現段階でMVはないため、 こちらは 2nd ALBUM 『Sympa』 のティザー映像になっています。 1:16からの映像で今回紹介する 「Hitman」を視聴することが出来ます。 改めてですが、今作はアルバムとしての完成度が非常に高い。 1曲1曲が洗練されているのはもちろんのこと、曲順が計算尽くされている為、 アルバム聴きを強く推奨します。 アルバムを持っていない方は、上の動画で一部を体験できますので、是非この機会に視聴をおすすめします。 では、本題の歌詞に迫っていきます。 歌詞 吹き抜けてるはずの未来は? 子供の頃に見た夢は? いつの間にこんなにも 曇って見えるんだろう 東京航海 行き交う誰もが皆 人知れず重荷を背負って それでも前を向いて 歩いているのでしょう 今なら僕ら 目を瞑っていたって 未来へ駆けてゆけるの ぼやけた視界を擦って あなたの心の奥底を狙って 弾を撃て 何気の無い会話や仕草の 温もりに気づかないままで 世界が終わりかのように 息巻いてさ 東京交差点 仮面の下には 皆別の顔が隠れているのでしょう でももう怖がらなくていいんだよ 笑顔の仮面を取れ 行ったり来たり繰り返して僕ら 喜びも悲しみも全部 あなたと笑いあえるのならば それ以上他に何も望まないの 今なら僕ら 目を瞑っていたって 未来へ駆けてゆけるの ぼやけた視界を擦って あなたの心の奥底を狙って 弾を撃て 一体全体何を信じて歩けばいいの? 何にすがりつけばいいの? 時の流れは酷く残酷で 未来なんていつだって不確かで 強がらなきゃやってらんないさ 霧があなたを覆い隠すのならば 狙いを定めて曇り空を撃ち抜いて 行ったり来たり繰り返して僕ら 喜びも悲しみも全部 あなたと笑いあえるのならば それ以上他に何も望まないの 今なら僕ら 目を瞑っていたって 未来へ駆けてゆけるの ぼやけた視界を擦って あなたの心の奥底を狙って弾を撃て 弾を撃て スポンサーリンク 歌詞の意味・解釈 1番 吹き抜けてるはずの未来は? 子供の頃に見た夢は? いつの間にこんなにも 曇って見えるんだろう 吹き抜けるためには、 進む先の扉が開いていないといけません。 つまり未来が塞がっていること を一文目で表しています。 それによって 小さな頃に思い描いた夢と矛盾が生じる。 悔しくもありますが、現代人のほとんどが抱える感情なのではないでしょうか。 社会に出て一生懸命働いている時、ふと我に返ると 「理想と現実のギャップに心が曇る」少なくない心情であると思います。 東京航海 行き交う誰もが皆 人知れず重荷を背負って それでも前を向いて 歩いているのでしょう 東京航海 クルージング とお洒落に表現されるのは 東京を行き交う人々。 人混み。 上で考察した歌詞と同様、社会に押しつぶされそうになりながらも、必死に前に進もうとする人々が描かれています。 このような人々に対するメッセージが本楽曲は強いのです。 サビ1 今なら僕ら 目を瞑っていたって 未来へ駆けてゆけるの ぼやけた視界を擦って あなたの心の奥底を狙って 弾を撃て 僕ら=King Gnu あなた=我々リスナー 社会のしがらみに巻き付かれて未来に進めない社会人ひいては我々に対してKing Gnuが 「未来に連れて行ってやるぞ」と言っているのです。 そうKing Gnuは音楽という最高の作品で、我々の心を撃ち抜いてくれる。 King Gnu自身の今後の意気込みも 強く現れた楽曲なのでしょう。 2番に続きます。 2番 何気の無い会話や仕草の 温もりに気づかないままで 世界が終わりかのように 息巻いてさ 2番で描かれるのは 人付き合いに苦悩する情景 淡々と同じような日々を繰り返していると、感性が鈍ってしまうものです。 少年少女時代のように鋭い感性なんてどこかへいってしまいます。 これには大きな理由があるのですが、 それが次の歌詞で綴られます。 東京交差点 仮面の下には 皆別の顔が隠れているのでしょう でももう怖がらなくていいんだよ 笑顔の仮面を取れ 他人の優しさに気付けないのは 仮面を被っているからです。 社会に適合しようと偽りの自分を演じ続けることで、本当の自分が消え去ってしまうのです。 そりゃ本物の優しさに気付くわけもありませんよね。 だって自分が偽物なのだから。 とはいえ、社会に馴染むために自分を演じるのは致し方ないこと。 それを踏まえた上で 「俺たちの前でくらい仮面を取って、日々の鬱憤を晴らしてくれ」 と、King Gnuがリスナーに 激励を送っているのでしょう。 スポンサーリンク サビ2 行ったり来たり繰り返して僕ら 喜びも悲しみも全部 あなたと笑いあえるのならば それ以上他に何も望まないの 今でこそドラマ主題歌に抜擢されるほど飛躍したKing Gnuですが、はじめから全てが上手くいったわけではありません。 だから 行ったり来たり繰り返して僕ら とある。 あなた=リスナー と仮定すると、King Gnuがどれだけ聴き手を大切にしてくれているのかを再認識させられます。 今なら僕ら 目を瞑っていたって 未来へ駆けてゆけるの ぼやけた視界を擦って あなたの心の奥底を狙って 弾を撃て サビ1と同じであるため、 細かい解釈は割愛致します。 3番 一体全体何を信じて歩けばいいの? 何にすがりつけばいいの? 時の流れは酷く残酷で 未来なんていつだって不確かで 強がらなきゃやってらんないさ 霧があなたを覆い隠すのならば 狙いを定めて曇り空を撃ち抜いて 一体全体何を信じて歩けばいいの? と 「Prayer X 」を彷彿させる歌詞が綴られる。 「Prayer X 」では、苦悩と祈りで葛藤する人間が描かれていますが、ここの歌詞で葛藤しているのも同じような人々です。 King Gnuは、リアルな人間の苦悩に対する共感力が非常に高いために、その苦しみを理解できているのでしょう。 だから自分たちが 「Hitman」という 「心を撃ち抜くスナイパー」になることで、人々を救おうとしているのです。 感想 私もKing Gnuという「Hitman」 に心を撃ち抜かれた一人です。 改めて感じましたが、King Gnuは人間なら誰しもが抱える闇の部分や葛藤に対して、照準を当てる能力が群を抜いていますね。 そして、彼らの楽曲は1曲1曲が本当に洗練されています。 今回紹介した 「Hitman」もアルバム収録曲で納まるには勿体ないくらい、全てにおいて洒脱な作品。 今後、さらに勢い付くであろう 彼らの活躍が楽しみでなりません。
次の井口理 キングヌー CDTVライブの動画 2020年6月22日 月 放送のカウントダウンTVライブの中での、KingGnu井口理さんのパフォーマンス動画はコチラ。 とても落ち着いた感じでスタートしたものの、最後には「違う人?」と思うほどの暴走パフォーマンス。 このギャップにやられてしまいました。 この圧巻のパフォーマンスでツイッター上は笑いの渦に。 King GnuのTeenager Foreverめちゃくちゃ良かった!!!!!すっっごい元気もらったし笑ったありがとううう!!!!!! — なすこ👑🐃 I2Xus King Gnuはあんなに馬鹿げたパフォーマンスをやってるけどただのイロモノバンドではなくて全員の演奏技術が怪物級な鬼才バンドだっていうことを踏まえた上で改めてさっきのパフォーマンスは馬鹿げていすぎる(さいこうでした) — まび unidrumthebest 今日わかった事。 「井口さん」が集大成を突き詰めたその先は「スーツ」 最初のマイクの持ち方といい、その佇まいは息子の授業参観に来た父で溢れ出る父性が面白すぎてもう最高。 「Teenager」だけでなく、いろんな世代から「元気をもらった!」という声がたくさん聞かれました。 今度はゆっくりとその純粋な歌詞も楽しんでみてはいかがでしょうか? キングヌー「Teenager Forever」のMV 原型 も紹介 そして気になるのが、このパフォーマンスの原型はどんな感じだったのかということ。 ということで、今度は キングヌーの「Teenager Forever」のミュージックビデオも紹介したいと思います。 歌詞の中に出てくる 等身大のままで生きていこうぜ 歳を重ねても というところが映像から伝わってきます。 それにしても3300万回再生って凄すぎます。
次のKing Gnu キングヌー The hole ザ・ホール の歌詞の意味は? 曲名「The hole ザ・ホール 」の意味 まず、曲名の「The hole」ですが、直訳すると 、 「穴」や 「くぼみ」となります。 変わった意味として 「 穴のように小さく むさくるしく小さい家」や 「窮地」、 「欠点」などとも訳されるようです。 歌詞を細かく見ていくとわかりますが、 サビの部分で「ぽっかりと空いたその穴を」というフレーズが出てきますので、今回のThe hole ザ・ホール での意味は、 「穴」となります。 歌詞の掲載については、著作権に触れますので、こちらからご覧ください。 html The hole ザ・ホール 1番の歌詞の意味 1番の歌詞を要約すると、このような感じになります。 天気の良い晴れた日に、公園のベンチで一人、誰かを思うこともあり、 そんな日はいつもより穏やかに世の中が見えて、まるで自分の心模様を表しているかのようだ。 自分の意思から踏み外す前に、取り乱してもいいよ。 あなた自身や、あなたの愛 あなたへの愛 を守るために、僕が傷口になるよ。 この歌詞から、主人公が、愛する人を守ろうとする気持ちが、相当以上に伝わってきます。 The hole ザ・ホール 2番の歌詞の意味 続いて2番の歌詞を見ていきましょう。 人からの物差しや人と比べることで傷つき心に穴ができてしまうことがある。 そんなときも、些細な拍子に壊れてしまう前に、逃げ出せばいいよ。 すべてを放り出せばいいよ。 僕があなたの傷口に包帯を巻いてあげるし、その傷口になってあなたと共にいるよ。 2番の歌詞の冒頭は、現代の世の中で生まれがちな、 他人からの評価を示唆しています。 今でさえ、「多様性」の世の中で、人と比べることなく、自由やオリジナリティが重視される傾向になってきましたが、 人の本心はまだまだ、 他人と比較して気にしたり、他人との比較で評価されたりしています。 自分の意思がないと好き勝手放題にされてしまう、そんな世の中で、 少なからず傷ついてしまう人もいます。 そのような人は、なかなか感情を表に出すことが出来なかったりする人もいて、自分の中にため込んだり、何とかしなきゃと思う人もいます。 The hole ザ・ホール 間奏からラストの歌詞の意味 最後のサビに向かう前の、間奏部分からラストのサビにかけての歌詞が衝撃的です。 愛する誰かが自殺志願者になるくらい、自分たちは脆く不確かな存在でもあるので、 世の中にある希望という名の光をかき集めて、僕は「あなた」を守らなくちゃ。 この世界の希望や絶望が、愛する「あなた」に降り注ぐようならば、あなたの傷口になるよ。 人間は決して強くはなかったりもするので、 誰でも自ら命を…という状況になりかねないことを綴っていると同時に、決してあきらめず、希望の光を集めてあなたを守る、と 最後まで、肯定してくれる・守ってくれる歌詞になっています。 曲を聴くときは、その時の自分の状況と歌詞を照らし合わせることが良くあります。 The holeの歌詞の中では、• それが、この曲の人気たる所以なのかもしれません。 King Gnu キングヌー The hole ザ・ホール のPV MV の解釈は? 「The hole ザ・ホール 」のPV MV には 男性2人、女性1人の俳優・女優が出演しています。 で、PVの中での演技も目を離すことができません。 では、「The hole ザ・ホール 」のPVについて細かく見ていきたいと思います。 MV冒頭から、男性同士のキスシーンという衝撃的な映像から始まります。 主人公はバイセクシャルの男性で、PV内では、 女性の恋人と、 男性の恋人とのやりとりが描かれています。 女生とは恋人に発展する過程がPVの中ではあり、 女性の過去が重く複雑な状況であったことは、 顔に痣があるシーンから読み取ることができます。 ですが、主人公には、もともと男性の恋人がいて、 何かのタイミングで、男性の恋人には、新しくできた女性の恋人の存在が。 女性の恋人には、もともといた男性の恋人の存在がわかってしまいます。 主人公はそれぞれの関係性が悪くなり、 男性の恋人は、海外へ行くことになりますが、主人公は後を追うことはしませんでした。 その理由とリンクする歌詞が、2番冒頭にある、 人からの物差しや人と比べることで傷つき心に穴ができてしまうことがある。 というところにあると思います。 というのは、主人公はバイセクシャルということから、 何かしら過去に心に傷を負っている可能性があり、 同時に、 顔に痣がある おそらくDVを受けていた 過去がある女性と、心に傷をおっているという共通点から、 女性の恋人の方に、心が移っていったのだろうと思われます。 その証拠に、PVラストは、女性の恋人を追いかける主人公の姿があります。 間奏部の歌詞に、 自分たち人間は脆く不確かな存在 というところがあります。 主人公は必死に、 誰かを癒す傷口や心の穴になることを優先していましたが、 最終的に、自らが本当の犠牲になってしまうところでPVは終了しています。 今回 「The hole ザ・ホール 」のPV MV の監督を担当した、内山拓也さんは、次のように語っています。 『Sympa』リリース前に(常田)大希から「The hole」を聴かせてもらった時、今までとは一味違う骨太なバラードで、King Gnuはまた新たな地平を渡ろうとしているんだ、と思いました。
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