木々の葉が枯れ、白銀の雪が積もり、 冬の寒さが我が身を刺すように 襲ってくる、冬。 冬のイベントで真っ先に思いつくのは やはりクリスマスではないだろうか。 クリスマスといえばリア充が盛んに デートしたりお泊まりしたりなどくそったれな イベントであり、いわば社会の「害」だ。 かくいう俺も幼稚園の頃は サンタさんが実際にいると思っていたし、 プレゼントにウキウキしてクリスマスの夜は サンタさんを見るまで寝ないぞ!なんて 思いつつも寝ちゃったんだよなぁ、、 え、何これ?ショタの俺可愛くね? 小町「 ぃ... ちゃん?」 小町「ちょっと!聞いてるのお兄ちゃん?」 八幡「んあ、悪ぃ悪ぃ小町、お兄ちゃん今ちょっと考え事してた。 で、何の話だっけ?」 うっかり考え込んで小町の話を聞くのを 忘れてたわ... で、何の話してたっけか、小町ちゃん?」 小町「クリスマスパーティーの話だってば..... 楽しみだねお兄ちゃん!」 クリスマス...? そうだ!思い出した。 こいつ... 最悪な展開だ。 中学の頃のクラスのクリスマス会も 一度も参加してこなかった硬派な俺が 奉仕部の、しかも雪ノ下のいるパーティーに 参加するわけないだろ?精神疲労で倒れるぞ? そもそも中学の頃のやつは後からクラスの女の Twitterでクリスマス会の存在を知ったけど誘われなかったとかじゃないんだからねっ?多分... ま、当日の朝出掛けてしまえばなんとかなるだろ。 」 雪ノ下「お邪魔するわ 」 由比ヶ浜 ひ、ヒッキーの匂いがするなぁ... 由比ヶ浜「ここにヒッキーと小町ちゃんが住んでるんだよね?なんかいいね!」 雪ノ下「家主の家族が住んでて当たり前でしょ.. 」 由比ヶ浜「ごめんごめん、でもなんか照れるね.. えへへ」 八幡「どこに照れる要素があるんだ?」 由比ヶ浜「え!ヒッキー??」 なんだこいつ... 俺に対する反応が過剰すぎないか? 嫌われてるようで傷つくぞおい まあとりあえず挨拶しておくか。 八幡「うっす。 」 雪ノ下「由比ヶ浜さんが怒るのも仕方ないわ。 変な男が人の家から出てきたら誰だってびっくりするもの。 」 八幡「いやお前さっき家主の家族がどうとか言ってなかったっけ?」 雪ノ下「あらそうだったかしら?」 人の家に来ていきなり悪口かよ... 中学から鍛えられてきた俺のメンタルじゃなかったら自殺もんだよ? 八幡「まあ、そこへんに座ってろよ。 小町が茶を持ってきてくれる。 」 ソファー辺りを指さしてやる。 由比ヶ浜「へえ〜、立派なリビングだね、あ、コタツ!」 八幡「ああ、割と最近に建てた家だからな」 雪ノ下「あなた、専業主夫が志望なら小町さんのお手伝いでもしてきたらどう?あ、コタツだわ」 八幡「それもそうだな。 立派な専業主夫になるために小町の手伝いでもするか。 って何おまえら、コタツ大好き人間?」 それにしても雪ノ下の目がキラキラしてるな.. そんなにコタツが珍しいか?こいつの家は 金持ちだしコタツくらいあるだろうけど... 一応聞いてみるか。 八幡「おい雪ノ下、コタツがそんなに珍しいか?」 雪ノ下「あら、どうかしたの?」 八幡「コタツに興味津々だろ、コタツ知らないとかか?」 コタツを知らないってことはないだろうが こう言ったほうがプライドの高い雪ノ下の 反応が伺えやすいと思った。 雪ノ下「馬鹿にしないでもらえるかしら、ただ入るのは初めてになるわね。 私の家は冬は暖炉なのよ」 八幡「だ、暖炉?すごいな.. さすがお金持ちって感じだわ.. 」 うっわ、これ暖炉の前に前後に動く椅子に座って洋書とか読んでるんだろ絶対。 由比ヶ浜「凄いねゆきのん.! やっぱ暖炉の前には前後に動く椅子とかあるのかな?」 こいつもかよ!前後に動く椅子って共通言語だっけ?てか暖炉といえばやっぱあれだよな。 やっぱしっかりしてる妹だ、さすがに俺の妹! 由比ヶ浜「ありがとう小町ちゃん!あ、カントリーマアム!」 雪ノ下「ありがとう小町さん。 あら、カントリーマアムだわ」 八幡「いやもうそのノリいいから」 なにこいつら?売れない芸人? てか今日の雪ノ下なんかテンション高くないか? 小町「そうそう、聞いてくださいよー!今日の朝お兄ちゃん、パーティーが嫌で逃げ出そうとしたんですよ?」 八幡「いや待て」 由比ヶ浜「うわぁ、サイテー... さすがヒッキーってかんじ.. 朝の6時から玄関で待ち伏せとかよくやるわ... 我が妹ながら狡猾なやつ..! あと捕獲とか人をポケモンみたいにいうな」 由比ヶ浜「あはは... 」 由比ヶ浜「そういえば今日はヒッキーの両親はいないの?」 俺の方へ向いて首を傾げる。 八幡「ああ、二人ともクリスマス関係なしに忙しいからな、今日は帰って来ないと思うぞ」 二人とも毎日忙しそうだからなあ。 大晦日くらいは家族で過ごしたいがどうなんだろうか- 由比ヶ浜「そっか... じゃあ遅くまでいても迷惑にはならないかなぁ?」 八幡「いや遅くってウチのことはともかく... お前の親が心配するだろ?」 親の心配もそうだが同級生の女子二人と夜遅くまでってこれ道徳的にアウトじゃない? なにかあってからじゃ遅いよ? まあもし俺が 由比ヶ浜に何かされそうになっても雪ノ下が 守ってくれるから安心だけどね!ってこれ 俺と由比ヶ浜の立場逆だけどまあ、俺はそんなことはしない。 由比ヶ浜「えへへ、私ん家も今日は親が二人ともいなくてさー、家にいてと寂しいだけかなって思って、」 雪ノ下「そうね.. 由比ヶ浜さんは偉いわね。 」 雪ノ下の家は両親共お偉いさんで 家を空けることが多く、こいつも家で一人 の事が多いらしいからな... 由比ヶ浜の気持ちが分かっているんだろう。 八幡「まあ、飯とケーキ食ってはやいとこ 解散にしようぜ 」 由比ヶ浜「え、ヒッキー今までの話聞いてた!?」 由比ヶ浜がえっ!えっ!って感じで俺の方を向く。 八幡「ああ?聞いてたよ」 由比ヶ浜「私はみんなで、まだまだ遊びたいなって言ったし、誰にも迷惑かけなきゃいいでしょ?」 八幡「はぁ.. 冗談だよ。 この野蛮人と一夜を過ごすのは危険だと思うし」 野蛮人て... 」 八幡「おい小町、テレビのチャンネル天気予報 にしてくれ」 そう言って俺は小町にひょいとリモコンを渡してやる。 小町も「んっ」と言ってそれを受け取った。 今日の天気は一日中くもりの予定だったはずだがこの雨はやばくないか? ついさっき来たピザ屋の人大丈夫か? いや問題の核心はそこじゃないんだが... 小町「ありゃりゃ〜... すごい豪雨らしいですね、 電車とかも運転が見合わせらしいですよ?」 由比ヶ浜「こ、これじゃ私帰れないかも.. 」 小町「雨も明け方までずっとこの調子らしいです... 」 雪ノ下「傘を使っても傘が折れそうね.. 私は家に電話すれば車が迎えに来るだろうけど.. 」 由比ヶ浜「........ 」 おいおい、なにこの展開... まさかこいつ... 雪ノ下「今日は、泊めてもらうしかなさそうね」 クリスマスにお泊まり.... リア充たちだけの特権かと思っていたが まさか自分がこのような立場になるとは 思ってはいなかった。 まあ俺の場合そんなハーレム要素は無く ただ雨が降ったから泊まってくだけという つまらないイベントになるだろうが... ち、中学の頃までの俺なら 緊張してや、やばいことになってたかもしれないが今はもうこれくらいのい、イベントは 慣れているのである。 頭が状況についていけね、 雪ノ下「まあ、仕方のないことだわ。 すまないけど今夜は泊めてもらえるかしら?小町さん」 小町「いいですよ〜というか歓迎です!」 いや、聞くべきは両親のいない今 一番偉い立場にある俺じゃないか?まあ多分この四人の中で人として一番下なのも俺だけどな。 って自分で何言ってんだ俺。 雪ノ下「あら、自分の立場をよく理解しているじゃない?ヒキガエルさん」 八幡「やっべ、声にでてたか.. 」 由比ヶ浜「 あはは.... 」 由比ヶ浜が渇いた笑いを見せる。 こいつ、あの縦ロールや葉山といるときもこんな感じだよな? ゆあ小町「まぁ、私は全然構いませんよ?むしろ先輩たちならウェルカムです!あはは... あ、お兄ちゃんはごめんなさい」 八幡「だ、か、ら、俺はこの家の住人だ!!」 ったく、なんで妹までこんなこと言うのかね.. もしかして雪ノ下の影響? あらやだ、あいつから離れさせないと妹が危ない! 由比ヶ浜「ま、まあそういう訳だしさ、早く食べないと冷めちゃうしピザ食べようか?」 八幡「ああ、だな」 雪ノ下「ええ」 由比ヶ浜..... ま、こういうのも悪くはないけどよ しかし雨でお泊まりってベタじゃいか? 少女漫画かドラマか? 小町「そうだ、たしか今日クリスマスってことでお母さんが買ってきてくれたシャンパンが冷蔵庫にあったよね?お兄ちゃん」 そうだ。 今朝起きたときたしかに母親が 言ってたな。 私たち今日も仕事で帰れないからお兄ちゃんと二人になっちゃうけど 大丈夫?あ、そうそう冷蔵庫にシャンパン入れて置いたわね。 』 小町『うん、あ。 』 母『じゃあ行ってきまーす。 パタパタパタ..... 雪ノ下「ところで比企谷くん」 八幡「ん?どうしたよ?まさか枕がいつものやつじゃないと寝れないとか言うなよ?」 雪ノ下「バカね、そんなの小学校で卒業したわ。 」 そう言って雪ノ下はぷいとそっぽを向く。 いや小学校までそうなのかよ! 爆弾発言だなおい、意外と可愛いとこあるじゃ ねえかこいつ.. 雪ノ下「で、あなたにはまだ聞いてなかったわね、私たちが泊まっても迷惑じゃないかしら?」 お、やっと俺の存在を思い出したようだな。 さっき小町ちゃんに聞いてたけど 普通小町ちゃんのお兄ちゃんである俺にきく ことなんだからね?まったく.. 八幡「まあ、この雨の中帰るのは無理だろうしな... いいよ、泊まってけよ」 ここで帰れなんて言うほどさすがに俺は 鬼じゃないっての。 そんなこと言ったら今 俺の目の前にいる雪ノ下の中から 鬼が皮を破って出て俺を殺してきそうだし... ってえ?これ俺がやばくね?本物の鬼と一夜を 過ごすって... ありがと.. 」 八幡「お、おう」 そんな風に言われると照れるな。 まあ、2年ビッチ組の由比ヶ浜に口説かれる ほどおれはウブじゃねえよ。 褒められても全然嬉しくないんだからっ。 小町が瓶を持ってきて さむ!さむ!とコタツに駆け込む。 」 八幡「おお、わかったわかった」 俺は小町から受け取ったコップを持って シャンパンを注いでもらった。 トクトクトク...... 八幡「ん、ほれお前ら」 雪ノ下「ありがとう、気がきくわね」 由比ヶ浜「あ、ありがとー!」 こいつら礼はちゃんと言えるんだなー。 雪ノ下のやつは偉そうだがまあ雪ノ下らしいか.. 八幡「ぶっ!!」 小町「うええ!お兄ちゃん汚い!どうしたの?」 苦っ!!!しかもよく見たら黄色じゃねえかこれ! おいおいおい... 八幡「小町おまえばかっ!ばかばかばか! これビールじゃねえかよ!!」 小町「え! びー... る?」 初めてビールって単語を知った 原始人かお前は!! てか待てよ。 妙な胸騒ぎを感じた俺は 前方にいる二人を見る。 八幡「おいよせ!お前ら... 」 遅かったか... 雪ノ下と由比ヶ浜はすでにグラスの中の液体を 飲み干してキョトンとした顔でこちらを 向いていた。 由比ヶ浜「ふえ?」 雪ノ下「....... 」 小町が持ってきたシャンパンの瓶の中身は ビールだった。 両親がわざとやったとは思えないが 一応注意しておかなきゃな.. 雪ノ下「なんか、フラフラするわね。 小町さんあなたこれアルコールじゃないのかしら?」 雪ノ下「ほんとドジね..... 私はまだしも」 ああ... 雪ノ下の隣の子がやばいことになっている。 由比ヶ浜「なんだか.... ヒッキーが遠く見える... 」 由比ヶ浜は酒が苦手な様子で顔が真っ赤で フラフラしている。 由比ヶ浜「えへへ... うおっ... 何この展開!ちょっとやばいやばい それ以上近づかれるとやばい恥ずかしい! 八幡「ったく... 」 八幡「ウチの小町がすまん... まあお前ら風呂でも 入ってきて酔いをさましてきたらどうだ?」 小町「ご、ごめんなさい先輩たち!わたし知らなくて... 」 そう言うと小町は何度もぺこぺこと 頭を下げる。 なんかネジ巻くタイプの玩具みたいだな.... 雪ノ下「アルコールじゃ摂ったあとに入浴するのはあまり良くないと思うし、小町さんが先に入ってきたらどうかしら?」 たしかにな.... それもそうだ。 風呂で転んだりしたら危険だしなぁ... 由比ヶ浜「...... 」 小町がいなくなっからか沈黙が できたなおい。 気まずい! ふと俺はさっき俺の横にきた由比ヶ浜を見る。 八幡「お前、本当に大丈夫か?顔、真っ赤だし」 由比ヶ浜「う、うん。 だんだん慣れてきたかなー、なんて?あはは... 」 八幡「なんかあったら俺に言えよな?」 由比ヶ浜...... 本当に大丈夫か?こいつ。 風呂から出たら早く寝かせた方がよさそうだな.. こういうテの状態は寝させるのが一番だ。 生まれた沈黙はそのままに、みんなで テレビを観ている。 初めのうちこそは俺も こんな展開になんも思っていなかったが、 普段一人でこうしているより楽しいのかも しれない。 雪ノ下「ごめんなさい。 あなたはもう少しそっちに寄ってくれる?」.... さっきのは撤回。 またパタパタパタと 足音が部屋に向かってやって来る。 我ながら気遣いのできる妹だ。 やっぱ俺の血なのかな?照れるぜおい! いやいや.. 何、俺ももしかして酔ってる? 八幡「ま、お前ら先に入ってこいや」 俺は雪ノ下と由比ヶ浜に風呂場の場所を 簡単に教えてやる。 由比ヶ浜「あ、ありがとぅ、ゆきのん一緒に入ろ!」 雪ノ下「な、言ってるのよ.. お風呂は一人入るのが普通だわ私は一人で... 八幡「ほんとあいつら仲良いな。 はぁ」 小町「あ、お兄ちゃんもしかして嫉妬ぉー?」 そう言って小町は俺のほうを見てにやにやしている。 こいつめ、 八幡「ばか、そんなんじゃねえよ」 でもたしかに奉仕部に入ってきたばかりの 頃よりあの二人は確実に仲良くなっている。 こういうのは俺からしても嬉しい、 雪ノ下もトゲが削れていってる様な気がするしな。 風呂場の由比ヶ浜たちの会話が反響して ここまで聞こえることに気づいた。 雪ノ下「ちょっと!自分で洗えます!ひ.. 」 由比ヶ浜「大丈夫だよぉ〜。 私が洗うから!」 こんなやり取りが行われている... むぅ、なんかいろいろ妄想してしまうな。 無理もないか、こいつ俺を捕まえようとして 五時起きで今に至るんだし、 風邪をひくぞと起こしてやろうかと思ったが このまま寝かせてやることにした。 由比ヶ浜が起こしてくれて目が覚めた。 どうやら俺も30分ほど寝ていたらしい。 小町は未だに隣で くーくーと寝息を立てて いる。 ふと、俺の寝顔見られてたんじゃ ないだろうな、と心配になる。 由比ヶ浜「ふふ、大丈夫だよヒッキー。 よだれとかは出てなかったよ?」 八幡「お、おう」 やっぱりか!くそ、俺としたことが油断をしすぎてうっかり醜態をさらしてしまった。 雪ノ下「はぁ... 相変わらずだらしのない男だわ。 そ、それとお風呂空いたわよ」 八幡「相変わらずは余計だ!ま、俺も入ってこようかね... 」 言いつつ俺は寝起きの重い腰を上げる。 こいつらが上がったばかりの風呂... いやなんかエロくねこれ? やばいやばいと思ったがそれも一瞬だけだ。 雪ノ下「あ、もちろんお風呂は張り替えて置いてあるわよ?」 雪ノ下がふふ、と不敵な笑みを浮かべ、 由比ヶ浜がきょとんと頭の上に?マークを 浮かべていた。 ま、分かりきっていたことだけどな.. と思う。 風呂から上がったばかりの 雪ノ下の頬は上気していて、いつものツンデレ より今日はデレが少し多く感じた。 うーさむさむ、と俺は部屋に戻る。 八幡「ねむっ.... 、」 雪ノ下「あら、おかえりなさい」 風呂から上がった俺に一番に声を掛けたのは 意外にも雪ノ下だった。 小町「あ〜、今のおかえりなさいってなんだか 新婚夫婦みたいじゃないですかぁ?」 ばっ、何言ってんだこいつ! そんなこと言われたら俺も恥ずかしいっての! どうやら小町の空気の読めなさは俺譲りらしい。 雪ノ下「ばっ... !ごほん」 雪ノ下「比企谷くんと..... くだらない事言わないでもらえるかしら小町さん?」 雪ノ下も珍しく噛んでしまう程に動揺している 様である。 よほど結婚するのが嫌らしいな。 まぁそういう遠回しな嫌味も俺は馴れっこ だからメンタルノーダメージだぜ!... 嫌な特性だな。 八幡「へいへい、なんと言われようと気にしませんよ女王様」 雪ノ下「別にそういう嫌味を込めたわけじゃないわ... はぁ、あなたのその癖治したほうがいいわ」 由比ヶ浜....... まただ。 妙な沈黙が訪れる。 しばらくしてからその沈黙は破られた。 由比ヶ浜「お布団でおしゃべり... 中学の修学旅行、か。 教師『はーいじゃあ皆さん班分けは終わりましたか?』 教師『え、何?また比企谷くんが余ったの?そうね... じゃあ人数が少なめの2班のグループに入ってもらおうかしら』 そうして俺は剣道部の男子軍のグループに 無理やり入れられ修学旅行の一夜を 暑苦しい男どもと過ごしたのだった...。 あいつら散策後の自由時間も部屋で 筋トレしてるんだもん... 怖い怖い! ちなみに俺は夕飯後に布団を1人で敷いて寝た。 ヒソヒソ声がなんか聞こえた気がしてたけど 気にせず寝た。 嫌なもん思い出したわ! 八幡「ま、客間が空いてるからお前らそこで寝ろ。 俺は部屋でいい。 」 小町「あ、お兄ちゃんもしかして照れてる〜?」 由比ヶ浜「私は別に.... ヒッキーなら気にしないよ?」 おいおい気にしないとか言われても 俺が気にするんだっての! 最近の女子は貞操の管理が甘いと思う。 いやもしかして俺が男として見られてない だけ?八幡つらい... 八幡「別に気を遣ってもらう必要ねぇよ.. 雪ノ下とか怖いし」 雪ノ下「あら、私は鬼じゃないわよ?人としての優しさは持っているつもりよ。 」 意外な反応に俺は雪ノ下の方へ振り返る。 何を言ってるんだ?という俺の表情を読んでか 雪ノ下がさらに続けた。 雪ノ下「別に、一緒でも構わないって言っているのよ.... 」 はぁ、と息を吐きながら雪ノ下は言った。 彼女のことだ。 もしかしたら居候として勝手な意見を言えない と自分で思っての発言かもしれない。 だが俺はその優しさに甘えることにした。 八幡「ったく... 人遣いが荒いっ!っての」 俺は客間に4人分の布団を川の字に敷いて やる。 いやもうこれ川 だな! 八幡「ま、お前ら適当に寝てくれや」 みんなもぞもぞと布団に入りだす。 雪ノ下「何から何まで悪いわね。 ありがとう。 貯まったら何に使えるのかねぇ。 由比ヶ浜.......... また少し沈黙が生まれる。 今日は色々あったしみんな疲れてんだろうな。 特に雪ノ下と俺はこういうのに慣れてねえ からな!由比ヶ浜は知らんが... ん? 八幡「おい、小町」 小町「んー、何?お兄ちゃん」 小町がごろん、と眠そうな身体をこっちに向ける。 八幡「そういやお前が友達と泊まりしたのって中学の頃以来じゃないか?確かあれは部活の 友達とか言ってた気がする」 小町「んー、たしかにね。 てかなんでお兄ちゃんそんなこと覚えてるの!?」.
次のパンさんの間違った認識に黙っていられない雪乃 雪乃『いいえ、例年バンブーファイトは通常仕様よ。 そもそも世界観の方が重要視されているアトラクションだもの。 』 八幡『詳しいな』 雪乃『…このくらい一般常識の範疇よ』 久々にユキペディアをご披露のゆきのん。 由比ヶ浜『いこうよ〜〜!』 雪乃『絶対に嫌。 』 由比ヶ浜『わたし、ゆきのんと一緒に行きたいなぁ。 だってさ、最近ずっとあれだったし。 せっかくだし。 』 そして、ガハマさんのお願いに八幡がナイスフォロー。 八幡『グッズならパンさんのクリスマスバージョンが出るんじゃねえの? そういう感じので小町のクリスマスプレゼント選びたいんだが…。 』 由比ヶ浜『あっいいじゃんそれ!みんなで選ぼうよ。 』 雪乃『そういうことなら、まぁ仕方ないわね。 』 いろはす『ていうか、この4人で行くんですか?』 雪乃『私は年間パスポートがあるから一枚不要になるわね。 」文化祭で受付していた回想 由比ヶ浜「待っててもどうしようもない人は待たない。 待たないでこっちから行くの」 えらい遠回しだけど、由比ヶ浜結衣は比企谷八幡に好意があることを伝える言動が度々ある。 それは八幡の気づいているようだが、気づかぬふりをしているというか、敢えて考えないようにしているのか。 中学時代のトラウマが原因になっているのかもしれないが、敢えて恋愛感情を押さえ込んでいるようだ。 八幡『この時期のランドはアレだが、隣の割かし新しい方はどうなんだろうな。 』 由比ヶ浜『あっちは結構静かかも…』 八幡『まあ…そのうちな』 由比ヶ浜『うん。 そのうちね』 おっと、今回はさり気なく応えた!? 隣の新しいのってシーのことかな。 八幡に毒舌で返す雪乃 雪乃『あなたのそれは、小癪とか、生意気とか、生ごみとか、そういうものでしょ。 』 八幡『最後の何か違くなかった?』 生ごみー、ごみいちゃん故に。 返ってきたゆきのんの毒舌!w ちょっと嬉しい。 雪乃『でも私はどう振る舞えばいいのか分からなかった』 八幡『まだあの人みたいになりたいと思ってるのか?』 雪乃『どうかしら。 今はあまり思わないけれど…。 ただ、姉さんは私にないものを持っているから。 』 八幡『それがほしいとか?』 雪乃『いいえ。 何で私はそれを持っていないんだろうって、自分に失望するの。 あなたもそうよ。 あなたも私にないものを持っている。 ちっとも似てなんかいなかったのね。 』 エンディングテーマのワンシーン とうとうエンディングテーマの雰囲気を取り戻しました。 この絵の通り、ガハマさんは頑張った! いろはすは葉山に告白してフラれる展開ですが、いろはすらしい青春ラブコメしてます。 気になるところで終わっちゃったのでまた、来週が気になって仕方がない。 ゆきのんは何を助けて欲しいのか、ちょっとだけ考察 最後に忘れてはいけない伏線がひとつ。 ゆきのんがヒッキーに言った『いつか私を助けてね』とはどういう意味なのか。 今後を左右する大きなキーワードになりそうです。 ゆきのんは、いろいろ心に闇を持ってそうだから 助けて欲しいという意味が妥当だろうか。 それと入学式当日にガハマさんの飼い犬のサブレをひいた車に同乗していたのがゆきのんだったって話し、まだガハマさん知らないままだったんじゃ。 この伏線も回収されてないよね。 1期6話でゆきのんは「ちゃんと始めることだって出来るわ、 貴方たちは」と自分を一歩引いた立場においてるけど、今はどうなんだろう。 もしくは、いつか私を助けてね(結婚的な意味で)とかだったら笑えますw ゆきのんは良いとこのお嬢様だからお見合いの話しとかあるのかな。 あと、平塚先生みたいに行き遅れにならないようにとか。 ゆきのんのラブコメはまだハッキリみえないまま。 あなたはどう思います?.
次の62 小町「ねぇ、ねぇ、お兄ちゃん!壁ドンって知ってる?」 八幡「壁ドン?あぁ、あれか。 08 小町「この強引な感じがいいんだよ!特に普段草食系な人からやられたらキュンときちゃう!」 八幡「安心しろ、小町にそんなことした男は俺が頭にドンとしてやるから」 小町「お兄ちゃん、流石にキモい」 八幡「うっ……、ま、まぁあれだな。 46 八幡「ということだ。 雪ノ下には由比ヶ浜から言っといてくれ」 結衣「……ねぇ、ヒッキー。 10 結衣「いろはちゃんのことあいつ呼ばわり?ていうか最近ヒッキー、いろはちゃんと仲良くなりすぎじゃない?」 八幡「ぃ、いや、仲良くなんて断じてなっていない。 ただ使いっぱしりをさせられてるだけだ」ジリジリ 結衣「へぇ、でもヒッキー断らないんだ?」 八幡「それはあれだ、俺が原因で生徒会長にさせたんだし。 15 結衣「最近、ヒッキーいろはちゃんだけじゃなく他の娘とかにもデレデレしすぎじゃない?」 八幡「いや、そ、そんなことないぞ?」ズル ドン!由比ヶ浜の細い腕が俺の行く手を阻まった。 そして、耳元で由比ヶ浜が囁いた。 結衣「ヒッキーはあたしだけ見ててよ」 15 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 26 そっち!? 78 八幡「ゆ、由比ヶ浜……?」 結衣「ぁ……ご、ごめん!ゆきのんにはあたしから言っとくね!じ、じゃあ生徒会のお仕事頑張って!」パタパタ 八幡「こ、これが壁ドンか……」ーーー…… 結衣 あたしの馬鹿馬鹿!ヒッキーに絶対変な奴だって思われた。 75 八幡「な、なんでもねぇって……」 いろは「先輩、嘘が下手すぎませんか。 雪ノ下先輩となにかあったんですか?」 八幡「なんで雪ノ下が出てくんだよ。 57 八幡 一色がなんか怖い。 仕事もあらかた終わったし帰ろう…… 八幡「よ、よし。 俺の分の仕事は終わったし、俺帰るわ……」ガタッ いろは「まだ、話は終わってません……よ!」グイッ 一色に思い切り引っ張られたために床に後頭部を強く打った。 八幡「痛て……おい、一色。 17 気付けば一色は俺に馬乗りになっていた。 ダンッ 一色の腕が俺の顔を掠めた。 そして、熱の篭った声で俺に囁く。 いろは「先輩がわたし以外にドキドキさせられないように『しるし』付けておきますね」 こうして、俺の首に小さくて赤い『しるし』が付けられた。 07 八幡 あの後、一色は満足そうな顔で帰っていった。 今日は色々あって疲れた、おとなしく帰ろう… 陽乃「あれー?比企谷君じゃん。 ひゃっはろー」 八幡 今、一番会いたくない人に会ってしまった……。 やめて、もう八幡のHPは0よ! 八幡「…………っス」 陽乃「あれま、比企谷君。 86 陽乃「そう言われると帰したくなくなるのが私なんだよねー」 八幡 クソッ、ホントにこの人にだけは会いたくなかった 八幡「いや、今日はホントにアレなんで。 勘弁してください」 陽乃「そこまで拒絶されるといくら私でも悲しくなっちゃうなー」ズイッ 八幡「! そ、それ以上近づかないでもらえますか?今日は軽く女性不信な日なんで」 陽乃「女の子と何かあったのかな?具体的にはガハマちゃんとか、いろはちゃんとか」 95 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 09 八幡「なんでそんな具体的なんですかね……」 陽乃「否定しないってことは当たりかな?んー君に何かしそうな人はその二人しか知らないし、雪乃ちゃんと何かあったなら、……されたなら、ここに居る訳ないし」 八幡「雪ノ下だったら何をされるんだよ……」 陽乃「じゃあ、比企谷君。 78 今日一日で女子に何回壁ドンをされればいいのだろうか。 八幡「ゆ、雪ノ下さん何を……」 陽乃「今日の君は反抗的な眼じゃなくて怯えた眼をしてて……そそられるんだよね」 流石に三回目ともなると冷静になれる。 これでは見動きが取れない。 陽乃「これで比企谷君の視界には私しか入らないよね?」 そう言って陽乃さんは蠱惑的な笑みを浮かべた。 65 せめてもの反抗として俺はそっぽを向いた。 今、目を合わせたら何をされるかわかったもんじゃない。 陽乃「へぇ、それで抵抗してるつもり?……あれ、その首にあるのは?」 しまった、こっちは一色にキスマークをつけられた方だった。 すぐに手で付けられた所を隠すが、もう遅い。 陽乃「『こんなもの』で満足しちゃうのは……いろはちゃんかな?子供だなぁ、『こんなもの』付けた所でなんの意味もないのに」 そう言って陽乃さんは俺の顎に手をやり強制的に前を向けさせた。 陽乃「そういえば、比企谷君って耳が弱いんだっけ?……えいっ」カプッ 八幡「!?」 陽乃さんは俺の耳を甘噛みしてきた。 全神経が耳に集まる、耳が熱くなる、頭が真っ白になっていく…… 何秒、何分の間されていたのだろう。 陽乃さんの唇が俺の耳から離れる頃には俺は何も考えられなくなっていた。 56 八幡 今日は疲れた、本当に疲れた。 58 八幡「ゆ、雪ノ下か……。 62 雪乃「はい、どうぞ」コトッ 八幡「あぁ、すまねぇな」 雪乃「どういたしまして」ペラッペラッ 八幡 部室には本のめくる音だけ、この空気悪くないな。 今日一日あったことが夢だったかのように落着く 雪乃「そういえば……」 八幡「……ん?」スズッ 雪乃「由比ヶ浜さんが比企谷君に『壁ドン』をしてしまった。 と顔を真っ赤にしながら言っていたのだけど。 80 雪乃「ひ、比企谷君?」 八幡「ゴホッゴホッ す、すまん。 か、壁ドン?し、知らねぇな」 雪乃「その反応は明らかに知っている人の反応なのだけれど……」 八幡「し、知らん!わ、悪いが急用を思い出した。 帰る!」 雪乃「待ちなさい」 八幡 帰ろうとする俺の腕を雪ノ下が掴んできた 雪乃「私だけ知らないだなんて不公平ではないかしら?」 八幡「世の中知らない方がいいことだって沢山あるだろ」 雪乃「そうだとしても私は知りたいのよ。 66 八幡「……」 雪乃「……」 八幡「……はぁ」 雪乃「教える気になったかしら?」 八幡「……こういうのだよ」つスマホ 雪乃「これをあなたが由比ヶ浜さんにしたと言うのなら通報している所だったのだけれど、あなたが由比ヶ浜さんにされたというのなら何も言えないわね。 ……あなたが憐れで。 」 八幡「……言うな、解ってるから」 雪乃「あなた仮にも男子なのでしょう?これを女子にされるって……」 八幡「だあぁ!辞めろ!いつもみたいにバッサリ言えよ。 28 雪乃「あなた暴言を浴びたいだなんてやっぱりマゾヒストなの?」 八幡「違…はぁ、もういい。 由比ヶ浜と一色に雪ノ下さんになけなしの男とプライドを傷つけられ、そこにおまえにまで精神削られたら引き篭もりになりかねん」 雪乃「なぜそこで一色さんと姉さんが……。!? まさかあなた……」 八 幡「やべっ……」 雪乃「あなたの首についてる不自然な虫刺されの後と歯型のついた耳はどうしたのかと聞こうと思っていたけれど。 すべて合点が言ったわ」 八幡「くっ……」 167 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 64 耳の歯型なんてよく気づいたな これがヤンデレ力か… 168 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 61 ゆきのんは更なる過激な愛情を注ぐ事をしそうww 169 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 49 八幡「察しの通りだ。 一色にこれを付けられ、雪ノ下さんには耳を甘噛みされた。 俺のなけなしの男のプライドもズタボロだ」 雪乃「……」 八幡「じゃあ……またな」 雪乃「……待ちなさい。 17 雪乃「あなたは女子三人に迫られてあなたのゴミみたいなプライドがカスのようなプライドになってしまったと言ったわね?」 八幡「いや、そんなことは一言も言ってない」 雪乃「ならそのクズのようなプライドを取り戻すには女子に迫ればいいのでしょう?なら私のような美少女に壁ドンできたとするならばそれは一生の記念になる。 そうでしょう?」 八幡「おまえよくそんな穴だらけの理論でドヤ顔できるな……」 雪乃「ほら、早くしなさい」 八幡「俺の話を聞けよ」 雪乃「つべこべ言わずに早く」ズイッ 八幡「いや、なんで壁ドンしろと言いつつ俺が壁に追い込まれてんだよ」 178 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 01 そうして雪ノ下は一歩、また一歩と歩みより俺はその分後退した。 八幡「おい、そろそろ質の悪い冗談はよせ」 雪乃「あなたこそいい加減観念したらどう?……なんとも思っていない異性に私がこんなこと言うとでも?」 八幡「は?な、何を言って……」ガッ後ろは壁、逃げようがない。 今日で何回目のシチュエーションだろう。 雪乃「捕まえたわよ」 そう言うと雪ノ下は俺のネクタイを掴みターンをした。 八幡「うぉっ……」 俺と雪ノ下の位置が入れ変わる。 だが、勢いが付きすぎだ。 このままじゃ雪ノ下に頭突きすることになってしまう。 ダンッ 雪乃「ふふっ、やれば出来るじゃない」 雪ノ下に当たらないようにと俺は壁に手を付いた。 この状況を誰かに見られたら俺が雪ノ下に壁ドンをしているように見えるだろう。 86 八幡「おい、今のは大分危なかっただろ」 雪乃「あら、あなたなら私に傷を付けるなんて真似は絶対にしないと確信していたもの。 計算の上よ」 俺と雪ノ下の距離はあまりにも近すぎる。 これは精神衛生上よろしくない。 八幡「……はぁ、いい加減ネクタイを離せ」 雪乃「まだよ、よく出来た子には『ご褒美』をあげないと」 八幡「そんなの要らん。 だから、離……」グイッ 雪ノ下にネクタイを引っ張られ俺と雪ノ下は…… ーーチュッ ……口付けを交わした。 80 八幡「お、おおお前!な、なにを……」ガラガラッ 平塚「おーい、雪ノ下いい加減に鍵を返し……し、失礼した!」 雪乃「そういえばもうとっくに鍵を返す時間だったわね、さ、早く出てちょうだい。 鍵を返しにいけないわ」 八幡「お、おぉ…。 いや、そうじゃなくて」 雪乃「じゃ、鍵を返しに行くから。 ……比企谷君、また明日」ガチャ タッタッタッ 八幡「行っちまった……。 70 ーーーおまけドンッ!ドンッ!ドンッ! 材木座「八幡に出来上がったプロットを見てもらおうとしただけなのになぜ行く先々で八幡は女子に迫られている!うらやま……けしからん!」ドンッ! ドンッ! ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ! 平塚「比企谷君と雪ノ下め、青春という言葉から一番遠い位置にいる二人だと思っていたのに!私に見せつけおって!結婚したい!結婚したーい!!」ダンッ! ダンッ! やはりこんな壁ドンは間違っている。 189 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 87 素晴らしい。 実に素晴らしい ドンドンドン 190 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 38 乙壁に追い込まれる・・・・・・つまりゆきのんは壁ってことだな 195 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 94 乙です やっぱゆきのんが最高だな 196 :やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 vip2ch.
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