肉汁うどん青柳
田舎っぺ北本店肉ねぎ汁うどん中盛り 肉汁うどんを思い浮かべるときに一番最初に画像が浮かぶのがここのうどん。 店頭でのうどん打ち、手切りのうどん、連続して茹でられる釜前。 一連の作業を見ているとワクワクしてくる。 うどんは地粉にはこだわらずにASWの日清製粉の特雀。 手切りということもあって捩れたり太さがいろいろだったりするがつゆに良く絡む。 肉汁は『肉ねぎ汁』のネーミング。 普通盛り630円だがボリューム感がある。 食べたい量により大盛りや重ねなど挑戦的なメニューも多い。 うどんの茹で時間は7分から8分程度。 かなり固めのコシに仕上がっているがズルズルと箸が止まることなく完食間違いなし。 こんな時間から店が埋まっていくことを見ていると人気の程がよく分かる。 開店を待ちわびていたように人が集まってくるのだ。 そして、約8割から9割ちかくの人が頼んでいるのが肉汁うどん。 以前は手打ち製麺であったが今は機械打ち。 それでもそのクオリティは手打ち時代とほとんど変わらない。 たっぷりの国産高級豚肉とたくさんのネギと油揚げの入った肉汁はとても存在感がある。 少し甘めのつゆに冷たいうどんを放り込み一口啜るとかなり熱い。 二度三度とうどんを入れていくと段々とつゆの温度も下がってくる。 食感が微妙に変わる楽しさが肉汁うどんにはある。 最後まで飽きずに食べられる。 胃袋に余裕があれば大盛りをおすすめする。 たっぷりの肉汁と大きな皿に山盛りで出てくるうどんは感動的である。 武蔵野うどん店は比較的郊外にあることが多いのでここは便利。 池袋駅から徒歩5分くらい。 肉汁うどんが人気メニューだと思うが、色々バリエーションも豊富なのでそちらもお試しを。 意外な美味しさも発見できるかも。 うどんは手駒の包丁切り。 上記の「田舎っぺ」と同じスタイルで店頭で延ばして切る。 うどんはすすらないほうが良い。 しっかりと噛み締めないと喉を通らないかも。 噛み締めて味わううどんに仕上がっている。 もちろん柔らかめも注文すれば対応してもらえる。 うどんに塩分が少ないのか釜湯の提供もある。 練馬区立石神井ふるさと文化館内にオープン。 武蔵野うどん文化を伝えるのもこの博物館の目的であるから、非常に合致する店の選定であるような気がする。 むさしのエン座の肉汁は冒頭に書いた糧うどんの一形態にジャンル分けされるだろう。 メニュー名は糧うどん。 野菜と合わせて肉も入る肉汁を作っている。 うどんはASWと地粉のミックス。 程よいというよりもかなり洗練されたうどんとなる。 美しくそして香りよくうどんが楽しめる。 練馬大根の葉が練りこまれて緑うどん、紫芋が練りこまれた紫色のうどんが各1本入り色を添える。 移転前の場所はエン座長谷川としてこちらも立派なうどんを出している。 ベースにする小麦粉を変えてあえて方向性を変えているがこちらも納得の肉汁うどん 糧もりうどん が食べられる。 ものすごく美味しいということではないのだが、いろいろな意味で個性的で楽しいお店だ。 うどんは太い青竹をテコの原理で動かして打つ独特の製麺技術。 小麦粉は農林61号。 肉汁は変わっていて豚肉を煮たものが椀に入っている。 それを徳利に入ってくるダシで割って自分でつゆを作る。 肉は豚バラが入ってきて油揚げやネギは入らないが薬味で長ネギがうどんに添えられてくる。 うどんは少し塩気の残る、ぼそりとした食感。 これが鰹の効いたつゆに合う。 蒸篭の上にラップを張り、その上にうどんを載せてくるのだが……訳を聞くと量が多くお持ち帰りの方がいるためということだった。 香川県の製麺所系うどん屋や富士吉田のうどん屋に対抗できる武蔵野うどんの至宝とも言えるうどん屋だ。
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