李牧こそ趙の要 鄴(ぎょう)が陥落、その衝撃は瞬く間に中華全土に広まります。 楚(そ)国、郢(えい)の媧燐(かりん)は、表情こそ変えませんが、「マジかよ」と驚きます。 媧燐は、邯鄲(かんたん)の王都軍が出れば王翦(おうせん)軍などイチコロだったのに、趙(ちょう)王のバカは兵を出さなかったため鄴が陥落したと言いますが、それでも李牧相手に鄴を取った王翦を評価します。 李園(りえん)は媧燐に、これで秦の刃は邯鄲の喉元まで迫ることになり、下手をすれば強国・趙が倒れるかもしれない、そうなれば中華の勢力図は大きく変わると言いますが、あわてるなと媧燐は言います。 趙にとって本当の脅威になるのは、孤島の鄴が秦本土とつながってからで、鄴が対趙の最前線拠点になった時、その時が本当に趙が危うくなると媧燐。 しかし、そのことは邯鄲もわかっており、誰よりもあの李牧が一番理解していると媧燐は言います。 列尾(れつび)は扈輒(こちょう)将軍と舜水樹(しゅんすいじゅ)が3万の兵で守っており、対する秦軍は、謄(とう)が4万の兵を率いて攻めてきます。 扈輒は、謄だけの軍なら列尾は持つが、鄴からも攻められると挟み撃ちにあい、この軍だけでは持ちこたえられないと言います。 ただ、それは李牧殿ももちろん承知のため、すでに北部の軍を南下させているはずだと扈輒。 そして扈輒は、我らの王(趙王)はクソだと吐き捨て、李牧殿こそ趙の要、後方の憂いは李牧殿に任せ、自分達は前進のみと言い、軍を展開し謄を迎え討つと舜水樹に言います。 信と羌瘣の関係が深まった!? 羌瘣(きょうかい)の様子を見に来た信は、その場で眠ってしまい、羌瘣が龐煖(ほうけん)に斬られる夢を見ます。 羌瘣の名前を叫びながら起きる信、目には涙が。 先に目を覚ましていた羌瘣は信を見つめます。 信は、何か嫌な夢を見たが、どんな夢か忘れたと言い、羌瘣も同じ夢を見ていたと言います。 自分の気が少し信に入ってしまったようだと話す羌瘣。 信は尾平(びへい)から、自分を助けるため羌瘣が無茶をしたと聞き、何かしたのかと羌瘣に聞きます。 だから羌瘣はずっと寝てたんじゃないのか?いつもならとっくに・・・と言う信に、羌瘣は、「別に」と答えます。 信は、嘘だ!と言い、羌瘣の話を信じません。 羌瘣の肩を両手で掴み、何か隠しているだろ!?と問い詰める信。 その時、渕(えん)が慌てながら信を呼びに来ますが、羌瘣の両肩を掴む信を見て、「す、すみません」と勘違いして謝ります。 信は渕に何かあったのか?と聞き、亜光将軍が復活し、この五日間で回復した兵を集めて一軍にし、列尾へ討って出たと渕は報告します。 列尾軍と謄軍の先鋒隊がちょうどぶつかった時、扈輒(こちょう)と舜水樹(しゅんすいじゅ)に亜光軍が列尾に向かっているとの報告が入ります。 北部軍からの報告はないのかと聞く舜水樹ですが、馬南慈からの急報が入ります。 急報の内容は、李牧が大王(趙王)の手により捕らえられ、邯鄲(かんたん)にて投獄、王都軍は沈黙したままで、北部軍も一切が動かされていないというものでした。 さらに、李牧が邯鄲にて斬首になると兵士が伝えた時、怒りを抑えきれなくなった舜水樹は、兵士に斬りかかります。 床に倒れた兵士の頭の横をかすめながら、舜水樹の刃は地面に突き刺さります。 目を血走らせながら舜水樹は叫びます。 我らの王はどこまで愚かなのか! 扈輒は、列尾だけではなく、遼陽(りょうよう)も含め、全軍を邯鄲まで戻すと冷静に言います。 どの道、王都圏の南側は秦に奪われる、ならば軍の力はそのまま生かし、北半分になる王都圏に全てを入れて兵力を密集させる。 それがこれから秦を最も苦しめる手となると扈輒は言います。 さらに扈輒は、李牧殿を救わねば趙は終わると言い、舜水樹も、王を殺してでも李牧様を助けると決意します。 秦が列尾を制圧! 扈輒(こちょう)の号令の元、列尾に陣取っていた趙軍は全軍でその場を離れ、邯鄲(かんたん)の方向へと移動します。 これにより謄(とう)軍はほぼ戦わずして列尾城を取り、一帯を固め、趙王都圏の出入口を秦のものにしました。 列尾を謄軍が押さえると、そこから鄴(ぎょう)方面に進行を始め、鄴の王翦(おうせん)軍も呼応して列尾方向に軍を展開。 一気に「鄴 ー 列尾」の線が繋がり、さらに遼陽も軍を外に展開し、「鄴 ー 遼陽 ー 列尾」のトライアングルが繋がります。 トライアングルの中ではそこに住む住民達が取り残され、多くが難民となり遅れて邯鄲を目指しましたが、動けずその場にとどまった者達も多くいました。 しかし秦軍は王翦の命の下、彼らを傷つけることはしませんでした。 そして一月後、本陣から兵が補充されるため鄴攻略軍の一部が帰還を許され、三度目の組で飛信隊も鄴を出ます。 信は列尾の前あたりで遼陽から帰還中の壁(へき)達と出会い、朱海平原と遼陽方面に別れ、69日ぶりの再会となります。 キングダムのアニメと漫画の最新刊が無料で読める!? キングダムのアニメと漫画の最新刊を無料で読めるのをご存知ですか? その方法とは、 U-NEXTという動画配信サービスを活用する方法です。 U-NEXTは、日本最大級の動画配信サービスで、160,000本もの映画やアニメ、ドラマの動画を配信しているサービスですが、実は電子書籍も扱っています。 (マンガ22万冊、書籍17万冊、ラノベ3万冊、雑誌70誌以上) U-NEXTの31日間無料トライアルに登録すると、 「登録者全員に電子書籍が購入できる600円分のポイント」が配布されます。 このポイントでキングダムの最新刊を 1冊無料で読むことができます。 さらにキングダムのアニメも 全て「見放題」です!! 第1シーズン 第2シーズン 映画のキングダムも有料ですが視聴可能です。 さらに!キングダム第3シーズンが2020年4月からの放送が決定しましたが、こちらも おそらく見放題と思われます。 最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。 キングダム640話の感想 今回も趙王の無能ぶりが描かれていました。 趙軍内からも「クソ」、「愚か」と罵られますが、当然といえば当然ですね。 李牧を投獄したことで、鄴だけではなく列尾も奪われ、さらに趙軍兵の怒りを買い、李牧が不憫すぎます。 怒る舜水樹は李牧を救えるのでしょうか。 舜水樹だけではなくカイネも怒り狂ってそうですが・・・。 列尾を制圧したことで飛信隊も帰還となりますが、道中、壁と69日ぶりの再会となります。 朱海平原の15日間の戦いが本当に長かったので、69日ぶり以上の再会と感じてしまいますね。 秦へ帰還する信ですが、秦本土では英雄の扱いを受けるのでは? 信の環境も変わりそうで楽しみですね。 キングダム641話のネタバレはコチラになります。
次の前回の考察では「犬戎族が楊端和軍に寝返るんじゃねえだろうな?そのオチは流石にクソ過ぎるぞ」みたいな事を書いたのだが、嫌な予感が的中してしまった(笑) 犬戎族の代理 「今すぐこの地を去り、鄴ではない方に行け。 これは酷い。 酷すぎる。 何が酷いって、犬戎族が楊端和軍に寝返るというハプニングが起こったおかげで、たまたま秦軍が有利な状況になっているわけだが、楊端和&壁軍の6万で何とかなると踏んでた王翦も無能っぽく見えてしまうのだ。 あと楊端和軍も舜水樹を逃がさないで、追撃しろよ。 閼与(朱海平原)の方に加勢されたらどうすんだよ(笑) ていうかこれだけ有利な状況で負けた舜水樹は処刑されないとおかしいよな。 この後どうすんだろう。 兵糧問題の行方は? あと今、個人的に一番心配してるのは、兵糧問題の解決策が「楊端和軍が遼陽城で手に入れた兵糧を秦軍に届ける」パターンだった場合。 そもそも楊端和軍の目的は「鄴の食料が尽きて陥落するまで遼陽軍を足止めして日数を稼ぐ」だったはず。 48巻の518話で王翦の部下にそう言われている。 この指示は「6万で勝つのはキツイけど足止めなら出来るでしょ」という事だと認識している。 つまり「兵糧を強奪しろ」とは言われてないわけで、王翦はこの段階で既に兵糧に関する解決策を持っているはずである。 なのに楊端和軍が兵糧を届けたりしたら、王翦がただの運の良い無能になってしまい、設定が無茶苦茶になってしまう(笑) 頼むからこの展開だけはやめてもらいたい。 史実だと 王翦は一人で閼与などを攻める。 それから、皆兵をあわせて一軍とした。 将軍になると18日間で軍中の斗食以下の功労のない者を帰らせ、軍をおよそ5分の1に減らし精鋭揃いに編成した。 そして、それまで落とせなかった鄴などを落とす。 とあるのだが、朱海平原の拮抗した戦いを見る限り、戦力を5分の1なんかにしたら、一瞬でフルボッコにされると思うのだが、この史実にどうやってここから繋げていくのだろうか?今の所ワイには全く見えてこない(笑).
次のキングダム646話ネタバレ考察 今週のキングダム645話、ついに王翦軍とともに李信将軍としての初陣が見られるか!?しかも、王賁や蒙恬も一緒です。 邯鄲の守護神・扈輒将軍の戦いも早く見てみたいですね。 — マンガタリー mangatalie そう遠くないうちに…と思われていたものの、まさかのタイミングで訪れた悼襄王(とうじょうおう)の死。 ラストで思わず声を上げてしまった!と言う人も多かったようです。 翌日に公開処刑を控えての王崩御となったため、新王によって李牧が指揮官として復活するのでは?!と予想されていました。 王翦(おうせん)は邯鄲攻めの瞬間にそなえて包囲網をしいていました。 本営本陣に集められたのは将軍たち。 亜光(あこう)・倉央(そうおう)・田里弥(でんりみ) そして新将軍となった王賁(おうほん)・蒙恬(もうてん)・李信(りしん) この6人です。 邯鄲攻略について王翦が口を開こうとしたまさにその時! 邯鄲の密偵からの急報が届きました! ついに李牧の処刑が…?!と誰もが予想しましたが、届いたのは 「趙 悼襄王(とうじょうおう)急死の報せ」でした。 これにはさすがの王翦も思うところがあったようですが相変わらずその表情は読めません。 嘉太子が王位継承で李牧解放…? 王崩御の報せをうけ、趙王宮内は大混乱。 焦るのは王の臣下だった郭開(かくかい)です。 今にも乱闘が起こりそうな騒動の城内を鎮めるべく、近衛兵に命令します。 「ここにいる李牧派の人間をすべて捕らえよ!!」 ところが動こうとしない近衛兵。 「何を勘違いしている。 貴様の私兵ではない。 」とバッサリ。 次に仕える王、それは名君となり趙をお救いくださる嘉様だ、と。 当然のように王位を継ぐ予定の嘉太子が首尾よく采配して行きます。 地下牢に投獄されていた優秀な文官・有力者たちをただちに解放! いずれも悼襄王を諫めた罪で封じられていたと言うので驚きです… 解放されたなかにはもちろんあの人の姿もありました。 李牧です!! 「今はゆるりと語る時間がない、まず何をすべきか言ってくれ。 」 嘉太子にそう言われると「まずは王都軍を動かすべきです。 」と即答します。 無精ひげも生え、ずっかり汚れてボロボロになっていてもやはり李牧! 王都軍の登場で秦軍後退 その頃、趙王崩御の報せを受けた秦軍の本営本陣も混乱していました。 「犯人などどうでもいい、こちらにとって大事なのは趙がどう変わるかだ。 」と田里弥。 その嘉太子が、今は投獄されたり野にひそんでいる賢人たちを表舞台に出して来る事になると秦国にとって脅威となる事は明らかです。 先般の戦いでもかたくなに出て来なかった王都軍が大挙して動いて来たと言う事は、趙中枢は新王を中心に早くも機能し出していると言う事。 これには王翦も作戦を練り直す様子。 各将に一旦後退を指示します。 悼襄王の遺言で新王は遷?! 一方邯鄲では続々と解放される文官・武官たちが城内を勢いづかせます。 これには臣下たちもさすが嘉様!と追い風ムード。 気に入らない郭開の元へ現れたのは、江姫(こうひ)と英書記官…?! すると突然、軍議中の嘉太子や文官たちを近衛兵がぐるりと取り囲みます!! 嘉太子の命を聞く事ができない近衛兵、その様子に気づく嘉太子は「何をした!」と郭開に言います。 「何もしていませんよ、されたのは悼襄王です。 」 驚く一同に、英書記官が遺言を公表します。 「 第9代趙王・悼襄王は次の王位を太子嘉ー ではなく末子の遷(せん)様に継がせるものとする。 」 「史記趙世家」において著者・司馬遷はこう評しているそうです。 「豈不謬哉」なんと道を外したことか、と… キングダム646話ネタバレ確定速報!粛清の追手と強行突破する李牧の異変? 太子嘉のこの絶望の顔よ😫 この顔が全てを物語ってる…😣 あぅ、同情しかない🤚 — 空華 gCeMiqb6zgtPBs7 新王は嘉太子じゃなかったんですね!! 史実通りと言えばそうなのですが… 嘉太子と李牧のやりとりを見ている限り、このふたりがトップに立ったら趙がこのタイミングで滅びる事はなかっただろうなと思わずにいられません。 新王となってしまった太子遷、どう見ても…アブナイ人… 変な人から変な人へと王位が移った趙。 でもこの采配は秦軍には追い風となるはず!? 李牧にはいまだかつてない異変が!? 646話をネタバレ考察します! 李牧 新趙王となった太子遷は、幽繆王(ゆうぼくおう)と呼ばれるようになる人物です。 即位して何をするでしょうか? まずは 「李牧を大将軍に任命」でしょう。 秦軍にぐるりと囲まれている状況での即位、全裸に目隠しさせた人たちを引き連れている場合ではありません。 と、思ったらまずは必死に逃げた嘉太子と李牧を追っています。 わざわざ邯鄲軍を使って!!! どうやら実権は郭開が握ったようですね。 嘉太子が地下に投獄されていた「堅臣」と言っていた人物たちを一族残らず皆殺しに… 徹底していますね。 史実ではのちに趙を滅亡させるのがこの幽繆王ですが、一旦は李牧に陣頭指揮をとらせないと今この瞬間にも乗り込まれる事は分かっている…はず。 あまりの事にあの李牧が背中をまるめて 「ちょっと疲れましたね。 」発言です!! 衝撃… 郭開たちは本当に何を考えているんでしょうか。 王都軍登場が秦軍に与える影響とは 楚の媧燐(かりん)もドSですね。 それはともかく邯鄲(かんたん)の王都軍が出てきていたら、王翦(おうせん)軍はイチコロだと媧燐は言っていましたね。 李牧を捕らえにきた王印の騎士団も優れた身体能力の持ち主でしたが、それだけ王都軍は個々の戦闘能力が高いのかもしれませんね。 「王都軍さえ出ていれば王翦軍もイチコロ」とまで言われていましたもんね。 実際策を練り直す事にした王翦。 一時後退したのはもちろん慎重さゆえもあるでしょうが、やはり王都軍に相当な脅威を感じているのは間違いなさそうです。 646話ではまだその動きは見られませんでしたが、邯鄲軍が李牧追撃に割かれてしまった以上もはや頼れるのは王都軍だけ… どんな戦いになるのか、王都軍の実力が楽しみです! 悼襄王暗殺の犯人は李牧派? 暗君悼襄王が遂に死んだ。 郭開はメリットがない。 嘉はそこまで毒がない。 弟は殺しても兄がいる。 扈輒&舜水樹は宮廷に影響力が無い。 李牧はこんな方法は嫌う。 このタイミングでの死は予想していなかったので驚きましたね。 あやしいと思ったのですが、どうやら違いそうです。 王翦も驚いていたような感じでしたし、何より次期王となるであろう嘉太子が名君の器である事は知っているはず。 王都軍をも動かす事は想像がついたでしょうから、わざわざそんな大変な事態を招くような事はしなそうです。 となると李牧派の誰かでしょうか? 王を暗殺するつもりなら、地下牢を探しまわったり処刑当日に決死隊になる事もなさそうなのでカイネはないでしょう。 あれ、そう言えば 李牧解放の瞬間に舜水樹(しゅんすいじゅ)がいなかったような?! 文官にも思った以上に李牧派がいる様子でしたので、こっそりつながっていたとか…?? と思ったらすでに李牧を脱出させるため北門で馬南慈と待機していたんですね!! まとめ 李牧処刑が間近に迫った中で、王翦(おうせん)は邯鄲(かんたん)攻略の作戦を伝えようとしていましたね。 結果的に悼襄王(とうじょうおう)の死亡によって王翦の作戦は伝えられることはありませんでしたが、李牧も救出されてまた熱い戦いが期待されますね。 死してなお愚王、からの愚王… 単純に考えれば相手の王が無能ならラッキー!と言うところですが、李牧が解放された事でどうなるのか?! 新王が嘉でなく遷になりましたが、今の状況を鑑みてまた李牧を地下牢にとはならないでしょう。 捕らえたあとはとりあえず戦わせるだけ戦わせて、あとはまたどこかに幽閉でもしておくつもりなのでしょうか。 嘉太子は李牧によって邯鄲脱出に成功しましたが、 肝心の李牧は心が折れかかっている様子… 道中どんどん目から生気がなくなって行くことにハラハラしましたが、ついにカイネの前で弱音を吐きました。 国を助けようとして投獄されたり殺されかけたりしているんですもんね、無理もありませんよね… ここからふたたび秦国をおびやかす人物として返り咲くのか!? 次回のキングダムが気になる方はこちらのをチェック!.
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