うさぎ くしゃみ。 【くしゃみ

うさぎのくしゃみ…

うさぎ くしゃみ

Contents• うさぎのくしゃみの原因とは?~くしゃみの理由で病気かどうか見分けよう~ うさぎのくしゃみには、大きくわけて2種類あります。 鼻に異物が入った場合• 病気のサイン 一つ目は、牧草やホコリなど異物が呼吸の際に入り込んでしまった時の反射反応です。 たとえば、牧草やペレットを食べている時や飼い主さんが部屋を掃除した直後に遊ばせてあげた時のくしゃみ。 これは空気中に舞っている牧草などの粉やホコリを吸い込んでしまったために起こる一時的なものなので、しばらくすると治まります。 とくに病院へ連れて行く必要はありません。 問題なのは、二つ目の『病気のサイン』となるくしゃみです。 ふとした拍子にくしゃみをしている、毎日連発している、という場合は、動物病院へ連れて行ってあげましょう。 何らかの病気が見つかる可能性が高いです。 我が家のはーくんがくしゃみを連発しているのを見た時、思い浮かべたのは『 鼻涙管狭窄(びるいかんきょうさく)』という病気です。 というのも、くしゃみの他に涙を流していたからです。 鼻涙管とは目の涙点(涙が洗い流した汚れと一緒に排出されるための穴)から鼻へ通った管のことで、ここが詰まってしまったり流れが悪くなると発症する病気です。 鼻涙管から排出されるはずだった涙や汚れが流れず、目の端から溢れてしまっている状態です。 その様子があたかも涙を流して泣いているように見えるので、「うさぎも泣くんだな」と 勘違いして放置する飼い主さんは多いのだとか。 うさぎの鼻涙管が詰まる原因は、汚れなどが上手に排出されず中で詰まってしまった場合と、何かに圧迫されて流れにくくなっている場合が考えられます。 圧迫するものの正体は、歯の生え方、伸び方の異常が多いです。 うさぎの歯は一生伸び続ける特徴を持っています。 硬いペレットやかじり木をかじったり、牧草をすり潰しながら噛んでいるうちに丁度良い長さを維持するようにできています。 これがやわらかいエサばかり与えられたり、もともと病気などで生え方が悪いと、適切な状態に伸びてくれません。 結果、噛みあわせが悪くなったり、体内の方向へ伸びて鼻涙管などを圧迫してしまうのです。 ただ、我が家のはーくんはちょっと自慢しても良いくらい歯並びが綺麗!しかもうらやましいくらいの真っ白な歯をしています。 そのため、歯並びではなく鼻涙管が汚れや異物で詰まっているのかな?と考えていました。 が、実際に診断された時は、鼻涙管狭窄ではなく、「うさぎの風邪、スナッフルだね」と言われたのです。 そう、 うさぎがくしゃみをする病気は涙が特徴的な鼻涙管狭窄だけではなく、スナッフルといううさぎの風邪のような病気も当てはまるのでした。 調べたところ、スナッフルを起こしている鼻の炎症が原因で鼻涙管が狭まることがあるそうです。 つまり鼻涙管狭窄の症状自体がスナッフルによるものだった可能性が高いのです。 スナッフルとは?~くしゃみから始まるうさぎの風邪~ スナッフルは、厳密には病名ではありません。 細菌感染などあらゆる理由で出るくしゃみや鼻水の症状のことをスナッフルと呼びます。 そのためうさぎの風邪とも言われますが、人間の風邪以上にやっかいなものです。 人間でも風邪で死亡することは稀にありますが、うさぎの場合、原因によってはその危険度がさらに高くなります。 何故なら、スナッフルを引き起こす原因の一つが、パスツレラ菌という 『一度感染すると体内から完全に追い出すのは難しい』菌だからです。 <パスツレラ菌が怖い理由> パスツレラ菌は、人間が感染しやすい結核菌とよく似ています。 感染しやすく、発症時期がまちまちで、菌の体内撲滅が難しいという点がそっくりです。 長期治療が必須となる点も似ています。 すぐに発症しないこともある• 些細なことで発症する• 症状には波がある• 体内に留まりやすい• 再発しやすい• 人に感染することもある パスツレラ菌には、このような特徴があります。 感染することで病気が発症するのですが、すぐに発症しないキャリア状態となることも少なくありません。 その一方で、ちょっとしたことをきっかけに発症します。 寒暖差の激しい環境、ストレス、栄養不足、体力低下などです。 他の病気にかかったことが引き金になって発症することも。 治療方法は抗生物質をエサに混ぜて与えたり、目薬を点眼します。 治療を開始して数日経つと症状が和らぎますが、ここで騙されやすいので注意が必要です。 パスツレラ菌の症状には波があり、治まったように見えるのは一時的なものなのです。 なんとなく症状が治まったかな?と治療を止めてしまうと、また症状がぶり返してきます。 最低でも(くしゃみだけの初期症状の場合で)2週間前後は治療が必要となります。 発症まで時間がかかることがある、という特徴から分かるように、パスツレラ菌はうさぎの体内に留まりやすいです。 体力もあってケージやトイレもきちんと掃除しているし、温度管理もバッチリ!という環境のうさぎちゃんでも発症する理由は、ここにあります。 獣医さん曰く、パスツレラ菌は感染しやすく、ペットショップやブリーダーのところで既に他のうさぎから感染させられていることも多いとのこと。 ほとんどのうさぎがパスツレラ菌を既に持ったキャリア状態である可能性が高いそうです。 菌自体も体内から完全に失くすのは難しく、一時的に症状が治ってもまたちょっとした環境の変化などをきっかけに再発してしまいます。 パスツレラ菌によるスナッフルは完治させるのではなく、極力スナッフル症状が出ないようにしていく対処法となります。 ちなみに、 パスツレラ菌は犬や猫の口内に常在しており、人にも感染できる菌です。 ペットに口移しでエサやおやつをあげたり、食器を共用していると経口感染することがあります。 元気な人間の場合は滅多に症状は出ませんが、お年寄りなど体力が低下している人は呼吸器や鼻腔内に炎症を起こす可能性があるため注意が必要です。 うさぎと一緒に犬や猫を飼っている人は、うさぎへの感染と人間への感染の両方に注意してください。 パスツレラ菌の感染を防ぐ方法 ~ペット用除菌スプレーで清潔な状況を保つことがおすすめ~ パスツレラ菌の感染を防ぐには何より清潔な状態を保つこと。 清潔な状態であればうさぎもストレスを感じたり体力低下になったりすることも少なく、感染リスクを低くできます。 清潔な状態を保つには、こまめな掃除の他、除菌アイテムで菌が定着しにくい環境を作ります。 パスツレラ菌を防ぐために、除菌方法で手軽なのはサッと使えるがおすすめです。 うさぎ同士の感染は、既に感染のうたがいがある子と直接接触しないようにするのが効果的です。 ケージは別室に隔離して、どちらもこまめに除菌スプレーで除菌してあげましょう。 除菌スプレーはうさぎの体が触れる場所へ。 ケージ内なら床、周囲の柵、トイレ全体、水ボトルの飲み口に吹きかけましょう。 部屋で遊ばせた後の除菌は、主に床やうさぎが口をつけそうなところにスプレーします。 たとえば布が好きな子はカーペットの他にカーテンやレース、ソファやクッションに。 かじり癖の強い子なら、かじっていそうなテーブルやイスの脚、柱などです。 口腔からの感染が一番可能性が高いため、このような場所を重点的にスプレーします。 それ以外のところもスプレーしておくとさらに安心できます。 ちなみに、パスツレラ菌は紫外線にも弱いです。 部屋の布類やうさぎ用ケージなどは、スプレーの他に定期的に日干しするのがおすすめです。 スプレーはうさぎ用の除菌スプレーが一番安全だと思われがちですが、最近では動物にも人間にも使えるという天然由来の商品も多いです。 家中使えるので、こういったアイテムの方が使いやすくておすすめです。 価格も1,520円と比較的リーズナブルです。 ケージの他、遊ばせた後の部屋の隅々まで綺麗にしておきましょう。 人間への感染予防にもなります。 うさぎと犬猫の接触は避けてください。 猫がうさぎを舐めただけでも感染しますし、ひっかいたら皮膚の傷を介して感染します。 詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。 人間と犬・猫・うさぎの組み合わせはもちろん、うさぎと犬、犬と猫、猫とうさぎの組み合わせによる食器の共有も危険です。 使用した食器もこまめに洗い、除菌スプレーをかけておきます。 過度な接触(口と口でキスなど)をしないかぎり、普通に撫でたり抱き上げる程度なら手洗いうがいで十分予防できます。 パスツレラ菌は、うさぎに感染すると完治は難しいので、こまかい点に注意しながら感染予防してくださいね! うさぎのスナッフルに関するまとめ~我が家の高齢うさぎの場合~ スナッフルの原因はさまざま。 我が家の場合、これといって劇的な変化はここ数日なかったので、考えられるのは高齢による栄養不足か、昼と夜の寒暖差のどちらか。 高齢うさぎ用のペレットは肥満防止のものが多いため、うさぎによっては栄養が足りない状態になることもあるそうです。 子うさぎ用のペレットを混ぜたり、生野菜などで栄養を補ってあげる必要があります。 我が家では生野菜の他、よくおやつ代わりにペットミルクやヨーグルトをあげていたのですが、カルシウム過多も危ないと知ってからは少しセーブしていました。 もしかしたら、これがはーくんにとって栄養不足の原因や不満になっていたのかも? 抗生物質などはうさぎの必要な腸内細菌にまで影響があるので、ここ数日は目薬をさしつつヨーグルトを時々あげるように意識しています。 これで症状が治まってくれれば良いのですが。 うさぎを飼っている飼い主さんも、 スナッフルの症状が出始めたら、最近うさぎちゃんの身の周りで変化したことはないか考えてみてください。 ちょっとしたことがスナッフル発症の原因ですが、その『ちょっとしたこと』の見当がついていると、再発のリスクも下げられます。 たとえば、「ケージがだいぶ汚れたなあ。 最近、ケージを洗ったっけ?」と思ったら、ケージを丸洗いしてみては? アパート暮らしでなかなか洗えるような環境じゃないというご家庭なら、 などの除菌スプレーを掃除の際に仕上げとして使うのも、手軽でおすすめです。 を丈夫なキッチンペーパーに吹きかければ、即席の除菌ウェットシートにもなってケージの汚れをもっと綺麗にしてあげられますよ。 usagi-pan ふうちゃんママ さま ふうちゃんのこと、とても残念でしたね。 きっとご自分を責めておられるでしょう。 アニマルコミュニケーション(ペットと会話しようという試み)の講座を受けた方が言ってましたが、 ペット達は病気でなくなっても飼い主を恨むことはなく、「楽しかったよ」という気持ちでいっぱいだそうです。 人間の思い込みと言ったらそれまでですが、うさぎ達がそんな穏やかな気持ちでいてくれるなら嬉しいですよね。 今は無理でも、ふうちゃんママ さまも、ふうちゃんのお骨の前で一緒にいて楽しかったことを思い出せるようになれたら良いですね。 うちの子(長男のはーくん)もくしゃみの原因が分からずじまいでしたが、 別の病院に見せていたら治してあげられていたのかなあ?と思うことがあります。 ふうちゃんママ さまのお話のおかげで、やっぱり軽いくしゃみでも軽視したら駄目なんだ!と改めて思いました。 もっと飼い主がしてあげられることはないか、勉強して見つけた情報があったら紹介していきますね。

次の

うさぎがくしゃみを連発した時に疑っておきたい病気や対策!

うさぎ くしゃみ

うさぎも「くしゅんっ!」とくしゃみをすることがあります。 ときどき見るのなら可愛い仕草で微笑ましいですが、一日に何度もしているようだと「何か病気なのでは?」と心配になってしまいますね。 今回は、うさぎがくしゃみをする病気やアレルギーについてです。 スポンサーリンク うさぎのくしゃみは危険のサイン うさぎは、人間や犬などのように口でハアハアと呼吸をすることはありません。 鼻のみで呼吸を行っているために、うさぎの呼吸器官はとても狭いです。 一回二回のくしゃみならさほど心配する必要はないかもしれませんが、何回もくしゃみをしていて鼻水も出ていたりしたら一大事です。 大げさに思うかもしれませんが人間にとってはただの風邪でも、うさぎにとっては風邪も命にかかわる病気の一つです。 うさぎはとても繊細な生き物ですから、小さなサインも見逃さないようにしてあげたいですね。 くしゃみの原因 うさぎがくしゃみをする原因は、主にこんなことが考えられます。 ホコリ、ゴミなどの異物が鼻に入る ホコリや細かいゴミなどがうさぎの鼻に入ると、それを追い出そうとする反応でくしゃみが出ます。 人間と同じように、きっと鼻がむずむずして出るのでしょうね。 続けて何度もしているようでなければ、心配はいらないでしょう。 けれど、あまりにホコリやゴミなどを吸いすぎると、アレルギーになってしまうこともあります。 また、不衛生な環境はうさぎの免疫力を低下させる原因ともなりますので、こまめに掃除をしてホコリが出ないようにするのが望ましいです。 ホコリの立つ掃除中は、うさぎは別室に隔離しておくと良いですね。 パスツレラ感染症 パスツレラという細菌に感染すると、主に風邪のような症状が現れます。 くしゃみをしているだけでなく、鼻水が出ていたり呼吸が苦しそうな様子が見られたら、パスツレラに感染しているかもしれません。 いわゆるスナッフルと呼ばれる症状が見られるのが、パスツレラ感染症の特徴です。 パスツレラ感染症の症状 パスツレラ感染症にかかっている場合には、くしゃみの他にこんな症状も見られます。 様々な症状が同時に現れることもありますが、一つしか症状が出ないこともあります。 くしゃみの他は特に症状がないからといってパスツレラではないとは限りませんので、自己判断はせず必ず病院で診察してもらいましょう。 ・くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳などの呼吸器症状 ・食欲低下 ・下痢 ・血尿 ・斜頸(首が傾いて元に戻らない状態) ・床を転げる ・顔周辺の腫瘍 ・目の充血、痒そうにしている(結膜炎の併発) ・耳を掻く、膿が出ている(中耳炎の併発) パスツレラ症にかかると「スナッフル」と呼ばれる鼻かぜに似た症状が良く見られます。 放っておくと、結膜炎や中耳炎だけでなく、肺炎や気管支炎にまで発展してしまうので、早期の発見・治療が大切です。 スナッフル スナッフルとは鼻や気管支などの呼吸器に炎症を起こして現れる、鼻水やくしゃみなどの鼻かぜに似た症状のことをいいます。 スナッフルとはあくまで症状の名前であり、病名ではありません。 パスツレラ菌が主な原因と言われていますが、気管支敗血症菌や黄色ブドウ球菌などによって起こることもあります。 鼻水によって鼻が通りにくくなるので呼吸の音がいつもと変わり、ズーズーと息苦しそうに鼻を鳴らす音もスナッフルの特徴です。 スナッフルになると、最初はさらさらした鼻水がだんだん粘っこいものに変わります。 粘々した鼻水は鼻から出てきにくいので、さらに呼吸がしにくくなり、鼻下の皮膚へもくっついて皮膚炎を併発する原因ともなります。 ストレスで食欲低下するところまで来てしまうと、非常に危険な状態です。 スナッフルの症状が見られたら、早めに病院で診てもらいましょう。 スナッフルの予防 スナッフルになる原因は数種類の細菌ですが、共通するのはストレスが発症の原因となりうるということです。 うさぎは少しのストレスにも弱く、体調に変化をきたしやすいです。 できるだけうさぎにストレスを与えない生活を心がけるようにしましょう。 うさぎがストレスを感じるのは ・急激な温度変化 ・ケージの場所が変わる、家具の模様替えなど、環境の変化 ・掃除がまめにされない ・飼い主の構いすぎ、もしくは構われなすぎ などだと言われています。 何がストレスになるかはうさぎの個体差もあるので、様子を見ながらうさぎがくつろげる環境を用意してあげましょう。 歯の不正咬合 歯の不正咬合とは、うさぎの歯が伸びすぎて噛み合わが悪くなってしまう状態のことをいいます。 一見、歯のかみ合わせとくしゃみに何の関係もないように思えます。 ですが、不正咬合はさまざまなうさぎの異常症状を引き起こす原因となる、とてもやっかいなものなのです。 不正咬合とくしゃみの関係 うさぎには、食べ物をちぎり取る前歯だけでなく、すり潰す役目の奥歯もちゃんとあります。 ハムスターなどのげっ歯目は伸びるのは前歯だけですが、うさぎは重歯目という種類に分類され、奥歯も一緒に伸びます。 うさぎの奥歯が伸びてしまうと、歯の上方にある鼻涙管を圧迫して鼻涙管閉塞を起こしてしまいます。 鼻涙管というのは鼻水や涙が通る細い管のことです。 鼻涙管閉塞によって、鼻水が増えるとくしゃみも出やすくなります。 また、うさぎの奥歯は目にも近いので不正咬合が起きていると結膜炎など目の病気にもなりやすくなります。 不正咬合の予防 不正咬合の予防となるのは、かじり木ではなく牧草です。 うさぎの歯は硬い物を食べることによって削れるのではなく、上の歯と下の歯がぶつかり合うことで削られます。 私も昔は硬いかじり木で削られるのだと信じていましたが、考えてみれば骨の一部である歯が木を齧ったくらいですり減ることはありませんよね。 むしろ、硬すぎる木でできたかじり木だと、却って歯並びを悪くして不正咬合の原因となってしまうことがあります。 牧草は口の中で何度も噛んで飲み込む必要があるので、歯の摩耗に最適です。 不正咬合を予防するためには、常に新鮮な牧草を充分に与えておくことが大切です。 スポンサーリンク アレルギー アレルギーによる症状で、くしゃみを頻発することもあります。 アレルギーとは、身体の中に入った異物を追い出そうとする反応が異常を起こしてしまって、問題のない物にまで過剰に反応するようになった状態のことです。 人間でいうと、花粉症などのことですね。 うさぎは花粉症になることは少ないですが、実は、ホコリなどによるアレルギー反応は人間よりも起こしやすいです。 うさぎの生活面は地面にとても近いところなので、ホコリやハウスダストなどが溜まりやすく、吸いこんでしまうことも多くなります。 人間以上に、うさぎのアレルギーには気を付けてあげなければなりません。 うさぎは、牧草やチップなどの粉が鼻や目に入って、アレルギー反応を起こすことがあります。 くしゃみを多くするときには、粉をふるって取り除いてからあげたり、品物を変えてみると良いですね。 また、かじり木やすのこなどがパイン材(針葉樹)でできていてると、アレルギー反応が出ることがあるといわれています。 ですが、これは高温多湿の密室で切りくずを使った場合の報告だそうなので、パイン材に過剰に反応する必要はありません。 食べ物によるアレルギー症状で、くしゃみを起こすこともあります。 いつもしているようならペレットを変えてみたり、特定の野菜を食べた後にだけ出ることはないか、よく観察してみましょう。 アレルギーの予防 うさぎにアレルギーを起こさないようにするのはとても難しいです。 ホコリなどによるアレルギーは掃除を徹底することである程度防げますが、食物アレルギーは遺伝的要因も大きいです。 これは人間のアレルギーに対する研究結果ですが、食べ物として口に入った物よりも皮膚炎から体内に侵入した物の方がアレルギー症状が出やすいのだそうです。 消化器内には色々な物が入ってくるので免疫反応が小さいのですが、皮膚は免疫が強く働きやすく本来ならば危険でない物にも過剰に反応してしまうのだそう。 人間もうさぎも大きく分ければ哺乳類の仲間なので、アレルギー反応に関しても共通するところがあるのではないかと思います。 うさぎは毛で覆われているので少しわかりにくいですが、皮膚炎もなりやすいです。 特に口や目まわりなどが汚れていると炎症を起こしやすいので、こまめに柔らかいガーゼなどで拭いてあげるとアレルギー予防になるのかもしれません。 うさぎの高齢化によるもの うさぎは人間よりもずっと寿命が短く、人間よりも歳をとるの10倍も速いといわれています。 とても悲しいことですが、仕方のないことですね…。 うさぎの平均寿命は8年ほど、人間でいえば80歳くらいです。 一般的に、うさぎは5~6歳頃になったら体調に変化が起こりやすいと言われています。 人間の50~60歳はまだまだ元気な人も多いですが、確かに体力も落ちて色々な病気になりやすい頃ですね。 うさぎは、ちょっとの体力低下が命取りともなるので、人間以上に注意が必要です。 高齢化のサインの一つとして、くしゃみが増えるというものがあります。 これは、上で説明した不正咬合とも関係しています。 高齢化して食欲が低下すると、歯も伸びて不正咬合も起こしやすくなるのです。 高齢うさぎがくしゃみを頻発していたら「歳だから仕方がない…」などとは思わずに、一度病院で検査を受けることをお勧めします。 たかがくしゃみ、されどくしゃみ うさぎは人間よりずっと小さくてデリケートな生き物なので、少しの変化にも気を配っていけなければなりません。 一度くしゃみをしたからといって過剰に反応することはありませんが、いつもより回数が増えたり、鼻水が一緒に出ていたりしたら、不調を起こしている可能性があります。 くしゃみにも注意して、うさぎの健康に気を付けてあげてください。

次の

うさぎがくしゃみをするのは病気?アレルギー?原因と症状について

うさぎ くしゃみ

ご家庭のうさぎさんがくしゃみや鼻水を繰り返していたことはありませんか?それは、鼻風邪の総称「スナッフル」という感染症かもしれません。 1.症状 初期では、サラッとした水溶性の透明な鼻水が出たり、くしゃみや涙、目ヤニが多くみられます。 そして、副鼻腔炎に進行すると、鼻水はネバつきを増し膿性に変化します。 この時、呼吸時にズーズーといった音が聞こえることがありますが、これをスナップリングノイズとよびます。 このような症状が続くと、最悪の場合肺炎などを起こし、呼吸困難により死に至る危険性もあります。 うさぎは鼻の不快感から前肢で鼻をこすり、鼻の周辺や前肢の内側が汚れてガサガサになることが多いです。 初めのうちはちいさな症状かもしれませんが、病気のサインを見逃さないよう日頃からしっかりチェックしてあげましょう! 2.原因 パスツレラ菌という細菌に感染することで引き起こされます。 健康なうさぎの鼻腔内にも、通常このパスツレラ菌は保菌されており特に症状を出さない場合もありますが、ストレスが大きなきっかけとなってスナッフルが発症すると言われています。 3.治療 うさぎがスナッフルを発症し始めた場合には、症状に合わせて対症療法がおこなわれます。 主に抗生剤などによる治療が行われますが、まずはうさぎの免疫力を回復させ、ストレスのかからない状態を維持することが最も重要です。 ナイーブなうさぎはストレスを感じると体の免疫力も低下し、スナッフルに対する免疫力も弱くなってしまいます。 免疫力が低下していると、いくら投薬治療を行った所で回復することは難しくなるでしょう。 4.予防 まずは飼育環境を見直してあげましょう。 また、日光浴は殺菌作用があり抵抗力をつけるためにも効果的ですが、うさぎは暑さに弱いので陽の当たらないスペースにも移動ができるように工夫しましょう。 ご家庭に複数のうさぎとお暮しの方は、お互いが触れ合うことがないようお部屋を離してあげてください。 また、パスツレラ菌は、免疫力の弱い小さなお子さんやご年配の方にも感染の危険性があります。 うさぎだけでなく自分たちの健康のためにも、手洗いや消毒はきちんとしましょう。 5.さいごに スナッフルの初期症状では、ただの風邪かな?そんなに気にしなくていいかな?と思っていても、病気が進行していくにつれ、回復が難しく命に関わる危険を伴います。 うさぎはとても繊細な性格の持ち主です。 環境によってストレスを与えぬよう十分配慮し、ご飯の進みがイマイチであったり、便がいつもより少ないあるいは形が違うなど、日頃から小さな変化にも気付いてあげられるよう観察する事がとても重要です。

次の