鉄道の座席には通勤電車で一般的なロングシート、新幹線などに使われる進行方向に向けて並ぶクロスシートとともに、4人1組で座席がボックス状になるボックスシートというスタイルもある。 中距離を走る近郊型電車などに長年用いられてきた。 グループ旅行を想定して、ボックス席を配置した列車も運行されていた。 西武「52席の至福」JR東日本「越乃Shu*Kura」JR四国「伊予灘ものがたり」などであるし、定期運転の列車にも、近鉄「しまかぜ」JR東日本「サフィール踊り子」などではグループ向けの個室を持っている。 近年ではクロスシートの向きを自由に転換(回転)してボックス型にもできる転換クロスシート、回転クロスシートも定着している。 東海道新幹線もこのタイプだ。 ところが新型コロナウイルスが流行し始めると、至近距離での会話は感染リスクにつながるとして忌避する動きが強まった。 「新しい生活様式」では、食事も「対面ではなく横並びで座ろう」とされている。 JR東海の呼びかけもこの一環だろう。 「飛行機のような」スタイルが定着? 旅行解禁のムードが高まっても、しばらくは新型コロナへの恐怖感が世の中に残るだろう。 そうなると鉄道旅行のスタイルはどうなるか。 「ビジネスマンでも出張帰りに座席をボックス席にして『お疲れ様』の一杯を上げたりもできましたが、これからは飛行機のような、静かな旅行スタイルにとって代わられるかもしれません」と鉄道ライターの新田浩之さんは話す。 「(ボックスシートは)国鉄時代からの伝統的なスタイルではありますが... 刻一刻とコロナ情勢は変わるので読めないですね」 鉄道の旅行スタイルも変わってしまうのか、時と共にコロナウイルスの脅威が克服されて需要が復活するのか、社会はどちらを選ぶだろうか。
次の密を避けた座席を指定 混雑予想時には増発も つぎに「密集」についてだが、新幹線の車両は、頭上に荷物の置き場として空間が広く確保されている。 また座席のシートピッチもゆったりとしており、移動手段の中では、ソーシャルティスタンスは広めに保たれている。 さらに指定席の手配に際しても、同社のネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」を利用すれば、シートマップをみながら、自分で密を避けた好みの座席を指定することが可能だ。 窓口で駅係員から対面購入する場合にも、空席情報を案内しながらできるだけ密にならないような座席を提案してくれるという。 そうはいっても、上記はあくまで予約時の話。 いざ乗車をしたら、周りが密な状況ということも十分起こり得る。 これについては「車内で車掌にいっていただければ、空席状況にもよりますが、できるだけ柔軟に対応をします(JR東海)」とのことだから覚えておきたい。 また3人掛けの中央の席(B席)は、居心地がいまひとつ。 勝手ではあるが、コロナ禍前のような3人掛けまでガッツリと埋まる状態は、換気はされているとはいえ、不安が募る。 これに対しても「販売状況をみながら混みあうことが予想される場合は、列車の増発を行い、車内での密を避ける取り組みをする予定(JR東海)」だという。 東海道新幹線の座席予約は、いまやネット予約サービス経由が4割を超える。 そのため、需要の予測を行い適切な時期に増発などを行うことで、車内の密を避けることは可能だという。 密接対策は乗車前から 自己防衛でリスクを低減 新型コロナウイルスの感染ルートは、大きく2つ。 飛沫感染と接触感染だ。 飛沫感染防止として、JR東海の駅係員や乗務員はマスクを着用し、駅窓口ではビニールカーテンや消毒液の設置をするなど基本的なコロナ対策が講じられている。 また、きっぷの手配をネット予約サービスに切り替えれば、対面での接触機会を減らすことができる。 ネット予約サービスの「エクスプレス予約」や「スマートEX」は、きっぷ受取前なら、何度でも無料で乗車列車の変更や座席位置も選び直しができる。 コロナ対策としての利便性も高く、この機会に利用を検討してみるのもいいだろう。 接触感染の防止には定期的な清掃が重要だが、JR東海によると「東海道新幹線では、車掌が車内を巡回する際には消毒液を用いて、トイレのドアノブ等を消毒しています。 また毎日の清掃では、一般的に殺菌効果のあるアルカリ性電解水による清掃を行い衛生管理に努めています」とのこと。 ただ感染対策は、事業者だけではなく、利用者一人一人の意識や協力によるところが大きい。 乗車時にはマスクを着用する、不特定多数の人が触れる場所を触った際には手洗いを徹底するなど、日常生活と同様に、三密回避の備えが必要となる。 観光庁と観光関連業界は、移動解禁となった19日に「新しい旅のエチケット」を発表している。
次の新幹線の様に沢山の方が利用する乗り物だと、とうしても接触感染や飛沫感染の可能性を無視することは出来ません。 また、新幹線内以外にも駅やホームで沢山の人と接触する機会もありますよね。 以上のことを考えると新幹線利用は新型コロナウイルスの感染リスクや危険性になると言えるでしょう。 とは言いましても仕事や長期移動でどうしても新幹線を利用せざるを得ない方もいると思います。 その様な方は感染対策をしっかりと行い、予防に努めて下さい! 新幹線利用時の感染対策や予防方法は? 新幹線利用時の新型コロナウイルス対策としてまず考えられるのは手洗いですよね。 多くの方たちと接触し利用する新幹線には接触感染のリスクがどうしても付いて回ります。 その為、手指消毒をしっかりと行い、接触感染のリスクを可能な限り減らしましょう。 また、新型コロナウイルス感染対策として多くの人がマスクを着用していますが、先日WHOからマスクに関する指針が発表されています。 WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏も28日の記者会見で「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と強調。 安心感を得たいとの気持ちは理解できるとして「マスクをする人を批判するわけではない」とした上で、手洗いの励行や、顔や目をむやみに手で触らないといった衛生上の注意点を守ることこそが「最も効果的だ」と言明した。 マスク着用によって感染リスクが減少しないとも読み取れる発表になっています。 本来、マスクは新型コロナウイルス感染者が利用することでその方の咳やくしゃみの飛散防止としての効果をもたらします。 もちろんマスクを着用するに越した事はありませんが無症状の人は必要以上に神経質になることはないでしょう。 新型コロナウイルスの対策・予防に関しては感染経路と一緒に記載していますのでご覧になって下さい。 一般的な新型コロナウイルス感染対策以外にも新幹線では別の乗客と席を明けて座るという方法も予防策となり得るでしょう。 この感染予防対策は映画館でも利用され始めました。 109シネマズでは3月6日の上映分から、当面の間、原則1席ずつ間隔を空けてチケットの販売を実施。 立川シネマシティや一部単館系の劇場でも、Web予約の際には隣と1席空けて予約をするように案内している 指定席で新幹線を利用する場合は席が決まっているため難しいかもしれませんが、自由席なら混み具合次第で行える感染対策ですよね。 対策を徹底し、自身への感染リスクや危険性を少しでも減らすように努めて下さい! 新幹線の空調設備は? 感染対策の一環として新幹線の空調設備も気になると思います。 新幹線の換気性能に関しても調べてみたのですが、車内の換気は連続換気装置と呼ばれる機器を使用することで新鮮外気取り入れると同時に車内の空気を外に排出しています。 新幹線では、連続換気装置と呼ばれ、連続的に給気ファンにより新鮮外気を車外から客室内へ送り込み、排気ファンにより客室内空気を車外へ排出します。 新幹線のように高速で移動し、窓が開かない乗り物は換気装置がかなり重要になる為、性能も高いです。 その為、換気性能は問題ないと考えて良いのではないでしょうか? JRの新型コロナウイルス対策は? 今回の新型コロナウイルス蔓延により様々な企業・サービスより感染対策が発表されており、当然、JRからも新型コロナウイルス対策が公表されています。 【新型コロナウイルスの感染予防について】 東日本旅客鉄道株式会社では、新型コロナウイルスの感染予防を図るため、社員のマスクの着用等の予防対策を実施しております。 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ご利用のお客さまにおかれましても、手洗いや咳エチケットの感染予防対策のほか、ラッシュ時間帯のご利用を避けるオフピーク通勤・通学等にご協力をお願い申し上げます。 社員のマスクの着用はもちろんの事、一般的な感染対策以外にもラッシュ時を避けて利用することを推奨しています。 ラッシュ時を避けることで感染リスクもそれだけ減りますので可能ならこの時間に新幹線を利用しましょう。 新幹線の混雑状況は以下の通りです 新幹線の混雑状況• おそらく新幹線を利用し通勤を行う方もいるためでしょう。 予定に無理が生じないのならこれらの時間を避けることで感染リスクを減らすことに繋がるでしょう。 新型コロナウイルスで新幹線をキャンセルするとどうなる? 今回の新型コロナウイルス蔓延に伴い、新幹線利用者は減少し、さらにキャンセルに関するアナウンスも行われています。 本来なら手数料が発生する払い戻しですが、政府の大規模イベント自粛要請に伴い、条件を満たし2月27日午後以降に申し出た人は無手数料で返金に応じています。 JRより発表された条件は以下の4つです。 新型コロナウイルスが新幹線に与える影響をまとめると 今回は新型コロナウイルスによる新幹線での感染リスクや危険性について見てきました。 新型コロナウイルスが蔓延し様々な影響をもたらしている現状では残念ながら新幹線の利用も感染リスクと言わざるをない状況です。 もちろんJRも万全の対策を取ってくれてはいますがやはり危険性はあがるでしょう。 より感染リスクを抑えるためにはご自身での予防が必須となっています。 一般的な手洗いなどから混雑状況に応じては席を開けて座るなど可能な範囲で感染対策を行いましょう。 新幹線を利用した結果、新型コロナウイルスに感染したという事が無いように注意しましょうね!•
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