アンペック 坐薬。 アンペック坐剤10mgの効果・用法・副作用

【換算】オキシコンチン錠からモルヒネ(アンペック)坐剤への切り替え

アンペック 坐薬

坐薬を入れる順番は? 2種類の坐薬が処方された場合、挿入する順番に気をつける必要がある。 坐薬には、主成分が水溶性で、基剤が油脂性のもの(アンヒバ、アルピニーなど)と、主成分が脂溶性で、基剤が水溶性のもの(ダイアップ、ナウゼリンなど)の2種類がある。 例えば、基剤が油脂性(ハードファット)のアンヒバ坐剤を先に入れてしまうと、基剤が直腸に残った状態で、主成分が脂溶性であるダイアップやナウゼリンの坐薬を挿入することになる。 すると、脂溶性の主成分が直腸ではなく基剤に取り込まれ、吸収が阻害されてしまう。 つまり、2種類の坐薬が出された場合は、水溶性基剤のダイアップ、ナウゼリンなどを先に挿入し、少なくとも30分以上空けてから、油脂性基剤のアンヒバ、アルピニーなどを挿入すべきである。 また、臨床的にも解熱より抗痙攣薬の方が重要である、という認識も持っておくとよい。 基剤 坐薬 水溶性基剤 ダイアップ坐剤 水溶性基剤 ナウゼリン坐剤 水溶性基剤 レペタン坐剤 水溶性基剤 エスクレ坐剤 油脂性基剤 アンヒバ坐剤 油脂性基剤 アルピニー坐剤 油脂性基剤 カロナール坐剤 油脂性基剤 ワコビタール坐剤 油脂性基剤 ボルタレン坐剤 油脂性基剤 ネリプロクト坐剤 油脂性基剤 ユニプロン坐剤 アンヒバとナウゼリンを使う順番は? アンヒバという熱さましの坐薬と、ナウゼリンという吐き気止めの坐薬がいっしょに処方されることは、しばしばあります。 アンヒバの基剤は油脂性であり、ナウゼリンの基剤は水溶性です。 ナウゼリンの成分は脂溶性なので、同時に使用するとナウゼリンの成分がアンヒバの基剤に取り込まれて、ナウゼリンの作用が減弱するという。 そのため、ナウゼリンを先に使って、作用が発現するまでの時間(約1時間)待ってからアンヒバを使う、あるいは、アンヒバを先に使って、作用が発現するまでの時間(約30分)待ってからナウゼリンを使うのがいいです。 アンヒバとダイアップを使う順番は? 経直腸投与後、上部直腸から吸収された薬は門脈に入るが、中部および下部直腸からは薬は門脈を経由せずに直接下大静脈に入り全身に分布する。 したがって、直腸に投与され吸収された薬の多くは肝臓を通らず、初回通過効果を受けずに全身に分布することになる。 生後2週から11歳の小児にジアゼパムを直腸内投与した後の血中濃度の上昇は、静脈内投与と変わらず、Tmaxは6分程度と報告されている。 小児の痙攣重積治療にジアゼパム坐薬が有効とされるのはこのためである。 しかし、坐薬の投与後すぐに排便があると、薬が排出される可能性があるために注意が必要である。 また基剤の関係で、アセトアミノフェン坐薬と一緒に投与するとジアゼパムの吸収が遅れるとの報告があるため、両坐薬を同時に投与することは避けた方が良 さそうである。 ジアゼパムの効果をすぐに必要とする場合には、まずジアゼパム坐薬を投与し、20~30分待ってからアセトアミノフェン坐薬を投与する方がよいであろう。 参考書籍:調剤と情報2014. 685• 184• 257• 190• 251• 103• 284• 250• 129• 113• 240• 127• 177• 189• 116•

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座薬のなぜ? 坐薬を使うときに上手に入れる方法は? 坐薬は肛門または膣に使用する固形の外用薬で、直腸、肛門、膣などの局所に作用するものと、粘膜から吸収されて全身に作用するものとがあります。 坐薬を取り扱うときはまず手を洗います。 便秘用の坐薬以外はできるだけ排便を済ませた後に挿入します。 坐薬のすべりが悪いときは、少し手の中で温めると挿入しやすくなります。 坐薬を包装から取り出し、ティッシュペーパー等でつまみ、先のとがったほうを肛門の奥まで入れます。 中腰で挿入する場合は第一関節くらいまで挿入後、しばらく動かず、その後ゆっくり立ち上がれば自然に肛門内に収まります。 横になったまま挿入する場合は横臥位(横向きで寝た姿勢)になり、両足を曲げ、体を「く」の字に曲げます。 挿入後しばらく動かずにいて、2~3分後に足をゆっくり伸ばせば肛門内にうまく収まります。 乳幼児に挿入する場合は、オムツを換える要領で両足を持ち上げ、挿入後4~5秒押さえた後しばらくしてから足をゆっくり伸ばすとうまく収まります。 挿入後異物感や便意を感じても、しばらくすれば治まります。 坐薬を使用後に油状の排泄物が出ることがありますが、薬に含まれる成分ですので心配は要りません。 坐薬を2種類使うときはどうしたらいいのですか? 2種類以上の坐薬を使用する場合、使う順番は基剤によって決まります。 坐薬の基剤には大きく分けて水溶性のものと油脂性のものがあります。 小児には解熱薬、制吐薬、抗けいれん薬などの坐薬がよく使われます。 また、解熱薬と抗けいれん薬、あるいは解熱薬と制吐薬というように2種類の坐薬を組み合わせて使うことも珍しくはありません。 しかし坐薬を併用する場合、使う順番によっては有効成分の吸収に影響が出ることもありますので十分な注意が必要です。 例えば熱性けいれんでダイアップ坐剤とアンヒバ坐剤が処方されている場合、まず水溶性基剤であるダイアップ坐剤を入れ、ジアゼパムが吸収されてからアンヒバ坐剤を入れる必要があります。 少なくとも30分以上の間隔は空けなければいけません。 坐薬は必ずしも冷蔵庫で保管しなければいけないということはありませんが、気温が高くなる夏などは冷蔵庫で保管するほうがいいでしょう。 また一度溶けてやわらかくなった坐薬は、尖った方を下にして冷蔵庫で固めれば再度使えるものもありますが、全ての坐薬がそうであるとは限りませんので、薬剤師にお尋ねください。 坐薬を入れたら5分くらいで便に出てしまったのですが? 坐薬を使用する前はなるべく排便を済ませてから使用するようにしましょう。 冷蔵庫から出したばかりの冷たい坐薬を挿入すると、腸が刺激され便意を催すことがよくあります。 坐薬を入れてすぐにでてしまった場合は、再度入れなおしてください。 入れてから5分くらいで出た場合、溶けかけで形が崩れていなかったら、再度入れなおしてください。 溶けて形が崩れていれば、どれくらい薬が吸収されたかの判断が難しいため、しばらく様子を見て、必要であれば再度入れてください。 坐薬の効果がどれくらいで発現し、どれくらいで消失するかで次の坐薬を入れるかどうかが変わってきますので、注意が必要です。 詳しくは薬剤師にお尋ねください。 効果には個人差があります。 過去の一覧 2016. 30 2015. 19 2015. 18 2015. 17 2015.

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アンペック坐剤10mgの効果・用法・副作用

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坐薬を入れる順番は? 2種類の坐薬が処方された場合、挿入する順番に気をつける必要がある。 坐薬には、主成分が水溶性で、基剤が油脂性のもの(アンヒバ、アルピニーなど)と、主成分が脂溶性で、基剤が水溶性のもの(ダイアップ、ナウゼリンなど)の2種類がある。 例えば、基剤が油脂性(ハードファット)のアンヒバ坐剤を先に入れてしまうと、基剤が直腸に残った状態で、主成分が脂溶性であるダイアップやナウゼリンの坐薬を挿入することになる。 すると、脂溶性の主成分が直腸ではなく基剤に取り込まれ、吸収が阻害されてしまう。 つまり、2種類の坐薬が出された場合は、水溶性基剤のダイアップ、ナウゼリンなどを先に挿入し、少なくとも30分以上空けてから、油脂性基剤のアンヒバ、アルピニーなどを挿入すべきである。 また、臨床的にも解熱より抗痙攣薬の方が重要である、という認識も持っておくとよい。 基剤 坐薬 水溶性基剤 ダイアップ坐剤 水溶性基剤 ナウゼリン坐剤 水溶性基剤 レペタン坐剤 水溶性基剤 エスクレ坐剤 油脂性基剤 アンヒバ坐剤 油脂性基剤 アルピニー坐剤 油脂性基剤 カロナール坐剤 油脂性基剤 ワコビタール坐剤 油脂性基剤 ボルタレン坐剤 油脂性基剤 ネリプロクト坐剤 油脂性基剤 ユニプロン坐剤 アンヒバとナウゼリンを使う順番は? アンヒバという熱さましの坐薬と、ナウゼリンという吐き気止めの坐薬がいっしょに処方されることは、しばしばあります。 アンヒバの基剤は油脂性であり、ナウゼリンの基剤は水溶性です。 ナウゼリンの成分は脂溶性なので、同時に使用するとナウゼリンの成分がアンヒバの基剤に取り込まれて、ナウゼリンの作用が減弱するという。 そのため、ナウゼリンを先に使って、作用が発現するまでの時間(約1時間)待ってからアンヒバを使う、あるいは、アンヒバを先に使って、作用が発現するまでの時間(約30分)待ってからナウゼリンを使うのがいいです。 アンヒバとダイアップを使う順番は? 経直腸投与後、上部直腸から吸収された薬は門脈に入るが、中部および下部直腸からは薬は門脈を経由せずに直接下大静脈に入り全身に分布する。 したがって、直腸に投与され吸収された薬の多くは肝臓を通らず、初回通過効果を受けずに全身に分布することになる。 生後2週から11歳の小児にジアゼパムを直腸内投与した後の血中濃度の上昇は、静脈内投与と変わらず、Tmaxは6分程度と報告されている。 小児の痙攣重積治療にジアゼパム坐薬が有効とされるのはこのためである。 しかし、坐薬の投与後すぐに排便があると、薬が排出される可能性があるために注意が必要である。 また基剤の関係で、アセトアミノフェン坐薬と一緒に投与するとジアゼパムの吸収が遅れるとの報告があるため、両坐薬を同時に投与することは避けた方が良 さそうである。 ジアゼパムの効果をすぐに必要とする場合には、まずジアゼパム坐薬を投与し、20~30分待ってからアセトアミノフェン坐薬を投与する方がよいであろう。 参考書籍:調剤と情報2014. 685• 184• 257• 190• 251• 103• 284• 250• 129• 113• 240• 127• 177• 189• 116•

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