口を開けるとあごが痛い…。 耳の付け根やあごに違和感があって、食事がしにくい…。 その不快な症状、もしかすると 顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません…。 顎関節症は、20〜30代の若い女性がかかりやすい!と言われている病気。 しかし• うつぶせ寝• 片噛み• 歯ぎしり• 歯を噛む癖 など、普段の何気なくやってしまう癖でも、顎関節症を引き起こしてしまうため注意が必要です。 この記事では、• 急にあごの痛みが出たときの3つの応急処置• 痛みが続く場合、「何科」に行けばいいのか について解説します。 うつぶせ寝• 片噛み• 歯ぎしり• 歯を噛む癖 など『普段の何気ない癖』で起こる病気だからです。 たとえば• うつぶせ寝 をすると、手で顔やあごを押さえますよね? すると あごに負担がかかって筋肉が疲労し、あごの関節が圧迫されて、顎関節症の原因になってしまうんです。 同じく• 片噛み• 歯ぎしり• 歯を噛む癖 もあごに力がかかるため、あごの関節を痛める原因になってしまいます。 でもその癖、よろしくないんです…。 痛みがないか、確かめたい気持ちも分かります。 しかも人って、 集中していると無意識に『歯を噛んでいる時間』も長くなってしまうんです。 あごに負担をかけないためにも、• 15〜20分に1回はパソコンから目を離して体を伸ばす• 歯を噛んでいないかチェックする ことを意識してみてください。 すると、あごの関節に負担がかかりやすくなってしまい、痛みの原因になってしまうんです。 固いものを食べない あごが痛いときは、しばらくの間、スルメやナッツやお煎餅などの『固いもの』は避けて、柔らかいものを食べるようにしましょう。 中には自費治療もあるので、気になる方は最初に主治医に確認しておきましょう! 口を開けたときにあごが痛くなる原因まとめ 顎関節予防には、歯を普段から歯を噛まない生活が大切です。 特に仕事などでストレスを抱えているときは、無意識に歯を噛んでいるので注意しましょう。 あごの痛みや違和感は、いつ起こるか分かりません。 そのため、急にあごに違和感や痛みが出たときは• 痛いところを冷やす• まだ痛いときは温める•
次の歯の根っこの部分には根っこと歯を支える骨との間にクッションの役割をする歯根膜があります。 その歯根膜が炎症を起こしていると噛んだ時に痛くなります。 歯根膜が炎症を起こす原因と治療方 1. 虫歯からの歯根膜炎は激痛になることがある 噛むと激痛が走るような歯根膜炎は、虫歯から歯根膜に細菌が感染した場合に起こります。 虫歯は明らかに穴が開いているものや、以前詰めた金属などの下で起こるもの、何らかの原因で神経が死んでしまい細菌が歯根膜に感染し、歯根膜炎をおこすものがあります。 治療法 歯の根の治療を行います。 歯の神経が細菌によって感染しているため、感染している神経を取り除き、神経が入っている管を消毒します。 痛みが強い時は 麻酔が効きにくいために、処置の時に強い痛みを感じます。 あまり、痛みが強い場合は数日間痛み止めで、痛みをコントロールしてから神経の処置をします。 2.歯ぎしりによる歯根膜炎は噛むと痛い 歯ぎしりは歯を強い力で揺さぶるために歯根膜炎が起こります。 ダメージを与えられた歯根膜は自然に治ろうとする力があります。 しかし、歯ぎしりの力が長期になったり、限度を超えてしまうと噛んだ時に痛いと感じるようになります。 治療法 歯ぎしりが落ち着けば痛みが軽減することがあります。 そのため、硬いものを噛むのを控え、日中は意識して食いしばらないようにします。 夜間、無意識に行われる歯ぎしりに対してはマウスピースで対応します。 3.神経の治療の後の歯根膜炎は2,3日痛む 歯の根の治療をした後、歯根膜炎になり痛くなることがあります。 根の治療の際、根の先ギリギリまで汚れを取っていきます。 根の先に接している歯根膜に刺激が加わり治療後、2,3日痛みが続くことがあります 治療法 痛みが強い場合は痛み止めを服用してください。 痛みが強く腫れが出てくるようであれば歯根膜炎が化膿して、中に膿が溜まっている可能性があります。 歯科医に連絡して中の膿を出してもらいます。 4.歯周病による歯根膜炎は歯の揺れが起こる 歯周病によって歯の周りの骨が無くなってくると、歯が揺れてしまい歯根膜炎を起こします。 歯周病で歯が揺れる段階は重度の歯周病です。 治療法 歯周病によって溶けてしまった歯の周りの骨を改善するには、歯石除去などの歯周病の治療や、外科的な再生療法が必要です。 また、前後の歯を接着剤で固定し、揺れを防いで歯根膜炎を防止します。 5.外傷による歯根膜炎は一時的 前歯をぶつけたりすると、歯根膜に強い力が加わり歯根膜炎を起こします。 歯は脱臼のようになっており、位置を戻し、歯を固定して安静にさせる必要があります。 場合によっては神経が死んでしまうことがあります。 治療法 周りの歯と接着剤で固定をし、ギブスのようにして歯根膜を安静にさせます。 2週間程度で接着剤を取り除き、経過を観察します。 神経が死んでしまった場合は、歯の根の治療をする必要があります。 6.破折による歯根膜炎は鈍い痛み 歯の根にひびが入ってしまったり、割れてしまうと噛んだ時に鈍い痛みがあります。 噛むたびに亀裂が広がり、歯根膜炎を起こします。 神経が残っている歯の場合、亀裂の隙間から細菌が入り、激痛になることもあります。 治療法 歯の亀裂が広がらないように接着剤で固定し、被せる処置をします。 痛みが強い場合は神経の処置をする場合もあります。 多くの場合、歯ぎしりによって割れることが多いため、マウスピースが必要となります。 7.上顎洞炎からの歯根膜炎は2,3本の歯が痛い 上顎洞は上顎の歯の根ととても近い位置にあります。 副鼻腔炎になると鼻の中の粘膜の炎症が、歯根膜に及んで歯根膜炎になることがあります。 治療法 抗生物質を2~4週間程度、服用し副鼻腔炎を改善させます。 副鼻腔内の炎症が取れれば、歯の痛みも改善してきます。
次の歯の詰め物の治療後、その部分が痛くなったという経験はありませんか? 2016. 23 目次 歯の詰め物の治療(補綴治療)とは? こんにちは!ひらかわ歯科医院 院長の平河です。 福岡市南区大楠で歯科医院を開院してから、早いもので2度目の夏を迎えることができました! これからも患者様お一人お一人に丁寧な治療と説明を行っていきたいと思っています。 今回はこれまでに私が実際に治療を行ったことも踏まえて、治療で 「歯に詰め物を入れた後に起こる痛み」について まとめていきたいと思います。 みなさんは虫歯などの治療で歯に詰め物を入れたことはありますか? 歯に詰め物を入れる治療というのは、具体的に言うと、歯が欠けたり、虫歯で穴の空いた部位を、 あるいは神経を取った歯を詰めものや被せ物等の人工物で補う治療のことです。 進行度合いにもよりますが、虫歯になると多くの場合は専用のドリルなどで歯を削って、悪い部分を取り除きます。 歯科医院でよく耳にする キュイーーーン!という音はドリルを使って悪い部分を取り除いている音なんです。 その後に削った部分に金属やプラスチック、セラミック(陶器)などを入れて補います。 最近では保険の効く銀歯から、保険が効かないですが高性能なセラミックまで様々な素材があります。 歯の詰め物を行った方の中には詰め物の素材について、説明を受けた方もいらっしゃると思います。 感じ方は人それぞれですが、保険の効かない素材って 高いですよね… でも、機能はすごく良いんですよ! 壊れにくいですし、色も自分の歯と同じような色にできますし、金属アレルギーなど健康面でも安全なので、 お口の中の環境を考えるとやはり良い素材のものをオススメしてるんです。 歯科医院に通うのが面倒… お金がかかる… といった理由で欠けてしまった歯を放置したり、歯を削ったまま何も埋めないでいると 噛み合せが変わって顎が痛くなったり、十分に噛めないために食べ物の消化吸収にも影響し、 全身の健康を損なうこともあります。 それなので、失った部分を埋めるということはとても大切な治療なんです! 歯の詰め物の治療についてのご説明は以上です。 ここからは歯の詰め物の治療で起こりがちな問題である、詰め物を行った後の痛みについて、一緒に考えていきましょう。 【詰め物を詰めた時に歯がしみる】 歯と作製された詰め物をくっつけるために使用する 接着材の影響で、歯がしみて一時的に痛みが生じることがあります。 そうです!歯にとって接着剤は異物です。 異物に対しての反応が痛みとして出ているだけなんです。 異物といっても体に害があるわけではないのでご安心ください。 早い方は数分後には痛みが引いていきます。 徐々にズキズキやジンジンする痛みが引いていけば問題はありません。 我慢できるようであれば、2~3日様子を見てください。 【熱いものや冷たいものがしみる】 金属の詰め物の場合に多いのですが、自分の歯に比べて熱を通しやすい素材のため、一時的に歯がしみることがあります。 熱い物や冷たい物を口に含んだ時に、数秒から数分後に痛みがおさまるのであれば問題はありません。 その後、日が経つにつれてだんだんとしみにくくなってくれば、そのまま様子を見ましょう。 これは温度変化に対しての慣れです。 自分の歯とは違う熱の伝わり方をする素材に代わるので、神経が過敏に反応しているわけです。 何もしていない時にズキズキ痛んだり、熱いものがしみたり、痛みがだんだんひどくなっていく場合は、 詰め物を外して神経を取らなければいけない場合もあります。 痛みが続く場合は歯科医師に相談してください。 また、食事のたびに熱い物や冷たい物を、わざとその歯に当てることはしないでください。 しみる歯には刺激を与えないように、しみない方でお食事するようにしてください。 【噛むと痛い】 新しい詰め物をつけた直後は、噛み合わせた時に、高さに違和感を感じることがあります。 詰め物の高さに問題がない場合、数日で違和感はなくなりますが、詰め物の高さが合わない場合では、 噛むと痛みを感じることがあります。 お口の中は髪の毛1本が入っただけでも違和感を感じるくらい敏感です。 そのため、詰め物を入れて、わずかでも変化があると反応してしまいます。 高さを調整することで噛んだ時の痛みはおさまります。 しかし、そのうち慣れると思い痛みを我慢していると、 歯と歯が触れ合うだけで痛くなったり、頭痛が起こることもあります。 お食事をして違和感がなくならない場合や、2~3日たっても痛みが取れない場合は、 歯科医師に相談し、高さを調整してもらいましょう。 【数ヶ月経ってから痛みがでてきた】 治療後は痛みがなくしっかり噛めていたが、数ヶ月したら痛みが出てくることがあります。 また、歯茎に触れただけで痛みが出て、歯磨きもまともにできないこともあります。 4つの原因のなかで、これが一番危険です。 歯の根の治療を行い、詰め物を入れた場合に起こることなので、 詰め物を入れて痛みが無かったという方も油断せずにいましょう。 歯の根っこの部分の治療が不十分だと、そこから 炎症を起こし痛みが生じます。 その上に詰め物でふたをするので、見た目はきれいに詰め物ができていたとしても 痛みが再発するケースがあります。 レントゲンなどで原因をつきとめ、時間をかけじっくり治療を行うことにより解決できます。 また、接着材の種類によっては、 年数が経つにつれて劣化していくものがあります。 劣化とは様々ありますが、その1つとして 接着剤が溶けてしまうことです。 それが起こると、自分の歯と金属の歯の間に隙間ができます。 そうすると、その隙間から菌が侵入し虫歯になることがあります。 これらを防ぐためには、定期的に検診に来ていただき、 お口の中を健康的な状態で維持することが大切です。 さて、詰め物を入れた後に起こる痛みの原因は何となくご理解いただけたと思います。 ここからは詰め物とは具体的に何かということをご説明いたします。 詰め物の種類 「種類と言っても、欠けたり削ったりした場所を埋めるために使う素材の話でしょ?」 と思う方もいらっしゃると思います。 ですが、今回ご説明するのは詰め物の方法の違いです。 大きく分けると 2種類あります。 1つ目は 「インレー修復」という方法です。 これは虫歯になった部分を削ってから、その部分の歯の型を取ります。 それを元に削った歯にピタリと合う人口の歯を作ります。 この時に保険の素材にするのか、保険外の素材にするのかを伺います。 この時の選択で、長ければ10年以上付き合っていく歯が決まるので、よく考えて選びましょう! 歯の型を取ってから1週間ほどで詰め物が出来あがります。 インレー修復は虫歯の範囲が大きい場合や、削る部分が歯と歯の隣り合う所にある場合によく使う方法です。 2つ目は 「コンポジットレジン充填」という方法です。 これも虫歯になった部分を削ってから、その部分にレジンという歯科用プラスチックを詰める方法です。 こちらは必要最小限だけを削る治療なので歯へのダメージが少なくて済みます。 レジンは粘土の様に柔らかく、特殊な光を当てることにより固まります。 うれしい特徴として、なんとその日の内に治療が終わることです! 何度も時間を作り、歯科医院に通わなくても良いのです。 しかも、「転んで前歯がちょっと欠けてしまった」という時にも使えます。 ただし、歯を削る部分が少ない場合にのみ使用できる方法なので、進行した虫歯の場合は使用できない方法です。 見た目も他の歯と同じような色に出来るので、虫歯は早期発見が肝心ですよ! 詰め物を入れた後は虫歯の再発防止に努めましょう。 一般的にはインレーやコンポジットレジンの耐久年数は約10年と言われています。 セラミックなどの高性能な素材を使ったり、詰め物を入れた歯を丁寧に磨いたり、 歯科医院での定期的な検診を行えば耐久年数は伸びてきます。 「10年使えるなら十分じゃないか!」と考える方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、これは治療を行った1カ所に対しての耐久年数です。 成人の歯は親知らずを除いて全部で28本あります。 仮に虫歯の治療を1年ごとに10カ所行ったとしたら、毎年歯科医院に通うことになります。 そうならない為にも、再発防止と予防を頑張りましょう! 治療では虫歯が再発しないよう、詰め物はきっちりと調整して歯に詰めます。 しかし、どんなにうまく治療できたとしても、詰め物と歯の間にはごくわずかな隙間ができてしまいます。 そこから虫歯菌が入り込んで、虫歯になってしまうこともあります。 せっかく治療をしても、 患者様のお口の中の環境が悪ければ虫歯菌(ミュータンス菌)が増えて、虫歯ができやすい環境になってしまいます。 再発予防のためにも、治療後はより念入りに歯磨きをするのはもちろん、定期的に歯医者でチェックを 受けるようにしましょう。 詰め物が外れてしまったら まずは歯科医院にご連絡ください。 状況によってはすぐに戻せる場合があります! 詰め物が外れる原因としては強い衝撃が加わったり、詰め物を入れた歯の周りが虫歯になると外れることがあります。 稀に糸ようじなどでお手入れをしている時に、詰め物が引っ掛かり、 ポロッと外れてしまうこともあるようです。 このように自分の歯と詰め物に損傷が少なければ、そのまま戻すこともできます。 その時は忘れずに外れた詰め物を持ってきてくださいね。 しかし、詰め物の周りの歯が欠けてしまったり、虫歯になってしまうと詰め物を作り直しますことになります。 そうです。 やり直しです・・・ 自分の歯と詰め物の境目は汚れが残りやすく、虫歯になるリスクが高いので、しっかり磨いてください。 その上、1度取れた詰め物は戻しても外れやすくなっているので、食事中に外れ、 誤って飲み込んでしまうこともあります。 特に子供や高齢者の方は気管に入りやすいので、 外れた歯は自分では戻さないでください。 危険!!「市販の接着材でつける」 自身で接着材を使い詰め物を戻すと、歯と詰め物の間に隙間ができてしまいます。 そして、その隙間から虫歯菌が進行します。 また、市販の接着材で付けてしまった詰め物を歯科医院で除去する時には、詰め物を削り取らなくてはなりません。 そして、接着材の成分が歯に浸透すると健康な歯自体も削る場合があります。 危険!!!「外れた歯で噛む」 特に硬いものは絶対に噛まないでください。 詰め物が取れてしまうと歯は脆くなり、 歯にヒビが入ったり、割れることがあります。 成人男性の奥歯にかかる力は約60kgと言われ、 この力が詰め物が取れた部分にかかれば簡単に割れてしまいます。 もし歯の真ん中まで割ると神経を取ることになり、歯の根まで割れてしまえば歯を抜くことになります。 最後に 今回は詰め物を入れた時の痛みから詰め物の種類まで幅広くご説明しましたが、いかがでしょうか? 少しでも詰め物についての知識を深めてもらえば、痛みが出たり外れた場合にも落ち着いて行動できますよね! 詰め物の治療をされた方もこれから詰め物の治療を行う方も、まずはその治療ではどのようなことを行い、 何かあった時にはどういった行動を取ればいいのかを知るようにしましょう。 | |•
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