手品をしよう 水をろ過する コップを二つ用意し、一方には泥水を入れ、もう一方は空のまま並べます。 コップの間にガーゼを置き、端を泥水に浸しておきます。 すると時間がたてば、空のコップにきれいな水がたまりはじめます。 虹を作る 晴れた日に太陽を背にして水のシャワーを出すと、綺麗な虹が見えます。 メビウスの輪 細長い紙を一回ひねって端を止めるとメビウスの輪ができます。 メビウスの輪の厚みが半分になるように切ると、 大きな輪ができます。 そしてその輪の厚みが半分になるように切ると、 二つの輪がつながったクサリができます。 さらにこの輪を切ると、四つのつながった輪ができます。 メビウスの輪は、裏表のない不思議な立体です。 水と油の間に氷が浮く コップに水を半分入れ、それから油を注ぎます。 すると水が下、油が上の二層になります。 この中に氷を入れると、水と油のちょうど境目で止まります。 理由は氷は水よりも軽く、油よりも重いからです。 ろうそくが水をすいあげる 皿の真ん中にろうそくを立てて火をつけ、水を張ります。 その上からコップをかぶせるとやがてロウソクの火は消えますが、それと同時に皿の水がコップ内に吸い上げられてしまいます。 理由はコップをかぶせると温かい空気の一部が膨張して外に逃げ、酸素がなくなり火が消えると、コップ内が冷えて空気の圧力が下がります。 燃える際できた二酸化炭素は水に溶けるので体積が減り、それにともない圧力が下がります。 それで水が周りの大気圧によってコップ内に押し込まれます。 米が落ちない 口がすぼまった容器の中に米をいっぱいに加えます。 その中に割りばしを深く差し込み、ギュッと周りの米を押し込みます。 そして割りばしを持ち上げると、割りばしは抜けずに容器ごと米を持ち上げることができます。 理由は、割りばしと米の間に摩擦力がはたらくからです。 水を入れたコップをさかさまに 水をなみなみと入れたコップに紙をかぶせます。 紙を手で押さえながら、ゆっくりと逆さにし、手をはなします。 すると水はこぼれません。 理由は、大気圧と水とコップの表面張力に支えられるからです。 コップの水がこぼれない コップの中に、ペットボトルの水を、瓶を垂直に立ててまっさかさまに注ぎます。 ペットボトルの先は、コップの中程ぐらいまで差し込んでおきます。 コップから水があふれてしまいそうですが、途中でピタリと止まります。 英雄は、大気圧によってコップの水面が押されて、ペットボトル内の水の重さ、ボトル内の空気の圧力とつり合うためです。 お札の上の落ちないコイン 半分に折ったお札の上にコインを乗せて、 徐々に開いていくと・・・ コインは落ちてしまうかと思いきや、ピクリとも動きません! 千円札を引っ張り、直線に近づくににつれ、コインもゆっくり動いていきます。 このとき、お札とコインの間のまさつによって、コインの重心の移動が常につりあいをたもっている状態になるのです。 水を入れた紙コップが燃えない 紙コップに水を入れ、直接火にかざします。 紙コップが燃えてしまう気がしますが、燃えません! 理由は、紙コップの中の水が、熱量を吸収してしまうからです。 卵が立つ 生でも茹で卵でもよいので、テーブルの上で根気強く立てようとねばっていると、やがて必ず卵は立ちます。 卵の表面には小さな点があるからです。 参考文献.
次の不思議な算数 メビウスの輪 前田の算数 前 田 の 算 数 実 践 事 例 6学年 「不思議な輪の変身」 「あれ?」が「だったら…」を生み出す ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 1、は じ め に ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 予想外の事実と出会った時、 子どもの目は知的好奇心に輝く。 「あれ」「どうして」と、夢中になって教材とかかわり、 「だったら」と考えを発展させていく。 東京書籍の教科書に「不思議な輪の変身」という面白い算数トピックが掲載されている。 これに、ひと工夫加えると、もっと面白くなる。 子どもが夢中になること、必然である。 すると、正方形になる。 すると、1つの輪っかになる。 ・それをさらに半分に切る。 すると、2つの輪っかになる。 それを十字につなげる。 そして、半分に切ると、どんな形になるだろうか。 「大切なのは、予想することですよ。 」 そう告げると、 「大きな1個の輪っかになるんじゃないかな…?」 「ばらばらの4個の輪っかになるんじゃないかな…?」 などなど、子どもたちは様々な予想を立てた。 ただし、この状態では、まだ予想しづらく、全くイメージを持てない子もいる。 そこで、1個の輪っかを切って提示してみせた。 1本のテープの両端に輪っかがついた、眼鏡のような形になる。 ここまで見せると、だんだんイメージが出来上がってくる。 近くの友だちと自分の予想を言い合う場を設けた。 予想を楽しんだところで、子どもたちにテープ状に切った紙を渡した。 いよいよ実際に切ってみるのである。 切ってみると、なんと、正方形が出来上がる。 「すごい!正方形ができるんだ…!?」 と、子どもたちはびっくり。 「だったら…」と考え始めた。 東京書籍の教科書には、次のような「だったら」が例示されている。 「だったら、斜めに貼り合わせると、どうなるか」という「だったら」である。 私のクラスの子どもからは、 「だったら、3つ重ねたらどうなるかな?」という「だったら」が出てきた。 こうした「だったら…」という考えを大切にしたい。 子どもが自ら、問題を発展させている姿である。 ここでは、こうした「だったら」を、 あとからのお楽しみにとっておくことにした。 メビウスの輪とは、テープの端を180度ひねって、もう一方の端につないだものである。 このメビウスの輪を半分に切ったら、どうなるだろう。 三択にして予想を聞いた。 「当然、2つの輪になるはず…。 予想を楽しんだところで、子どもたちにテープ状に切った紙を渡した。 いよいよ実際に切ってみるのである。 切ってみると、びっくり。 なんと、大きな1つの輪になるのである。 あれ、1つの輪だ! さて、メビウスの輪が面白いのは、ここからである。 それでは、半分に切って大きな円になったメビウスの輪を、 もう1度、半分に切ったら、どうなるだろうか。 さっきと同じように、3択で予想させる。 なぜなら、さっきもそうなったからである。 今度は、2つの輪っかになるのである。 ここで、当然 「だったら、もう1回切ったら…」 という子が出てくる。 それは、あとからのお楽しみである。 あれ、今度は2つ! 3 だったら… 「十字につなげた輪」と「メビウスの輪」の紹介で、 子どもたちに「だったら」が生まれてきた。 ここで、テープ状に切った紙を大量に渡し、 「だったら」を自由に研究する場を設けた。 子どもたちは、 「輪を斜めに重ねたら…」 「輪を3つ重ねたら…」 「4つ重ねたら…」 「メビウスの輪と普通の輪を重ねたら…」 などなど、面白い「だったら」を思いつき、 夢中になって取り組んだ。 中には、授業時間だけでは物足りず、 授業が終わった後に、 「先生、家でもやりたいから、紙をください」 と、テープ状の紙を取りにくる子もいた。 ちなみに、ある子が、十字につなげて切る実験で、 次のような発見をした。 「奇数個つなげたら、2つに分かれて、偶数個つなげたら、1つになる」 という発見である。 1個から6個の場合までは確認したらしい。 私もまだ、確かめていないが、 それが、本当なら、大発見である。 斜めだとやっぱりひし形だ! 5個つなげると… 普通の輪とメビウスをつなげたら….
次の「メビウスの輪」を知っていますか? 短冊の片方の端を裏返しにしてはり合わせた輪で、ドイツの数学者・天文学者のアウグスト・フェルディナント・メビウスが発見しました。 この輪の短冊の幅の真ん中に線を引いていってください。 裏表で線が1本につながりませんか? このメビウスの輪の幅を、授業と同じように切ると、大きな一つの輪になります。 では、メビウスの輪を十字に二つのり付けしてから切ったらどうでしょう。 実はひねる方向によって二つに分離される場合と、二つの形が鎖のようにからまる場合があります。 二つがからまる時の形は、それぞれハート!! ここで子どもなら歓声があがりますね。 理屈ではなく、まずはやってみてください。 私は、数学が苦手で親を心配させた人間でした。 でも、子どもが楽しく学べるように、あれこれ手を動かして教材研究するうち、私自身、数や図形が楽しくなりました。 好奇心と思考力、頭も子どもと鍛えたいですね。 (東京・渋谷区立鳩森小学校 平林千恵さん談)• 検索フォーム.
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