ウグイスの鳴き声のアレコレ!どんな意味があるの? 一般的に知られている鳴き声の他にも、ウグイスはいろんな鳴き方をします。 そして、それぞれについて意味があり、仲間やライバルへ向けたメッセージを発しているのです。 ウグイスの鳴き声3種類!それぞれが表す意味とは? 私たちがイメージしている、 「ホーホケキョ」という鳴き声は、声のトーンによって表す意味が異なります。 この鳴き声は主にオスのウグイスが発しており、 低い音で泣いた場合は次の意味を表しています。 縄張りの中にライバルが迫ってきたリ、入ってきたリした際に、警戒するために発しています。 高い音で「ホーホケキョ」と鳴いた際は、危険はないから大丈夫だというメスに対するメッセージです。 次に、あまり耳にしたことがないと思いますが、 「ケキョケキョケキョ」という鳴き声を発することがあります。 これは侵入者への威嚇の合図であると言われています。 最後に、 秋から冬になると、「チャチャチャ」と独特な鳴き声に変化します。 これは、ヒトでいうところの地声と同じで、地鳴きと呼ばれています。 Sponsored Link ウグイスが鳴き声で音の高さを使い分けている理由は? ウグイスの鳴き声にはいくつか種類がありますが、その中でも「ホーホケキョ」という鳴き声は特別です。 声のトーンによって、仲間へ知らせる合図の意味が異なっているからです。 低い声で鳴いた際は、仲間へ危険が迫っていることを知らせるためのサインとなります。 一方、高い声で鳴いた時は、メスに対する求愛の意味を強く含んでいます。 そのためオスは、メスの気を引くために美しい鳴き声を出せるようにしっかりと練習します。
次のどんな違いがあるの?オスとメスの鳴き声に特徴はあるの? いろんな種類の鳴き声があることは分かりましたが、個体間における違いは見られないのでしょうか? 美しいさえずりを私たちに聞かせてくれるウグイスですが、オスとメスによって鳴き声に違いはないのでしょうか? オスもメスも鳴くことがあるの?地鳴きとは? 地鳴きとは、通常の生活を送る上で自然と発せられる鳴き方のことを言います。 ヒトの歌声を例に挙げて説明します。 普段の声は低いのに、歌声になると高くなるといった場合、普段の声がこれに相当します。 ウグイスの地鳴きは「チャチャチャ」という鳴き声で、オスとメスによって鳴く時期に違いが見られます。 オスの地鳴きは、子育ての落ち着いた秋から冬の時期にかけてから多くなります。 子育ての期間は、オスは侵入者が来ないようにしっかりと見張っており気が抜けません。 一方、メスの地鳴きは、年間を通して聴くことができます。 Sponsored Link 美しいウグイスのさえずりはオスもメスも行うの? 女性の美声を形容する「ウグイス嬢」という言葉がありますが、実は、 ウグイスのメスは「ホーホケキョ」と鳴きません。 私たちにとってもなじみの深い鳴き声、 「ホーホケキョ」と鳴くのは、オスのみです。 ですから、正確には「ウグイス坊」と表記するのが正しいのかもしれません。 鳴き声のトーンによって、その示している意味は大きく異なります。 高い声で鳴いた場合は、美しい鳴き声を響き渡らせて、周りのメスに懸命にアピールしているのです。 低い声で鳴いた場合は、自分たちの縄張りに侵入者が出現したという合図になります。
次の全長15. 5cm(オス)。 細身でオス・メス同色ですが、メスは2cmほども小さいのが普通です。 日本では全国の平地から山地の林やその周辺にある藪で繁殖します。 秋冬には山地のものは平地へ下ってきます。 その頃は「チャッ チャッ」という声を出しています。 「ホーホケキョ」。 この鳴き声ゆえに、知らぬ人はいない、日本人にいちばん親しまれている鳥といえるでしょう。 いつもヤブの中にかくれていて姿を見せないことが多いのですが、声ははっきりきこえます。 ホーは吸う息、ホケキョは吐く息、胸をいっぱいふくらませてさえずります。 「ホーホケキョ」と鳴くのは早春ということになっていますが、山登りをする人なら、「ホーホケキョ」は春先から盛夏まで聞くことができます。 早春、人里で上手に「ホーホケキョ」と鳴く練習をしていたウグイスは、春の深まりとともに山へ帰って、巣づくりをするのです。 また、オスが繁殖期に出す声のひとつを「谷渡り」といい、警戒を意味するといわれています。 うぐいす色といわれて私たちが思いうかべるのは「うぐいす餅」などの色彩ですが、実際のウグイスの羽色は緑よりも暗緑茶色です。 という鳥は、大きさもウグイスに近く、体も緑色ですから、しばしばウグイスと誤認されています。 は花の蜜を好み、梅や椿の花の咲くころ姿を見せるので、ウグイスが来たと思うようですが、実際は梅に、の方が多いのです。
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