カメラのレンズやイメージセンサーを清掃するのに無水エタノールを使用するのですが、その時にシルボン紙に少量のエタノールを染み込ませるのに「ハンドラップ」という容器があるととても便利です。 このような容器です。 こちらは、です。 このような容器は吸い上げるための管が底から少し浮いていて、エタノールをある程度入れないと使うことができません。 そこで、ハンドラップの中にビー玉を入れて中の液体をかさ上げする方法をみなさん実施されています。 そこで、私もビー玉を買ってきてかさ上げすることにしました。 そこで気になったのが、ビー玉を入れることによってどれほどかさ上げできるかということです。 ハンドラップを横から見るとこのように中のくだが少し浮いています。 水を入れたハンドラップから水を抜いた状態で重さを測ると228. 3グラムでした。 そこから水を入れてハンドラップで水を吸い上げて、残った水とハンドラップの重さを測ると254. 8グラムでした。 計算すると26. 5ccの水が吸い上げることができなくてハンドラップの中に残留していることがわかります。 少しわかりづらいですが、ハンドラップの下の方のみぞから下の部分に水が残っています。 近所の100円ショップでビー玉を買ってきました。 ビー玉のサイズは2種類が混ざっていて、17mmのビー玉と12. 5mmのビー玉が混ざっています。 アズワンのハンドラップはどちらのビー玉も入れることができます。 シンプルな色のビー玉です。 ビー玉を入れていくと水面が上がっていって、写真の位置まで上昇しました。 黒いテープはビー玉を入れる前の水面の位置です。 ここから、水を吸い上げていってどれぐらいの水が出たかでかさ上げ効果の水の量を知ることができると思います。 ビー玉を入れた後の重さは405. 9グラムでした。 ここから水を抜いていくと・・ 396. 9グラムになりました。 差し引き、9グラムですから、9ccの量をかさ上げできたことになります。 残留していた水の量26. 5ccから9ccを引くとこの時点で約17. 5ccの水が残留していることになります。 ビー玉の効果はそれほど大きくないような気がしますが、ビー玉を入れていて気づいたのはビー玉が大きいと隙間がその分大きくなって効果が少なくなるということです。 ですから、中に入れるビー玉は出来るだけ小さいものが良いと思います。
次の「ハンドラップ」ってご存知ですか? 化学系の分野の方やカメラが趣味という方はなじみがあるかもしれません。 取り出す水量を調節できる機能を持った、液体保管用の容器を「ハンドラップ」と言います。 ちょっとづつ水を取り出せる、こんなのです。 化学系の分野の方やカメラが趣味という方は馴染みがあるかもしれません。 実験室で洗浄用エタノールを入れたり、カメラレンズを清掃するときに使ったり…。 少量づつ取り出す水量を調節できるのがハンドラップの便利なところ。 そして、実はその機能、靴磨きでも効果を発揮します。 靴磨きを手軽に楽しむことができる、かつ革靴の仕上がりも良くなる「ハンドラップ」について、その便利さと使い方をご紹介します。 それぞれ詳しくご説明していきますね! 靴磨きのときにいちいち水を用意しなくて良い ハンドラップを使うと、 靴磨きのたびに水を用意する必要がなくなります。 例えば、鏡面磨きをするときを思い浮かべてみましょう。 鏡面磨きは革靴へワックスを塗った後に、クロスに水を含ませて水研ぎする工程があります。 この水研ぎによって革がツヤを帯び、光沢が現れるのです。 水研ぎ用の水は、繰り返しクロスに含ませ続ければなりません。 そのため、水を入れる容器は指に巻きつけたクロスが入る大きさの口が最低限必要です。 選択肢としては 絵の具用のパレットや 小皿などですね。 シューワックスのフタを利用する方もいらっしゃることでしょう。 こんな風に。 ただ、小皿やワックスのフタを利用する場合、靴磨きのたびに水を汲んで用意しなければなりません。 靴磨きが終わったら、水を捨てる手間もあります。 ささいなことなのですが、このちょっとした手間が面倒だったり…。 しかし、あらかじめハンドラップに水を入れておけば、靴磨きのたびにいちいち水を用意する手間が省けます。 靴磨きが終わった後、ハンドラップに水が入ったままにしておいても、その水が蒸発してしまうこともありません。 靴磨きをするときの手間を省けるのが、ハンドラップのメリットです。 水を適量に調節できる ハンドラップを使うと、 水を適量に調節できるという利点もあります。 鏡面磨きをするときの注意点として「水研ぎの水量」があります。 クロスに含ませる水は少なすぎても多すぎてもダメ。 水が少ないと、ワックスが十分に伸びません。 また、クロスとワックス間の摩擦が大きくなり、クロスの繊維がワックスの層に巻き込まれて美しさをそこないます。 逆に水が多すぎると、革の上に水が残りうまく磨きあがらず、鏡面がくもってしまいます。 ハンドラップなら、取り出せる水量はノズル上部を押し込んだ加減によって 常に一定量です。 欲しい分だけ水を取り出すことができ、 水分調節が簡単。 鏡面磨きの仕上がりも安定しやすくなります。
次のなぜ、水を使うの? 簡単に説明すると、 水でワックスを均一にならし、平坦なワックスの層を革靴の上に作り上げるため。 乾いたクロスを使ってしまうと、クロスから出てきた糸くずが鏡面に埋まってしまったり、クロスがワックスの上をうまく滑らず、傷や段差が生じてしまいます。 それらを防ぐため、革靴を磨く際には水を使用します。 ただ、その水、 使う量が大事です。 水量が少ないと、上で述べた通りクロスが滑らなくなってしまいますが、かといって水量が多いと、鏡面層がくもり、思ったような輝きが出ないことがあるのです。 そのため、鏡面磨きでの水量調節が重要というわけ。 ハンドラップはあらかじめ容器に水を入れておき、頭部のノズルを押し込むことで水を取り出す仕組み。 ノズルを押し込む加減で取り出せる水量が調節できるので、 微妙な水量調節が必要な鏡面磨きとの相性が良いのです。 本来はカメラレンズのクリーニングなどで活用されるハンドラップですが、靴磨きを楽しむためのシューケアアイテムとしても活用できるのです。 ガラス製ハンドラップ 僕が今回ゲットしたのは三商の 「ニューハンドラップ200」というハンドラップ。 それがこちら。 液体が飛ばないよう、フタが液体出口の上に付いています。 容器にポンプでフタをしている格好なので、液体が蒸発しにくい構造です。 また、万が一転倒しても容器内の液体が流出するのを防いでくれます。 ポンプの頭部を軽く押すだけで少量の液体が出てくれるので、作業効率が良いです。 ポンプ軸が金属で硬さがあるため、ポンプをプッシュした時の安定感があり、液の出方も小気味よく、ストレスを感じにくいのの魅力。 ポンプのよって液量が調節できるので、 一定量の液体だけ取り出すことが可能。 余分に出ないため、液体を節約できます。 ポリッシュウォーターなどを使うときはハンドラップに入れて使用すると節約効果の恩恵を存分に受けれます。
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