「あなたのコンプレックスを教えてください」の回答結果 容姿のコンプレックス ・背が低い。 何しろ家内も娘2人もわたしよりもはるかに背が高いので。 チビなどと冗談でバカにされることがある。 子供のころからバカにされてきたからです。 顔がでかい。 鼻が低い。 歯茎が出ている。 その為、素っぴんと化粧をした時の変化が大きく、たいがい素っぴんを見せると引かれる。 特に、短髪にするとそれが際立つために、髪型が限られてしまいます。 目が小さくて細いので、目つきが悪く見えるからです。 特に顔立ちがあまり良い方ではないので、他人からの評価は考えないようにしています。 出来れば見ないでほしいです。 理由は、肌が黒いことで馬鹿にされていることが多く、褒められた経験が少ないから。 最近の若者は顔が小さくスタイルが良い。 一緒に写真をとると、顔がでかいのがとても目立つ。 昔の友達に、髪の薄さをイジられる事が嫌です。 私もそうですが、あなたも容姿のコンプレックスがあるかもしれませんね。 容姿以外にも、性格や生まれもった個性等にコンプレックスを感じている人も少なくありません。 性格やその他のコンプレックス ・私のコンプレックスは、引っ込み事案な所ですね。 容姿は努力すればある程度改善されますが、性格や中身となると中々直せないのでコンプレックスです。 低い声で女性らしさがないので、初対面の人や人前で話をする時に嫌だなと感じてしまいます。 本当は甘えたいのに、甘えられないので苦しいです。 あとは、目がきついため、冷たい人に見られたりすることがコンプレックスです。 周りの友人は、運動が得意で劣等感を感じる。 そのせいで、友人や彼氏を困らせてしまうことがありますし、自分でも情けなく思うからです。 決断力のある人に憧れます。 コンプレックスの種類と特徴 誰にでも、「何かしらのコンプレックスがある」とお分かり頂けたと思います。 そんなコンプレックですが、様々な種類に分けられていて、それぞれ呼び名も違います。 続きましては、コンプレックスの「種類」についてお話をさせて頂きます。 インフェリオリティーコンプレックス インフェリオリティーコンプレックスとは、心理学で劣等感のことで、自分が他人に劣っていると感じることを言います。 劣等コンプレックス 劣等コンプレックスとは、簡単に言えば「劣等感の強い」ことです。 劣等コンプレックスの特徴は、自分をよく見せることに焦点を置いたり、失敗して傷つくことを恐れてしまうこと。 そして、自分が人より劣っていると強く感じては、心にわだかまりを抱きます。 多少の劣等感は必要ですが、過度な劣等感は人をネガティブにさせ、自分自身を責めたり、妬み僻みが増えたりとマイナスの要素になります。 劣等感は、人と自分を比べるから強くなります。 「人は人、自分は自分」それぞれ人生の課題があるので違って当然、人と自分を比べるのはおかしなことです。 なるべく、人と自分を比べるのは控え、劣等感を抱かないようにしましょう。 マザーコンプレックス マザーコンプレックスとは、略して「マザコン」と言われるコンプレックスで、乳離れができていない男性とも言われています。 マザコンは、母親に対して息子が執拗な執着や愛着、依存してしまうことを言います。 成人した男性が母親との間に依存関係をもち続けている状態で、そのことに疑問を感じていないのもマザコンの特徴です。 また別の意味で、親子間の特別な関係、母親と息子の近親相姦を指す意味として使われることもあります。 マザコンの特徴は、母親に女性の価値を見出し、理想の女性像が母親になります。 そのため、母親に似た女性を慕う傾向があり、母親と似つかない女性は恋愛対象から外れるでしょう。 そして、母親の意見を聞かなければ、物事を決断することができずに意見を求めたり、母親の意見を第一に考えるので、いくつになっても母親に頭が上がらない特徴があります。 マザコンになる原因として、親離れし始めた息子に対して過剰な干渉を続けることが原因とも言われています。 ある程度の年齢になっても干渉を続けることで、干渉されるのが当たり前になり、母親の意見無しでは決められない大人をつくってしまいます。 加減は難しいですが、過保護になりすぎてはいけないということですね。 ファーザーコンプレックス ファザーコンプレックスとは、略して「ファザコン」と言われるコンプレックスの一種です。 マザコンの対義語として成立したファザコンも多くの人が認識している言葉ですが、ファザコンは娘が父親に対して執拗な執着や愛着、依存をしてしまうことを言い、子供のことを指すだけではなく、成人した女性のことも含みます。 ファザコンになる女性の特徴として、父親からの愛情不足が原因と考えられています。 たとえば、父親がいつも忙しくて娘に構ってあげられなかった場合、息子にとっては家族を守ってくれる立派な父親に映っていても、娘にとっては寂しくて愛情に飢えてしまい、父親への愛情という執着が芽生えます。 父親に構ってもらえなかったコンプレックスを抱えたまま大人になった女性が、男性に対して父親の役割を求めることも少なくありません。 そうした場合、年の離れた男性を好む傾向が表れます。 年の離れた男性を好むゆえ、不倫を繰り返してしまう女性には、ファザコンの女性が少なくないとも言われています。 また別の理由として、厳格な父親に育てられた場合、父親からの愛情を感じることができなかった娘が成長し、父親の愛情を求めファザコンになるという見方もあるようです。 いずれにしても、ファザコンはマザコンに比べ、世間の風当たりが強くないのが現状のようです。 メサイアコンプレックス メサイアコンプレックスとは、キリストコンプレックス、メシアコンプレックス、救世主妄想とも呼ばれるコンプレックスで、「個人が救済者になることを運命づけられている」という信念を抱く心の状態を示す言葉で、メサコンとも呼ばれます。 メサコンの特徴としてあげられるのは「親切の押し売り」です。 「あなたのためにこれだけしてあげる」 「君のためだから…」 相手が望んでいないことでも、自分がしてあげなけばならない、自分が救世主となり救ってあげなければならないという思い込みがあります。 望んでもいない親切を押し売られた人は迷惑に感じるため、そのことに気づかずおせっかいを続けるとトラブルを生む原因をつくります。 本人は善意のつもりで悪気はなく、迷惑がられていても気づかないのが特徴です。 また、メサコンは「自分が救われたいが為に人を救おう」としたり、「人のために何かをしよう」とするコンプレックスとも言われており、見返りを求めた利己愛(自分を愛すること)からくるコンプレックスとも言えます。 そして、宗教家などに見られる心理状態を指すとも言われ、他者を助けることで優越感に浸っているとの意見もあります。 シンデレラコンプレックス シンデレラコンプレックスとは、女性が男性に助けてもらいたい、守ってもらいたいと考える気持ちが強く、自立できない状態を言います。 男性に高い理想を追い求め、女性の潜在意識にある「依存的願望」を指摘したシンドロームの名称とされています。 たとえば、自立することを考えずに、白馬に乗った王子様が現れ、いつか自分を救ってくれると待ち続けているような状態のことです。 シンデレラコンプレックスの由来は、グリム童話『シンデレラ』のように、女は今日もなお、外からくる何かが自分の人生を変えてくれるのを待ち続けているところから名付けられたとされています。 シンデレラコンプレックスとは、女性が男性に「過度な依存」をしている状態のことです。 白雪姫コンプレックス 白雪姫コンプレックスとは、母親が子供を虐待し、苦しむことを言います。 被虐待児症候群や、それに連なる一連の症候のことを言います。 そして、母親自身が子供の頃に虐待された経験があり、同じことを自分の子供にしてしまう特徴があります。 白雪姫コンプレックスとは、その名の通りグリム童話『白雪姫』から名付けられた言葉です。 虐待を繰り返し受けてきた白雪姫が、自分の子供にも同じような虐待をしてしまい「いけないことと知りながら止められない」虐待の連鎖に苦しむさまが、白雪姫コンプレックスの特徴です。 オナリコンプレックス オナリコンプレックスとは、異性のきょうだいに抑圧された性愛感情を抱くことを言い、オナリは沖縄の方言で「姉妹」を意味します。 オナリコンプレックスと言えば意味がわかりにくいですが、いわゆるきょうだいの近親相姦のことです。 ロリータコンプレックス ロリータコンプレックスは、多くの方に認識されており「ロリコン」と呼ばれるコンプレックスのことです。 その特徴は、幼女少女への性的興味や恋愛感情を抱くことが特徴です。 ロリータコンプレックスの由来は、ロシア人作家のウラジーミルナポコフの小説「ロリータ」にちなんで名付けられたとされています。 ロリコンは、一体何歳以下が対象になるのか? その定義は曖昧かもしれませんが、広義の意味では18歳未満を性の対象にしてしまう男のようです。 18歳未満といっても、同世代はロリコン対象外になるので、ロリコンとされるのは中高年男性が対象になるでしょう。 ロリコンは、あくまで性の対象にした場合のみ該当するのであって、子供を見て可愛いと感じるのは当然でありロリコンではありません。 ロリコンを細かく分類すると、18歳〜14歳をロリコンと呼び、それ以外は別の呼び方になります。 18歳〜14歳 ロリコン 13歳〜10歳 アリスコンプレックス 10歳〜5歳 ハイジコンプレックス 5歳〜0歳 ペドフィリア エディプスコンプレックス エディプスコンプレックスとは、父親を殺し母親と結婚したギリシア神話のエディプス オイディプス 王にちなんで名づけられたそうです。 エディプスコンプレックスの特徴は、男の子が母親に対して愛情を感じ、父親をライバル視し、母親に性愛感情を抱くことで、父親に嫉妬する無意識の葛藤感情をエディプスコンプレックスと言います。 性愛感情という意味では、親子間の近親相姦も含むように思われます。 また、エディプスコンプレックスが男の子が、母親に抱くコンプレックスに対し、女の子が父親に対し抱くコンプレックスをエレクトラコンプレックスと言います。 ダイアナコンプレックス ディアナコンプレックス ダイアナコンプレックスとは、男性でありたいという女性の抑圧された男根羨望を指す心理学用語です。 ダイアナコンプレックスの特徴は、女性でありながら男らしくなりたい心理や、男性に負けたくないという心理があり、結婚したがらないことも多いようです。 カインコンプレックス カインコンプレックスとは聞きなれない言葉ですが、スイスの精神科医心理学者のユングが提唱した精神分析の概念であるとされています。 ユングによれば、兄弟の関係において差別的に親の愛情を受けた場合、それによって苦しんだ原体験は、兄弟以外の関係にも投影されていくという。 このコンプレックスを負う者は、親の愛を巡る葛藤の相手となった兄弟と同じ世代の周囲の人間に対して憎悪を抱くこともあるという。 これをユングは旧約聖書、『創世記』偽典『ヨベル書』の神話を基に「カインコンプレックス」と呼んだ。 一般的には、兄弟間の心の葛藤、兄弟・姉妹間で抱く競争心や嫉妬心のことを言うとされる。 旧約聖書の『創世記』偽典『ヨベル書』の神話によると、農夫の兄カインは、羊飼いのアベルと共に神にささげものをしたという。 引用元:カインコンプレックスWikipedia カインコンプレックスとは、兄弟間での葛藤や相克のことになります。 コンプレックスの強い人3つの特徴 ここまで、コンプレックスの種類についてお話をさせて頂きました。 耳慣れないコンプレックスもあり、イマイチピンとこない部分もあったと思います。 ここからは、多くの人が感じているであろう劣等感について、「コンプレックスの強い人の特徴とコンプレックスをプラスに変える要素とは?」ということをお話致します。 コンプレックスが原因で自信を失くす 過度なコンプレックスは、人の自信を喪失させます。 ネガティブになり、前向きな考えができなくなります。 何をやっても「どうせ私はダメだから…」と無気力になり、スタートラインに立つことすらできなくなってしまいます。 コンプレックスが強すぎると、人とのコミュニケーションを取ることも怖くなり、人を避け、社会的に自立することが困難になることもあります。 自信をなくすほどコンプレックスをもたないように、楽観的に生きることも時には必要であり、人と自分を比べて卑下するのはやめましょう。 人それぞれに個性があり、それぞれの課題があります。 過度に人と自分を比べる必要はありません。 まずは、自分を受け入れましょう。 人の足を引っ張る コンプレックスが強くなると、自分より優れている人の足を故意に引っ張ることがあります。 これもコンプレックスや劣等感の強い人の特徴ですが、仕事にたとえるなら、自分の劣等感を消すために、自分より優秀な同僚を引きずり降ろそうとする魔が生まれます。 同僚の秘密を言いふらして意地悪をしたり、陰口を叩いて評判を落とそうとするなど、コンプレックスが強いゆえに嫉妬も強くなり、人としてよろしくない行為に及ぶこともあります。 そのようなことをすれば、自分の価値を下げてしまい、さらに劣等感が強くなる悪循環が生まれます。 劣等感から人の足を引っ張るのは、自分の心を傷つけることになるのでやめましょう。 コンプレックスが強すぎると批判が多くなる コンプレックスが強い人の特徴として、何かにつけてネガティブな批判をする人がいます。 ネガティブな批判をする人の根底には「少しでも自分が優位に立とう」という心理があります。 しかし、誰かを批判して共感を得たとしても、それは周りがめんどくさいから合わせているだけであって、優位に立っているのではありません。 劣等感で人を批判する人を見て、好感をもつ人は少ないです。 もしも好感をもつ人がいたなら、その人も劣等感の塊です。 劣等感から人を批判する人を見ていい印象はありませんし、そのような人は他者から信頼を失うことになります。 たとえ批判したいことであっても、そこは大人の対応で「冷静に回答できる人」が信頼を得ます。 批判をすることが多い人は、信頼を失っている可能性があるので、批判はやめ信頼回復に努めましょう。 コンプレックスのプラス要素とは? ここまで、過度なコンプレックスは「マイナス」になるお話をしてきましたが、それとは逆にコンプレックスにも「プラス」の要素があることをお話したいと思います。 誰もが他者と自分を比べ、自分の劣ることろ目の当たりにするでしょう。 そして、それをコンプレックスに感じてしまうのは自然なことです。 コンプレックスは、人の心理として自然の心理であり、多くの人がコンプレックスを抱えいるのは言うまでもありません。 コンプレックスは、自分が劣っているという悲しい感情ですが、コンプレックスがあるから人は頑張れるのも事実です。 もしも、何のコンプレックスもなければ、努力する必要もありませんし、成長のないまま時間だけが過ぎていきます。 他者と自分を比べ「自分もあーなりたい」という思いが芽生えるからこそ、人は努力し成長します。 そういった意味では、コンプレックスを全く感じないのも問題で、過度でなければコンプレックスを感じる必要性があります。 ですので、コンプレックスの全てが悪いと捉えるのではなく、生きるための原動力となる必要な感情だと捉えましょう。 コンプレックスをプラスにするのもマイナスにするのも「心がけひとつ」です。 コンプレックスとうまく付き合い、自身を向上させれば、コンプレックスはプラスにしかなりません。 程よくコンプレックスをもち、人生のスパイスにしていきましょう。
次のこの「3人」という単位は、社会の縮図でもあります。 最小単位ですね。 男の子は、父親と競争して、母親を手に入れようとし、 女の子は、お父さんの愛情を独り占めしようとして、 母親を遠ざけます。 この、【 同性の親に勝つ 】という競争に勝つと、 ずっと「罪悪感」を抱えて生きてしまうことになりますし、 負けてしまうと、 自分には価値がない… と感じてしまう、 「無価値観」を持って生きていく事になります。 すごーい深いところで 幸せにならない道を選んでいる 【 罪悪感 】 心の奥深ーいところに、 「こんなわたしは罰せられるにふさわしい」 と思っているので、 自分に「罰」を与えて、バランスを取ろうとします。 例えば、 「しあわせにならない」という罰であったり、 不倫、浮気、セックスレス など、 自分を傷つけるような恋愛をする事で、 自ら罰を与えるような環境に、 身を置いてしまう事だったりします。 信じられない! と思う方もいらっしゃるかもですが、 無意識の場所では、このようなことが起こってます。 ママに勝って、パパの愛を独り占めした女の子 社会に出ても、異性の上司との関係などは、 良好に築けることが多いです。 なぜなら、ずっと 「異性(のパパ)」に愛されてきたからです。 異性が怖くなく、 「異性は、わたしのことを愛してくれる」 とすら、思うケースもあります。 ただし、おまけにふたつのパターンがついてきます。 ココロの無意識の層で、 こんなことが起こっていたなんて! それとはまた別で、 「自分には何かが欠けている、不十分である」 という心理もあります。 「ナニ」が欠けているからです。
次の前回までの のシリーズの記事で書いていきたように、 エディプスコンプレックスとは、 フロイトの心理学において登場する ギリシア神話における オイディプスの悲劇に由来する 心理学用語ということになるのですが、 こうした エディプスコンプレックスと同様に、幼少期の子供において 異性の親に対する愛着と 同性の親に対する敵対心が生じる心的傾向のことを意味する 心理学上の概念としては、そのほかにも、 エレクトラコンプレックスと呼ばれる言葉を挙げることができます。 エレクトラコンプレックスとは、エディプスコンプレックスの場合とは対照的に、 幼少期の段階にある 女児が、 異性の親である父親に対して性的な願望へと通じるような 深い愛情を抱き、その一方で、 同性の親である母親に対しては 憎しみや敵意の感情を抱くようになる 無意識的な心的傾向のことを意味する言葉ということになるのですが、 こうした エレクトラコンプレックスと呼ばれる心理学上の概念も、 ギリシア神話の中の登場人物のうちの一人である 英雄アガメムノンの娘であった 王女エレクトラに由来する言葉であると考えられることになります。 スポンサーリンク クリュタイムネストラによるアガメムノンの殺害と弟オレステスの救出 エレクトラ( Elektra )は、ギリシア南部のペロポネソス半島の東部に位置する古代都市であった ミュケナイ(ミケーネ)の王にして、 トロイア戦争において ギリシア軍の総大将を務めた ギリシア神話の英雄である アガメムノンとその妻であった クリュタイムネストラの間に生まれた娘であり、 彼女は、その幼少時代においては、彼女の 弟であったオレステスと共に、 ミュケナイの王宮で幸せな時を過ごすことになります。 しかし、 十年間にもおよぶトロイア戦争がはじまって、夫であるアガメムノンがミュケナイの王宮を 長い間留守にするようになると、 彼の妻であった クリュタイムネストラは、その隙に彼女の 情夫であったアイギストスを王宮へと呼び寄せて彼との間の道ならぬ恋へとその情熱を傾けていくようになります。 そして、やがて トロイアとの戦いに勝利して、ミュケナイ本国へと凱旋する アガメムノンが王宮へと戻って来ると、 アイギストスとの間の不義の関係が発覚することを恐れたクリュタイムネストラは、トロイア戦争における ギリシアの勝利を称える祝宴の席において、アイギストスと共に、その場で 自らの夫であるアガメムノンを殺害してしまうことになるのです。 アガメムノンの死後、クリュタイムネストラは、 自分の情夫であるアイギストスを新たなミュケナイの王として即位させると、彼女は、夫を殺した自らの罪に対する報復を恐れて、 まだ幼い息子であるオレステスの命をも奪おうとすることになるのですが、 こうした残酷で狡猾な実母の計略を察知した エレクトラは、密かに弟オレステスを自らのもとにかくまうと、 ミュケナイから北へ、デルポイの神殿の上にそびえ立つ パルナッソス山を越えて、コリンティアコス湾を隔てたギリシア本土側の対岸に位置する 古代都市であったポーキス(フォキス)へと向かい、 この地を治めていた 彼女の伯父にあたるストロピオス王へとオレステスのことを託すことによって、 自らの弟の命を救うことには成功することになるのです。 スポンサーリンク 王女エレクトラの母殺しとポーキスの王子ピュラデスとの婚姻 その後、不遇の扱いは受けたものの、女の身であることから、実母であるクリュタイムネストラとその情夫であるアイギストスから命を奪われることまでは免れることになった ミュケナイの王女エレクトラは、 自らの父であるアガメムノンの墓に自らの母への復讐を堅く誓い、その後、何年にもわたって、ポーキスにいる弟オレステスのもとへと使者を送り続けては、 父の敵討ちを行う決意を強く語り聞かせていくことになります。 そして、 ミュケナイの王宮において、常に自らの母であるクリュタイムネストラのそばで息をひそめて暮らしながら、 復讐と憎悪の炎を絶やさずに生き続けてきた王女エレクトラは、 弟オレステスが成人するのを待ってから、二人で父である アガメムノンの墓前で再会すると、その場で二人の 復讐の計画を練り上げていくことにします。 エレクトラは自らが練り上げた計略に従って、 クリュタイムネストラとアイギストスの二人に、ポーキスからの使者が 弟オレステスが死んだことを知らせるために彼の 遺灰が入った壺を持って王宮を訪れていると告げると、 クリュタイムネストラは、自分に対する復讐を企んでいたかもしれない 息子の死を知って、もはや自らの命が脅かされる恐れはなくなったと 安堵の表情を浮かべることになるのですが、 次の瞬間、 エレクトラの手引きによってすでに王宮の中に侵入していたオレステス本人が、自分が死んだと聞いて油断していた アイギストスに切りかかってその首を討ち取ると、そのすぐ後に、命乞いをする自らの母である クリュタイムネストラをも殺害することによって、 エレクトラとオレステスの姉と弟の二人 による 父の敵討ちと母殺しの復讐 の計画がついに果たされることになるのです。 こうした復讐の計画が果たされたのち、 オレステスは、自分が犯した 母殺しの罪に苛まれて気狂いとなり、ギリシア諸国を放浪する旅へと追い立てられていくことになるのですが、 そうした漂流の旅の末に、オレステスは、デルポイの神殿における神託を司る神であるアポロンの助力を得た 姉のエレクトラの助けによって正気を取り戻すと、 その後、 知恵の女神アテナによって アテナイの アレスの丘(アレオパゴス)において開かれた 神々の審判によって無罪の評決を受けてその 罪を赦されることとなります。 そして、その後、 オレステスは、自らの故郷であるミュケナイの地へと戻ると、亡き父アガメムノンの跡を継いで、 ミュケナイの王として君臨することとなり、 王女エレクトラも、自らの弟であるオレステスのことをその放浪の旅の間も傍らで支え続けてくれていた ポーキスの王子ピュラデスと結ばれることによって、その後も 幸せな生涯を送ることになるのです。 ・・・ 次回記事: 前回記事: 「」のカテゴリーへ 「」のカテゴリーへ カテゴリー• 844• 641• 118• 184• 537• 139• 204• 333• 278• 593• 338• 153• 143• 310• 240• 125•
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