こんにちわ! グリーンランドについてのコラム、本日で二回目です。 ふと思ったのですが、そもそもグリーンランドについて知っている日本人って、なかなかいないですよね・・・・・・。 そうなんです。 グリーンランドを「国」と思っている方って結構多いのでは? しかしながら、グリーンランドは「国」ではありません。 ではなにかというと? 「国」ではなく、「島」なんです。 それも、地球最大の島。 最大というだけあって、その大きさは日本列島の約6倍もの大きさになります。 一番小さな大陸は、オーストラリアになります。 ) グリーンランド最大の首都はヌーク。 世界で最も小さいと言われている首都で、約19,000人が暮らしています。 グリーンランド全体の人口が約56,000人なので、全体のおよそ3分の1の人々がヌークで暮らしているということになりますね。 また、カナダとは一番近い地点からだと、たったの24kmしか離れていません。 近いですね・・・・・・。 【デンマークとの深い繋がり】 元々はデンマークの植民地だったことから、現在も自治政府が置かれ、デンマーク王国の一部を担っています。 通貨はデンマーク・クローネ 公用語はグリーンランド語ですが、島の多くの人がデンマーク語も話すことが出来ます。 【グリーンランドへのアクセス方法】 グリーンランドへ行くには、飛行機で行くのが一般的です。 残念ながら、今の所グリーンランドへの直行便はありません。 経由地は様々ありますが、デンマークのコペンハーゲンから乗り継ぐのが一番便利そうです。 その場合だと、日本からコペンハーゲンまで直行便で約11~12時間。 そこからグリーンランド主要空港のカンガルッスァック空港まで、約4~5時間程度です。 グリーンランドのどこに行くかに合わせて、便を選択しましょう。 【氷と雪の島なのに、どうしてグリーンランド?】 島の80%が氷と雪に覆われた神秘の島。 でもなぜか、島の名前はグリーンランド。 どちらかというと、「アイスランド」の方が合ってるのでは・・・・・・と思ってしまうのは、私だけでしょうか? そこには、こんな秘密の歴史があったのです。 「グリーンランド」と名前を付けたのは、ノルウェー生まれの「赤毛のエイリーク」という人物だそう。 彼は、なんと「アイスランド」の名付け親でもあるんだとか! エイリークが最初に移り住んだのは「アイスランド」 そしてそののち、「グリーンランド」へと移り住みました。 そして彼がなぜ、グリーンランドという名前にしたかは、この順番にあったのです。 最初にアイスランドを「アイスランド」と命名したエイリーク。 実はその名前の「氷の島」というイメージから、入植者があまり集まらないことに頭を悩ませていたんだそう。 その後グリーンランドへ移った彼。 アイスランドの失敗(?)から学んだエイリークは、もちろん寒さを連想するような名前をつけることはしません(笑) 入植希望者がたくさん集まることを願い、つけた名前が「グリーンランド」だったというわけです。 ) もし、エイリークが最初に行った場所が現在のグリーンランドだったとしたら・・・・・・。 その土地の名前は、「アイスランド」になっていたのかもしれません。 そして今の「アイスランド」が、「グリーンランド」という名前になっていたのかも。 歴史にもしもはないけれど、なんだか不思議なものですね。 国だと思っていたら、世界最大の島だったり、命名の由来に驚かされたりと、まだまだ知らない面白いことが沢山眠っていそうなグリーンランド。 酷暑になると言われている今年の夏。 いっそのこと抜け出しちゃって、グリーンランドで涼みたいものですね。
次のAd Link グリーンランドの国旗 これがグリーンランドの国旗(国ではないので正式に国旗ではないですが)です。 デンマークの国旗が紅白柄であることも1つの理由になっているようです。 グリーンランドって? 基本情報ポンポンポンといきますね。 グリーンランドは人口56,000人のデンマーク領の島です。 デンマークから半ば独立した自治政府を持ちます。 北大西洋に位置していて、デンマークからは3500kmも離れています。 面積は217万㎢。 これはサウジアラビア(世界第12位)より少し大きいです。 多分サウジアラビアの面積を言われてもピンとこないと思うので、日本と比較。 日本の面積が38万㎢なので、6倍近く大きいことになります。 とはいっても、8割は氷河です。 デンマークの一部とされているグリーンランドですが、自治権はグリーンランドが持っているためデンマークの面積には換算されません(原則、統治権が及んでいる地域まで面積に含まれる)。 言語はグリーンランド語。 ただ、公的な文書などはデンマーク語で書かれるようです。 通貨はデンマーク・クローネ(DKK)が採用されています。 ナショナルデーは6月21日。 これが何を意味するかというと、夏至の時期です。 つまり、冬季には太陽が昇らない時期があるグリーンランドは、一年で一番明るく日照時間が長い日をナショナルデーに定めたんです。 公式サイトによると、5月25日〜7月25日は白夜とされていて、一日中太陽が昇っています。 明るい夜ってやつですね。 デンマークとの関係は? 再三ですが、グリーンランドは自治権を持っています。 もともとデンマークの植民地下にあり、1979年まで続きました。 そして、2009年に自治権を獲得し、独自の政治と文化を保持しています。 ただ、独立した国ではなく、外交・防衛・安全保障に関してはデンマークの直轄下にあるんです。 グリーンランドの都市の街並み いつからグリーンランドなの? 遡って4000〜5000年前。 北アメリカの先住民がカナダ経由でグリーンランドにやってきました。 これが最初の人々とされています。 当時は温暖であったため入植が繰り返されて、その最後が982年のイヌイットの移住です。 グリーンランドの名からも想像できるように当時は農耕も盛んに行われていました。 が、これは14〜15世紀になると住人たちは去って行ってしまいました。 これに関して明確な原因がわかっているわけではないそうですが、寒冷化が大きな原因のよう。 当時の住人の生活の跡がいまだに残っていて、これ見たさにグリーンランドに行く人もいます。 16〜17世紀になるとノルウェーやイギリスからグリーンランドを訪れる人が増えました。 17〜18世紀にはヨーロッパの捕鯨者がやってきました。 彼らが当時残っていたイヌイットと接触して、それが交易を結ぶに至ったんですね。 そして、1721年にはデンマークとノルウェーの同君連合の使節団がやってきました。 ここから植民地支配が始まって、1979年まで続きました。 前述の通り、2009年には自治権を獲得して今に至ります。 歴史的に漁業が盛んであったグリーンランドは今となっては徐々に縮小しつつあります。 変わって、採掘への関心が高まっていて、金・鉱物・天然ガス・ダイアモンド・鉛・亜鉛などです。 採掘に当たって外国投資を期待しているとか。 観光業も盛んですね。 温暖化の影響で観光業が潤うという矛盾が起きていますが、今度の自然保護に向けた施策はどうなるのでしょうか。 デンマークからの独立の気運もあるとか。 近い将来世界で12番目に大きい国が新しくできるかも? 参考:.
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