6月といえば・・・ 皆さんは、6月といえば何が思い浮かびますか? 蒸し暑い• 祝日がない• ジューンプライド などでしょうか? 個人的には6月の雨は好きです。 窓から聞こえる雨の音、カエルの鳴き声はどことなく風情を感じさせてくれます。 ああ、梅雨だな。 もうすぐ夏か 等と感じる高齢者の方もいるようで、窓の方まで歩き、外から聞こえてくる雨の音に静かに耳を傾けている姿を時々目にします。 とはいえ、やはり基本的にはほかの月に比べてあまり人気はないようです。 今回は、そんな少し暗いイメージの多い6月に室内で楽しく盛り上がれる豆知識クイズを紹介していきます。 6月に関する豆知識クイズ10問 今回紹介するのは、 6月に関する豆知識クイズ全10問です。 6月はあまり行事がなく、豆知識などないのではないかと思うかもしれません。 ですが、 それは大きな間違いです!! 日本には12の月があり、その全てにたくさんの物語や知識が潜んでいます。 そして、それらは私たちが知らないだけで、高齢者の方達にとっては常識といえるものも沢山あります。 実際、 このサイトで紹介している豆知識クイズのいくつかは高齢者の方達に教えてもらった知識をもとに作っているくらいです。 いつもその知識の深さには驚かされています。 このサイトではその月に関する豆知識クイズ問題を毎月出している訳ですが、これらは是非いろいろな形で活用してもらえたらと思います。 レクリエーション• 会話の種• ドライブの途中で場を盛り上げる• 行事などの前座 豆知識というものは、いくつになっても知ると嬉しくなるものです。 場を盛り上げることにも適していますので、さまざまな場面で用いてもらえたらと思います。 その赤ちゃんは、実は子供のころは殻をかぶっていない。 第二問 実はカタツムリには・・・歯が1000本以上ある。 第三問 大人気のジューンプライド。 結婚にあこがれる方なら誰でも一度は夢見るのではないでしょうか?? 日本のジューンプライドは、実は企業戦略により生まれたものである。 第四問 あじさいの漢字は紫陽花と書きます。 実はこの漢字、読み仮名に合わせて後から漢字がつけられたものである。 第五問 テルテル坊主のモデルは当然男性である 第六問 アマガエルの皮膚の表面には、毒が流れている 第七問 蛍のお尻が光るのを見たことがありますか? 本当にきれいですよね。 この光る間隔は、日本全国どこのホタルでも4秒に1回のペースである。 第八問 6月21日は夏至です。 この日は一年で一番暑い日である。 第九問 寒い日に体を温めてくれることから、冬に食べるのが最適とされている生姜。 でも実は旬は6月~8月頃、つまり真夏である。 第十問 毎年6月11日は・・・傘の日である。 しかし、その殻はたいへん小さく大人のカタツムリのようにぐるぐると渦を巻いたような形をしておりません。 他の生物と同様にカタツムリも大人になっていき、その間に殻も成長していきます。 約80日ほどで私たちが見知ったあのぐるぐる巻きの殻へと成長するそうです。 というより、実際には 1000本どころか約12000本もあるといわれています・・・ しかも古くなった歯はどんどんと生え変わるそうです。 あの姿からは想像できないのですが、おろし金のような歯が口いっぱいに広がっているそうです。 そのため、 当時の日本では6月に結婚式を挙げる人は本当にまれだったそうです。 これに困ったウェディング業界の社員の一人がある日偶然にも海外で噂の『ジューンプライド』を耳にします これを流行らせれば日本でも6月に結婚する人が増えるかも!? そう考えたこの方は、すぐにうわさを流し始めます。 作戦は大成功!! その結果が、今のジューンプライドの人気へとつながっているのです。 ちなみに、諸説ありますが海外で一番人気な説は、 6月は結婚生活の女神を祭る月であり、この月に結婚すると女神に見守られ一生幸せに添い遂げられるといわれているそうです。 平安時代の学者がこの花に紫陽花という漢字を当てて以降、共通の漢字として使われているそうです。 もともとは中国にある掃晴嬢、という女の子の形をした人形がモデルとなっているそうです。 この人形に和紙の着物を着させて、ほうきを持たせた後で軒先につるしていたそうです。 この習慣が平安時代に日本に伝わり、そこから徐々にテルテル坊主へと変化していったのです。 ですから、実はテルテル坊主はテルテル少女が正しい名前だったのです!! そのため、手で摑まえるのはとても危険とされています。 高齢者の方達の中には昔の癖で手でカエルを捕まえようとする方もいるかもしれません。 特にお孫さんなどに言われたら、ついつい張り切ってしまうこともあるでしょう。 ですがこの毒、 手についた状態で目に触ると最悪失明の可能性も・・・ クイズと一緒に注意も促していきたいものです。 なんと、 西日本では2秒に1回光るのに対し、 東日本では4秒に1回のペースで光るという調査結果まで出ているのです!! せっかちな関西人の性格が、蛍にまで影響を与えたのでしょうか? 実際には7月~8月にかけて一年で最も暑い時期が訪れるとされています。 ですが、その 旬は夏です。 夏時期にとれる生姜が一番香りがよく、味もしっかりしているそうです。 ちなみに、夏場でも活躍の場は広く、その滅菌作用から生ものへ添えることで夏の大敵・食中毒予防に効果を発揮してくれるのです。 何故6月11日かというと、 この日が入梅、つまり梅雨入りの日だからだそうです。 そういった背景から、日本洋傘振興協議会というところが1989年に傘の日を制定したのです。 ちなみに、 6月11日は雨漏りの点検の日でもあるようです。 6月は傘の持ち運びをしっかりと行い、定期的に雨漏り点検をしておきましょう。 梅雨時期は室内で盛り上がろう いかがだったでしょうか? 今回は 高齢者向け6月に関する豆知識クイズ問題を出題させてもらいました。 いつも耳にする梅雨やカタツムリ、ジューンプライドに関して少し見る目が変わったのではないでしょうか? こういった知識は高齢者の方達の中でも全く知らないという方も多いようです。 そして、こういった 知っている言葉の知らない知識は高齢者の方達にとって何よりも興味深い情報のようです。 レクリエーション前などにこのクイズを披露して、会場を盛り上げてもらえればと思います。 梅雨時期はどうしても外への外出は難しくなります。 その分このクイズをしっかり活用して、室内で盛り上がりましょう!! ここまで読んでいただきありがとうございました。 最後に 季節に関する歌・レクリエーション・豆知識クイズをまとめている記事をご紹介しておきます。 毎月季節のレクリエーションや話題に困っている方、是非こちらの記事を参考に毎月飽きられることのない楽しいレクの時間を過ごしてもらえたらと思います。
次の6月といえば・・・ 皆さんは、6月といえば何が思い浮かびますか? 蒸し暑い• 祝日がない• ジューンプライド などでしょうか? 個人的には6月の雨は好きです。 窓から聞こえる雨の音、カエルの鳴き声はどことなく風情を感じさせてくれます。 ああ、梅雨だな。 もうすぐ夏か 等と感じる高齢者の方もいるようで、窓の方まで歩き、外から聞こえてくる雨の音に静かに耳を傾けている姿を時々目にします。 とはいえ、やはり基本的にはほかの月に比べてあまり人気はないようです。 今回は、そんな少し暗いイメージの多い6月に室内で楽しく盛り上がれる豆知識クイズを紹介していきます。 6月に関する豆知識クイズ10問 今回紹介するのは、 6月に関する豆知識クイズ全10問です。 6月はあまり行事がなく、豆知識などないのではないかと思うかもしれません。 ですが、 それは大きな間違いです!! 日本には12の月があり、その全てにたくさんの物語や知識が潜んでいます。 そして、それらは私たちが知らないだけで、高齢者の方達にとっては常識といえるものも沢山あります。 実際、 このサイトで紹介している豆知識クイズのいくつかは高齢者の方達に教えてもらった知識をもとに作っているくらいです。 いつもその知識の深さには驚かされています。 このサイトではその月に関する豆知識クイズ問題を毎月出している訳ですが、これらは是非いろいろな形で活用してもらえたらと思います。 レクリエーション• 会話の種• ドライブの途中で場を盛り上げる• 行事などの前座 豆知識というものは、いくつになっても知ると嬉しくなるものです。 場を盛り上げることにも適していますので、さまざまな場面で用いてもらえたらと思います。 その赤ちゃんは、実は子供のころは殻をかぶっていない。 第二問 実はカタツムリには・・・歯が1000本以上ある。 第三問 大人気のジューンプライド。 結婚にあこがれる方なら誰でも一度は夢見るのではないでしょうか?? 日本のジューンプライドは、実は企業戦略により生まれたものである。 第四問 あじさいの漢字は紫陽花と書きます。 実はこの漢字、読み仮名に合わせて後から漢字がつけられたものである。 第五問 テルテル坊主のモデルは当然男性である 第六問 アマガエルの皮膚の表面には、毒が流れている 第七問 蛍のお尻が光るのを見たことがありますか? 本当にきれいですよね。 この光る間隔は、日本全国どこのホタルでも4秒に1回のペースである。 第八問 6月21日は夏至です。 この日は一年で一番暑い日である。 第九問 寒い日に体を温めてくれることから、冬に食べるのが最適とされている生姜。 でも実は旬は6月~8月頃、つまり真夏である。 第十問 毎年6月11日は・・・傘の日である。 しかし、その殻はたいへん小さく大人のカタツムリのようにぐるぐると渦を巻いたような形をしておりません。 他の生物と同様にカタツムリも大人になっていき、その間に殻も成長していきます。 約80日ほどで私たちが見知ったあのぐるぐる巻きの殻へと成長するそうです。 というより、実際には 1000本どころか約12000本もあるといわれています・・・ しかも古くなった歯はどんどんと生え変わるそうです。 あの姿からは想像できないのですが、おろし金のような歯が口いっぱいに広がっているそうです。 そのため、 当時の日本では6月に結婚式を挙げる人は本当にまれだったそうです。 これに困ったウェディング業界の社員の一人がある日偶然にも海外で噂の『ジューンプライド』を耳にします これを流行らせれば日本でも6月に結婚する人が増えるかも!? そう考えたこの方は、すぐにうわさを流し始めます。 作戦は大成功!! その結果が、今のジューンプライドの人気へとつながっているのです。 ちなみに、諸説ありますが海外で一番人気な説は、 6月は結婚生活の女神を祭る月であり、この月に結婚すると女神に見守られ一生幸せに添い遂げられるといわれているそうです。 平安時代の学者がこの花に紫陽花という漢字を当てて以降、共通の漢字として使われているそうです。 もともとは中国にある掃晴嬢、という女の子の形をした人形がモデルとなっているそうです。 この人形に和紙の着物を着させて、ほうきを持たせた後で軒先につるしていたそうです。 この習慣が平安時代に日本に伝わり、そこから徐々にテルテル坊主へと変化していったのです。 ですから、実はテルテル坊主はテルテル少女が正しい名前だったのです!! そのため、手で摑まえるのはとても危険とされています。 高齢者の方達の中には昔の癖で手でカエルを捕まえようとする方もいるかもしれません。 特にお孫さんなどに言われたら、ついつい張り切ってしまうこともあるでしょう。 ですがこの毒、 手についた状態で目に触ると最悪失明の可能性も・・・ クイズと一緒に注意も促していきたいものです。 なんと、 西日本では2秒に1回光るのに対し、 東日本では4秒に1回のペースで光るという調査結果まで出ているのです!! せっかちな関西人の性格が、蛍にまで影響を与えたのでしょうか? 実際には7月~8月にかけて一年で最も暑い時期が訪れるとされています。 ですが、その 旬は夏です。 夏時期にとれる生姜が一番香りがよく、味もしっかりしているそうです。 ちなみに、夏場でも活躍の場は広く、その滅菌作用から生ものへ添えることで夏の大敵・食中毒予防に効果を発揮してくれるのです。 何故6月11日かというと、 この日が入梅、つまり梅雨入りの日だからだそうです。 そういった背景から、日本洋傘振興協議会というところが1989年に傘の日を制定したのです。 ちなみに、 6月11日は雨漏りの点検の日でもあるようです。 6月は傘の持ち運びをしっかりと行い、定期的に雨漏り点検をしておきましょう。 梅雨時期は室内で盛り上がろう いかがだったでしょうか? 今回は 高齢者向け6月に関する豆知識クイズ問題を出題させてもらいました。 いつも耳にする梅雨やカタツムリ、ジューンプライドに関して少し見る目が変わったのではないでしょうか? こういった知識は高齢者の方達の中でも全く知らないという方も多いようです。 そして、こういった 知っている言葉の知らない知識は高齢者の方達にとって何よりも興味深い情報のようです。 レクリエーション前などにこのクイズを披露して、会場を盛り上げてもらえればと思います。 梅雨時期はどうしても外への外出は難しくなります。 その分このクイズをしっかり活用して、室内で盛り上がりましょう!! ここまで読んでいただきありがとうございました。 最後に 季節に関する歌・レクリエーション・豆知識クイズをまとめている記事をご紹介しておきます。 毎月季節のレクリエーションや話題に困っている方、是非こちらの記事を参考に毎月飽きられることのない楽しいレクの時間を過ごしてもらえたらと思います。
次の「卸す(おろす)」の意味は、「問屋が商品を小売業者に売り渡す」です。 この意味は一般的に「卸売」と呼ばれており、「卸売り・卸し売り」などと表記されることもあります。 「問屋」とは「卸売業者」のことで、「製造者から物を購入して小売業者に売る業務」を仕事としている人(業務)のことを言います。 また、「小売業者から依頼された物を製造者から購入する」という受注型の業務を行う「卸売業者(問屋)」もいます。 「卸」という漢字の意味 「卸す」の意味は「問屋が商品を小売業者に売り渡す」のみですが、「卸」の漢字が持つ意味は3つほど存在します。 1つ目は「問屋が商品を小売業者に売り渡す」で、「卸す」という形になった時と同じ意味です。 2つ目は「結んだり縛ったりしてある物を緩めて分け離す」あるいは「着ていた物や身に付けた物を外す」で、3つ目の意味は「落ちる・降りる」とされます。 2つ目の意味と3つ目の意味が「卸す」に用いられない理由は、「漢字は読み方に合わせた意味が付けられる場合がある」からです。 漢字の使い方と「卸す」の意味 「卸」を「おろす」の読み方で使用する際に当てはまる意味は、「問屋が商品を小売業者に売り渡す」なのです。 そのために、「卸す」には「問屋が商品を小売業者に売り渡す」の意味しかありません。 2つ目や3つ目の意味は「卸頭(中国語)」などの形で使用されることが多く、日本語では「卸す」や「卸(おろし)」の形で使うことがほとんどです。 「卸」の読みと成り立ち 「卸」を「卸す(おろす)・卸(おろし)」と読むのは、訓読みになります。 常用漢字における音読みはありませんが、常用漢字表外の音読みでは「しゃ」と読まれます。 象形「両人が代わる代わるつく(杵)」と「立ち止まる足」と「跪く人」が組み合わさった「跪く2人が杵を代わる代わるつきおろすように荷物を宿駅ごとにおろして別の馬に積み替える」の意味を持つ文字が「卸」の成り立ちですので、「場所を移る中で次々と荷物をおろしたり積み替えたり」する様子を表した漢字になります。 この様子は、製造者から商品を買って小売業者に売る業務を行う「卸売り業者」の動き・様子とつながります。 「卸す」と「下ろす・降ろす」の違いは? 「卸す」は「問屋が商品を小売業者に売り渡す」ことを表すため、「あるところから得た物を別の所に売る形で渡す」様子を意味します。 「下ろす」は「位置が上から下になる」ことを言うため、文字で説明される限りでも、「卸す」とは表す内容が異なっていることが分かります。 「卸す」は「問屋が小売業者に商品を売り渡す」という限定的な表現であり、「位置が上から下になる」意味は含まれていません。 「下ろす」は「卸す」よりも一般的に用いられる語であり、「上から下」の様子を表す時に広く使える漢字です。 使い方としては、「卸す」は「品を卸す」のように「問屋が小売業者に商品を売り渡す」ことを表す表現しかありませんが、「下ろす」は「腰を下ろす・スボンを下ろす・手を下ろす」などがあります。 普段見かける「何かが上から下に」を表す時には、「下ろす」の漢字および言葉が適します。 「降ろす」との違い 「降ろす」は、「乗り物からおろす・高い所から低い所へ移す」の意味を持ちます。 意味の特徴は、「物の置き位置が高いから低いになる」という点です。 「下ろす」は「位置が上から下になる」ことを表すため、「置いてある位置」よりも広い範囲に使える表現になります。 そして「卸す」は「問屋が小売業者に商品を売り渡す」の意味ですので、「下ろす」同様「降ろす」とも表していることが異なります。 「降ろす」の使い方としては、「荷物を降ろす・車から子供を降ろす・机から猫を降ろす」などがあります。 「高い所から低い所へ」という点を重点に、使い方を考えましょう。 3つの「おろす」の違いをまとめると 「下ろす」は「位置が上から下になる」様子、「降ろす」は「置き位置を高い所から低い所になる」様子を意味します。 そして「卸す」は、「問屋が小売業者に商品を売り渡す」という意味を持っていました。 「卸す」と「下ろす・降ろす」との意味の違いは歴然ですが、「下ろす」と「降ろす」の使い分けは少しややこしい場合があります。 「降ろす」の「降」は「降る(ふる)」の形でも使用され、その際は「雨が降る・雪が降る」などの使い方をしますが、これは「高い所から低い所」というよりは「上から下」の様子です。 また、「降」は「降参・降伏」などの使い方もしますが、この場合は「身分や地位などを下げる」の意味が用いられています。 「擦り崩す」の意味では3つとも使える 「大根おろし」や「おろし金」といった言葉の「おろし」には、「擦り崩す」の意味があります。 「物体と物体を密着させて動かすことで、その物体の体積を減らしていく」ことを「擦り崩す」と言います。 この「おろし」は漢字にすることが可能ですが、使用される漢字は「下・降・卸」の全てです。 つまり、「大根卸し」とも「大根下ろし・大根降ろし」とも表記できるということです。 「大根おろし」に関しては平仮名を用いることが多いのですが、「おろし金」では「卸し金」と書かれることもあります。 「卸す」の類語になる言葉を、ご紹介します。 卸売 「卸売(おろしうり)」は、「卸売り」とも書きます。 「製造者から商品を仕入れてそれを小売業者に売り渡す」業者、あるいは「市場から買い付たものを小売業者に売り渡す」業者のことを言います。 「卸して売る」と書くため、表していることは「卸す」と同じです。 問屋 「問屋(とんや)」については、これまでにお伝えしていますが、類語として改めてご紹介します。 「問屋」というのは、言い換えれば「卸売り業者」のことで、「製造者から物を購入して小売業者に売る業務」を仕事としている人(業務)のことです。 「小売業者から依頼された物を製造者から購入する」という、受注を受けて業務を行う「卸売り業者(問屋)」も存在します。 そのため、「問屋が商品を小売店に卸す」といった文を作ることもできます。 製造卸 「製造卸(せいぞうおろし)」は、「製造業と卸売業を兼ねている業態」のことです。 「卸(おろし)」と言われる業務は「製造者から商品を購入して、それを小売業者に売り渡す」ことですが、「製造卸」では「自分のところで商品を製造している」ため「製造者から商品を購入して」の部分が省かれます。 簡単に言えば「自分のところで製造したものを小売業者に卸す業務」または、その業者が「製造卸」と呼ばれるものになります。 もともとは「卸・卸売」と同様に食品や花などの物流において存在する業務形態でしたが、自体の流れと共にファッションや個性化志向が強まり、アパレル業界では製造卸が増加したと言われています。 仲卸 「仲卸(なかおろし)」は、「卸売市場内で卸売業者と小売業者を仲介する業者」のことです。 「卸売業者」は「卸す」の意味に当てはまる業務を行う人のことであるため、その業者と小売業者の仲介となる「仲卸」とは意味が異なりますが、混同されやすいので類語に挙げました。 通常は「卸売業者が小売業者に直通で商品を売り渡す」のですが、青果物・食肉・水産物・花などの卸売市場では、「卸売業者と小売業者の間に仲介が入る」ことがあります。 その仲介業務や、その業務を行う人を「仲卸」と呼びます。 行商 「行商(ぎょうしょう)」は、「店を構えずに商品を持って売り歩く」商売方法を意味します。 また、そのような商売方法をしている人のことです。 人を指す場合は、「行商人」とも言います。 「卸」では「お客様に販売」ではなく「取引先との売買」になるため、店を構えているわけではない場合も多くあります。 その点では「行商」と「卸」の意味は似ますが、表していることは異なります。 「卸」は「製造者から商品を購入して小売業者に売り渡す」でしたが、「行商」は「店を構えず商売を持って売り歩く」です。 「行商」には「製造者から購入して小売業者に売り渡す」ことなく、「店を構えず商売を持ってお客様に売り歩く」ことなので、業務形態の違いが明白と言えます。 「卸す」の対義語は? 「魚を卸す」の意味は、「漁業者から魚を購入して小売業者に売り渡す」業務です。 鮮魚を取り扱う小売店や、漁業者、漁業関係者などの中では「魚を卸す・魚の卸」といった表現がよく用いられます。 例文としては、「水揚げされた魚を買い取って鮮魚の小売店に売り渡す」などがあります。 スーパー 「スーパーへ卸す」の意味は、「製造者から商品を購入してスーパーという名の小売業者に売り渡す」業務です。 スーパーはいろんなものが販売されていますが、店の種類で言えば小売店に属します。 そのため、「卸」としてスーパーとつながりのある「卸売業者」も存在します。 例文としては、「メーカーから買い取った商品をスーパーに売り渡す」などがあります。 「卸す」を敬語で使う場合は?.
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