お風呂の排水口悪臭の原因 お風呂の排水口には、髪の毛などの体毛、垢、油、石鹸カスなど、臭いの元になる雑菌の栄養分がたくさん流れています。 また、髪の毛や体毛、垢などはたんぱく質ですので、時間が経つと腐って嫌な臭いを発するようになります。 これらの汚れが、排水口に留まることで悪臭が発生してしまうことがあります。 しかし、「排水口と呼ばれる部分は一応掃除しているけど・・・」という人もいらっしゃるかと思います。 実は、排水口はいくつかの部品に分かれており、多くの人は一番上にあるヘアキャッチャーと呼ばれる部分しか掃除ができていないことがあります。 そこで、まずは悪臭の原因となる場所についてご紹介したいと思います。 関連記事: 悪臭原因1. ヘアキャッチャーにゴミが溜まっている 排水口のカバーをあけると、髪の毛などを受け止めるヘアキャッチャーと呼ばれる部品があります。 このヘアキャッチャーは目に見える部分なので掃除をしている人が多いかと思いますが、初めて一人暮らしをする人などは見落としていることもあります。 ヘアキャッチャーにはよく髪の毛や体毛などが絡まります。 そのまま放置していると、石鹸カスや体の油が毛に付着してヌメリが発生し、最終的に悪臭が発生します。 人によって抜ける毛の量などは違ってきますが、1週間に1回はヘアキャッチャーのゴミを取り除いた方がいいでしょう。 ヘアキャッチャーがない場合もある お風呂の種類によっては、ヘアキャッチャーが着いていない場合もあります。 ヘアキャッチャーがついていないと、排水管などに大量の毛が流れてひどい詰まりが発生してしまうことがあります。 気になる場合は、ホームセンターやネットショップなどで、自分のお風呂の排水口にあったサイズのヘアキャッチャーを購入するといいでしょう。 悪臭原因2. 排水トラップのヌメリ・汚れ 先ほどのヘアキャッチャーは、排水口のカバーを外すと一番上に見えるため掃除をしている人が多いのですが、実はヘアキャッチャーの下には排水トラップと呼ばれる部品がついていることがあります。 排水トラップは筒状になっており、水溜まりを作ることで排水管の奥の臭いなどが上に上がってこないようにしています。 この排水トラップなのですが、石鹸カスや油などが固まっり、ゲル状の汚れになっていることがあります。 築年数が経過していて、悪臭が発生し、排水トラップの掃除をした記憶がない場合は、排水トラップに汚れが溜まっているのが原因かもしれません。 排水トラップの掃除方法などについては、後述の「ヘアキャッチャーと排水トラップの掃除」をご参照ください。 悪臭原因3. 排水管にこびりついたヌメリ・汚れ ヘアキャッチャーも排水トラップも掃除しているのに、悪臭がするという場合は、排水管に蓄積されたヌメリ・汚れが原因の可能性があります。 使用年数が長いと、排水トラップなどをきちんと掃除していても、排水管にヌメリ・汚れがこびりついてしまうことがあります。 また、状況によっては排水管の合流地点である排水枡から悪臭が風呂場まで上がってくることもあります。 台所などで、油や食材カスなどを意識せずに流していると排水枡で腐敗して夏場などに悪臭が発生することもあるため注意しましょう。 排水枡の洗浄などは業者に依頼することになりますが、排水管のヌメリ・汚れについては自分で対策できることもあります。 対策方法については、後述の「お風呂の排水管掃除で悪臭対策」をご参照ください。 お風呂の排水口以外の悪臭原因 先ほど、排水口の悪臭原因についてご説明いたしましたが、それ以外にもお風呂が臭くなってしまう原因はあります。 よくある原因について、2つご紹介したいと思います。 悪臭原因1. 浴槽や壁・床の汚れ 浴槽や壁・床などの掃除をしていないと、悪臭が発生することがあります。 浴槽などは掃除しているけれど、壁や床は掃除していないという場合は定期的に掃除をするようにしましょう。 特に、床などは知らない内に汚れがこびりついて、元の色とは違った色になっていることもあります。 一部分だけ茶色くなっていたり、黄色くなっている場合などは、その部分に塩素系洗剤を使って汚れが取れないか試してみるといいかもしれません。 悪臭原因2. カビの発生 マンションなどで窓がなく、換気扇も小さいもので空気の循環が上手くできないような場合。 カビが大量発生して、カビ臭が発生することもあります。 カビが発生してしまった場合は、カビキラーなどを使ってカビ掃除をするようにしましょう。 また、換気が悪くてすぐにカビが発生する場合は入浴後に水気を取ったり、防カビ対策をしておくといいでしょう。 お風呂の排水口の悪臭対策 お風呂の排水口の悪臭は、自分で掃除などをすることによって解消・予防できることがあります。 先ほど紹介した、排水トラップや排水管の汚れ・ヌメリの解消方法などについても、これから紹介いたしますので参考にしてください。 排水口の高圧洗浄は最終手段 今から紹介する悪臭解消方法を使っても、悪臭が完全に取れない・全く取れないといったことがあります。 排水管の奥の方に悪臭の原因がある場合や、排水枡の悪臭が上がってくる場合、排水管などにびっしりと油汚れが取り付いている場合などです。 そういった場合は、最終手段として高圧洗浄を検討してみるといいかもしれません。 高圧洗浄は、専用の機械がないとできないため、業者に依頼することになりますが、その際は複数の業者で見積りを取ってから依頼するようにしましょう。 お風呂の排水口掃除で悪臭対策 お風呂の排水口の悪臭の原因を自分で掃除をすることによって、解消する方法をご紹介したいと思います。 掃除方法については、ヘアキャッチャーと排水トラップなどの排水口の入り口部分と排水管などの奥の部分で方法が変わってきます。 それぞれ、ご紹介いたします。 ヘアキャッチャーと排水トラップの掃除 ヘアキャッチャーと排水トラップは、一般の人でも簡単に取り外して掃除をすることができます。 排水トラップについては、ずっと存在を知らなかったという人もいるかと思います。 築年数がかなり経過している場合は、ひどく汚れがこびりついている場合もあり、水はねして口にゴミが入ると大変ですので、マスクをつけて作業しましょう。 注意点 お風呂のタイプによっては、ヘアキャッチャーや排水トラップが着いていないこともあります。 また、基本的にはどちらも上に持ち上げるだけで取れるものが多いですが、違った構造のものもあるため、取り外しができない場合は作業を中止してください。 また、排水トラップを取り外す際は、スポンジやブラシなどを落として排水管に詰まらせないように注意して掃除をしましょう。 必要な道具 ゴム手袋、マスク、ハンガー、スポンジ、ブラシなど。 手順 1. 排水口カバーを取り外す ゴム手袋とマスクを装着して、排水口カバーを取り外します。 使っているお風呂の種類によって違いますが、シャワーを流した後に水が流れていく場所にあるフタです。 ヘアキャッチャーを取り外す 排水口カバーを取り外すとヘアキャッチャーと呼ばれる、穴の空いた金属もしくはプラスチックの部品がでてきますので取り外します。 (排水口のタイプによっては、ヘアキャッチャーがないタイプもあります。 ) 3. 円筒状のものもあれば、楕円形の形のものもありますが、上に引き抜くと取れます。 スポンジやブラシを使って掃除 カバー、ヘアキャッチャー、排水トラップを取り外すことができたら、スポンジやブラシを使って掃除をします。 排水トラップなどには、油や石鹸カスなどが固まってできたヌメリがついていることがありますが、そのヌメリが詰まりの原因になるのできれいに拭き取るようにします。 水を流して完了 掃除が終わった後は、部品を取り付け直して水を流して完了です。 排水トラップなどや、排水口の手前に近い部分で汚れが詰まっている場合は、この方法で詰まりを解消することができますので、試してみてください。 お風呂の排水管掃除で悪臭対策 お風呂の排水口のヘアキャッチャーや排水トラップを綺麗に掃除しても臭いが取れない場合、排水管で悪臭が発生している可能性があります。 排水管で悪臭が発生している場合は、スポンジなどを使って掃除することができません。 ワイヤーブラシなどの先端にブラシがついたワイヤーを使うこともできますが、何mも長い排水管をブラシでゴシゴシ洗うのは、重労働です。 そこで、もっとも簡単で誰でもできる排水管掃除の方法をご紹介したいと思います。 排水管掃除って自分でできるの? 排水管掃除といっても、今回紹介する方法は薬剤を流すだけですので、一般の方でも可能です。 特殊な技術などは必要ありませんので、ご安心ください。 関連記事: 必要な道具 液体パイプクリーナー、ゴム手袋。 注意点 液体パイプクリーナーを使う際は、しっかりと換気をするようにしましょう。 また、酸性の洗剤と混ざると有毒なガスが発生してしまいますので注意しましょう。 液体パイプクリーナーを使用する際は、必ず使用する液体パイプクリーナーの注意書きを呼んでから使用しましょう。 関連記事: 手順 1. 排水口カバーを取る 排水口のカバーを取りましょう。 ヘアキャッチャーにゴミがついている場合は、先に取り除いておきましょう。 液体パイプクリーナーを流す 液体パイプクリーナーを排水口に流しましょう。 流す量は、液体パイプクリーナーの種類によって異なるため、使用方法を呼んで適量を流します。 所定時間待ってから水を流す 液体パイプクリーナーの使用方法などに書いてある所定の時間待った後で、水で薬剤を洗い流して完了です。 ピーピースルーは慎重に ピーピースルーなどの業務用洗浄剤の一部は、実はネットショップなどで売られていることがあります。 業務用洗剤は一般の人でも使用できるようなものがありますが、中には登録書などがないと購入できないようなものがあります。 薬剤によっては発熱して、排水管にダメージを与えるものもあるため、業務用洗浄剤を使う際は、よく調べてから使用するようにしましょう。 お風呂の排水口以外の悪臭対策 お風呂の排水口や排水管の悪臭対策についてご紹介いたしましたが、今度は、浴槽や壁・床に着いた皮脂汚れが原因で発生する悪臭対策についてご紹介したいと思います。 この悪臭は原因となる、皮脂汚れを取ればいいのですが、長年汚れが蓄積されて普通の洗剤では取れなくなっていることもあります。 浴槽や壁・床の皮脂汚れは取りにくい ある一部分だけ、他の部分と色が違っていて茶色だったり、黄色だったりしている場合は、皮脂汚れが固まっている可能性があります。 そういった場合は、塩素系洗剤を使ってもいいのですが、素材によっては変色してしまう可能性などがあります。 また、できれば塩素系洗剤を使いたくないという人もいるかと思いますので、今回は重曹と片栗粉とお湯を使った皮脂汚れ対策をご紹介いたします。 重曹と片栗粉とお湯で皮脂汚れ対策 頑固な皮脂汚れには、重曹を使ったお掃除方法が有効です。 重曹を気になる箇所にかけてスポンジでこするだけでもいいですが、もっと効果を高める方法があります。 重曹と片栗粉とお湯を混ぜてペースト状にして、気になるところに塗って少し待ってからスポンジでこするとより汚れが落ちやすくなります。 片栗粉が多すぎると、トロミが強すぎて詰まりの原因になってしまうため、排水口がつまらない程度になるべく水に近い状態にしておくといいでしょう。 塩素系洗剤は強力だが注意が必要 壁や床が黄色くなるほど、皮脂汚れがこびりついている場合は、塩素系洗剤を使って掃除をすると皮脂が溶けて簡単に洗い流すことができます。 ただし、塩素系洗剤は酸性の洗剤と混ざると有毒なガスを発生させてしまうため使用前に水でお風呂場全体をしっかりと流し、お風呂場に置いてある洗剤などを全て脱衣所などに出し、換気を万全にした状態で使用するようにしましょう。 また、お風呂場の壁や床に使われている素材によっては、塩素系洗剤を使うことで変色する場合もあるため、目立たないところで確認してから使用するようにしましょう。 他にも洗剤によって使用上の注意点が多数あるため、使用する際は注意しましょう。 カビ対策は掃除と予防策が重要 皮脂汚れ以外にも、カビが発生してカビ臭が出ることもありましたよね。 カビは普通の洗剤で掃除して表面だけ汚れを掃除しても、パッキンの隙間などにカビの菌が残っている場合があります。 そのため、塩素系洗剤を使って根元から殺菌するのが効果的です。 また、天井などにカビが発生してしまう場合は、毎回上を見ながら掃除するのは大変かと思います。 そういった場合は、お風呂場専用のくん煙タイプの防カビ剤などがドラッグストアに売られていますので、それを使ってみるといいでしょう。 お風呂の排水口の高圧洗浄を業者に依頼した場合 お風呂の排水口の悪臭対策をやったけど、全く悪臭が取れない・解消されないという場合は、高圧洗浄を検討してみるといいかもしれません。 高圧洗浄は、排水管の長さや状況によって料金が変わってきます。 また、業者ごとによって料金が変わってくるため事前に見積りを取って比較してみるといいでしょう。 排水口の高圧洗浄の費用はいくら位かかるのか 排水口の高圧洗浄の費用は、排水管の長さや高圧洗浄を行う場所、状況などによって異なってきます。 また、業者によっても様々です。 とはいえ、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。 そこで、このサイトの運営者である「生活救急車」に実際あった依頼の実費をご紹介したいと思います。 料金体系・税率が現在と異なることもございますので予めご了承ください。 関連記事: 生活救急車の見積りは基本無料 生活救急車の場合、お電話では正確な見積り金額を出すのが難しいため、現地にて無料でお見積りをお出しさせていただいております。 「基本的に無料」としているのは、「高速道路などの有料道路を通る必要がある」場所への出張や、「見積りをするのに、便器の取り外し作業が必要」といった見積り時に作業が発生する場合に実費がかかるためです。 見積りが有料になってしまう場合でも、その前に費用がいくらかかるのかを必ずお客様にご説明して、了承が得られたら見積もりを行うようにしておりますので、急に作業や見積りを進めて後から金額を請求することはありません。 他社と比較されたい場合も、現地で見積りをお出しした後に断っていただいても費用が発生することはありませんので、お気軽にご利用ください。 まとめ 今回は、お風呂の浴槽や排水口からの悪臭の原因と、その解消方法などについてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。 排水トラップや排水管の掃除は、初めての人でも簡単にできるので、定期的に掃除をして悪臭が発生しないようにしましょう。 また、高圧洗浄を水のトラブル業者に依頼される場合は、見積りを確認してから依頼されることをおすすめいたします。 「お風呂の水道がポタポタ垂れるようになりまして。 蛇口を外してみたんですけどちょっと分からないので来て頂きたいんですけど。 」と丁寧な口調でお問い合わせを頂きました。 住所をお伺いすると、名古屋市緑区大高町にあるご自宅が今回の現場でした。 対応できるお時間につきましては20分~30分後のご訪問で提案をさせて頂きご納得頂けましたので、そのように作業員を手配いたしました。 お客様はお手配が完了するとホッとされた様子でお電話をお切りになりました。 受付日時 2020年5月1日 15時50分頃 受付担当 麻生 担当より一言 「とにかくお客様のお話を聞くこと」です。 突然起こるトラブルや災害、不安な思いが大きいと思うので、サービススタッフが到着するまでの間、少しでも安心して待って頂けるような応対を心がけています。 「お風呂が詰まっちゃったんですけど見て頂けますか?」と丁寧な口調ですが少し戸惑っている様子でご相談を頂きました。 依頼を検討されているご住所をお尋ねすると、新宿区西新宿にあるマンションからのご依頼でした。 最短ですと60分後の到着になることや、最低料金、対応の流れなどをお伝えすると「大丈夫です。 」と安心された様子でご依頼いただきました。 受付日時 2020年5月1日 16時50分頃 受付担当 麻生 担当より一言 「とにかくお客様のお話を聞くこと」です。 突然起こるトラブルや災害、不安な思いが大きいと思うので、サービススタッフが到着するまでの間、少しでも安心して待って頂けるような応対を心がけています。
次の排水口・排水管の仕組み 臭いが発生する排水口の場所 排水口は、水が発生する場所、すなわち、一般住居であれば、台所、浴室、洗濯機の置き場、洗面所、そして水洗トイレに設置されています。 それぞれその設置場所と目的に沿った、排水が設置されています。 排水口・排水管の3つの基本機能 排水口・排水管の役割は3つあります。 通常の台所の排水口の構造を説明します。 まず、一番上に排水口フタがあります。 それを取り除くと、ゴム製の菊割れフタがあります。 さらにその下の、排水バスケット(ゴミ受け)があります。 さらにその下の封水があります。 台所で排水する際には、流した水は、フタを通じて一旦、排水バスケットを追加して、その後封水に流れ込んでそこにあふれた水が、排水ホースを通じて排水されるという構造になっています。 お風呂の排水口の構造 お風呂の排水口は以下のような構造になっています。 まず、浴室から大きな異物の混出を妨げるために、大きな隙間のあるフタがあります。 その下に上に、ヘアキャッチャーと呼ばれる髪などの異物を遮るフィルターがあります。 更にその下には、封水を呼ばれる水のたまり場があります。 そこは封水筒と呼ばれる管で覆われています。 浴室から流れた水は、フタを通過して、ヘアキャッチャーを通過して、一旦封水に溜まります。 そしてそこからあふれたものが、排水管へ流れて排出されるという経路で、水は流れていきます。 洗面ボールの排水口の構造 洗面所の洗面ボールにの排水口には2つのタイプの排水口があります。 <ゴム栓タイプ> ゴム栓タイプは、ゴム栓によって排水口をふさぐタイプです。 単純な構造と廉価な部品で構成されているのでもっとも普及しているタイプです。 <ポップアップタイプ> 洗面台に設置されているノブが、排水栓と結合されておりノブを上下に作動させることによって、 排水栓を開閉させるタイプ。 構造は、ゴム栓タイプより複雑ですが、ユーザーが洗顔などで使いやすいため、一般住宅や宿泊施設などで普及しています。 排水トラップ 台所や洗面台の下を覗くと、排水管を確認することが可能です。 その際に排水管が、曲がりくねっていることを見受けられるはずです。 これは排水トラップという構造になります。 排水トラップは、排水管の途中で、水が溜まる場所をつくり、経路を敢えて水でふさぐことにより、先にある下水から発生する、臭いやガスなどを遮断するとともに害虫などの侵入を防ぐ構造を指します。 排水トラップにはいくつかの構造・種類があります。 <S型トラップ> <P型トラップ> <U型トラップ> <ドラム型トラップ> <ワン型トラップ> オーバーフロー 洗面所の洗面ボールには、水があふれることを防止する排水口が設けられています。 ホテルなどの洋式ユニットバスでもこのような構造が設置されている場合があります これらをオーバーフロー構造と呼びます。 排水口臭い発生のメカニズム 排水口臭い発生のメカニズム基本 キッチンや洗面所、風呂場などから発生するニオイの基本的なメカニズムには、共通点があります。 そもそも、建物内部に設置されている排水管は、水を排水する際に、水に混ざって混入する日頃の生活の中から生まれた汚物・異物などを一緒を排出させていきます。 そして、それぞれの排水管には、途中で排水トラップが存在し、そこで、水によって空気をせき止めています。 この水溜まりは「水封の水」とも呼ばれ、下水から上がってくるニオイをブロックしてくれています。 この封水の水は、水を流す度に入れ替わっているので、長期間使用しない場合を除いては、封水そのものが臭うことはありません。 しかしこの排水トラップよりも前に、異物が付着している場合、その臭いは遮断されていないので、排水口からの悪臭の原因となります。 台所・キッチン(シンク下)の排水口の臭い発生の原因と普段のケア 台所の場合は、フタから、排水パイプの排水トラップまでの間に付着している異物が異臭発生の原因になっているケースが多いです。 ご存じの通り、台所は、食べ物の残飯などを処理するところでもあります。 食器や食材を水で流す際に、それに混入する異物は、フタを通して、まずは、排水バスケットに残ります。 排水バスケットの掃除が定期的にされていないと、まず異臭の原因になります。 普段のケアの第一のポイントはバスケットの掃除、次には、排水バスケットの下にある構造部分のケアです。 封水筒や排水枡(封水が溜まるところ)自体に異物が付着しているケースもでてきます。 さらには、排水パイプの内部に、油などが付着して、異臭の原因になる場合があります。 普段からこの部分を掃除するようにしましょう。 普段のケアには、キッチン・シンク回り用の洗剤があれば十分です。 台所で出る汚れに対応していますから、洗剤を付けて古ハブラシなどで丁寧にこすれば、汚れを落とすことができます。 お風呂の排水口の臭いの発生の原因と普段のケア 風呂場の場合は、排水口につまった髪の毛、シャンプー・石鹸などのかす、垢、泥などが臭いの元になります。 多くの悪臭の元があるのは、フタをはずしたヘアキャッチャー。 ここにこびりついた、髪の毛、垢、ゴミを取り除きます。 取り除いて、それらをそのまま、浴室の排水口に流さないようにしましょう。 ゴミとして処理してください。 洗剤を使う場合、排水口用の洗剤があれば大抵の汚れは落ちます。 でも専用の洗剤がなくても、わざわざ買う必要はありません。 風呂場であれば風呂場用の洗剤があればそれで十分です。 洗面所の排水口の臭いの発生の原因と普段のケア 洗面所の排水口が臭う場合、ゴミ受けの部分に髪の毛などが溜まり、そこでよどみを作ってしまっている場合が多くあります。 ゴム栓式にしても、ポップアップ式にしても、フタを空けて、その奧になるヘアキャッチャーのこびりついた、髪の毛などの異物を取り除きます。 洗面所の排水口を洗う洗剤は、お風呂場洗剤でOKです。 洗剤を使うことに抵抗がある場合は、お酢をかけて10分ほどおいて、古ハブラシなどでこすればほぼ落とすことができます。 頑固な汚れの場合は重曹も効果的です。 お掃除の頻度 台所の排水バスケット、浴室や洗面所のヘアキャッチャーの掃除は、どの程度の頻度で行うべきでしょうか? 台所の排水バスケットは毎日、しかも、食事の支度毎に行うべきですです。 浴室や、洗面所のへ空チャーは理想的には毎日、それが無理なら、週に二回程度を行いたいところです。 台所、お風呂場、洗面所の臭いの解消法 マメな掃除ができれば、排水口の臭いはなくせる、それはそのとおりですが、分かっていても、ついつい後回しにしてしまったり、時間がなくて手をつけられなかったりして臭いが発生してしまうケースがほとんどです。 あまりお手入れをできない場合、ヘアキャッチャー部分だけでなく、排水管部分に汚れがこびりついたり、詰まりに近い状態になってしまったりするのです。 こうなると、ちょっとやそっとのことでは落ちませんし、それに伴う臭いもかなりしつこいものになってしまいます。 ここに対する解消法としては「科学的」な解決法と「物理的」な解決法があります。 科学の力で臭いを除去するのがパイプクリーナーです。 排水管パイプ部分の掃除・臭い除去〜パイプクリーナーの使用 一般的にパイプクリーナーと呼ばれるものには大きく2種類存在します。 1つはジェルや粉末、錠剤など、「化学」的に汚れを落とすための洗浄剤です。 パイプユニッシュなど、ジェルタイプのパイプクリーナーで排水口の臭いを取る 特にジェルタイプは強力で、ここ数年はパイプクリーナーの主流になっているようです。 使い方は簡単で、ジェルを排水口に直接注ぐだけです。 だいたい20~30分程度放置した後にたっぷり水を流せば、すっきりと汚れが落ちます。 放置し過ぎると、取れた汚れがパイプの途中に詰まってしまうので、逆効果です。 旅行前に注いで、数日経って帰宅後に流す、などという使い方だけはしないでください。 また、臭いの程度によって、使用量の目安が分かるようになっている商品が多いので、予防なのか、ちょっとしたヌメリ除去なのか、詰まり解消なのか、目的に応じて使用量を調整しましょう。 1回の使用で効果が薄い場合は、繰り返し使用することで、汚れを削ぐように落とすことができますから、粘り強く対処することが大切です。 粉末や錠剤タイプのパイプクリーナーで排水口の臭いを取る 粉末や錠剤タイプは手軽さが売りですので、定期的にお手入れをする人向きだと思います。 発砲パワーでちょっとした汚れであれば、簡単に落とすことができます。 お湯を使って排水口の臭いを取る 排水管が詰まっている時に、お湯を流してつまりを取る方法があります。 大量のお湯を貯めるために、排水管にボロ雑巾を詰めます。 雑巾を引っこ抜くことで、台所シンクなどに張ったお湯が一気に流れて水流でつまりの原因を押し流します。 つまりが原因で排水口が臭っている場合でも、排水管の汚れが原因の場合でも、どちらでも試す価値のあるお手軽な臭い対策です。 排水パイプの汚れを物理的に取る方法 排水パイプを清掃するもうひとつの方法が、「物理」的道具の利用です。 ワイヤーブラシなどが一般的ですが、家庭用というよりは業務用のイメージが強く、プロ仕様の道具といった方が正しいかもしれません。 しかし、今ではプロ用に近いものが手軽にネット通販でも買えますし、近所にホームセンターがあれば、そこで購入することができます。 ここではいくつかのパイプの汚れを取るための、物理的な道具を紹介します。 ワイヤーブラシで排水口の臭いを取る 使い方は単純です。 ワイヤーの先端を排水口から排水パイプに向かってグイグイ差し込んでいくきます。 螺旋状になっている先端部が汚れを絡めていきます。 多少上下させたり、回転させると、より多くの汚れを絡め取ることができるでしょう。 但し、老朽化などで傷んだ金属パイプやビニールホースなどの場合は、パイプそのものを破損してしまう危険性がありますので、使用を避けた方が良いでしょう。 真空式パイプクリーナーで排水口の臭いを取る 真空式パイプクリーナーは、真空ポンプ部分とラバーカップ部分で構成されています。 真空ポンプする部分のレバーを引くと、ラバー部分の外のモノが吸い寄せられます。 真空式ポンプを使うと排水パイプの中にこびりついた異物を、バキューム効果で、取り除くことが可能になります。 真空式パイプクリーナーを効果的に利用するには、ラバー部分をしっかり排水口にフィットされる必要があります。 隙間があると、空気に逃げてしまい。 バキューム効果が半減するからです。 どうしてもフィットしにくいときは、排水口に水を満たしてから行いましょう。 高圧洗浄機で排水口の臭いを取る 市販の高圧洗浄機を利用して、排水パイプを洗浄してします方法もあります。 その名の通り、先端部から、高圧の水を噴射しながら、汚れを除去するタイプの道具です。 先端部の金属で汚れを絡め取るタイプのものに比べて、管内を傷めるリスクが少ないので、こちらを好まれる方も多いようです。 Amazonなどで市販で1万円程度〜の購入費用がかかります。 排水パイプの汚れをとる〜まとめ 物理的な清掃は、それなりの技術も必要ですし、破損のリスクもあります。 自信の無い方は、「化学」の方のパイプクリーナーから試してみることをお薦めします。 排水パイプの封水部分の更に下に問題があって臭いケース 排水パイプの封水部分(排水トラップの)より「下」の場合 流しの下の収納の部分が臭う 、排水パイプの接続部に隙間ができているか、或いは排水ホース(流し台の下によくある蛇腹のホース)そのものが破損していることが考えられます。 水封の水より下に隙間があるということですから、排水トラップが機能せず、下水のニオイがダイレクトに漏れ、鼻から脳天に突き抜けるようなニオイの場合が多いです。 生活に支障をきたしますし、いくら換気扇を回しても、同じ屋根の下で料理や食事をすることは難しいです。 緊急事態と言っても過言ではありません。 DIYに自信のある方は、ゴム製の防臭キャップやアタッチメント、配管用パテで隙間を埋めたり、排水ホースを交換するか補修テープで穴をふさいだりすることもできます。 必要なモノはホームセンターで揃えることができます。 DIYに自信のない方、或いは悪臭に耐えられない方は早めに専門の業者に依頼してください。 依頼した後は、換気扇を回しっ放しにし、窓全開で臭いがこもらないようにすることもお忘れなく!• つまり• 水漏れ• その他•
次のなんか最近洗面所に入ると嫌な臭いがする様になった!! 毎朝、洗面所に入ると臭いが強烈で気持ち悪くなる!! どうやら洗濯機から臭いがしている様だが、この臭いは一体なんなの!? 雨の日はやたら臭いが強くなる気がする!! 臭いが洗濯物にまで付くようになって、毎日気持ち悪い。 どちらかと言うと溝の様な臭いだ。 人が来るのにこんな臭い家に人を呼ぶのが恥ずかしい。 引っ越したばかりの家の洗濯機置き場から強烈な悪臭がしてくる!!など あなたは現在、自分の家の洗面所から臭う下水のような悪臭に悩まされていないだろうか? また、今までしなかったのに急に悪臭がし始めて換気扇を回しても一切消えない臭いにお悩みではないだろうか? 洗面所に行く度に吐き気を催すような嫌なにおい。 外から入ってきているような、下水臭のような悪臭に。 特に女性は臭いに敏感で、少しでも嫌な臭いを感じたら近寄りたくないと思うのではないだろうか。 実は当社でもこの悪臭に悩んでいる方から多くのお問い合わせを頂く事が多い。 臭いに悩んでいる女性で多いのがつわりの時だ。 つわりでこの臭いを嗅いでしまうと気持ち悪くなって、吐き気を催してしまう。 当然、通常の時でも悩んでいる人は多い。 しかし、洗面所を使わないわけにもいかない為にどうしたらいいのか困っている方も多いはずだ。 一刻も早く臭いを消して気持ち良く生活したいと思っているのではないだろうか。 実は洗面所で感じる臭いにはいくつかの原因と種類がある。 そして、人によって臭いの感じ方にも個人差がある。 また、目に見える物では無いので解決するのはそう簡単ではない。 一人一人感じ方が違うのと同じで臭いの感じ方も異なるのだ。 実は洗面所からする悪臭の原因は殆どが洗濯機の排水口からくる臭いであることが多いのだがそれだけでは不十分だ。 やはり一つ一つ考えられそうな箇所を確認しながらの地道な作業をする必要がる。 そこでこのページではあなたの洗濯機の排水口から上がってくる臭いの原因を突き止めて、自分で臭いを消すまでの手順を説明していく。 そして、考えられる箇所も合わせて調査をすればバッチリだろう。 最後まで読みこんで是非参考にしていただければ幸いだ。 Contents• 1.洗濯機の排水口とは? 画像を見てほしい。 あなたの家にも画像のような形をした排水口があると思う。 排水口の形は家によってさまざまではあるが、基本的にはこの画像のような形をしているはずだ。 排水口についてもう少し詳しく知りたい方はを見て理解を深めておこう。 そして、現在洗濯機が設置されており排水口が隠れてしまっていて確認が出来ない場合は一度洗濯機を取り外して移動させておこう。 多くの家庭では防水パンにこの様な排水口が設置されている。 この画像で紹介している排水口はごく一般的な防水パンの設置されているタイプの排水口だ。 マンションか一戸建てか若しくはアパートなのか。 築年数などによっても排水口の形状は異なる。 1-1.あなたの家の洗濯機の排水口はどのタイプ!? 洗濯機の排水口の臭いを消すためには自分の家の排水口がどの形状になっているかを知る必要がある。 そして、その排水口にあった方法で臭いを消すための対策をしてあげないといけないのだ。 以下に洗濯機の排水口の種類を紹介しているので自分の家と同じ排水口を見つけてほしい。 もし、洗濯機が置いてある場合は取り外してから移動させるようにしておこう。 1-1-1.防水パンタイプ 通常は洗濯機が所定の位置に置いてあるので移動させる必要がある。 そして移動させると画像のような状態になる。 先程も排水口のタイプはいくつか種類がある事をお伝えしたが、このタイプは一番普及率の高い一般的なタイプと言えるだろう。 正方形の防水パンの中に排水口が設置されているのだ。 ちなみに画像では排水口が右側にあるが、左側にあったり、手前、奥にある事もある。 因みにこの防水パンが設置されている排水口では排水トラップと言われる仕組みがあらかじめ造られているので、理屈上は臭いが上がってこないような構造になっているのだ。 もし、このタイプの排水口で臭いがしている場合は後ほど紹介する方法で対策していこう。 1-1-2.かさ上げしてある防水パン 続いて紹介するのはかさ上げしてある防水パンだ。 四隅が高くなっており、排水口のお掃除がしやすい特徴がある。 上記で紹介した防水パンとの違いは高さが違うだけで排水口の種類やタイプは殆ど同じだ。 もし、このタイプの排水口から臭う場合も後ほど紹介する対策と同じだ。 因みにこのタイプは築年数の浅い新しいマンションで多く見受けられる。 排水口のお掃除やメンテナンスをしやすくする為にこのようにかさ上げされているのだ。 1-1-3.長方形の防水パン 続いて長方形の防水パンだ。 先程の防水パンと違い形が長方形になっているのが特徴だ。 一昔前に二層式洗濯機が主流だったころに普及していた為に長方形になっている。 しかし、最近の造りは大抵が正方形のつくりだ。 防水パンの種類は概ねこの三種類で間違いないだろう。 このタイプの排水口は排水トラップが設置されていない事が多く、臭いの原因を作りやすい。 排水管に直接差し込むタイプ もし、あなたの家の洗濯機置き場の排水口がこのタイプであった場合悲惨なことになっているはずだ。 画像に見えるのは排水管と言い、建物の床下を走っている配管だ。 本来はこの排水管と防水パンが接続される。 しかし、排水管がむき出しになっている状態では排水トラップもないので部屋中に下水臭が充満してしまうことになる。 アパートなどの古い作りの住宅で良く見受けられるケースだ。 この排水管に洗濯機の排水ホースを直接差し込むことになるのだが、ここでひとつ問題が生じてしまう。 洗濯機を使用する際は排水ホースをこの排水管に直接差し込むことになるのだが、どうしても隙間が出来てしまうのだ。 隙間が出来てしまうと空気が漏れる為、排水管から上がってくる嫌な臭いが部屋中に充満してしまうのだ。 しかし、このタイプの排水口は排水トラップを作る事が難しい為、他の方法で対策をしてあげないといけない。 排水管に直接差し込むタイプの対策方法 下水臭を防ぐ為には主に方法が2つある。 一つは排水トラップを設置すること。 もう一つは臭いが上がってこれないようにフタをしてしまうことだ。 排水トラップを設けるのは費用面や自分で対策するには敷居が高くなる。 そこで、臭いが上がってこないようにフタをしてしまう方法でやっていこう。 これなら誰でも簡単に実践することが可能だ。 用意するのは画像で紹介している2点だ。 1、排水エルボ 2、防臭ゴム どちらか一つ欠けてしまうと意味がない。 必ず2つ用意するようにしてほしい。 ちなみに排水エルボと防臭ゴムはホームセンターでも購入することが出来る。 やり方としては排水管の穴に防臭ゴムをはめて、その上から排水エルボを差し込む。 排水管と防臭ゴムがジャストフィットすることにより、排水管との隙間がなくなる。 隙間が無くなれば空気の通り道が遮断され部屋中に臭いが上がってこなくなるのだ。 ちなみにこの方法は非常に効果的で手軽な方法だ。 費用も安く済む。 また、排水ホースをしっかりと固定することが出来るので水漏れなどの心配も減らすことが出来る。 ただ、ひとつ気を付けないといけないのが排水管の穴のサイズはどの家も同じでは無いということだ。 防臭ゴムを買ったはいいがスカスカだったなんて事もありえる。 購入する前にしっかりと穴のサイズを調べてから買うようにしてほしい。 画像を見てほしい。 これは防臭ゴムと排水エルボを排水管に接続した時の状況だ。 先程紹介した方法を実践するとこのような状態になる。 防臭ゴムが排水管の回りを塞いでくれて隙間を埋めてくれる。 その上に排水エルボを差し込んで固定する。 防臭ゴムは主にキッチンの排水管と排水ホースの接続部、洗面所の排水管と排水ホースの接続部で使用されている事が多い。 しかし、洗濯機の排水口でもこのような使い方をする事が出来るのだ。 防水パンが無く排水管が露出されている状態であれば、是非この方法で対策をしてみてほしい。 きっと臭いはなくなるハズだ。 次の章では洗濯機の臭いの種類について紹介していきたいと思う。 その臭いが何の臭いなのかを特定しないことには解決に至らないからだ。 知識を付けて一つ一つ臭いを解決していこう。 1-2.防水パンはマンションに多い 洗濯機の排水溝と言えば防水パン内に設けられている事が多い。 その一方で防水パンが設置されていない住宅も多いです。 その傾向として防水パンが設置されているのは主にマンションなどの共同住宅。 一戸建ては防水パンではなく床から直に出ている排水口が多いのが特徴だ。 もちろん、一戸建てでも防水パンを設置することは出来るし、設置されている家も多くある。 防水パンは主に下の階に水漏れがいかないように設けられているので、下の階が無い一戸建ては設置されていない傾向にあるのだ。 一戸建ての排水溝は完全にフタの様になっていて空気も通さないようになっている事が多いので、臭いとは無縁だ。 しかし、防水パンに設けられている排水口は仕組みが異なる為に臭いに悩まされる事が多くなる。 2.洗濯機の臭いの原因について知っておくべき4つの事 洗濯機からの臭いであることはわかっているが、はたしてそれが洗濯機のどこから来る臭いなのか。 それがわからなくて困っている方も多いと思う。 臭いの原因がわからないことにはどうすることもできない。 業者を呼んで解決するのは一番早いかもしれないが、臭いの原因を理解していれば自分でも臭いを防ぐことは簡単だ。 そこで、洗濯機から来る臭いを特定して自分で臭いを止めるまでの手順を4パターンご紹介する。 この4パターンを手順どおり行えば必ず臭いに悩まされることはなくなるはずだ。 2-1.雑巾、生臭い臭いがする 雑巾臭い、生臭いといった臭いは洗う前の洗濯物を洗濯機の中に長時間放置し続けている、又は洗い終わった洗濯物を干さずに洗濯機の中に入れっぱなしであるときに発する臭いである。 洗濯が終わっているのにそのまま忘れていると雑菌が繁殖して臭いを発する原因になってしまう。 又、洗濯機にお風呂の残り湯を日ごろ使っていると雑菌が洗濯物に移ってしまうことになり臭いの原因になってしまう。 因みにこの臭いは生臭い臭いなので、排水口とは関係が薄い。 洗濯のやり方で防ぐことは可能だ。 心当たりがある方はまずこの点に気をつけてみてほしい。 2-2、カビ臭い臭いがする カビ臭くなる原因としては洗濯層の周りにカビが繁殖しているからだ。 洗濯機の中にたまった汚れや、洗剤カス、ほこりが原因でカビが発生する事がある。 ちなみに洗濯槽の外側は黒カビでビっちり覆われている事が少なくない。 服を着ていて体がかゆくなったりした時は黒カビの持つアレルギーが原因かもしれない。 2-3、洗剤の臭いがする 洗剤の入れすぎが原因で洗剤カスが残ってしまい、そこから臭いが発生することがある。 規定量をしっかり守って洗剤の入れすぎには注意しよう。 2-4、下水の臭いがする 下水の臭いがする場合は下水管からあがってくる臭いが排水口を通って室内に充満してしまうことが原因だ。 排水口にトラップが無い場合や、排水トラップに水が無くなっている、もしくは外れていると言った場合に発生する臭いだ。 3、臭いを消すための対策をしよう 2.洗濯機の臭いの原因について知っておくべき4つの事でご紹介した通り、洗濯機の臭いには4種類の臭いがあることがわかって頂けたのではないだろうか? そしてこの章ではその臭いを消すための方法を一つ一つ説明していく 雑巾、生臭い臭いがするの場合の対処法• 洗濯が終わったらすぐにカゴに移すなど、風通しのよいところに洗濯物を移動させる。 洗濯物は洗う直前に入れるようにして、洗濯機に何日も溜め込まないようにする• お湯とりホースの使用を控える• 洗剤と一緒に酵素系漂白剤を入れる• 消臭効果のある洗剤に変えてみる 以上の5点を試してみよう。 そして洗濯機のふたはなるべく開けたままにしておき風通しを良くする事が大切だ。 カビ臭い臭いがするの場合の対処法• 洗濯層クリーナで洗濯層を洗浄する• 蓋を開けて通気性を良くしておく 洗濯層の洗浄に関しては市販でよく売られているような洗濯層クリーナーでかまわない。 しかし、一度だけでは効果が薄いので定期的に洗濯層を洗浄してあげる必要がある。 でもやり方を紹介しているので是非参考にしながら実践してみてほしい。 もし、それでも汚れが落ちない場合や徹底的に洗濯槽を掃除したい場合は洗濯槽クリーニングを試してみるのも方法だ。 専門業者に頼めば洗濯槽を分解して槽の外側を徹底洗浄してくれる。 洗剤の臭いがするの場合の対処法• 洗濯層クリーナーで洗濯層を洗浄する• 蓋を開けて通気性を良くしておく• すすぎの回数を増やす• 水を張る量を増やす(ドラム以外) 洗剤を溶かすことが目的だ。 洗剤量が多かったりすると溶け切れなかった洗剤が残ってしまう。 そこで、水の量を増やしたりすすぎ回数を増やしたりして洗剤を溶かしてしまおう。 また、洗濯機を回す時に洗剤の入れすぎはNGだ。 規定量をしっかりと守って使うようにしよう。 下水の臭いがするの場合の対処法 下水の臭いに関しては一番悩んでいる方も多いはず。 しかし仕組みを理解出来ていないと自分で対処するには敷居が高く感じてしまう。 そこで、下水から臭いが上がってくる仕組みと、対処法を画像付きで説明していくことにする。 排水口に手が入るスペースがあり作業出来る方はいいが洗濯機が防水パンの上に置いてある場合は狭くて作業が大変だ。 その場合は洗濯機を移動させておこう。 洗濯機を移動させるとこの画像の様に防水パンだけの状態になる。 移動させなくても排水口に手が入るスペースがあれば、そのまま作業してくれて構わない。 しかし、大抵は洗濯機を置いてしまうと排水口が隠れてしまうので取り外してから移動させておく必要がある。 そしてこれが排水口だ。 透明に見えているのが排水エルボ。 そして回りに白いフタがあるはずだ。 取り外してしまおう。 白いフタは持ち上げるだけで簡単に外せるタイプや回して取り外すタイプがあり、排水溝によって多少異なる。 しかし、構造は基本的には同じだ。 持ち上げるだけで取り外せるタイプであれば良いが、回して取り外すタイプだと固着して取り外せない事もあるので、その場合は厄介だ。 排水エルボとフタを外すと画像のような状態になる。 フタはそのまま持ち上げるだけで簡単に外すことが出来る。 真ん中に見えるのが排水トラップと言われるものだ。 その排水トラップも外してしまおう。 排水トラップは反時計回りに少しだけ回してみよう。 途中で回らなくなる時が来る。 そこで、真上に持ち上げれば外れる。 これが排水トラップを外した画像だ。 排水トラップの筒状になっている箇所が排水エルボを差し込む穴になっていることがわかる。 すると中にコップのようなものが入っているのはお分かりだろうか? コップの中には通常水が入っている。 このコップの中に水が入っているか確認する必要がある。 もし水が入っていなければ 水を入れておく必要がある。 ここは非常に重要で水が入っていないと空気の通り道を作ってしまうことになる。 その空気の通り道を通って下水臭があがってくるのだ。 この水は封水と言って水のフタの様な役割をしてくれている。 つまり、この封水があれば臭いは上がってこないし、入っていなければ臭いがしてくる。 と言うことだ。 えっ!こんな事だったの!!と思われる方もいると思うが以外と単純な理由なのだ。 ちなみにこのコップも外すことができる。 コップを外すと穴が見えるようになっている。 その穴が奥の配管につながっているのだ。 その配管から上がってくる下水臭が部屋に充満する嫌な臭いを引き起こす原因となる。 そこで、画像の様にしっかりと水を入れておく必要がある。 水を入れておくことにより、その水が空気の通り道を防ぎ、フタの役割をはたしてくれるのだ。 もし、水がなくなっていれば入れてあげればいい。 長期で家を留守にしていたり洗濯機をずっと使っていなかったら、この水が蒸発して無くなってしまっている事があるのだ。 水を入れたら、トラップを戻してあげよう。 この際に気をつけなければいけないのがトラップをしっかり締めてあげることだ。 画像ではわかりずらいかもしれないが回りに4箇所凹んでいる部分があって、その部分を差し込むとフィットするようになっている。 フィットしたところで右に回してあげるとカチッとロックがかかるようになっている。 ここは非常に重要でロックを掛けないと臭いが上がってきてしまう。 すると解決には程遠くなる。 些細なことなのだが、非常に大切な部分なので手抜きしないようにしてほしい。 ここを怠ると臭いがまた上がってくる原因になってしまうので注意しよう。 そしたら、外したふたを戻してあげてエルボを戻してあげれば完了だ。 エルボをしっかり嵌めてあげないと排水ホースが外れて水漏れ事故に繋がるので最後までしっかり作業するようにしよう。 こんな感じだ。 排水口の臭いの原因は排水トラップが外れているか、水が無くなっている、もしくは排水トラップが付いていないことがあげられる。 この通りに実践すれば必ず臭いは無くなるはずだ。 しかし中には排水トラップが付いていないという家もあるかもしれない。 防水パンがあるにもかかわらず排水トラップがないという方はホームセンターにあるので用意してから取り組んでほしい。 3-1.排水口からの臭いを防ぐ方法 画像を見てほしい。 防水パンも無く排水ホースを直接排水口に差し込んでいる場合は回りから臭いが漏れてきて部屋に充満してくる場合もある。 その場合は排水口とホースを差し込んだ回りから空気が上がってこないように、パテなどを使ってフタ代わりにしてしまおう。 そのパテがフタ代わりになることによって、臭いの進出を防ぐことになる。 若干、原始的な感じもするかもしれないがこの方法はエアコンのダクトを通すときなどにも使われておりかなり効果的な策と言える。 4.洗面排水もチェックしておこう 臭いの元が洗濯機の排水口であっても、良い方は悪いが施工のいい加減なん物件も中にはあるので、同時に洗面所も確認しておけば確実だ。 いい加減と言う言い方は間違っているかもしれないが、確実に施工が原因で臭いが上がってきている物件は少なからず存在する。 因みに洗濯機から来る下水臭と洗面所から来る下水臭も同じ匂いだ。 せっかく洗濯機側を解決できたとしても、洗面所の排水溝にも原因があったら最終的な解決には至らなくなる。 そこで、洗面所側もチェックしておくことが大切だ。 4-1.洗面所の排水溝を確認しよう 確認方法は簡単だ。 洗面台の下の棚を開けてみよう。 洗面台の収納棚を開けると排水パイプがある。 そこを追っていけばいいだけだ。 洗面台の下には排水パイプがあり、そこに排水プレートが設置されている。 そして、排水プレートを外すと穴がある。 木の板を外すと排水管が見えてくるはずだ。 ネジなどで固定されている場合は取り外す必要がある。 この時、木の板を割らないように気をつけよう。 最後に戻せなくなってしまうためだ。 木の板を取り外すと排水管を確認することが出来る。 因みに画像の状態は臭いが上がってきてしまう悪い状態だ。 何が悪いかというと排水パイプと排水管の間に大きな隙間が出来てしまっているからだ。 この隙間を通って下水臭は部屋に充満してくる事になる。 つまり、水回りの隙間は悪臭の元と覚えておくようにしよう。 これこそいい加減な施工と言ってもいい。 先程洗濯機の排水口に防臭ゴムと排水エルボを接続して臭いを塞いでしまう方法を紹介したが、理屈としてはそれと同じだ。 これだけ隙間が空いてしまっていては臭いが洗面所に籠ってしまうのも無理はない。 通常であれば防臭ゴムが取り付けてられていないといけない。 因みにこれが正しい施工方法だ。 塩ビ管の上にキャップがしてあり、臭いが上がってこないような仕組みで施工されている。 また排水パイプが動いて外れないように固定できるようになっているのだ。 このように固定できているケースと刺さっているだけのケースがあり、物件に寄り切りだ。 もし、固定されていなければ棚の中に洗剤などの日用品を詰め込み過ぎないようにしよう。 それらが排水パイプに干渉して動いてしまうためだ。 排水パイプが動いてしまうと防臭ゴムがずれて、臭いを発する原因を作ってしまうからだ。 また、それだけではなく排水パイプが動く事で水漏れの原因にもなってしまう。 覚えておくようにしよう。 4-2.S字トラップに水が溜まっているか確認しよう そして最後に確認しなければいけない箇所がS字トラップだ。 画像を見てもらえるとわかると思うが、洗面台の下の排水パイプにはS字トラップと呼ばれる排水トラップが設けられている。 洗面台から流れてきた水が上にあがって、また下にさがって流れていくようになっている。 排水パイプの造りを見てもらえればわかるはずだ。 一旦、上に持ち上げることによって残水を残すことが出来る。 つまりすべての水が流れていかないように工夫されているのだ。 そして、流れきれなかった残水は排水パイプ内に停留することになるので、空気や虫を室内に侵入させないようにしている。 しかし、その残水も蒸発してしまう事がある。 長期間家を空けていたり、洗面台を長いこと使用していなければ部屋中が下水臭で充満してしまうことになる。 家の内件に行って部屋が臭いのは長期間誰も住んでいないためで、トラップの水が乾いて蒸発しているからそういった臭いがする事があるのだ。 5.雨の日は臭いが強くなる傾向に ここまで、読み終えて原因が理解出来たのではないだろうか?! 臭いは目視出来る物では無いので、解決するまでに時間と労力が掛る。 きっとこの記事を読んでくれている方の中には一つ感じていることはないだろうか?それは、雨の日に臭いが強くなるということだ。 私も多くのお客様宅に訪問させて頂き、色々と話を聞いていく中で一つの原因として考えられる事を見つけた。 なぜか多くの方が雨の日にだけ臭うとか、雨の日は臭いが強くなる。 と言った事を多く聞いたからだ。 それを検証する為に私なりに調べてみた。 5-1.圧力が関係している 雨の日は配管内に大量の水が流れ込んでくる。 そうなると配管内の圧力がバランスを崩し、圧力に負荷が掛るためだ。 よく、配管に通気口を設けていると風が吸い込むように抜けていく現象が起きる。 排水枡はトラップと呼ばれる仕組みがあるのだが、雨水が流入することによりトラップのバランスも崩れることになるのだ。 そして、あなたの家の洗濯機排水口に溜まっている封水が吸い込まれることにより水がなくなってしまう。 つまり、雨の日は圧力で吸い込む力が働き、本来は溜まっているトラップの水を吸引するように流れていってしまうためだ。 これを対策するのは大変なので、コマめに封水の水を継ぎ足してあげる事で臭いは防ぐ事が出来る。 6.配管の汚れも疑ってみる 洗濯機には排水トラップを設ける事で臭いを防ぐことが出来る。 しかし、排水管が汚れていると臭いも強烈になってしまう。 配管の汚れと言っても目視で確認することは出来ない。 そこで、配管高圧洗浄を利用してみる方法があるのだ。 何十年も経過しているような建物では配管の汚れは尋常じゃない。 配管が汚れていると、そこから発する臭いが強烈で部屋中に充満してしまうことになりかねない。 マンションに住んでいる方であれは管理会社が行う排水管高圧洗浄を実施している事が多いので利用するようにしてほしい。 その一方で一戸建ての持ち家に住んでいる方は高圧洗浄は自分で行う必要がある。 高圧洗浄は配管を奇麗にするだけではなく、詰まりを取り除いてくれる役割もあるので本来は定期的なメンテナンスとして実施した方がいいのだ。 臭いや詰まりを防ぐだけではなく、家を長持ちさせるために行う方も多いのだ。 7.まとめ 洗濯機の臭いは大きく4種類分けることができる。 カビの臭い、雑巾の臭い、洗剤カスの臭い、下水の臭いだ。 そしてその臭いを突き止めていくことによって対策の方法が変わってくる。 まず、それが何の臭いでどこから来る臭いなのかという事を突き止めていけば対策する為の方法が分かってくる。 手順を追って臭いの原因を一つ一つ突き止めていけば、自分でも解決することが出来るのだ。 参考になったなら幸いだ。 大変参考に成りました、ありがとうございます。 私も洗濯機周り及び浴室の下水臭に悩ませれ憂鬱な日々でした。 今日は洗濯機周りの臭いがしてましたので見て見たところご指摘の様に洗濯盤のトラップの水がなくなっていました。 実は3ヶ月前に全面リフォームしたばかりのマンションを購入し越して直ぐに出たトラブルです。 上の階の方のトイレの水を流された時、また私のトイレを流した時にゴポゴポと言う音がする時にひどい臭いがするような気がします。 一ヶ所、4~7日間位するとしなくなり、又2週間程して繰り返す有り様です。 今後はトラップに水が有るかを確かめながら対処しますが、売主に対して保証期間の内に根本的に直して欲しいとお願いできないものかと思ってとります。
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