そうだ、アイツが、予想出来ないとかで、でも、俺たちならどうにか出来るって、そう言って、次のエリアへ突入したはずだ。 だけどここは…………。 俺、死んだのかな? 真っ暗で、音も聞こえない、何の感触もない、そんな世界にほうり出された。 そう思って生きてきたし、実際未練も無い。 だけど、俺は死んでもいいが、アイツはどうだ? 即死エリアに入ったとしても、俺は死んでもアイツが死ぬとも思えない。 となると、死んでないアイツが死んだ俺を見て、どう思う? ヤバくね? うーわ、どうにかして生き返らねーかな? ダンジョンコア様だって、この世界の滅亡を望んじゃいねーだろ。 急に、視界に、優しい光が宿った。 それは、アイツの形をしていて。 そして、次々に、リョークが光り浮かび上がり。 最後に俺が、光り浮かび上がった。 「…………大丈夫か? さすが、第六感があると違うな。 アイグラスなしでも、そんなに冷静でいられるか」 ホッとしたようなあいつの声。 「いや、ちょっとパニクってたし。 俺、普通の人間だからね?」 なんか……そう、時々、コイツって俺のこと買い被り過ぎじゃね? って思うときがあって、普通の人間を連呼するようにした。 「……ここはどこだ?」 ありきたりの質問をした。 「たぶん、最深部に突入した。 そうか、こうきたか……。 無重力、無音、無光の部屋だ。 宇宙を表してるのか、または違うものを表しているのか……興味深いな」 すっげーワクワク感を籠めて言ってきた。 こんな部屋でも通常運転かよ。 私やリョークは元々出来ていたが、お前は悪意のみ出来ていた。 だが、この〝無の部屋〟で危機を感じ取り、出来るようになったのかな? やっぱり、お前はすごいな。 ふと、思いついた。 ……お前等は、明るくなくても『見える』から、落ち着いていられるのか」 「それもある。 だが、氷雪地帯以上のエリアで、これ以上のところはないだろう。 これよりすごい最深部があったら、お目にかかりたいぞ」 ……なるほどね。 マグマ、氷雪、それが続いて次はコイツにすら思いつかねぇな、って思って構えてたから、コレが来て納得した、ってのか。 ……まーな、確かにこれ以上の部屋はねぇ。 俺、死んだと思ったし。 「どうする?」 聞いたら、光るインドラは下を指した。 「十階層分降りれば最深部だろう。 見渡す限り、壁も、床もない。 敵もいない。 ただただ下に降りるだけだ。 [宇宙遊泳]だな」 楽しそうに言った。 ……スゲーな、ホンット、ソンケーするって。 「まった、意味不明なコトを言ってるし」 「私の知識で、この世界には当てはまらないかもしれない。 だから、別世界の知識では、と言っておく。 この世界は、この〝星〟は、重力……つまり、ものが地面に落ちる力で、私や、お前や、いろいろなものを地面に降り立たせている。 この引きつける力が弱まるとどうなるか? 今の状態になる」 インドラが両手を広げた。 光りながらフワフワと浮いている姿は、神のようだった。 「引きつける力は、限度がある。 その、引きつける力から飛び出したらどうなるか? こうなる。 光も、音も、全てはエネルギー。 それを無にしている。 ただ、魔素だけは無に出来ない。 それは、あのデーモンが言っていた、魔素はその軸から外れた概念のエネルギーだから」 …………。 うれしそうに小難しいこと語ってるけど、ゴメン、頭に入らない。 けど、わかった。 「下に降りりゃ、最深部か」 「あぁ。 [宇宙]と違ってここには空気がある。 と、いうことは、空気の操作ができる。 お前なら風魔術を起こせば下に降りれるだろう」 ニコリと笑うインドラは、本当に神のようだった。 「……なんで光ってるんだ?」 この光は不思議だった。 神々しくないってのが、よーくわかった」 ……コイツって、興奮しながら説明するからコワイ。 聞かなきゃ良かった、って思うくらいにワケわかんねー理論を目をギラつかせ鼻息荒くベラベラしゃべりまくる。 そんなことしなきゃ、神々しいで終わったのによ……。 「なんだ? お前だって、この光に興味があるのだろう? この光は、確かに周りを照らすほどの光源はないが、代わりにこうやって纏わせても熱くないんだぞ? すごくないか?」 「すごいすごい。 でも、俺としちゃ、神の御業だって感心してたところのお前のその台無しな説明を聞かされて、ちょっと悲しい気持ちになってるんだよ」 「神の御業じゃない! 私にそんな大それたことが出来るワケないだろうが! むしろ、お前たちがやってるだろうが! 理論を無視した魔術や、お前のその意味不明の超感覚は、私から見たらそれこそ神の御業だぞ!」 指を突きつけてきた。 「へぇ。 ……ま、確かにそうか。 お前は小難しいこと言ってるけどよ、それはお前には理解出来てる理論で、お前に理解出来ない理論で俺は動いてるのか」 確かに、なんで詠唱すれば魔術が使えるのかはわからない。 わからないけど、それが 当 ( 、 ) た ( 、 ) り ( 、 ) 前 ( 、 )だから深く考えなかった。 「朝日が昇る方角にすら理屈があるのに、お前が呪文を唱えれば魔術が炸裂する理屈は私にはわからないんだ。 私は…………今、この培っている理論は、私が考え出したものじゃない。 私は、単に、冒険者たちが見つけ学者が研究した理論をさも知ったような顔で振りかざしている、だけだ」 …………あ。 まずいこと言った。 落ち込んだらしい。 慰めてやりたい、けど、届かない。 ……いや、風魔術繰り出せばいい、っつったな? 「……どわっ!」 繰り出したら、インドラに激突した。 が、さすが超人。 足場もねーのにビクともしねーし。 「……理屈は知ってても、実際使ってんのはお前だろ。 お前のその理屈で、俺は、いろんなモンをもらった。 だから、これからも、お前のその知識をガンガン使っていけ。 誰が困るわけじゃねーんだからよ」 抱きしめてなでてやったら、デレたらしい。 「…………そう言うなら、そうする」 とか、ボソボソ言ってきた。
次のフジテレビオンデマンド FOD で見逃し回を視聴 フジテレビで放送されているドラマを見逃した場合に便利なのがFODことフジテレビオンデマンド。 フジテレビオンデマンドではドラマの終了後から1週間の間は最新話を無料で見逃し配信をしています。 初めて見逃し視聴を利用する場合アンケートに答える必要があります。 アンケートの内容は「生まれた年と月」、「性別」、「郵便番号」の3つ。 このアンケートはあくまで見逃し配信の利用状況を確認するためで個人を確認するものではありません。 だから見逃し配信の視聴は無料ですしお金がかかることもありません。 そもそも何も登録していないのですからね。 安心してアンケートに答えてください。 同じパソコンやスマホであればアンケートも最初の1回だけで毎回聞かれるようなこともありません。 でもこの フジテレビオンデマンドの見逃し視聴って無料な分途中でCMが入るんですよね。 テレビと同じタイミングで1時間のドラマで3回くらい。 昔のドラマも1部無料視聴できるので懐かしいですよ。 もちろん途中煩わしいCMもありません。 月額888円ですが1300ポイントもの還元があり有料ドラマや映画、漫画の購入に使用できます。 しかも初回31日間は無料でお試しできるので興味があれば1度お試しください。 詳しくはこちらの記事にまとめているので参考にしてください。 ドラマ「青と僕」最終話あらすじネタバレ アイツを追い詰めたのは誰? 全回に引き続き、アイツの実家でアイツの母の手料理が振る舞われます。 そんな中、何かに気づいた主人公「僕」が 「僕が殺したんだ・・・」 と、うつむいて泣き出しそうにしています。 それを無視して「魚でもさばこうか」と、アイツの母は包丁を持ちます。 僕の言葉が続く度、アイツの母の包丁の音がうるさく響き・・・。 結局、アイツの母がアイツの父がどんな奴なのか、アイツにどんなことをしたのかを告白します。 僕たちになにも言わずに逝ったアイツ アイツの母いわく、アイツの父は画家でろくでなし。 やっと父を見つけて会いに行ったアイツに「借金があるから助けてくれ」と、アイツに金を求めます。 ホストをやりながら、毎月定期的に父親に金を渡すアイツ。 自分が描いた絵も父親に見てもらいますが、いつも文句を言われ追い返されていたそうなのです。 そしてアイツが死んだあとも・・・。 アイツの父親は、線香をあげにきますが、また文句を言って線香のかわりにタバコをさしていくのです。 よくわからない行動をする父親でしたが、「汚れた大人」の代表のような役柄でした。 そして僕が帰ったあと、紫織はアイツの母に懺悔します。 「ぜったいやってはイケナイことをしてしまった・・・」 と、涙ながらに語ります。 それは、アイツの入選した僕を描いた「絵」を黒く塗りつぶしたこと。 嫉妬からしてしまった、と紫織は告白します。 アイツの気持ちを知った僕・アイツのところに逝く? 自分がアイツを追い詰めたのかもしれない・・・と思い悩む僕。 僕は新しい社会生活でイライラしていたときに、アイツにやつあたりをしてしまった事があったのです。 そのときにアイツは自分の未来の展望を言いかけましたが、僕がイライラしすぎていて、黙っていました。 「あのとき、俺がアイツの気持ちを聞いてやれてたら・・・」 「やつあたりして、心にもないことを言わなければ・・・」 と、タラレバが頭をめぐる度、毎日が辛くなり、後日アイツと会いたくなった僕。 謝りたかったのでしょうか。 しかしアイツに会うということは、 「オレ、そっち(アイツのいるところ)に行ってもいいかな?」 と、いうことなのです。 一方紫織はその時、アイツの母に呼び出されます。 アイツが父親のところに置いてきたスケッチブックを見て、泣き崩れる紫織。 そのスケッチブックには、何ページも紫織の「絵」が描かれていたのです。 その帰り、スケッチブックをかかえ、雨の中何気なく携帯をみる紫織。 そこには、アイツと僕のメッセージのやりとりが出ています。 驚愕する紫織。 「オレ、そっち行ってもいいかな?」 という僕のアイツ宛のメッセージを見て、急いでビルの屋上に向かいます。 僕はアイツが最後にいたビルの屋上にいました。 アイツと同じようにフェンスに上って、アイツが死んだ時と同じように「雨の日」に。 そこで「真実」を僕は知るのです。 屋上一面に、雨に打たれると「姿を表す巨大クジラの絵」が浮き出されたのです。 あの日、アイツが死んだ日に、アイツは屋上に僕を呼び出しました。 この絵を見せて、きっと自分の気持ちを伝えたかった、イライラしているアイツを励ましたかったのです。 そして、過ってフェンスから落ちてしまった・・・。 アイツの「死の真相」を知り、晴れた屋上で 「俺たち、みっともねぇな」 と、紫織とタバコをふかす僕。 アイツはあの絵のクジラのように大きい心を持っていた。 どうして、それが生きているうちに理解できなかったのか・・・と今度はアイツと寄り添うような気持ちに僕はなれたのでした。 後日、いつものように朝会社にいく僕は、二人のりをした自転車の高校生たちとすれちがいます。 その姿が、自分とアイツに思えて・・・。 「その友達、大切にしろよ」 と、優しいまなざしを高校生たちに、僕は送るのです。 ドラマ「青と僕」最終話・キャスト 僕・井之脇海 いのわき・かい アイツ・寛一郎 かんいちろう 紫織・池田エライザ いけだ・えらいざ アイツの母・霧島えりか きりしま・えりか アイツの父・牧田スポーツ(まきた・スポーツ) ドラマ「青と僕」最終話・感想 やっとアイツの死の真相が「事故死」ということが、わかりました。 そして、アイツがとんでもなく、イイ奴だったということも。 僕の事を、よく「青いな~」と好んでいたアイツ。 青とは、未熟な他に、成長過程や、堅さ、爽やかな、というイメージがあります。 アイツには僕がどんな「青色」に見えていたのでしょう。 最後に託した絵の具の色でしょうか。 そして、アイツ自身はどんな色になりたかったのでしょう。 僕はあの雨の日に、アイツと同じように行動したことでアイツの気持ちを知りました。 それが、きっと僕の変化の大きな一歩。 そして紫織も。 雨の中、大事なアイツのスケッチブックを投げ捨てて、僕の自殺を止めに走った・・・。 そんな二人は、もう冷たい色ではなく、あたたかく優しい色をしていました。 青い空の下で、それぞれ思う色を咲かせて歩いていくのでしょう。 フジテレビオンデマンドで見逃しドラマを無料で視聴する方法を紹介中! FODプレミアムは2週間無料 ほとんどのドラマはフジテレビオンデマンドのFODプレミアムで視聴可能です。 フジテレビオンデマンドというのはインターネットを利用した動画配信サービスの1つ。 FODプレミアムは月額888円の有料サービスです。 しかし初回登録から2週間無料で使えます。 無料お試し期間の提供はいつ終了するか解らないので見たい時が決断時です 無料で見たあと、更新しないなら 簡単に解約できるから安心。 解約はログインしてから数回のクリックで完了です。 現在放送中の番組、最新ドラマ、バラエティ、アニメ、映画 フジテレビ黄金時代の過去のドラマなども含めてたくさんの動画が配信されています。 FODプレミアムのプレゼントポイントで有料動画も電子書籍も無料 FODプレミアムの会員には毎月8のつく日には400ポイントのプレゼントがもらえます。 しかもこれは月3回!FODプレミアム継続ボーナスの100ポイントと合わせて一か月で1300ポイントが貰えます。 FODプレミアムでもらえるポイントは有料番組や電子書籍の最新漫画を購入することにも使用可能なんです。 ポイントのプレゼントがこれだけたくさんもらえる動画配信サービスはFODだけ。 まずは31日間無料で試してみる動画配信サービスの魅力にとりつかれるかも 100冊以上の雑誌も見放題 FODプレミアムに登録していると100冊以上の雑誌が見放題です。 1冊いくらとかお金がかかりません。 男性/女性ファッション誌やスポーツ、釣り、モータースポーツやキャンプやカメラ雑誌など。 あらゆるジャンルの最新号が無料で見放題です。 いままで購入していた雑誌があると今までお金払っていたのがもったいなく感じます。 フジテレビオンデマンドの登録と解約はとっても簡単 FODプレミアムの登録と解約は難しくありません。 どっちかというと登録の方が面倒かもしれませんね。 解約はフジテレビオンデマンドのホームページから数回クリックするだけ。 登録はAmazonアカウント経由で登録する必要があるのでちょっと手間がかかります。 でもそうしないと2週間の無料期間が付かないので注意してくださいね。
次の「オイオイオイ死ぬわアイツ」の元ネタ・初出 その元ネタは、1991年に始まった 格闘漫画「グラップラー刃牙(バキ)」の第1巻。 で試し読みできる範囲に入ってますね。 (C)板垣恵介/秋田書店 オイオイオイ 死ぬわアイツ ほう 炭酸抜きコーラですか… たいしたものですね 炭酸を抜いたコーラはエネルギーの効率がきわめて高いらしく レース直前に愛飲するマラソンランナーもいるくらいです 刃牙が初登場するシーン。 何も言わずにコーラを飲む異様な光景でキャラを描いています。 それだけだとよくわからないので、他のキャラが解説しているわけですが、この1シーンがネタとして面白い。 にちゃんねるやふたばでは、数多くのコラ画像が作られています。 参考: Twitterだと、2013年頃に始まり、今でも使われ続けているフレーズとなっています。 「オイオイオイ死ん だわアイツ」と表記ブレすることもありますね。 オイオイオイ 死ぬわアイツ — あんたれす antaresg いらすとやのフリー素材で再現された刃牙名場面良い — ' Bawxxx 無茶してそうな言動があれば「 死ぬわアイツ」とツッコめるし、文章だけで刃牙的な顔が思い出せて楽しいですね。 木村すらいむ()でした。 ではでは。
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