豊洲市場の移転問題について証言が注目されている石原慎太郎元都知事がマスコミを煽るシーンが見られた。 84歳にしてこの煽り。 石原慎太郎元都知事が発したのは日露戦争時の秋山真之の言葉で「波が高いので船の揺れが激しく、相手よりも射撃慣れしているこちらのほうが有利」という意味だ。 豊洲問題については「やましいことなどなく自信がある」という趣旨の発言だったのだろう。 さて、証人喚問された石原慎太郎元都知事(84)はまず前提として「脳梗塞の後遺症で全ての字を忘れました。 ひらがなさえ書けません」と発言した。 これが記憶にございません戦法なのか、それとも本当に後遺症なのかは判断が難しいところ。 ただ、2016年9月13日のプライムニュースでは手書きの提言を披露する場面が見られたので矛盾しているという指摘もある。 石原慎太郎元都知事は今の政治家に求められることとして「文明史感」を挙げた。 話している様子をみるに、話の展開や論理がしっかりしており、とてもではないがひらがなすら書けなくなったとは思えない。 まだまだ雑学の面で記者を煽る余裕があるのだから豊洲問題についても誠実に取り組み、真実を明らかにしてほしい。
次の8月以降、はここまで上昇してくる間、何回か際どい場面があったが、その都度すーっと切り返してきた。 あたかも相場操縦、つまりマニピュレーションではと疑念を持つくらいだ。 先物市場では相変わらず某外資系2社が売買高で突出している。 売り方の買い戻しを許さないといった売買だ。 だとすると、大量の空売りを飲み込んだまま高値に持って行くことになる。 現在、1兆円近い売り残がある。 最たる例は、11月14日の急落だ。 1ヵ月半ぶりの2日連続安だ。 この動きからすれば、売り方に買い戻しのチャンスが巡ってきた、と誰しも判断する。 ところが、翌15日に早くも上昇、またしても売り方は買い戻しがきかないばかりか、むしろ売りを重ねる状況だ。 週明け18日も上昇すれば、買い方は一気に元気づくことになろう。 さて、こうした強い地合いを保っている理由はどこにあるのか。 市場の大半は、米中通商協議での暫定合意の署名が近いことを挙げている。 確かに12月15日には、米国は最後の関税引き上げの期限が来る。 それまでには署名は終わる、との思惑があるのは事実。 だが、基本的な要因は、やはり金余りとみている。 たとえば、新興国市場は再び上昇に転じているし、米国では低格付け債の価格が上昇を続けている。 さらに、米国はここへきて3回の利下げをしていて、一段と金余り感を醸し出している。 仮に、ここで一服感が出るにしても依然、先高感を拭うことはできないようだ。 かといって、安心ばかりではないようだ。 8月安値から日柄でちょうど区切りの3ヵ月にあたる。 依然として、柱はみられない。 水準が高いだけになおさらである。 参考になるのは、米SOX指数だ。 ここ高値もみ合いも8~9日間となり、いよいよ上放れるか、下放れるか方向性が見えてくる。 上放れるとすれば、市場の人気は再び半導体関連にシフトしそうだ。 それまでは、引き続き個別株物色であろう。 もっとも、こういう段階では、最も効率のよいのは経験則に照らせば、だ。 ETFを軸にして、個別ではまず日本ペイントホールディングス だ。 1-9月期税引き前利益は3. 8%減ながら、株価は年初来高値を更新してきた。 また、同じ理屈でいえば、直近の戻り高値を抜いてきた東邦チタニウム も面白そうだ。 このほか小物ではジャックス だ。 業績がよくPER9倍、利回り3%台。 バリュー株として注目したい。 2019年11月15日 記 株探ニュース.
次の「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊は直ちに出動、之を撃滅せんとす。 本日天気晴朗なれども波高し。 」という文は,日ロ戦争の天王山ともいうべき日本海海戦の戦端が,今まさに開かれようとする中で,発せられた電文です。 第1文は,連合艦隊幕僚室で起案して,参謀の秋山真之に提出。 これに秋山参謀が第2文を加筆。 その瞬間,この千古の名文が誕生したのです。 参謀秋山真之は,「天気晴朗」によって視界が開けている様を,敵軍を逃すことはないことを,「波高し」で海が荒れていることを,豊富な軍事訓練を繰り返し満を持す日本軍が,長途の軍旅を経てきたバルチック艦隊よりも有利な立場にあることを,伝えたのだとされています。 簡にして要を得た文。 波濤万里の彼方の情景を眼前に見せるがごとき文。 秋山真之が作ったこの文は、文の真骨頂ここに見たり。 という感がします。 文や文章は,長い歴史の中で,先人の叡智で磨かれ,匠の技を見せ、数多の名文、美文、格言などが生まれてきました。 公用文である、この文もしかりです。 公用文というと、人の心に残らない、無味乾燥の、人の情というものとは無縁な文章と思われがちですが、決してそうではありません。 判決書の中にも、「生命は尊貴である。 一人の生命は、全地球よりも重い。 」(昭和23年3月12日最高裁判所大法廷判決)という、法曹人の口に膾炙してきた文も生まれました。 この最高裁判決は、死刑制度に対し、正面から取り組みます。 生命の尊厳と死刑制度の存置という重い問題に、真摯に、真剣に、取り組んでいる姿を如実にしているのです。 現在,公用文は,昨日のコラムで紹介したように、その書き方が,「常用漢字表」などによって制限を受けることになっています。 しかし,これは、公用文を無味乾燥な事務文書にするためではありません。 公用文を,より分かりやすくするためです。 ご相談はへ!.
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