人 の 褌 で 相撲 を 取る 同義 語。 ことわざ「人の褌で相撲をとる」の意味と使い方:例文付き

「人の褌で相撲を取る」の意味と使い方・例・語源・類義語|仕事

人 の 褌 で 相撲 を 取る 同義 語

どの様な場面で使われるのか使い方を見てみましょう。 あるお店での出来事です 同じ商品を扱うお店が並んで店を構えています。 A店:店員「店長、この商品の売り上げアップのためにポップやレイアウトなど、これまでにない目を引く宣伝をしたいと思います。 」 A店:店長「いいアイデアだね。 お客様の目に留まるよう工夫を凝らして下さい。 」 店員のアイデアがあたり商品の売り上げが大幅にアップしました。 同じ商品を扱っているにも関わらずB店の商品はあまり売れません。 B店の店長は、A店の売り上げアップの要因が宣伝の工夫だと気が付き、A店の宣伝方法をそっくりそのまま真似をし、売り上げアップに成功しました。 A店:店員「店長、隣の店を見て下さい。 うちのアイデアを横取りしてます。 『人の褌で相撲を取る』ってこのことではないですか。 」 こんな場面で使われる「人の褌で相撲を取る」ということわざですが、他人のアイデアを横取りして利益を上げる様子からあまり良い意味で使われるものではないことがわかります。 商売はみんな人の褌で相撲を取っているの? ここで、何か気が付きませんか。 店舗で商品を売るためにはどこからか商品を仕入れなければなりません。 他人が作った商品を仕入れて売る、つまり、「他人の物や力を利用したり、便乗したりして自分の目的を果たす」ということは、「人の褌で相撲を取る」ことになるのでしょうか。 この場合の答えは、NOです。 「人の褌で相撲を取る」という意味で使われるのは、人の物を勝手に手に入れて行うことで、この場合は、同意を得て商品を仕入れている訳ですので「人の褌で相撲を取る」には当たりません。 しかし、別な意味で言えば商売のほとんどは、「人の褌で相撲を取る」ことで成り立っていることも事実です。 このケースは後程、ご紹介します。 職場にもいる人の褌で相撲を取る人 仕事やビジネスの場面でよく見聞きするのが、部下の手柄を横取りする嫌な上司ではないでしょうか。 自分では何もしない嫌な上司 上司「部下君、この案件、君に任せたから頑張ってやってくれ。 」 部下「はい、任せて下さい。 」 上司「部下君、まだ終わらないのか。 社長からも催促されているから早くしてくれ。 」 部下「時間が掛かりましたが、ようやく終わりました。 苦労した甲斐がありました。 」 上司「社長。 ようやく案件が片付きました。 今回はずいぶん苦労しました。 」 社長「さすが、上司君。 よくやってくれた。 」 部下「上司さん、ずるいよ。 人の褌で相撲を取るなんて上司のすることか。 」 人に仕事を押し付け自分は何もせず手柄だけは横取りする嫌な上司の典型です。 まさに「人の褌で相撲を取る」こんな上司は持ちたくありません。 周りの人から見られてますよ この上司のように「自分が良ければ周りのことなどどうでも良い」、という人は多く見られます。 こんな人は、上司としても人としても失格です。 自分では気が付かなくても周りの人はよく見ています。 自分だけが気付いていない。 そんなことにならないように、周りの人からどう思われいるのか日頃から注意を払うことも必要です。 そもそも「人の褌で相撲を取る」の語源はどこから? よく聞く言葉ではありますが、そもそも「人の褌で相撲を取る」ということわざの語源は何なのでしょうか。 実際に人の褌を使って相撲を取ったから 文字どおり、他人の褌を使って相撲を取ったことが語源となり、勝手に他人の褌を使ってまで土俵に上がり勝とうとする人を意味して使われるようになりました。 ここで、相撲取りが使うのは褌ではなく廻し(まわし)なのに、なぜ、「人の褌で相撲を取る」と言うのかと、疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。 「人の褌で相撲を取る」ではなく、「人の廻しで相撲を取る」が正しいのでしょうか。 「人の廻しで相撲を取る」と使う人もいるようですが、正しくは、「人の褌で相撲を取る」です。 まわしとは、相撲競技で用いられる用具で褌の一種です。 相撲は人間の闘争本能を発揮する力くらべや取っ組み合いから発生した伝統あるスポーツですが、相撲を取るときには、武器を持っていないことを証明するために褌一枚になり勝負していました。 もとは、褌ということで「褌」が使われているのでしょう。 「人の褌で相撲を取る」の類義語 商売は、「人の褌で相撲を取る」ことではないと述べましたが、商売に限らず、実際の社会では、「人の褌で相撲を取る」ことで成り立っている面が多くあります。 すべてを自分でできない限り、大なり小なり人の力を借りることになるからです。 例えば、小売店が商品を売るためには商品を仕入れなければなりません。 その商品は、対価を支払って仕入れた商品かは別として、他人が作った物です。 商品を仕入れて売るまでの過程にもさまざまな他人が作った物がなくてはなりません。 このように、何かしら他人が先に作った物や技術やシステムなど、人のものを利用することになります。 こうして社会は成り立っています。 ビジネスの場面では、「人の褌で相撲を取る」ことによって大きな成功を収める人もいます。 それを見て「人の褌で相撲を取って」とやっかむのではなく、自分の成功へ繋げるために、どこかに「人の褌」がないかとアンテナを張ることも必要でしょう。 人の振り見て我が振り直せ この記事では「人の褌で相撲を取る」ということわざについて、ご紹介しました。 「人の褌で相撲を取る」嫌な人などと言われないように気を付ける事が大切です。 「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがありますが、まさにこの言葉どおりで「人の褌で相撲を取る」ような場面に出くわした時こそ、自分の言動を振り返ってみる必要があります。 気付かないうちに「人の褌で相撲を取る」ことをしていた。 そんなことにならないように日々、気を付けていきましょう。 また、社会生活を送る上で、「人の褌で相撲を取る」ことが必要な時もあるでしょう。 人の褌を利用してチャンスをつかむこともあるでしょう。 そんなときは、色々な「人の振り」を見ながら、思いっきり「人の褌」を利用することも必要ではないでしょうか。

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「人の牛蒡で法事する」の意味とは?使い方や例文を紹介!

人 の 褌 で 相撲 を 取る 同義 語

「人の褌で相撲を取る」は、「ひとのふんどしですもうをとる」と読み、他人の物や力を利用したり、便乗したりして自分の目的を果たすことを意味します。 日常でもよく使われ「自分で努力せず利益を得るようなズルい人」を指して使われることが多く、できれば人からは言われたくない言葉です。 「人の褌」と使われたり、「他人の褌」と使われたりしますが、どちらも意味は同じです。 どんな場面で使われるのでしょう? どの様な場面で使われるのか使い方を見てみましょう。 あるお店での出来事です 同じ商品を扱うお店が並んで店を構えています。 A店:店員「店長、この商品の売り上げアップのためにポップやレイアウトなど、これまでにない目を引く宣伝をしたいと思います。 」 A店:店長「いいアイデアだね。 お客様の目に留まるよう工夫を凝らして下さい。 」 店員のアイデアがあたり商品の売り上げが大幅にアップしました。 同じ商品を扱っているにも関わらずB店の商品はあまり売れません。 B店の店長は、A店の売り上げアップの要因が宣伝の工夫だと気が付き、A店の宣伝方法をそっくりそのまま真似をし、売り上げアップに成功しました。 A店:店員「店長、隣の店を見て下さい。 うちのアイデアを横取りしてます。 『人の褌で相撲を取る』ってこのことではないですか。 」 こんな場面で使われる「人の褌で相撲を取る」ということわざですが、他人のアイデアを横取りして利益を上げる様子からあまり良い意味で使われるものではないことがわかります。 商売はみんな人の褌で相撲を取っているの? ここで、何か気が付きませんか。 店舗で商品を売るためにはどこからか商品を仕入れなければなりません。 他人が作った商品を仕入れて売る、つまり、「他人の物や力を利用したり、便乗したりして自分の目的を果たす」ということは、「人の褌で相撲を取る」ことになるのでしょうか。 この場合の答えは、NOです。 「人の褌で相撲を取る」という意味で使われるのは、人の物を勝手に手に入れて行うことで、この場合は、同意を得て商品を仕入れている訳ですので「人の褌で相撲を取る」には当たりません。 しかし、別な意味で言えば商売のほとんどは、「人の褌で相撲を取る」ことで成り立っていることも事実です。 このケースは後程、ご紹介します。 職場にもいる人の褌で相撲を取る人 仕事やビジネスの場面でよく見聞きするのが、部下の手柄を横取りする嫌な上司ではないでしょうか。 自分では何もしない嫌な上司 上司「部下君、この案件、君に任せたから頑張ってやってくれ。 」 部下「はい、任せて下さい。 」 上司「部下君、まだ終わらないのか。 社長からも催促されているから早くしてくれ。 」 部下「時間が掛かりましたが、ようやく終わりました。 苦労した甲斐がありました。 」 上司「社長。 ようやく案件が片付きました。 今回はずいぶん苦労しました。 」 社長「さすが、上司君。 よくやってくれた。 」 部下「上司さん、ずるいよ。 人の褌で相撲を取るなんて上司のすることか。 」 人に仕事を押し付け自分は何もせず手柄だけは横取りする嫌な上司の典型です。 まさに「人の褌で相撲を取る」こんな上司は持ちたくありません。 周りの人から見られてますよ この上司のように「自分が良ければ周りのことなどどうでも良い」、という人は多く見られます。 こんな人は、上司としても人としても失格です。 自分では気が付かなくても周りの人はよく見ています。 自分だけが気付いていない。 そんなことにならないように、周りの人からどう思われいるのか日頃から注意を払うことも必要です。 そもそも「人の褌で相撲を取る」の語源はどこから? よく聞く言葉ではありますが、そもそも「人の褌で相撲を取る」ということわざの語源は何なのでしょうか。 実際に人の褌を使って相撲を取ったから 文字どおり、他人の褌を使って相撲を取ったことが語源となり、勝手に他人の褌を使ってまで土俵に上がり勝とうとする人を意味して使われるようになりました。 ここで、相撲取りが使うのは褌ではなく廻し(まわし)なのに、なぜ、「人の褌で相撲を取る」と言うのかと、疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。 「人の褌で相撲を取る」ではなく、「人の廻しで相撲を取る」が正しいのでしょうか。 「人の廻しで相撲を取る」と使う人もいるようですが、正しくは、「人の褌で相撲を取る」です。 まわしとは、相撲競技で用いられる用具で褌の一種です。 相撲は人間の闘争本能を発揮する力くらべや取っ組み合いから発生した伝統あるスポーツですが、相撲を取るときには、武器を持っていないことを証明するために褌一枚になり勝負していました。 もとは、褌ということで「褌」が使われているのでしょう。 「人の褌で相撲を取る」の類義語 あまり良い意味で使われない「人の褌で相撲を取る」ということわざですが、実際にこのようなことをする人はどのような心理なのでしょうか。 無意識の人もいるでしょうが、明らかに悪意を持っている人もいます。 どちらにしても自分の力ではどうにもできないことを人様の力を借りて解決する、自分に自信がない人が多い傾向にあります。 自信がないのに人よりも「優位に立ちたい」「目立ちたい」「自慢したい」などの気持ちを満たすため、楽をしてそれを実現させるために平気で「人の褌で相撲を取る」ことをしてしまうのでしょう。 実は多い人の褌で相撲を取ること 商売は、「人の褌で相撲を取る」ことではないと述べましたが、商売に限らず、実際の社会では、「人の褌で相撲を取る」ことで成り立っている面が多くあります。 すべてを自分でできない限り、大なり小なり人の力を借りることになるからです。 例えば、小売店が商品を売るためには商品を仕入れなければなりません。 その商品は、対価を支払って仕入れた商品かは別として、他人が作った物です。 商品を仕入れて売るまでの過程にもさまざまな他人が作った物がなくてはなりません。 このように、何かしら他人が先に作った物や技術やシステムなど、人のものを利用することになります。 こうして社会は成り立っています。 ビジネスの場面では、「人の褌で相撲を取る」ことによって大きな成功を収める人もいます。 それを見て「人の褌で相撲を取って」とやっかむのではなく、自分の成功へ繋げるために、どこかに「人の褌」がないかとアンテナを張ることも必要でしょう。 人の振り見て我が振り直せ この記事では「人の褌で相撲を取る」ということわざについて、ご紹介しました。 「人の褌で相撲を取る」嫌な人などと言われないように気を付ける事が大切です。 「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがありますが、まさにこの言葉どおりで「人の褌で相撲を取る」ような場面に出くわした時こそ、自分の言動を振り返ってみる必要があります。 気付かないうちに「人の褌で相撲を取る」ことをしていた。 そんなことにならないように日々、気を付けていきましょう。 また、社会生活を送る上で、「人の褌で相撲を取る」ことが必要な時もあるでしょう。 人の褌を利用してチャンスをつかむこともあるでしょう。 そんなときは、色々な「人の振り」を見ながら、思いっきり「人の褌」を利用することも必要ではないでしょうか。

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相撲

人 の 褌 で 相撲 を 取る 同義 語

「人のふんどしで相撲を取る」の誤用例として、「他人の援助を受けて自分の利益を図る」という意味で用いるものがあります。 人のふんどしは"他人の援助"というような他人が進んでやることではありませんので、非難できることを必須とする本来の意味とは全く異なります。 なので、例えば 「資金がないので人のふんどしで相撲を取ることになってしまった」という文章は明らかなる間違いとなります。 以上を踏まえて正しい使い方は、例えば「 土地の転売で利益を得るのは、人のふんどしで相撲を取るようなものだ」という文章です。 「土地の転売で利益を得る」という「他人のお金を利用して自分の利益を得る」ことに対する非難が込められていますので、このことわざの本来の意味に合致するのです。 「人のふんどしで相撲を取る」の類語としては、「 人の牛蒡 ごぼう で法事する」ということわざが挙げられます。 このことわざは 「他人が持ってきた牛蒡を使って法事のための料理を作る」という意味で、「他人の物利用して自分のやらなければならないことを終わらせてしまう」という避難が込められているため、「人のふんどしで相撲を取る」という言葉に近い類語となっています。 また、「人のふんどしで相撲を取る」の英語表現としては、" One wrestles by wearing another man's loincloth. "や" gain profits at somebody else's expense"があります。 前者はそのまま「人のふんどしで相撲を取る」という意味、後者は「誰か他人の支出で利益を得る」という意味です。

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