このように、気圧や湿度の変化でおこる頭痛に長年悩んでおられる方でも、こちらからお天気との関係をお尋ねして初めて自分の頭痛が「天気頭痛」かもしれない、といわれる方もおられます。 このような場合、診断の手助けとして、気圧予測アプリなどを利用してご自分の頭痛と気圧の関係を知ることもよいかもしれません。 また、五苓散という漢方薬は、天気頭痛にシャープに効く薬ですので、おかしいな、と思ったときに五苓散を服用してみて頭痛がおさまるかどうかをみる、いわゆる、診断的治療も有効です。 もちろん、天気頭痛以外にも、頭痛にはさまざまな原因があります。 稀ではありますが、脳の器質的疾患(脳動脈瘤や脳腫瘍)が原因になっているケースもありますので、頭痛が続く、あるいは徐々に痛みの程度や頻度が増してきた、というような場合は、一度受診して相談してください。 次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること。 1 医師の治療を受けている人• 2 妊婦又は妊娠していると思われる人• 3 今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人• 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、製品外箱を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること。 関係部位 症状 皮ふ 発疹・発赤、かゆみ• 1ヵ月位 急性胃腸炎、二日酔に服用する場合には5~6回、水様性下痢、暑気あたりに服用する場合には5~6日間 服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、製品外箱を持って、薬剤師又は登録販売者に相談すること。
次のロキソニンSプレミアム イブクイック頭痛薬DX セデス・ファースト この3種類を選んだ理由としては共通して入っている「ある成分」です。 それは 無水カフェインとマグネシウム です。 なぜ無水カフェインとマグネシウムが入っている薬がいいのか理由を紹介していきます。 低気圧頭痛に無水カフェインを勧める理由 まず無水カフェインについてですが、そもそも低気圧頭痛というのは気圧が下がっている事により脳の血管が拡張しているために痛みを引き起こしている状態です。 少し分かりにくいので 登山した時のポテトチップスをイメージしてください。 山に登る時にポテトチップスを持っていくとパンパンに膨らんでしまいますよね。 あれは気圧が下がったことにより、ポテトチップスの袋がパンパンに膨れ上がった状態ですが、実は似たような事が人の脳の血管でも起きています。 恐ろしいですよね。 つまり気圧が下がったことで脳の血管がパンパンになり血流がドバっと流れる状態。 急に流れた血流によって周りの神経に影響を与えて痛みを引き起こしているんです。 そしてそんな時に無水カフェインはその 拡張した血管をギュッと収縮させる働きがありますし、またそもそもカフェイン自体に鎮痛補助効果がありますのでより鎮痛効果を期待したいと気におすすめです。 ただしカフェインの取り過ぎは逆効果にもなりますので注意してください。 低気圧頭痛にマグネシウムを勧める理由 実は 片頭痛の人の約3割はマグネシウム不足なんです。 というのもマグネシウムは神経の働きを安定させる効果があり、それが不足することで頭痛に影響を及ぼしているのです。 本来痛み止めのマグネシウムというのは、 胃への副作用を抑えるために用いられるのですが、それが結果的にマグネシウムを補給する事にもつながります。 またマグネシウムは片頭痛の予防にも使用されることからマグネシウムを配合している痛み止めは低気圧頭痛において効率がいいんです。 ですからあらかじめマグネシウムを配合している頭痛薬は一石二鳥になります。 ただ本来ならばある程度マグネシウムでの予防に関しては数週間~数カ月の期間を要するので、もし継続して頭痛がある時はマグネシウム単独での予防での服用をおすすめします。 3つの低気圧頭痛に効く市販薬の強さと値段 ではこの3つの頭痛薬の中からどの頭痛薬を選べばいいか考えていきましょう。 ロキソニンSプレミアムはその名の通り「ロキソプロフェン」を主成分とした痛み止め。 イブクイック頭痛薬DXもその名の通り「イブプロフェン」を配合した痛み止め。 そしてセデス・ファーストは「エテンザミド」「アセトアミノフェン」を配合した痛み止めとなっています。 まず強さの比較ですが、セデス・ファーストに似た作りの成分ではイブプロフェンよりも頭痛への効果が高かったと言う報告もありますが、全く同成分ではないので序列を付けるのは難しく、またイブプロフェンとロキソニンの序列を示すデータもないため、一概に序列は付けれません。 値段は1錠当たり(最小包装で算出) これにより値段も安く眠気が出ない低気圧頭痛に効く市販薬の完成となります。 もちろんイブ錠の代わりにロキソニンSを使用しても構いません。 頭痛薬を飲む時に注意すべきこと 頭痛薬を長期連用しない 今回紹介した頭痛薬は痛みを軽くしてくれるものになりますが、長期間飲み続ける事はあまりおすすめしません。 その理由は 薬物乱用性頭痛という頭痛を引き起こしてしまうからです。 これは頭痛薬を飲むことで脳が痛みに敏感になってしまい、さらに頭痛を引き起こしてしまう悪循環に陥る可能性があるんです。 この症状は月に10日以上飲む場合が3か月以上続く場合に起きやすいものになります。 ただ頭痛薬が手放せない人や梅雨の時期は仕方がないという人も多いかと思います。 そんな時はサプリメントを使ってみるのもアリです。 ただし実際にサプリメントで頭痛が改善したという口コミは山ほどありますが、それが医学的に証明されているというデータはありません。 それに頭痛薬の代わりになるのかと言えばおそらく厳しいと思います。 ただサプリメントが頭痛薬を飲む回数を減らしてくれる可能性は多々あります。 実際に効果があるとされたものには今回紹介した「マグネシウム」であったり「ビタミンB2」や「 フィーバーフュー」などがあげられます。 そしてこれらはひどい頭痛を和らげてくれる役割もありますので、詳しくはこちらも参考にしてみてください。 頭痛には食生活にも気を付ける 頭痛が酷い時は食生活も気にする様にしましょう。 例えば赤ワインやチョコレートなどはポリフェノールが配合されており、頭痛を悪化させる事にも繋がりますので注意が必要です。 またこれとは逆に納豆や豆腐などは頭痛時におすすめの食べ物となります。 詳しくはこちらも参考にしてみてください。 風邪薬と一緒に飲まない 雨の日で風邪の時は頭痛が一段とひどい場合もあると思います。 しかし基本的に風邪薬と頭痛薬は一緒に飲むことはできません。 ただ薬の選び方によってはどちらも服用可能となりますので、もし風邪をひいてしまって頭痛もひどいと言う人で、どちらも薬も飲みたいという人はこちらを参考にしてみてください。 また、痛み止めを飲んでも痛みが改善しない場合は、他の病気の可能性も考えられますのでその際は病院を受診するようにしましょう。
次のもくじ• 1.頭痛が起きる原因 頭痛には様々な原因があります。 若い女性に多い片頭痛は心身のストレスや寝不足、女性ホルモンなどの要因によって脳の血管が拡張されて、周囲の神経を刺激することで痛みの原因物質が発生するのが原因になります。 症状としてはズキンズキンと拍動するような痛みや吐き気や下痢が起きたり、光、におい、音に敏感になることも特徴です。 中高年に多い緊張型頭痛は精神的なストレスや、パソコン作業など長時間同じ姿勢でいることにより肩や首の筋肉が凝り固まることで引き起こされます。 片頭痛のように激しい痛みが伴うことはありませんが、後頭部から首筋に掛けて重たくのしかかるような痛みが慢性的に続くのが特徴です。 これらのことから運動不足や寝不足などの生活習慣の乱れや生理周期の乱れ、ストレスが原因なることがありますが、他にもカフェインやアルコールなどの嗜好品などが頭痛の原因にもなります。 また脳の疾患によるものが原因の頭痛もありますが、その場合はすぐに受診しなければ重篤な状態に移行する可能性もあるのでは注意が必要です。 2.頭痛薬の種類 2-1. 非ピリン系鎮痛剤 ロキソニンやイブなどに含まれるロキソプロフェンやイブプロフェンが非ピリン系鎮痛剤に分類されます。 痛みの原因物質であるプロスタグランジンを作らせないようにする効果があります。 そのため痛みが長引いているときに使う場合は効きが悪くなることもあるので、痛みを感じ始めた時に服用してください。 痛みの原因物質でもあるプロスタグランジンは胃の粘膜を保護する作用があるので、これらの鎮痛剤を使う際には胃痛などの副作用に注意が必要です。 胃の粘膜を保護する成分を配合している市販薬もあるので気になる方は選んでみてもいいですね。 2-2. ピリン系鎮痛剤 非ピリン系鎮痛剤よりも鎮痛作用が高いことが特徴です。 市販薬では唯一、安全性が比較的高いイソプロピルアンチピリンという成分だけが使用されています。 商品としては他の鎮痛剤やカフェインを一緒に配合して販売されているのがほとんどになります。 高い鎮痛作用がメリットとなるピリン系鎮痛剤ですが、非ピリン系鎮痛剤と比べると薬剤アレルギーを起こす可能性が高いためアレルギー体質の方には注意が必要なのがデメリットになります。 2-3. 漢方薬 鎮痛剤としてのイメージが少ない漢方薬ですが、頭痛に使用できる漢方薬もあります。 緊張型頭痛は筋肉の緊張が原因で起きることが多いですが、葛根湯(かっこんとう)には筋肉の緊張をほぐす効果がありますので肩こりやそれらに伴う頭痛にも使用されます。 血管の拡張が原因で起きる片頭痛には血の巡りを改善する呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が効果を発揮します。 漢方薬は薬の効果が重なるわけではないので他の鎮痛剤を合わせて使用できるのも特徴です。 そのため今まで使用していた鎮痛剤では効果が薄かった場合に追加で使うこともできます。 その特性から通常の鎮痛剤と漢方を配合した市販薬も存在しています。 胃に負担が少ないのも大きなメリットですので副作用が気になる方は漢方薬を試してみるのもいいでしょう。 3.頭痛薬を選ぶポイントと注意点 頭痛といってもその症状は様々であり、症状に対応する薬剤選択が必要です。 ・いつからなのか ・どの部分が痛むのか ・どのくらい痛いのか、どのように痛むのか ・痛む時にどのくらい続くのか ・そのほかにも症状があるのか 上記のポイントを踏まえて、痛みが激しい場合は非ピリン系鎮痛剤が選択肢に上がります。 また、薬剤には副作用が存在するのでそれらも踏まえてそれぞれに対応する薬剤を選択する必要があります。 頭痛薬に限らず、市販薬を購入する際には以下のことを注意してください。 ・アレルギーの有無 ・副作用歴の有無 ・妊娠の可能性、妊娠、授乳の有無 ・ほかに服用している薬剤、健康食品、嗜好品の有無 ・15歳以上であるか 副作用が気になる方は非ピリン系鎮痛剤を避けて副作用が比較的少ない漢方薬やアセトアミノフェンなどの薬剤を選択してみるといいでしょう。 鎮痛剤には15歳未満は服用できないものが多いです。 その他にも副作用歴があったり、併用している薬剤や健康食品、嗜好品がある場合や妊婦、授乳婦の場合は鎮痛剤によって良くない影響が起きる可能性が高いため薬剤師に必ず相談してください。 4.シーン別におすすめする頭痛薬 4-1. 発熱を伴っている場合 高い鎮痛作用だけでなく解熱作用もある非ピリン系鎮痛剤であるロキソニンSがいいでしょう。 タイレノールA タイレノール 希望小売価格: 733円 税抜• 空腹時にも使用できるので急な頭痛にも対応ができます。 4-3. 眠気が心配 頭痛薬の中には鎮痛効果を高めるためにブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素など眠気を起こす成分が配合されていることがあります。 意外なことに鎮痛剤単体では眠気は起こしにくいので、眠気を起こす成分が入っていないロキソニンSやタイレノールなどの鎮痛成分しか含んでいない薬剤を選ぶといいでしょう。 5.こんな時は病院へ 頭痛は重大な病気の前兆である可能性もあります。 この場合はいち早く医療機関に受診することが生死を分けることになるといっても過言ではありません。 以下の場合にはすぐに医療機関に受診してください。 ・50歳以降になって初めて頭痛になった方 ・3〜5日市販薬を使用しても頭痛が治らない ・今までに経験したことのないような激しい痛みがある ・手足の麻痺やけいれんが起きる ・頭痛とともに高熱が起きる ・高血圧などの持病がある 上記のようなこと以外にもいつもと違った症状がある場合は病院に受診されてください。 6.まとめ 頭痛薬など鎮痛剤は市販もされていることもあって、とても身近な薬剤と言えます。 しかし、どんな薬剤にも副作用はありますし、年齢によっては使えない場合もあるので気をつけなければならない注意点も存在します。 市販薬は入手が簡単なので特に注意が必要となります。 また、痛みが治らないからと鎮痛剤の用法用量を無視してたくさん飲んだからといって効果が上がるわけではありません。 それどころか副作用の出現率が上がったり、体に異常をきたすことがあるので必ず用法用量を正しく守って使ってください。 これらのことを踏まえて自分に合った頭痛薬を探して見てください。 鎮痛剤を購入する際に気になることがあれば気軽に薬剤師に相談してみて下さい。
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