巌勝 読み方。 【鬼滅の刃】継国縁壱についてまとめてみた【耳飾りの剣士の正体】|サブかる

『鬼滅の刃』最新話178話のネタバレと感想!巌勝の記憶、縁壱の才能に囚われ続けた男の最期

巌勝 読み方

たしか縁壱がいなくなったのは7歳頃だったから、それから10余年後に結婚したってことは、十代の頃だったってことだよね?巌勝は結婚するのが早かったんだね? 戦国時代は男性も結婚するのが早く、大名では織田信長は15歳、徳川家康も15歳、武田信玄は13歳で結婚したそうです。 そうなると巌勝が結婚したのは、当時ではわりと平均的な年齢だったのかなと思います。 巌勝は、武将として野営に出かけたときに鬼に襲われるところを縁壱に助けられ、衝撃の再会を果たします。 剣技も人格者としても立派になった縁壱をうらやんで、巌勝は自分の嫁と子どもを捨てて鬼狩りになる道を選びました。 巌勝の頃の描写は少ないですが、画像を見る限り、巌勝の第一子は 男の子のようですね。 息子の年齢は、背格好からして5~7歳くらいになるでしょうか? そして妻は赤ちゃんを抱いています。 憎悪の念は根深いものがあるとうかがえます。 継国巌勝時代の愛刀&使用していた呼吸法は? 鬼となり、顔に目が6つある恐ろしい顔つきの黒死牟ですが、そんな彼が愛用している刀は特徴的なものです。 ん?あれ?黒死牟さんの刀が…… — 三途川 you41944312 刀身には目玉がいくつも付いた禍々しい刀を用いて、月の呼吸を使って戦います。 人間時代の巌勝だった頃、縁壱から剣技を習っているときに愛用していた刀は、いたって普通の刀でした。 使えるようになったのは、 月の呼吸という日の呼吸の派生のものでした。 その後に痣が出た自分には残された時間がないことを知り、焦っているときに鬼舞辻無惨と出会い、鬼になるよう持ち掛けられ、上弦の壱の黒死牟となりました。 巌勝は、日の呼吸が使える縁壱から直接やり方を教わっても、習得には至らなかったことから、日の呼吸は努力だけで使えるものではなさそうです。 Sponsored Links 巌勝は、弟の継国縁壱に笛をプレゼントした? 継国家に生まれた双子の巌勝と縁壱。 2人が生まれた時代は、双子は跡目争いが起きると言われていたため、縁壱は10歳になったら寺で出家する予定でいました。 幼少期から部屋も着物も教育も、食べ物も差をつけて育てられた2人。 しかし巌勝は父の目を盗んでは、縁壱の部屋へ遊びに行き、おもちゃの笛を作ってプレゼントします。 この笛がこの先の話でキーアイテムとして登場します。 母の朱乃が亡くなったときに、縁壱は予定より早く寺へ行くことを告げ、巌勝に別れの挨拶をする場面。 kanburidaioze おもちゃの笛を大事そうに布にくるんで懐にしまい込む縁壱。 はずかしそうに笑みを浮かべて頭を下げる様子に、巌勝は気味悪がっていました。 そして60数年後に黒死牟となってから再会した2人。 黒死牟となり 醜い姿になり果てた巌勝を見て、縁壱は「お労しや兄上」と涙を流します。 2人は戦いますが、そのあとに縁壱の懐から、幼い頃に兄からもらった笛が出てきます。 それを見て、また涙する黒死牟。 黒死牟の憎悪の感情とは反対に、縁壱は兄をことを忘れず生きてきたんですね。 黒死牟はたとえ弟縁壱と離ればなれでいても、心の奥底では自分の人生に影響を及ぼすレベルで意識していたのだと思います。

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『鬼滅の刃』最新話178話のネタバレと感想!巌勝の記憶、縁壱の才能に囚われ続けた男の最期

巌勝 読み方

継国縁壱 耳飾りの剣士の正体 鬼滅の刃は作中で「耳飾りの剣士」という重要キャラの存在を度々ほのめかしていましたが、その正体こそこの継国縁壱になります。 縁壱は400年前の戦国時代の剣士で、後に上弦の壱の黒死牟となる継国巌勝の双子の弟になります。 日輪刀は黒色 縁壱のはと同じ黒に染まります。 ただ、黒の深さは炭治郎とは段違いで、戦闘中には赫灼の刃に変わると言われています。 痣が発現しているが25歳を超えている 縁壱は産まれた時にはすでに痣が発現していました。 「痣が発現した人間は齢25までに死ぬ」となってていますが、縁壱は80を超えてもなお生存していました。 そのため、痣による寿命低下にも例外もあることがわかっています。 ただ、「」にも掲載している通り、どういう理由で25を超えて生きることができたのかは明らかになっていません。 今後明らかにされるのが楽しみな伏線の一つですね。 あわせて読みたい 痣については「」にさらに詳しくまとめています。 妻のうたと子供を鬼に殺されている 継国家から出た後、縁壱は親を亡くしたという黒曜石のような瞳をしているうたという少女と偶然出会う。 そして一緒に暮らすことになった2人は10年後夫婦となることに決める。 間もなく2人の間に子供ができていることがわかり幸せを噛み締めていたが、突如鬼の襲撃を受けてうたとお腹の子が殺されてしまったのだった。 そこに鬼狩りの剣士が現れ、鬼を倒す組織の存在を教えられ縁壱も鬼狩りの道を進むことに決めた。 鬼狩りに全集中の呼吸の技術を伝える 縁壱が扱っていた日の呼吸はすべての全集中の呼吸の元となる呼吸で、言ってしまえば縁壱が全集中の呼吸の生みの親と言える。 鬼狩りとなった縁壱は偶然鬼に襲われていた兄の巌勝を助け、巌勝や他の剣士にも全集中の呼吸の技術を教え、こうして全集中の呼吸という技術が鬼狩りに広まっていった。 縁壱という存在が鬼狩りになければ、今も鬼殺隊には全集中の呼吸は存在しないわけで、縁壱の鬼殺隊への貢献度は計り知れないものがあると言える。 鬼舞辻無惨と対峙 鬼狩りとして活動していた縁壱は、ついに鬼の始祖である鬼舞辻無惨と対峙することに。 出会った瞬間に「自分はこの男を倒すために産まれたのだ」と悟った縁壱は、圧倒的強さで無惨を追い詰めるが、無惨が1,800もの肉片にばらけて逃走するという最後の抵抗を見せ、内1,500を斬り落とすが残りを逃してしまい無惨にトドメを刺すことに失敗してしまった。 その後、兄の巌勝が鬼になったこと、無惨を逃してしまったこと、鬼のを見逃してしまったことを糾弾され、縁壱は鬼狩りを追放されてしまう。 黒死牟にトドメを刺す寸前に死亡 ある晩にとなった兄の継国巌勝と遭遇。 鬼となった巌勝は不老のため若い姿のままだったが、縁壱は齢80を過ぎていた。 鬼となった巌勝を倒すため縁壱は剣を握り、後一太刀というところまで追い詰めたが、トドメを刺す寸前で寿命を迎え、剣を構えたまま死亡してしまった。 継国縁壱の強さ あわせて読みたい 他のキャラの強さも気になる方は「」も合わせてご覧ください。 日の呼吸の使い手 継国縁壱は始まりの呼吸と呼ばれるの使い手。 日の呼吸についての詳細は不明だが、すべての呼吸はこの日の呼吸から派生して生まれたものだと言われている。 現在の鬼殺隊の核とも言えるを編み出したのが継国縁壱であり、その技術を他の剣士にも伝えており、鬼狩りへの貢献度は測りしれないものがある。 日の呼吸の使い手は無惨と黒死牟が徹底的に消して回っていたが、現在炭治郎が使用しているヒノカミ神楽と日の呼吸の関係性が作中で示唆されている。 このヒノカミ神楽はに代々伝わる舞で、縁壱と竈門家は接触していることがわかっているので、おそらくヒノカミ神楽は縁壱がカモフラージュするために日の呼吸を舞という形に変えたものだと思われる。 つまり、現在炭治郎が使用しているヒノカミ神楽こそ始まりの呼吸である日の呼吸だと思われる。 あわせて読みたい 鬼滅の刃の呼吸の強さランキングを「」にまとめているので、どの呼吸が特に強いのか気になる方はぜひご覧ください。 生まれついての痣者で透き通る世界にも目覚めている 縁壱は鬼滅の刃のキャラの中でも完全に規格外のキャラクターとして描かれています。 また、作中では炭治郎やといった一部の才覚ある人間しか目覚めていないも産まれた時から目覚めており、黒死牟から「この世の理の外側にいる」「神々の寵愛を一身に受けて生きている」と評されていた通りの人外キャラとして描かれています。 そのため、剣を始めて握ったにも関わらず、兄の巌勝が一度足りとも勝つことができなかった剣の指南役の大人を圧倒するほどの強さを見せつけました。 赫刀も顕現 縁壱の刀は「戦闘中は赫刀になる」と言われていたが、これは万力の握力で刀を握ることで顕現することが明らかになりました。 この万力の握力は、蛇柱のが追い込まれてようやく発揮できていましたが、柱クラスの人間が死の間際に追い込まれてようやく発揮できるほどの力を普段から普通に使うことができる縁壱はやはり人外と言う他ありません。

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【鬼滅の刃】178話のネタバレ【継国巌勝が鬼になった理由が明らかに】|サブかる

巌勝 読み方

その正体 のの壱「」が人間だった時の名前。 すなわち 本名。 の核となった始まりの呼吸の剣士の同志達の一人。 そして、炭治郎の夢の中に現れたこと『 (つぎくに よりいち)』の 双子の兄で、継国家の長男だった。 また、系譜上は鬼殺隊の霞柱であるとの 遠い先祖に当たる人物で、本人曰く「継国の家に置いてきた」という。 また、上述した自身と無一郎の関係については自ら語っており、と同様に人間だった頃の記憶を明確に残している。 本人の口からから無惨に仕えている事から語られており、十二鬼月どころか無惨が生み出した全鬼の中でもかなり古参の部類に入ると思われる。 その経歴や戦歴から鬼喰いの剣士とも戦ったことがあり、自身と弟がかつてそうだったからなのか、鬼狩りの兄弟(と)についても思うところがあった様子。 過去 「お前のような者は生まれてさえ来ないでくれ」 「お前が存在していると この世の理が狂うのだ」 元々、継国縁壱とは双子として生まれたが、当時の時代において双子はお家騒動の元になるとして不吉とされ、更に縁壱の方は生まれつき額にがあり周囲からも不気味に思われ、そのため忌み子として生まれてすぐに父から殺されるように言われるほど、疎まれていた。 しかし、これに母明乃が烈火の如く怒って反発し、周囲の反対を押し切って縁壱を守り、「10歳になったらにさせてにする」という条件で不問とされた。 一方の巌勝の方は弟の縁壱に対しては、両者が幼い頃縁壱が三畳の部屋に置かれていた事や、親離れ出来ないためか常日頃から母の左脇にしがみついていた事から憐れみの感情を抱き、手作りの笛をあげた。 そんな中、縁壱はいきなり喋りだし、ずば抜けた剣の才能を発揮して巌勝の師範を打ち倒す。 巌勝は今までの弟とはあまりに違いすぎる才覚と言動に心中では不快感を隠しきれなかった。 縁壱が剣技の才能に優れていることが周囲に知られ、継国家の跡継ぎは弟に、寺にやられるのは巌勝になるのではと考えられたが母の死後、縁壱は忌み子の自分と兄の処遇を考え、独り出奔する。 その時母親の日記で縁壱が母にしがみついていただけではなく、病魔に蝕まれて身体が不自由な母を支えていた事を知り、憐憫は嫌悪に変わっていった。 忽然と縁壱が姿を消したことで跡継ぎ問題は解決し、彼の中にある縁壱への憎悪や嫉妬は一旦は治まった様に見え、十数年ほど緩やかな時間が流れる中で妻を娶り、子供を設けている。 妻子との生活は退屈だが穏やかなものだったという。 そんな折、鬼狩りとして活躍していた縁壱によって、配下ともども鬼から救われる形で二人は再会することになった。 十数年の時を経て再会した縁壱は、巌勝を超えるほどの優れた剣技と人格を持つ人物となって巌勝の前に現れ、巌勝の胸には縁壱に対するかつての嫉妬と憎悪の炎が燃え上がり、その強さと剣技を手に入れようと、今までの生活と妻子を捨て縁壱と同じく鬼狩りの道へと足を踏み入れる。 縁壱の元で剣とを学び、縁壱と同じくまでに至るが、それでも縁壱の操るには遠く及ばず、そればかりか痣を発現させた者は二十五歳になる頃には死亡するという副作用までも見つかってしまう。 縁壱を越えるどころか、その為の鍛錬の時間すら残されていないことを知る。 「ならばになればよいではないか」 そんな中、鬼狩りの剣士が使う全集中の呼吸に興味を持っていたによって、そう唆される。 無惨への崇拝に近い態度は、抑々鬼狩りに対し強い意欲を持っていなかったこと、痣の寿命や弟への感情から解放してくれたという感謝の気持ちから来ていると思われる。 無限の時の中で修練を積めば、いずれは縁壱を超えられる。 その思いから、無惨の血を受け入れて鬼となり、新たな無惨の部下「 黒死牟」へと生まれ変わった巌勝は当時の産屋敷当主を殺害し、鬼狩りひいては縁壱とも袂を完全に分かつこととなった。 それから60年後、縁壱は鬼化した巌勝の目の前に現れる。 痣者でありながらも、八十を超えた老いた姿となって表れた縁壱を前にして、動揺を隠し切れない巌勝に対して、宿敵となった弟は涙を流しながら言う。 「」 自分よりも遥かに老いた姿の弟に泣きながらそう言われた巌勝は、今までに感じたことのない感情を覚えながらも互いに剣を構え、そこで再び縁壱という剣士の底知れない恐怖を感じることになる。 自分よりも老い、鬼よりも弱い人間のままであるはずの弟は、あっさりと自分を死の淵へと追い詰め、焦りと嫉妬に身を焼かれながら、あと一撃で死ぬ。 そう実感するところまで追いつめられる。 しかし、あと一撃のところで肝心の縁壱は寿命を迎えてしまい、立ったまま死んでいた。 巌勝の目的は最後まで果たされることはなく、その姿に黒死牟は、縁壱にこれまでより強い憎しみを込め、縁壱の遺体を斬ったが、その死体から転がり落ちたのは、幼い頃に巌勝が縁壱にあげた笛であった。 縁壱の思いは死に際してもなお、変わっていないことを知り、本来あるべき双眸から涙を流した。 縁壱を超えるために、家も、妻子も、人間であることも捨て去り、なおも強さを求め続けた鬼は、結局は何一つ手に入れることはできなかった。 私は一体何のために生まれてきたのだ 教えてくれ 縁壱 そして、黒死牟として、たちに倒された巌勝は灰となって消えていきながらも、その懐には、かつての縁壱に渡した笛を持っていた。 人物評 鬼狩りを裏切って自ら鬼となったその身の上。 その後四百年にも渡って鬼狩りの剣士を屠り続けたその圧倒的な実力。 例え自らの子孫であっても敵となれば容赦無く殺す無慈悲な振る舞い。 そして、無惨への揺るぎない忠誠心。 と、作中での動向はどれを取っても無惨に次ぐ悪として相応しいキャラクターであるが、彼の過去は複雑なものである。 長男として 本作に登場する兄弟達の内、これまでがなんだかんだで自身の弟妹を何よりも大事に思っている存在だったのに対し、巌勝の場合は自分よりも遥かに優秀だった弟に対する嫉妬をはじめとしたさまざまなコンプレックスが鬼となった要因の一つとされている事から、 「長男だけど耐えられなかった」とか 「長男なのに耐えられなかった」と皮肉られていたりする。 だが一方で、二人が生まれた時代が長子を絶対とする価値観の強い戦国時代だったこと、そして兄弟が周囲から比較されることは現代でも多かれ少なかれ起こりうることであり、幼少期の頃から弟には自分との器の違いを見せつけられ、弟である縁壱の圧倒的な剣の強さを知り、人格者であると信ずることで、劣等感が生まれることは自然なこととも言える。 それらの複合的な要因から来るプレッシャーゆえ 「長男だから耐えられなかった」とも評されている。 兄弟仲について 弟の縁壱に対しては、最終的には鬼になり果ててしまうほどに根深い憎悪をむき出しにしていたように思われるが、総合して過去の描写を見る限り、表面上の兄弟仲はそう悪いものではなかったようである。 幼少期の縁壱に対し、口も利けないと思っていた弟が突然しゃべり始めた際には「気味が悪い」と思ったり、その後も彼の才能を知り、完璧な人格者だと信じて疑わず、血が流れるほどに嫉妬と憎悪を燃やし、縁壱に追い付こうと剣の道に邁進するが、痣が発現することによって寿命が来て縁壱に追い付けなくなることを恐れて無惨の誘いに乗り、鬼となってしまった。 過去の項の見出しで語られている通りに、心中では縁壱に対して 生まれてさえ来ないでくれと罵るなど、小人物的な行動も散見された為、ある一点から見れば弟の才能に嫉妬し、鬼になった兄としか思えないだろう。 一方で、そもそも、彼は縁壱の才能に対して相当に嫉妬しているが、 彼自身もまた非凡な才能と弛まぬ研鑽を続ける非常な努力家であり、必要とあれば 嫉妬の相手である弟に教えを乞うことも厭わない柔軟さをも持ち合わせ、またいくら強い嫉妬心を抱こうが、それをすぐに殺意や敵意に変えたりせず、その感情をあくまで自己の向上心につなげるなど、どちらかというと極端なまでに愚直な人間だった節も垣間見られる。 実際、後から鬼狩りの一員になってから少しの期間の鍛錬によって縁壱と同じ痣を発現させ(後に「透き通る世界」にも到達しているが、これは人間時代に得たものか鬼になってから得たものかは不明)、彼独自の呼吸法である を編み出している。 彼個人としては十分どころか、人類全体で見ても最高峰の才覚を持っていることは間違いない。 弟から見た印象 鬼となった黒死牟の回想では巌勝は嫉妬に狂い、全てを捨てて強さのみを追い求めた男として描かれたが、後に縁壱の回想で新たなことが明かされた。 無惨との最終決戦において、瀕死になった炭治郎が先祖である炭吉の記憶を遡る形で、縁壱から見た巌勝像を語った。 それによると幼い頃の彼は、忌み子として無いものとして扱われ、軟禁状態だった縁壱のことを気にかけ遊んでいたことで、縁壱に構うなと父親に殴られた。 しかし、巌勝はその翌日にも縁壱のもとへ訪れた。 「助けて欲しいと思ったら吹け 兄さんが助けてやる」 「だから何も心配いらない」 そう言って手作りの笛を渡し、弟に笑顔を向けた。 まだ子供なのにも関わらず、父親に殴られることを気にすることなく弟を気にかけ、救いの手を差し伸べた。 そして、この手作りの笛を渡した、という出来事自体は巌勝(黒死牟)の回想でも語られていた。 巌勝にとっては「気味が悪い」と思うほどに自分を慕い笑顔で話しかけてくる弟だったが、縁壱の記憶に残るのは弟の才能を知る前の優しかった兄の姿だった。

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