海藻って、普段まったくたべないんだよねー。 わすれてたー。 とよく言われます。 みなさん、ごはんや肉や野菜は忘れないけど、「」の存在忘れてる・・・笑 たしかに海藻って、なんか黒いし、派手な料理もないし、別に食べても食べなくてもいいような食べ物に感じますが、それはかなりもったいない誤解です。 日本人と昆布 昆布と私たち日本人の歴史は古く、実は縄文時代から食されていたといわれています。 そりゃそうだよね、私たちは海に囲まれているので、海からとれる食べ物に関しては、かなり古くから食べていることがわかっています。 特に鎌倉時代からは、昆布の流通が活発になり、日本全国を駆け抜けて、日本の昆布は中国まで渡るようになりました。 鎌倉時代中期、産地の北海道と本州を交易船が盛んに行き交うようになり、昆布は日本各地に広がっていきました。 この航路は昆布ロードと呼ばれ、室町、江戸と時代が進むにつれて拡大を続け、やがては琉球、中国の清王朝まで達していきました。 昆布ロードに伴って、それぞれの地方で新しい昆布食文化が誕生。 fujicco. だからなるべく煮込んで柔らかくしたり、断面を削ったりしたほうが、栄養を吸収しやすくなるといわれています。 とろろ昆布は、昆布をうすくけずったもの。 昆布で出汁をとったり、昆布を削ってとろろ昆布にして食べるのは、栄養吸収の面でも、とても理にかなっているんだって。 普通の昆布は固くて料理に使うのは難しい場合もありますが、とろろ昆布ならなんにでもかけられるので、確かにとてもかんたんなんですよね。 お味噌汁に入れたり、サラダにかけたり、おにぎりにまいたりと、昆布を毎日食べやすくしてくれるのがとろろ昆布なのです。 とろろ昆布とおぼろ昆布の違い 昆布をけずった「とろろ昆布」ですが、このところたまーに「おぼろ昆布」という名称が書かれたパックを見かけることがあります。 とろろ昆布とおぼろ昆布、なにが違うと思います? この2つの違いは、削り方なんです。 似ているように見えるけど、 とろろ昆布は昆布を何枚も重ねて、側面を削っています。 だからよりふんわりと軽い質感の昆布になっています。 一方、おぼろ昆布は昆布の表面を薄く削っています。 1つの昆布を削っているから、薄く見えるけど、案外しっかりしています。 例えばおにぎりをまいたりとかね、形をあまり崩さないで食べたい場合は、おぼろ昆布のほうが使いやすそうです。 削り方以外は同じなので、栄養や効果効能は同じだと思って問題ありません。 とろろ昆布の効果効能 では、肝心のとろろ昆布の効果効能をチェックしてみましょう。 腸活中の方は、絶対に毎日食べたい、ミネラルと食物繊維の宝庫なんです。 とろろ昆布はミネラルの宝庫 昆布には、私たちのカラダに必要なミネラルがたっぷり含まれています。 昆布の商品をたくさん製造しているフジッコさんによると、人が必要とするミネラル16種類のうち、昆布には硫黄を除く15種類を含む20種類のミネラルが確認されているんだって。 摂りすぎると害にもなるミネラルはバランスを考えて摂取することが大切。 単一成分のサプリメントなどでミネラルをバランス良く補うのは、難しいと言えそうです。 fujicco. とろろ昆布は食物繊維たっぷり とろろ昆布のすごいところは、ミネラルだけではありません。 腸活には必要な食物繊維もたっぷり含まれています。 それも、他の食品だけでは不足しやすい水溶性の食物繊維が多いことで有名ですよね! 特に注目されているのが、「アルギン酸」と「フコイダン」です。 アルギン酸は、ゼリー状の多糖類で、海藻のぬめり成分のもとになっています。 便秘の解消だけでなく、コレステロールや血糖値の上昇を抑制することが注目されています。 また糖質や脂質の吸収を抑えてくれることから、とろろ昆布ダイエットを実践する方も多いようです。 摂取量としては、1日10gのとろろ昆布を食べるだけでダイエット効果が期待できます。 市販で販売されているとろろ昆布が約50~70g入りですので、1袋で1週間もつ計算になります。 お財布にも優しい食品です。 ogurakonbu. 毎日10gのとろろ昆布を心がけてみようかな。 とろろ昆布の効果効能まとめ とろろ昆布には、1食材とは思えないぐらい多くの栄養素が含まれています。 特に必須ミネラル16種類のうちの15種類が含有されていて、食物繊維も豊富です。 そのため、こんな効果効能が期待されています。
次の「 高血圧」の患者数は年々増加傾向にあり、今では日本で最も多い病気となっています。 そのため、既に高血圧となっている人、またこれから高血圧にならないためにも、なるべく薬に頼らずに血圧を下げる方法を提供していきたいと思っています。 そこで調べてみると、昔から愛用されてきたもので、高血圧の人に効くという食べ物があるのです。 それは和食のダシとして使われる 「昆布(コンブ)」です。 昆布を一晩水に漬けてできる「 昆布水」は、血圧を下げる効果があるとして、昔からよく飲まれていたようです。 実際に、私の父もこの昆布水を毎朝飲むようになってから、血圧が安定してきて調子がいいようです。 高血圧予防の長寿の秘訣は「昆布」にあった! 長寿食の研究家として有名な、元東北大学部名誉教授の近藤正二先生の調査によると、昆布やワカメなどの 海草をよく食べる地域には、長寿の人が多く、他の地域に比べてとりわけ 脳卒中が少ないということが分かりました。 よく、昆布には血管を丈夫にして血圧を下げる効果があると言われています。 昔から、民間療法として昆布を一晩水に漬けておき、翌朝、その昆布の成分が溶け出してトロッとした水を飲むと、 血圧を調整する効果があるとされていました。 実は、この水に溶け出していた昆布の ヌメリ成分には、 動脈硬化を防ぎ、血圧を下げる成分が含まれているのです。 昆布は高血圧や動脈硬化を予防する 血圧を下げる働きをする昆布のヌメリ成分ですが、これには水溶性 アルギン酸が含まれています。 このアルギン酸には、血中のコレステロールを減らす作用があります。 そのため、 動脈硬化を防いで血圧を調整する効果につながるのです。 実はこのアルギン酸には、それとは別に 血圧を低下させる働きもあります。 アルギン酸の血圧降下作用は、いくつかの実験によって明らかにされています。 食塩が体内に入ると、分解されてナトリウムイオンになります。 このナトリウムイオンが血圧を上昇させる原因になるのですが、高血圧の人にとっては必要以上に摂り込みたくないものです。 そこで昆布を食べると、アルギン酸が胃の中に入ることで「イオン交換反応」が起こり、余分なナトリウムを排出することができるのです。 そのため、昆布を食べることによって、カリウムやカルシウムなどのミネラルを体内に吸収すると共に、体に害となる余分なナトリウムを減らしてくれる効果があるのです。 昆布のヌメリ成分には、余分な塩分の排出作用や動脈硬化を防ぐ作用がある。 昆布には、ヌメリ成分の他にもう一つ血圧を下げる効果を持った成分があります。 それは、アミノ酸の一種 「ラミニン」です。 昆布の科学名は ラミナリアですが、この「ラミニン」に由来しています。 このことからも、昆布の成分の中でもラミニンはとても重要なものだということが分かります。 昆布の中に含まれるラミニンの量は、それほど多くありません。 真昆布で 100g中に 1. 89mg、三石昆布 100g中に 6. 43mgです。 血圧を下げる作用も一過性のもので、短時間とされています。 ですので、含有量から考えてもコップ一杯分の昆布水を摂取したくらいでは、高くなってしまった血圧を下げる効果はそれほど期待できないということになります。 しかし、毎日の食事の中で昆布をよく多く摂ることによって、このラミニンの効果に加えて、ヌメリ成分である「アルギン酸」の効果も作用して、高くなった血圧を下げ血圧を調整することに効果が期待できるのです。 また、昆布には非常に多量の ヨウ素が含まれています。 日本薬局方では、ヨウ化カリウムを 動脈硬化症の薬として使っています。 このことからも、昆布水に溶け出したヨウ素にも、血圧調整の作用があると考えられるのです。 昆布水に含まれる、血圧を下げる成分• ヌメリ成分(アルギン酸)• ラミニン• ヨウ素 3つの成分が作用し、血圧を下げる効果が期待できる。 他にも、昆布には フコイダンなど体にとって有益な 食物繊維も豊富に含まれています。 これによって、腸内環境を整えてくれる働きもあります。 このように、高血圧だけではなく、体に良いたくさんの有効成分が含まれた昆布です。 是非、毎日の食事に加えてほしい食品ですね。 昆布のように、天然の降圧剤といわれるような有効成分が豊富な食べ物が、日本では身近に手に入れることができます。 高血圧を予防するためには、血管の老化を防ぐことが大切です。 そのためには、毎日の食事で血管の老化を進行させない物を積極的に摂るようにするとよいでしょう。 毎日の食事で積極的に摂りたい食べ物については、こちらの記事で紹介していますので参考にして下さい。
次の腕をクロスして肩につけ、40cmほどの高さの椅子に座った状態から反動をつけずに片足で立ちあがり、3秒キープできるかどうかを見るというもの。 うまく立ち上がれなかったりバランスを崩したりすると、足腰の筋肉が衰え始めている可能性有りということになります。 その結果… 倉島正子さん(72歳)がクリアできず。 倉島さんと言えば、ノルディックウォーキングで7kmも歩いていると豪語していたのですが… そこで、実筋肉に微量な電流を流すことで筋肉の量が測定できる機械を使って、太ももの筋肉量が何歳相当か測ってみることに。 すると、なんと! 90代以上という結果に。 実年齢より20歳以上衰えていることが分かったのです。 そう、倉島さんこそが 『しっかり運動しても筋肉衰えてしまうタイプ』だったのです。 ちなみに、立ち上がりテストをクリアした他の3名の方々は、実年齢相当または実年齢よりも若いという結果でした。 ・ 倦怠感 ・ むくみ ・ 動悸・息切れ ・ 乾燥肌 そして 夜間頻尿はすべて、腎臓の機能が落ち始めたときによく見られる主な症状でした。 では、一体なぜ腎臓の機能が落ちると筋肉の衰えが進んでしまうのでしょうか? そもそも、 筋肉細胞が必要とする栄養分を体内の脂肪を使って作り出しているのが、腎臓から分泌されるホルモン。 そのため、 腎臓の機能が落ちるとそのホルモンが分泌されなくなるため、 筋肉細胞が栄養不足に。 結果、いくら運動しても筋肉が衰える一方という事態に陥ってしまうのです。 筋肉が衰えていた倉島さんの腎機能を、血液中に増えてはいけない老廃物の量で調べてみると… 倉島さんの老廃物の量は正常値を超えて、 初期の腎機能低下が確認されたのです。 【塚本先生の解説】 「腎臓は体の中でも特に細い血管が集まっている集合体なんです」 「腎臓の内部には毛糸の玉のようなものがたくさんあります。 これは 糸球体(しきゅうたい)と呼ばれる毛細血管の塊なんですね。 これがろ過装置となって血液から老廃物を濾し出して、尿を作っているわけです」 「これが1つの腎臓に健康な方は100万個あるんです。 ですから2つで200万個。 ところがこの装置が、 高血圧になると次第に破壊されていくということが分かってきています」 「なぜ高血圧で壊れていくかというと、この毛細血管というのは髪の毛の10~20分の1の細い血管なんです」 「この目に見えないくらい細い血管に、太い血管から大量の血液が流れ込んでくるので、非常に血圧の影響が大きくなってとても負荷がかかっていくということになります」 【塚本先生の解説】 「いかにこの負荷が大きいものかと言いますと、例えば腎臓の毛細血管を ストロー(直径1cm)だとします。 そうするとここに血液を送り込んでいる太い血管というのは、 石油タンク(直径50m)ほどの太さ」 「もっとも太い大動脈の太さは、腎臓の毛細血管の5000倍あります。 ですから石油タンクからストローに大量の血液が流れ込んでくると。 大変な負荷がかかっていることがお分かりになると思います」 「特に高血圧になるとその負荷が強くなって、 200万個の糸球体が破壊されていくということになるわけです」 「壊れた糸球体は元には戻りません。 しかし 糸球体の数がある程度まで残っていれば、壊れた糸球体をカバーして腎臓の働きを維持してくれるということが分かっています」 「ですから高血圧の改善などでこれ以上糸球体が壊れることを防げれば、腎機能が回復してきますし筋肉もしっかりつけることが可能になるということだと思います」 倉島さんが普段食べるのは、浅漬けやらっきょうなどお酒のおつまみが多く、1日の塩分量は厚生労働省が勧める目標値の7g未満を超えた 9. 健康な方の半分ほどしか、尿で塩分を排泄できていないことが明らかに。 そこで倉島さんには普段の食事内容を変えることなく、そこにとろろ昆布6g以上を加えていただきます。 期間は1週間、果たして毎日の塩分排出量はどれだけ増え、筋肉はどう変化するのか? キャベツの炒め物やざるそば、かぼちゃの煮つけにとろろ昆布を乗せて食べる倉島さん。 この日、倉島さんが食べたとろろ昆布は、目標の6gを大きく上回る16g。
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