赤ちゃんが自分で頭を動かすことができるようになる状態 「首がすわる」ってどんな状態?新米ママパパには分かりづらいですよね。 産まれたばかりの赤ちゃんは、首の筋肉がまだ発達しておらず、頭を支えることができません。 だんだんと筋肉が発達していく中で、はじめに発達するのが首の周りの筋肉。 首がすわると、赤ちゃんは自分で頭を動かせるようになります。 後頭部を支えなくてもぐらぐらすることがなくなり、首がしっかりと安定してくるので、お世話も少しずつ楽になってきますよ。 個人差はありますが、だいだい生後3、4ヶ月ぐらいに首がすわるのが平均だそうです。 あくまで平均。 4ヶ月過ぎても首がすわっていないからと言って、あまり心配しないでくださいね。 健診やお宮参りなど、首すわり前でもおでかけすることもありますよね。 そんな時には首すわりしていない赤ちゃんの頭をきちんと支えてくれる抱っこひもがあると便利です。 横抱きタイプ|ねんねの状態で抱っこするので安定感が抜群 横抱きタイプの抱っこひもは0ヶ月から使えるものが多いです。 首すわり前の赤ちゃんは自分で頭を支えることができません。 縦抱きでは、赤ちゃんの頭がぐらぐらしてしまいます。 横抱きの抱っこひもで赤ちゃんを寝かせた状態で抱っこすれば、頭がぐらぐらすることがなく、赤ちゃんの安定感は抜群です。 また、赤ちゃんがねんねの状態で抱っこひもの中に入れるだけなので、抱っこひもの扱いも比較的簡単です。 しかし、横抱っこができる抱っこひもは、常に片手で赤ちゃんを支えていなければならず、抱っこをするママパパの負担が大きいです。 また腰がすわって安定すると、両手が空く縦抱っこタイプの方が便利になるため、使用期間が短くなることもあります。 縦抱きタイプ|前向き抱っこ、対面抱っこ、おんぶができるものも 縦抱きのタイプは生後3ヶ月頃から使用できるものが多いので注意が必要です。 3ヶ月頃以降が対象の商品でも新生児用のインサートを装着するなどして、新生児から縦抱っこができるものもあります。 また、最近ではインサートなどの付属品なしでも首すわり前から使えるものも増えています。 縦抱っこの最大のメリットは、ママパパの両手が空くことです。 赤ちゃんを抱きながら荷物を持ったり用事を済ませたりすることができるので、大変便利です。 縦抱きの抱っこひもには、赤ちゃんがママパパの方を向いている対面抱っこができるタイプと、赤ちゃんがママパパと同じ方向を向いている前向き抱っこができるタイプがあります。 さらにおんぶができるタイプもあり、状況や成長に合わせて長く使用できるのもメリットです。 インサートなど、付属品をつける必要があるタイプは、ママパパもまだ抱っこに慣れていない時期なので、抱っこひもの扱いに苦労することがあります。 4WAYで使える!そのままベビーカーに乗せることも! 出典: アップリカの「コラン」シリーズは、横抱っこ、縦前向き抱っこ、縦対面抱っこ、おんぶの4通りの方法で使うことができます。 縦抱っこやおんぶの際には腰ベルト付きでママが疲れにくい設計になっているのが特長。 肩だけで支えると長い時間はつらいもの。 腰ベルトで赤ちゃんの体重を分散するので長時間でも疲れにくいですよ。 また、メッシュ素材で通気性が良く、抱っこひもの中に熱がこもることがありません。 そして、この抱っこひもの最大の特長は、アップリカのベビーカー「ラクーナ」と連携できること。 赤ちゃんが寝てしまったら抱っこひもを外してベビーカーへIN。 シートベルトを留めればOK。 抱っこひもも荷物になりません。 ベビーカーで赤ちゃんがぐずったら、シートベルトを外してそのまま抱っこ。 簡単に抱っこひもを装着できるので、赤ちゃんをさっと抱っこできます。 寝ている赤ちゃんを起こさずにベビーカーに移すのは本当に大変ですよね。 こんな商品があったらなあとママが思っていたものが形になったおすすめ商品です。 この商品の基本情報 商品情報 *参考価格:¥ 12,960 *メーカー:アップリカ *対象年齢:0歳~3歳 *カラー:リュクス:ブラック *商品重量:0. 9kg 商品の特長 *[本体サイズ] タテ抱っこ:31. しかし、専用のインファントシートを使えば、首すわり前から抱っこすることができます。 つまり、首すわり前の対面抱っこ、首すわり後の対面抱っこ、おんぶ、腰抱っこの4WAYで長く使うことができます。 抱っこひもの中に赤ちゃんの胴まわりをとめるホールドベルトがついていますので、抱っこひも利用時の赤ちゃんの落下を防止することができます。 また、赤ちゃんのおしりをとめるホールドカバーもついています。 ホールドカバーをつければ、簡単に赤ちゃんをおんぶすることができますよ。 小柄なママから大柄なパパまで使える!メッシュ切り替え可能 出典: napnapのベビーキャリアは、新生児パッドを使うことにより首すわり前からの抱っこが可能となります。 対面抱っこのほか、落下防止の安全ベルトがついているので、首がすわれば簡単におんぶをすることもできます。 日本人の骨格に合わせて作られたベビーキャリアで、赤ちゃんが足を開きすぎるという心配もなく、ちょうどよい足の形をキープすることができます。 また、身長は148cm~198cm、ウェストは61cm~125cmまで対応していますので、小柄なママから大柄なパパまで使うことができます。 また、赤ちゃんの背中の部分にはメッシュ素材の背あてに切り替えることができ、暑い時期でも赤ちゃんが快適に過ごすことができます。 大容量のポケットには、お財布、携帯やスマホ、鍵などを入れることができるので、ご近所であれば手ぶらでおでかけすることができますよ。 装着の手間がなく便利 出典: 抱っこひもを装着するのが難しいという方には、ババスリングがおすすめです。 肩にスリングをかけ、赤ちゃんを抱っこして布の中にいれるだけ。 スリングの装着はコツがいると思われがちですが、ババスリングはサイズをベルトで調整できるため、1回サイズ調整をしてしまえば、あとは簡単に赤ちゃんを抱っこすることができますよ。 横抱きのスタイルで赤ちゃんをすっぽりと包むので、そのまま授乳することができるのでとても便利です。 肩ひもは幅が広く、パッドがしっかりと入っているので肩に負担がかかりません。 ポケットがついているので、赤ちゃんのお世話に必要なグッズを収納することができます。 ループやポケットもついているので、鍵や赤ちゃんのおもちゃやおしゃぶりなどを一緒に携帯できて便利です。 この商品の基本情報 商品情報 *参考価格:¥ 17,280 *ブランド:Boba(ボバ) *メーカー:スマートトレーディング *対象年齢:0歳1ヶ月~ *カラー:ノアダマスク 商品の特徴 *対象年齢 新生児~20kgまで(体重:3. 5~147.. 25cm(最大プラス48. 2kg)から使用できます。 2017年の発売以降、新生児からのエルゴの定番になりつつある人気商品です。 赤ちゃんの成長に合わせてシートを9段階で調整でき、どの月齢でもフィットする構造になっています。 対面抱き、おんぶ、腰抱きの3つのポジションでの抱っこが可能です。 インサートがいらないぶん、抱っこするのはとても簡単。 全体にメッシュ素材が採用されているので、通気性が良く乾きやすくて軽いのも特徴です。 また、対象年齢が新生児から4歳頃、体重20kgくらいまでと長い期間使えるものポイント。 ウエストベルトがしっかりサポートするので、赤ちゃんが大きくなっても腰への負担が分散される工夫がされています。 新生児は横抱きも!5WAYの多機能抱っこひも 出典: バディバディアーバンファンは5通りもの抱き方ができる多機能抱っこひもです。 新生児期は横抱き、首がすわったら対面抱っこやおんぶ、腰すわり後には前向き抱っこや腰抱っこができます。 日本人の赤ちゃんの体型に合わせた設計で、股幅が広がりすぎることはなく、最適な姿勢をサポートします。 また、横抱っこスタイル時はセーフティーボードで赤ちゃんの首と背中もしっかりサポートします。 ポケットが大小3つもついているので、保冷剤を入れる季節は、スマホや携帯などと別々に収納できますよ。 使わない時は、ベルトをしたまま収納袋なしでもコンパクトにまとめられ、荷物にならないのもうれしいポイントです。 欲しい機能が詰まったエルゴの最上級モデル 出典: エルゴOMNI360クールエアーは、欲しい機能がしっかり揃ったエルゴの最上級モデルです。 新生児からインサートなしで使用でき、成長に合わせてシートを調節できるので、どんな月齢でも自然な座り姿勢をサポートしてくれます。 対面抱き、おんぶ、腰抱きに加え、前向き抱きにも対応しているので、赤ちゃんの成長や興味に合わせていろんな抱き方ができるのも魅力です。 メッシュ素材なので、通気性が良く赤ちゃんは快適に過ごせますよ。 落下防止のウエストベルト付きなのも安心ですね。 ママパパへの負担が少ないのもエルゴの特徴のひとつ。 肩ストラップは、クロス装着ができ小柄な方でもしっかり装着することができ、ウエストベルトは腰サポート付きで、バランスよく荷重を分散するつくりになっています。
次の抱っこ紐はいつ頃から必要? 出典: 抱っこ紐でお出掛けしているママは街中にあふれています。 私の知る限り、抱っこ紐を持っていないママはいません。 育児の必需品です。 では具体的にいつから必要になってくるのでしょうか? まずは、赤ちゃんが産まれてから出掛ける機会がどのくらいあるのか見てみましょう。 【生後2ヶ月以内のお出掛け】 ・2週間健診 ・1ヶ月健診 ・里帰りから自宅に戻る ・予防接種 ・お宮参り こう見ると少ないですが、本当にそれだけでしょうか? いえいえ!とんでもない。 これはあくまで赤ちゃんメインのお出掛け。 里帰りから自宅に戻ると、日々の買い出しが必要になります。 最近ではネットスーパーなどの宅配サービスも充実していますが、私はほとんど毎日抱っこ紐で出掛けていました。 お出掛けが本格派するのは生後1ヶ月以降ですが、新生児期も母乳外来に通うなど思わぬ外出が何度かありました。 そして、実は抱っこ紐が使えるのは外出時だけではありません! 私は第二子出産前に、新生児期から使えるスリングを買い足しました。 なぜかというと、24時間体制の授乳、長時間の抱っこに備えて、少しでも体の負担を軽減したかったからです。 外出時だけではなく、家の中でも抱っこ紐は活躍します。 抱っこ紐がいつから必要かと聞かれれば、ズバリ新生児期からです! 今、新生児期から使える抱っこ紐はとても増えています。 是非、新生児期をカバーした抱っこ紐を1つ準備することをオススメします。 ちなみに我が家では、家では装着が簡単なスリング、出掛けるときには両手が空いて安定感のある抱っこ紐。 新生児期から2つを使い分けていました。 ベビーカー購入をお考えの方必見! レンタルという選択肢も 2. 【スリングタイプ】 出典: まん丸く抱っこができ、母子密着するので、お母さんも赤ちゃんも安心感があります。 ただ、新生児期のスリングはコツが必要で、赤ちゃんの良いポジションを探すまでに時間がかかりました。 でも一度しっくり来れば、装着自体は簡単だったので大活躍しました。 スリングに入ると、すぐに泣き止んでそのまま寝てしまうことも多かったです。 【縦抱っこタイプ】 出典: 首すわり前の新生児期から使える抱っこ紐も最近はとても増えています。 慣れるまでは装着に少し手間取りますが、首を支える必要がなく、両手が空くので、お出かけにとても便利です。 新生児はふにゃふにゃなので最初は「苦しくないかな?」と心配でしたが、どうやら結構快適なようで、こちらもほとんど泣かずに寝てしまうことが多かったです。 【横抱っこタイプ】 出典: 私は使用したことはありませんが、1ヶ月健診で見たときは、安定感抜群でした。 携帯のベビーベッドみたいな感じ。 そのまま床に置いて、オムツ替えなどもできるようです。 移動中に寝ても、起こさずこのまま置けるのもメリットです。 【対面抱っこ】 出典: 王道ですね。 抱っこ紐といえばこれ。 顔が見えるし密着感でママも赤ちゃんも安心です。 気が付けば寝てしまっている赤ちゃんも多々。 赤ちゃんだけではなく、2歳くらいのお子さんでもこうやって抱っこ紐で抱っこされているのを見かけます。 【前向き抱っこ】 出典: 私は未経験ですが、見かけるととっても微笑ましいのがこちらの前向き抱っこです。 赤ちゃんも視界が広くて嬉しそうです。 前向き抱っこは主に5ヶ月以降からの推奨とされているようです。 【おんぶ】 出典: おんぶは生後4ヶ月頃、健診などでしっかり首が座ったのを確認してもらってからOKと言われています。 赤ちゃんが背中側にいるので、両手を使った作業がしやすく、グズったときに背負って家事をすることができます。 お出掛けやお買い物もおんぶというママも。 ちなみに私もおんぶ専用の抱っこ紐を持っています。 ですが、家族でお出掛けするときにはパパも抱っこ紐を使います。 我が家も、平日は私、休日は主人が抱っこ紐を使うので、調整可能な抱っこ紐を二人で使いまわしています。 私と主人の体格差はありますが、特に問題なく使えています。 簡単に調整できるので、1つを共有していてもそれほどストレスはありません。 共有を前提とした、サイズ調整可能なもの、デザインもユニセックスな物がオススメです。 代表的なものだとエルゴですが、各メーカーから1番いろいろな商品が出ているので、実際に店舗で試着したり、口コミを参考にしたり、これだという抱っこ紐を探してみてください。 装着が簡単で、コンパクトに折りたためるのがポイント。 例えば、ベビーカーでお出かけするときに、下のカゴに入れておいて、グズったらさっと取り出して抱っこに切り替えることができます。 家の中でもちょっとグズったときに使えます。 短時間使いがオススメです。 子どもがもう少し大きくなって、自分で歩くようになって、抱っこ紐もベビーカーもそれほど使わなくなったときにも、保険的に携帯できるので便利です。 おすすめの人気抱っこ紐ランキング 1位 エルゴ ベビーキャリア アダプト 出典: 人気で言えばダントツエルゴです。 はっきり言ってみんなエルゴ。 最初から最後までこれ一本のママも多数。 デザインも豊富で、みんなエルゴなのに、そうそう被りません。 こちらのアダプトは首すわり前のインサートが不要なタイプ。 インサート装着の手間は長年エルゴのネックだったので、それが解消されたことは大きいです。 2位キューズベリー おんぶ抱っこ紐インナーメッシュ 出典: 日本製の抱っこ紐です。 私は小柄なため、エルゴが体格に合いませんでした。 あと、体が固くてエルゴの背中のベルトが止められず。 こちらは前面のファスナーで赤ちゃんを出し入れするので、体が固くても大丈夫です。 珍しいのか、必ず「かわいい」「どこの?」と聞かれます。 代表的なデザインはデニム地ですが、それ以外のラインナップもかわいいです。 3位ベビービョルン ベビーキャリアMINI 出典: 首すわり前の新生児期から使える抱っこ紐と言えばビョルン。 個人的には腰ベルトのあるモデルは価格も高いので、短期間の使用を見込んで、比較的安価なMINIがオススメです。 こちらは12ヶ月まで使用可能。 前向き抱っこもできます。 4位ベッタ キャリーミープラス 出典: 私が第二子用に買い足したスリングがこちらです。 生後3ヶ月までの「置くと泣く」時期をこれで乗り切ったと言っても過言ではありません。 ベルトの長さを3段階で調整でき、装着も簡単なので、主人も愛用していました。 かさばらないし、汚れたらネットに入れて、他の洗濯物といっしょに気軽に洗えるのもポイントです。 5位ラクーナ ダクーノ 出典: 私が第一子のとき、最後まで使った抱っこ紐がこれでした。 サイズ調整ができないのがネックですが、軽くてコンパクトで装着も簡単。 家でグズったときにさっと抱っこできますし、出先にも携帯でき重宝しました。 まとめ 出典: 第一子出産前に、私が抱っこ紐を選んだポイントは、「新生児期から長く使えること」でした。 しかし、娘の体重が増えていくごとに体に負担がかかり、出かけることがすごくストレスになって、気持ちがふさぎ込んでしまった時期がありました。 そして私は、娘の抱っこ紐卒業まで、5つの抱っこ紐を購入し、使い分けることになりました。 抱っこ紐は毎日使います。 そして、赤ちゃんは毎日成長します。 その時期、その用途に合った最適の抱っこ紐を選ぶことが、赤ちゃんとママが1番ストレスなく過ごせるポイントだと感じています。 是非、いろんな抱っこ紐を試してみてください! ライター:平.
次のスポンサーリンク 赤ちゃんの正しい抱き方 子育てで抱っこは必須ですね。 たとえば着替えや授乳や移動など 大人の都合で抱っこしなければいけない のはもちろんですが、 抱っこはコミュニケーションをとったり 赤ちゃんの心を育むためにも 積極的に行うほうが良いと考えられています。 (参照: ) 赤ちゃんが子猿さんのように 華奢で小さいときから、 鏡餅のようにモチモチずっしり成長するまで (少なくとも一人で歩き回るようになるまで) 抱っこはとても重要なのです。 先輩ママさんの中にも 「乳児期はいっつも抱っこしてたなぁ」 という声が少なくありません。 だからこそわが子には 快適な抱っこをしてあげたいですね。 というわけで 新生児からおすすめの抱っこの方法を いくつかご紹介します。 wikihow. 腕で頭を支えるので安定感もあります。 さらに授乳もしやすい。 また赤ちゃんと見つめ合えるので お話などコミュニケーションタイムにも 向いています。 小さいお子さんやお年寄りが 座って抱っこするのにもおすすめ。 ですがデメリットは、 赤ちゃんが大きくなってくると 短時間でも腕に負担が掛かりやすくなること。 wikihow. 欧米では「肩抱き」や「引き寄せ抱き」とも呼ばれます。 一番のメリットは密着感が高く 赤ちゃんが安心するということ。 横抱きより重心が高いので 腕の負担はやや軽減されますが、 首がすわらないうちはグラつかないよう 注意しないといけません。 wikihow. ゲップが出なくて苦しんでいる赤ちゃんを ラクにさせてあげる方法です。 また、泣き止まない赤ちゃんを おとなしくさせる効果もあるようです (個人差あり)。 首すわり後はお父さんが、 この抱き方で飛行機遊びをする場合も。 ただし大きくなってくるとかなり辛いです。 nursingthebaby. com 赤ちゃんをラグビーボールのように 小脇に抱える抱っこ。 おもに授乳時にこの抱き方を おこないます。 授乳クッションなどに寝かせると 頭を支えてあげるだけなので、 抱っこする側はラクですし、 赤ちゃんも安定します。 ご覧のように赤ちゃんの抱っこ方法の 正解は一つではありません。 いろいろな方法を試してみて 赤ちゃんのお気に入りの 抱っこを見つけてはいかがでしょうか。 が!! このブログはここでは終わりませんよ。 スポンサーリンク 「どうぞお好きなように~」では このブログが存在している意味がない。 あなたにもう一段踏み込んだ情報を お伝えしなければ・・・。 ちょっと長いですが 大事な話なのでお付き合いください。 もし私が 「赤ちゃんの抱っこってどうやるんですか?」 と聞かれたら上の例のように いろいろな方法を提案すると思います。 ですが 「赤ちゃんにとって一番いい抱っこの方法ってなんですか?」 と聞かれたら真っ先に 縦抱きと答えます。 上の腹抱きやフットボール抱きは 移動中などに行うには合理的ではありません。 日常生活のあらゆる場面で 活用できるのは縦抱きと横抱きです。 というわけで縦抱きと横抱きを比較しつつ 縦抱きを推奨する理由をご説明していきますね。 あかちゃんの理想的な姿勢はM字開脚 正しい抱っこを知るためには まずは赤ちゃんの体について 理解しておかなければなりません。 健康的な赤ちゃんの姿勢は 下の画像のように 両足が均等にM字型 (カエルの足のように)に開いています。 この体勢が赤ちゃんにとって 最も自然で快適なのです。 日本小児整形外科学会「先天性股関節脱臼予防と早期発見の手引き」より 抱っこの理想はM字開脚のコアラ抱っこ だっこにおいてもM字開脚(カエル足)を キープすることが赤ちゃんにとって 理想的だと言われています。 脚が伸びてしまうような抱っこは 場合によっては股関節脱臼を 引き起こす恐れがあるからです。 「先天性股関節脱臼」という病気を 聞いたことがありますか? これは日本の赤ちゃんのうち 1000人に1~3人程度の割合で発症する 股関節の関節が外れてしまう病気です。 kokansetu. 脱臼と聞くととても痛そうですが、 赤ちゃんは大人と違い体が柔らかいので 脱臼しても痛みを感じづらいため 歩き始めるまで見過ごされる場合もあるようです。 こういった事情があり、 日本小児整形外科学会では 「コアラ抱っこ」と名付けたM字開脚抱っこ を推奨しています。 コアラ抱っこの名の通り、 コアラが木の幹にしがみついている体勢が理想です。 コアラ抱っこのポイント• 脚がM字に開いている• 子供を親の体の正面で抱きかかえる 詳しくはをご覧ください。 縦抱きと横抱きの違い 実際、縦抱きと横抱きでは 赤ちゃん体勢にどんな違いがあるのでしょう。 まさに先程の画像のように、 赤ちゃんがコアラのごとく お母さんの体にしがみつく形です。 横抱きはどうでしょう。 赤ちゃんの脚が一直線気味に伸びていますね。 (これは最も一般的な横抱きです) 正しい横抱きをするには、 下の絵のように赤ちゃんの背中が C字のカーブを描くような体勢で 体を包み込むように抱っこしてあげる 必要があります。 それは、お母さんに触れている部分の違いです。 日本小児整形外科学会「先天性股関節脱臼予防と早期発見の手引き」より 縦抱きの場合は 母子が正面で向きあう形で体を密着させるため、 赤ちゃんは 左右の手足を 比較的自由に動かすことが可能です。 いっぽう横抱きの場合は 赤ちゃんの左or右半身が お母さんの体と密着している反面、 反対側は開放感がありますね。 このような場合には 左半身がお母さんに密着している赤ちゃんなら 左の手足の動きは右に比べると制限されますし、 左股関節はつねに内側に向かって 多少の圧が掛かる形になります。 すると、稀にですが 体の左右の運動能力や 筋力に差が生じたり、 股関節脱臼を引き起こすきっかけに なったりする場合があります。 (では 偏った横抱きによる 赤ちゃんの骨盤のゆがみの事例を 紹介なさっています。 ) 理想は左右交互に抱っこして バランスを取ってあげることです。 しかし赤ちゃんが特定の向きを好んだり、 お母さんが利き手の都合などで 左右バランスの取れた抱っこが できないケースは多いのです。 横抱きはメリットない? 縦抱きと横抱きを比較したら 横抱きばかり悪く言ってしまいましたね。 しかし横抱きは悪くありません。 おすすめだっこの一つです。 横抱きは縦抱き以上に お互いの顔に視線が集中するので、 言葉掛けなどにはとても向いているでしょう。 また特に首すわり前の赤ちゃんは 最も簡単に首を支えてあげる事ができます。 横抱き特有の波のような横揺れ(あやし)が 大好きな赤ちゃんも多いです。 もし寝かしつけやふれあいタイムで 赤ちゃんが横抱きを求めるのあれば 躊躇なく横抱きをしてあげたら いいと思います(脚は曲げてあげて)。 ですが、身体的リスクは 未然に防げるのならばそれが一番。 これから出産を控えたお母さんや まだ生後間もない赤ちゃんのお母さんは 横抱きのクセを付けてしまう前に、 縦抱きを積極的に取り入れて 縦抱き好きの赤ちゃんに育てるのが 一番理想的ではないでしょうか。 縦抱きは危ないって本当? 生まれて間もない赤ちゃんを 縦抱きすることに抵抗ある人も いるかもしれません。 とくに祖父母世代(50代オーバー)の 人にとっては常識を覆すものであり 危ないと感じるようです。 そんな人たちの一番の懸念は 「まだ首が座ってない危ないんじゃ?」 ということではないでしょうか。 これについては 頭や筋力の弱い背中をしっかり 支えてあげれば問題ありません。 実は縦抱っこについては、 首をしっかり支えてさえいれば、 危険性は特に立証されていないんです。 なにより日本小児整形外科学会が 唯一推奨している抱っこがコアラ抱っこ ですから説得力がありますよね。 さらに育児先進国である欧米諸国では 新生児から使える縦抱きの抱っこひもが 多数のメーカーから発売されており 世界中にシェアを広げています。 そしてものづくりの国日本においても 抱っこひもは欧米のスタイルを 取り入れて進化してきました。 縦抱きは今や常識とも言えるでしょう。 ベビーウェアリングと縦抱きの親和性 個人的に 縦抱きを推す一番の理由は 赤ちゃんと密着できるという点です。 (密着型の抱っこ)には 縦抱きが一番です。 というか、 縦抱きしか 真の密着抱っこはできません。 ベビーウェアリングは赤ちゃんの心も体も 健康に育てる事ができます。 とくにスキンシップという意味では 他のどの抱っこよりも優れています。 小さい頃を思い出してください。 あなたの胸元で赤ちゃんを ギュッと抱きしめてあげれば そのぬくもりが愛情になって 赤ちゃんに伝わることでしょう。
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