自家製酵母は基本的にどんな食材でも作ることができます。 ただパワフルさでいえば レーズンがピカイチ。 初めて自家製酵母に挑戦する方は、特に レーズンがおすすめです。 用意するのは 瓶と砂糖、水、ノンオイルコーティングレーズンです。 オイルが使われていると酵母の成長をジャマしてしまうので、 必ず ノンオイルのレーズンを用意してください。 酵母菌はデリケートで、雑菌が入るとあっという間に腐敗してしまいます。 ですので、 瓶とふたを煮沸消毒するところから始めます。 10分ほど瓶を煮て、その後は指やスプーンを瓶の中に入れないようにします。 瓶が冷めたら、材料を入れます。 レーズン50gに対し水150cc、砂糖5gが目安です。 分量はおおよそでかまいませんが、 極端にレーズンが少ないと酵母が起きるまでに何日もかかります。 材料を全部入れたら、ふたをして上下に優しくふります。 寒くない場所に置いて、一日に一回ふたの開閉をさっと行うようにします。 レーズン酵母が育つと、ワインのような大変良い香りがします。 ただあまりクンクン嗅いでいると雑菌が入る恐れがあるので、 ごく最低限の開閉にとどめましょう。 3-7日前後でシュワシュワと泡が立つようになります。 これで自家製酵母の出来上がりです。 冷蔵庫に移して保管します。 自家製酵母を使ったパン.
次の以前「イーストフードは危険」という情報があり、ドライイーストは危険な食べ物だと噂になったことがあります。 しかしそれは間違った情報です。 イーストフードというのは食品添加物のひとつで、パン酵母(イースト)の働きを促すものなので、ドライイーストとは全くの別物です。 つまり、イーストのエサだと思ってください。 イーストフードは生地改良剤とも呼ばれ、パンの大量生産の際に使用されます。 イーストの発酵を促し時間短縮になるためです。 イーストフードや乳化剤は合成添加物なので極力避けたほうがいいでしょう。 しかし、賞味期限が長いというメリットもありますので、非常用食品など、時と場合に応じて判断してください。 重曹は、ドライイーストと同じ膨らませる効果があります。 しかし、ホームベーカリーでパンを作りたいときには使えません。 重曹はアルカリ性で苦みがあるので、大量に使用すると料理にも苦みが生じます。 重曹の代用は、ドライイーストのようなふくらみは期待できないかもしれません。 ドライイーストの時と同じように膨らませようとして入れるとかなり苦くなるので気を付けてください。 しかし、発酵させる手間がかからないというメリットもあります。 重曹と言えば掃除が頭に浮かぶ方も多いはずです。 食用とはまた別のものになりますので注意してください。 重曹を使った掃除にも興味があるという方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。 ドライイーストがないときの代用品・代わりになるものの3つ目は「天然酵母:レーズン酵母」です。 酵母ですので、ドライイーストに近い仕上がりになります。 自家製で作る方も多くいます。 しかし、天然酵母は管理がとても大変です。 温度や湿度に充分気を付けなければ発酵しなかったりカビが生えてしまったりします。 発酵するまでに期間もかかります。 パンを作るときもドライイーストと天然酵母では作り方が異なりますので注意してください。 天然酵母は作るのも管理も大変ですが、それだけの価値のある甘みと旨味を持ったパンに仕上がりますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。 以下の動画にレーズンの天然酵母の作り方が載っています。 ぜひご覧ください。
次のパンを作るときドライイーストの代わりに使うなら何がいい? まず、ドライイーストの代わりになるものを挙げてみますね。 天然酵母• 重曹(ベーキングソーダ)• ベーキングパウダー また、ドライイーストを切らしている場合は、ホットケーキミックスやパンミックスでパンを焼くことができます。 ホットケーキミックス• パンミックス ひとつずつご紹介しましょう! 天然酵母 天然酵母とは、レーズンやりんご、ヨーグルトを水、砂糖と一緒に発酵させて作るものです。 天然酵母は時間と手間がかかるので、「ドライイーストの代用品が知りたい!」の趣旨には反すると思いますが、時間があればおいしいパンを作ることができます。 重曹(ベーキングソーダ) 重曹(ベーキングソーダ)は加熱することで炭酸ガスを発生させて、生地を膨らませることができるものです。 ベーキングパウダー ベーキングパウダーは、重曹(ベーキングソーダ)にクエン酸やコーンスターチを加えたものです。 水分を加えて加熱することで、生地を膨らませることができます。 ちなみに、 重曹(ベーキングソーダ)やベーキングパウダーはホームベーカリーでは使えないとされているので、ご注意くださいね。 ホットケーキミックス もしものときの ホットケーキミックス! ご存知の通り、ホットケーキミックスは水や牛乳を混ぜただけで簡単に膨らませることができます。 パンミックス 手に入るのであればこの際、 ホームベーカリー用のパンミックスを使うのはどうですか? 今は水を入れるだけで焼けるものも市販されています。 私個人的には、ドライイーストの代用として使うなら、 ベーキングパウダーをおすすめします。 その次におすすめしたいのは、 ホットケーキミックスです。 レシピも豊富にありますし、ケンタッキーのビスケット風やアメリカンドックにもできるので、ホットケーキミックスはかなり使えます。 ただ、HMは甘味があるので、お惣菜パンにする場合は合わせる食材を考える必要がありますね。 もし パンミックスが手に入るようでしたら、一番手軽に失敗なく簡単にパンが焼ける方法なので、ずぼらさんには超おすすめです! ドライイーストなしでもパンは作れる? 味や食感にはどんな違いがある? ドライイーストがなくても代用品でパンは作れるとしても、気になるのは ドライイーストなしで作ったパンの味や食感ですよね。 代用品を使った場合、ドライイーストありのパンとどのような違いがあるのかご紹介しますね。 ドライイーストの代用に重曹(ベーキングソーダ)を使った場合のパンの特徴は? 重曹には、 苦みがあるうえに 色がついてしまう特徴があります。 また、重曹を代用品として使う場合はパンが苦く仕上がるので、材料の分量に気をつけなければなりません。 食感は 重めの仕上がりです。 ドライイーストの代用にベーキングパウダーを使った場合のパンの特徴は? ベーキングパウダーを使ったパンは、 サクサクとした食感に仕上がります。 色が付かないので白く焼き上げることができます。 ベーキングパウダーでも材料の調整は多少必要ですが、見た目の色や味がなるべく変わらない点がおすすめです。 ドライイーストの代用にホットケーキミックスを使ったパンの特徴は? ご存知の通り、ホットケーキミックスは混ぜて焼くだけで美味しいホットケーキができるように作られた粉ですよね。 レシピにもよりますが、ホットケーキミックスを使って作ったパンは、 甘みがあり、比較的 しっとりした食感になります。 今では、ホットケーキミックスを使ったパンのレシピがたくさん公開されています。 中には「外はサクサク、中はふんわり」といった魅力的なレシピがありますので、そちらを参考にするとよいですよ。 まとめ ドライイーストの代用になるものとしては、重曹(ベーキングソーダ)とベーキングパウダーが挙げられます。 いっそ粉ごと代わりのものにしてしまえ!ということで、ホットケーキミックスやパンミックスを使うのもおすすめです。 ドライイーストなしのパンの味や食感は、それぞれの代用品で異なります。 重曹(ベーキングソーダ)は苦みがあって重めの食感、ベーキングパウダーは味に影響することがなく、サクサクした食感になります。 ですので、ドライイーストの代用としては、ベーキングパウダーが適していると思います。 ドライイーストなしでホームベーカリーでパンを焼くのであれば、ホームベーカリー用で水だけで作れるパンミックスが手軽で失敗がないのでおすすめです。
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