ネズミは繁殖力が旺盛で、世界中のあらゆる場所に生息しています。 ハツカネズミは一度の出産で6〜8匹生む事ができ、わずか3〜4週間程度で性成熟し子供が産めるようになります。 ネズミの前歯は一生伸び続けるため、常に何か硬いものをかじって前歯をすり減らす習性があります。 もし硬いものをかじらないまま放置しておくと、伸びた前歯が口をふさぐような形になり食べ物が口に入らなくなってしまい餓死してしまいます。 ネズミのほとんどの種類が、丸い耳、とがった鼻先、長い尻尾といった特徴を持ち、外観から種類を見分けることは難しい。 小さい穴でも周囲をかじって穴を広げて進入する。 ネズミの通り道は、何度も同じ場所を通ることが多いため、汚れや油で通路が黒光りします。 ネズミは尿をしながら移動します。 尿には蛍光物質が含まれているので、暗所でブラックライトを使用すると、新しい尿は青白く、古い尿は黄白に光り、通り道を発見しやすくなります。 ラットサインを見つけることで、侵入口を発見し、殺鼠剤 毒餌 や罠を効果的に使うことが出来ます。 主なネズミの害 1、衛生上の害 鼠咬症(そこうしょう)による発疹や頭痛、関節痛 し尿による食中毒、赤痢、チフス、ワイル病 寄生したダニによる発疹熱 寄生したノミによるペスト、発疹熱 寄生したツツガムシによるツツガムシ病 悪臭・騒音などによる不快感、不眠 ねずみによって汚染されたものに対する不潔感 2、経済上の害 家財…衣類、家具 食物…穀類、野菜類、魚介類、肉類 農作物…苗や収穫前の作物に被害 造林…木の根や樹皮をかじり苗木や樹木に被害 その他…配管や配線をかじり、ガス漏れや漏電による火災、停電 堤防に穴を開け洪水の原因となる 3、その他 ヘビやイタチ等の捕食動物の侵入 住まいに潜む主なネズミの種類 ネズミには人の住まいに生息するイエネズミと、山野に生息するノネズミに大きく分けられています。 下水等に生息するドブネズミ、屋根裏やビルに生息するクマネズミ、自然環境が近くにある家屋、倉庫や物置に生息するハツカネズミが、イエネズミと呼ばれています。 (ハツカネズミは野ネズミとしても分類される) 種類 ドブネズミ クマネズミ ハツカネズミ 毛色 灰褐色 黒色・茶褐色 褐色・黒色 体長 約18〜28cm 約14〜24cm 約6〜9cm 体重 約150〜500g 約150〜200g 約10〜20g 性格 荒い・獰猛 警戒心が強く臆病 穏やか・好奇心旺盛 生息 場所 湿った場所を好む 下水・台所・地下・ゴミ捨て場など 乾燥した高い所を好む ビルや天井裏など 狭い場所を好む 田畑や倉庫・物置・自然環境に近い建物など 食料 雑食(魚介類・肉類を好む) 雑食 (穀物や種実類、昆虫を好む) 雑食(穀物や種子・野菜を好む) その他 特徴 耳が小さい 泳ぎが得意 殺鼠剤が効きやすい 人を咬む 平面的に行動する 耳が大きい 尾が長い 高いところによじ登るのが得意(立体的に行動) 警戒心が強く罠に掛かりにくい 殺鼠剤に強いネズミがいる(スーパーラット) イエダニが多く寄生している 近年都心部で増殖している 耳が大きい 特有の臭いがある 渇きに強い 好奇心が強く罠に掛かりやすい 体が小さくわずかな隙間から侵入する 主な 被害 食中毒菌、感染症、寄生虫病を媒介 畑・飼料の食害・食品汚染 電話線・電線・ガス管・ケーブル等の破損 食中毒菌、感染症、寄生虫病を媒介 飼料の食害・食品汚染 電話線・電線・ガス管・ケーブル等の破損 食中毒菌、感染症、寄生虫病を媒介 畑・飼料の食害・食品汚染 電話線・電線・ガス管・ケーブル等の破損 ネズミの被害を防ぐために ネズミを減らすためには、まず、ネズミの住みにくい環境をつくることが大切です。 1、エサを与えない 食品は必ず容器や戸棚に入れ、ゴミもフタの付いた容器に入れましょう。 ペットフードや生け花もネズミの食料となります。 既に食べられている場合は、食料の近くや通路に粘着シート、忌避剤等を仕掛けておきましょう。 2、住処を与えない ネズミの巣の材料となるティッシュペーパー、衣類、雑巾、ビニール袋等を運ばれないようにしましょう。 長期間置きっぱなしにしている布団やバッグ、ダンボール、新聞紙なども巣の材料になります。 通路となる通気口、排水溝等には金網等をつけ、ネズミが入り込めないようにする。 壁に隙間や穴がある場合は、防鼠パテ等で塞いでおく。 家の周囲にネズミが生息している場合、開けっ放しの扉や窓から侵入する場合があります。 ネズミの退治・駆除方法 1、忌避剤(スプレー、くん煙剤等)でネズミを追い払う。 (環境的駆除) ネズミが嫌がるニオイを出す忌避剤(きひざい)を使用し、ネズミの住みにくい環境にします。 既に侵入しているネズミの追い出し、新たなネズミの侵入防止に向いています。 即効性はありますが、持続性は数日から数週間程です。 【このような場所にお勧め】 ネズミの通り道、換気口、エアコン導入口、ゴミ箱周り、配管周り、雨戸の戸袋など。 即効性があり効果は数日間持続します。 人が生活する場所で使用する際は、火災感知器や電子機器、子供のおもちゃ、食品等にかからないよう、カバーして下さい。 また、使用中は人もペットも入室出来ません。 使用後は十分換気して下さい。 【このような場所にお勧め】 天井裏、床下、倉庫、ネズミの侵入があった部屋など。 一度追い払ったネズミを再度侵入させないための予防に向いています。 スプレータイプや蒸散タイプと比べ、効果は長持ちしますが、風通しが良い場所ではニオイが拡散して効果があらわれにくくなります。 設置する広さに合った商品・数量を設置して下さい。 【このような場所にお勧め】 天井裏、床下、シンク下、物置、倉庫など。 ねずみを忌避剤で追い払う 2、超音波・電磁波で追い払う。 (環境的防除) 超音波・電磁波によってネズミにストレスを与る空間を作り、他の場所へ移動させます。 超音波は設置した室内、電磁波はコンセントを通じて壁裏の配線周辺の広範囲に作用します。 長期的な対策になります。 侵入してきたばかりのネズミにも、効果が現れるまで時間が掛かります。 追い払った後は、出入口を塞いで下さい。 他に逃げ場がない場合や、エサが豊富にある場合は、我慢してでも居続ける事があります。 逃げ出したネズミが別の部屋へ移動することもあります。 効果があらわれるまで、他の対策と併用する事をお勧めします。 壁や家具、カーテンやソファー等の反対側は効果が出にくくなります。 その場合は、障害となる物を挟みこむように複数台設置して下さい。 超音波でねずみ退治 3、ネズミを捕獲する。 また、仕掛けを作動させずにエサを数日与えて慣れさせる方法もあります。 物陰に置けない場合は、仕掛けの妨げにならないよう、捕獲器にダンボールや新聞紙を被せて下さい。 (ジャンプ力が高く、粘着シートを飛び越えるネズミもいます。 ) ラットサインがある場所は重点的に設置してください。 ネズミは人が居ない(寝ている)時間帯に行動します。 お出かけ前や就寝前に設置すると効果的です。 ネズミは体が汚れているので、粘着シートの周りに新聞紙を引くと捕獲しやすくなります。 捕獲したまま放置しますと腐敗し、悪臭やダニの繁殖の原因になります。 人の匂いで警戒する場合がありますので、設置の際は手袋などを着用下さい。 ねずみを捕獲する 4、毒エサにより駆除する。 (化学的駆除) ネズミの好むエサに毒エサ(殺そ剤)を混ぜて、食べさせます。 速効性のある物と、すぐに効き目があらわれず、ねずみが気付かずに何度か食べることで効果のあらわれる物があります。 毒エサに慣れさせるため、設置した場所は数日程そのまま様子をみてください。 また、毒エサを置く場所に、始めの数日は毒エサを置かず、エサとなる物だけを置く事や、毒エサにエサとなる物やピーナッツバター等を混ぜる事も有効です。 食べた痕跡があれば、ネズミが居なくなるまで追加して下さい。 ワルファリン系の殺そ剤は、何度か食べさせ、毒を蓄積させて駆除します。 毒により視力を失う為、明るい場所で死ぬ傾向があります。 クマネズミの中には、クマリン系、ワルファリン系の毒に耐性のあるネズミ(スーパーラット)もいます。 スーパーラット用に開発された毒エサをご使用ください。 殺鼠剤には、餌場に置きやすい固形の物、巣に持ち帰りやすい袋状の物、通り道に撒いて足や体に付着させる粉末状の物があります。 設置場所に応じてお選び下さい。 5、ネズミの通路を塞ぐ。 (物理的防除) ネズミの侵入口を、防鼠パテや金網などを使用して、物理的に侵入させないようにします。 通気口、排水口、戸袋、配管の隙間などが主な侵入口です。 穴を塞ぐことが出来ない場合は、ネズミ用のまきびしを撒いて警戒させる方法もあります。 ・ 防鼠パテ:通常のパテにカプサイシン等の忌避成分を混ぜています。 かじると嫌な味がします。 設置する際は、手に忌避成分が付着しますので、ビニール手袋等で作業して下さい。 手に付着した場合は、石鹸でよく洗い流して下さい。 ・ 防鼠板:ネズミが噛みきれない金属や固い樹脂で出来た板を、侵入口に取り付けて、侵入を防ぎます。 ・ 防鼠金網:ネズミが通れない目合の金網を設置します。 通風口など空気の通りが必要な場所に最適です。 柔軟性があるので、金網を丸めてパイプに詰め込み、パイプからの侵入を防ぐ方法もあります。 ・ 忌避テープ、塗料:カプサイシン等の、かじると嫌な味がする成分が含まれています。 電気配線に使用すると、かじりによる断線を防ぎます。 試し噛みは、忌避テープを二重、三重に巻いて防ぎます。 人が触ると忌避成分が手に付着しますのでご注意下さい。 付着した場合は、石鹸でよく洗い流して下さい。 ネズミを追い払った後に施工して下さい。 罠や毒エサで駆除したネズミは、早めに処理をしましょう。 放っておくと、ダニが繁殖する恐れがあります。 (夏場は特に注意してください。 ) ネズミは多くの自治体で生ごみ(焼却ごみ)として処理できます。 ネズミを追い詰めたり攻撃すると、人に噛みつくことがあるのでご注意下さい。
次のネズミは繁殖力が旺盛で、世界中のあらゆる場所に生息しています。 ハツカネズミは一度の出産で6〜8匹生む事ができ、わずか3〜4週間程度で性成熟し子供が産めるようになります。 ネズミの前歯は一生伸び続けるため、常に何か硬いものをかじって前歯をすり減らす習性があります。 もし硬いものをかじらないまま放置しておくと、伸びた前歯が口をふさぐような形になり食べ物が口に入らなくなってしまい餓死してしまいます。 ネズミのほとんどの種類が、丸い耳、とがった鼻先、長い尻尾といった特徴を持ち、外観から種類を見分けることは難しい。 小さい穴でも周囲をかじって穴を広げて進入する。 ネズミの通り道は、何度も同じ場所を通ることが多いため、汚れや油で通路が黒光りします。 ネズミは尿をしながら移動します。 尿には蛍光物質が含まれているので、暗所でブラックライトを使用すると、新しい尿は青白く、古い尿は黄白に光り、通り道を発見しやすくなります。 ラットサインを見つけることで、侵入口を発見し、殺鼠剤 毒餌 や罠を効果的に使うことが出来ます。 主なネズミの害 1、衛生上の害 鼠咬症(そこうしょう)による発疹や頭痛、関節痛 し尿による食中毒、赤痢、チフス、ワイル病 寄生したダニによる発疹熱 寄生したノミによるペスト、発疹熱 寄生したツツガムシによるツツガムシ病 悪臭・騒音などによる不快感、不眠 ねずみによって汚染されたものに対する不潔感 2、経済上の害 家財…衣類、家具 食物…穀類、野菜類、魚介類、肉類 農作物…苗や収穫前の作物に被害 造林…木の根や樹皮をかじり苗木や樹木に被害 その他…配管や配線をかじり、ガス漏れや漏電による火災、停電 堤防に穴を開け洪水の原因となる 3、その他 ヘビやイタチ等の捕食動物の侵入 住まいに潜む主なネズミの種類 ネズミには人の住まいに生息するイエネズミと、山野に生息するノネズミに大きく分けられています。 下水等に生息するドブネズミ、屋根裏やビルに生息するクマネズミ、自然環境が近くにある家屋、倉庫や物置に生息するハツカネズミが、イエネズミと呼ばれています。 (ハツカネズミは野ネズミとしても分類される) 種類 ドブネズミ クマネズミ ハツカネズミ 毛色 灰褐色 黒色・茶褐色 褐色・黒色 体長 約18〜28cm 約14〜24cm 約6〜9cm 体重 約150〜500g 約150〜200g 約10〜20g 性格 荒い・獰猛 警戒心が強く臆病 穏やか・好奇心旺盛 生息 場所 湿った場所を好む 下水・台所・地下・ゴミ捨て場など 乾燥した高い所を好む ビルや天井裏など 狭い場所を好む 田畑や倉庫・物置・自然環境に近い建物など 食料 雑食(魚介類・肉類を好む) 雑食 (穀物や種実類、昆虫を好む) 雑食(穀物や種子・野菜を好む) その他 特徴 耳が小さい 泳ぎが得意 殺鼠剤が効きやすい 人を咬む 平面的に行動する 耳が大きい 尾が長い 高いところによじ登るのが得意(立体的に行動) 警戒心が強く罠に掛かりにくい 殺鼠剤に強いネズミがいる(スーパーラット) イエダニが多く寄生している 近年都心部で増殖している 耳が大きい 特有の臭いがある 渇きに強い 好奇心が強く罠に掛かりやすい 体が小さくわずかな隙間から侵入する 主な 被害 食中毒菌、感染症、寄生虫病を媒介 畑・飼料の食害・食品汚染 電話線・電線・ガス管・ケーブル等の破損 食中毒菌、感染症、寄生虫病を媒介 飼料の食害・食品汚染 電話線・電線・ガス管・ケーブル等の破損 食中毒菌、感染症、寄生虫病を媒介 畑・飼料の食害・食品汚染 電話線・電線・ガス管・ケーブル等の破損 ネズミの被害を防ぐために ネズミを減らすためには、まず、ネズミの住みにくい環境をつくることが大切です。 1、エサを与えない 食品は必ず容器や戸棚に入れ、ゴミもフタの付いた容器に入れましょう。 ペットフードや生け花もネズミの食料となります。 既に食べられている場合は、食料の近くや通路に粘着シート、忌避剤等を仕掛けておきましょう。 2、住処を与えない ネズミの巣の材料となるティッシュペーパー、衣類、雑巾、ビニール袋等を運ばれないようにしましょう。 長期間置きっぱなしにしている布団やバッグ、ダンボール、新聞紙なども巣の材料になります。 通路となる通気口、排水溝等には金網等をつけ、ネズミが入り込めないようにする。 壁に隙間や穴がある場合は、防鼠パテ等で塞いでおく。 家の周囲にネズミが生息している場合、開けっ放しの扉や窓から侵入する場合があります。 ネズミの退治・駆除方法 1、忌避剤(スプレー、くん煙剤等)でネズミを追い払う。 (環境的駆除) ネズミが嫌がるニオイを出す忌避剤(きひざい)を使用し、ネズミの住みにくい環境にします。 既に侵入しているネズミの追い出し、新たなネズミの侵入防止に向いています。 即効性はありますが、持続性は数日から数週間程です。 【このような場所にお勧め】 ネズミの通り道、換気口、エアコン導入口、ゴミ箱周り、配管周り、雨戸の戸袋など。 即効性があり効果は数日間持続します。 人が生活する場所で使用する際は、火災感知器や電子機器、子供のおもちゃ、食品等にかからないよう、カバーして下さい。 また、使用中は人もペットも入室出来ません。 使用後は十分換気して下さい。 【このような場所にお勧め】 天井裏、床下、倉庫、ネズミの侵入があった部屋など。 一度追い払ったネズミを再度侵入させないための予防に向いています。 スプレータイプや蒸散タイプと比べ、効果は長持ちしますが、風通しが良い場所ではニオイが拡散して効果があらわれにくくなります。 設置する広さに合った商品・数量を設置して下さい。 【このような場所にお勧め】 天井裏、床下、シンク下、物置、倉庫など。 ねずみを忌避剤で追い払う 2、超音波・電磁波で追い払う。 (環境的防除) 超音波・電磁波によってネズミにストレスを与る空間を作り、他の場所へ移動させます。 超音波は設置した室内、電磁波はコンセントを通じて壁裏の配線周辺の広範囲に作用します。 長期的な対策になります。 侵入してきたばかりのネズミにも、効果が現れるまで時間が掛かります。 追い払った後は、出入口を塞いで下さい。 他に逃げ場がない場合や、エサが豊富にある場合は、我慢してでも居続ける事があります。 逃げ出したネズミが別の部屋へ移動することもあります。 効果があらわれるまで、他の対策と併用する事をお勧めします。 壁や家具、カーテンやソファー等の反対側は効果が出にくくなります。 その場合は、障害となる物を挟みこむように複数台設置して下さい。 超音波でねずみ退治 3、ネズミを捕獲する。 また、仕掛けを作動させずにエサを数日与えて慣れさせる方法もあります。 物陰に置けない場合は、仕掛けの妨げにならないよう、捕獲器にダンボールや新聞紙を被せて下さい。 (ジャンプ力が高く、粘着シートを飛び越えるネズミもいます。 ) ラットサインがある場所は重点的に設置してください。 ネズミは人が居ない(寝ている)時間帯に行動します。 お出かけ前や就寝前に設置すると効果的です。 ネズミは体が汚れているので、粘着シートの周りに新聞紙を引くと捕獲しやすくなります。 捕獲したまま放置しますと腐敗し、悪臭やダニの繁殖の原因になります。 人の匂いで警戒する場合がありますので、設置の際は手袋などを着用下さい。 ねずみを捕獲する 4、毒エサにより駆除する。 (化学的駆除) ネズミの好むエサに毒エサ(殺そ剤)を混ぜて、食べさせます。 速効性のある物と、すぐに効き目があらわれず、ねずみが気付かずに何度か食べることで効果のあらわれる物があります。 毒エサに慣れさせるため、設置した場所は数日程そのまま様子をみてください。 また、毒エサを置く場所に、始めの数日は毒エサを置かず、エサとなる物だけを置く事や、毒エサにエサとなる物やピーナッツバター等を混ぜる事も有効です。 食べた痕跡があれば、ネズミが居なくなるまで追加して下さい。 ワルファリン系の殺そ剤は、何度か食べさせ、毒を蓄積させて駆除します。 毒により視力を失う為、明るい場所で死ぬ傾向があります。 クマネズミの中には、クマリン系、ワルファリン系の毒に耐性のあるネズミ(スーパーラット)もいます。 スーパーラット用に開発された毒エサをご使用ください。 殺鼠剤には、餌場に置きやすい固形の物、巣に持ち帰りやすい袋状の物、通り道に撒いて足や体に付着させる粉末状の物があります。 設置場所に応じてお選び下さい。 5、ネズミの通路を塞ぐ。 (物理的防除) ネズミの侵入口を、防鼠パテや金網などを使用して、物理的に侵入させないようにします。 通気口、排水口、戸袋、配管の隙間などが主な侵入口です。 穴を塞ぐことが出来ない場合は、ネズミ用のまきびしを撒いて警戒させる方法もあります。 ・ 防鼠パテ:通常のパテにカプサイシン等の忌避成分を混ぜています。 かじると嫌な味がします。 設置する際は、手に忌避成分が付着しますので、ビニール手袋等で作業して下さい。 手に付着した場合は、石鹸でよく洗い流して下さい。 ・ 防鼠板:ネズミが噛みきれない金属や固い樹脂で出来た板を、侵入口に取り付けて、侵入を防ぎます。 ・ 防鼠金網:ネズミが通れない目合の金網を設置します。 通風口など空気の通りが必要な場所に最適です。 柔軟性があるので、金網を丸めてパイプに詰め込み、パイプからの侵入を防ぐ方法もあります。 ・ 忌避テープ、塗料:カプサイシン等の、かじると嫌な味がする成分が含まれています。 電気配線に使用すると、かじりによる断線を防ぎます。 試し噛みは、忌避テープを二重、三重に巻いて防ぎます。 人が触ると忌避成分が手に付着しますのでご注意下さい。 付着した場合は、石鹸でよく洗い流して下さい。 ネズミを追い払った後に施工して下さい。 罠や毒エサで駆除したネズミは、早めに処理をしましょう。 放っておくと、ダニが繁殖する恐れがあります。 (夏場は特に注意してください。 ) ネズミは多くの自治体で生ごみ(焼却ごみ)として処理できます。 ネズミを追い詰めたり攻撃すると、人に噛みつくことがあるのでご注意下さい。
次のクマネズミを駆除するコツ ネズミというのは多ければ数十匹もの群れを作っているものです。 そして巣を中心として縄張りを作っているのですが、生まれてから3週間程度の間で出産することができます。 繁殖性が極めて高く、すぐにその数は大幅に増えてしまいます。 そこで、ネズミの習性を十分に理解をしたうえで、計画的に駆除しなければなりません。 ネズミの中でもクマネズミは極めて警戒心が強く、ネズミを退治するためにエサをセットしたとしても罠にかかってくれません。 というのも慣れてしまっているからなのですがまずは駆除開始時においてエサを与えるようにして安全性が高いエサであることを覚えさせなければなりません。 そして毒入りのエサを与えてください。 ネズミ捕獲器などが使用されることもありますが、一部のネズミ以外は捕獲器を避けて通ってしまうこともあります。 ネズミは想像しているよりも遥かに賢い生き物です。 異物、音に対して時間が経過すると少しずつ環境に慣れるようになるのです。 そのため、ネズミを撃退するには、ネズミがその環境に慣れるまでに対策をしなければなりません。 また、ネズミにとってストレスというのは子供を産むことができなくなります。 ネズミにとってストレスを感じる環境をつくることが非常に重要になります。 ネズミ退治とクマネズミ ネズミ退治をするうえで、まずは家の中に入ってきているネズミの種類を把握するというのはとても重要なことです。 ネズミにも色々な種類がいますが、その中でもクマネズミというのは体が非常に大きいのが特徴です。 建物内部においては、天井裏などの高い場所を好んで生活をします。 天井裏を走り回っているネズミというのはその大部分がクマネズミになります。 高層ビルの内部において多く見られていますし、さらに畑などでも見られる種類です。 どこでも生きることができるというのがこのクマネズミです。 ドブネズミなどと比べてもクマネズミは縦方向への行動範囲が非常に広いのです。 高いところでも低いところでも移動できるわけです。 警戒心が極めて高いですので、クマネズミを捕獲するというのは簡単なことではありません。 クマネズミを効率よく撃退するためには、忌避剤だけでは不十分です。 忌避剤だけでなく超音波や電磁波といったものを発生させるものを使用しましょう。 そうすることでクマネズミを効率よく退治することが可能になります。 一度クマネズミを追い出したのであれば、ネズミが侵入しにくい家造りを目指していく、ということが極めて重要になります。 このようにクマネズミ駆除というのは簡単なことではありませんので、少しでも早くとりかかるべきです。 ネズミ駆除と業者 ネズミ駆除というのは、安全な生活を守るうえでとても重要なことです。 そのネズミを駆除する専門業者というのは、駆除においてミスをすることは許されません。 このネズミ駆除を行う業者というのは非常に多くなっています。 業者間において能力に差が出ているのです。 駆除の技術があまり優れていない業者を選択した場合にはネズミがすぐに発生してしまい、何度も駆除をしなければならないのです。 結果的に費用や時間が多くかかってしまいます。 そういった理由からも、ネズミ駆除を行ってもらうのであれば、慎重に選択をしなければなりません。 ネズミ駆除は正確性、そしてスピードが重要になります。 にも関わらず、駆除技術が低いような業者に依頼をしてしまうといつまでもネズミに悩まされ続けなければなりません。 ネズミ駆除を業者に依頼するのであれば、確かな実力を持っている業者に依頼することはもちろん、その家の住民もまたネズミ対策をしっかりと行うようにしましょう。 例えば、ドッグフードや食事の生ゴミなどをいつまでも放置してしまうことがないようにしましょう。 壁の隙間なども見つけ次第埋めていくなど対策をとることが重要になりますので、是非参考にしてみてください。 クマネズミを駆除するコツ記事一覧.
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