静岡 シネ ギャラリー。 静岡シネ・ギャラリー1・2[静岡市葵区]|アットエス

サールナートホール&静岡シネ・ギャラリー

静岡 シネ ギャラリー

新型コロナウイルスの感染拡大状況と緊急事態宣言を受けての決断であり、それがその時点での適切な判断だったと頭で理解はしていても、やはり残念で、悔しく、むなしい思いは拭えませんでした。 このような時代においては、映画館は、ミニシアターは、世の中に必要がないのだろうか、と。 しかし休館を発表して以来、本当に多くの激励の声がSNS等に寄せられ、シネ・ギャラリーが皆さまに本当に必要とされ、また愛されていたのか、改めて気づかされることになりました。 ここで働く私たちも、どれだけ勇気づけられたことか! また、これはただの思い込みなのでしょうが、休館中に保守点検のためテスト上映をしていると、映写機やスクリーンや観客席の座席たちも、お客さまが映画館を恋しがっているのと同じように、お客さまの存在を恋しく思っているように感じられてなりませんでした。 お客さまのためにも、上映されることを待っている世界中のたくさんの映画たちのためにも、この映画館を存続させなくては!再びここが、お客さまの人生と映画たちとが出会う豊かな空間になるまで、生き残らなくては!それが今の私たちの、何よりの願いであり使命です。 しかし、営業を続けていた3月下旬から4月上旬の時点でも、こちらから「劇場にお越しください」とは積極的に申し上げられない状況になっていて、動員数と売り上げはゼロに近づいていました。 休館中はもちろん劇場収入は途絶えてしまいます。 また、緊急事態宣言が解除され営業が再開されても、それでコロナ禍以前の世界が帰ってくるわけではありません。 観客動員数も、公開される映画の本数や規模も、かつてのような状況になるまでには、長い長い時間がかかると覚悟しています。 にもかかわらず、仕方のないことですが、ミニシアターの窮状に対する世間の関心は、だんだんと薄れていくことになるでしょう。 …映画文化とミニシアターを愛している、この文章をここまで読んでくださっているあなたのような方を除いては。 ミニシアターに限らず、この社会のあらゆる分野が大きな打撃を受けていることは承知しています。 ですが、もしも「暗闇の中でスクリーンに向かい合って2時間をかけて映画を観る」という体験に「不要不急の暇つぶし」以上の意味と価値を見出していただけるなら、静岡シネ・ギャラリーをこれからも存続させるため、皆様からの支援を賜りたいのです。 つきましては、当館にご寄付いただける口座を開設いたしました。 皆さまが大変な時ですので、あくまでご自身の生活を最優先に、物的にも心的にも支障がない範囲での支援をお願いしたいと思います。 この寄付のお願いとは別にクラウドファンディングも行っています。 リターンと手数料があるためご支援いただいた全額を運営資金にすることはできませんが、そちらもご確認の上でご寄付をご検討ください。

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静岡シネ・ギャラリーとは

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経済学の書籍としては異例のベストセラーを記録したトマ・ピケティの同名の著作を元にしたドキュメンタリー。 原著は本文だけで600ページ超、注釈だけでも100ページを超す大著ですが、あまりの分厚さに躊躇する人も少なくないはず。 映画を観る前に実際に読んでみましたが、専門家でなくても理解しやすい平易な文章で書かれ、数式も肝心な部分に僅かに出てくるのみで、順を追って読み進めれば、誰でも理解できるように書かれています。 多忙を極める現代人にとって、その最大の難関は内容の難しさではなく、読破する時間の確保のみにある、ということだと思います。 そういうわけで、この映画は本を読まなくても「21世紀の資本」の内容が把握できる、ということなのだと想像していましたが、さに非ず。 トマ・ピケティ自身も出演し、映画の最後に導き出される結論こそ書籍と同じですが、そのアプローチはまったくの別物。 映画では産業革命以後、現代までの経済学的なさまざまな事例を映画やアニメ、ニュース映像などを引用しつつ、人々の経済活動とともに資の集約が次第に進行していること、富める者への資本集約が進むことで格差が増大し、そのことがさまざまな軋轢や、不都合が生じていることを描き出していきます。 例示される映像などは例えば『プライドと偏見』からダーシーの登場場面を引用し、ダーシーがなぜ裕福な家庭から嫁の候補を探そうとしているのか?といったことが説明されていくのですが、小難しい(ように見える)理論や式でなく、具体的事例を多数挙げる手法は多彩で興味深く見る事ができ、問題の周辺を多方向から知ることができるようになっています。 とはいえ、具体的事例の紹介が主で、理論的説明をあえて避けていることで、映画の方は隔靴掻痒の感もあり、むしろ書籍の方が意図するところが明確になっていると感じるところがあります。 そういうわけで、書籍を読んでいない人がこの映画を見て書籍と同内容だと思い込むのは大きな間違いであり、逆に書籍を読んだ人が映画を観て、書籍の内容を復習しようとしても殆ど目的は果たせない、ということになります。 ではこの映画の価値はどこにあるのか?ということですが、書籍では紹介しきれない具体的事例を多数提示することで、ピケティの言わんとしている資本の集約の弊害とその解消法の必要性について、より具体的に理解をすることが出来る、という点にある、ということだと思います。 書籍を読んだ人にとっては、まったく別の手法によって改めて現代の経済が抱える問題の数々、いちばんのテーマであるところの資本の集約の弊害について具体的に知ることができ、書籍を読んでいない人にとっても、この問題に目を向ける契機となることができるのです。 映画を観てこの問題について更に知りたい方は、ぜひ書籍を読むことをお勧めしたいと思います。 我々が常日頃おぼろげに感じている格差の拡大について、思わずハッとするほどの明快な理論づけによって、人が経済活動をはじめて以来延々と続いている資本の集約を巡る大きな問題に目を向けさせてくれる、非常に大きな知見を得ることができるのです。 All rights reserved.

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静岡シネ・ギャラリー(サールナートホール)の上映スケジュール、映画館データ、割引情報 − 映画ナビ

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地図 情報 開館 開館公演 『 永遠のマリア・カラス ()』(シネ・ギャラリー1) 『』(シネ・ギャラリー2) 客席数 2スクリーン計105席 (50席・55席) 設備 5. 1ch 用途 上映 運営 藤原靖爾(住職) 所在地 〒420-0857 御幸町11-14 位置 : 最寄駅 外部リンク テンプレートを表示 静岡シネ・ギャラリー(Cine Gallery)は、御幸町11-14にある()。 2003年(平成15年)12月20日に開館した。 隣接するの檀信徒会館としての性格を持つ3階にあり、50席と55席の2スクリーンを有する。 静岡市唯一のミニシアターである。 開館時からの支配人は宝泰寺住職の藤原靖爾(藤原東演)。 静岡シネ・ギャラリーの座席 2003年(平成15年)の開館当時の静岡市には、やなどの従来館やMOVIX清水 などのしか存在せず、静岡シネ・ギャラリーは初のだった。 2008年(平成20年)ににが開館するまでは、静岡県内唯一のミニシアターでもあった。 大手会社の系列に属さない単館系映画館として運営されている。 仏教寺院が運営しているとはいえ、暴力や性的な描写がある作品を排除することはなく、その作品そのものの価値を考慮して上映する作品を選定している。 劇場ロビーの丸窓からは北側のを見下ろすことができる。 劇場内の内装はモノトーンに統一されている。 劇場は映画館として設計されたものではなく、1995年から2003年までは会議室だった部屋を改装しているが、後部の3列には段差を付けられるほど天井が高い。 年間130本から140本の作品を上映しており、会員には上映作品の紹介がついた会報誌が郵送される。 2013年度(平成25年度)のシネ・ギャラリーの会員数は約4,500人であり、全国のミニシアターでも上位に入るという。 歴史 [編集 ] 年表 [編集 ]• 1995年(平成7年)4月9日 - が開館。 2003年(平成15年)12月20日 - サールナートホール3階に2スクリーンの 静岡シネ・ギャラリーが開館。 開館前 [編集 ] 静岡シネ・ギャラリーが入る 臨済宗妙心寺派の後継ぎである藤原靖爾(藤原東演)は、戦中の1944年(昭和19年)11月にに生まれた。 法学部在学中には外交官になりたいという夢を持ち、またを受けたこともあった。 父親の死去によって1994年(平成6年)に宝泰寺の住職となった。 藤原は1995年(平成7年)に株式会社サールナートホールを設立。 同年4月9日に宝泰寺の檀信徒会館であるが開館した。 当初はやを主要な事業に想定していたが、一般市民向けのコンサートなどの文化事業も手掛けている。 1995年(平成7年)10月にはメインホールで名作映画の会員制上映会「シネ・サロン」をスタートさせた。 月2回の頻度で開催され、各回の上映前に映画評論家の石原郁子による作品解説がつく。 第1回は監督の『』(1971年、イタリア=フランス合作)、第2回は監督の『』(1954年、イタリア)、第3回は ゲオルギー・シェンゲラーヤ ()監督の『』(1969年、グルジア)だった。 メインホールの会員制上映会は東京・のを目標に挙げ、地方都市で上映されることの少ない独立プロや系の作品をで上映した。 しかしメインホールは常設の映画館ではなく多目的施設であり、作品の上映期間や上映回数に制限があった。 このために上映用の作品を求めても配給会社から断られることもあった。 メインホールでの映画上映会では、8年間で約900本の作品を上映してきた。 2000年(平成12年)の静岡市には14館の映画館があったが、すべての館が映画館の街として知られるにあり、JR静岡駅前などに映画館は存在しなかった。 開館後 [編集 ] 初上映作品となった『』 2003年(平成15年)12月20日、サールナートホール3階に常設映画館の静岡シネ・ギャラリー(2スクリーン)が開館した。 約3,500万円かけて会議室だった部分を映画館に改装している。 開館当初の座席数は45席と47席。 シネ・ギャラリー1の初上映作品は監督の『 永遠のマリア・カラス ()』が、シネ・ギャラリー2の初上映作品は監督の名作『』。 2004年(平成16年)1月17日からのオープニング第2弾上映作品は、シネ・ギャラリー1が監督の『』、シネ・ギャラリー2が監督の『』だった。 同年5月には「フランス映画祭」を開催し、監督の『 かげろう ()』、 監督の『 女はみんな生きている ()』を上映した。 で人気俳優となったが主演する『』は、静岡シネ・ギャラリーで前売券の窓口販売記録を更新した。 の映画デビュー50周年を記念して、2005年(平成17年)7月9日から8月5日には「市川雷蔵祭」を開催した。 『』、『』、『』など代表作15作を上映、雷蔵の命日である7月17日には観客全員にをプレゼントした。 2005年以後、毎年の会員特典企画として年末におすぎと小室等を呼んでいる。 2010年(平成22年)の静岡市には15館の映画館があったが、静岡シネ・ギャラリーの2館を除く13館は七間町の映画館だった。 2012年に『』の舞台挨拶を行った 2012年(平成24年)8月には『』を上映し、8月4日には監督、主演の、ラップ指導のの舞台挨拶が行われた。 同年12月にはなどがロケ地となった『』を上映し、シネ・ギャラリーでは監督や主人公役のなどによる舞台挨拶が行われた。 2013年(平成25年)12月には『楽隊のうさぎ』を上映し、12月14日には監督と主演の川崎航星の舞台挨拶が行われた。 2014年(平成26年)4月には『』を上映し、4月6日には主演のの舞台挨拶が行われた。 2015年(平成27年)11月には『千年の一滴』を上映し、11月7日には監督の舞台挨拶が行われた。 2016年(平成28年)1月には『』を上映し、1月16日にはの舞台挨拶が行われた。 2017年(平成29年)3月には『』と『』を上映し、両作品を監督したの舞台挨拶が行われた。 同年6月には『標的の島 風(かじ)かたか』を上映し、6月3日には監督の舞台挨拶が行われた。 同年7月には『うつろいの標本箱』を上映し、7月2日には監督や出演者の舞台挨拶が行われた。 同年8月には『』を上映し、8月12日には主演のの舞台挨拶が行われた。 同年10月には『』を上映し、10月6日には監督の舞台挨拶が行われた。 2018年(平成30年)7月には『』を上映し、7月14日には監督の舞台挨拶が行われた。 脚注 [編集 ]• 注: 静清合併直後• 「檀信徒会館が4月9日オープン、一般に開放 静岡市の宝泰寺」『静岡新聞』、1995年3月29日• 『静岡新聞』• 「ホール増える静岡市、活性化に期待 需要多い100-600席」『静岡新聞』、1994年6月27日• 出典は日本映画製作者連盟配給部会『映画年鑑2000別冊 映画館名簿』時事映画通信社、1999年。 「消えた映画館の記憶」も参照した。 「『マグダレンの祈り』など上映 静岡シネ・ギャラリー」『静岡新聞』、2004年1月19日• 「28日までフランス映画祭を開催 静岡シネ・ギャラリー」『静岡新聞』、2004年5月17日• 「おすぎのトークと小室等のライブ 来月1日、葵区」『静岡新聞』、2005年11月16日• 出典は日本映画製作者連盟配給部会『映画年鑑2010別冊 映画館名簿』時事映画通信社、2009年。 「消えた映画館の記憶」も参照した。 eしずおかイベント情報、2012年8月6日• eしずおかイベント情報、2015年12月15日• eしずおかイベント情報、2014年4月8日• 「和食に焦点『千年の一滴』先行上映 きょう静岡で、監督あいさつも」『朝日新聞』2015年11月7日• 平成プロジェクト、2016年1月18日• 静岡シネ・ギャラリー• 静岡シネ・ギャラリー• 静岡シネ・ギャラリー• 静岡シネ・ギャラリー• 静岡シネ・ギャラリー• 静岡シネ・ギャラリー 外部リンク [編集 ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 sarnathhall -• 港町キネマ通り この項目は、に関連した 書きかけの項目です。 この項目は、に関連した 書きかけの項目です。

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