電気とガス、どちらも自由化されたことで新規参入が可能となり、さまざまな企業がお得なプランを打ち出しています。 なかでも注目なのが電気とガスのセット販売。 バラバラの会社で契約するよりもセットにしたほうが「セット割」が発生してお得になるのです。 そこで今回は、電気は東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力)、ガスは東京ガスで契約しているというご家庭に向けて、東京電力の「電気+ガス」セットと東京ガスの「電気+ガス」セット、乗り換えるならどちらがお得かを検証してみました。 割引額や付与されるポイント、オプションとして用意されているサービスなど、1つ1つをチェックしていきましょう。 また、お住まいの地域や契約プランによって価格が異なる場合があります 目次 それぞれのプランの概要 東京電力と東京ガスのそれぞれの「電気+ガス」のセットは以下のようになっています。 「電気+ガス」セットにするためには「従量電灯B」を「スタンダードS」契約に切り替える必要があります。 また、「スタンダードL」プランは60A以上の場合の契約です。 「ずっともガス」プランは一般料金に比べ、ガスの使用量0~10㎥までの単価が高いものの、ガス料金1000円につき5ポイントのパッチョポイントが付与されるプランです。 では、ここからは利用世帯が多いと想定される代表的なプランを例に、いくつかの項目にわけて、詳しく見比べていきましょう。 2017年11月に料金が改定されて、これまでの従量電灯Bとほぼ同一の料金体系となりました。 違いは電気料金1000円につき5ポイント付与され、毎月届く検針票が紙ではなくウェブ化されるという点です(ポイントについての詳細は後述)。 違うのは1段料金、2段料金、3段料金の区切りと各単価です。 東京電力のほうが1段料金の単価が安く、一方、3段料金に入ると高く設定されています。 つまり、 電気をある程度たくさん使う家庭では東京ガスの電気に切り替えたほうがお得、逆に1段料金でとどまっている 1人暮らしや少人数世帯では東京電力のほうがお得という計算になります。 基本料金、単価とも東京ガスの一般料金に比べて約3%ほど安く設定されているのが特徴です。 開始から1年間、ガス料金が5%引きになる「スタート割」も実施中です。 一方の「ずっともガス」プランはガス料金1000円につき5ポイントのパッチョポイントが付与されるものの、ガスの使用量が一定以下の場合、一般料金契約よりもガス料金が高くなる場合があるので、一度シミュレーションしてから選択するとよいでしょう。 そのためほとんどガスを使わない家庭でも、たくさん使う家庭でもお得になります。 特に、ガス暖房を使っていたり、ガスコンロによる煮炊きが多かったり、ガス給湯器のお風呂に毎日入っていたり……といった家庭では、「とくとくガスプラン」に乗り換えると、初年度は 「3%+スタート割5%割引」で年間にするとかなりの額が節約できます。 ただし、東京ガスの275円割引を受けるには、契約アンペアが30A以上の「ずっとも電気1」プランへの加入が条件となっており、現在15Aや20Aなどを東京電力で契約している家庭では乗り換えるメリットは小さいでしょう(電気使用量が少ない家庭向けプラン「ずっとも電気1S」もありますが、その場合のセット割は電気代の合計額から「0. このポイントは電気料金の支払いにも利用できます。 ガスが「ずっともガス」プランの場合は毎月のガス料金1000円につき5ポイント付与。 どちらのポイントも1ポイント1円相当で、Pontaポイント、Tポイント、WAONポイント、nanacoポイントなど主要なポイントに交換できます。 ガスコンロ、ガス給湯器、ガスファンヒーターなどが故障した際に、無料の修理が受けられます。 新品設置から10年以内の機器なら最大50万円(税込)の修理まで費用自己負担がありません。 何台でも何回でも修理OK、しかも24時間365日修理を受付けてくれるという非常に頼もしいサービスです。 また、電気設備や水まわり、カギ、窓ガラスのトラブルなどがあった際に24時間365日いつでもかけつけてくれる「 生活かけつけサービス」(月額330円・応急処置費用は上限2万円まで無料)のオプションも用意されています。 「 TEPCOメンテナンスセンター」は、「シャワーからお湯が出ない」「エアコンが効かない」といった住まいのトラブル全般、修繕やリフォームの相談など幅広い悩みに対応してくれるサービス。 専門スタッフが電話で24時間受付してくれます。 また、現地調査のあとに見積もりを提示してくれるので安心です。 24時間365日受付し、一次対応の出張費・30分以内の作業費が無料。 ただし、設備取替などの二次対応での費用や、部品代・特殊作業代といった別料金が発生する場合があります。 また、「ずっとも電気」の契約者は「電気トラブルサポート」も月額無料で受けられます。 これは「停電」「分電盤やブレーカーの不具合」「照明器具の不点灯・チラつき」などのトラブルが起きた場合、専門スタッフが応急対応を行うサービス。 無料の範囲は一次対応の出張費・60分以内の作業費となっています。 ほかには、レシピ動画サイト「クラシル」の「人気順検索」「人気ランキング」が同社のWEB会員サービス「myTOKYOGAS」内で無料で利用可能になるという面白いサービスも。 料理好きには見逃せませんね。 【おまけ】キャンペーン情報 現在、東京電力はウェブからの電気+ガスの申し込みで最大2000ポイントがもらえるキャンペーンを実施中(キャンペーン期間2020年2月1日~5月10日)。 一方、東京ガスも新規で「ずっとも電気」に申し込むと電気代の基本料金が3か月無料になるキャンペーンを実施中だ(キャンペーン期間2020年1月6日~4月30日)。 【結論】東京電力か、東京ガスか? それは月々の電気代&ガス代が決め手! ここまで細かくチェックしてきましたが、東京電力と東京ガス、どちらのセットに乗り換えるのがお得なのかは、それぞれの家庭の電気とガスの使用状況で変わってくるため一概には言えません。 本稿で紹介しきれていない料金プラン含め、両社のサイトで細かいシミュレーションができるので、片方だけではなく双方の試算を出して比較・検討するのがオススメです。 ただ、ざっくりまとめると、 電気をたくさん使っていて、電気代が高いと感じている人は東京ガスの電気に乗り換えれば、3段料金に突入した場合の単価が安く、セット割も275円引きなのでメリットも大きいです。 逆に電気は節約していて電気代はそれほどではないものの、ガスファンヒーターや、ガスオーブン、ガス給湯器などを使用していて ガス代が高いという家庭では、「スタート割」の恩恵が大きく、ガス料金も約3%安い東京電力の「とくとくガスプラン」に乗り換えたほうがお得になる可能性が高いです。 どちらにせよバラバラの契約よりも、大部分の家庭で「電気+ガス」のセットに変えたほうがお得なことは確か。 これを機に家計の見直しを進めてみては? 東京電力、東京ガス以外の「電気+ガス」セット ちなみに東京電力、東京ガス以外にも「電気+ガス」のセット契約で割引になるサービスを行っている企業がいくつかあります。 以下に例を挙げてみました。 電気とガスの「ペア割」で毎月の電気基本料金から173円が割引になります。 「でガ割」では、「電気セット割引」で月額料金が300円割引になります。 セット契約「ガスセット割引」は、電気使用量1kWhあたり1. 02円が電気料金から割引となります。
次の東京電力EP「とくとくガスプラン」は東京ガスよりも安いのでしょうか?東京ガスの一般料金と比較します。 さらに、以下の割引が適用されます。 東京電力EPは料金計算方法が異なります。 東京電力EP「とくとくガスプラン」に早期申し込みをすると「スタート割」が適用され、料金適用開始から1年間、ガス代が毎月 5%割引となります。 「スタート割」が適応されると、はじめの1年間は、東京ガスの一般料金と比べ、 最大8%程度お得になるそうです。 スタート割は、早期終了する場合があります。 スタート割の適用期間は、スタート割のガス料金の適用開始日から、適用開始日直後の検針日から11ヶ月目の検針日の前日までとなります(期中解約の場合を除く)。 「ガスセット割」で電気代が年間1,200円おトクに! 東京電力EPの電気とガスをセット契約すると、「ガスセット割」が適用され、毎月の電気代から 100円、年間1,200円割引 税込 となります。 なお、ガスセット割の対象となる電気料金プランは、以下になります(関東エリア)。 / 主にオール電化住宅にお住まいの方向けの料金プラン。 スタンダードX、プレミアムプラン、スマートライフプランは新規加入はできません。 「ガス機器修理サービス」でガス機器修理が50万円まで無料! 「とくとくガスプラン」にご加入の方はもれなく、ガスコンロやガス給湯器など、お使いのガス対象設備が故障した際、無料で修理が受けられるサービスです。 なんと、何台でも何回でも修理を受けられ、 最大50万円まで自己負担なしなんです。 2017年12月10日までに、エネチェンジで「とくとくガスプラン」を申し込んだ方全員に、 1,000円分のAmazonギフト券をプレゼントいたします。 キャンペーン期間 2017年12月1日〜12月10日まで キャンペーン適用条件(以下の1、2をいずれも満たした方が対象となります。 キャンペーン実施期間中に対象プランをエネチェンジサイトでお申し込みいただくこと。 切り替え手続きが完了し、ガスの使用が開始されていること。 お申し込み手続きをキャンペーン実施期間内に行っていれば、切り替え時期はキャンペーン期間を過ぎていても対象となります。 適用されないケース エネチェンジサイト以外のページから申し込んだ場合。 既に対象プランをご契約中の場合。 特典受け取りまでの流れ ガスの使用開始から2ヵ月以内に、エネチェンジより特典受け取りに関するご案内メールをお送りします。 ご案内メールに、受け取りの手順が記載されています。 手順に沿ってお受け取りをお願いします。 「 gc. email. amazon. jp」「 enechange. jp」からのメールが受信できるよう、あらかじめ設定をお願い致します。 よくあるご質問(FAQ) Q. 誰でも都市ガス会社を切り替えることができますか? A. 都市ガスを使っているご家庭でも、エリアによっては切り替えが難しい場合もあります。 切り替えられるかどうかは、でご確認ください。 賃貸マンションやアパートでも、都市ガス会社を切り替えることができますか? A. はい、できます。 世帯主宛に都市ガス会社からの「ガス使用量のお知らせ」が届いていれば、切り替え可能です。 都市ガス会社切り替えにあたって、工事は必要ですか? A. いいえ、基本的には必要ありません。 現在使われているガス管、ガス器具はそのままお使いいただけます。 ご不安な方は、事前に切り替え先の都市ガス会社に確認をしていただくと、より安心です。 都市ガス会社切り替えに費用はかかりますか? A. いいえ、原則費用はかかりません。 ただし、現在の都市ガス会社と特別な契約をしている場合は、解約金が必要になることもあります。 契約内容をご確認ください。 保安体制はどうなるの? A. ガスを送る導管、ガスメーターの保安、ガス漏れについてはこれまで同様、ガス導管事業者である都市ガス会社(例:東京ガス)が対応をし、定期点検などは、新しい都市ガス会社が行います。 東京電力EP「とくとくガスプラン」、だれでも申し込める? 2019年1月現在、東京都、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県にお住まいで、東京ガスと契約されているご家庭で、東京電力EPの電力自由化プランを利用中、もしくは新たに対象プランとガスをセットで申し込んだ人が対象となります。 茨城県日立市を除きます。 スタンダードX、プレミアムプラン、スマートライフプランは新規加入はできません。 東京電力EP「とくとくガスプラン」、契約手数料、支払い方法や請求書は? 支払い方法は? 口座振替、クレジットカード支払いとなります。 請求書は? とくとくガスプランの場合、検針票は、東京電力EPから郵送されます。 (電気とガスの料金合算後に、ご使用量のお知らせが郵送されます。 )ガスとセット契約の場合、発行料金はかかりません。 東京電力EP「とくとくガスプラン」、解約時の手数料や違約金は? 解約手数料とは、契約を解消させるときに発生するお金で、解約違約金は契約期間内に契約を解除する場合に発生するお金です。 解約手数料は? かかりません。 解約違約金は? かかりません。 都市ガスの供給エリアに限ります。 加入条件 東京電力EPの電力自由化プランを利用中、もしくは新たに対象プランとガスをセットで申し込む。 スタンダードX、プレミアムプラン、スマートライフプランは新規加入はできません。 申し込み方法 電話やインターネットのほか、エネチェンジからもお申込みいただけます。 東京電力EP「とくとくガスプラン」、申し込みは早めがお得! 東京電力EPのガス料金プラン「とくとくガスプラン」をご紹介しました。 早期申し込みで1年間「スタート割」が適用されます。 東京都、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県の東京ガスの供給エリアにお住まいで、東京電力EPの電気を使っている人は検討してみては?.
次のとくとくガスプランとAPプランの料金単価比較表 月のガス使用量 とくとくガスAPプラン とくとくガスプラン 基本料金 従量料金 基本料金 従量料金 0~20㎥ 1,143. 44円 736. 23円 140. 94円 20~80㎥ 1,431. 32円 -0. 22円 1,024. 32円 126. 54円 80~200㎥ 1,602. 34円 -0. 06円 1,195. 04円 124. 4円 200~500㎥ 2,242. 15円 -0. 05円 1,835. 24円 121. 2円 500~800㎥ 6,510. 65円 -0. 02円 6,103. 24円 112. 67円 800㎥超 12,485. 18円 -0. 02円 12,078. 44円 105. 2円 エルピオでんきはいくら安くなる? エルピオでんきと東電EPの電気代比較表 契約アンペア数と 電力使用量 東電エナジーパートナー 「スタンダードS」との差額 30A契約 (1~2人世帯) 月200kWhの場合 エルピオでんきの方が 月額 -118円 安い 30A契約 (2~3人世帯) 月300kWhの場合 エルピオでんきの方が 月額 -456円 安い 40A契約 (3~4人世帯) 月400kWhの場合 エルピオでんきの方が 月額 -1,254円 安い 50A契約 (4~5人世帯) 月500kWhの場合 エルピオでんきの方が 月額 -1,754円 安い 60A契約 (5~6人世帯) 月600kWhの場合 エルピオでんきの方が 月額 -2,265円 安い ピタでん「使った分だけプラン」はいくら安くなる? 【使った分だけプランと東電EPの料金比較表】 契約アンペア数と電力使用量 東電EP(従量電灯B)との差額 30A契約 (2~3人世帯) 月300kWhの場合 ピタでん(使った分だけプラン)の方が 月額 -290円 安い 40A契約 (3~4人世帯) 月400kWhの場合 ピタでん(使った分だけプラン)の方が 月額 -1,048円 安い 50A契約 (4~5人世帯) 月500kWhの場合 ピタでん(使った分だけプラン)の方が 月額 -1,806円 安い 60A契約 (5~6人世帯) 月600kWhの場合 ピタでん(使った分だけプラン)の方が 月額 -2,564円 安い.
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