北海道放送(株) 新型コロナウイルスの感染リスクを恐れ、高齢者がデイサービスなどの利用を控える動きがある中、サービスの提供を続けている事業所に、利用者が集中する現象が起きています。 運営を続ける事業所の現状を取材しました。 札幌市手稲区の「勤医協デイサービスあけぼの」。 ここ最近の、1日の利用者は、10人以上にのぼり、14人の定員に近い状況が続いています。 新型コロナの感染リスクを恐れ、介護サービス全体の利用者が減っている一方で、この事業所のように利用者が集中するところも…。 「地域でデイサービスが(新型コロナのため)閉鎖してしまったとか、そういう困っている方を、受け入れている日もあります」(勤医協デイサービスあけぼの・伊藤小百合副センター長) 介護が受けられない人を出したくない…。 ここでは、行き場のない他の事業所の利用者を、積極的に受け入れてきましたが、見えない感染リスクとの戦いが続いています。 飛沫感染を避けるため、向かい合っての着席は原則禁止。 利用者が多くなった場合には、こんな工夫も…。 「飛沫が飛ばないように、アクリル板を使って、手づくりで仕切りを作りました」(勤医協デイサービスあけぼの・伊藤小百合副センター長) 別の場所では、ビニールのテーブルクロスを利用した仕切りも…。 職員がホームセンターで購入し、部品をつなげた手づくりの品です。 こまめな検温や換気の徹底など、体調の変化が読みにくい高齢者に、最大限、気を配りながら介護を続けています。 「(感染者が)出てしまうと大変なことになってしまう…高齢者は特に重症化しやすいので…」(勤医協デイサービスあけぼの・伊藤小百合副センター長) しかし、マスクや消毒液が十分ではない状況に変わりはありません。 さらに例年、春になると利用者が楽しみにしている「お出かけ」もまだ控えています。 「なかなか外にお出かけとかは難しい状況にあります」(勤医協デイサービスあけぼの・伊藤小百合副センター長) デイサービスを、週に4回ほど利用している、独り暮らしの谷川眞珠子(たにかわ・ますこ)さん。 外出できる日が来るのを、心待ちにしています。 「(皆さんでどこに行きたいですか?)私は山登りが好きだから…そこらへんの山でいいんです。 高くなくても低くても…」(谷川眞珠子さん) 日常の生活が、少しづつ戻り始めた一方で、介護の現場では依然、緊張感のある日々が続いています。 北海道放送(株).
次の名古屋市中村区の家電量販店で3月、「俺コロナだよ」と言って業務を妨害したとして威力業務妨害の罪に問われた同区の派遣社員岸野尚史被告(43)の判決公判が26日、名古屋地裁であった。 田辺三保子裁判官は懲役10カ月(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。 判決によると、岸野被告は3月29日午前11時16分ごろ、酒に酔った状態で、家電量販店で店員に「俺コロナだよ」などと言い、警察への通報や店内の消毒などをさせて業務を妨害した。 田辺裁判官は、「酔った状態で安易軽率に発言したと考えられるが、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な社会問題となっていたことからすると、発言が店舗の営業のみならず社会全体に及ぼした影響は大きく、結果は重大」と指摘。 岸野被告に複数の前科があり、今回のように飲酒した上での犯行もあったことを考慮し、実刑と判断した。 言い渡し後、田辺裁判官は岸野被告に向かって、「思っている以上に影響は大きかったということです」と述べた。 公判では、岸野被告が飲酒した上でスマートフォンを購入しようと来店したが、契約手続きに時間がかかることにいらだち、犯行に及んだとされた。 岸野被告は「コロナは強いインフルエンザ程度のものだという認識だった。 冗談のつもりだった」と述べていた。 (小松万希子).
次の名古屋市中村区の家電量販店で3月、「俺コロナだよ」と言って業務を妨害したとして威力業務妨害の罪に問われた同区の派遣社員岸野尚史被告(43)の判決公判が26日、名古屋地裁であった。 田辺三保子裁判官は懲役10カ月(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。 判決によると、岸野被告は3月29日午前11時16分ごろ、酒に酔った状態で、家電量販店で店員に「俺コロナだよ」などと言い、警察への通報や店内の消毒などをさせて業務を妨害した。 田辺裁判官は、「酔った状態で安易軽率に発言したと考えられるが、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な社会問題となっていたことからすると、発言が店舗の営業のみならず社会全体に及ぼした影響は大きく、結果は重大」と指摘。 岸野被告に複数の前科があり、今回のように飲酒した上での犯行もあったことを考慮し、実刑と判断した。 言い渡し後、田辺裁判官は岸野被告に向かって、「思っている以上に影響は大きかったということです」と述べた。 公判では、岸野被告が飲酒した上でスマートフォンを購入しようと来店したが、契約手続きに時間がかかることにいらだち、犯行に及んだとされた。 岸野被告は「コロナは強いインフルエンザ程度のものだという認識だった。 冗談のつもりだった」と述べていた。 (小松万希子).
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