オズ の 魔法使い 裏話。 ジュディ・ガーランド、『オズの魔法使い』撮影時に小人からセクハラされていたことが判明

児童文学作家ボーム著『オズの魔法使い』の世界・あらすじをわかりやすく解説!

オズ の 魔法使い 裏話

概要 [ ] ストーリーは、アメリカでは広く周知されている少女ドロシーの冒険物語「」の裏話として構成され、西の悪い魔女・エルファバと南の良い魔女・グリンダの知られざる友情を描いている。 原作は、1900年に刊行された『』と1939年に公開された映画『』を基にし、に刊行されたの「 ()」。 エルファバ Elphaba の名前は『オズの魔法使い』の作者ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum の頭文字 L、 F、 Baから作られた。 この作品はオズの国の魔女達の視点で描かれ、ドロシーがからオズの国に到着する前から到着した後まで映画や小説のディテールと絡め、『オズの魔法使い』の裏の歴史物語としてもの悲しく語られている。 『オズの魔女記』をが書き直し脚本化し、 (: )が作詞作曲を手掛けたミュージカル版ウィキッドは、原作を大幅に脚色しなおして、テンポがよく趣のある作品に仕上がった(そのため、キャラクター、ストーリーは原作とは異なっている)。 境遇の全く異なる魔女2人、西の悪い魔女エルファバと南の良い魔女グリンダが互いの性格や視点の違いに戸惑いながらの友情、ボーイフレンドとの三角関係、オズの魔法使いによる腐敗政治、エルファバの世間の評判の陥落に焦点を当てながらも、肌の色の違いや動物たちに象徴させたアメリカ社会が抱える弱者への差別問題がある。 がきっかけで制作されたミュージカルであるという話もあり、「アメリカにはアメリカの正義があり、イラクにはイラクの正義がある」といった「表の正義と裏の正義」、「正義とは一体なにか? 」といったところにメッセージを込めたいといった製作者の思いがあったという裏話があり 、最後にはどんでん返しも用意されている。 ちなみに、ミュージカル版にはオズの魔法使いにも出てくる、ブリキ男、カカシ、空を飛ぶ猿たちが誕生秘話も含めて登場する。 意気地のないライオンは尻尾だけ、ドロシーは影絵だけで、愛犬トトは名前しか出てこない。 およびと提携したによりプロデュースされ、演出、振付により、2003年5月、サンフランシスコのカレン劇場で による、ブロードウエイ公演前の試験興行を経て、2003年10月、ブロードウエイのガーシュイン劇場で開幕した。 オリジナル・キャストはエルファバ役に、グリンダ役に、オズの魔法使い役に。 オリジナル・ブロードウエイ公演は3部門、6部門を、キャスト・アルバムはを受賞した。 2013年10月30日、ブロードウエイ公演は10周年を迎え、それまで4,155回上演を記録し 、史上11番目の作品となった。 通常の上演時間は2時間30分で、その他に15分の休憩時間がある。 ブロードウエイ公演の成功により、数々の北米公演、にノミネートされたウエスト・エンド公演の他、世界中で公演が上演されている。 2003年の開幕から世界中で興行収入の記録を塗り替えており、、、、では週間興行記録を保持している。 2011年1月2日、ロンドン、ブロードウエイ、2つの北米ツアー公演で同時にそれまでの週間興行記録を塗り替えた。 2013年の最終週、ブロードウエイ公演はさらに記録を塗り替え、320万ドルの興行収入をあげた。 ウエスト・エンド公演と北米ツアー公演はそれぞれのべ200万人が鑑賞した。 経緯 [ ] 作曲・作詞のスティーヴン・シュワルツは休暇中にグレゴリー・マグワイアの1995年の作品『オズの魔女記』を読み、舞台化の構想が浮かんだ。 しかしマグワイアは実写映画化を計画していたユニバーサル・ピクチャーズとすでにの契約を交わしていた。 シュワルツはユニバーサルのプロデューサーであるマーク・プラットに『オズの魔女記』の舞台化について切々と訴えつつ、1998年、シュワルツはでマグワイアを説得した。 この結果、プラットはユニバーサルとデイヴィッド・ストーンと共に共同プロデューサーとして契約を結んだ。 小説ではドロシーがやって来る何年も前からのオズの国を舞台に政治、社会、善と悪の倫理的解釈を描いている。 エメラルド・グリーンの肌色をし、人々から誤解されているが賢く情熱的で、後に悪名高い西の悪い魔女となる少女エルファバと、金髪で美しく人気のある、後に南の良い魔女となる少女グリンダが中心人物となっている。 場所や出来事により5章に分かれており、登場人物や状況は1900年のライマン・フランク・ボーム著『オズの魔法使い』および1939年の映画『オズの魔法使』に沿っている。 本当に「ウィキッド」 悪い なのは誰か、良かれと思ったことが悪い結果を生むことが果たして悪気があって悪い結果を生むことと同義であるのかを読者に考えさせる。 シュワルツはいかに小説の濃度を凝縮し、複雑な筋を明快にするか熟慮した。 最終的にマーク・プロットと共に構想を練り、マグワイアの小説を完全に舞台化するのではなくオリジナルの舞台を作り上げる方向で話し合いを重ね 、受賞脚本家ウィニー・ホルツマンに1年かけて概略を任せることとなった。 1939年の映画を基にエルファバの視点から描かれたマグワイアの作品から草稿が作られたが、その舞台化のあらすじは小説の内容から程遠いものとなった。 ホルツマンは『』誌のインタビューで「悪役であるエルファバの視点で描き、大学で2人の魔女がルームメイトとなるというマグワイアの素晴らしいアイデアを採用したが、小説では描かれていない友情が深まっていく過程が舞台版の大筋となるところが大きな違いである」と語った。 シュワルツはこの違いについて「当初は後にグリンダとなるガリンダとエルファバの関係性、この女性2人の友情、そしてこの2人がどのようにして全く違う運命に導かれるのかに興味があった」と語った。 この明らかな違いに加え、フィエロのかかしとしての登場、最後の場面でのエルファバの生存、ネッサローズが生まれつき腕がないのではなく車椅子の生活、ボックがグリンダを愛し続けニック・チョッパーの代わりにブリキの木こりになる点、ウィンキー国のヴィンカスでのエルファバの生活がカット、ディラモンド教授が殺されないなどの変更点がある。 ミュージカル版の脚本、歌詞、曲は読み合わせの間にどんどん変更された。 この時のワークショップには、シュワルツが作曲の際にイメージしていたトニー賞受賞女優クリスティン・チェノウスがグリンダ役で参加していた。 当初エルファバ役にはが配役されていたが、2000年、イディナ・メンゼルが配役された。 2000年初頭、ワークショップからブロードウエイ公演に発展させるため、ニューヨークのプロデューサーであるデイヴィッド・ストーンが起用された。 演出にジョー・マンテロ、振付にウエイン・シレントが起用され、トニー賞受賞デザイナーのユージーン・リーが、ボームの小説のによる挿絵およびマグワイアが構想した巨大時計を基に舞台装置をデザインした。 衣裳デザイナーのスーザン・ヒルファティがの時代の衣裳を基に200着以上の衣裳をデザインし、照明デザイナーのケネス・ポズナーが800以上のライトを使ってそれぞれの雰囲気に合わせた54場面を作り上げた。 2003年4月までに全ての出演者が決まり、一般に公開される準備は整った。 2003年5月28日、サンフランシスコのカラン劇場でブロードウエイ前のSHNによる試験興行が行なわれた。 2003年6月10日、正式に開幕し、6月29日に閉幕した。 観客の反応は概ね好評であったが、批評家にはその舞台の美しさは認めつつも脚本、音楽、振付を過小評価した者もいた。 『』誌のデニス・ハーヴェイは「平凡な」脚本、「陳腐な」歌詞、「ありきたりの」音楽と語りつつ、「スマートな演出」、「優雅なデザイン」、「素晴らしい出演者」であると評価した。 『サンノゼ・マーキュリー・ニューズ』の Karen D'Souza は「エメラルド・シティの本当のテーマ」と記した。 賛否両論ではあったが、ブロードウエイ公演前に大規模な改訂を行なった。 ホルツマンは「スティーブン ・シュワルツ はサンフランシスコでの公演終了からニューヨークでのリハーサルが始まるまで3ヶ月かけて書き直したと力説していた。 これは重要なことだった、ここでこの公演の運命が決まった」と語った。 いくつかの曲は少々変更し、脚本の数箇所が書き換えられた。 シュワルツが懸念していたフィエロの人生哲学を明示するため、フィエロを紹介する『 Which Way is the Party? 』がカットされ、その代わりその後の『 Dancing Through Life』に代用された。 またチェノウス演じるグリンダに比べ、メンゼル演じるエルファバが暗いことが懸念されていた。 『』紙の批評家ロバート・ハーウィットは「メンゼルが役に入り込んだ悪い魔女エルファバはチェノウスのグリンダの陽気さが必要だ」と記したため 、エルファバをより引き立てることにした。 ブロードウエイ公演への改訂についてシュワルツは「脚本と音楽を書き換えなくてはいけないことは明らかだった。 批評家達は率直で助かった。 劇場に来る前から批判するニューヨークと違って、正直で建設的な批評から多くを学んだ」と語った。 2003年10月30日、ブロードウエイ公演が開幕した。 あらすじ [ ] 第一幕 [ ] 物語は、オズ国民が「西の悪い魔女」の死を喜び祝う場面から始まる。 舞台に降臨した「南の善い魔女」グリンダは、あらためて魔女が溶けたことを国民に告げると、死んだ魔女の身上を語り始めた。 魔女はその母親と見知らぬ男との情事の産物であり、父親は、全身緑色をした彼女のことを忌み嫌っていた "No One Mourns the Wicked"。 これから語られるのは、グリンダと魔女の上に起きたできごとの回想録である。 グリンダ、当時はガリンダ・アップランドと、足に障害を持つ妹・ネッサローズを連れた姉のエルファバは、ともにシズ大学 "Dear Old Shiz" に入学する。 エルファバの父は、障害を持つ愛娘ネッサローズに宝石をあしらった美しい銀色の靴を贈り、対して姉のエルファバにはネッサローズの世話をするよう厳しく言い渡した。 シズ大学学長のマダム・モリブルは学生たちに自己紹介をした後、寮の部屋割を発表する。 二人の意に全く反して、初対面から反発しあっていた華やかな人気者ガリンダと生真面目で地味なエルファバは同室になってしまった。 エルファバの生来の魔術の才に気づいたマダム・モリブルは、彼女が将来オズの魔法使の右腕となって活躍できると言う。 それを聞いたエルファバは浮き足立ち、魔法使と自分がこれからどんな偉業を成し遂げるだろうかと夢想する "The Wizard and I"。 同室のガリンダとエルファバは、各々の実家に向けた手紙の中で、互いの不運な部屋割や、そりの合わないルームメイトの事を嘆く "What is this Feeling? 大学の講義が始まり、シズ大学唯一の動物教師、ヤギのディラモンド教授が登壇するが、彼の授業は動物排斥運動団体によって中止させられてしまう。 学生が去った後、ディラモンド教授はエルファバにオズの現状を打ち明ける。 オズの実態が外観とは違う事、何者かがオズの動物たちから言葉を話す能力を奪いつつある事を "Something Bad"。 さて、フィエロ・ティゲラーはウィンキー国の王子であったが、王子ゆえ、やはりお気楽で頭がからっぽの男であった。 彼がシズ大学に入ると、その無類の王族ぶりはすぐに周囲に知れ渡る事となった "Dancing Through Life"。 彼が学生を集めて開いたパーティに、ボックというひとりのマンチキンがガリンダを誘う。 ところがガリンダは彼の名前をビックだと思っているほどボックに興味がなかった。 ガリンダはフィエロをパートナーにと考えていたので、ボックにはネッサローズを誘うように仕向ける。 ボックは意に反してネッサローズとダンスをし、ネッサローズはボックに恋してしまう。 パーティの支度をしている途中、ガリンダは趣味の悪い黒い三角帽子の入った箱を見つけ、エルファバに「プレゼント」として贈る。 その帽子を被ったエルファバがパーティ会場に現れるが、ただ嘲笑の的になっただけであった。 しかしエルファバは嘲笑の中ひとり踊りだす。 そのときマダム・モリブルが現れ、ガリンダに魔法の杖を手渡す。 それは、ガリンダがネッサローズとエルファバにした「親切」に対しての、エルファバの感謝の気持ちであった。 良心の呵責を感じたガリンダはダンスフロアに出てエルファバと共に踊り、ふたりは新たな友情を育みはじめる。 パーティが終わり、部屋に戻ったガリンダはエルファバに語りかける。 新しい友人をイメージチェンジさせ、人気者 "Popular" にさせてあげると。 そしてガリンダは2人の仲を深めるため、「秘密の教え合いっこ」を提案する。 それに対しエルファバは、ネッサローズの不幸な身の上は自分のせいだと明かす。 彼女の母は妊娠中、次の子がエルファバのような緑色にならないよう、とある植物を食べ過ぎたのだという。 その影響でネッサローズの足は永遠に動かなくなり、母親は出産の時に亡くなってしまった。 罪悪感を吐露するエルファバを何気なく慰めたガリンダに、エルファバは少し救われる。 一方ガリンダは、自分はフィエロと結婚する予定だと公言する。 ただし、その事をフィエロは知らないのだが。 その翌日、遂にオズ当局はディラモンド教授を追放する。 新しい歴史の教授はライオンの子を入れた籠を持って登場し、動物はこれから籠に入れて飼育され、二度と言葉を習うことはないと宣う。 このライオンが、のちの臆病なライオンである。 怒ったエルファバとフィエロはライオンを盗み、解放してやる。 ふたりは互いに心動くが、フィエロは動揺し、その場を後にする。 エルファバは橋の下に逃げ込み、フィエロのような人が自分のような者を愛することなどないと呟く "I'm Not That Girl"。 エルファバを見つけたマダム・モリブルが、彼女がオズの魔法使に拝謁を許されたと報告する。 エメラルド・シティに向かう鉄道の駅で、ガリンダとフィエロはエルファバを見送る。 ガリンダは、フィエロの気を引こうと、ディラモンド教授に敬意を表して自分の名前を「グリンダ」にするわ、と宣言した。 教授は以前、何度言ってもそのように間違って発音していたのだ。 フィエロは聞き流していた。 エルファバに心を奪われていた。 フィエロのつれない態度に落ち込むグリンダに対し、申し訳なさを感じたエルファバは、一緒に魔法使に会おうとグリンダを誘う。 一日エメラルド・シティを観光した後 "One Short Day" 、エルファバとグリンダは魔法使との謁見へ向かう。 魔法使は来客に会うときは必ず、大掛かりな特殊効果を用いていた。 だが、エルファバの前には身一つで姿を現した。 それは噂とはかけ離れた、ごく普通の容姿の男性であった。 彼はエルファバに、彼の協力者となるよう持ちかける "A Sentimental Man"。 マダム・モリブルがエルファバの卓越した魔術の才能について彼に話して聞かせたという。 魔法使がエルファバを招待したのはこのためだった。 その時、闇の中からマダム・モリブルその人が姿を現す。 エルファバが魔法使のお気に召すかを案じ、あとをつけてきたのだと言う。 実は彼女は出世し、魔法使の下でオズの国の広報官を務めていたのだ。 エルファバはマダム・モリブルの登場に非常に驚いたが、後を尾けられていた事に怒りはせず、モリブルの「宣伝」が上手くいったことを喜んでいた。 マダム・モリブルと魔法使の関係がただならぬものである事は観客の目には早い段階から明白であったが、果たして彼らは密な協力関係にあった。 かつ、よからぬ策略においての共謀関係であった。 そのわけはすぐに明らかになるのだが、この段階ではまだ語られない。 魔法使はエルファバに、魔力の試験を課する。 魔法の呪文の本グリマリーを使い、召使いの猿チステリーを、空を飛べるようにしてみよというのだ。 生まれながらにして古代言語の知識を持っていたエルファバは、見事チステリーに翼を与えてみせた。 しかし、場面は不気味な様相に一変する。 魔法使いがエルファバに唱えさせた呪文は、単に一匹の猿に翼を与えただけではなかったのだ。 エルファバの期待以上の能力に心を弾ませた魔法使が見せたものは、無数の翼猿が飛び交う巨大な檻であった。 興奮した魔法使は、この猿たちを工作員として動物の運動を破壊させようと言い放った。 マダム・モリブルもまた目をぎらぎらと輝かせて、エルファバになら出来ると思っていたわと口走る。 ところが。 当のエルファバは、それを聞いて愕然としていた。 恐怖に震えあがっていた。 マダム・モリブルと魔法使は政府の黒幕であった。 シズ大学の学生の間では、動物排斥運動は過激派の仕業であると言われてきた。 しかし、それは違ったのだ。 彼らこそがその運動の首謀者だった。 表向きには動物の職員の解雇や国外追放を遺憾に思っているように見えていたマダム・モリブルその人が、実はその解雇・排斥の指導者であったのだ。 これらすべての関係が、エルファバの頭の中で一瞬のうちに繋がった。 マダム・モリブルと魔法使に対して、当然のごとく怒りが沸き立った。 オズ政府の二人はエルファバが自分たちの思い通りにならないと悟るやいなや、今度は彼女を有害な破壊分子と睨み始めた。 もはやエルファバは、怒るというより信じられなかった。 かつて自分が彼らを信じていたのが悲しかった。 彼のように偉大になりたいと努力してきたというのに。 あこがれの魔法使は、何の力も持たない単なる中年であった。 エルファバとグリンダは全速力でその場を逃げ出した。 オズの兵士が追って来ていた。 グリマリーはエルファバの手中にあった。 ふたりは町中で最も高い塔に逃げ込んだ。 秘密を漏らされることを恐れたマダム・モリブルがオズ国民に向け、「悪い魔女」のエルファバに騙されないように、と通知するのが聞こえた。 箒に魔法をかけて飛べるようにしたエルファバは、グリンダに一緒に来るよう説得する。 逡巡するグリンダ。 しかし、彼女にとって、世間の好感度はきわめて重要な事項であった。 その欲望に逆らうことが出来ないグリンダは、エルファバの誘いを断る。 直後、衛兵が塔の扉を破って中へと押し寄せてきて、「破壊分子」の一員であるとしてグリンダを捕えた。 エルファバが箒を振りかざし威嚇しながら、グリンダは何の関係もないと叫んだそのとき、猛烈な爆風が吹き荒れてあっという間に兵士たちをちりぢりに吹き飛ばした。 エルファバは宙に舞い上がっていた。 兵士たち、市民たちを挑むように見下ろして、彼女は絶唱する。 自分の持てるすべての力をかけて魔法使と戦うと "Defying Gravity"。 革命戦士の銃のごとく、箒を高々と掲げるエルファバ。 その姿が暗転して、第一幕は終わる。 第二幕 [ ] 程なくして。 マダム・モリブルによるネガティヴ・キャンペーンにより、エルファバは「ザ・ウィキッド -西の悪い魔女-」という汚名を背負う。 グリンダは、モリブルと開いた記者会見で、フィエロとの婚約を電撃発表する "Thank Goodness"。 その頃、難を逃れてマンチキン国の総督官邸に辿りついたエルファバは、今や総督となったネッサローズから、妹の足を治すために力を使わなかった事を咎められていた。 エルファバはネッサローズの宝石をちりばめた靴に魔法をかけ、ルビーの靴に姿を変えた。 その靴を履いたネッサローズは、たちまち歩くことが出来るようになる。 それを見ていたボックは、自分はネッサの使用人として身を捧げてはいるが、心はいまだグリンダに奪われていることを告白する。 怒り狂ったネッサローズがエルファバのグリマリーを取り上げて呪文をかけ、ボックの心臓は縮まってゆく。 ボックへの執着によってマンチキンの国民に圧政を強いていたと悟り後悔するネッサの姿を見て、エルファバはボックを救おうと魔術を試みる。 やがてボックは苦痛から解放される。 エルファバがとったのは、彼の心臓を取り去り、ブリキのきこりに生まれ変わらせるという方法だった。 ネッサローズは発狂し、すべての罪をエルファバに着せる。 エルファバは残りの翼猿を解放しに魔法使の宮廷へ戻る。 魔法使はエルファバの関心を取り戻そうと、それに従う "Wonderful"。 だが猿たちの中に、言葉を失い単なる山羊と化したディラモンド教授の姿を見つけたエルファバは、魔法使の誘いをはねつける。 そしてエルファバが逃げ込んだのは、フィエロの元であった。 ふたりは愛を確かめ合い、ともに逃げることを決意する。 これを見ていたグリンダは、親友と婚約者が自分を裏切ったことに打ちひしがれる "I'm Not That Girl Reprise "。 腹いせにグリンダは、マダム・モリブルと魔法使に対し、エルファバの弱点は妹、妹のためならなんでもすると暴露する。 それを聞いたモリブルは、得意の気象魔法を使ってネッサローズを竜巻に巻き込もうと画策する。 暗い森に逃げ込んだフィエロとエルファバは、あらためて愛を確かめあう。 しかしその時、妹の身があぶないことを察知するエルファバ "As Long As You're Mine"。 急いで助けに向かうが、着いた時には既に手遅れであった。 ドロシーとトトがグリンダに見送られてイエロー・ブリック・ロードを歩み去ったまさにその瞬間を目撃したエルファバはグリンダにつかみかかるが、エメラルド・シティの衛兵に捕えられる。 助けに来たフィエロは自らおとりになり、エルファバを逃がす。 衛兵はフィエロをトウモロコシ畑のそばまで連れて行き、エルファバの居場所を喋らせようと拷問にかけ続けた。 自分の城に逃げ延びたエルファバは、フィエロを救うためありとあらゆる呪文を唱えるが、力が及ばない事を感じていた。 よかれと思ってした事が仇になる。 自分に関わる者は不幸になる。 エルファバは「ウィキッド」の運命を呪う "No Good Deed"。 そのころ、ボックとオズの市民は魔女狩りの用意をしていた "March of the Witch Hunters"。 それを見たグリンダはエルファバの城へ赴きドロシーを解放するよう説得するが、エルファバはそれを拒むと、グリンダに懇願する。 そして、グリンダにはオズで権力を握ってほしいと。 固い約束を交わしたふたりは、真の友情で結ばれる "For Good"。 怒れる群集の隊列がエルファバの城に到達した時、隙を狙ってドロシーはバケツの水をエルファバにかけ、遂にエルファバは溶ける。 何が起きたのかわからないグリンダ。 残されたものは、親友の黒い三角帽子と緑色の薬瓶だけだった。 エルファバの死を嘆き、その後、グリンダはエルファバの遺した薬瓶を魔法使につきつける。 彼女の母親と密通した見知らぬ男とは誰だったのか? 魔法使こそが、エルファバの父親であったのだ。 呆然とする魔法使を気球に乗せ、オズから追放するグリンダ。 マダム・モリブルは牢獄へ。 そして場面は冒頭へ、グリンダはオズ国民の前に姿を現す。 そのころ、エルファバによって脳みそのないかかしの姿に変えられたフィエロが、秘密の入り口からエルファバの城に潜り込む。 そこに居たのはエルファバ、彼女は生きていたのだ。 再会を喜び合うふたり。 そしてグリンダが「良い魔女のグリンダ」としてオズ政府を再編することを国民に宣言しているころ、エルファバとフィエロはオズを後にする。 ふたりは二度とオズに戻ることはなかった "Finale"。 登場人物 [ ] エルファバ(Elphaba) 本作の主人公。 緑色の肌の少女。 まっすぐな心の持ち主。 ディラモンドを除いた周囲に愛されずに育つ。 大いなる魔法の才能があるが、それを隠していた。 後の西の悪い魔女。 ニックネームはエルフィー。 学園の人気者。 自らの美貌と才知による出世を夢見る。 魔法に憧れているが、その才能はまったくない。 エルファバとはシズ大学の同窓生で、無二の親友だが、最初は他の学生達とともにエルファバをのけ者にしていた。 後の南の良い魔女。 オズの魔法使い(Wizard of Oz) いわゆる「素晴らしき」オズの魔法使い。 大賢者にしてエメラルドシティの支配者。 その正体は、気球に乗ってやってきたアメリカ人。 卑劣な性格で、目的のためには手段を選ばない。 マダム・モリブル(Madame Morrible) エルファバとガリンダ在学が在学していた頃のシズ大学の学長。 高名な魔法使い。 エルファバをオズの魔法使いに紹介する。 のちのオズの魔法使いの宣伝担当相になる。 実はオズの魔法使いの共犯者。 ディラモンド教授(Dr. Dillamond) シズ大学の歴史学教授で言葉を話すヤギ。 ガリンダをグリンダとしか発音できない。 教授への敬意から、やがてガリンダは自らグリンダと名乗ることになる(このくだりは日本公演版では「子供が生まれたらディラモンドと名づけるわ」に変更されている)。 エルファバと親しいが、大学を追放されてしまう。 ネッサローズ(Nessarose) エルファバの妹。 脚が不自由。 ガリンダによれば、「悲劇的美しさ」がある。 愛称はネッサ。 のちに父の跡をつぎ総督の道へ進む。 ボックに想いを寄せている。 フィエロ(Fiyero) オズの西部にあるウィンキー王国のハンサムな王子。 名うてのプレイボーイ。 素行が悪いため数々の大学を追い出されている。 シズ大学でエルファバやガリンダと出会い、2人の間で心が揺れる。 のちにオズの魔法使いの宮殿の衛兵隊長になる。 ボック(Boq) マンチキン人の男性。 大学時代、ガリンダに一目ぼれする。 マンチキンにしては比較的大柄。 ガリンダへの愛からネッサローズに親切にする。 しかしガリンダには「ビック」と度々呼び間違えられることが多い。 やがて、政治家となったネッサローズに仕える。 キャストについて [ ] ブロードウェイのオリジナルキャストはエルファバ役に、グリンダ役にと演劇界の人気女優2人が主役を務め、オズの魔法使いはミュージカル「」や「」でお馴染みのが演じた。 メンゼルは2004年6月ので主演女優賞を受賞。 授賞式では最大の見せ場「Defying Gravity」を熱唱した(チェノウェスもノミネートされた)。 舞台制作はの大手映画会社が行い、14億円の巨額を投じたことでも話題となった。 大掛かりな舞台装置や、舞台を彩る美術・衣装・照明・音響も豪華で見応えがある。 シカゴ版の開幕では米国最大のTVコメディー番組に長年出演したがエルファバを演じ、またロンドン版ではブロードウェイ・オリジナルキャストのが2006年12月まで再演して話題をさらった。 ブロードウェイ・オリジナルキャストにより録音されたCDは、2005年にを受賞。 2006年11月にはミュージカルCDとしては極めて珍しいプラチナセールスを記録している。 ロサンゼルス公演には、かつても出演していた。 ミュージカル・ナンバー [ ] 第一幕• グッドニュース — グリンダ、オズの国民• シズ大学(校歌) Dear Old Shiz — 生徒達、ガリンダ• 魔法使いと私 — マダム・モリブル、エルファバ• 大嫌い! — ガリンダ, エルファバ、生徒達• 言葉奪われる Something Bad — ディラモンド教授、エルファバ• 人生を踊り明かせ — フィエロ、グリンダ, ボック、ネッサローズ、エルファバ、生徒達• ポピュラー — グリンダ、エルファバ• 私じゃない — エルファバ• エメラルドシティー — エルファバ, グリンダ、エメラルド・シティの市民• センチメンタルマン A Sentimental Man — 魔法使い• 自由を求めて — エルファバ, グリンダ, ガーディアン、オズの国民 第二幕• グッドニュース リプライズ No One Mourns the Wicked Reprise - オズの国民• ワンダフル Wonderful — 魔法使い、エルファバ• 私じゃない〜リプライズ I'm Not That Girl Reprise — グリンダ• 二人は永遠に — エルファバ、フィエロ• 闇に生きる — エルファバ• 魔女を殺せ March of the Witch Hunters — ボック、オズの国民• あなたを忘れない — グリンダ、エルファバ• 多くのミュージカル音楽がそれぞれの曲にわずかな重複を含みつつ新たなモティーフやメロディを用いるのに対し、シュワルツは作品中にいくつかのを組み入れた。 これらのモティーフのいくつかはを示しており、例えば『 Dancing through Life』の曲中にガリンダがエルファバに「不気味な」帽子をプレゼントする際、それ以前のエルファバとグリンダが互いに嫌い合う『 What is this Feeling? 』のテーマが反芻されている。 『ウィキッド』には全体を通して2つのテーマがある。 シュワルツは珍しくそれ以前の作品のモティーフやメロディを使用している。 1つはエルファバのテーマに、シュワルツがを務めた1971年の作品『 』の一部が使用されている。 2004年のインタビューで彼は「私はこのメロディがとても好きだったけれども、それまで何に使ったら良いのかわからなかった」と語った。 1971年に彼が作ったコード進行は『ウィキッド』のオーケストラで有名なテーマとなった。 楽器編成を変えることにより、同じメロディでも違った雰囲気を表現することを可能にした。 序曲ではこのメロディはと重厚なで表現している。 これについてシュワルツは「巨大な闇が観客を脅かすように」と語った。 『 As Long As You're Mine』ではとで同じコード進行により演奏されるが、ここではロマンティックなデュエット曲になっている。 新たな歌詞に加え、別の間奏により『 No One Mourns the Wicked』ではこのテーマがこの曲の核心となっている。 シュワルツはライトモティーフの『 Unlimited』を第二の主要なモティーフとして全編に使用している。 タイトル曲には含まれていないが、他のいくつかの曲にセクションで使用されている。 1939年の映画『オズの魔法使』の作曲家に敬意を表し、『 Unlimited』のメロディに『』の最初の7音を組み込んだ。 シュワルツはこのことについて冗談で「法によると、8音目まで使うと、人々が「メロディを盗用した」と言われるからね。 もちろんリズム、ハーモニー、コードなども全く違う。 それでもまだ『虹の彼方に』の最初の7音なんだ」と語った。 シュワルツはを多用し、このモティーフの起源をわかりづらくしている。 これにより、当初で書かれた『 Defying Gravity』などのような対比を作り出した。 しかしエルファバが妹を歩けるように力を使った時の曲『 The Wicked Witch of the East』では『 Unlimited』はで演奏される。 キャスト・レコーディング・アルバム [ ] 2003年12月16日、オリジナル・ブロードウエイ公演の・アルバムがより発表された。 『ウイキッド』の舞台で使用される『 The Wizard and I Reprise 』と『 The Wicked Witch of the East』以外の全ての曲が収録されている。 第二幕開幕時の『 No One Mourns the Wicked』の短いリプライズは『 Thank Goodness』の前に繋げられた。 指揮および音楽監督のおよびジェイムス・リン・アボットによる編曲、による管弦編曲。 2005年、このアルバムはで最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞を受賞し 、2006年11月30日、によりに 、2010年11月8日、ダブル・プラチナに認定された。 2008年10月28日、5周年記念ブロードウエイ・キャスト・レコーディングの特別盤が発表され、ボーナス・トラックとしてドイツ公演キャストによる『 Solang Ich Dich Hab As Long as You're Mine 』、『 Gutes Tun No Good Deed 』の他、日本公演キャストのおよびカンパニーによる『人生を踊り明かせ Dancing Through Life 』、沼尾みゆきによる『ポピュラー Popular 』が収録されている。 後に『 The Wizard and I』に置き換えられる『 Making Good』はシュワルツのピアノ演奏に合わせステファニー・J・ブロックが、『 I'm Not that Girl』はブライアン・メイのギター演奏に合わせケリー・エリスが、『 For Good』はとが歌った。 他に『 Defying Gravity』はメンゼルのダンス・ミックスで収録されている。 2007年12月7日、公演のドイツ盤が発表された。 このアルバムはブロードウエイ・キャスト・レコーディングの曲順、編曲に沿っている。 2008年7月23日、東京公演のオリジナル・キャストによる日本盤が発表された。 『ウイキッド』キャスト・レコーディング・アルバムの中で日本盤のみグリンダの最後の台詞が収録されている。 各国での上演状況 [ ] アメリカ [ ] 現在、では4つのカンパニーで同時上演されている。 での成功により、2005年春からブロードウェイと並行して、とでのロングランを開始。 2007年1月からはでもロングランが行われた。 ロサンゼルス上演は2009年1月に閉幕し現在はに移動。 シカゴ上演も2009年2月には閉幕しその後二つ目の全米ツアーに移行しているが、現在もいずれの地域でもチケットの入手が最も困難なミュージカルのひとつである。 ロサンゼルス公演には、かつても出演していた。 オリジナル・ブロードウエイ公演 [ ] サンフランシスコのカレン劇場でSHNにより、2003年5月28日、プレビュウ公演が開幕し、6月10日、ブロードウエイ公演前の試験興行が正式に開幕した。 出演者はグリンダ役にクリステン・チェノウス、エルファバ役にイディナ・メンゼル、魔法使い役に、フィエロ役に、ネッサローズ役に、マダム・モリブル役に、ディラモンド教授役に、ボック役にカーク・マクドナルドが配役された。 ワークショップの段階ではエルファバ役にステファニー・J・ブロックが配役されていたが、公演時にはアンサンブルおよびエルファバの代役に配役された。 2003年6月29日、試験興行が閉幕し、大幅な手直し後に2003年10月8日、ブロードウエイのガーシュイン劇場でプレヴュウ公演が開幕した。 数名のアンサンブルが変更になり、魔法使い役がに、ディラモンド教授がに、ボック役が になった他、エルファバ役の代役に、グリンダ役の代役にが追加されたが、サンフランシスコ公演のスタッフ、出演者の多くが残った。 2005年1月、 Saycon Sengbloh がエルファバ役の代役となり、初のエルファバ役となった。 その後、ダニエル・ウイリアムソン、、リリー・クーパー、エミー・レイヴァー・ランマンと5名の黒人がエルファバ役を演じたりカヴァーした。 今のところカディムが唯一黒人でエルファバ本役に配役された。 2013年2月から5月の期間限定で、ドイツおよびオランダ公演にエルファバ役で出演していた がブロードウエイに出演し、3カ国語でエルファバ役を演じた最初の女優となった。 その後彼女はロンドンのウエスト・エンド公演に移籍し現在も出演中である。 その他の北米公演 [ ] 2005年、のを皮切りに北米ツアー公演が始まり、それ以降アメリカとカナダの様々な都市で公演を続けている。 3月8日からのプレヴュウ公演からエルファバ役にはステファニー・J・ブロックが配役されていたが、リハーサル中に負傷したためが急遽代役で出演した。 そのためプレヴュウ公演は翌日からに延期された。 3月25日、ブロックが復帰し、3月31日からツアー公演が正式に開幕した。 その他のオリジナル・キャストにはグリンダ役に 、フィエロ役にデリック・ウイリアムズ、ネッサローズ役に、マダム・モリブル役に、ディラモンド教授役に、ボック役にローガン・リプトン、魔法使い役にが配役された。 4月29日から6月12日までシカゴにあるオリエンタル劇場でオリジナル・ツアー・キャストで期間限定公演の予定であったが、プロデューサーはロングラン公演を決定し、ブロードウエイ以外の『ウイキッド』で初のロングラン公演となった。 オリジナル・ツアー・キャストでの公演が終了した翌日から同じ劇場でロングラン公演が開始した。 シカゴ・キャストはエルファバ役に 、グリンダ役に、マダム・モリブル役に、フィエロ役に、ボック役に 、ネッサローズ役に Heidi Kettenring、魔法使い役に Gene Weygandt が配役された。 2009年1月25日、1,500回以上の上演を経て閉幕した。 ツアー公演は2010年12月1日から2011年1月23日までキャディラック・パレス劇場で上演のためシカゴに戻ってきた。 2013年10月30日から12月21日まで10周年記念としてシカゴの で8週間上演した。 12月16日、元ウエスト・エンド・キャストのグリンダ役のがシカゴ公演に出演し、2カ国に亘って『ウイキッド』に出演した最初の女優となった。 2007年2月10日、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるパンテイジス劇場でロングラン公演のプレヴュウ公演が開幕し、2月21日、正式に開幕した。 グリンダ役に、エルファバ役にブロードウエイで代役であったイーデン・エスピノサ 、マダム・モリブル役にキャロル・ケイン、ディラモンド教授役にティモシー・ブリトゥン・パーカー、ネッサローズ役にジェナ・リー・グリーン、ボック役に、フィエロ役にクリストファー・キュージック、魔法使い役にが配役された。 2009年1月11日、12回のプレヴュウ公演、791回の本公演を経て閉幕した。 このロサンゼルス公演は2007年の『』の『 』のエピソードでブロードウエイの公演として登場した。 2009年1月27日、サンフランシスコのSHNのオルフェウム劇場でプレヴュウ公演、2月6日、本公演が開幕した。 エルファバ役にティール・ウィックス、グリンダ役に Kendra Kassebaum、フィエロ役にニコラス・ドロマード、マダム・モリブル役にキャロル・ケイン、魔法使い役にデイヴィッド・ギャリソン、ネッサローズ役に、ディラモンド教授役にトム・フリン、ボック役にエディ・リオシェコが配役された。 2010年9月5日、12回のプレヴュウ公演、672回の本公演を経て、エルファバ役にマーシー・ドッド、グリンダ役に閉幕した。 2013年1月23日から2月17日、ツアー公演の一環でオルフェウム劇場で再演された。 2009年3月7日、2回目のツアー公演がにある Barbara B. Mann Performing Arts Hall でプレヴュウ公演を迎え、3月12日に正式に開幕した。 1回目のツアー同様、北米の様々な都市を巡った。 エルファバ役に エルファバ役とネッサローズ役を演じた最初の女優 、グリンダ役にヘレン・ヨーク、フィエロ役に、ネッサローズ役にクリスティン・リース、マダム・モリブル役にマリリン・キャスキー、ディラモンド教授役にデイヴィッド・デヴリス、ボック役にテッド・エリー、魔法使い役にが配役された。 ロンドン公演 [ ] 2006年9月7日、ウエスト・エンド公演がアポロ・ヴィクトリア劇場でプレヴュウ公演が開幕し、9月27日、正式に開幕し、2014年4月26日まで上演予定である。 2011年、5周年を迎え、5年間の出演者が登場したスペシャル・カーテン・コールを行なった。 ロンドン公演はイギリスの観客に合わせて台詞、振付、特殊効果などが少々変更された。 これらの変更点は以降他の『ウイキッド』公演にも適用された。 ウエスト・エンド公演にはブロードウエイ公演でエルファバ役を演じたイディナ・メンゼルが出演した。 他の出演者はグリンダ役に、マダム・モリブル役に、フィエロ役に、ディラモンド教授役に、ボック役に、ネッサローズ役に、魔法使い役にが配役された。 3ヶ月の契約満了に伴い、エルファバ役のメンゼルが降板してが引き継ぎ、イギリス人で初めてエルファバ役を演じ、ブロードウエイとウエスト・エンドの双方でエルファバ役を演じた2人目の女優となった。 エリスの後任にが配役され、ロンドン公演でエルファバ役を演じた初めての黒人女優となった。 ロンドン公演で最も長くエルファバ役を演じたのは2年半演じたである。 2010年から2011年までグリンダ役を演じたはその後エルファバ役も演じ、ミュージカル史上初めて1作品で主演2役双方を演じた女優となった。 2013年秋、オランダの女優 Willemijn Verkaik がディアマンの後任となったことにより、 Verkaik にとって『ウイキッド』を演じた4カ国目となり、ブロードウエイとウエスト・エンドの双方に出演した3人目の女優となった。 イギリス、アイルランド・ツアー公演 [ ] 2013年9月12日、イギリスとアイルランドを巡るツアー公演がのパレス劇場で始まり、同劇場で11月16日まで完売の公演が続き、その後11月27日からで上演した。 2014年の上演予定地は、、、、、、、である。 2015年にはで上演予定である。 出演者にはエルファバ役にウエスト・エンド公演で代役であったニッキ・デイヴィス・ジョーンズ、グリンダ役にウエスト・エンド公演でアンサンブルであったエミリー・ティアニー、フィエロ役にリアム・ドイル、マダム・モリブル役にマリリン・カッツ、ネッサローズ役にカリナ・ギルスピー、ボック役にウエスト・エンド公演で同役を演じた George Ure が配役された。 この公演で初めて魔法使いとディラモンド教授が1人の俳優、 Dale Rapley に配役された。 ただし2008年11月、ロンドン公演で何人かの役者が出演できずに急遽デイヴィッド・ストラーが双方の役を演じたことがあった。 エルファバ役にオーストラリア人の、およびジリアン・ギアッチ、ユージニア・プリミスのトリプル・キャストで演じられた。 エルファバを外国人、グリンダを日本人が演じており英語と日本語が混在している。 『ウイキッド』第一幕導入部の筋に沿っているが、フィエロ、マダム・モリブル、ボック、ネッサローズ、ディラモンド教授は出ておらず、舞台装置や衣裳も変更されている。 2011年1月11日、閉幕した。 また、には劇団四季による完全日本語翻訳版が東京・新橋のにて開幕した(プレビューは6月15日)。 出演者はエルファバ役に、グリンダ役にが配役された。 なお、タイトルについて、ユニバーサルがタイトル表記を「 ウィケッド」とすることを先に決めたため、上演開始が後になった版は「 ウィキッド」となっている。 なお、東京での公演は2009年9月6日に千秋楽を迎え、同年10月11日から大阪公演が始まっており 、また2010年5月23日には日本での通算公演回数1000回を迎えた。 出演者はエルファバ役に、グリンダ役にが配役された。 大阪公演は、2011年2月13日に千秋楽となった。 さらに2011年4月2日からは5ヶ月の限定で福岡公演が始まった。 四季が福岡から撤退してから初の上演作品となる。 出演者はエルファバ役に江畑晶慧、グリンダ役に沼尾みゆきが配役された。 2011年8月28日の福岡公演閉幕後、2011年9月23日からは名古屋公演も行われ、2012年9月に千秋楽を迎えた。 出演者はエルファバ役に江畑晶慧、グリンダ役に苫田亜沙子が配役された。 更に2013年8月3日から東京再演が電通四季劇場[海]にて開幕、2014年11月16日に千秋楽を迎えた。 2016年5月3日、札幌公演開幕予定。 ドイツ公演 [ ] 2007年11月1日からのにある Palladium Theater で『 Wicked: Die Hexen von Oz』 ウイキッド: オズの魔女達 という題名でプレヴュウ公演、11月15日から正式に開幕した。 エルファバ役に Willemijn Verkaik、グリンダ役に 、フィエロ役に Mark Seibert、マダム・モリブル役に Angelika Wedekind、ネッサローズ役に Nicole Radeschnig、ボック役に Stefan Stara、ディラモンド教授役に Michael Gunther、魔法使い役に Carlo Lauber が配役された。 2010年1月29日、閉幕し、3月5日からにある Metronom Theater am CentrO でプレヴュウ公演、3月8日から本公演が開幕した。 2011年2月、シュトゥットガルトからオーバーハウゼンまでの3年半エルファバ役を演じた Willemijn Verkaik が降板した。 2011年9月2日、オーバーハウゼン公演が閉幕した。 オーストラリア公演 [ ] 2008年6月27日からのにある でプレヴュウ公演が開幕し、7月12日から正式に開幕した。 エルファバ役に、グリンダ役に、マダム・モリブル役に、魔法使い役に、フィエロ役に、ボック役に、ネッサローズ役にペニー・マクナミー、ディラモンド教授役にロドニー・ドブソンが配役された。 2008年10月2日、魔法使い役のロブ・ゲストが脳卒中の2日後急逝し 、6週間後にオーストラリア人パーソナリティのが配役された。 エルファバ役のアマンダ・ハリソンの休暇が延長され、ジェマ・リックスが代役で演じている際、第1回北米ツアー公演とシカゴ公演に出演していたが短期間リックスの代役となり、キューザックにとってこれがオーストラリア・デビューとなった。 2009年8月9日、464公演を経てメルボルン公演が閉幕した。 その後2009年9月5日、シドニーの でプレヴュウ公演が開幕し、9月12日、正式に開幕した。 メルボルン公演キャストのほとんどがシドニー公演にも出演したが、ボック役に代役であったジェイムス・D・スミスが配役された。 9月26日、8回のプレヴュウ公演、412回の本公演を経て閉幕した。 オーストラリア・ツアー公演 [ ] メルボルン公演とシドニー公演の成功により、の Lyric Theatre からオーストラリア・ツアー公演が始まった。 の洪水により開幕が延期され、2011年1月25日から4月2日まで同劇場で上演された。 4月14日から6月4日までにある Festival Centre で上演された。 6月19日、にある Burswood Theatre でオーストラリア・ツアー最終公演が上演された。 出演者はグリンダ役にシドニー公演出演者のルーシー・デュラック、エルファバ役にジェマ・リックス、マダム・モリブル役にマギー・カークパトリック、魔法使い役にバート・ニュウトン、ネッサローズ役にエリサ・コラ、ディラモンド教授役にロドニー・ドブソン、ボック役にジェイムス・D・スミス、そしてフィエロ役に新たにが配役された。 9月11日、パース公演が閉幕し、3年に亘るオーストラリア公演が終了した。 アジア・ツアー公演 [ ] 2011年12月6日、オーストラリア公演メンバーがの にある Grand Theater に移動し 、ロングランの・ツアー公演が開幕した。 エルファバ役にジェマ・リックス、グリンダ役にオーストラリア公演で代役であったスージー・マザーズ、フィエロ役にデイヴィッド・ハリス、魔法使い役にバート・ニュウトン、ボック役にジェイムス・D・スミス、ネッサローズ役にエリサ・コラ、新たにディラモンド教授役に Glen Hogstrom、マダム・モリブル役にアン・ウッドが配役された。 2012年4月22日、シンガポール・ツアー公演が閉幕し 、5月31日、で開幕した。 ニュウトンの後任となった Hogstrom はディラモンド教授と魔法使い役を兼任した。 10月7日、閉幕した。 フィンランド公演 [ ] 2010年8月24日、のにある City Theatre で、ブロードウエイ公演から一新した独自の舞台としてプレヴュウ公演、8月26日、本公演が開幕した。 2011年1月12日から5月29日、のにある でも独自の舞台が上演された。 グリンダ役に Annette Heick、エルファバ役に Maria Lucia Heiberg Rosenberg、フィエロ役に John Martin Bengtsson、マダム・モリブル役に Marianne Mortensen、ネッサローズ役に Anais Lueken、ボック役に Kim Hammelsvang Henriksen、ディラモンド教授役に Kristian Boland、魔法使い役に Steen Springborg が配役された。 オランダ公演 [ ] 2011年10月26日、のにある Circus Theater でオランダ語によるプレヴュウ公演、11月6日に正式に開幕した。 エルファバ役にドイツ公演の Willemijn Verkaik が配役され、2ヶ国語でエルファバ役を演じた最初の女優となった。 グリンダ役に 、フィエロ役に 、マダム・モリブル役に Pamela Teves、ネッサローズ役に Christanne de Bruijn、ボック役に Niels Jacobs、ディラモンド教授役に Jochem Feste Roozemond、魔法使い役に Bill van Dijk が配役された。. オランダでは閉幕が決まっていないロングラン公演は一般的ではなく、14ヶ月の公演後予定通り2013年1月11日で閉幕した。 オーストラレイシア・ツアー公演 [ ] 2013年9月17日、で・ツアー公演のプレヴュウ公演、9月21日、正式に開幕した。 11月24日、にある Civic Theatre で閉幕した。 エルファバ役にジェマ・リックス、グリンダ役にスージー・マザーズ、魔法使い役に『』に出演していた、フィエロ役にスティーヴ・ダニエルセン、ネッサローズ役に Emily Cascarino、ボック役に Edward Grey、ディラモンド教授役に Glen Hogstrom、マダム・モリブル役にマギー・カークパトリックが配役された。 2014年1月22日からのにある でもオーストラレイシア・ツアー公演が上演された。 2月23日にマニラ公演が閉幕する予定であったが、延長されて3月9日に閉幕した。 5月よりメルボルンの Regent Theatre で、シドニーおよびブリスベンを含む2回目のオーストラレイシア・ツアー公演が開幕する。 グリンダ役にスージー・マザーズが配役されている。 メキシコ公演 [ ] 2013年10月10日、スペイン語での初の公演がのにある Teatro Telcel でプレヴュウ公演、10月17日、本公演が開幕した。 当初魔法使い役に Eugenio Montessoro が配役されていたが、プレヴュウ公演中に Paco Morales に交替となった。 韓国公演 [ ] 2013年11月22日、韓国ので韓国語による公演が開幕した。 ブロードウェイ・オリジナル・プロダクション クリエイティヴチーム [ ]• 作詞/作曲:スティーヴン・シュウォルツ• 脚本:ウィニー・ホルツマン• 原作:グレゴリー・マグワイア• 演出:ジョー・マンテロ• ミュージカル・ステージング:ウェイン・シレント• 装置デザイン:ユージーン・リー• 衣裳デザイン:スーザン・ヒルファティ• 照明デザイン:ケネス・ポズナー• 音響デザイン:トニー・メオラ• プロジェクション・デザイン:エレイン・J・マッカーシー• ウィッグ&ヘアー・デザイン:トム・ワトソン• 音楽スーパーバイザー/アレンジメント:スティーヴン・オリーマス• オーケストレーション:ウィリアム・デイヴィッド・ブローン• 音楽アレンジメント:アレックス・ラカモワ• ダンス・アレンジメント:ジェームズ・リン・アボット• 演出補:リサ・ルグイヨー• ダンス・スーパーバイザー:マーク・マイヤース• プロダクション・スーパーバイザー:トム・ウィドマン• 装置デザイン補:エドワード・ピアース• プロデューサー:マーク・プラット、ユニヴァーサル・ピクチャーズ、アラカ・グループ、ジョン・B・プラット、デイヴィッド・ストーン• ジェネラル・マネジメント:321シアトリカル・マネジメント ユニバーサル・スタジオ・ジャパン版『』 [ ] ではストーリーを再編し、約35分の特別版のショーとして2006年7月12日より上演。 約5年のロングランの末、2011年1月10日で終焉した。 エメラルド・シアター:2006年7月12日-• 使用曲:• Dear Old Shiz• The Wizard and I• What is this Feeling? Popular• One Short Day• A Sentimental Man• Defying Gravity• For Good ユニバーサル・スタジオ・ジャパン版スタッフ [ ]• ユニバーサル・ブロードウェイスタッフ• 編曲:スティーブン・シュワルツ(WICKEDの作曲家)• 台本作家:ウィニー・ホルツマン• 日本スタッフ• 演出:管野こうめい• 振り付け:広崎うらん ユニバーサル・スタジオ・ジャパン版 主要キャスト [ ] 5期(2010年3月5日〜2011年1月10日(千秋楽)) [ ]• グリンダ:杉本朝陽、藤原麻友美、鶴岡由佳子、佐久間智恵• エルファバ 5期後半:エリン・コーネル、マリア・ティペット、リー・ハッシマン、キャシー・マクアイヴァー 5期前半:チャリティー・スミス、エリン・コーネル、マリア・ティペット、リー・ハッシマン• オズの魔法使い:瓜生、石黒説、林信行、村上宏一郎• チストリー:ティミー・ブラウン、ジェイ・ロドリゲス、ブレア・ジョンストン ブライアン・オギブニー、松本トモ、中尾たかし 4期(2009年3月8日〜2010年1月11日) [ ]• グリンダ:可知寛子、佐久間智恵、藤原麻友美• エルファバ• 4期後半:エリン・コーネル、キャシー・マクアイヴァー、ジェシー・イェーツ• 4期前半:チャリティー・スミス、キャシー・マクアイヴァー、ジェシー・イェーツ、アントニア・エミリー・マー• オズの魔法使い:瓜生、林信行、鰐淵勝• チストリー:ダニエル・テリエン、ティミー・ブラウン、ブレア・ジョンストン、ブライアン・オギブニー 3期(2008年2月27日〜2009年1月6日) [ ]• グリンダ:可知寛子、佐久間智恵、谷村心• エルファバ• 3期後半:チャリティー・スミス、キャシー・マクアイヴァー、アントニア・エミリー・マー• 3期前半:チャリティー・スミス、キャスリーン・ヘネシー、キャシー・マクアイヴァー、アントニア・エミリー・マー• オズの魔法使い:瓜生、林信行、鰐淵勝• チストリー• グリンダ• 2期後半:高橋あすか、杉本朝陽、可知寛子• 2期前半:谷合香子、杉本朝陽、可知寛子• エルファバ• 2期後半:テイラー・ジョーダン、エリン・コーネル、ジリアン・グリーン、ジェマ・リックス(旧姓:ジェマ・スティーブンソン)• 2期前半:ユージニア・プリミス、ララ・ジャニン、エリン・コーネル、ジリアン・グリーン• オズの魔法使い:後藤晋彦、瓜生、林信行• チストリー:ヒース・キーティング、リー・スライトホルム、山田拓実、星潤 1期(2006年7月12日〜2007年2月25日) [ ]• グリンダ• 1期後半:小笠真紀 、高橋あすか、篠原沙和実• 1期前半:小笠真紀、谷合香子、高橋あすか• エルファバ• 1期後半:ジェマ・リックス(旧姓:ジェマ・スティーブンソン)、ジリアン・ギアッチ、ユージニア・プリミス• 1期前半:ジェマ・リックス(旧姓:ジェマ・スティーブンソン)、ジリアン・ギアッチ、テイラー・ジョーダン• オズの魔法使い• 1期後半:小林アトム、後藤晋彦、瓜生• 1期前半:小林アトム、金澤博、後藤晋彦• チストリー :サム・カーン、マーク・シャンキー、山田拓実、星潤 ネッサローズ、マダム・モリブル、フィエロ、ボック、ディラモンド教授は登場しない。 劇団四季の日本語版『ウィキッド』 [ ] による公演。 タイトルは上述したように『ウィキッド』となっている。 〜 : (東京初演)• 2009年〜 : (大阪初演)• 、日本公演通算1000回上演を達成。 2011年〜 : (福岡初演)• 2011年〜 : (名古屋初演)• 2012年、日本公演通算1500回上演を達成。 〜 : 電通四季劇場[海](東京凱旋公演)• 2014年、日本公演通算2000回上演を達成。 5月3日〜 : (札幌初演) 日本語版スタッフ [ ]• 日本語版歌詞・台本:劇団四季文芸部• 日本語版演出助手:横山清崇• 振付スーパーバイザー:古澤 勇• ネッサローズ:、、、、、、()、、、、• 2012年7月、映画化を手掛ける予定であるは、前進中であり 、が監督、舞台と同じくウィニー・ホルツマンが脚本を手掛けると報じた。 2012年12月、プロデューサーのマーク・プラットは映画化は「もうすぐ」と語った。 映画化の話はしばらく続いているが、時間がかかっている模様である。 現在のところ、出演者も製作陣もこれ以外に発表されていないだけでなく 、撮影開始日は発表されていない。 2013年2月、ユニバーサル・ピクチャーズの会長であるアダム・フォーゲルソンは、映画『』の成功により『ウイキッド』の映画化は加速するだろうと語った。 2016年6月にユニバーサル・ピクチャーズが映画『』の公開が2019年12月19日であることを発表した。 ウィキッド映画化については紆余曲折を経たものの、ユニバーサル・ピクチャーズが後から映画化を発表した『キャッツ』が2019年12月19日公開に差し替わり、ウィキッドの映画化については時期についても消去されてしまった。 2019年第1四半期時点で全米公開すら時期も未定であり、事実上の白紙撤回状況となっている。 受賞歴 [ ] 2004年、『ウイキッド』オリジナル・ブロードウエイ公演はの、ミュージカル脚本賞、編曲賞、オリジナル楽曲賞、振付賞、ミュージカル衣装デザイン賞、ミュージカル照明デザイン賞、ミュージカル装置デザイン賞に加え、にメンゼルとチェノウスの2人がノミネートされ、計9部門、10ノミネートを受けた。 メンゼルがミュージカル主演女優賞を受賞し、『ウイキッド』はミュージカル装置デザイン賞、ミュージカル衣装デザイン賞を受賞した。 なおこの時ミュージカル作品賞、ミュージカル脚本賞、オリジナル楽曲賞を受賞したのは『』であった。 同年、で11ノミネートを受け、ミュージカル作品賞、ミュージカル脚本賞、ミュージカル演出賞、ミュージカル衣装デザイン賞を含む6部門で受賞した。 批評家サークル賞で10ノミネートを受け、4部門で受賞した。 2005年、ブロードウエイ・キャスト・レコーディングのアルバムがで最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞を受賞した。 2003年の開幕からこれまで63ノミネートを受け、32部門受賞し、現在も毎年ノミネートを受け続けている。 ブロードウエイ以外の公演でも様々な部門で多数受賞している。 で、北米ツアー公演は14ノミネート中12部門受賞、シカゴ公演は5ノミネートを受けた。 2007年、ウエスト・エンド公演はで5ノミネートを受け 、2010年、同賞の を受賞した。 オリジナル・オーストラリア公演はで12ノミネートを受け、ミュージカル作品賞を含む6部門受賞した。 『 Entertainment Weekly』誌で過去10年間の最優秀ミュージカル作品に選ばれ、『 Variety』誌では「 a cultural phenomenon」と称賛された。 またエルファバは『 Entertainment Weekly』誌の『 The 100 Greatest Characters of the Past 20 Years』 過去20年間で最高のキャラクター100選 の79位に選出された。 ビハインド・ザ・エメラルド・カーテン [ ] ブロードウエイ公演の成功により、魔女の父役、および魔法使いとディラモンド教授の代役を経て本役となった、2004年から2012年、ブロードウエイに代役として長年出演し続けたアンソニー・ガーデにより『ビハインド・ザ・エメラルド・カーテン』というバックステージ・ツアーが開始された。 このツアーでは90分間に亘り、実際に舞台で使われた小道具、仮面、衣裳、舞台装置を見ることができ、出演者による質疑応答も行なわれる。 現在ブロードウエイでのこのツアーはマコートと、長年のアンサンブル・メンバーでグリンダ役の代役であったリンジー・K・ノーザンにより行なわれている。 他にロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴのロングラン公演地でも行なわれ、それぞれ違った長期間出演者がツアーを行なっていた。 基本的に公演日は毎日行なわれている。 観客は壮大な『ウイキッド』の公演の舞台裏をじかに垣間見ることができる。 他の作品への登場 [ ] ミュージカルの成功により使用楽曲が人気になり、作品、登場人物、楽曲が他の作品に登場するようになった。 ブロードウエイ公演が『』、『 』に登場した他 、2007年11月1日放送の『』の『 』のエピソードでは主役のベティ がデートで『ウィキッド』を観に行き、意に反して上演を止めてしまう。 このエピソードではブロードウエイのガーシュウィン劇場公演の代役によるロサンゼルスのパンテイジス劇場公演が登場した。 これ以前の2007年2月8日放送の『 』のエピソードではベティが『ウィキッド』のチケットを入手し、自分がいかにエルファバの醜さと共通点があり、世の中は美しいものに惹かれやすいことを友人に語る。 『』の『 』のエピソードではホーマー・シンプソンとモー・シズラックが『ウィキッド』スプリングフィールド公演に誤って入り込んでしまう。 『』の『 』のエピソードでは『ウィキッド』などのミュージカル作品が登場する。 『』の『 』のエピソードでは とカート・ハメル が『 Defying Gravity』を歌い、どちらが主役を演じるか競う。 その後『 』のエピソードでは2人がガーシュウィン劇場の舞台で『 For Good』をデュエットで歌う。 『』ではウィンストン・ビショップ がへの旅行中『 Popular』と『 Defying Gravity』を歌う。 2009年の映画『』でも『 Popular』が演奏される。 エンターテイナーのは2008年のツアー公演で『 The Wizard and I』を『 The Doctor and I』に改名し、自身が演じた『』および『』の役であるジャック・ハークネスのドクターへの親愛を替え歌にした。 ウエスト・エンドおよびブロードウェイでエルファバを演じたは『ウイキッド』5周年記念オリジナル・ブロードウエイ・キャスト・アルバム版の『 I'm Not that Girl』およびロック版『 Defying Gravity』をレコーディングした。 どちらの曲もイギリスのミュージシャンであるがプロデュースし、の『 』(2008年)およびデビュー・アルバム『 』(2010年)に収録されている。 2008年、彼女の歌う『 Defying Gravity』はメイのギター演奏と共にロイヤル・ヴァラエティ・パフォーマンスで披露された。 2011年、彼女のロック版『 Defying Gravity』ダンス・リミックスが発表された。 ウエスト・エンド公演でエルファバとグリンダ双方を演じたは自身のアルバム『 Here Comes the Sun』でアコースティック版『 Defying Gravity』を発表した。 2013年、彼女の元共演者でロンドン公演エルファバ役のはデビュー・アルバム『 The Reason』で、このアコースティック版『 Defying Gravity』をより舞台版に近い形でカヴァーした。 ラッパーのは『 Popular』を同名曲に取り入れた。 歌手のも『 』に『 Popular』を取り入れた。 このアルバムのジャケットは輝く緑を基調とし、エルファバのような帽子が描かれている。 アニメ・シリーズ『』、昼ドラ『 』、コミック『 』など様々な媒体で『ウイキッド』の曲や登場人物に影響を受けている。 ライマン・フランク・ボームのオズ・シリーズを基にした2007年のミニシリーズ『 』全3話中2話の最初で、グリンダが『 What is this Feeling? 』の中で家族に向けて書いた手紙の冒頭に合わせ、主役のDG は父親を一般的な「 Pop」や「 Pappi」の代わりに「 Popsicle」と呼ぶ。 の連続ドラマ『 』第2話で登場人物の1人がシズ大学のTシャツを着ている。 の『 』では『ウイキッド』とその混雑ぶりに言及する。 ブロードウエイ・ミュージカル『』では第1幕最後の『 What's Up, Duloc? 』でファークアード卿が城の上で『 Defying Gravity』の一節「 No one's gonna bring me down」 誰も私を落胆させない を再現し、・に繋げる。 でを受賞した2013年のディズニー映画『』の主題歌で、を受賞した『』は同様のテーマ、同様の歌唱スタイルにより『 Defying Gravity』と比較されることがある。 また『レット・イット・ゴー』を歌っているのは初代エルファバ役オリジナル・キャストのである。 脚注 [ ]• 日本語訳は『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』(上下)、服部千佳子・藤村奈緒美訳、、2007年• 「」放送• 2007年11月8日閲覧。 August 14, 2011. 2014年2月5日閲覧。 Gans, Andrew. 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"They're going to implement the changes made for [the] London [production of Wicked] in the L. company. playbill. com. 2006年4月21日. 2012年12月18日閲覧。 Wicked the Musical 2012年8月3日. 2012年9月18日閲覧。 Retrieved June 3, 2013• playbill 2012年11月5日. 2012年11月5日閲覧。 Retrieved June 7, 2013• Universal Studios Japan. Retrieved December 10, 2010. What are these? 2010年12月9日. Blooloop. com. 2010年12月30日閲覧。 [ ]• 劇団四季. 2010年9月20日閲覧。 Shiki Theatre Company 2009年2月25日. 2009年5月25日閲覧。 in Stuttgarter Zeitung (ドイツ語)• [ ], stage-entertainment. de, June 18, 2009• Front Row King. 2007年11月9日閲覧。 [ ]• Gans, Andrew 2008年2月12日. 2008年2月22日閲覧。 2008年10月2日. Australia. 2008年10月28日閲覧。 theage. com. witchesofoz. com• broadwayiswicked. com. November 12, 2010. James, Erin 2011年8月22日. 2011年8月22日閲覧。 Wicked Singapore. 2011年8月22日閲覧。 Wicked Singapore. 2011年8月22日閲覧。 Entertainment. marinabaysands. com. 2012年9月18日閲覧。 musicalschwartz. com. Retrieved December 10, 2010. BroadwayWorld. com. December 22, 2009. Detnyteater. 2010年12月30日閲覧。 [ ]• [ ] in. stage-entertainment. ABS-CBNnews. com. 2014年3月15日閲覧。 小笠真紀は劇団四季の東京公演「WICKED」のネッサローズ役で出演した。 (2009年3月頃)。 ジェマ・リックス(旧姓スティーヴンソン)はオーストラリア・メルボルンで2008年7月から始まったWICKEDのエルファバ役の代役を務めた。 その後、シドニーで2009年9月から始まったWICKEDでは本役でエルファバ役を演じている。 BroadwayのWickedにチストリー役でサム・カーンが出演した(2009年2月現在)。 現在はマーク・シャンキーが出演中。 (劇団四季公式ページ、2010年5月27日)• (劇団四季公式ページ、2012年2月5日)• (劇団四季公式ページ、2014年7月4日)• Retrieved December 13, 2012• Retrieved February 21, 2013• Retrieved February 21, 2013• BroadwayWorld. com. 2007年11月8日閲覧。 2004年6月7日. 2007年11月8日閲覧。 2004年5月18日. 2007年11月8日閲覧。 2007年11月9日閲覧。 [ ]• 2007年1月18日. 2007年11月8日閲覧。 [ ]• 2010年12月30日閲覧。 Broadwayworld. com. 2010年12月30日閲覧。 Broadway. com 2010年5月28日. 2010年12月30日閲覧。 Broadway in Chicago. 2008年1月11日閲覧。 Behind the Emerald Curtain. 2009年11月9日閲覧。 "Matriarchy". 2007年5月20日放送. 23回,シーズン1. 2007年11月1日放送. 6回,シーズン2. BroadwayWorld TV. 2007年11月1日. 2007年11月5日閲覧。 [ ]• 2007年2月8日放送. 15回,シーズン1. 2006年10月31日放送. 5回,シーズン1. w , Jeanty, Georges p , Owens, Andy i. "" vol. 3, 1 2007年5月21日 ,• Tin Man episode 2, December 3, 2007. 外部リンク [ ]• 公式サイト• at Playbill Vault• at MusicalSchwartz. com, the official Stephen Schwartz fan site•

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なぜ47歳の若さでボロボロの身体になり世を去ったのか? 夢が叶っても夢は夢……『ジュディ 虹の彼方に』

オズ の 魔法使い 裏話

ロンドンと言えば舞台 ロミオとジュリエットやハムレットなどで有名なシェークスピアが、その経済的な成功を収めたのがロンドン。 今でもロンドンには数多くの劇場があります。 本当に街を散策しているだけで 「あ、ここにも劇場」 「こっちにも」 「あそこにも」 とキリがないほど、すぐに見つかります。 また劇場だけでなく、舞台の宣伝ポスターも多く。 それこそ駅には必ずありますし、街中で見ることができます。 実は日本にいた頃から舞台や演劇というのが好きでした。 映画もいいけど、生の人間が熱演する演劇というのは底知れぬ魅力があると思うのです。 話ついでにご紹介ですが、五大路子さんという女優がいます。 横浜夢座という劇団を主宰しており、精力的に活動しているのですが、彼女の「横浜ローザ」というひとり舞台が圧巻です。 毎年横浜でやっており、なんと今年はニューヨークでやるとのこと。 必見です。 さて見に行ったのはWicked ミュージカル Wicked ってご存じでしょうか? 聞いたことくらいはありますか? 実はぼくもあまり知りませんでしたが、ずいぶん有名なミュージカルで、「オズの魔法使いの秘話」という立ち位置の物語です。 このミュージカルの宣伝ポスターが町中にあるんですね。 ネットで調べると、頻繁に舞台もあるようですし、こりゃ見に行かねば、と決意したわけです。 劇場へ ぼくらが行ったのはヴィクトリア駅前にある THE APOLLO VICTORIA THEATRE という劇場。 1901年に建造された歴史ある劇場です。 席によって価格は違うので、よく調べて買ってください。 ぼくらは貧乏なので、1番安い席。 それでも驚くほど楽しめるので、無理せず安い席を楽しんでもいいと思います。 目が悪い人はめがね必携! Wicked この記事をわざわざ書いているのは、これを読んでいるみなさんにもぜひWickedを見て欲しいと思うから。 ネタバレはしませんので、ぜひ自分の目で見に行ってください。 日本でも劇団四季がウィキッドという名前で上演しています。 ぜひぜひ、ぜひ。 さて、このWickedはどういう話かというと(ネタバレしませんのでご安心を)、オズの魔法使いの裏話という設定になっています。 オズの魔法使い、覚えていますか? <あらすじ()> アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトト(Toto)と共に不思議な「オズの国」(Land of Oz)へと飛ばされてしまう。 途中で脳の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都」(Emerald City)にいるという大魔法使いの「オズ」(Wizard of Oz)に会いに行く。 ちょっとWikipediaのあらすじが言葉足らずなので、書き足しますと、この物語には良い魔女と悪い魔女が出てきます。 そしてドロシーが竜巻で飛ばされ、落ちたのは4人の悪い魔女のうちのひとり、東の悪い魔女の家の上。 それで東の悪い魔女は死んでしまいます。 家に帰りたいドロシーは良い魔女に助けを求めますが、「西の悪い魔女を倒せば助けてやろう」ってな具合にそそのかされて、なんとか西の悪い魔女を倒す、と。 で、もちろん家に帰って一件落着、となる物語です。 ここに出てくる 西の悪い魔女が Wicked の主人公です。 なぜ悪い魔女は悪い魔女になったのか? ドロシーの仲間たちはなぜ脳の無いカカシ・心のないブリキ・臆病なライオンなのか? なぜドロシーの家は東の悪い魔女の家に落ちたのか? そういう「なぜ?」に答えてくれる物語になっています。 もしこれからWickedを見るという人がいたら、ぜひオススメするのがオズの魔法使いの物語をちゃんと見ておくこと。 Wikipediaのあらすじで済ますのではなく、ちゃんと見てください。 ちゃんと見ていれば、Wicked を見ていて「あ! そういうこと?」「お! そうきたか!」と驚きの連続です。 個人的には心のないブリキと脳の無いカカシの誕生話に感激しました。 そして脚本もさることながら、演出も美しい。 歌もいい。 ひさしく舞台というものを見ていなかったのですが、また見たくなりました。 ロンドンでの滞在はこういう文化的な心を刺激してくれますね。

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ウィキッド:オズの魔法使いの知られざる物語(ニューヨーク)のマッサージ・スパ・劇場など情報|地球の歩き方

オズ の 魔法使い 裏話

今回は、奇妙な映像に関する記事です。 みなさんはの都市伝説をご存知でしょうか。 あるシーンに首吊りが映り込んでいるという噂があります。 しかし、今回はその都市伝説ではなく、もっと不気味な映像です。 HANGING MUNCHKIN in The Wizard Of Oz: Original VHS Proof オズと魔法使いには、首吊りが映り込んでいるという都市伝説がある。 それも奇妙なものだが、「その都市伝説を考察した動画」に、 さらに奇妙なものが映り込んでいるのだ。 その動画は、検証のためにオズと魔法使いのビデオテープを再生しているのだが、終盤に、謎の砂嵐が起こる。 その砂嵐に混じって、顔が映り込んでいるのだ。 アップロード者は気づいていないのか、その顔については何も言及していない。 こちらが問題の映像です。 動画時間の4:45辺りに注目すると、砂嵐に混ざって、白い顔のようなものが映っていることが分かります。 コメント欄も大騒ぎですが、この顔、一体なんなのでしょうか? 動画を見ると、パッケージから取り出しているので、ビデオテープは公式で発売されたものです。 編集された可能性は低そうですが、これ、不気味ですよね。 真相 を見ていて突然こんなものが出てきたら、びっくりしますよね。 コメント欄では編集しただけだろ!と言われています。 本当に編集なのか、検証していきましょう。 ・顔の元ネタ さて、この顔、実はThe Exorcistという映画の未公開映像が元ネタだと言われています。 びっくりフラッシュなどで見たことがある顔ですね。 この顔、確かに映り込んだ顔と似ています。 (左:映り込んだ顔 右:The Exorcist) こちらが比較したもの。 頬が欠けているところ(光の加減でそう見えるだけですが)や、右上の謎の線も一致しています。 映り込んだ方は、若干ブレているので完全に一致とまではいかないですが、ほぼ元ネタは、これで確定だと思います。 まとめ 今回も、いただいたネタを記事にしました。 今回のネタはなかなか新鮮で、面白かったです。 教えてくださった方、ありがとうございました。 ちなみに、の都市伝説も結構、怖いので興味のある人は調べてみてください。

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