そもそも何でCSEスコアが英検に導入されたの? まず初めに、 英 検にどうしてCSEスコアが導入されたのか、 な ぜ今までの素点で合格基準を決める方式ではダメなのか、簡単にご説明します。 【理由その1】 各技能に著しい偏りがある受験者を不合格にするため CSEスコア導入前、英検の合否判定は素点で決まっていました。 例えば、2015年度第1回の英検準1級。 この回、合格点は73点でした。 当時の英検準1級の配点は、 ・リーディング:51点 ・ライティング:14点 ・リスニング:34点 ・合計:99点 でした。 例えば、 ・リーディングがとても得意 ・リスニングはそこそこ ・ライティングは全くできない という受験者がいたとします。 この方が2015年度第1回の英検準1級を受験し、 ・リーディング:51点 ・ライティング:0点 ・リスニング:22点 ・合計:73点 を獲得したとします。 ライティングは0点です。 「どうせ書けないから」とライティングは何も書かずに白紙で出したとします。 それでも、この方の合計点は、合格点の73点に達しているので 英検準1級合格になるのです。 これでは、 英語4技能を評価しているとは言えないですよね。 こういった問題を解決するために CSEスコアを導入し、英語4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)に著しい偏りが見られる受験者は不合格になるよう変更されたわけです。 【理由その2】 TOEFLやIETLSといった他の4技能試験と対応をとりやすくするため 英検は日本では有名ですが、海外ではほとんど知られていません。 世界的にメジャーな英語4技能試験と言えば、やはり、TOEFLとIELTSでしょう。 英検が今後、TOEFLやIETLSと肩を並べるほどの世界的にメジャーな4技能試験になるかはわかりません。 しかし、例えば、 「英検準1級を持っていれば、最低でもTOEFL iBT 72点以上の英語レベルはあるだろう」ということが保証できれば、海外大学も入学希望者の英語レベルが判断しやすいですよね。 そのために英検が行ったのが、 英検をCEFR(セファール)に対応させるということです。 「CEFR」とは 「Common European Framework of Reference」の略称で、日本語では「 ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれています。 このCEFRとは英語レベルを表す指標です。 A1(初学者レベル)からC2(上級レベル)に分けられています。 この CEFRから英検各級のレベルが判断できるように、CSEを導入したのです。 「 」を参考に作成 上図のように、英検がCEFRに対応したことで、例えば、 「英検2級保持者は、TOEFLで言えば42-71点、IELTSでいえば4. 0-5. 0点の英語レベルである」と判断できるわけです。 CSEスコアを導入し、 CEFRと対応をとることにより、英検は世界的にメジャーな他の英語4技能試験との対応がとれるようになったわけです。 事実、 英検による英語力証明で海外留学が実現できる海外学校も多数あります(しかし、まだまだTOEFL、IELTSに比べると見劣りするのが現状ですが)。 つまり、 受験者の各技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)の能力を明確に示すことはなかったのです(もちろん、各技能の素点を見ればある程度の判断は可能でしたが)。 例えば、同じ英検2級合格でも、 リーディング:560点 リスニング:560点 ライティング:400点 スピーキング:460点 の人と、 リーディング:550点 リスニング:550点 ライティング:550点 スピーキング:550点 の人の英語力は明らかに異なるわけです。 CSEスコア導入により、同じ「合格」でも、 CSEスコアにより技能別で受験者の英語力を示すことができるようになったのです。 技能別のCSEスコア表示は、受験者の英語力を判断したい時に大変便利です。 2020年大学入試改革においても、各大学は英検を使いやすくなることでしょう。 例えば、A大学は 「出願資格条件を英検2級合格かつ、ライティング・スピーキングのCSEスコア各500点以上」などとできるわけです。 これにより大学側は、 「リーディング・リスニングだけに特化して2級合格を勝ち取った人ではなく、ライティング・スピーキングといった英語によるアウトプット力もある生徒が欲しい。 」といったニーズに合わせて、出願資格基準を調整できるのです。 これは、 TOEFLやIELTSを採用している海外大学では既に行われています(TOEFL 100点以上、かつ、スピーキング24点以上など)。 さて、CSEスコアが英検に導入された理由はおわかり頂けたかと思います。 では、CSEスコア導入により、受験者には実際にどういった影響があるのでしょうか。 「ん?素点は同じなのにCSEスコアが違う?」 ある回の英検3級一次試験でこんなことがありました。 Aさん、Bさん共に素点合計は同じ33点でした。 しかし、合否結果は… Aさんは見事合格、Bさんは残念ながら不合格だったのです。 そうです。 素点は33点と全く同じであったのにも関わらず、CSEスコア合計の点数が異なり、Aさんは合格、Bさんは不合格という結果だったのです。 素点とCSEスコアそれぞれの点差がわかりやすいように表にしてみました。 このように、 リーディングとリスニング、共に素点差は2点です。 しかし、 リーディングのCSEスコア差は12点。 一方、 リスニングのCSEスコア差は21点。 CSEスコアの点数差には素点差の2倍近くの開きが出たのです。 素点では同じ2点差なのに、です。 その結果、AさんのほうがBさんよりもCSEスコアの合計点が高くなり、合格できたのです。 なぜ同じ素点なのにCSEスコアが異なるのでしょうか。 その理由はCSEスコアの算出方法にあります。 素点とCSEスコアの関係はこうなっている!グラフ大公開! CSEスコアは、 平均点、他の受験者の正答率、受験者自身の点数、など複数の変数に応じて確定します。 素点とCSEスコアの関係を探るために、 ESL club生徒の素点とCSEスコアをプロットしてみました。 以下は、2016年度第1回から2017年度第1回までの、英検3級の結果を技能別(リーディング、リスニング、ライティング)でプロットしたグラフです(ライティングは2017年度第1回からの導入のためプロット数は少なくなっています)。 こちらがリーディングです。 横軸が素点、縦軸がCSEスコアです。 次にリスニング。 最後にライティングです。 英検3級だけでなく、 他の級でも同様の傾向になりました。 このグラフから明らかなのは、 ・素点が満点に(もしくは、0点に)近くなればなるほど、素点1点あたりで換算されるCSEスコアが大きくなる ということです。 先ほどのAさんとBさんの英検3級の結果を改めて見てみましょう。 先ほどの素点とCSEスコアの関係を思い出してください。 素点が満点に(もしくは0点に)近づけば近づくほど、素点1点あたりで換算されるCSEスコアは大きくなります。 生徒2人のリーディングの点数は、30点満点中、Aさんが10点、Bさんが12点でした。 一方リスニングの点数は、30点満点中、Aさんが25点、Bさんが23点です。 つまり、 リーディングよりもリスニングのほうが満点である30点に近かったため、素点では同じ2点差だったのにも関わらず、換算されるCSEスコアが大きくなったのです。 結果、CSEスコア差はリーディングよりもリスニングのほうが高くなったわけです。 素点とCSEスコアの関係から見えてくる効果的な英検対策はこれだ! では、この素点とCSEスコアの関係を踏まえた上で、どのような英検対策が効果的なのでしょうか。 端的に言うと、 ・全ての技能(リーディング・リスニング・ライティング)で最低4割の正答率は確保する ・得意な技能があるなら、更に伸ばし、満点近い正答率を狙う ということになります。 先ほどお見せした素点とCSEスコアのグラフからも、 正答率が4割を切らなければ著しくCSEスコアが低く換算されることはありません(逆に言うと、 正答率が4割を下回ってしまうと指数関数的にCSEスコアが下がっていきます)。 そして、 満点近い正答率を達成できるとCSEスコアは指数関数的に高くなるので、合計の CSEスコアも大きく伸びてきます。 例えば、過去問を解いてみた結果、リーディングの正答率が5割、ライティングが6割、リスニングが7割だとします。 このとき、「リスニングは比較的得意だけど、リーディングとライティングが苦手だ。 特にリーディングの正答率が一番低い。 だから、リーディングの対策から始めよう。 」と考えがちです。 しかし、素点とCSEスコアの関係から考えると、あなたがもしリスニングの対策に集中することで リスニングの得点率が8〜9割まで伸ばせるのであれば、リスニング対策に特化したほうが得策です。 その方がリスニングのCSEスコアが指数関数的に高く換算されるからです。 もし、英検に挑戦されるお子様が 小学生であれば、リーディングやライティングよりもリスニングの方が得意な傾向があります。 ESL clubに通う小学生もそうです。 であれば、 素点とCSEスコアの関係から見ても、リスニングでの得点率9割を目標に学習を進めるのは有効だと言えます。 詳しくはこちら: 一方で、もしあなたが 中高生や大学生、社会人であれば、リスニングよりもリーディングやライティングが得意かもしれません。 もしリスニングの正答率が5割で、リーディング、ライティングの正答率が7割だった場合、弱点克服のためにリスニングの対策に集中したくなります。 しかし、まず考えるべきは、 「現在7割の正答率であるリーディング、ライティングを8〜9割に伸ばすことはできないか?」ということです。 特にライティングは、定型文を覚え、正しい構成で書く練習をすれば、点数が大幅に伸びる場合も少なくありません。 文法をしっかり勉強されている 中学生以上の方はライティングで正答率8〜9割を狙うというのも有効な戦略になりうるでしょう。 英検2級、準2級、3級ライティングの正しい書き方は下の記事を参考にしてください。 「結局、素点で何点とれば合格できるの?」 「素点とCSEスコアの関係は理解できたけど、結局合格するためには何点とればいいの?」 といった疑問を持たれているかもしれません。 正直に言うと、 素点で何点とれば合格できるかは正確にはわからないです。 CSEスコアは、平均点や他の受験者の正答率、自らの素点など、様々なパラメーターによって異ってきます。 ですので、「素点で何点とれば絶対に合格できる」といった明確な合格点を割り出すことはできません。 しかし、「少なくともこれだけ素点を取れていればまず合格できるよね」といった 合格ラインは過去の経験からある程度割り出すことができます。 ESL clubの生徒の過去の英検結果から割り出した合格のための目標点は以下の記事にまとめてあります。 ぜひ、過去問を解く際にお役立てください。 いかがだったでしょうか。 CSEスコアが導入されたからといって、英検は大きく難化したわけではありません。 正しい方法で継続的に学習すれば必ず英語力は上がっていきます。 英検の正しい学習方法を知りたい方は、以下の記事の参考にしてみてください。 無料で学習相談、体験レッスンを実施いたします。 ESL clubでは による を実施しています。 ですので、お子様にとっての最適な指導をご提供できます。 電話番号: 03ー3797ー3380 HPから無料体験レッスンへのお申し込みをご希望の方はこちら:.
次のSPONSORED LINK 英検準2級二次試験面接は満点600点 英検準2級二次試験面接の満点は600点で設定されており、合格基準店は406点です。 英検準2級二次試験面接合格率はどれくらい? 英検準2級二次試験面接の合格率は大体8割程度です。 かなり高水準だと言えますが、二次試験に進む受験者は全員一次試験に合格している一定以上の英語力を持った人たちなので驚きではないかもしれませんね。 さらにその中でも10人に2人は落ちている計算になるので、あまり甘く見ない方がいいでしょう。 あなたはその10人に2人のうちの1人にならない自信はありますか? 8割程度合格だからと言って対策をしないと足元をすくわれる可能性は十分にあります。 なのでここはしっかりと対策した上で英検準2級合格を必ず確保するという意気込みで二次試験本番まで対策勉強をしていきましょう。 英検準2級二次試験は英語が上手に喋れるか…ではない 英検準2級レベルの英語で英会話ができるわけではない まず一つ考え方として 「英検準2級レベルの英語力があるからと言って英会話ができるわけではない」 という事を頭に入れておきましょう。 これは誰しもが分かっていることでしょう、英検準2級に受かる英語力があれば英語がスラスラ喋れるかと言ったらそうではありませんよね。 そんな事英検の運営の人も分かっています。 それでは英検準2級の二次試験ではどんなことが求められているのか? それは 「英検準2級レベルの単語やフレーズを駆使して英検準2級レベルの質問にしっかりと答えられるかどうか」 つまり対策すれば問題ないのです。 ネイティブと非ネイティブは思考回路が違う いくら英語ができても英語を母国語とするネイティブや幼少時から二か国語で育ってきた本物のバイリンガルと英語をある程度成長してから習得した人の思考回路は違います。 例えば私なんかは完全に後者であり、高校生から本格的に英語をやり始めて、最終的に英語圏に長い間住んだり英検1級も取得しましたが、色々なネイティブやバイリンガルの方と話していても思考回路が違うんだな、というのは常々感じます。 だからネイティブやバイリンガルで無いのであれば、前者を目指してもしょうがないのです。 彼らと同じ思考回路では無いのであれば、違うアプローチを取っていかなければなりません。 少し話が逸れていますが、最終的に英検準2級の二次試験に繋がりますのでもう少しお待ちください。 ある程度大人になってから勉強して英語を習得した私の中で英語で会話をしている時の感覚はこのような感覚です 「これまで覚えてきた無数の単語とフレーズから適切なものを選んで引き出しから取り出す」 凄くシンプルな例を出すなら日本の学校英語では 「How are you? 」 と返す事を教え込まれますよね? 言ってしまうならそういうお決まりのフレーズをどんどん増やしていくという事です。 こう聞かれたら、こう返す、そこから始めていき、どんどん勉強するごとに別の言い方も覚えていく、最終的には同じシチュエーションでも使える引き出しが増えているという感覚です。 私も学校で 「How are you? 」と教えられましたが、今はHow are you? と聞かれても使える返しの引き出しは無数にあり、自分の感情や状況を基に変えていく事ができます。 でも最初から同じ状況の引き出しをたくさん持つ必要はありません。 さぁ英検準2級の二次試験に戻りましょう、英検準2級の二次試験では聞かれる事、出題される問題は限られていますし、傾向があります。 傾向があって聞かれることも限られているのであればそれに対する適切な返し方を覚えてしまえばいいのです。 これを聞かれたらこうやって返すお決まりのフレーズです。 英検準2級レベルで凝った返しや、難しい言い回しなんて使う必要は一切ありません。 そういう事はもっと英語の勉強を進めてレベルが高くなってからやればいいのです、さらに英検は試験です、難しい事を言おうとして失敗する方がリスクが高すぎます。 なので一番の対策としては• 英検準2級二次試験の内容、傾向を知っておく• 英検準2級の二次試験で聞かれるような事に対するお決まりの返しを覚える このような対策があります。 英検準2級の面接対策はとりあえずこれ! 英検準2級二次試験の対策に必要な本があるとしたらもうこれしかないでしょう。 何より安いですし、英検1級まで取得した私が太鼓判を押します。 英検の対策は基本的に 旺文社さんの本を買っておけば間違いないと思っていいでしょう。 長年英検書を出している経験から英検試験の分析が素晴らしいです、わざわざ他の本を買うくらいなら絶対にこの本を買うべきです。 これを読み終わっても心配というのであれば他を買ってもいいかもしれませんが、私の中ではまず1冊目はこれしかありえません。 この本を使って英検準2級二次試験の流れを必ず理解しておこう ありがたい事にこの対策本にはDVDが付いています、なので当日の流れを事前に理解しておく事ができます。 流れを理解してるかしていないかでパフォーマンスに大きな差が出るであろうという事は皆さんも理解できるでしょう。 必ず当日はどのような流れで試験が進んでいくのか知っておきましょう。 英検準2級二次試験面接当日の心構え 試験室に入る前は緊張するのではなくテンションを上げていこう 「英語を話すのは恥ずかしい」 「発音が変だったら恥ずかしい」 「間違えたくない」 英語を話すうえでこのような恐怖心を持っている人も多いでしょう。 これからこんな恐怖が伴う試験を始めるというのに緊張していては全開のパフォーマンスを披露するのは難しいでしょう。 恐怖を伴うからこそ英語のスピーキングでは異常なくらいテンションを上げていった方が良いです。 陽気に• フレンドリーに• ハキハキと 二次試験を受けられると最高ですね。 直前は落ち着いて参考書とかは見なくていい 試験受ける直前まで必死に参考書を見たりする人って結構多いと思うんです。 でも最近気づいたんですが、それって逆効果なんじゃないかと思ってきたんです。 確かに直前に見たものが実際に出題されたら最高です、しかしそんな確率どれくらいあるでしょうか? どちらかというと直前に見たものが出題されなくてパニックになる方が多いのではないでしょうか。 そんなリスク負う必要無いんじゃないかなと思います。 筆記ではなくスピーキングの試験だったらなおさらですよね、あれさっき見てたやつと全然違う質問が出てきたどうしよう… そう、二次試験では「どうしよう…」は厳禁です。 黙りこくったら終わりです、そこは一番避けなければならないのです。 なので直前まで必死に参考書を凝視するのではなく、ゆっくりとしっかり深呼吸しながら自分の番が来るまで待機していた方がいいのでは、と私は思います。 英語だからそんなにかしこまり過ぎなくてもいいよ 日本語の仕事の面接でもないのですから、試験官は年上ですがかしこまりすぎなくてもいいです。 厳密には英語にも敬語ではなくてもかしこまった言い回しは存在しますが、英検準2級の二次試験ではそんな事求められていません。 日本語ではなく不自由な英語だからこそフランクにフレンドリーに試験官と会話しましょう。 丁寧に話そうとかしこまりすぎてがんじがらめになったり、考えすぎて逆に言いたい言葉が出てこなかったり、モジモジボソボソ話すよりかハキハキフレンドリーに接した方が良いという事は間違いありません。 なので考えすぎずにいつも以上にフレンドリーにハキハキと!.
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