社長が、本日付けで 逝去されました。 この場合は、 社長の死を敬った表現となっています。 企業のトップに対して、 単に「亡くなりました」と言うのは 何だか心もとないですよね? そこで、 「社長の死」に対して尊敬の意をこめる という意味で「逝去」を使うわけです。 ここで、注意すべきは 「身内の訃報を知らせるような場合」ですね。 「 逝去」は、 身内ではなく他人の死に使う言葉です。 もしも身内に「逝去」を使うと、 「自分の家族を尊敬する」という よく分からない意味になってしまいます。 したがって、 「身内」に対しては必ず 「 死去(しきょ)」を使うようにしましょう。 「死去」とは、文字通り 「死んでこの世を去ること」です。 身内や関係者の死を言う場合は、 普通は「死去」を使うと考えてください。 ちなみに、 「 急逝(きゅうせい)」は 身内に対しても使うことができます。 「急逝」とは、「急に亡くなる」 という意味で尊敬語ではありません。 したがって、 こちらは身内に対しても 他人に対しても使えるわけです。 メール文での逝去 続いて、 「逝去」の具体的な使い方を 見ていきましょう。 一般的には、 「逝去」は お悔やみの挨拶文の中で 使うことが多いです。 特にメールを使って、 お悔やみの意を伝える時によく使いますね。 以下は、 実際の文例です。 ご遺族の皆様のお気持ちを思うと、言葉もありません。 直接お目にかかりお悔やみを申し上げたい所ではございますが、 メールにて失礼いたします。 お悔み文で「逝去」を使う場合は、 前に「 ご」をつけて「 ご逝去」とします。 厳密に言うと、 「逝去」は単語そのものが尊敬語なため、 本来は頭に「ご」をつけると二重敬語となります。 しかしながら、 弔事では「ご逝去」とすることが 世間一般の慣例となっています。 そのため、 社外文書やビジネスメールなどでも 前に「ご」をつけるようにしましょう。 メール文でのお悔やみは、 あくまで形式上のものです。 文章でお悔やみを伝えた場合でも、 次に会った時には必ずお悔やみの言葉を 口で伝えるようにしてください。 スポンサーリンク 使い方・例文 では、最後にそれぞれの使い方を 例文で確認しておきましょう。 【逝去の例文】• 〇〇様の ご逝去に際し、惜別の念を禁じ得ません。 〇〇様の ご逝去、心からお悔やみを申し上げます。 【死亡の例文】• 14時20分に、爆発事故で 死亡した。 役所へ 死亡届を提出してきました。 【死去の例文】• 父は昨年の暮れ、 死去いたしました。 学者として有名な〇〇氏が、 死去しました。 【亡くなるの例文】• 長年一緒にいた兄が、本日 亡くなりました。 今日で、父が 亡くなってからちょうど3年です。 【他界の例文】• 〇月〇日、祖母は 他界しました。 かねてより療養中でしたが、昨日 他界されました。 【永眠の例文】• 父上は、昨年1月に 永眠しました。 偉大な人が、 永眠して帰らぬ人となった。 まとめ いかがでしたか? 内容を簡単にまとめると 「 逝去(せいきょ)」= 他人を敬った死。 ( 身内には使わない) 「 使い方」=お悔み文では前に「 ご」をつける。 「 類語」=「 死亡・死去・亡くなる・他界・永眠」など。 ということでしたね。 英語では「死」を意味する単語は、 「death」だけです。 ところが、 日本語だとこんなにも 多くの言葉があったわけですね。 ぜひ場面・場面によって うまく使い分けてみてください。 では、今回は以上です!.
次の生きていくうえで避けて通れないお別れのとき。 悲しいですね。 そして寂しさが募ります。 もし、自分が誰かの死に直面した時、そして、 それを誰かに伝えなければならなくなったら、どうしますか。 自分の家族、あるいは、会社の取引先の人などに不幸があったとき、どういえばいいのでしょう。 あるいは、自分が弔電を打たなければならなくなったりしたら・・・。 日本語は難しい。 そう思うかもしれません。 私も社会人になった当初は「逝去」の読み方がわからずに、 恥ずかしい思いをしてしまいました。 そんな恥ずかしい思いをしないように、 「死亡と死去と逝去の違いと使い方」など、 三つの言葉の違いをここで、学んでおきましょう。 死亡と死去と逝去の意味は この三つの言葉はどれも死ぬことを意味します。 死去も死亡も逝去も人が死ぬことを指していますが、 どういった場面で使われる言葉なのかに違いがあります。 死去とはこの世を去った人という意味があります。 つまり、死んでからしばらくたった人のことを指しています。 今しがた死んだばかりの人に対して、 「彼は死去した」というような言葉の使い方は基本的にはしません。 死亡とは、公的な場面で使われる言葉です。 また死去とは違い、今しがた死んだばかりの人に対しても使うことができます。 スポンサーリンク もちろん、死んでからしばらくたった場合でも、 「彼は死亡した」などという具合に使うこともできます。 逝去とは 亡くなった人に対して敬意などの気持ちを表しているときに用います。 死亡と死去と逝去の違いと使い方 この三つの言葉は伝える相手によっても使い分けられます。 伝える相手はどのような方か?目上の人か?親戚か? 目上の方や敬意を払うべき方がなくなり、 お悔やみを申し上げる時は 「逝去」をつかいます。 「逝去」は「死」の尊敬語で、 他人の「死」にたいして敬意を込めて表現した言葉です。 これは、立場上敬うべき言葉遣いの方が亡くなった場合といえます。 例えば、取引先の方、親交のあった友人や近所の方が亡くなり弔電を打つ時などです。 「ご尊父様のご逝去に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。 」 といった文面には亡くなった方への敬意を表しているのです。 あくまでも他人の死について使う言葉ですから、 身内の死について「逝去」は使いません。 家族や身内の人間が亡くなり、 それを外部の人に伝える時は 「死去」をつかいます。 あなたがもし会社員だとして、 会社の人が亡くなった事を外部の方にお知らせする時には「死去」を用います。 また、家族や身内の誰かが亡くなり、 それを会社やご近所に伝える時も「死去」と表現します。 「死去」の他にも 「他界」や「永眠」などを用いる場合もあります。 新聞・ニュースなどで誰かの訃報を伝える場合には、普通「死去」が用いられます。 これは死亡の事実を「ファクト」として捉え、気持ち・感情を盛り込まないためです。 死亡は、事故や事件で起こった現象、 つまり不特定多数の人や動物が亡くなった時に用いられます。 「死亡」「死去」「逝去」を用いた具体的な文例 ここで、それぞれ、具体的な文例をあげておきます。 <死亡の文例>• 火災が発生し、これまでに3人が「死亡」した。 県内の交通事故による「死亡」者数は減少傾向にある。 <死去の文例>• 作家のA氏が「死去」した。 親戚のBさんが「死去」しました。 弊社社長Aの「死去」に伴いBが社長に就任しました。 <逝去の文例>• 御母堂様のご「逝去」を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。 取引先のA社長が「逝去」されました。 このように、意味は同じでも場面によって用いる言葉は違ってきます。 これから、仕事上やそれ以外でもいろいろな場面に遭遇することでしょう。 言葉の違いを理解して、報告をしなければいけなくなったときなど、 相手に失礼のないようにしたいですね。 社会人として是非覚えておきたい言葉の使い方です。
次の逝去の読み方は何か それでは、早速紹介していきます。 今回は 逝去の読み方についてです。 2文字と言うシンプルな言葉ではありますが、 かなり読むのが難しいこちらの単語。 実際、間違って読んでいる方も多いです。 「いきょ」ではない まず、もっと多い間違った読み方について紹介していきます。 それは 「いきょ」 です。 多くの方が、逝去の事をいきょと読んでいるのです。 かく言う私も、「いきょ」と読んでいましたので気持ちは良く分かります(笑) 【逝】と言う文字が、逝く(いく)と読むこともあって、そのまま「い」と読んでしまう方も多いんですよね。 そして【去】は、そのまま「きょ」と読む事ができるので、組み合わせて「せいきょ」と読み上げることができてしまうんです。 間違っていた立場の人間なので言わせてもらいたいのですが・・・ この間違いは仕方ないです!! 普段から読まない言葉なので、読み方を間違っていたとしても、その間違えに関して訂正してくれる人もいません。 ですので、 もし今日まで「いきょ」と読んでいる方がいても、どうか気にしないでください。 その答えを発表します!! 逝去の読み方は・・・「せいきょ」です! この読み方は、知っていなければちょっと出てこない読み方ではありますね。 【逝】を「せい」と読むことは日常生活ではまずないことですので、 知っているかどうかを問われる読み方となっています。 別段、知っていなくても困ることはないとは思いますが、 お葬式関連などでこの言葉を目にすることは多々あるのも事実です。 これを機に、是非読みを覚えてもらえればなと思います。 逝去の意味 さて、読み方が分かった所で、次は 逝去の意味を説明したいと思います。 いくら読み方が分かったところで、意味をしっかり理解していなければ言葉として活用することはできませんものね。 逝去とは、「死ぬ」と言う言葉の尊敬語に当たる言葉です。 亡くなった方を敬って使う言葉と言うわけです。 そもそも 【逝】には『目の前から離れていく』という意味が、【去】には『遠ざかっていく・離れてなくなる』といった意味がそれぞれあります。 これらを組み合わせた逝去は 目の前から遠ざかっていき、離れていってしまう と言う意味になります。 ここから転じて、現在の亡くなった方に対しての言葉へと意味が変化していったのです。 逝去の使い方 それでは、 逝去の使い方についての説明に移ります。 恐らく、多くの方がこの言葉を用いた経験はないかと思います。 そのため、いざ使う場面が訪れた際、 「どのように使えばいいのかわからない」 といった声も多く上がっています。 まずは、 間違った使い方を紹介します。 母親・兄など身内が亡くなった場合は逝去は使いません。 尊敬語である逝去を身内に使うのはおかしいですよね。 また、 会社の社長などが亡くなった場合も同様に使いません。 確かに社長と言えば上司の中の上司、尊敬語を使って当然ともいえる身分の方です。 しかし、会社という一つの家族だと考えた時、社長もやはり身内ととらえるため同じく逝去は使わないのです。 では、どういった時に使うのでしょうか。 あの人が逝去して、もう10年か・・・• ゆーだい氏 逝去される 等、会社関係以外の目上の方が亡くなられたり、誰が見ても明らかに目上な方が亡くなった際に用いる言葉です。 会話で使うことはめったにないのですが、一応頭においておけばふとした時に 「礼儀礼節を分かっている方だ」 と周りから評価されるはずです。 まとめ いかがだったでしょうか? 今回は、 逝去の読み方とその意味・使い方についてお伝えしてきました。 身内には使わない• 会社の上司にも使わない• 目上の方に使う この3つのポイントさえ抑えていれば、使用方法を間違えることもありません。 しっかり意識して用いてもらえればなと思います。 もちろん、あまり好んで使いたい言葉ではありません。 ですが、 残念ながら人間である以上死は決して避けられないものです。 もし、お世話になった方が亡くなった際には、心を込めてこの言葉を用いてくださいね。
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