJLPGAツアー公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ」において通算12アンダーで いきなりの初優勝ですから・・スバラシイ。 ところで・・松山英樹のPGAツアー賞金ランキングは 2019年11月25日現在、6位というところです、賞金額はトータル、183万2,250ドル(約1億9,900万円)となっています。 ダンロップフェニックストーナメント 最終日、雷の影響で2時間遅れの午前9時40分にスタートしましたが、雷と強い雨に見舞われ同10時45分に最終ラウンドの中止が決まりました。 3年連続の出場となった松山英樹は、残念ながら首位に5打差のまま、 通算5アンダーの8位タイで大会を終えています。 ゴルフも、ブログも、まだまだ初心者の私、山田といいます。 よろしくお願いいたします。 わかりますかぁ・・縦振りイメージ?? ところが、フラットなスイングは一般的に「横振りが強い」イメージです。 クラブヘッドが比較的インサイドから入ってくることが多くなるので、ボールは右方向へ飛びがちです。 ところが、渋野日向子プロは身長があるのでフラットな構えで、なお且つ「縦振りが強い」イメージです。 そして、ボールの打ち出し方向も、さすがに渋野日向子プロはやっぱりプロ!。 シャフトの長さやライ角を自分に最適なものを使用することで修正しているものと思われます。 ちなみに、フラットな構えの反対は、アップライトの構えになります。 アップライトのスイングは、一般的にはフラットなものより「縦振りが強い」イメージになります。 スイングはアウトサイドからクラブヘッドが入ってきて、内側へ抜けていく傾向ですから、インパクト時にクラブフェース面が開いた状態になると、スライスが出やすくなります。 (2)腕の長さを生かした、ハンドダウンなシンプルスイング もう少し詳しい説明すると、渋野日向子プロの 両腕が特に欧米人のように長く、その結果ハンドダウンに構えているアドレスが特徴的です。 アイアンではありませんが、ハンドダウンイメージ・・ 特にアイアンのアドレスでは、手の位置がヒザのスグ上に来るくらい低く構えて、前傾姿勢もかなり深い感じがします。 それともう一点、渋野日向子プロのアドレスでは、腕が外側に反っています。 腕が長いことと、肩関節や肩甲骨が柔らかいヒトに多いタイプです。 一般的には、ハンドダウンに構えずスイング修正すると思われますが、逆に前傾をしっかり取って、大きなスイングに活かしています。 渋野日向子プロは、その長い腕を生かして、クラブヘッドを飛球線後方に上げて下ろすだけ。 腕の振りがよくなり、余分な動きが一切見られない、シンプルなスイングになっています。 右ひざの上でカラダが右後方に回転し、体重がインパクト前に左足に移ってない点もスイングのパワーが無駄なくインパクトに生かされています。 見た感じでは、スイングするときのクラブヘッドの動きにつられて自然に体重移動しているだけで、 アイアンスイング全体が シンプルになっています。 だから、緊張する場面でもスイングが乱れることがなく、打球も飛んで方向性も安定していると考えられています。 (3)しっかり前傾した、バランスのいいスイング 先ほどお話に出た、ハンドダウンのお話しの続きですが・・・ 渋野日向子プロ曰く、「 実は、ハンドダウンにして構えている意識はまったくないんです。 」ということだそうです。 青木翔コーチ曰く、「 普通に構えるようになっただけですね。 逆に、以前が棒立ちすぎるアドレスだったんです。 基本的なことですが、 アドレスでしっかり前傾を作るために、腰にシャフトをあてて腰を落とし、両腕をダランと下げた位置で握る。 これを教えたら「ハンドダウンにした」って言われるようになったんです。 」 ・・だそうです。 腕が長い?ので、くっつきます! 渋野日向子プロは、やはり・・「 私、人より腕がちょっと長いみたいなんですよ。 だから、みんなと同じクラブだと、ライ角が合わないから自然と手元を起こしたアドレスになっていたのかもしれません。 生まれつきなんで、腕が長いかどうかなんてわからないですよね(笑)。 」ということで・・ 青木コーチは、「普通の構えを教えた結果が今のアドレスで、それに合わせてライ角を調整しただけ」だそうです。 やっぱりしっかり前傾をとって、それに合わせてライ角調整もやってたんですね、そりゃなんといってもプロですからね。 そんな前傾のお話しをもう少し、特にただ、上半身を前に倒すだけではなく先ほどお話にあった、腰にシャフトをあてて腰を落とすと、お尻が自然に後ろに引かれ、勝手に股関節がたたまれて前傾姿勢がとれます。 この、 お尻を後ろに引いたイメージで前傾すると、バランス良く前傾姿勢がとれます。 このようなアドレスをとれると、大きな筋肉であるお尻(中殿筋、大殿筋)を効果的に使うことができるようになります。 お尻の筋肉は大きいため、力むことなく体を支えることができます。 前のめりイメージの前傾姿勢に比べて、実はこれ、踏ん張ってる感があまり感じられません。 ちょっと不安なるかもしれませんが、実は その踏ん張ってる感のない方が、踏ん張れているバランスのイイ前傾姿勢になります。 一度試してください。 以上この3つのポイントが、渋野日向子プロのアイアンスイングの特徴です。 これを、いったいどんな風に使って、実際どんな効果があるのか??。 渋野日向子プロ曰く・・「練習用の超やわらかシャフトなんです。 」「 これを振る目的はシャフトの動きを利用して、打ち出しを高くするスウィングを身につけるためです。 もう一年以上使ってます。 」 青木コーチ曰く・・「ハードなシャフトで筋力に頼って打っていたんですが、クラブの性能を上手く利用して楽にボールを飛ばすスウィングを覚えてもらうために取り入れたんです。 」 一般的には、打ち急ぎ・・などを矯正し、タイミングをつかむために使用されるシャフトだそうです。 渋野日向子プロの場合は、 シャフトのしなりを生かして振る感覚を身につけるために、日常的に使っているそうです。 今でもトーナメント会場で必ず行っている練習だそうです。 もうちょっと、この 「ぐにゃぐにゃシャフト練習法」について、いろいろ調べてみると、こんな感じです。 別な言い方をすれば、ぐにゃぐにゃシャフトを振って、「クラブヘッドを走らせるための、肘の関節と手首の関節の正しいローテーションを、体に覚え込ませること」です。 ここで使う「ぐにゃぐにゃシャフト」とは、よくある柔らかい素振り練習器具です。 下の画像は、「ゴルフ専用トレーニング器具 1Speed」です。 フツーに前傾して 体重移動をせず、ぐにゃぐにゃシャフトを腕だけでテークバックとフォロー方向に振ってみましょう。 体の正面で、風を切る音がビュンとなるように、 ぐにゃぐにゃシャフトを腕だけでテークバックとフォロー方向に繰り返し振ってみます。 リズミカルにうまくできない場合は、腕のローテーションに問題があります。 (2)テークバックでは、左肘がまっすぐに伸びて、脇が締まった状態で、右肘がたたまれます。 フォロースルーでは、テークバックとは逆に、右肘が伸びて、脇が締まった状態で、左肘がたたまれます。 テークバックとフォローでの正しい腕の動きができれば、手首が自然に返るようになります。 カラダの正面で、ぐにゃぐにゃシャフトがビュンと鳴るように意識しながら、何度もテークバックとフォロー方向に振って、 腕の正しいローテーションを身につけましょう。 (3)テークバックの時に、左肘が曲がっていると、うまくテークバックとフォローに振れません!。 また、フォロースルーで左脇が開いてしまうのも失敗の原因です。 左肘が引けてしまい、スイングのパワーをボールに伝える前に減速してしまいます。 注意しましょう。 渋野日向子プロの練習とは、ちょっと目的が違いますが・・この、ぐにゃぐにゃシャフトを振って、クラブヘッドを走らせるための 肘と手首の関節の正しいローテーションを体に覚え込ませ、正しい腕の使い方、スイングの方法を理解して下さい。 通常のアイアンのシャフトと比較して5倍ほど柔らかいシャフトにフツーのアイアンと同じヘッドとグリップを付けたアイアンで練習します。 シャフトが超やわらかいアイアンを実際振って見ると、スイング中のシャフトの状態を理解することができます。 なんとなくわたしらでもわかります。 シャフトがしなり、そしてしなり戻るタイミングが分るようになって、何度もスイングして練習していると、ぐにゃぐにゃの超やわらかシャフトでも、フツーに上手く打てるようになります。 要は、 自分のタイミングではなく、シャフトのタイミング、(シャフトの動き)に合わせてスイングデキルようになるので、上手く打てるようになるそうです。 実際、シャフトのタイミング(シャフトの動き)に合わせてスイングすると、芯で捕らえられます。 結果、真っ直ぐ,フツーにボールが飛出します。 タイミングが合っていないと、ボールが右に飛んだり、左に飛んだりします。 ぐにゃぐにゃシャフトが正しいタイミングを教えてくれます。 ぐにゃぐにゃシャフトが上手く使えるようになると、飛距離が伸びるだけだけでなく、方向性も安定します。 スライスやフックに悩んでいる人ならば、左右に曲がりづらい弾道を打てるようにもなってくるそうです。 ある意味簡単な練習です、自分のタイミングではなく、シャフトのタイミング、(シャフトの動き)に合わせてスイングするだけです。 シャフトのタイミング・・に、集中して練習することで、次は実際に使ってるアイアンでスイングしても、何となく感覚が鋭くなっているのか?シャフトのしなるタイミングがわかるようになります。 実際動画のなかで練習方法の解説があります。 とっておきのバンカーショット練習方法も紹介しています。 渋野日向子プロのアイアンスイングに注目して徹底調査してみました。 いかがでしょうかぁ?? 渋野日向子プロのアイアンスイングの良いところ、わたしらでも真似できるところ、あれやこれや!!なんやかんや徹底調査してみました。 柔らかいぐにゃぐにゃシャフトを使ってやる練習法・・コレはイイと思います!!是非やってみたいと思います。 というより、すでにやってます。 ただ今回もう一度いろいろ調べたことで、正しい練習方法がわかりました。 再度挑戦したいと思います。 そんなワケで、渋野日向子プロこれからも応援よろしくお願いします。 女子プロゴルファーのグランドスラム、メジャー選手権をすべて制覇するような選手にぜひなって欲しいと思います。 ちなみに、日本では公式戦として以下の4大会があります・・まずはこれから!! (1)ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(5月)(優勝) (2)日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(9月)(33位タイ) (3)日本女子オープンゴルフ選手権競技(10月)(7位) (4)LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月)(2位タイ) 渋野日向子プロ・・なかなかスバラシイ結果でした!!これからも期待してまっせ!! そんなこんな言いながらコレからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。 今後ともよろしくお願いいたします。
次の「頭が動かないと、お腹が回るスイングになります」青木 ドライバーで気をつけていることを渋野に聞くと、 「正直、あまり考えていません(笑)。 体の動きとかは意識しないように、とにかく、しっかり振ることに集中しています」という答えだった。 それは指導する青木コーチの教えでもあった。 「私は選手には打つ前に悩んだり、考えたりせず打てるような指導が理想だと思っています。 もちろん私なりのスイング理論はあるのですが、言葉で伝えて理解してもらっても人間はロボットじゃないので、その通りには打てません。 だから、練習の中で感覚としてつかんでもらいたいと思っています」 青木コーチの指導を受けてから約2年になる渋野だが、スイングが変わった部分について聞くと、 「頭に手を置いてボールを打つ練習で、スイングは全て変わったと思います。 昔はインパクトで伸び上がるようにして打っていたのでチーピンが多かったですが、それがドローになりました」 その効果について青木コーチは、「多くのアマチュアは頭が上がることが1番の問題。 頭をアドレスからフィニッシュまで上げないようにするとお腹が回るようになりますし、ダウンスイングで重心も低くキープできます」 隣で聞いていた渋野は「そうだったんですか」と笑っていたが、青木は「言葉では伝えていません」と語る。 これまでいろんなレッスンを参考にしてきた皆さんも、まずは「頭を上げないこと」でシンプルに思い切り良く振れるスイングに近づけるはずだ! 渋野「頭に手を置く練習をはじめた頃、よくダフっていましたよね」 青木「そうやね。 でも、みんなそうなる! 特にアマチュアはインパクトに向けて無意識に体を起こしながら腕の通り道を作ろうとしているから、伸び上がるスイングでしかボールを打てない」 渋野「私も伸び上がっていましたか?」 青木「めっちゃ、伸び上がっていたよ。 ずっとその打ち方でゴルフをやっていた人が頭に手を置いて伸び上がらないようにすると、腕の通り道がなくなるから、ダフるね」 渋野「ドライバーもダフリましたよね」 青木「頭を抑えるだけで上半身の前傾角度が変わらなくなって、バックスイングでお腹を回すようになる。 ダウンスイングでもお腹を戻しながら打てる。 インパクトまでに起き上がるスイングだと、パワーが上に逃げていく感じで、下にあるボールに伝わらないんだよ」 頭の高さはフィニッシュまで変えないのが理想!.
次の国内女子ゴルフツアーの今季初戦、アース・モンダミン・カップが今月25日から千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズCCで行われる。 注目は昨年、全英女子オープンを制覇するなど国内外で大活躍した渋野日向子(21)。 開幕を10日後に控えた15日、青木翔コーチとともにオンラインで報道陣の取材に応じた。 新型コロナウイルスの感染拡大により、2月の米ツアーで始動するプランが白紙に。 約4カ月遅れの待ちわびていた大会となる。 来年に延期された東京五輪や、米ツアー参戦に向けても再スタートを切る。 渋野は2019年を「人生が変わった一年」と表現していた。 日本のみならず世界中から注目を集める存在となり、今年は2~3月にタイとシンガポールで行われる米ツアーに参戦し、沖縄で行われる国内ツアー開幕戦に臨む予定だった。 オフの間に課題のアプローチを徹底的に鍛え、今季初戦に臨もうとしていた渋野について、青木コーチは「本当にずっと100に近い状態でいた。 絶好調」と振り返る。 だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、参戦予定だった試合が次々と中止になった。 国内ツアーの開幕時期も不透明となり、3月には海外メジャー第1戦のANAインスピレーション(当初4月予定)出場を見据えて早めに渡米。 結局、同大会も延期となり2週間ほどで帰国した。 それでも本場のコースを回ったことには、青木コーチも「オフにやっていたアプローチがある程度打てるようになってきたと確認し、方向性は間違ってないと感じ取れたと思う」と、ひとまず納得した。 4月に入ると、国内では政府の緊急事態宣言が発令された。 開幕の見通しが一層立たなくなったことで、練習メニューをトレーニングメインに切り替え、スイング改造にも着手。 昨年は広めだったスタンスを狭め、体を強く捻転させて再現性を高める形に変更した。 さらに渋野は「スイングのイメージはタコ」と表現。 グリップはしっかり握りつつ、腕を柔らかく使うことを意識しているという。 猛練習でウエッジ5本目 米国から帰国後は地元の岡山で調整を続けてきたが、驚くべきはその練習量。 青木コーチが全てのスイングの基本に据えるアプローチは、一日400~500球も打っている。 ウエッジは次々と使えなくなり、オフから数えて58度は5本目、52度とピッチングウエッジは2本目。 基本形の精度向上に加え、渋野は「転がすアプローチの練習を増やしてやっていたので、ピッチングウエッジまでは打てるようになったと思っている」と話し、引き出しの増加に手応えを感じている。 米女子ツアーで活躍する数多くの選手を支える斎藤大介トレーナーの指導の下で取り組んできたトレーニングの成果も大きい。 渋野は「見た目はちょっと大きくなったと思う。 体重は3、4キロ増えて、(ドライバーの)飛距離も10ヤードぐらいアップした」と実感。 青木コーチも「体が大きくなって、スイングのキレが以前より出てきた」と評価する。
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