まず中央にデンと座った大女が、司会を務めたMVP(46)に「やあナイア。 君はMITBラダー戦で勝つ気満々だと思うけど」と問われると「当然でしょ。 全員粉々にするわ」と余裕の表情で語った。 ここで女帝が激怒。 日本語で「こいつ悪いヤツやで!(出場者決定戦で)カイリをいじめて泣かせたんやぞ。 ふざけんな、コラ!」とまくし立てた。 何か文句ある?」と威嚇した。 ここでアスカは「イージー・ピージー(楽勝)じゃ!」と応戦してシェイナと激しい視殺戦を展開。 ところが次の瞬間に2人は呼吸がピタリ合ったかのように、座ったままのナイアへ同時にスーパーキックを放ち、リング外へ突き落としてしまった。 してやったりの表情の2人は、そのままお互いに背を向けてリングを下りた。
次のベッキー・リンチは難敵シェイナ・ベイズラーに辛勝して安堵の表情(C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved. いつものようにド派手なカリスマ仕様の大型トラックで会場入りした強気な王者は、開始から総合格闘技出身の挑戦者のスタイルにじっくりと付き合う。 スタンドの状態でパンチとキックの打ち合いになるも、わずか開始20秒でバックに回ったシェイナが、いきなり必殺のキリフダクラッチ(リアネイキッドチョーク)。 王者は必死の形相で場外にエスケープした。 ベッキーは場外でのフランケンから、挑戦者をバリケードに叩きつけるも、シェイナの猛攻は止まらない。 ニーリフト、危険な角度から落とすバスター。 しかしエプロンでの蹴り合いを制したカリスマは、カウンターのサイドバスターで叩きつけペースを奪い返した。 だがシェイナは、王者が逆転を期したミサイル弾を叩き落すと、タイガードライバーからアームバー。 ベッキーは何とかエスケープしてディスアーマー(腕固め)を狙うが、シェイナは巧みに上体をローリングさせて腕だけは決めさせない。 明らかに王者の表情に焦りの色が浮かび始めた。 挑戦者の攻撃の手は止まらず、エプロン越しのキリフダクラッチ。 逃れた王者は何とロープ最上段をまたいでディスアーマーを決めようとするが、バランスを崩して両者場外へ転落。 シェイナは鬼の形相で王者の両脚をクラッチして、側頭部をバリケードに2度も叩きつけた。 さらに、ダメージが深いベッキーをリングに上げると、薄笑いを浮かべてリング中央でガッチリとキリフダクラッチ。 しかしカリスマは一瞬のスキを見逃さなかった。 シェイナの固いクラッチを逆に利用し、自分の頭を軸にジャックナイフ式エビ固めの要領で、挑戦者の頭の上方向に体を折り曲げたのだ。 クラッチを解かないシェイナの両肩はマットについたまま動かせない。 レフェリーのカウントが入り、ベッキーが大逆転の3カウントを奪って王座を死守した。 試合後は地獄の戦場から生還したような兵士のように、安堵の表情を見せたベッキー。 最強挑戦者を何とか退けたものの、シェイナからの再戦要求は避けられそうにない。
次のNXTからメインブランドに活動の場を移したシェイナ・ベイズラー。 ポール・ヘイマンは彼女のプッシュを狙っており、レッスルマニア36ではベッキー・リンチの持つRAW女子王座に挑戦することになっています。 そんな彼女が、のインタビューの中で新型コロナウイルス感染拡大下におけるWWEについて語りました。 レッスルマニア36は無観客開催となり、番組は無観客のWWEパフォーマンスセンターで収録されたものが放送されている……そんな状況について、現役スーパースターはどう考えているのでしょうか? こうした状況じゃなければ誰も考えつかなかったようなことの可能性が広がりますよね。 みんながどれだけクリエイティブになるか、興味深いです。 今までとは全く違うものになるでしょう。 観客がいないというだけじゃなくて、こんなことは誰も経験したことがない。 私達は自由にクリエイティブになれるんです。 「これはどうなるんだろう」という話題性が、これまでとは盛り上がり方があると思います。 こうした状況だとネガティブな話になりがちですが、特殊な状況が生み出すメリットに目を向けているというのは素晴らしいですね。 観客の歓声がないという状態でどのようにリングの外側からの盛り上げを作るのか、という点ではアスカが大活躍していますし、今はこうした状況下での楽しみ方を満喫できればと思います。 あわせて読みたい.
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