キャプチャーボードとは?基本的な機能を知っておこう キャプチャーボードとはPS4やSwitchなどのテレビゲーム機の画面をパソコン画面に映すための周辺機器のこと。 自分のゲームプレイ映像をパソコンで録画することもできるので、ゲーム好きの間で人気の商品です。 また配信ソフトを使って、ゲーム映像をTwitchやYouTubeなどの動画配信サービスにアップしたり、実況付きで生配信したりと、ゲームをより身近に感じられることでしょう。 キャプチャーボードの購入を検討している人からは、どの商品がいいのか分からないという声も。 そこで今回はキャプチャーボードの外付けタイプ、内蔵タイプそれぞれのおすすめ商品を紹介します。 キャプチャーボードの選び方 ここでは失敗しないキャプチャーボードの選び方を紹介します。 ぜひ参考にして使い勝手のいいキャプチャーボードをゲットしましょう。 接続タイプで選ぶ キャプチャーボードは接続タイプによって大きくふたつに分かれます。 外付けタイプと内蔵タイプです。 まずどちらのタイプにするのか、決めておきましょう。 外付けタイプは文字通り、パソコンの外付け機器として接続するもの。 ノートパソコンやデスクトップのマザーボードの拡張スロットに空きがない人は、外付けを選びましょう。 デスクトップのパソコンを使っている人は内蔵タイプから選ぶのがおすすめ。 キャプチャーボード本体がパソコンの中に内蔵されるので、見た目もすっきりして、接続も簡単です。 接続端子をチェック キャプチャーボードとゲーム機をつなぐ接続端子もしっかりと確認しておきましょう。 PS4やSwitchなどの最新のゲーム機はHDMI端子でつなぎますが、古いタイプのゲーム機にはRCA端子対応になっています。 自分の持っているゲーム機と接続できる端子を搭載した商品を購入するのがベスト。 外付けタイプの場合、パソコンとキャプチャーボードをつなぐUSB端子のチェックも必要です。 最新のキャプチャーボードはUSB3. 0に対応していますが、パソコンのUSB端子が2. 0だと接続できません。 使い方に合わせて選ぶ 人気のキャプチャーボードは高性能で、あらゆる便利機能がついています。 スペックの高いものは当然値段も高くなるので、使い方に合った商品を選ぶようにしましょう。 ゲームの録画をして自分だけで楽しみたい人や古いビデオテープの映像をデジタル化したいという人は、最小限度の機能がついているキャプチャーボードで十分。 ゲーム録画だけでなく、自分の実況をつけて動画配信したいという人は、映像編集機能や配信ソフトがついている高性能のものを選ぶといいでしょう。 外付けタイプのおすすめキャプチャーボード ここからは外付けタイプのおすすめキャプチャーボードを紹介します。 Amazonの売れ筋商品「Elgato Game Capture HD60 S」 エンコード方式はハードウェアタイプの「AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS」。 キャプチャーボード本体でエンコードをするので、パソコンのスペックが低くても快適に利用できます。 4Kパススルー機能に対応したゲームキャプチャーで、パソコンを使って高画質でゲームプレイが可能。 パソコンを使うPCモードとパソコン不要の単体録画モードの2種類の録画モードを搭載しています。 PCモードを使う場合はパソコンと本体はUSB2. 0ケーブルで接続。 優れたエンコード機能でハードウェアタイプにありがちな映像の遅延もありません。 最新のゲーム機からスマホゲーム、PCゲームにいたるまで幅広く利用できます。 HDMI出力の映像をパソコンで録画できる「I-O DATA PC用HDMI キャプチャーボード GV-USB3」。 ソフトウェアエンコード型でゲーム機と接続してプレイ動画を録音するのに最適です。 HDMIパススルー端子搭載で、映像の遅延はほとんどありません。 録画の画質は最高画質、高画質、標準画質の3段階から選択できます。 録画ソフト「HD Mix Capture」を添付しており、シンプルな操作でゲーム録画が可能。 Webカメラの映像やマイク音声を同時に記録して、ピクチャー・イン・ピクチャーでゲーム画像との合成も。 自撮り画像と音声が入ったワイプ付きの実況動画が作れます。 CyberLink社製の動画編集ソフトが付属されており、ゲーム画面に字幕やタイトルを挿入することも可能。 ユニークなゲーム配信をしたい人におすすめです。 HDMI端子だけでなく、Sビデオ端子など従来のアナログ機器に接続できる「Blackmagic Design キャプチャーカード Intensity Pro 4K 003062」。 通常の1080HDビデオの4倍の解像度で映像をシャープに美しく録画できます。 ダイナミックな映像や動きの速いゲーム映像もクオリティを落とすことなく保存が可能。 最高画質にこだわる人におすすめです。 また映画やテレビ業界のプロが使用するのと同じスペックのビデオ部品を使用。 これによりキャプチャーしたファイルはプロ仕様の圧縮フォーマットなどで保存されるので、大切な映像が損なわれる心配もありません。 映像の編集ソフトもプロ仕様。 ハリウッドで使われているのと同じツールで映像編集ができます。 コンパクトなサイズが特徴の「エアリア Ragno GRABBER2 SD-PEHDM-P2」。 本体の設置が非常に簡単で、製品をPCIEスロットに挿入してドライバ、ソフトウェアをインストールしたあとは、HDMIケーブルをつなぐだけ。 機械の接続が苦手な人でもすぐに使えます。 ゲーム映像に適したパススルー対応で、パソコンにゲーム画面を映し出さなくてもプレイ映像が録画可能。 いつものゲーム環境と同じテレビ画面を見ながらプレイができるので、パフォーマンスが落ちることなくゲームを楽しめるでしょう。 264コーデック形式のMP4ファイルを録画でき、変換せずにそのままスマホやタブレットで再生ができるという高い汎用性を持つ製品です。 PlayStation4、Nintendo Switchなどのゲーム機やiPhone、ビデオカメラに接続して、録画と配信ができます。 本製品を搭載したパソコンと映像ソース機器をHDMIケーブル1本でつなぐだけなので、接続も簡単。 パソコンでのゲーム映像の表示遅延が少なく、快適にゲームが楽しめます。 専用ソフト「RECentral 3」が付属してあり、witchやYouTube Liveなどの動画配信サービスに対応。 動画配信サービスのアカウント登録をしておけば、すぐに生配信ができます。 さまざまなゲーム機を使って、動画配信サービスを使い分けている人に最も適した製品といえるでしょう。
次のしかし一昔前とは違って同じくゲーム実況を行うライバルが多い中、 今から生配信だけで人気を獲得するのは不可能に近いでしょう。 ただし画面をそのまま録画できるPCゲームとは違い、PS4やNintendo SwitchなどのCS機ではPCにゲーム画面を取り込むためにキャプチャーボードという機材が必須です。 しかしキャプチャーボードは多くのメーカーから色んな種類の製品が販売されているため、どれを選べばいいのかわからないという方も少なくないでしょう。 そこで 今回はキャプチャーボードの選び方とおすすめの製品をいくつか紹介したいと思います。 まとめ 内蔵型と外付け型は正反対の特徴を持っています。 知識がなくても簡単に使えるのは外付け型ですが、 取付できるPCを使用している場合は基本的に内蔵型をおすすめします。 どうしても外付けでなければならない理由がある場合は外付けを選びましょう。 (ノートPCを使用していたり持ち運びしたい場合など) ソフトウェアエンコードとハードウェアエンコード キャプチャーボードには ソフトウェアエンコード方式とハードウェアエンコード方式の2種類があります。 用途やPC環境によってどちらが必要になるかが違ってきますので、それぞれの特徴について把握しておきましょう。 ソフトウェアエンコード方式 ゲーム機から出力される映像をキャプチャーボードを通してPCに送り、PC側で圧縮・変換を行うのがソフトウェアエンコード方式です。 PCスペックにもよりますが、PC上に表示されるゲーム画面の遅延が少ないのが特徴です。 まとめ PCへの負荷が少ないのは魅力ですが、 生配信も行いたいのであればソフトウェアエンコード方式をおすすめします。 ソフトウェアエンコード方式はPCスペックに問題なければPC上に表示される映像にほとんど遅延がないため(ほんの少しはあります)、オンライン対戦型ゲームでなければPC画面を見ながらゲームをプレイできます。 また、グラボを搭載しているPCであればグラボにエンコードさせることができ、その場合CPUでエンコードを行うよりもかなり負荷を軽減できます。 ハードウェアエンコード方式は録画時にPCへの負荷は少ないですが、その後動画編集をするのであれば結局PCに負荷がかかってしまうため、生配信や無編集で動画投稿をする場合を除くとメリットがほとんど無くなってしまいます。 本気で動画投稿をやっていきたいのであればある程度スペックの高いPCを用意し、ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードの使用をおすすめします。 ゲーム実況であればパススルー機能は必須 ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードであればPC上に表示されるゲーム画面の遅延は少ないと言いましたが、 FPSなどのコンマ1秒を争うようなゲームでは少しの遅延も命取りになります。 そこでおすすめなのが パススルー機能付きのキャプチャーボードです。 パススルーというのはキャプチャーボードに接続したゲーム機の映像をPCに送ると同時にモニターにも出力する機能です。 パススルーでモニターに表示されるゲーム映像は遅延がないため普段と同じようにゲームをプレイすることができます。 用途がビデオカメラのキャプチャーなどであればパススルーは不要ですが、 ゲーム配信のためにキャプチャーボードの購入を検討しているのであれば必ずパススルー機能搭載製品を選びましょう。 対応している解像度とフレームレートに注意する これからキャプチャーボードを購入するのであれば必ず HDMI端子が付いているかどうかを確認しましょう。 HDMI端子が付いているものだとほとんど1080pに対応していると思うので、PS4やNintendo Switchで問題なく使用することができます。 次に、対応しているフレームレートも確認が必要です。 PS4やNintendo SwitchといったCS機は最大60fpsに対応しているんですが、 キャプチャーボードの中には30fpsまでしか対応していないものもあります。 30fpsだと録画した映像が少しカクカクしてしまうため 60fpsの方がいいです。 ただその分値段は高くなります。 PS4 Pro・Xbox One Xユーザーであれば4K対応も検討しよう まだまだ数は少ないですが 4K録画に対応したキャプチャーボードや、パススルーのみ4Kに対応し録画はフルHDでできるものなどがあります。 これまでのようにフルHDにしか対応していないキャプチャーボードであれば、たとえPS4 Proと4Kモニターを使っていたとしても、配信や録画時はフルHDでしかゲームをプレイできません。 しかし、4K録画やパススルーに対応しているキャプチャーボードであれば、4Kでゲームをプレイしながら配信や録画を行うことができます。 キャプチャーボードは頻繁に買い替えるようなものではないので、今現在PS4 Proや4Kモニターを持っていなくても、次世代のゲーム機など将来的なことを考えるとできれば4K対応のものを選んでおくといいでしょう。 外付け型キャプチャーボードのおすすめ製品紹介 AVerMedia LIVE GAMER ULTRA GC553 2018年7月20日にAVerMediaから発売されたソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。 AVerMediaの外付けキャプチャーボードでは初となる4K録画と高フレーム録画に対応しています。 僕も使ってみましたがPCで表示した映像の遅延が非常に少なく、オンライン対戦ゲームでなければパススルーを使わなくてもプレイ可能でした。 (PCスペックにもよりますが) また、本来であれば有料の動画編集ソフトであるPowerDirectorが付属するのもGC553の魅力で、自分好みに編集してから動画投稿サイトにアップロードすることができます。 価格は約32,000円と外付け型にしては高価ですが、「とにかくハイスペックなキャプチャーボードが欲しい」という方にはおすすめです。 2018年6月にAVerMediaから発売されたソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。 2015年に発売したGC550の後継機にあたるモデルで、4Kパススルー(HDR非対応)機能を搭載しているためPS4 ProやXbox One Xユーザー、次世代機を見越した方におすすめです。 僕も実際に使用してみましたが、安定性が高く、遅延が非常に少ないため使いやすいです。 また、付属の動画編集ソフトであるPowerDirector 15 for AVerMediaが非常に優秀で、ゲーム実況に使用するのであればほぼやりたい編集が可能になっていると思います。 本来であれば有料ソフトなので、それがただで使用できるのもこの製品を選ぶメリットの一つです。 価格は約27,000円ほどとやや高価ですが、本気でゲーム実況をやりたい人には是非使ってもらいたい1台です。 4K録画や高フレーム録画をし たいのであれば先ほど紹介したGC553を選びましょう。 こちらもAverMediaのソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードで、先ほど紹介したGC550 PLUSの旧機種です。 新機種が発売したなら必要ないと思うかもしれませんが、こちらはHDMIの他にコンポーネント端子が搭載されているため、PS3やPS2、Wiiなどといった古いゲーム機のキャプチャーも可能になっています。 また、値段が約22,000円とGC550より割安なため、とりあえず「安く済ませたい」「古いゲーム機もキャプチャー出来た方がいい」という方には選択肢になります。 しかしこちらは動画編集ソフトが付属していません。 こちらはI-O DATAのHDMIに対応したソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。 I-O DATAのキャプチャーボードと言えば、コンポジットケーブルに対応したGV-USB2という製品が人気だったんですが(というか未だに人気があるようです)、このGV-USB3はその後継機です。 値段が約17,000円ほどと、HDMI対応で新し目のキャプチャーボードとしては比較的安いと思います。 先ほど紹介したGC550 PLUSのように動画編集ソフトが付属するんですが、残念ながらバージョンが1つ前のPowerDirector 14 for I-O DATAが付いています。 また、4Kに対応していないため、とりあえずHDMI対応で動画編集ソフトが付いた安い製品が欲しいという方にはいい製品かと思います。 こちらはSKNETのHDMIに対応したキャプチャーボードです。 外付け型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードでは国内でおそらく最も普及しているのではないでしょうか。 2013年に発売された製品でありながら未だに人気が高い非常に息の長い製品です。 僕もHDMIに対応したものではこちらを初めて購入しました。 僕が購入した頃は20,000円ほどで販売されていましたが、現在では新品でも約16,000円ほどとかなり安くなっています。 また、Amazonの中古製品を見てみると11,000円台から販売されているので、とにかく安く済ませたいという方には中古製品も視野に入れてみてはどうでしょうか。 ただ注意点として、こちらは付属の録画ソフトのクオリティがいまいちなので社外製ソフトが必須になることと、動画編集ソフトが付属しないことを覚えておきましょう。 こちらはAVerMediaの外付け型ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。 ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードで人気の高いAVT-C878の後継機で、4Kパススルーに対応し、動画編集ソフトのPowerDirector 15 for AVerMediaが付属します。 ハードウェアエンコード方式のためPCへの負荷が低く、PCスペックに自信がない場合でも使用可能です。 また、キャプチャーボード単体録画に対応しており、SDカードを挿入することでPCレスでゲームを録画することができます。 値段は約24,000円ほどと少し高価ですが、4K対応で動画編集ソフトが付いてくることを考えるとかなり優秀な製品だと思います。 こちらは2018年7月20日に発売されたAVerMediaの最新製品で、内蔵型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。 また、付属の動画編集ソフトであるPowerDirector 15 for AVerMedia(4K対応)が非常に使いやすく、ゲーム実況に使用するのであればほぼやりたい編集が可能になっていると思います。 本来であれば有料ソフトなので、それがただで使用できるのもこの製品を選ぶメリットの一つです。 価格は約40,000円と高めですが、この先何年もゲーム実況をしていきたいと考えている方にはおすすめの製品です。 こちらはElgatoの内蔵型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボード4K60 Proの後継機です。 フルHD録画に対応した製品が多い中、こちらは4K60fpsでの録画に対応した製品です。 4K対応となると要求されるスペックも高めになりますが、自分のゲームプレイをキレイな映像で残したいという方には魅力的な製品です。 フルHD240fps録画が可能なAVerMediaの内蔵型キャプチャーボードGC573が人気ですが、こちらも同等のスペックを搭載し、さらに数千円安く購入できるのがポイントです。 また、4K60 Pro MK. 2は面倒なドライバのインストールが不要で、PCに取り付けるだけですぐに使い始めることができます。 Elgatoはかなり人気のメーカーですし、プロゲーマーや人気ストリーマーの使用者はかなり多いです。 そういった方々と同じメーカーの製品を使ってみたいという方は試してみてもいいと思います。
次のしかし実際には「キャプチャーボードがどんな物で、どうして必要なのかわからない」という方は少なくないと思います。 そこで今回は キャプチャーボードの役割について詳しく解説したいと思います。 キャプチャーボードとは? キャプチャーボードとは、一言でいうと PS4やNintendo Switchなどのゲームプレイ画面をPCに取り込むために必要なものです。 つまりこれを使うことでゲーム画面を録画したり、YouTubeなどでライブ配信することができます。 そこでキャプチャーボードを使用することで、PCにゲーム映像を取り込むことが可能になります。 (画像ではAVerMediaのRECentralを使用しています) キャプチャーボードはPCにただ接続すればいいというわけではなく、必ずキャプチャーソフトと併せて使用する必要があります。 キャプチャーソフトはキャプチャーボードに付属する場合もありますが、付属していなくても無料のソフトを使えるため問題ありません。 個人的にはOBS Studioというフリーのキャプチャーソフトをおすすめします。 (無料ですが非常に高機能で、正直キャプチャーボードに付属するものを使うよりいいでしょう) 外付型キャプチャーボードと内蔵型キャプチャーボード キャプチャーボードにはUSB接続で使用する外付型キャプチャーボードと、デスクトップPCの内部に取り付けて使用する内蔵型キャプチャーボードの2種類があります。 外付型と内蔵型のどちらを選べばいいか 基本的には内蔵型キャプチャーボードの方が優れていると考えていいと思います。 (同価格帯・同等スペックであれば) ただ、内蔵型キャプチャーボードを取り付けできるようなPCを使用している方はあまり多くないと思いますので、その場合は素直に外付型を選んでいいでしょう。 また、内蔵型キャプチャーボードを取り付けできるような拡張性のあるデスクトップPCを使用している場合でも、キャプチャーボードを持ち運んで使いたいと考えているのであれば外付型を選びましょう。 (内蔵型は着脱に少し時間がかかるため頻繁に取り外すようなものではないです) 先ほど内蔵型のデメリットに「取り付けには最低限の知識が必要」と記載しましたが、簡単なのでそれほど心配する必要はないと思います。 個人的には内蔵型キャプチャーボードをおすすめします。 PS4本体の機能で、今のところ(2019. 21現在)『ニコニコ生放送』『YouTube』『twitch』の3サイトで生配信を行うことができます。 また、ビデオクリップ機能によって最大60分の映像をPS4本体に録画することが可能です。 (デフォルトは15分) 保存したビデオクリップはPS4本体でトリミングをしたり、USBメモリや外付けハードディスクにコピーし、PCにデータを取り込んで編集することも可能です。 (当たり前ですがPCで編集する場合は別途編集ソフトが必要になります)• PS4でサポートされていないサイト(OPENREC等)にも生配信を行うことが可能• 時間の上限を気にせず録画が可能• 60fpsでの録画が可能(60fps以上に対応したキャプチャーボード使用時)• PS4からPCに動画ファイルを移動する作業が不要(容量の大きい動画だと移動するのに結構時間がかかります)• オーディオインターフェース等を使うことによって高音質マイクを使用できる• DISCORDを使用することでフレンドのボイスチャット音声ボリュームを自分で調整可能 以上のことからキャプチャーボードを使用する方がより便利に配信や動画投稿を行えることがわかると思います。 キャプチャーボードにはソフトウェアエンコード方式とハードウェアエンコード方式がある ゲームプレイ画面をPCに録画するには エンコード処理が必要になります。 エンコードとは、簡単に説明すると 『変換・圧縮』 のことで、これをPC側で行うのがソフトウェアエンコード方式、キャプチャーボード側で行うのがハードウェアエンコード方式になります。 ソフトウェアエンコード方式とハードウェアエンコード方式どちらを選べばいいか 上記のメリット・デメリットを見るとハードウェアエンコード方式がいいと思うかもしれませんが、表示遅延というのはかなり重要なファクターなので スペックに問題がなければソフトウェアエンコード方式にすることをおすすめします。 もし使用しているPCにグラフィックボードが付いているのであれば、エンコード処理をグラフィックボードで行うことができるためPCにかかる負荷はかなり軽減できます。 (グラフィックボードがない場合CPUでエンコードを行うんですが、設定によってはCPUの使用率が100%近くに達する場合もあります) また、PCのスペックが低いという理由でハードウェアエンコード方式を選ぶにしても、録画した動画を編集するのであれば結局ある程度高いスペックのPCが必要で、スペックが低いPCでは快適に編集作業を行うことが難しい場合もあります。 本気で動画投稿をしていきたいと考えているのであればある程度スペックの高いPCを用意することも重要です。 ゲーム実況をするならパススルー機能は必須 先ほど「ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードならPC画面を見ながらゲームをプレイすることが可能」と記載しましたが、 ソフトウェアエンコード方式といえども表示遅延はゼロではありません。 そのため、FPSやTPSなどオンライン対戦型のゲームをプレイするのであればパススルー機能が付いているキャプチャーボードを選びましょう。 パススルー機能とは、HDMI INの他にHDMI OUTも搭載し、PCへのゲーム画面取り込みの他、もう一台のモニターに普段と変わらない(遅延のない)ゲーム画面を表示することができる機能です。 (動画投稿サイトが高フレームに対応する可能性があります)• ソフトウェアエンコード方式• 録画・配信ソフト付属• パススルー機能搭載• ドライバや専用ソフトが不要• 約32,000円 2019年9月にElgatoから発売された内蔵型キャプチャーボードで、4K60 Proの後継機になります。 内蔵型キャプチャーボードではAVerMediaのGC573の性能が高く、ハイスペックな製品を求める方に人気がありましたが、こちらもGC573と同等かそれ以上の性能で、さらに価格は数千円安いというのがポイントです。 また、面倒なドライバが不要で、PCに取り付けてすぐに使い始めることができます。 GC573とは違って動画編集ソフトは付属しませんが、ハイスペックな製品を安く買いたいという方にはおすすめの製品です。 AVerMedia Live Gamer HD 2 C988• ソフトウェアエンコード方式• 動画編集ソフトPower Director 15 for AVerMedia付属• 配信・録画ソフトRECentral付属• 4Kパススルー機能搭載• ドライバ不要• 約31,000円 2018年7月20日にAVerMediaから発売された製品で、現在販売されている外付型キャプチャーボードの中では最もスペックが高いです。 僕も実際に使ってみましたが、安定性が高く表示遅延はほとんど感じませんでした。 同日発売のGC573には劣りますが、それでもハイスペックな製品なので外付型キャプチャーボードで高性能な製品を求めるのならこちらをおすすめします。 ソフトウェアエンコード方式• 動画編集ソフトPower Director 15 for AVerMedia付属• 配信・録画ソフトRECentral付属• パススルー機能搭載• 性能的にはGC553に劣るので、こちらは4K録画は必要ないが、4Kでプレイしたいという方におすすめの製品です。 ソフトウェアエンコード方式で表示遅延が非常に少なく、生配信をする方にも最適です。 ソフトウェアエンコード方式• 動画編集ソフトPower Director 14 for I-O DATA付属• 録画ソフト付属• パススルー機能搭載• PS4 ProやXbox One Xユーザーにはあまり向かない製品と言えますが、とにかく予算を抑えたいなら選択肢になると思います。 Elgato Game Capture HD60 S• ソフトウェアエンコード方式• 録画ソフト付属• 4Kパススルー機能搭載• ドライバ不要• 約29,000円 いままでは外付けキャプチャーボード最強の製品といえばAVerMediaのGC553でしたが、遂にElgatoからもGC553とほぼ同等のスペックを有する外付けキャプチャーボードが発売されました。 1080pでの録画が60fpsまで(GC553は120fps)という点が異なりますが、基本的に60fpsで録画できれば全く問題ないと思います。 ソフトウェアエンコード方式• 録画ソフト付属• パススルー機能搭載• 約16,000円(中古なら12,000円くらいから購入可能) 2013年にSKNETから発売されれた外付型キャプチャーボードです HDMI対応キャプチャーボードの先駆けと言える製品で、未だに高い人気を誇ります。 僕も初めて購入したHDMI対応キャプチャーボードはMonsterX U3. 0Rで、かなり長期間使用したんですが、現在は他に優れた製品が数多くあるので単純にこれをすすめるかと聞かれると答えは「No」です。 ただ、発売から長い月日が経っているため中古品が多く、12,000円くらいから購入可能なため、HDMI対応キャプチャーボードをなるべく安く手に入れたいと考えている方には良さそうです。 AVerMedia Live Gamer Portable 2 PLUS AVT-C878 PLUS• ハードウェアエンコード方式• 動画編集ソフトPower Director 15 for AVerMedia付属• 配信・録画ソフトRECentral付属• 単体録画機能搭載• パススルー機能搭載• 約23,000円 2018年4月にAVerMediaから発売された外付型キャプチャーボードです。 ハードウェアエンコード方式のためPCへの負荷が少ない他、単体録画機能を使えばPC不要でゲーム画面を録画することもできます。 個人的にはソフトウェアエンコード方式派ですが、ハードウェアエンコード方式のキャプチャーボードが欲しいという場合にはこちらをおすすめします。 ソフトウェアエンコード方式• パススルー機能搭載• ドライバ不要• 約18,000円 こちらは台湾のPC周辺機器メーカーのj5 createから発売された外付型ソフトウェアエンコード方式のキャプチャーボードです。 ドライバが不要なのでUSB接続するだけですぐに使い始めることができます。 ただしキャプチャーソフトは付属していないので、無料ソフトのOBS Studioなどと組み合わせて使うのがいいでしょう。 同等のスペックを有する他社製品に比べて値段が安く、それでいて安定性が高いのが魅力です。 ただ、僕が使ってみたところほんの僅かですが画面がクロップされたので、その点は注意しましょう。 まとめ 先ほども説明した通り、PS4の機能でゲーム画面を録画したり生配信を行うことができるため、 キャプチャーボードは必ずしも必要なものではありません。 ただ、キャプチャーボードを使用した方が利便性は確実に上ですし、配信や動画のクオリティも上がります。 現に有名ゲーム実況者の方で「PS4の録画や配信機能だけでやってるよ」なんて方は一人もいないと思います。 (生配信機能を併用している方はいると思いますが) これから先本気でゲーム実況をやっていくのであれば 『キャプチャーボード』『ミドルスペック以上のPC』『動画編集ソフト』の3つは最低限用意することをおすすめします。 今回の記事は以上になります。
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