レポプロキサシン。 フルオロキノロン系抗菌薬について

レボフロキサシン点眼液0.5%「ニプロ」

レポプロキサシン

副作用 (添付文書全文) 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 1.重大な副作用 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。 2.その他の副作用:副作用が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。 1).過敏症:(頻度不明)眼瞼炎(眼瞼発赤・眼瞼浮腫等)、眼瞼皮膚炎、発疹、蕁麻疹、そう痒感。 2).眼:(頻度不明)びまん性表層角膜炎等の角膜障害、結膜炎(結膜充血・結膜浮腫等)、眼痛、角膜沈着物、眼刺激感。 3).その他:(頻度不明)味覚異常(苦味等)。 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 本剤の成分、オフロキサシン及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者。 (妊婦・産婦・授乳婦等への投与) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。 (小児等への投与) 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対しては使用経験がなく、小児に対しては使用経験が少ない)。 (適用上の注意) 1.投与経路:点眼用にのみ使用する。 2.投与時: 1).薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意するよう指導する。 2).他の点眼剤と併用する場合には、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼するよう指導する。 (保管上の注意) 遮光した気密容器。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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フルオロキノロン系抗菌薬について

レポプロキサシン

クラビット(レボフロキサシン)とは クラビット(成分:レボフロキサシン)は、「 ニューキノロン系」の抗生物質です。 先述した「タリビット」との違いは、「タリビット」が「R-オフロキサシン」と「S-オフロキサシン」という成分の混合物であるのに対し、「クラビット」は「S-オフロキサシン」という成分だけを抽出したものだという点です。 「S-オフロキサシン」のほうが「R-オフロキサシン」よりも、よく効くし、副作用が少ないという特徴がありますので、 「クラビット」は「タリビット」よりもよく効くし、副作用も少ないということになります。 つまり「クラビット」の成分である「レボフロキサシン」とは、「S-オフロキサシン」と同じものであると言えます。 「タリビット」から「クラビット」へと処方が移行し、国内でもっとも使用される抗菌薬の一つとなっているのには、このような理由があるのですね。 しかし「細菌による重複感染」や「二時感染の予防」のために用いられることがあります。 また、ペニシリン系など一般的な抗生物質が効きにくい「肺炎クラミジア」に対しても有効性を示すとされています。 なお、疾患・症状に応じて適宜減量されます。 同じ成分のお薬に100㎎のものもありますが、使用において「500mg1日1回投与」は、「100mg1日3回投与」に比べると耐性菌の出現を抑制することが出来るので、錠250mg及び細粒10%を使用する際も分割投与はしないようにし、必ず1日量を1回で投与する事とされています。 「100mg1日3回投与」より、「500mg1日1回投与」の方が良いことが分かったのが割と最近のことなので、従来通りの処方を行っている医師はその情報を知らないのだという意見もあります。 副作用 クラビットによる副作用は稀だとされていますが、念のため注意が必要です。 以下に、考えられる副作用と症状を挙げていきます。 「めまい」「頭痛」「ふるえ」「手足のしびれ感」「意識低下」などが主な症状です。 主な症状は「筋肉痛」「脱力感」「手足のしびれやけいれん」「赤褐色の尿」等です。 主な症状は「アキレス腱周辺の痛み」「浮腫」などです。 その他にも、 下痢、 軟便、 眠気、 頭痛といった副作用も報告されているようです。 気になる症状が現れた場合は、早めに医師に相談しましょう。 スポンサードリンク ジェネリックについて クラビットには、後発品(ジェネリック)がさまざまなメーカーより販売されています。 一部を記載します。 ・レボフロキサシン細粒10%DSEP100㎎ ・レボフロキサシン250㎎錠 ・レボフロキサシン500㎎錠 授乳中飲んでもいいの? クラビットが乳汁中に移行するのは確かで、服用して5時間後が乳汁中の濃度がピークと言われており、65時間経っても濃度は低くなっていますが、検出はできるとのことです。 授乳による副作用の可能性を裏付けるような確たる症例報告はないようですので、絶対にだめというものではありませんが、 クラビット服用中はやはり授乳を控えた方がいいという意見が多いようですね。 まとめ クラビット(成分:レボフロキサシン)は、「ニューキノロン系」の抗生物質です。 大腸菌やクラミジアにも有効なお薬となります。 現代は、いろいろなお薬がありますが、情報も日々変化しており常に新しい知識を吸収していかなければならないということを強く感じます。 今回の「クラビット」に関する情報では特にそれを感じさせられました。 もしかしたら、今日「正しい」と思われている使用方法が、明日からは「間違っている」と言われることもあるかもしれません。 あまり神経質になりすぎてもいけませんが、その可能性も考慮して、お薬を使用することも大切だと感じます。 関連記事としてはこちらをご参考下さい。

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レボフロキサシン:クラビット

レポプロキサシン

効能・効果• 咽頭炎• 外耳炎• 外傷の二次感染• 化膿性唾液腺炎• 急性気管支炎• 結核症• 喉頭炎• 肛門周囲膿瘍• 子宮内感染• コレラ• ざ瘡の化膿性炎症• 歯冠周囲炎• 子宮頚管炎• 子宮付属器炎• 歯周組織炎• 手術創の二次感染• 腎盂腎炎• 胆管炎• 胆嚢炎• 中耳炎• 腸チフス• 乳腺炎• 尿道炎• 熱傷の二次感染• 肺結核• 麦粒腫• パラチフス• バルトリン腺炎• 副睾丸炎• 副鼻腔炎• ブルセラ症• 扁桃炎• 扁桃周囲炎• 扁桃周囲膿瘍• 膀胱炎• 瞼板腺炎• 慢性膿皮症• 野兎病• リンパ管炎• リンパ節炎• 涙嚢炎• 感染性腸炎• 精巣上体炎• ペスト• 深在性皮膚感染症• 表在性皮膚感染症• 慢性呼吸器病変の二次感染• 前立腺炎<急性症>• 薬剤名 影響 スルホニルウレア系薬剤 低血糖 インスリン製剤 低血糖 スルホニルウレア系薬剤 低血糖性昏睡 インスリン製剤 低血糖性昏睡 フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣 プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣 フルルビプロフェン 痙攣 アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱 マグネシウム含有制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱 鉄剤<服用> 本剤の効果が減弱 クマリン系抗凝血剤 作用を増強しプロトロンビン時間の延長 ワルファリン 作用を増強しプロトロンビン時間の延長 QTを延長する薬剤 QT延長 デラマニド QT延長 副腎皮質ステロイド剤<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大 プレドニゾロン<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大 ヒドロコルチゾン<経口剤及び注射剤> 腱障害のリスクが増大 ニューキノロン この薬をファーストチョイスする理由(2020年5月更新)• ・レスピラトリーキノロンの中では、エビデンスが豊富で気にいって使用している。 耳鼻科の特殊な症例を診ているわけでもなく、LVFXでは無効で、他の新世代ニューキノロン(ジェニナック、アベロックス、グレースビット)を使わなければならない症例に出くわしたことがない。 (40歳代病院勤務医、脳神経内科)• ・耐性菌の多さは仕方がないとして、使用経験の多さや新規ニューキノロン系薬剤の投与に慎重にならざるを得ないため重宝している。 (40歳代病院勤務医、一般内科)• ・LVFXは腎機能障害の度合いに応じて減量が必要となる。 透析患者さんでは初回500mgのあと隔日で250mg内服でよいので、透析ごとにコンプライアンスのチェックもできる。 減量できる分、薬剤費(医療費)も少なくて済む。 ニューキノロンなので結核の可能性がないことを確認してから使用することは心がけている。 (30歳代病院勤務医、腎臓内科)• ・安価な後発品もあるので、使用することはありますが、以前から不適切処方によってニューキノロン自体が耐性化しつつあるので、できる限り使わないように避けています。 (40歳代病院勤務医、一般内科)• ・ジェニナック等の処方も行いたいと考えているが、どうしても使い慣れたレボフロキサシンが処方の中心になってしまう。 250mg錠と500mg錠の使い分けも日常診療で身についている点も重要と思う。 (50歳代病院勤務医、一般内科)• ・有効性が広域で、内服が1日1回で飲み忘れが極めて少なく管理できる。 (50歳代診療所勤務医、一般内科) ニューキノロン この薬をファーストチョイスする理由(2018年3月更新)• ・500mg分1なら、この後に出たニューキノロンと大差ないと考えている。 ただ耐性菌(特に大腸菌で増えている)、結核を中途半端にカバーしてしまう点などを考慮してなるべくニューキノロンはエンピリックには使用しないようにしている。 (30歳代病院勤務医、代謝・内分泌内科)• ・基本的には使用しません。 ただしこれも経静脈投与での話です。 経口FQはさらに以前にしか処方経験はありません。 (50歳代病院勤務医、消化器内科)• ・ニューキノロンの中では使用経験が一番多いですが、安易にニューキノロンは処方しないようにしています。 発熱性好中球減少症やCOPDなど背景疾患がある人の肺炎でグラム染色ができない時のempiricalな処方薬として使用しています。 (30歳代病院勤務医、内科系専門科)• ・クラビッド500mg、1日1回内服にて多くの感染症を治すことができます。 ジェニナックも良く使います。 (60歳代病院勤務医、一般内科)• ・やや広域のカバーが必要な肺炎でも外来治療できるが、耐性化もそこそこ進んでいる。 NSAIDsや酸化マグネシウムとの相性が悪く、高齢者では使えないケースが案外多い。 (30歳代病院勤務医、一般内科)• ・一番使い慣れている。 ただし、5日以上は出さない。 結核感染が疑われるときは処方しない。 セフェム系やペニシリン系では効果が期待しくいときに使用する。 (60歳代開業医、循環器内科)• ・1日1回投与でよい。 レスピラトリーキノロンとして多くの使用経験がある。 副作用は他のキノロンより少ない印象あり。 (70歳以上病院勤務医、呼吸器内科)• ・尿路感染ではいざという症例(腎盂腎炎など)にはよく効きますので、昔から使っています。 かつては、タリビットもよく使っていましたが。 使いすぎないようにしています。 (50歳代診療所勤務医、総合診療科)• ・1日1回服用にて使いやすくなったので、処方することはあります。 ただ、ニューキノロン系全般は、尿路感染症や呼吸器感染症にて安易に処方処方されていた影響で、耐性化が進んでいるのであまり使わないようには心掛けています。 (30歳代病院勤務医、一般内科) ニューキノロン この薬をファーストチョイスする理由(2016年11月更新)• ・500mgは1日1回でいいし、自分で試してみても一番効いているような気がするので。 (50歳代診療所勤務医、一般内科)• ・一般に広く使用されている。 ただ500mg錠は大きく、服用しにくいとの声を聞くことがある。 (50歳代病院勤務医、一般内科)• ・抗菌力が強いのですが、乱用により耐性菌が増えてきているのが気になっています。 (50歳代病院勤務医、総合診療科)• ・カバーできる抗菌スペクトラムが広く、切れ味がシャープで使いやすい。 (50歳代病院勤務医、泌尿器科)• ・研修医の頃から処方し慣れているから。 しかし、最近耐性菌がちらほら問題になってきており、処方の変更を検討中。 (40歳代診療所勤務医、一般内科) ニューキノロン この薬をファーストチョイスする理由(2015年4月更新)• ・マクロライドやセフェムが効かない非定型肺炎や胆道感染に切れが良く、1日1回服用の外来治療で入院に至らず助かっている。 (50代開業医、総合診療科)• ・呼吸器感染症全般に有効であり、感染性腸炎もほぼ全般に有効であるため。 特に500mg錠の登場によって、カンピロバクター腸炎にも有効になったことが気に入っている点である。 (50代開業医、一般内科)• ・高齢者に多い肺炎、尿路感染症に適応があり、使いやすい抗菌薬。 菌交代現象も起こりにくい。 ただし、結核菌の作用を弱める(適応に含める申請がされているが)ため、結核が疑われるときはその除外が必要。 (50代病院勤務医、一般内科)• ・1回500mgと高用量の単回投与が可能であることが良い点。 ただ、泌尿器科感染症に使用するとしてはスペクトラムが広すぎる(肺炎球菌はカバーする必要がない)、耐性菌の割合が高いなどの問題がある。 (30代病院勤務医、泌尿器科)• ・1日1回の内服で効果が期待できる。 ただ少し薬のサイズが大きいことが問題。 年配の患者さんは飲みにくいのではないかと思います。 (50代病院勤務医、産科・婦人科)• ・錠剤のサイズが大きいので、最近はジェネリックの粒状錠を使っています。 (50代診療所勤務医、一般内科) 効果・効能 (添付文書全文) 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(前立腺炎<急性症>、前立腺炎<慢性症>)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、子宮頚管炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス、コレラ、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、炭疽、ブルセラ症、ペスト、野兎病、肺結核及びその他の結核症、Q熱。 <効能・効果に関連する使用上の注意> 咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、感染性腸炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。 用法・用量 (添付文書全文) レボフロキサシンとして1回500mgを1日1回経口投与する。 なお、疾患・症状に応じて適宜減量する。 肺結核及びその他の結核症については、原則として他の抗結核薬と併用する。 腸チフス、パラチフスについては、レボフロキサシンとして1回500mgを1日1回14日間経口投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。 3.腸チフス、パラチフスについては、レボフロキサシンとして(注射剤より本剤に切り替えた場合には注射剤の投与期間も含め)14日間投与する。 4.炭疽の発症及び進展の抑制には、欧州医薬品庁(EMA)が60日間の投与を推奨している。 5.長期投与が必要となる場合には、経過観察を十分に行う。 副作用 (添付文書全文) 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 1.重大な副作用 1).ショック(0. 3).痙攣(0. 4).QT延長(頻度不明)、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)(頻度不明):QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 5).急性腎障害(0. 6).劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0. 7).汎血球減少症(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明)、血小板減少(0. 8).間質性肺炎(頻度不明)、好酸球性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎が現れることがあるので、このような症状が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤投与等の適切な処置を行う。 9).偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が現れることがあるので、腹痛、頻回の下痢等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 10).横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 11).低血糖(頻度不明):低血糖が現れることがあり、低血糖性昏睡に至る例も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(糖尿病患者(特にスルホニルウレア系薬剤投与中やインスリン製剤投与中等の患者)、腎機能障害患者、高齢者で現れやすい)。 12).アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明):アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害が現れることがあるので、腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う(臓器移植の既往のある患者で現れやすい)。 13).錯乱、譫妄、抑うつ等の精神症状(頻度不明):錯乱、譫妄、抑うつ等の精神症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 14).過敏性血管炎(頻度不明):過敏性血管炎が現れることがあるので、発熱、腹痛、関節痛、紫斑、斑状丘疹や、皮膚生検で白血球破砕性血管炎等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 15).重症筋無力症悪化(頻度不明):重症筋無力症の患者で症状の悪化が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 16).大動脈瘤、大動脈解離(頻度不明):大動脈瘤、大動脈解離を引き起こすことがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行う。 17).末梢神経障害(頻度不明):末梢神経障害が現れることがあるので、しびれ、筋力低下、痛み等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行う。 1).過敏症:(0. 1〜0. 2).精神神経系:(0. 1〜0. 3).泌尿器:(0. 4).肝臓:(0. 1〜0. 5).血液:(0. 1〜0. 6).消化器:(0. 1〜0. 7).感覚器:(0. 8).循環器:(0. 9).その他:(0. 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 1.本剤の成分又はオフロキサシンに対し過敏症の既往歴のある患者。 2.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。 但し、妊婦又は妊娠している可能性のある炭疽の婦人等の重篤な疾患に限り、治療上の有益性を考慮して投与する。 3.小児等。 但し、小児の炭疽等の重篤な疾患に限り、治療上の有益性を考慮して投与する。 (慎重投与) 1.高度腎機能障害のある患者[高い血中濃度の持続が認められている]。 2.てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある]。 3.キノロン系抗菌薬に対し過敏症の既往歴のある患者。 4.重篤な心疾患(不整脈、虚血性心疾患等)のある患者[QT延長を起こすことがある]。 5.重症筋無力症の患者[症状を悪化させることがある]。 6.大動脈瘤又は大動脈解離を合併している患者、大動脈瘤又は大動脈解離の既往、家族歴若しくは大動脈瘤のリスク因子を有する又は大動脈解離のリスク因子を有する患者(マルファン症候群等)[海外の疫学研究において、フルオロキノロン系抗菌薬投与後に大動脈瘤及び大動脈解離の発生リスクが増加したとの報告がある]。 7.高齢者[腱障害が現れやすいとの報告がある]。 (重要な基本的注意) 1.他の抗結核薬との併用により、重篤な肝障害が現れることがあるので、併用する場合は定期的に肝機能検査を行う。 2.意識障害等が現れることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者に十分に説明する。 3.大動脈瘤、大動脈解離を引き起こすことがあるので、観察を十分に行うとともに、腹部、胸部又は背部に痛み等の症状が現れた場合には直ちに医師の診察を受けるよう患者に指導する。 大動脈瘤又は大動脈解離を合併している患者、大動脈瘤又は大動脈解離の既往、家族歴若しくは大動脈瘤のリスク因子を有する又は大動脈解離のリスク因子を有する患者では、必要に応じて画像検査の実施も考慮する。 2.アルミニウム含有の制酸薬<経口>又はマグネシウム含有の制酸薬<経口>等、鉄剤<経口>[本剤の効果が減弱される恐れがあるので、これらの薬剤は本剤投与から1〜2時間後に投与する(これらの薬剤とキレートを形成し、本剤の吸収が低下すると考えられている)]。 3.クマリン系抗凝固薬(ワルファリン)[ワルファリンの作用を増強しプロトロンビン時間の延長が認められたとの報告がある(ワルファリンの肝代謝を抑制、又は蛋白結合部位での置換により遊離ワルファリンが増加する等と考えられている)]。 4.QT延長を起こすことが知られている薬剤(デラマニド等)[QT延長を起こす恐れがある(併用によりQT延長作用が相加的に増加する恐れがある)]。 5.副腎皮質ホルモン剤<経口剤及び注射剤>(プレドニゾロン<経口剤及び注射剤>、ヒドロコルチゾン<経口剤及び注射剤>等)[腱障害のリスクが増大するとの報告があるので、これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとする(機序不明)]。 (高齢者への投与) 本剤は、主として腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続する恐れがあるので投与量ならびに投与間隔に留意し、慎重に投与する。 (妊婦・産婦・授乳婦等への投与) 1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。 2.授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせる[オフロキサシンでヒト母乳中へ移行することが報告されている]。 (小児等への投与) 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していないので、投与しない。 (適用上の注意) 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (その他の注意) 動物実験[幼若犬、若い成犬(13カ月齢)、幼若ラット]で関節異常が認められている。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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