今回の記事では、東京電力・中部電力・関西電力の各エリアに電気の供給を実施している「スマ電(株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ)」の電気料金プランをご紹介します。 株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは2004年に創業されたエネルギー会社で、2016年の電力自由化を機に小売電気事業者として電力の供給を開始しました。 従来の電力会社同様の一般家庭プランや事業者用プランに加え、夜間に多くの電力を使用する家庭向けの夜間プランを用意しています。 今回は、このスマ電の概要や既存会社との比較検証をしてみたいと思います。 スマ電の料金プランやサービスの特徴は? スマ電の料金プラン・サービスの特徴は、 以下の3点です。 一般家庭向けに平日夜間・土日用のプランが存在する 従来の電力会社と同じように、スマ電でも一般家庭向けのプランと、電力使用量の多い過程や事業者向けのプランの2種類が存在します。 しかし既存プランと異なるのは、平日夜間や土日に多くの電力を使用する家庭に向けたプランが追加されている点です。 平日夜間や土日の従量料金が低く抑えられています。 なお、プラン名称はそれぞれ以下の通り微妙に異なるのですが、コンセプトはどのエリアでも一緒です。 東京電力エリア 一般家庭向け:ぐーんと!スマ得ホームプラン、どーんと!夜得ホームプラン 事業者向け :ショッププラン(定率割) 中部電力エリア 一般家庭向け:しっかり!スマ得ホームプラン、ぎっしり!夜得ホームプラン 事業者向け :ショッププラン(定率割) 関西電力エリア 一般家庭向け:あんしん!スマ得ホームプラン、がっちり!夜得ホームプラン 事業者向け :ショッププラン(定率割) 基本料金が安い エリアによる価格の差はあるのですが、おおむね基本料金が既存プランより低く設定されています。 例えば「ぐーんと!スマ得ホームプラン」の基本料金は、東京電力の従量電灯Bより0~500円(30Aだと同等、40Aだと250円、50A・60Aだと500円)安くなっています。 なお、関西電力では基本料金の割引がない代わりに、合計金額から5~10%割引になるサービスがあります。 スマ電の電気販売エリア 東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリアが電気販売エリアとして設定されています。 スマ電のオススメ電気料金プラン スマ電の料金プランは、一般家庭向けには「スマ得ホームプラン」と「夜得ホームプラン」、事業者向けには「ショッププラン」が存在します。 スマ得ホームプラン 一般家庭向けのプランです。 既存の電力会社における従量電灯B(関西電力エリアでは従量電灯B)に当たります。 東京電力エリアと中部電力エリアでは基本料金と従量料金が安く設定されており、関西電力エリアでは従量料金が安く設定されるとともに全体の金額から割り引きになります。 夜得ホームプラン やはり一般家庭向けのプランですが、平日夜間(22:00~翌朝8:00)や土日の従量料金の料金単価がスマ得ホームプランより安いです。 その代わり、平日昼間(8:00~22:00)の料金単価は高くなっています。 夜22:00まで「昼間」扱いなので、一般的な家庭ではスマ得ホームプランの方がよいでしょう。 夜中の方が多く電力を使用するような家庭の場合は、こちらのプランの方がおすすめです。 毎月の電力使用量のうち、半分程度が平日夜間・休日に使用されている場合は夜得ホームプランの方が安くなってきます。 ショッププラン 電力使用量の多い家庭や、事業者・店舗向けのプランです。 既存の電力会社における従量電灯C(関西電力エリアでは従量電灯B)に当たります。 基本料金や従量料金は既存プランと変わりませんが、契約容量に応じて8~12%の割引になります。 既存の地域電力会社との徹底比較 ご紹介した3種類のプランが、既存の電力会社のプランと比べてどの程度安くなるか検証します。 なお夜得ホームプランの試算では、平日昼間と平日夜間・休日の電力使用量が半々であるという仮定を置いています。 例えば、電力使用量が120kWhの場合、60kWhが平日昼間、同じく60kWhが平日夜間・休日として計算しました。 東京電力との比較 東京電力の従量電灯Bとスマ電のホームプラン2種類を比較したとき、料金の違いは以下の通りです。 基本料金 スマ電 東京電力 どーんと!夜得ホームプラン ぐーんと!スマ得ホームプラン 従量電灯B 10A — — 280. 80円 15A — — 421. 20円 20A — — 561. 60円 30A 842. 40円 — 842. 40円 40A 873. 20円 — 1123. 20円 50A 904. 00円 — 1404. 00円 60A 1184. 80円 — 1684. 80円 従量料金の料金単価 どーんと!夜得ホームプラン(スマ電) 従量電灯B(東京電力) 最初の15kWhまで 373. 73円(最低料金) 19. 52円 15kWh超~120kWh 27. 20円 120kWh超~300kWh 26. 00円 300kWh超 28. 90円 30. 02円 平日夜間・休日 24. 75円 — 従量料金の料金単価 ぐーんと!スマ得ホームプラン(スマ電) 従量電灯B(東京電力) 最初の120kWhまで 19. 40円 19. 52円 120kWh超~300kWh 25. 40円 26. 00円 300kWh超 25. 50円 30. 02円 スマ得ホームプランでは、基本料金も従量料金も安く設定されています。 ただし、夜得ホームプランでは、300kWhまで従量料金の料金単価はかなり高めに設定されています。 計算上では、スマ得ホームプランでも夜得ホームプランでも、東京電力の従量電灯Bよりは安くなります。 例えば、契約アンペアが30Aの場合、ひと月あたりの電気使用量が120kWhだと100円ほど(夜得ホームプラン)・14円ほど(スマ得ホームプラン)、300kWhで110円ほど(夜得ホームプラン)・140円ほど(スマ得ホームプラン)、450kWhだと590円ほど(夜得ホームプラン)・800円ほど(スマ得ホームプラン)、それぞれ東京電力より安いです。 夜間や休日の電力使用量が半分以上であれば夜得ホームプラン、半分未満であればスマ得ホームプランを選ぶとよいでしょう。 次に従量電灯Cとショッププランの比較は以下の通りです。 基本料金 ショッププラン(スマ電) 従量電灯C(東京電力) 1kVAあたり 280. 80円 280. 80円 従量料金の料金単価 ショッププラン(スマ電) 従量電灯C(東京電力) 最初の120kWhまで 19. 43円 19. 52円 120kWh超~300kWh 25. 91円 26. 00円 300kWh超 29. 93円 30. 09円しか安くならないのですが、定率割のおかげで8%以上は東京電力の従量電灯Cより安くなります。 例えば、契約アンペアが6kVAでひと月あたりの電気使用量が120kWhだと330円ほど、300kWhだと720円ほど、450kWhだと1090円ほどスマ電の方が安くなる計算です。 関西電力との比較 関西電力の従量電灯Aと、スマ電のホームプラン2種類を比較すると以下の通りとなります。 従量料金の料金単価 がっちり!夜得ホームプラン あんしん!スマ得ホームプラン 従量電灯A(関西電力) 最初の15kWhまで 373. 73円 373. 73円 15kWh超~120kWh 25. 60円 22. 83円 22. 83円 120kWh超~300kWh 29. 26円 29. 26円 300kWh超~420kWh 33. 32円 33. 32円 420kWh超 27. 10円 平日夜間・休日 23. 04円 — — スマ電割引 月額電気料金 あんしん!スマ得ホームプラン 8000円以上 5%割引 10000円以上 8%割引 12000円以上 10%割引 スマ得ホームプランの場合、料金が8000円を超えるのは299kWh以上だと、スマ電に切り替えるメリットが生まれてきます。 それ以下の電気使用量では、関西電力と全く同じ金額です(最低料金も従量料金の料金単価も関西電力の従量電灯Aと全く同じなため)。 関西電力エリアだけの「スマ電割引」が適用されるため、月額電気料金が8000円以上だと5~10%の割引を受けられます。 また、夜得ホームプランの場合、120kWh超で従量料金の料金単価が関西電力よりも安くなります。 平日夜間・休日に全体の半分電気を使用すると、120kWhの場合は130円ほど関西電力の方が安いのですが、300kWhだと750円ほど、450kWhだと1770円ほどスマ電の方が安くなります。 また、従量電灯Bとショッププランを比較すると以下の通りです。 基本料金 ショッププラン(スマ電) 従量電灯B(関西電力) 1kVAあたり 388. 80円 388. 80円 従量料金の料金単価 ショッププラン(スマ電) 従量電灯B(東京電力) 最初の120kWhまで 20. 47円 20. 47円 120kWh超~300kWh 24. 75円 24. 75円 300kWh超 28. 33円 28. 例えば、契約アンペアが6kVAでひと月あたりの電気使用量が120kWhだと380円ほど、300kWhだと740円ほど、450kWhだと1080円ほどスマ電の方が安くなる計算です。 中部電力との比較 中部電力の従量電灯Bとスマ電のホームプラン2種類を比較すると以下の通りとなります。 基本料金 スマ電 中部電力 ぎっしり!夜得ホームプラン しっかり!スマ得ホームプラン 従量電灯B 10A — — 280. 80円 15A — — 421. 20円 20A — — 561. 60円 30A 542. 40円 — 842. 40円 40A 823. 20円 — 1123. 20円 50A 1104. 00円 — 1404. 00円 60A 1384. 80円 — 1684. 80円 従量料金の料金単価 ぎっしり!夜得ホームプラン(スマ電) 従量電灯B(中部電力) 最初の15kWhまで 373. 73円(最低料金) 20. 68円 15kWh超~120kWh 27. 60円 120kWh超~300kWh 25. 08円 300kWh超 29. 10円 27. 97円 平日夜間・休日 25. 12円 — 従量料金の料金単価 しっかり!スマ得ホームプラン(スマ電) 従量電灯B(中部電力) 最初の120kWhまで 20. 60円 20. 68円 120kWh超~300kWh 24. 70円 25. 08円 300kWh超 26. 30円 27. 97円 夜得ホームプランについては、平日昼間と平日夜間・休日の電気使用量が半々だとすると、それほど中部電力と差があるわけではありません。 ひと月あたりの電気使用量が120kWhだとすると200円ほどスマ電の方が安く、300kWhだとすると30円ほど、450kWhだとすると100円ほど中部電力の方が安くなる計算です。 もちろん、平日昼間の使用量を抑えればもっと電気料金は下がりますが、あまりスマ電・中部電力両者の差はありませんでした。 一方のスマ得ホームプランでは、必ず中部電力より電気料金を抑えることができます。 基本料金は一律で300円、従量料金の料金単価も0. 08~1. 67円低いためです。 契約アンペアが30Aだとすると、ひと月あたりの電気使用量が120kWhで310円ほど、300kWhで380円ほど、450kWhで630円ほどスマ電の方が安くなります。 次に、中部電力の従量電灯Cとスマ電のショッププランを比較すると以下の通りになります。 基本料金 ショッププラン(スマ電) 従量電灯C(中部電力) 1kVAあたり 280. 80円 280. 80円 従量料金の料金単価 ショップCプラン(スマ電) 従量電灯C(中部電力) 最初の120kWhまで 20. 68円 20. 68円 120kWh超~300kWh 25. 08円 25. 08円 300kWh超 27. 97円 27. 97円 定率割 契約容量 ショッププラン(スマ電) 6~10kVA 5%割引 11kVA以上 7%割引 他のエリアと同様、基本料金や従量料金は全く同じですが、定率割があるためにスマ電の方が中部電力より5%か7%安くなる計算です。 九州電力との比較 九州電力エリアでスマ電を選ぶことができませんが、仮に九州電力の従量電灯Bとスマ得ホームプラン(東京電力エリア版)を比較すると以下の通りとなります。 基本料金 どーんと!夜得ホームプラン(スマ電) 従量電灯B(九州電力) 10A — 291. 60円 15A — 437. 40円 20A — 583. 20円 30A 842. 40円 874. 80円 40A 873. 20円 1166. 40円 50A 904. 00円 1458. 00円 60A 1184. 80円 1749. 60円 従量料金の料金単価 どーんと!夜得ホームプラン(スマ電) 従量電灯B(九州電力) 最初の120kWhまで 19. 40円 17. 19円 120kWh超~300kWh 25. 40円 22. 69円 300kWh超 25. 50円 25. 63円 基本料金はスマ電の方が、従量料金については九州電力の方が安く設定されています。 スマ電への申込方法の流れ 申し込むためには、主に「検針票を手元に用意する」「Webか電話、店頭で申込を行う」「スマートメーターを設置する」が必要です。 ただしスマートメーターの設置は業者が担当します。 なお、スマ電のプランにはオール電化プランはないので、切り替える場合は注意が必要です。 検針票を手元に用意する 申込のときに現在の契約内容を入力する必要がありますので、事前に電気料金の検針票を用意してください。 Webか電話、店頭で申込を行う ホームページから申込を行うことができます。 また、スマ電を取り扱っているスーパーマーケットの店頭で申込手続きを行うこともできます。 申込について詳しい説明がほしい場合は、スマ電サービスセンターへ電話してください。 スマートメーターを設置する まだスマートメーターを設置していない場合、電気の使用量を検知するためのスマートメーターを設置します。 設置は従来の電力会社が行います。 その後、供給開始は検針日からとなります。 ホームページの説明では、申込から利用開始まで短い場合は約2週間、長い場合は約1ヶ月半かかるとされています。 新電力への変更方法、解約方法の流れ スマ電内部での契約容量やプランの変更、別会社への切り替え、引っ越し時の解約方法についてご説明します。 契約内容を変更する場合 スマ電サービスセンターへ電話して変更を依頼します。 スマ電から別会社へ切り替える場合(引っ越しなし) スマ電から別会社へ切り替える場合は、新たな電力会社に電話すれば解約手続きを代行してくれることが多いです。 詳細は各電力会社の申込方法の詳細を確認してください。 なお、利用開始から6ヵ月以内で解約となる場合、解約手数料が2,160円(税込)かかります。 引っ越しをする場合 スマ電の利用開始後に引っ越しする場合は、問い合わせフォームから問い合わせるか、スマ電サービスセンターへ電話してください。 解約する場合 スマ電サービスセンターへ電話してください。 なお、利用開始から6ヵ月以内で解約となる場合、解約手数料が2,160円(税込)かかります。 ただし引っ越しが理由の解約の場合は、電気の使用終了日の1週間前までに連絡すれば手数料がかかりません。 まとめ スマ電は、電気使用量にかかわらずおおむね既存の電力会社より電気料金が安くなりやすい新電力会社であると言えます。 基本料金の割引やショッププランなどにおける「定率割」の存在によって、割引効果を分かりやすく享受できます。 平日夜間や休日の電気使用量が半分以上の場合は、夜得ホームプランを利用することでより安くなる可能性があります。 スマ電への切り替えを検討する場合は、最低でも1~2ヵ月は現状の電気使用量を検証し、平日夜間・休日と平日昼間の電気使用量の割合を検証するようにしましょう。
次の「」 をご一読いただき、内容に同意いただけましたら、「探す」ボタンを押してください。 スマ電が電気料金プランを一新 スマ電のこれまでの東京エリア・関西エリアの電気料金プランは「従量電灯」でしたが、2016年8月10日からさらにお得なプラン「ホームプラン」に一新されました。 それに伴い、これまでのスマ電「従量電灯」は2016年8月10日をもって新規加入受付を終了しています。 これまでスマ電の「従量電灯」を契約していた人は、10月分より「ホームプラン」の新料金が適用されます。 スマ電といえば、スーパーマーケットとの提携だったけれど…… スマ電といえば、電力自由化の報道では「スーパーマーケットでお得な特典があり、主婦にピッタリの新電力」と紹介されることが多かったですよね。 卵がもらえたりするのは良さそうだけど、提携しているスーパーが近所にないという人も多かったはずです。 私もそのひとりでした。 今回の電気料金プラン刷新により、スーパーとの提携がなくても電気料金だけでメリットがでるように変更されました。 そして「スーパーの特典がなくてもスマ電にしたい」という人が、申し込めるようになったんです! スマ電の新料金プラン スマ電の新料金プランをエリアごとに確認してみましょう。 関西電力エリア• がっちり!スマ得ホームプラン• あんしん!スマ得ホームプラン それぞれのプランの詳細をチェック! 東京電力エリア「ぐーんと!スマ得ホームプラン」 区分 単位 スマ電料金(税込) 東京電力・従量電灯B料金(税込) 基本料金 30A 1契約 842円40銭 842円40銭 40A 1123円20銭 1123円20銭 50A 1404円00銭 1404円00銭 60A 1684円80銭 1684円80銭 電力量料金 120kWhまで 1kWh 19円40銭 19円52銭 121kWh〜300kWh 25円40銭 26円00銭 301kWh〜350kWh 25円50銭 30円02銭 東京電力の「従量電灯B」相当で、これまでは40A以上の家庭が対象でしたが、 30A〜契約できるようになりました。 基本料金は東京電力と同じで、電力量料金が東京電力よりも割安に設定されています。 東京電力が2016年6月に単価を値上げしたことと、今回スマ電の新料金プランがこれまでのスマ電の「従量電灯」よりも電力量料金が割安になったことで、30A以上の家庭にメリットが出るようになったんです。 一人暮らしや夫婦2人のご家庭でも、スマ電は検討の余地ありですね! さらにお得!40A〜60A対象「定額割引」 40A〜60A契約の人は、「定額割引」が適用されます。 毎月の割引額はこちら。 40A 毎月250円お値引き 50A 毎月500円お値引き 60A 毎月500円お値引き 毎月500円割引されるということは、 年間で6,000円は確実に節約できるということ。 家計を管理する主婦にとって、この節約額は大きい! 中部電力エリア「定率割1」 区分 単位 スマ電料金(税込) 中部電力・従量電灯B料金(税込) 基本料金 40A 923円20銭 1123円20銭 50A 1154円00銭 1404円00銭 60A 1384円80銭 1684円80銭 電力量料金 120kWhまで 1kWh 20円68銭 20円68銭 121kWh〜300kWh 25円08銭 25円08銭 301kWh〜 27円97銭 27円97銭 中部電力の「従量電灯B」相当で、 40A以上の契約が対象。 基本料金が中部電力よりも安く設定されていて、40Aが200円、50Aが250円、60Aが300円割安となります。 さらにお得!50A、60A対象「定額割引」 50A、60A契約の人は「定額割引」が適用されます。 定額割引• 毎月の電気代(基本料金と電力量料金の合計)が2%割引 関西電力エリア「がっちり!スマ得ホームプラン」 区分 単位 スマ電料金(税込) 関西電力・従量電灯A料金(税込) 基本料金 最初の15kWhまで 1契約 373円73銭 373円73銭 電力量料金 15kWh超過120kWhまで 1kWh 25円60銭 22円83銭 120kWh超過300kWhまで 29円26銭 300kWh超過420kWhまで 33円32銭 420kWh超過 27円10銭 関西電力の従量電灯A相当。 電力量料金が2段料金設定なのはこれまでのスマ電「従量電灯」と同じですが、単価がこれまでよりも1段料金27. 60円、2段料金30. 10円と、グンと安くなりました。 これまでは毎月の電力使用量が305kWhを超えた場合お得になりましたが、今回の新料金で 毎月120kWh以上使う家庭がお得に! 関西電力エリア「あんしん!スマ得ホームプラン」 区分 単位 スマ電料金(税込) 関西電力・従量電灯A料金(税込) 基本料金 最初の15kWhまで 1契約 373円73銭 373円73銭 電力量料金 15kWh超過120kWhまで 1kWh 22円83銭 22円83銭 120kWh超過300kWhまで 29円26銭 29円26銭 300kWh超過 33円32銭 33円32銭 関西電力エリアのもうひとつの新プラン。 単価は関西電力の「従量電灯A」と同額で、以下の割引が適用されます。 スマ電割引 最低料金と電力量猟奇の合計(税込) 最低料金と電力量料金の合計からの割引 8,000円以上の場合 5%OFF! 10,000円以上の場合 8%OFF! 12,000円以上の場合 10%OFF! 毎月の電気代が 8,000円以上の家庭が割引になります。 世帯人数が多くて、毎月の電気代が8,000円よりも高い家庭はお得になりますね。 夏や冬はエアコンを使うので電気代が高くなりがちですが、エアコンを使わない季節の電気代を振り返ってみて8,000円を超えているようであれば検討してみるのもあり。 スマ電って、誰が申し込めるの? 東京電力管内、関西電力管内、中部電力管内にお住まいであれば申し込むことができます。 とはいえ、やはりスーパーでの特典も欲しいですよね。 スマ電が提携しているスーパーマーケットの一覧をみてみましょう。 (2016年8月現在) 提携スーパーマーケット エリア いちやまマート 山梨・長野 ボトルワールド OKで 奈良・大阪・兵庫 生鮮館なかむら 京都 ベルクス・ベルスポ 東京・埼玉・千葉 一号舘・ラッキーマート 三重・岐阜 にしがき 京都・兵庫 アピタ・ピアゴ 愛知・静岡・岐阜・三重・長野 エーコープ京都中央 京都 この中に、よく行くスーパーが入っていたアナタはラッキー。 「うちの近所のスーパーは提携してない…」と思った人も、電気料金プランに魅力を感じた人は検討してみましょう。 スマ電、評判や口コミはどんな感じ? スーパーマーケットが販売する電気ということで、テレビや雑誌など多くのメディアでも取り上げられているスマ電。 気になっている人も多いみたい。 人気の新電力会社はloop電気、スマ電がなんか良さげ。 手続きが面倒?と思いがちですが、今の電力会社の請求書に書いてあるお客様番号等わかれば、簡単に出来るみたい…まだ自分もやってませんけどね。 年間数万は安くなるのに 笑 — ファイブ先生 500 Mr. これはスーパーでいろんな特典が受けられるのがメリット!なんといっても卵パックもらえるのはびっくり^^ — 暮らしの子ママちゃん komamachan01 スーパーって週に何度も行くから、電気代がお得になって、いつも行くスーパーの特典がもらえるのは嬉しいですよね。 スマ電、マンションは申し込める? 電力会社と直接契約している場合は、マンションやアパートに住んでいても、賃貸であっても、スマ電に切り替えることができます。 しかし、建物全体が電力会社と一括で契約をしている場合には、残念ながら個別に電力会社を切り替えることができません。 スマ電、オール電化のプランはある? 2016年8月現在、スマ電にはオール電化向けの電気料金プランはありません。 オール電化プランや特定の時間帯に電気代がお得になる電気料金プランを契約の方は、注意が必要です。 スマ電、解約金は? 電力会社を変更するときに気になるのが、解約金や2年縛りの有無。 スマ電は6カ月ごとの自動更新となり、初回契約期間満了日(はじめの6カ月以内)より前に解約する場合、 解約手数料2,000円が発生します。 また、はじめの6カ月以降であっても中途解約をするためには、解約希望日の1週間前までに中途解約の通知をする必要があります。 引越しの場合は、使用終了日の1週間前までに中途解約の申し出をすると解約手数料はかかりません。 申し込み 受付中 供給エリア 東京電力管内・中部電力管内・関西電力管内 申し込み方法 提携スーパーマーケット店頭・郵送・WEB 電気代の支払い方法 クレジットカード・口座振替 さらに電気代がお得になって嬉しい!「スマ電」 「スマ電」の新しい電気料金プランをご紹介しました。 これまでよりもお得になる家庭が増えて、嬉しいですね。 スマ電が気になっていた人は、この機会に検討してみては? スマ電に切り替えたいと思った人は… エネチェンジではアナタに最適な電気料金プランを比較検討できるサービスを提供しています。 電力自由化後の最適な電気料金プラン探しに、ぜひご活用ください。 お得な電気料金プランを自分で選ぶ時代に! 電力自由化で、「スマ電」のように普段自分が使っているお店やサービスがお得になる電気料金プランも多く登場しています。 契約する電力会社を自由に選べるようになったのだから、一番お得な電気料金プランを選びましょう。 さっそくアナタにぴったりな電力会社のプランを比較診断! 「エネチェンジ電力比較」では、かんたんな質問に答えるだけで電気料金のシミュレーションを行い、あなたのご家庭にぴったりな電気料金プランをご案内いたします。 もちろん、無料でご利用いただけます。
次の電力自由化が開始されて様々な業態の企業が 新電力会社として電気小売に参入してきました。 特に話題となったのは「ソフトバンク」や「au」などといった大手通信事業者の参入と、「東京ガス」などのガス会社の参入です。 それらの企業は、元々持っている、携帯電話契約やインターネット契約、ガス契約などといった既存の事業と電気小売を掛け合わせ、 セットで申し込むとお得になるようにするなど、電気小売を既存の事業を拡大させる足がかりにしています。 これらの企業の他にも、ケーブルテレビのJCOMや、居酒屋チェーンを運営する「ワタミグループ」なども電力自由化を受けて電気小売に参入し、テレビやニュースサイトなどで大きな話題を呼んでいます。 しかしその中で、かなりの異彩を放っていると言えるのが、今回ご紹介する 「アイ・グリッド・ソリューションズ」の取り組みなのではないでしょうか。 アイ・グリッド・ソリューションズは、電力自由化を受けて、「スマ電」という新電力サービスを開始しました。 スマ電はなんと、普段私たちが利用するスーパーマーケットで電気が買えるのです! スーパーを日常的に利用する方におすすめの電気料金プランになっています。 電力自由化が始まってから半年が経ち、様々な新電力が現れましたが、スマ電ほど画期的なものはなかったかもしれません。 それでは、その スマ電とはどのような仕組みのものなのか。 どんな方へおすすめなのかについて詳しく見ていきたいと思います。 スマ電の仕組みとは 出典: 電力自由化が始まったあと、様々なサービスがリリースされましたが、スマ電はその中でも異彩を放っています。 ではまず、そもそもスマ電の仕組みとはどのようなものなのかを見ていきましょう。 「電気をスーパーで買える」と言ってもまさかスーパーの商品棚に電気が置かれているわけはありませんから、しっかりと仕組みを理解しておきましょう。 スーパーはあくまで窓口 スマ電に申し込みたい場合、まずはスーパーの店頭にある申し込み用紙や、各スーパーの用意しているホームページから契約の申し込みをします。 そして、申し込みを受けて実際に電気の供給を行うのはスマ電のアイ・グリッド・ソリューションズです。 アイ・グリッド・ソリューションズと各スーパーが代理店契約を結んでおり、スーパーは、客が申し込み契約をすると代理店手数料を受け取ることができるのです。 ちょうど、町の商店街などで携帯電話の契約を代行している携帯電話ショップみたいなものですね。 提携スーパーは? スマ電に申し込みたいと思った場合、どんなスーパーからでも申し込みを行えるかというと、そうではありません。 アイ・グリッド・ソリューションズと提携しているスーパーのみ利用が可能となっています。 具体的には「エーコープ京都中央」「アピタ・ピアゴ」「にしがき」「一号館」「ベルクス」「生鮮館なかむら」「ボトルワールドOK」「いちやまマート」です。 また、提携しているスーパーが近くにない場合でもスマ電に申し込むことができますが、その場合は後ほどご紹介するスーパーごとの特典が受けられませんので、他の 新電力会社を選択した方が懸命と言えるでしょう。 料金はお得なの? 電力自由化の肝は、私たち消費者にとっては電気料金が引き下げられるかどうかにあります。 では、肝心の電気料金がどれくらいお得なのかというと、実は電気料金自体はそこまで大きくお得になる、というわけではありません。 電気料金のみで考えると、他の新電力会社へ切り替える方がおすすめかもしれません。 しかしスマ電には、スーパーと提携しているという大きな強みがあり、その特性を活かしたユニークな特典があります。 では、電気料金の割引以外に、スマ電に申し込むことで得られる特典とはどのようなものはあるのでしょうか。 ポイントが貯まる 申し込みをしたスーパーがポイントカードの発行を行っている場合、月々の 電気料金支払いによってポイント加算の特典を受けることができます。 電気代は月々ある程度まとまった額を支払う場合が多いので、気づけばそれなりにポイントが貯まっていた! なんていうことになるかもしれません。 商品がもらえることも! スマ電に申し込むことで、実際にスーパーの商品をもらえる場合もあります。 これが一番特徴的な特典とも言えるでしょう。 例えば、卵1パックがもらえたり、パンがもらえたり、ティッシュがもらえたりと、家計にとって嬉しい商品がもらえる場合があります。 実際にどのようなものがもらえるのかはスーパーによって異なりますので自分の 申し込むスーパーの特典をチェックしてみるようにしましょう。 気をつけるべきポイント スーパーをよく利用される方には良いことばかりのように思えるスマ電ですが、一つ気をつけなければいけないポイントがあります。 それは、引っ越しをする時です。 引っ越しをした後、提携しているスーパーが近くにあればいいのですが、もしない場合はスマ電に申し込むメリットはほとんどないと言っても良い状況になります。 その場合、引っ越しをするまではスマ電を使い、引っ越し後は別の 新電力会社へ申し込むという対応が必要になってくるでしょう。 まとめ 電力自由化が始まり、かなりユニークな新電力会社やサービスが出てきました。 アイ・グリッド・ソリューションズの提供するスマ電はその中でもかなり変わったサービスと言っても良いでしょう。 提携しているスーパーで申し込むことで、月々の電気代支払いによるポイント還元を受けられたり、商品をもらえたりと特典は魅力的です。 近くに提携しているスーパーはあり、そのスーパーでよくお買い物をされるという方にはおすすめと言えるかもしれません。 しかし、提携しているスーパーがまだまだ少ないのも課題の一つです。 そもそも近くに提携しているスーパーがなかったり、引っ越した先に提携しているスーパーがなかったりする場合は加入を考え直した方が良いかもしれません。 電力自由化による電気小売の自由市場には、ついにスーパー業界も参入してきました。 この機会をうまく利用して上手に節約するようにしましょう!.
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