拝読 拝見 メール。 「拝見させていただく」は二重敬語!正しい敬語では何と言う?

「拝見する」の適切な使い方と例文は?

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拝読の意味は?拝見との違いも 拝読の意味は「読む」の謙譲語 読むことを、その筆者を敬っていう謙譲語。 引用元: goo国語辞書 拝読とは、簡単に言うと「読む」という意味です。 読むという意味の「読」に、謹んでという意味の「拝」を付けた言葉が、「拝読」となります。 「拝」という漢字は、それ単体でも手紙やメールなど文章の最後に見る事も多いのではないでしょうか。 この漢字は、相手に対して敬いの気持ちを表す際に使われます。 つまり「拝読」という言葉は、自分を下げて相手を立てるという謙譲語として使う言葉となります。 謙譲語であるこの言葉は、先輩や上司など目上の相手だけでなく、敬意を示したい相手全般に使用する事が出来ます。 また、これは謙譲語すべてにおいて言える事ですが、謙譲語は自分の動作をへりくだる事で相手を立てる言葉です。 ですので、主語はいつでも自分自身となります。 自分でない人が読んだ事に対して「拝読」を使うと相手に失礼になりますので、その点に注意して使うようにしましょう。 拝読は執筆者本人に対する敬意の言葉 「拝読」は自分がメールや手紙を読んだ事を伝えたい時に使う謙譲語ですが、あくまでその文章を作成した執筆者本人への敬意を表す言葉です。 何かを読んだ事を目上の人に伝える際にいつでも使ってしまいたくなるのですが、誰に対して敬意を示したいかを考えながら使用する必要があります。 例えば、上司からのメールを読んだ事を社長などの第三者に伝える際に「拝読」という謙譲語を使ったとしても、第三者に対する尊敬語とは成り得ません。 話し相手は第三者であったとしても、あくまで、メールを作成した上司に対して敬意を払っているという意味となります。 拝見の意味は「見る」の謙譲語 「拝読」と混同しやすい言葉として、「拝見」という言葉があります。 これは「見る」という言葉を謙譲語にしたもので、拝読のように自分を下げ相手を立てる言い方となります。 自分が何かを見た事を、執筆者や作者に伝える際に使用します。 この他にも、聞く事を意味する「拝聴」、借りる事を意味する「拝借」などという言葉も頻繁に耳にしますが、すべて謙譲語として使用出来る言葉です。 「拝見」は見る事を意味する言葉なので、メールなどを見た事をへりくだって伝えたい場合に自分を主語として使うといいでしょう。 拝読と拝見は「読むもの」か「見るもの」かで使い分けよう ここで気になるのが、「拝読」と「拝見」をどのように使い分けたらいいか、という事ではないでしょうか。 「拝読」も「拝見」も、目から情報を得たという意味では似ている言葉なので、使い方に悩んでしまうかと思います。 その場合は、単純に「読む」「見る」に置き換えて考えると答えが出てきます。 例えば、目にしたものが絵画や美術品であれば「拝見」が適切です。 小説や手紙など文章がメインのものは、「拝読」がふさわしいでしょう。 文だけでなくイラストやグラフィックなどが含まれたホームページのようなものは「拝見」が一般的です。 仕事において最も目にする事の多いメールは、少し複雑です。 メールは形としては文章のみなのですが、パソコンやスマホなどの電子媒体を通して見るという理由から、「拝見」を使用しても問題はないとされています。 画像添付されている時など、「拝見」の方がよりしっくりくるという場合もあります。 拝読の類語や敬語 拝読の類語:拝誦・閲読・書見 「拝読」の類語には、拝誦・閲読・書見といったものがあります。 すべて自分が何かを読む事を表す言葉ですが、少しずつ意味合いに違いがあります。 拝誦 はいしょう は、拝読と同じ謙譲語ですが、声にして読む、じっくり読むといったニュアンスが含まれています。 手紙や大事な文書に使用するのがいいでしょう。 閲読 えつどく は、書いている内容に関して調べながら読むという意味です。 謙譲語ではないので、同僚や部下に使用しても問題ありません。 書見 しょけん は更に限定され、書物を読む事を表します。 ビジネスにおいては、会社関係の本であったり、資格や勉強にまつわる本を読む際に使用する事が出来ます。 読むの尊敬語:読まれる・お読みになる 「読む」を尊敬語にすると、「読まれる」「お読みになる」といった言葉になります。 尊敬語とは、自分ではなく相手の動作に対して使用するものです。 相手が何かを読む時には、「拝読」ではなくこの言葉を使うのが適切です。 他にも「お書きになる」「お越しになる」など使用する機会は多いので、パターンとして抑えておくと便利です。 尚、「読まれる」も文法としては正しいのですが、受け身の言葉と捉えられる場合もあるので注意が必要です。 読む事をお願いする場合の尊敬語:お読みください 相手に読む事をお願いする場合は、「お読みください」といった尊敬語を使います。 「お〇〇ください」という言葉は、尊敬語として使用出来る言葉ですが、もっと丁寧な言葉を使いたいのであれば、最後に「ませ」を付けると柔らかい印象になります。 また、「お読みいただけると幸いです」とすれば、更に謙虚な印象になります。 また、同じく読む事をお願いする場合の尊敬語として、「ご一読ください」というものもあります。 これは、さらっと目を通してほしいという場合に適した言葉です。 紹介文のような、熟読する必要のないものを読んで欲しい時にはこちらを使ってもいいでしょう。 「拝読」はそれ単体で謙譲語として使える言葉なので、「させていただきます」を付ける事で二重敬語となってしまいます。 二重敬語は基本的に敬語としては認められず、言葉全体の印象としても少々くどさを感じてしまいかねません。 ただ、現在ビジネスシーンでは特に、この言葉は敬語として比較的頻繁に使われています。 「拝見させていただきます」も同様です。 なお、メールや手紙は文章として残るものでもあるので、文法的に正しい「拝読します」を使用するのが無難でしょう。 会議で資料を配りながら、「お手元の資料をご拝読ください」と言っている人は周りにいませんでしょうか。 一見丁寧な言い回しのようにも感じられますが、前述の通り「拝読」は自分を下げる謙譲語です。 自分ではない人が「読む」という事に対して「拝読」を使ってしまうと、その人を下げてしまうという大変失礼な事になります。 上司などの目上の立場の人に使うのはもちろん御法度ですが、同僚や部下だとしても失礼に当たりますので、読んでほしい時には前述の「お読みください」または「ご覧ください」を使用しましょう。 「拝読」は相手を立てる丁寧なフレーズですが、一方で、必要以上に大げさな印象になってしまう場合もあります。 例えば頻繁に送られてくる社内連絡のような内容に対して、その都度「拝読」を使うのは仰々しい印象です。 「拝読」を使う時は、特に重要な内容の文章や資料や、客先からの要望など、ここぞというシーンに絞るのがおすすめです。 シーンだけでなく、相手との関係性も重要です。 あまりに丁寧過ぎる言葉は時に相手の気分を害する場合がありますので、「読ませていただきました」と併用するとスマートです。 「拝読」は「読む」という動詞の謙譲語ですが、前述の類語「拝誦・閲読・書見」とともに覚えて使い分ける事で、より語彙力も豊かになります。 使い分けの基準は、謙譲語なのか尊敬語なのかももちろんですが、何を読むのかで分けるのがおすすめです。 上司からの指導文には「拝読」、客先からのお礼文には「拝誦」、企画案には「閲読」を使うなど、自分の中で使い方を決めておくといざという時に言葉がぱっと出てくるようになりますよ。 「拝読」という言葉を使うシーンは、何かを読んだという事実を執筆者に報告したい時が最も多いかと思います。 簡単に「読みました」としてももちろん問題はないのですが、「拝読」という言葉を選ぶだけで、相手に対する尊敬の念を伝える事が出来ます。 ビジネスシーンにおいては、上司の作成した資料などを読み、読み終わったという事を伝える場合などが挙げられます。 また、客先からメールや手紙をもらった時にも、「拝読」という言葉を選ぶ事で、謙虚な印象を与える事が出来ます。 また仕事以外でも、本を読んだ事を著者に伝える場合などに使用出来ます。 その他、目上の人やあまり親しくない相手から手紙やメールをもらった際に返事に書き添える事で、より丁寧で、控えめな文章にする事が出来ます。 メール例文:拝読しました 何かを読んだ事を伝えたいときは、「拝読しました」という言葉を使用しましょう。 」という文章を入れます。 ひとまず読んだ事の報告のみをしたい場合には、文の終わりに「まずは拝読のご連絡まで」と付け足しても構いません。 また、もらった企画書などに対しての意見を足したいならば、「頂いた企画書を拝読しましたが、変更をお願いしたいと存じます。 」となります。 これと同様に「~けれど」という意味で、「頂いた企画書を拝読したところ」といった使い方も可能です。 読んだという報告だけでなく、これから読むつもりだという未来形としても「拝読」は使用出来ます。 例えば、もらった資料にこれから目を通すという場合や、現在読んでいる最中だという進行形としても使う事が出来ます。 またビジネスシーン以外でも、読み終えていない本に関しての感想を、作者に伝えたいという場合にも使えます。 偶然作者に出会ったときなどに「いつも作品を拝読しています。 」のように、読むという行為が持続している場合の使い方としても適切です。 メール例文:拝読します 本や資料をこれから読む事を伝えたいときは、「拝読します」という言葉を使いましょう。 例えば取引先から資料が送られてきて、まずは資料到着の連絡をしたいという状況があります。 その際には、「資料をお送りいただきありがとうございました。 これから拝読しますので、少々お待ちいただけますでしょうか」となります。 また、読むという行為が現在進行中である場合は、「現在拝読しております」となります。 例えば、まだ読み終わっていない本に関しての質問を作者にメールで尋ねるなら、「現在拝読しております〇〇に関して質問がございます」となります。 仕事上でも、資料や企画書を読みたいと依頼する機会は多いのではないでしょうか。 そのようなお願いをする場合にも、「拝読」を使う事が可能です。 その他、尊敬している作家に新作を求める時や、読んだ事のない本を読んでみたいと依頼したい場合にも使えますね。 「読みたい」という言葉を使うよりも謙虚な印象になるので、希望やお願いも聞き入れやすくなるかもしれません。 メール例文:拝読したい 本や資料を読みたいと依頼するときは、「拝読したい」という言葉を使いましょう。 メールで完結に希望を伝えるならば、「一度作品を拝読したい所存です」などがあります。 また、「作成していただいた資料を拝読しても構いませんでしょうか」といった、もっと丁寧な言い回しも可能です。 その際、本や資料を送ってほしいという場合もあるかと思います。 こちらからの依頼なので、失礼のないようなメールを作りたいですよね。 「送ってください」に関するおすすめの敬語を以下の記事でご紹介していますので、合わせて参考にして下さいね。

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「拝見する」の意味と使い方・例文5つ|類義語4つ

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社会人になると、敬語やあらたまった言い回しなども使いこなして、コミュニケーションを取る必要があります。 自分と立場や年齢が異なる人と会う機会も多く、基本的には自分よりも年齢や立場が上の人には、敬語を使うのがマナーとされているためです。 敬語やビジネスシーンならではの言い回しは、日常生活では使用する機会が少ないため、意味や使い方を正しく理解しきっていない方も、少なくないと予想できます。 時には、自分では敬語を話しているつもりでも、二重敬語などの誤った使い方をしている可能性もあるため、曖昧な理解のまま敬語を使ってしまわないよう、注意する必要があります。 今回は、ビジネスシーンで頻繁に使われる敬語ながらも、意味や使い方を間違いやすい敬語の1つである、「拝見いたしました」をテーマにして、意味や使い方について考えていきます。 「拝見いたしました」の意味・使い方 まず始めに、「拝見いたしました」という言い回しの、基本的な意味や使い方についてご紹介していきます。 「拝見いたしました」は、正しい意味や使い方を覚えておけば、目上の人に対しても使用できる言い回しなので、この機会にぜひ、意味や使い方を覚えて、使いこなせるようにしておきましょう。 「拝見いたしました」の意味 早速、「拝見いたしました」とはどのような言い回しなのか、基本的な意味について確認していきましょう。 「拝見」の意味 「拝見いたしました」の意味を考える際、「拝見」と「いたしました」にわけて考えることができます。 まずは、「拝見」の意味について、下記の解説を参考に考察していきます。 見ることをへりくだっていう語。 謹んで見ること。 上記の解説から、「拝見」という言葉は、「見る」の謙譲語だと予想できます。 「謙譲語」とは、自分の言動を謙って表現することで、相手への敬意をあらわす表現を意味します。 「いたしました」の意味 続いて、「いたしました」についても意味を確認していきましょう。 「いたしました」は、もとの形は「いたす」という言葉だと考えられます。 「いたす」の意味は、以下のようになっています。 「する」の謙譲語。 自己側の動作を低めて言ったり、改まった気持ちで言ったりすることで聞き手に対する敬意を表す。 多く「いたします」の形で用いる。 上記の解説から、「いたす」という言葉もまた、「する」の謙譲語だと読み取れます。 「いたしました」は、「いたす」より丁寧な形で表現した言葉だと言えそうです。 上記の見解から、「拝見いたしました」は、「見ました」などの言葉を謙って表現した言い回しだと言えるでしょう。 「拝見いたしました」の使い方【1】:メール 「拝見いたしました」という言葉は、見るものを対象に使われる言葉です。 メールの場合は、文章を読むものですが、場合によっては「拝見いたしました」という言葉が使われます。 「読む」の場合は、「拝見」とは異なる、「拝読」という謙譲語が存在しますが、「拝見」の方が使用頻度が高い言葉だと予想できます。 そのため、本来なら読むものであるメールに対しても、「先程のメールを拝見いたしました」といった形で使用されるケースがあります。 「拝見いたしました」の使い方【2】:拝見いたしましたところ 続いて、「拝見いたしました」を使用した言い回しの1つである、「拝見いたしましたところ」という言い回しについてご紹介していきます。 「拝見いたしましたところ」という言い回しは、単に資料などを見たり文章などを読んだりしたことを報告するだけでなく、資料などを見た上で何か気付いた点があった場合などに使われる言い回しだと予想できます。 具体的な使い方としても、「頂いた資料を拝見いたしましたところ、〇〇の数字について気になる点がございました」といった指摘をする際などに使用できると考えられます。 「拝見いたしました」の使い方【3】:拝見いたしましたが 上記で、「拝見いたしました」の意味についてご紹介しました。 「拝見いたしました」は、「見る」と「する」をそれぞれ謙譲語や丁寧な表現にしている言葉なので、一見するととても丁寧な敬語という印象を覚える方も多いでしょう。 しかし、文法としては、「拝見いたしました」は間違いだとする見解もあります。 冒頭でも触れましたが、敬語は何重にも重ねて使うと、「二重敬語」や「過剰敬語」と呼ばれる誤った使い方だと見做されるケースがあります。 そのため、「拝見いたしました」という言い回しも、「見る」と「する」の謙譲語が2つ使われていることから、「二重敬語」とする声も存在します。 文法的には間違いでも普及はしている 二重敬語になるという理由から、「拝見いたしました」という言い回しは、文法としては間違いということになります。 しかし、「拝見いたしました」という言い回しは、ビジネスシーンでは使用する方も多く、一般的にも普及している言い回しとなっています。 そのため、相手や状況によっては、文法上間違いとされていても、「拝見いたしました」という言い回しを使用しても問題ないという見解も存在します。 ですから、「拝見いたしました」という言葉については、そこまで意識せず使用しても問題のないケースが多いと予想できます。 「拝見いたしました」と「拝見させていただきました」の違い 上記でも何度か触れていますが、「拝見いたしました」は、二重敬語となるため文法上は誤っていると見做されるものの、ビジネスシーンなどでは普及している言葉でもあります。 そのため、上司などに対して、「拝見いたしました」という言い回しを使っても良いものか、頭を悩ませる方も少なくないでしょう。 一般的には、「拝見いたしました」は、文法としては正しくない言い回しですが、普及している点や言われて不快に感じる人が少ないと予想される点から、目上の人に対して使用しても問題ないと言われています。 しかし、言葉遣いに厳しい上司などの場合は、「拝見いたしました」を使うと、指摘される可能性があります。 ですから、「拝見しました」などと上手く使い分けるのも1つの方法と言えるでしょう。 「拝見いたしました」の敬語 続いて、「拝見いたしました」の敬語表現について考察していきます。 結論から申し上げると、「拝見いたしました」は、「二重敬語」に分類されるほどの言い回しなので、すでに十分丁寧な敬語となっていると言えるでしょう。 上記でご紹介したように、「拝見」という言葉は「見る」の謙譲語となっており、「いたしました」の原型となる言葉も「する」の謙譲語の「いたす」だと言われています。 ですから、「二重敬語」にならないように言い回しを変えるケースはありますが、「拝見いたしました」をさらに丁寧な言い回しにする必要はないと言えるでしょう。 「拝見いたしました」の状態で、既に十分な敬語表現となっています。 文法上正しい敬語は「拝見しました」 一般的に普及しているため、問題なく使えると言われている「拝見いたしました」という言い回しですが、正しい言葉遣いにこだわりたい場合は、「拝見しました」という言い回しにすることをおすすめします。 「拝見しました」は、「見る」の謙譲語の「拝見」に、「する」を丁寧に表現した「しました」を加えたシンプルな言い回しとなっており、「拝見いたしました」のような「二重敬語」ではありません。 ですから、正しい言葉遣いで話したい場合は、「拝見しました」という言い回しを選んだ方が確実だと言えるでしょう。 「拝見いたしました」のビジネスメールでの使い方 最後に、「拝見いたしました」のビジネスメールでの使い方についてご紹介していきます。 これまでご紹介してきた「拝見いたしました」の意味などから考えると、ビジネスメールで「拝見いたしました」を使用する際の基本的な使い方は、何かを見たり目を通したりしたことを報告する使い方だと言えるでしょう。 例えば「先日お送りしていただいた資料を拝見いたしました」「新しいプロジェクトの企画書を拝見いたしました」といった形で使用します。 また、「拝見いたしましたところ」「拝見いたしましたが」という表現を用いることで、見たものや目を通したものに対して、指摘を入れたり質問をしたりすることが可能になります。 「先日お送りいただいた資料を拝見いたしましたが、〇〇の数値についてお尋ねしたい点がございます」といった言い回しで使用することもできます。 いかがでしたでしょうか。 今回は、「拝見いたしました」という言葉をテーマにして、意味や使い方、敬語表現などを考察・ご紹介しました。 「拝見いたしました」という言い回しは、文法としては誤っているという説もあります。 「拝見」と「いたしました」が、それぞれ謙譲語となっており、「二重敬語」となってしまうためです。 しかし、「拝見いたしました」は、既にビジネスシーンなどでも多くの方々が使用しています。 「拝見いたしました」は一般的に普及している言い回しとなっており、文法上は誤っていても、ビジネスシーンなどで使用しても問題ない言葉であるとも言われています。 ですから、「拝見いたしました」は、ビジネスシーンで使用しても良い言葉となっています。 しかし、言葉遣いにこだわりを持っている上司などに対しては、「拝見しました」などの言い回しを使った方が良いこともあります。 意味や使い方を覚え、場面ごとに適切に使用できるようにしておきましょう。 ドライバーの仕事情報を探す 現在転職先にトラックドライバーを考えている方は豊富なドライバー求人を案件を持つドライバーワークスへ!.

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「メールを拝見しました」はお引越ししました

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「読む」に「拝」をくっつけた敬語(謙譲語)であるため、ニュアンスとしてはもっと丁寧で「 つつしんで読む」の意味となります。 「読む」よりもかしこまった感じの敬語とお考えください。 したがって使い方としては… ホームページや広告などを「見ました!」とするときには「 拝見しました/拝見いたしました」というように「拝見」をつかいます。 いっぽうで。 本や資料・メールなどを「読みました!」とするときには「 拝読しました/拝読いたしました」というように「拝読」をつかいます。 なお使い分けは… 「見ること=拝見」と「読むこと=拝読」のどっちが日本語としてふさわしいのかをまず考えましょう。 そうすれば自ずと答えにたどり着けるでしょう(くわしくは本文にて)。 ざっくりとした解説はこれにて終了。 ここからはより詳しく「 拝見」「 拝読」それぞれの意味と違い、使い分け、正しい使い方についてビジネスメールの例文つきで解説していきます。 意味の違い 拝見 はいけん ・見ることをへりくだっていう語。 ・つまり「見ること」の意味の謙譲語であり 「つつしんで見ること」のようなニュアンスとなる。 拝読 はいどく ・読むことを、その筆者を敬っていう謙譲語。 ・つまり「読むこと」の謙譲語であり 「つつしんで読むこと」のようなニュアンスとなる。 たとえばお客さんの前で自分の上司が書いた本を「拝読しました」とするのは間違い。 お客さんではなく上司を立ててしまうことになります。 たとえば。 テレビは見るものであって読むものではなく、本は読むものであって見るものではなく…といった具合に考えましょう。 どちらも使えそうであればあえて使い分けする必要はありません。 以下まとめとなりますので、ご参考にどうぞ。 メール『メール拝読しました or メール拝見しました』• 新聞『新聞で拝読しました or 新聞で拝見しました』• 資料『資料を拝読しました or 資料を拝見しました』• カタログ『カタログを拝読しました or カタログを拝見しました』• 広告『求人広告を 拝見しました』• テレビ『テレビで 拝見しました』• 本『本を 拝読する』• 論文『論文を 拝読しました』• 論文なりブログ記事で知りました!というときには「 拝見=見ること」を用いて「論文(記事) で拝見しました」としても正しい日本語となります。 なぜなら。 「見る」は「視覚的に見る」という意味以外にも「読んで知る」の意味もあるから。 論文で読んで知りました、という意味で「論文(記事)で 拝見しました」とするのはなんら問題ありません。 「~しました」とするよりも丁寧です。 「資料を 拝見しましたか?」「本は 拝読しましたか?」のような使い方は間違い敬語ですのでご注意を。 こんなときには。 「資料はお受け取りになりましたか?/お読みになりましたか?」というような敬語をつかうのが正解です。 メールや資料は「拝見・拝読」どっちを使う? 繰り返しにはなりますが…重要なので掘り下げます。 「 拝見」「 拝読」の使い分けがややこしく感じるのは…たとえばメールや資料は「読んだ=拝読した」のか「見た=拝見した」のかどっち!? のようなどっちつかずのケースが多々あるからです。 この問いに対する結論としては「ビジネスシーンによる」ということになります。 メールのときは「拝見」で資料のときは「拝読」をつかう、というような使い分けをするのではなく。 状況におうじてふさわしい語を選択します。 以降でビジネスシーン別にふわさしい使い分け方を紹介します。 まずは上司なり目上・取引先からのメールに返信するとき。 「メール拝見しました/拝見いたしました」はOK? あるいは、• 意味は「メールを見ました」「メールを読みました」であり「拝見・拝読」はメールの送り主である上司なり目上・取引先を立てるためにつかっています。 メールは読むものなのか、見るものなのかを考えたとき。 なんとなく「読む」とするほうが正しいような気もしますが…「見る」でも日本語としては正しいです。 なぜなら。 メールというのは文章ではあるものの電子的な何かであり、携帯なりPCのディスプレイに表示されていますよね。 「画面を見る」というのと同じであるため日本語的には「メールを拝見する」という使い方もOKなのです。 なお返信メールではたとえば。 【例文】 メール拝見しました。 早々にお返事いただき誠にありがとうございます。 【例文】 資料を拝読いたしました。 早速ご対応いただきありがとうございます。 というように「 拝見しました+相手がしてくれた事にたいするお礼」とすると丁寧です。 これらはビジネスメール返信の書き出しにつかえるフレーズですね。 メールを受け取ったことを報告すると考え、• 【例文】 メール拝受しました。 早々にお返事いただき誠にありがとうございます。 【例文】 資料を拝受いたしました。 早速ご対応いただきありがとうございます。 というように「拝受=受け取ること」をつかっても丁寧です。 つづいて上司なり目上・取引先からのメールに返信するとき。 たとえば取引先にお願いした資料(見積書や契約書をふくむ)をメールで読んだあと。 何かしら修正が必要になったとき。 例文「資料を拝見しましたところ、いくつか修正をお願いしたい箇所が見つかりました」• 資料は読むものなのか、見るものなのかを考えたとき。 なんとなく「読む」とするほうが正しいような気もしますが…「見る」でも正しい日本語です。 なぜなら。 そう考えると「拝見・拝読」はいずれも問題ないことがわかります。 つづいて企業のホームページなりWEBサイトをみて問い合わせするとき。 意味は「ホームページを読み連絡しました」となりますが、ホームページは常識的に読むというよりも見るということのほうが多いですよね。 そう考えると「拝読」ではなく「拝見」をつかうのが妥当だといえます。 したがってこんなシーンでは「拝見」をつかい、• 例文「 ホームページを拝見し連絡いたしました」 というようにするのが日本語の使い方としてシックリきます。 敬語はまず、もとの意味に直して考えてみよう! こうして例をあげていくとキリがないためまとめます。 「拝見」「拝読」にかぎらず敬語の使い分けでつまずいた場合。 敬語をつかう前のもとの意味にもどって考えるとたいてい上手くいきます。 たとえば「拝見」「拝読」の使い分けについて悩んだとき。 こういうときには「見ること」と「読むこと」のどっちが日本語としてふさわしいのか?をまず考えましょう。 そうすると日本語ネイティレベルの皆さまでしょうから自ずと答えはでてきます。 どちらも使えそうであればどちらを使っても差し支えありません。 敬語ってわからない英単語みたいに意味不明だから悩ましいのですが、いったん意味がわかるとドンドン応用できるようになります。 わからない敬語がでてきたらその都度、意味をチェックすることをオススメします。 タイトルに対する結論は以上。 ここからは「拝見」「拝読」の正しい使い方について、ビジネスメール例文とともに解説していきます。 ご興味あるかたのみどうぞ。

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