排卵検査薬は、排卵日に陽性になるのではなく、排卵日の直前にもっとも高い値(陽性)を示すものです。 排卵検査薬は、なぜ排卵の徴候を検知できるのでしょうか? その秘密は、排卵検査薬がチェックしているホルモンにあります。 一般的に排卵検査薬は、尿中に含まれる黄体形成ホルモン LHホルモン の濃度を検査しています。 このLHホルモンは体内に常に存在していますが、排卵の直前に最も濃度が高くなります。 排卵検査薬はこの濃い状態のLHホルモンを検知して、陽性反応を示すのです。 排卵が行われた後、卵子の寿命は12時間~24時間といわれています。 この短かい時間の内に、卵子が精子と出会ったときに、受精へと至ります。 排卵検査薬を用いて排卵の正確な時期を知ることで、受精の可能性を高めることができるのです。 「そろそろ排卵日が近いかな」という時期に使い始め、 排卵日のピーク(=強い反応が出る日)を探します。 いったん強い陽性反応が出たら、その日からの 3日間に性交渉をもつと、高い確率で子供を授かることができます。 排卵検査薬を1回使っただけでは排卵日はわからないと思います。 実際に排卵検査薬を使ってみるとわかりますが、「これは陽性なのか陰性なのか・・・」と判断がつかない場合が多いのです。 排卵検査薬を数日にわたって使用し、写真などで記録を取っておいてください。 そうすると、検査結果の比較が容易になります。 たとえその月に妊娠しなくても、来月のための知識となり、さらに妊娠する可能性が高まるはずです。 まず、生理周期からテスト開始日を決めてください。 次回生理開始日の16日前からテストを開始するのが目安です。 わからない場合は、前回生理開始日から数えて 11日目から開始してみましょう。 これは平均的な女性の生理周期が28日周期とされているため、その数日前 次回整理開始日の17日前に相当 からの検査を勧めるものです。 10時~20時の間に、清潔な容器に採尿し、MAXと表示されている線までを3秒ほどに浸します。 平らな、乾燥した場所に置きます。 5分以内に結果を読み取ります。 陽性:結果ラインとコントロールラインの色が同じ又は濃い。 陰性:コントロールラインのみ現れる。 もご参照ください。 5分以上経過したものは、間違った結果を表示している可能性がありますので、判定に使用しないでください。 結果が陽性 LH上昇あり の場合、24〜48時間以内に排卵されることが予想されます。 この期間は最も妊娠しやすい時期です。 判定 結果イメージ 説明 陽性 LH上昇あり はっきりとした2本のラインが表示されます。 テストラインがコントロールラインと同色か、それよりも濃い場合は陽性で、24〜48時間以内に排卵の可能性があります。 陰性 LH上昇なし コントロールラインが 1本表示されます。 テストラインが表示されないか、されてもコントロールラインより薄い場合は陰性で、排卵はまだ先です。 エラー コントロールラインが表示されません。 この場合はエラーで、結果が判定できません。 再度検査を行なってください。 どの検査薬でも判定結果の読み取り方は同じです。 ただし、体質によって判定結果を読み取り易い検査薬、読み取り難い検査薬がございますので、判定結果を読み取りにくいとお感じの方は、ぜひ複数の排卵検査薬をお試しください。 次の場合、結果が陰性となることがあります。 月経周期が不規則な場合• 検査開始日を間違えた場合• 分泌されるLHが低濃度あるいはLHサージが短時間で終了した場合• 大量の水分摂取等で、尿中LH濃度が低下した場合• 次の場合、結果が陽性となる場合があります。 妊娠している場合• 分娩後• 流産後• 閉経期の場合(成熟期以降の婦人のLH濃度は年齢とともに増加する傾向がある)• 人工妊娠中絶後• hCg産生腫瘍の場合• 異常妊娠の場合(胞状奇胎等)• 不妊治療の薬物療法時(hCg製剤等)• 内分泌障害の場合• 尿が過度に濃縮される等により尿中LH濃度が上昇した場合• 冷凍庫での保管はしないでください。
次のドクターズチョイスワンステップ:20 mIU• ドゥーテスト:30 mIU• チェックワン:40 mIU• クリアブルー:40 mIU• ウー・マンチェック:50 mIU• P-チェック:50 mIU• ハイテスターN:50 mIU 現行の検査薬が20~50mIUの範囲であることを考えると、低感度のものが多いということになりますね。 ここで重要なのが、 仲良しのベストタイミングは排卵2日前であることです。 感度が低い検査薬では、たくさんLHが分泌されなければ陽性反応が出ません。 そのため、陽性反応が出たときにはすでに排卵2日前を過ぎていてベストタイミングを逃してしまう、ということが起こりえます。 感度40 mIUの「チェックワン」を使用した場合、LHを察知するのが遅くなる 検査薬の多くは「薄い線=陰性」ですが、種類によっては濃い陽性反応を待っていたのでは遅いということです。
次の赤ちゃんが欲しい!と妊娠を望む夫婦にとってまずは妊娠のタイミングの前に排卵しているかどうか気になる女性も多いはずです。 妊娠の確率をあげるためにまずは、妊娠はどのようにして起こるのかを知っておく必要があります。 通常、健康な男性と女性が排卵日を狙って性行為をし、排卵した卵子に精子がたどり着いて結びついてから起こります。 まずは排卵のタイミングや精子が卵子までたどり着けるかどうかそのタイミングで妊娠が成立するかを判断します。 また妊娠の確率も人によって様々です。 助産師からのよく聞く話ですが、女性で多い冷え性は妊娠するのには大敵です。 なぜなら冷え性=子宮の中も冷たい。 子宮が冷たいと赤ちゃんが居心地が悪くなかなか育ちにくいと言います。 妊娠の確率をあげるためにも身体は暖かくしておくというのも重要です。 その中でもっと詳しく排卵日を予測したい!簡単に自宅で予測できる排卵日検査薬についてご紹介します! LHホルモンとは、「黄体形成ホルモン」のことを言います。 卵巣を刺激するホルモンには2つあり、「黄体形成ホルモンLH」と「卵胞刺激ホルモンFSH」があります。 このホルモンが基準値を外れると卵子の成熟から排卵までうまくいかなくなり、排卵障害や卵胞が育ったとしてもLHサージが起きず排卵しない無排卵月経などの不妊症や月経異常が起こります。 LHサージは排卵スイッチみたいなものです。 このLHサージを検知することにより排卵日を予測することができるのです。 そのため、妊娠の確率が高いと思われる排卵日の予測にはLHホルモン濃度も重要となってきます。 この排卵日の予測は「排卵日検査薬」で簡単に予測することができ、検査薬で陽性になった時に性行為を行うことにより、妊娠する可能性が非常に高くなります。
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