いかなご 漁 2020。 2020年いかなご解禁日は2/29・価格・イカナゴ漁況予報!今年もシンコは不漁(3/6終漁)

【2020】大阪湾でのイカナゴシンコ漁が過去最短の実質2日で終漁!

いかなご 漁 2020

いかなごとはどんな生き物? いかなる魚の子なりや 「いかなご」とは、スズキ目イカナゴ科の魚で、 玉筋魚、または 鮊子と書きます。 最大で20センチほどになりますが、くぎ煮に使われるのは、2センチ~5センチの大きさのもの。 しらすや、しらすを干したジャコに似ていますが、あちらはイワシの稚魚なので、種類が違うんですね。 ある旅人が、何の稚魚なのかわからない魚の名前を地元の漁師に尋ねたところ、言われた言葉が、 「いかなる魚の子なりや」。 いかなごの名前は、ここからきているという説が有力です。 小女子・女郎人・カナギ 「いかなご」と言われると、地域によっては、今ひとつピンと来ない方もいるかも知れませんね。 ですが、• こおなご• めろうど• かなぎ などと言われると、 『ああ!それ!』と思い当たる人もいるでしょう。 いかなごは、 地域によって呼び方が変わる魚なのです。 地域 呼び名 漢字 北海道 こおなご 小女子 おおなご 大女子 東北(宮城) めろうど 女郎人 関東 こおなご 小女子 関西(京都・大阪) かますご 加末須古 関西(明石) ふるせ 古背 九州 かなぎ 金釘 呼び方は違いますが、どれも同じ 「いかなご」を指す名前なんですね。 いかなごのくぎ煮って? そんな いかなごのくぎ煮 釘煮 とは何なのでしょうか。 家ごとに味が違うくぎ煮 いかなごのくぎ煮とは、簡単に説明すると 「佃煮」のこと。 新鮮ないかなごを、醤油、みりん、砂糖、生姜で、汁気が無くなるまで煮込んだものです。 作る際のポイントとしては、煮るときにかき混ぜると、いかなごが崩れるので、なるべく触らないことです。 いかなごは、各家庭で分量を変えたり、違う調味料を使うので、それぞれの家で味が違いますね。 鮮度が命 いかなごは、 鮮度が落ちやすい魚のため、朝に水揚げされたものを入手する必要があります。 そのため特に解禁日の朝になると、神戸近郊の市民はいかなごを入れる容器を片手に、魚屋に並びます。 そして、購入したら急いで帰宅し、くぎ煮を作り出すもの。 くぎ煮の香りに包まれるので、この香りで春を感じるのだそうですよ。 釘のような形と色 そもそも何故、「くぎ煮」と呼ばれるのでしょうか? これは、 いかなごの姿から来ています。 醤油をまとい、飴色に光るいかなごは、少し曲がった、錆びた釘に似ています。 そこから、 「くぎ煮」と呼ばれるようになりました。 いかなごの解禁日は? いかなごの解禁日は、いつ頃になるのでしょう? いかなごの解禁日は2月下旬から3月頭 くぎ煮に使われるいかなごは、 2月下旬から3月の頭ごろが解禁日となります。 過去7年をたどると解禁日は次の通りです。 年 いかなご漁の解禁日 2019年 3月5日 2018年 2月26日 2017年 3月7日 2016年 3月7日 2015年 2月26日 2014年 2月28日 2013年 2月23日 ここ最近の全般的な傾向としては、温暖化の影響で早まっているのですが、前年の2019年は解禁日が少し遅くなりました。 海が寒いと遅くなりますが、 2020年(令和2年)の冬はやや暖冬傾向の見込み。 なので、解禁日は例年と同じか少し早い頃、2月28日ころになるのではと予想できます。 いかなごの漁期は、例年2月下旬から3月一杯までの約1ヶ月ほど。 神戸市立水産技術センターが、稚魚の生育状況を調査し、 2月中旬から下旬ごろに解禁日を決定しています。 いかなごの環境を守ろう いかなごは豊漁の状態で安定していますが、全体的には減少傾向にあります。 原因は温暖化や生育環境の悪化ではないかと言われています。 いかなごは、瀬戸内海の綺麗な砂の中で夏を過ごし成長する性質があります。 この環境を守って、毎年沢山のいかなごが捕れる環境を維持したいですね。 神戸に行ってくぎ煮を食べよう! いかなごのくぎ煮は、神戸あたりでは家庭の味と言えますが、お店でも、通販でももちろん買うことができますよ。

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イカナゴ価格下落 明石・魚の棚にぎわう(神戸新聞): 熱血?魚屋親父の奮闘記

いかなご 漁 2020

【追記】 大阪湾・播磨灘ともにいかなご漁解禁日が 2月29日に決定しました! ただし西播磨はシンコの魚影を確認できないため解禁日に出漁をせず、3月2日以降になる予定です。 その他の地域も様子を見て出漁を決めるとのことなので、解禁日にいかなごが並ばない可能性が高いでしょう。 兵庫県民にはもはやお馴染みの春の風物詩といえば、いかなごですよね! この季節になれば、あちこちでくぎ煮を炊く良いにおいが漂ってきて食欲をそそります^^ 解禁前からスーパーでは専用タッパーが山積みになり、普段は売り場の隅に追いやられがちなザラメ糖が売り場の一等地に進出してきます 笑 郵便局ではいかなご専用のタッパー付き封筒が販売されるのも、今では全国的に知られるようになりました。 それだけ、このいかなごの存在は兵庫県民にとって大きな存在ですよね! もちろんわが家も毎年炊いてはごはんのお供として大活躍していたのですが、ここ数年は不漁続きで価格が高騰し、なかなかくぎ煮をつくることもできなくなりました…。 今年はもう少し安くなってくれるといいなあ…。 なんて祈りをこめて、今回の記事では「2020年のいかなご漁解禁日」と「漁が行われる期間・価格」について調査してみました! 今年こそはおいしいくぎ煮をいっぱい食べたいぞ~! 2020年のいかなご漁解禁日はいつ? 【追記】 大阪湾・播磨灘のいかなご漁解禁日が2月29日に決定しました! 昨年の大阪湾での漁は3日で終漁となりましたが、今年も漁期はかなり短くなりそうですね。 ただし西播磨ではシンコの様子を見て3月2日以降の出漁が決定していますので、スーパーに並ぶのは3月になってからの可能性が高いです。 いかなご漁は、その年のいかなごの生育状態や産卵数によって、解禁日が決められます。 1月にいかなごの親魚・稚仔の状態について調査がされています。 (参考リンク:) 2020年のいかなご漁について、まだ詳細は明らかにされていませんが、この調査結果を見ると 今年も不漁は確実でしょう…。 ただし昨年と比較すると、1才魚の割合が大きく、2才魚以上の割合がかなり低くなっています。 昨年は1才魚がかなり少なかったので2才魚以上が少ないのは当たり前ですが、全体的な親魚密度は昨年よりもやや上がっていることが救いですね。 しかし今年は産卵が遅かったようで、1月31日の調査では稚仔の採集尾数は昨年以下、相変わらず平年の約10分の1、大阪湾にいたっては約20分の1ほどしかありません。 こちらは産卵時期の問題もあるのでこれから増えていくと思いますが、やはり今年も漁獲量は少なそうです。 参考に過去の解禁日を載せておきますね。 2019年 3月5日• 2018年 2月26日• 2017年 3月7日• 2016年 3月7日• 2015年 2月26日• 2014年 2月28日 発育状況により解禁日に10日ほどの差がありますが、遅く始まったからといって遅くまで漁が続くとは限りません…。 いかなご漁はどのくらいの期間やるの? いかなご漁は通常、解禁日から1か月くらいの期間行われます。 しかし平成29年以降いかなごが激減している状況もあり、 近年漁期は2週間~4週間ほどと短縮される傾向にあります。 昨年2019年は大阪湾のいかなご漁がなんとたった3日で終了してしまいました…。 これは極端な例ですが、今年もいかなごを楽しめる期間はあまり長くないでしょうね。 いかなごの価格について 【追記】 今年は恐ろしいことに 昨年以上に価格が高騰しているという話を聞きました。 高いけど苦情言わないであげてね、仕入れ値もそれくらいだから(泣) いかなごの価格は 解禁した初めのころが最も高く、いかなごが成長するにつれだんだん値が下がってくる傾向にあります。 ただし解禁初日はどこのスーパーも頑張ってくれるのでしょう、結構原価ギリギリで販売してくれることもあります。 毎年この時期になるといかなご計量地獄 笑 と化していたわが夫も、昨年は漁期も短く高騰してあまり売れなかったため、初めて「楽勝」と言っていたので、相当状況が悪かったものと思われます。 平年の価格推移を体感でいくと• 出始め 1,500円~2,000円(㎏)• 終了間際 500円(㎏) でしたが、昨年は最後までほとんど値を下げることがなく、ついにわが家の食卓にいかなごがあがることがありませんでした…。 普通のポテチより若干割高です。 明石海峡大橋のパッケージがなんだかポテチにそぐわず渋い 笑 写真撮ろうと出してたら、夫に封を開けられました…。 ちょっと茶色い粉?がかかっています。 これがいかなごのくぎ煮の色なんでしょうかね。 (さすがにくぎ煮を粉末にしたわけではないでしょうが笑) 食べてみると、甘辛い中に生姜の風味が抜けていきます。 播磨灘・大阪湾のいかなご解禁日は2月29日です。 昨年同様漁期も短く、今年は昨年以上に高騰しているので価格も1㎏あたり4,000~5,000円を超えそうですね…。 はやくいかなごが豊富な海が戻ってきますように!.

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兵庫県/いかなご漁について

いかなご 漁 2020

さて、そろそろ、いかなごも後半戦といったところでしょうか・・ 本日(17日)の神戸新聞に当店が写っていました。 以下、神戸新聞より・・ イカナゴ価格下落 明石・魚の棚にぎわう 「不漁」の予報通り、イカナゴシンコ漁の漁獲が低迷する中、高値でスタートした小売価格は下がり始め、兵庫県明石市・魚の棚商店街では16日、1キロ600円で店頭に並んだ。 漁業関係者は不漁と消費の落ち着きにため息をつく一方、同商店街では、買い求めやすくなったシンコ目当てに行列ができた。 (原田大介、森本尚樹) 県水産技術センター(二見町南二見)が「漁獲量は昨年、平年とも下回る」とした予報は的中した。 市漁業組合連合会の山本章等会長は「ほとんど捕れない日もあって、平年の4~5割は落ちているかもしれない。 数年来のブームも落ち着き、不漁の割に値段も上がらない」とため息をつく。 魚の棚商店街での小売価格は、15日には1キロ千円を切った。 袋詰めされたシンコが並ぶ「滝野商店」は、「例年に変わらず品物はいい。 安くなって喜んでいる」。 鮮魚店「松庄」は、「水揚げは少ないようだが、入荷できる量が増えている感じ」と話した。 東京の親類に手作りのくぎ煮を送るため、4キロを買い込んだ神戸市垂水区の主婦(71)は「近所より鮮度がいいのでいつもここに来る。 しばらく高かったので、安く買えてよかった」と笑顔を見せていた。

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