1.麻雀では一番早く手を作った人だけが点数をもらえる• 2.アガリになる最後の1ピースを自分で持ってくるか、人からもらうかで点数の支払い方が変わる それぞれ簡単に説明していきます。 1.麻雀では一番早く手を作った人だけが点数をもらえる ポーカーでは1巡か2巡手札を入れ替えたあと、 バトルフェイズに入り、よーいドンで勝負するかしないかを決めていきます。 しかし、麻雀では順番に手を入れ替えていくという点は同じですが、入れ替えられるのは1枚ずつで、 かつ特定の巡目でバトルフェイズに突入!みたいなルールはなく、それぞれ手を進めていき、そろったらアガリを宣言します。 そして一番早くアガリを宣言したプレイヤーのみが点数を受け取れるので、 いかに相手より早く手を作るかが重要になります。 自分の手を早く進めるために、 「鳴き」と呼ばれるプレイがあるのも麻雀の特徴で、 相手が捨てた牌を「鳴き」を使って自分のものにすることができます。 なので鳴きをうまく使える人は 人の捨てた牌を使ってガンガン手を進められるので有利となるわけです。 2.アガリになる最後の1ピースを自分で持ってくるか、人からもらうかで点数の支払い方が変わる また、麻雀のもう一つの特徴として、 最後の1ピースを誰が捨てるかが重要となります。 というのも、麻雀ではアガリを宣言することで点数をもらえるわけですが、基本的に麻雀の手札は13枚、アガリ形は14枚となっています。 なので、 必然的に最後に1枚については山からドローしてくるか、あるいは相手の捨て牌を借りてくることになります。 この最後の1ピースを自分でドローしてきた場合をツモアガリといい、この場合は点数は アガれなかった3人で割り勘となりますが、 最後の1ピースを誰かの捨て牌からアガった場合(ロンアガリという)は、その人の一人払いとなるのです。 ポン…誰からでも鳴きができる。 333、白白白など同じ牌2枚を持っていて3枚目が出たときに鳴きが可能• チー…自分の左隣(前の順番)の人からのみ鳴きができる。 13ともっているときの2が出たときなど、123、456といった階段状の3枚グループを作れる牌が出たときに鳴きが可能• カン…誰からでも鳴きができる。 3333、白白白白など同じ牌が4枚になるときに鳴きが可能 3つだけなので暗記しましょう。 ただ、よく使うのはポンとチーなので、カンはひとまず覚えなくてもよいです。 鳴きをしていい役とそうでない役 続いては 鳴きをしていい役と そうでない役の違いについてお話ししていきます。 まず、麻雀役は全部で37個あり、そのうち 鳴きを入れてよい手は23個あります。 ・・・けっこう多いですね。 全部覚えなくてよいです。 ざっくり言うと、 トイトイ、役牌など牌を縦に重ねる形の役は鳴いてもよいものが多く、点数もあまり下がらないです。 一方で、 一通など横に伸ばす手は鳴くと点数が下がったり、鳴いてはいけないものが多いです。 なので、迷ったらポンはするけど、チーはしない、というのは一つの手。 麻雀には「出るポン、見るチー」という言葉があり、これはポンは出たら即鳴きするけど、チーの場合はちょっと考えて見送ることもある、みたいな意味だったと思います。 まあ、要は縦の鳴きがいいという話です。 1.タンヤオ• 2.染め手(清一色、ホンイツ)• 3.役牌 それぞれ解説していきます。 鳴き役1.タンヤオ まず覚えておくべきはタンヤオです。 タンヤオというのは1や9や字牌を使わずに、2~8の牌だけで作った役のことを指します。 使える牌が多いのでかなり使い勝手のよい役となります。 タンヤオを使う際の注意点としては、タンヤオは2~8が集まってさえいればいつでも狙える気軽さがある反面、点数が低くなりがち(タンヤオのみだと1役になる)、防御力が低い(2~8は他の人も使うことが多いので待たれやすい)などの弱点もあることです。 なので、アガれば勝ちが決まるのトップ目のオーラスや、ドラがあるなどしてタンヤオ以外の役と複合するときに使うのがオススメです。 余談ですが昔はタンヤオは鳴きを認めていないルールが多かったのですが、最近では鳴きありのルールが多くなっています。 念のため、対局前に確認するようにしましょう。 染め手という役はないのですが、萬子、筒子、ソウズのどれか1種類で手牌を構成する「清一色」、あるいはそれか1種類+字牌で手牌を作る「ホンイツ」などを総称して染めてといいます。 両者の違いとしては、清一色のほうが点数が高いという差こそあれども、作り方は同じ色の牌を集めるだけという点で同じなので、手牌に萬子、筒子、ソウズのどれか1つの色が多い場合は、清一色とホンイツを併せて狙っていきましょう。 ホンイツを使う上での注意点としては、捨て牌に集めている色だけが出ないため、相手に読まれやすいということ。 集めている色が余りだしたら聴牌というように手の進捗具合も把握されやすいので、狙っている相手がいるなどでこっそり行動したいときには向かないので要注意です。 また、同じ色を集めることで、手牌がごちゃごちゃしてきて待ちが分からない!ということにもなりやすいので、初心者のうちはガンガン鳴いて手をスリムにするほうがいいかも。 染め手の実力を上げるための参考書とかもあるので興味ある方はどうぞ!.
次の1翻の役のほとんどは鳴いたらあがれない! 麻雀で基本の役となるのが、 1翻の役だと思います。 ツモや配牌が良くて役作りが進む場合はいいのですが、なかなか手が進まないこともありますよね。 そんなときは「手が進まないなあ、あ、欲しい牌が出たから鳴こう」といって鳴いていませんか? 特にシュンツで作る ピンフは、欲しい牌が出るとおもわずチーしたくなるのですが、チーをしてしまうとピンフの役は付かなくなります。 ピンフの例 それから イーペーコーのときも注意が必要です。 イーペーコーの例 イーペーコーというのは、同じ種類のメンツが2つできることですよね。 例えば、マンズなら のメンツが2つできるものですね。 このイーペーコーもチーなどで鳴いてしまうと、役が付かなくなってしまいます。 1翻役で鳴けるけど見逃しやすい役とは? では1翻の役でもあがれるものとはどんながあるでしょうか。 1翻役で鳴いてもあがれる役はヤクハイやタンヤオなどメジャーな役がありますが、ここでは鳴いてもあがれる役で、かつ結構 見逃しがちな役をいくつかご紹介しますね。 まずは、 ハイテイ(海底)です。 一番最後のツモ牌であがることですね。 このハイテイの場合には、 役なしの手でもあがることができるんですね。 そして ホーテイ(河底)も役なしであがれる役です。 これは一番最後の捨て牌でロンすることですね。 ハイテイやホーテイは局の一番最後の牌で決まるので、麻雀はテンパイしていれば最後まであがるチャンスはあるということですね。 この他にも1翻であがれる役があります。 それが、 嶺上開花(リンシャンカイホウ)です。 嶺上開花はカンした時に、ツモってくるリンシャン牌であがることですね。 この役はカンした時にテンパイしていなければならないのですが、この役を出すコツは、カンをするタイミングに注意することです。 麻雀では同じ牌が4枚揃ったらカンができますが、そのカンは 手の内に4枚あるときはいつでもカンができるのです。 ですから4枚あっても すぐにカンせずに、ずっと4枚持っていて、テンパイまで持っていくのです。 テンパイのときには、カン用の4枚の牌のうち、1枚が不要な牌になりますから、その時にカンすればいいのです。 ですから嶺上開花であがるには、 「テンパイしたらカンする」ということを覚えておきましょう。 スポンサーリンク 鳴くときは2翻以上の役を狙っていこう! いままで説明したとおり、1翻の役で鳴いてしまうとあがれなくなってしまうわけですから、鳴くときは 2翻以上の役を作るようにしましょう。 具体的には、 サンショク、イッツー、トイトイ、ホンイツやチンイツなどですね。 サンショクやイッツーではチーが多いと思いますが、鳴くと1翻になります。 サンショクの例 イッツーの例 トイトイは鳴きはポンになりますが、鳴いても食い下がりなしの、2翻となります。 トイトイの例 ホンイツはメンゼンで3翻、鳴いたら2翻になり、チンイツはメンゼンで6翻、鳴いたら5翻となりますね。 ホンイツの例 チンイツの例 ですから鳴いてしまうと、ホンイツやチンイツ以外では 役やドラを組み合わせない限り、高い手にはならないのです。 また、サンショクとイッツーは役の性質上、組み合わせはできません。 ですから鳴くときはこれらの組み合わせを十分に考慮するようにしましょう。 また、この鳴くという行為は、相手の手を読む時にも使えます。 つまり鳴いてしまったら、あがる形はおおよそこれらの役に限定されてくる、というわけですね。 それに、ポンかチーかによっても、あがれる役はさらに限定できますね。 そして一度でも鳴きが入ると、テンパイしてもリーチの声がかけられないため、テンパイしているのか、まだテンパイしていないのか見分けが難しいのですよね。 人によっても差はあると思いますが、一般には 2回鳴くとテンパイしていると思われます。 ですから上級者はあなたが2回鳴いたら、必ず警戒してきますので注意してください。 鳴いてもあがれる簡単な役「タンヤオ」は最強? 麻雀では1翻の役で 「タンヤオ」というものがあります。 タンヤオの例 タンヤオは一九字牌を除いた2~8までの牌であがりの形を作る役ですね。 このタンヤオは、1翻の役にもかかわらず、ほとんどのルールで 鳴いてもOKの役になっています。 このタンヤオの鳴きは、一般に 「ありあり」ルールといわれていますが、このルール上では認められていることなんですね。 この鳴きタンヤオという役は、作るのが簡単で、かなり速く作ることができる役のひとつです。 鳴くことでメンゼンよりも速く手を進めることができるのですね。 この鳴きタンヤオは、これ単品では1翻の安い手ですが ドラが入ってくると点数は一気に高くなります。 ですから、自分の手の中にドラがあって2~8の牌が多かったら、積極的に鳴いていって、できるだけ速くあがることに徹するのがベストです。 手の内にいくらドラがあっても、あがらないと点数にはなりませんからね。 ですから タンヤオが簡単で最強の役だということも、あながち間違いではないといえます。 まとめ ここでは麻雀で鳴くとあがれない役と鳴いてもあがれる役についてまとめてみました。 鳴くことによってあがる役が限定されることや、相手の手を読むことができるとうことを説明しました。 麻雀では一番最初にあがりの形を完成された人しか点数はもらえません。 ですから最速であがりたいときは、鳴きをうまく活用していってくださいね!.
次のついでに麻雀役の中には「 食い下がり」と呼ばれるものが適用される役があるので、それも覚えてしまうといいじゃろう。 これはポンやチーをすると飜数が1つ下がってしまう役がいくつかあるという話じゃよ。 1飜役の中にはポンやチーをすると消滅してしまうものがある。 ポンやチーをしていない状態を「門前(メンゼン)」というが、1飜役はメンゼン限定の役も多い。 どの役が何飜で、食い下がりが適用されるかどうか?を覚えてほしいわけじゃよ。 役によっては食い下がりが適用されないものもある。 なあ、例えば「三色」って役は二種類あるだろう? 三色同順と三色同刻の2種類がよ。 例えば字牌を3枚集める「役牌(1飜)」はポンしても成立するけど、同じ1飜役の一盃口(イーペーコー)は、ポンやチーをすると消滅しちゃうのよね。 なんでかしら? いいところに気がついた。 これは別に難しくするための嫌がらせではなく、ちゃんとある程度、理屈で説明できるよ。 食い下がりが適用される役とされない役がある理由については、考え方としてはこうじゃよ。 同種の数字3連続が「 順子(シュンツ)」 同じ牌3枚が「 刻子(コーツ)」 麻雀は同じ牌が4枚しかないわけじゃから、集め方としては 明らかに同じ牌3枚で作る「刻子(コーツ)」のほうが順子よりも難易度が高いわけじゃよ。 食い下がりが適用されるのは、主に順子を主役とした役、順子が使える役なんじゃな。 順子はただでさえ集めるのが簡単、そこにさらにポンやチーをして相手の力を借りたとなると、さすがに点数低くしようぜ!ってのが食い下がりの考え方なんじゃよ。 1飜については、相手の力を借りてまで作ったら簡単すぎるから消滅させようみたいな感じじゃな。 逆に刻子系の役は、ただでさえ同じ牌を3枚集めるのが難しいので、ポンやチーをして相手の力を借りても、そこは別に点数を下げないよという理屈なんです! なるほどな。 上にあげた三色同順は「順子」を使う役だからポンやチーをすると食い下がりが適用されて、三色同刻は「刻子」を使う役だから、その時点で難しいので食い下がりは適用されないって話か。 順子系の役ってどういうものがあるのかしら? 先にあげた中では一盃口(イーペーコー)などが代表ですね。 他にも「一気通貫」なども順子系の役です。 一盃口(イーペーコー) *メンゼン限定の役。 他にもホンイツやチンイツも順子系に分類されます。 確かにホンイツなど「刻子」だけで構成することは、やろうと思えば技としては可能ですが、順子も使える役なので食い下がりが適用されます。 役牌(1飜) 三暗刻(2飜) 対々和(2飜) これらの役は「刻子」がメインなので、ポンや他の部分をチーしても、それでも難易度が高いため食い下がりは適用されない。 全部は紹介しきれないが、食い下がりが適用される役どうかは「順子」が使えるかどうかで判断するといい。 あらためて役の一覧表を貼っておくので、そういう視点も踏まえて眺めてみるといいじゃろう。
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