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次の今回の内容• 衝撃的に美味しかった!かつて渋谷プライムにあった「げんこつ屋」 今でこそ東京は美味しいラーメン屋ばかりですが、一昔前は麺やスープのバリエーションも乏しく美味しい店は本当に少なかったと思います。 自分は学生の頃から渋谷の「喜楽」一筋で、ラーメンを食べに行く=喜楽に行くことだったのですが、1990年頃に渋谷駅から「喜楽」に行く途中にあった渋谷プライム内にできた「げんこつ屋」がそれを変えてしまいました。 「げんこつ屋」のラーメンは衝撃でした。 今風の洗練されたラーメンのはしりだったと思います。 スープも麺も明らかに他のラーメンのレベルを超えていました。 かなり年月が経ってしまったので今では詳しい味は思い出せません。 また当時は食材などにあまり関心がなかったので正しく覚えていないかもしれませんが、鶏の旨味と節系の旨味が合わさった今でいうところ濃厚なWスープだったと思います。 スープ一口で「美味いなこれ」としみじみ思えるような深い味でした。 麺も作りたてのように新鮮な感じがするキレのある麺。 しばらくの間、「喜楽」に行くのも忘れひたすら「げんこつ屋」に通ったものです。 「げんこつ屋」の本店は確か高円寺にありました。 しかしその後は快進撃と共にこちらにとっては残念な状況に。 どんどん店舗は増えていきますが、新しい店舗は全盛期の渋谷プライムの「げんこつ屋」の味を出せていません。 しかも時が経つにつれ渋谷プライムの「げんこつ屋」まで味が大幅に劣化。 いつしか自分は「げんこつ屋」には近寄らなくなり、渋谷では以前のように「喜楽」に通うようになりました。 そして、自分はげんこつ屋に対する関心を失っていましたが、2007年に「げんこつ屋」は倒産。 全ての店舗が閉店しました。 これは大きな社会的ニュースになったと記憶しています。 余談ですが、自分はラーメン店は店舗を増やすと味が劣化すると信じて疑わないのですが、こう考えるようになったのは「げんこつ屋」のことがあったからです。 「げんこつ屋」の店舗は最高で17店舗まで増えたようです。 いくらなんでも増やしすぎでした。 復活した「げんこつ屋」 その「げんこつ屋」。 もうこの世に存在しないと勝手に思っていたのですが、数年前に旧友と会った際に「げんこつ屋」の話題が出て、新横浜のラーメン博物館で復活しているという話を聞きました。 遠いけど行ってみたい気持ちはあったのですが、気がつくと2019年2月にラーメン博物館からは撤退していました。 しかし、それと同時に2018年12月に成城学園前に、そして2019年3月に阿佐ヶ谷に「二代目げんこつ屋」として復活しているのを知ります。 げんこつ屋といえば高円寺という印象があったし、阿佐ヶ谷にも店舗があったはず。 成城学園前よりも阿佐ヶ谷に復活した「げんこつ屋」には是非行ってみたい。 しかし食べログにも未だに営業時間が書かれていないくらいで詳しいことが分かりません。 ラーメンデータベースやRettyも見ましたが未だに営業時間が書かれていません まあ阿佐ヶ谷なら多少土地勘があるので、やってなくても他があるさと思い、とある日曜日の19時頃に阿佐ヶ谷駅北口からげんこつ屋目指して歩いていきます。 そして暗闇の中それらしき店を発見します。 阿佐ヶ谷「二代目 げんこつ屋」の外観、メニュー、店内の雰囲気 この手書き風の文字は懐かしき「げんこつ屋」独特の書体です。 そしてのれんには眉毛が太いほっぺたが特徴的なおじさん?のマーク。 これを見て懐かしさが更に増幅します。 しかし懐かしいだけではなく、店舗の前にはディスプレイでげんこつラーメンを紹介しています。 五反田の「らーめん香月」のようにオールドファンに訴えかけるような感じではありません。 【 阿佐ヶ谷 二代目げんこつ屋の主なメニュー 】 げんこつらーめん 850円 げんこつ塩らーめん 870円 わんたん麺 950円 わんたん麺 塩 970円 ちゃあしゅう麺 1200円 ちゃあしゅう麺 塩 1220円 豪快 らーめん 1,100円 豪快 らーめん 塩 1,120円 香油 らーめん 1,100円 香油 らーめん 塩 1,120円 豪快らーめんとは何か分かっていなかったのですが、食べた感じだとチャーシューが豪快という理解で良いのかな? 店主さんは物腰の低い方で感じの良い接客。 カウンターは10席ちょっと。 二人がけのテーブルもあります。 入った時は先客5名くらいでしたが、自分の後も何人か入店してきました。 たまたまかもしれませんが、若者は1人もおらず年配の方が多い。 自分のように懐かしい味を求めて来ている人もいそうです。 そしてチャーシュー。 豪快というだけあって豚バラチャーシューが厚切り。 すごく柔らかくしっとりした感じもありますが、脂身も十分で美味しいです。 そして普通のゆで卵。 味玉全盛時代では珍しいですが、シンプルゆえスープとの相性は悪くありません。 メンマはコリコリ。 そして改めてスープを飲んでみますが、丸みのある優しい味わいです。 ただこれなら渋谷で初めて食べた当時でもこれなら衝撃を受けることはなかったと思います。 という訳で結論としては「二代目げんこつ屋」はよくまとまったらーめんですが、渋谷のプライムで食べた全盛期の「げんこつ屋」のラーメンとは別物と考えた方が良さそうです。 駅前から続く大通り沿いにあります。 【 阿佐ヶ谷 二代目げんこつ屋の営業時間 】 11:30-23:00 材料無くなり次第終了。 定休日 基本無休、月1回ほど休業あり で告知 阿佐ヶ谷「二代目 げんこつ屋」の感想と食べログ採点.
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