令和元年初日です。 今朝の朝日新聞のTV番組紹介記事からです。 2018年「子どもノンフィクション文学賞」で大賞に輝いた北九州市在住の梅田明日佳さんによる作文だ。 彼は自らテーマを見つけ学ぶ「自学」を小学3年から中学3年までの7年間続けた。 2019年5月1日付け朝日新聞 きょうの番組欄 この記事が気になり、 すぐにネットで探して、作文(長編です)を読んでみました。 こういう学び方もあるなぁ、と、とても参考になりました。 梅田明日佳(うめだあすか)さんの 『ぼくのあしあと 総集編』は、 「子どもノンフィクション文学賞」を主催している 北九州市立文学館のホームページから読むことができます。 自分の気になったテーマについて調べて、 ノートに書いていく・・・。 それが、彼にとっての遊びでした。 僕は、夏休みと冬休みと春休みを心の支えとして何とか学校に行っている「どうにかこうにか中学生」だからだ。 ~中略~ ちなみに小学生の時は、「どうにかこうにか小学生」であった。 『ぼくのあしあと 総集編』梅田明日佳 思わず、笑ってしまいました。 彼と、我がコドモを同じにとらえることはできませんが、 でも、今、休みの日を心待ちにしている、 『 どうにかこうにかこども園児』を 抱えている我が家としては、 とても勇気づけられる文章です。 笑 子育ての参考に、という視点の他に、 ワタシ自身についても、 とにかく少しずつでも、 何かノートでもメモでもしていこう、と思いました。 メモやノートなどの効用を説く本は多数存在していて、 そうしたい、と思いつつ、 これまで、なかなか習慣化できていません。 とはいえ、単純に、覚えていたいこと (買いたいものとか、やっておきたいことなど)を 覚えていられなくなってきた(残念!笑)という観点から、 少し前から、いい加減なメモはとるようにしていたので、 とりあえず、適用範囲を広げて書くようにしていきたいな、と、 令和元年初日に思ったのでした。 (令和元年の誓いです。 笑) しばらく前から使っている、無印良品のA6サイズのノートと鉛筆。 鉛筆はコドモが噛んでボロボロ。 itsnowornever.
次のこんにちは。 いつもは本を読んだ感想を書いていたのですが、今回は番外編ということで、NHKスペシャルを見た感想を書きます。 NHKスペシャル 「ボクの自学ノート ~7年間の小さな大冒険~」 放送日:2019. 30土曜日 番組名:NHKスペシャル 「ボクの自学ノート ~7年間の小さな大冒険~」 この番組の主人公は、福岡県北九州市に住む梅田明日佳くん(17歳)。 小学3年生の宿題で出された「自学ノート」は、自分でテーマを見つけてノートに書き記すというもの。 ほかのクラスメイトは勉強の内容をノートに書いているなか、明日佳さんは新聞を読んで気になった記事をノートに貼り、それについての自分の考えや感想を書いたのです。 普通はそれで終わってしまうのですが、彼のすごいところは気になった人には直接会いに行き、自分が書いたノートを読んでもらい感想をもらいに行ったところなのです。 最初は驚いた大人たちも、次第に彼の熱心さに引き付けられ記事についてのコメントだけでなく、「将来のこと」や「生き方について」はたまた「人生について」明日佳さんに話してくれるようになるのです。 そんな自学ノートに明日佳さんはどんどんのめり込んでいくのですが、悩みもありました。 それは… 自分は人と違う。 皆と交流できない。 学校が面白くない。 でした。 悩んでいるのは彼だけでなく、明日佳さんの母、洋子さんも人とコミュニケーションの取れない息子のことを誰にも言えず悩んでいたのです。 インタビューを受けている最中に、当時のことを思い出し、洋子さんは涙ぐむのですが、他人には計り知れない思いを抱えていらっしゃったのが伝わってきました。 けれど、明日佳さんと母、洋子さんのすごいのはこれからなのです。 たいていの親御さんなら部活にも入らず、友達も作らず、学校が終われば一目散に家にこもってノートを作っている息子に対して、「そんなことでは、社会に出てから苦労するんだから、部活に入って学校の勉強に力を入れなさい!」なんて、いうのでしょうが、洋子さんは未公開コメントとしてこんなことをおっしゃっています。 …それでも、自分の子ではあるけれど「明日佳をこういう風に育てよう」と思うのはおこがましいと思っています。 自分の子であっても一人の人間だから。 人格があって自分でいろいろ考えているので、道筋をつけてやっても、結局歩いていくのは自分なんですよ。 …今、君が好きなことがそのまま職業に通じる必要は全くないんだ。 大切なのは なにかひとつ 好きなことがあるということ。 そして その好きなことが ずっと好きであり続けられることの旅程が驚くほど豊かで君を一瞬たりとも飽きさせることがないということ。 そしてそれは静かに君を励まし続ける。 最後の最後まで励まし続ける。 ~「ルリボシカミキリの青」福岡伸一 より~ この文章に心惹かれるお母さんと明日佳さん。 やはり、こんなすてきなご両親だから明日佳さんのようなお子さんが育つんだなと納得できた気がしました。 そしてその明日佳さんのすごいところは、面白さを感じない学校だったのに一日も欠かさず登校したところです。 彼が会いに行った博物館の館長さんや図書館の司書さんたちもおっしゃっていましたが、明日佳さんはコミュニケーションの取れない物静かな子なんかじゃ全くないそうです。 押しが強いともおっしゃっていました。 余談ですが、私も団体行動を強いられる学校生活が嫌でした。 だけど、一日も休まず登校し、卒業時には皆勤賞をもらったことを思い出しました。 休んだらもう登校することができないような気がしたから…。 そういえば先生にも親にも褒められたなぁ・・・。 自分の好きなものがあり、それを人に読んでもらうためにはどうしたら伝わりやすいかを考えながらノートに書いて直接会いに行く行動力。 分からないことははっきりと言葉に出して相手に伝える質問力。 そして、嫌なことから逃げない芯の強さ。 これってもう十分、社会で生きていくためのスキルを身に着けていると思いませんか? 私だったら、人と違うことをすると浮いてしまうのが嫌だから、右だと思ってもみんなに合わせて左だと言ってしまうだろうなぁと見ていて感じました。 明日佳さんのひたむきな姿勢に魅かれた博物館の館長さんや司書の方などが彼の良き相談相手となってくれたこともあり、ほかの周りの大人が人と違うことについて意見をすることに対して、明日佳さんは悩みながらもこんな答えにいき着いたのです。 人と違う自分でも人の見えないところで自分はメチャメチャ充実してるから、そんな大人の意見に反論はしないし、言いたい人には言わせておけばいい。 つ、つ、強い! わたしは、この番組を食い入るように見ました。 17歳の明日佳さんから学んだことは大きかったです。 「自分の核をもつ」 前回の読書ブログのところで書いた「アウェイの流儀」の感想にも書きましたが、また、その大切さに気付くことになりました。 ただ、大人になってからは「人と違ってもいいんだ」ということの意味をはき違えると、困った大人になってしまうこともあるので、要注意かも。 (自戒を込めて笑) けっこう細かく書いてしまいましたが、再放送もあるようですし、番組を見る事をおススメします。 明日佳さんのキラキラ輝いている瞳を一度見てみてください! 終わり。
次の令和元年初日です。 今朝の朝日新聞のTV番組紹介記事からです。 2018年「子どもノンフィクション文学賞」で大賞に輝いた北九州市在住の梅田明日佳さんによる作文だ。 彼は自らテーマを見つけ学ぶ「自学」を小学3年から中学3年までの7年間続けた。 2019年5月1日付け朝日新聞 きょうの番組欄 この記事が気になり、 すぐにネットで探して、作文(長編です)を読んでみました。 こういう学び方もあるなぁ、と、とても参考になりました。 梅田明日佳(うめだあすか)さんの 『ぼくのあしあと 総集編』は、 「子どもノンフィクション文学賞」を主催している 北九州市立文学館のホームページから読むことができます。 自分の気になったテーマについて調べて、 ノートに書いていく・・・。 それが、彼にとっての遊びでした。 僕は、夏休みと冬休みと春休みを心の支えとして何とか学校に行っている「どうにかこうにか中学生」だからだ。 ~中略~ ちなみに小学生の時は、「どうにかこうにか小学生」であった。 『ぼくのあしあと 総集編』梅田明日佳 思わず、笑ってしまいました。 彼と、我がコドモを同じにとらえることはできませんが、 でも、今、休みの日を心待ちにしている、 『 どうにかこうにかこども園児』を 抱えている我が家としては、 とても勇気づけられる文章です。 笑 子育ての参考に、という視点の他に、 ワタシ自身についても、 とにかく少しずつでも、 何かノートでもメモでもしていこう、と思いました。 メモやノートなどの効用を説く本は多数存在していて、 そうしたい、と思いつつ、 これまで、なかなか習慣化できていません。 とはいえ、単純に、覚えていたいこと (買いたいものとか、やっておきたいことなど)を 覚えていられなくなってきた(残念!笑)という観点から、 少し前から、いい加減なメモはとるようにしていたので、 とりあえず、適用範囲を広げて書くようにしていきたいな、と、 令和元年初日に思ったのでした。 (令和元年の誓いです。 笑) しばらく前から使っている、無印良品のA6サイズのノートと鉛筆。 鉛筆はコドモが噛んでボロボロ。 itsnowornever.
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