1LEDライトを搭載したトレーラーの場合、けん引機能に影響を及ぼすことがあります。 詳しくはお近くのランドローバー正規ディーラーにお問い合わせください。 けん引に関する規制は国によって異なる場合があります。 日本の法令を遵守してください。 2オプション装備。 3HSEとHSE Luxuryにオプション設定。 4HSE Luxuryに標準装備、Landmark EditionとHSEにオプション設定。 5HSEとHSE Luxuryにオプション設定。 仕様・装備内容は、グレードや国によって異なる場合があります。 詳しくはスペックカタログをご覧いただくか、お近くのランドローバー正規ディーラーにお問い合わせください。 InControlの機能、オプションおよび利用の可能性は、国やパワートレインによって異なります。 日本でご利用いただけるかどうか、およびご利用規約については、お近くのランドローバー正規ディーラーにお問い合わせください。 一部機能のご利用には、マイクロSIMカードのご契約が必要となります。 このため、ランドローバー正規ディーラーが当初ご提示した以上の費用がかかる場合 があります。 モバイルネットワークの接続は、すべての場所で保証されるものではありません。 本ページに掲載した画像及び動画は、欧州仕様車となります。 オプション装備や日本未導入の装備・機能・オプションが表示されていますので、あらかじめご了承ください。
次のオンロード性能を向上 そもそも「ランドローバー・ディスカバリー」といえば、「レンジローバー」が高級乗用車化・高価格車化を進めていくのに伴って、オフローダーとしては高機能性を保ちながらも、よりカジュアルでリーズナブルというポジショニングで生み出されたモデルである。 しかしながら「ヴォーグ」の名がプラスされたレンジローバーが、ここに来てますますプレミアム化を進める中で、ディスカバリーの立ち位置も、また確実に違ったものになってきている。 2010年モデルと呼ばれる新型を、スコットランドで試して抱いたのは、走りっぷりも内外装の高級感も、そして価格もではあるが、もはや現行レンジローバーのデビュー当時と同じような位置にあるという確信である。 今回の変更の目玉はパワートレインの刷新だ。 新採用のV型8気筒5リッター直噴ユニットは、ジャガーが使っているのと同じもの。 元々設計の段階からオフロードでの使用を考慮した設計がなされているという。 最高出力は375ps、最大トルクは52. 0kgmととても強力。 しかし燃費はグッと引き下げられていると謳う。 当然シャシー性能も、それにあわせて底上げされている。 特に2010年モデルはオンロード性能の向上を狙ったということで、アンチロールバーやダンパーを固めているほか、ステアリング系、サスペンションジオメトリーも変更。 もちろん、それでもオフロード性能を犠牲にしているはずがなく、電子制御のセンター/リアデフやABS、DSCなどをモードに合わせて統合制御して、路面に合った最良の走破性を導き出す自慢のテレインレスポンスは、セッティングがより煮詰められているという。 外観が環境に適応? では、それを味わってみよう……と思ってクルマに近づいていったら、あるいは最初、その姿を見つけるのは難しいかもしれない。 なぜなら新しいディスカバリーは、バンパーやフェンダーなどの黒い樹脂パーツがボディ同色となり、前後のランプ類にLEDが使われるなどして、見た目がグッと高級感を増しているからだ。 インテリアも同様。 ほぼすべてのパーツが刷新されて、見た目も手触りも、俄然クオリティを高めている。 こうして中身も外観も大きく変化したことから、この新型は「ディスカバリー4」を名乗る。 いずれも主市場であるアメリカでの話ではあるが。 まず試したオンロードの走りは、狙い通りの仕上がりと感じられた。 新エンジンは全域で力強く、どこからでも踏み込めばすぐにトルクが立ち上がる頼もしい感覚を味わえる。 しかも回せば、トップエンドまで快音を響かせながら昇りつめる気持ち良さまで兼ね備えているから嬉しくなる。 「4」にふさわしい進化 フットワークにはそれ以上に感心させられた。 ステアリングの応答性が確実に高まっており、ロール感も大きく減少している。 速い操舵に対してグラッと傾くようなことがなくなり、ワインディングロードすら愉しく走れるようになった。 こうなると心配なのはオフロード性能だが、当然そこは「ランドローバー」である。 進化したテレインレスポンスのおかげで、どんな荒れ地も泥濘地も岩場も川の中ですらも、ほとんどクルマに任せっきりで走破できてしまう。 ドライバーのすることは新採用の前輪舵角モニターを注視して常に正しい方向にステアリングを向けておくことと、やはり新採用のサラウンドカメラシステムで360度の路面や周辺物の状況をチェックすることくらいと言っても過言ではない。 よほど間違ったことをしない限りは、快適な車内にいながらに、大冒険を満喫することができるのだ。 今時のSUVの中では異色と言っていいほどの穏やかな乗り味は健在ながら、オン/オフの両面で走破性を高め、パワーと燃費もともに向上させたディスカバリー4。 個人的には前の方が……と思わないでもない内外装も、これまでの佇まいがチープに見えていた人にとっては歓迎だろう。 もっとも同時に価格も相応に上がってしまっているわけだが、少なくともその価格なりの期待を裏切ることが無いことは断言できるし、そこにはレンジローバーヴォーグとは異なる、ディスカバリーならではの味わいが濃密にあることも保証しよう。 要するに、ディスカバリーは「4」という車名にふさわしい進化を遂げたというわけである。 (文=島下泰久/写真=ジャガー・ランドローバー・ジャパン).
次のオンロード性能を向上 そもそも「ランドローバー・ディスカバリー」といえば、「レンジローバー」が高級乗用車化・高価格車化を進めていくのに伴って、オフローダーとしては高機能性を保ちながらも、よりカジュアルでリーズナブルというポジショニングで生み出されたモデルである。 しかしながら「ヴォーグ」の名がプラスされたレンジローバーが、ここに来てますますプレミアム化を進める中で、ディスカバリーの立ち位置も、また確実に違ったものになってきている。 2010年モデルと呼ばれる新型を、スコットランドで試して抱いたのは、走りっぷりも内外装の高級感も、そして価格もではあるが、もはや現行レンジローバーのデビュー当時と同じような位置にあるという確信である。 今回の変更の目玉はパワートレインの刷新だ。 新採用のV型8気筒5リッター直噴ユニットは、ジャガーが使っているのと同じもの。 元々設計の段階からオフロードでの使用を考慮した設計がなされているという。 最高出力は375ps、最大トルクは52. 0kgmととても強力。 しかし燃費はグッと引き下げられていると謳う。 当然シャシー性能も、それにあわせて底上げされている。 特に2010年モデルはオンロード性能の向上を狙ったということで、アンチロールバーやダンパーを固めているほか、ステアリング系、サスペンションジオメトリーも変更。 もちろん、それでもオフロード性能を犠牲にしているはずがなく、電子制御のセンター/リアデフやABS、DSCなどをモードに合わせて統合制御して、路面に合った最良の走破性を導き出す自慢のテレインレスポンスは、セッティングがより煮詰められているという。 外観が環境に適応? では、それを味わってみよう……と思ってクルマに近づいていったら、あるいは最初、その姿を見つけるのは難しいかもしれない。 なぜなら新しいディスカバリーは、バンパーやフェンダーなどの黒い樹脂パーツがボディ同色となり、前後のランプ類にLEDが使われるなどして、見た目がグッと高級感を増しているからだ。 インテリアも同様。 ほぼすべてのパーツが刷新されて、見た目も手触りも、俄然クオリティを高めている。 こうして中身も外観も大きく変化したことから、この新型は「ディスカバリー4」を名乗る。 いずれも主市場であるアメリカでの話ではあるが。 まず試したオンロードの走りは、狙い通りの仕上がりと感じられた。 新エンジンは全域で力強く、どこからでも踏み込めばすぐにトルクが立ち上がる頼もしい感覚を味わえる。 しかも回せば、トップエンドまで快音を響かせながら昇りつめる気持ち良さまで兼ね備えているから嬉しくなる。 「4」にふさわしい進化 フットワークにはそれ以上に感心させられた。 ステアリングの応答性が確実に高まっており、ロール感も大きく減少している。 速い操舵に対してグラッと傾くようなことがなくなり、ワインディングロードすら愉しく走れるようになった。 こうなると心配なのはオフロード性能だが、当然そこは「ランドローバー」である。 進化したテレインレスポンスのおかげで、どんな荒れ地も泥濘地も岩場も川の中ですらも、ほとんどクルマに任せっきりで走破できてしまう。 ドライバーのすることは新採用の前輪舵角モニターを注視して常に正しい方向にステアリングを向けておくことと、やはり新採用のサラウンドカメラシステムで360度の路面や周辺物の状況をチェックすることくらいと言っても過言ではない。 よほど間違ったことをしない限りは、快適な車内にいながらに、大冒険を満喫することができるのだ。 今時のSUVの中では異色と言っていいほどの穏やかな乗り味は健在ながら、オン/オフの両面で走破性を高め、パワーと燃費もともに向上させたディスカバリー4。 個人的には前の方が……と思わないでもない内外装も、これまでの佇まいがチープに見えていた人にとっては歓迎だろう。 もっとも同時に価格も相応に上がってしまっているわけだが、少なくともその価格なりの期待を裏切ることが無いことは断言できるし、そこにはレンジローバーヴォーグとは異なる、ディスカバリーならではの味わいが濃密にあることも保証しよう。 要するに、ディスカバリーは「4」という車名にふさわしい進化を遂げたというわけである。 (文=島下泰久/写真=ジャガー・ランドローバー・ジャパン).
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