【注意】 前蛹を人工蛹室に入れれば、蛹化の状況を見ることが出来ますが、幼虫が自然の状態で作った自前の蛹室を壊すということは、前蛹を死なせてしまうことがあります。 また、蛹の段階で自前の蛹室を壊して人工蛹室へ入れれば、羽化の状況を見ることができ、羽化したばかりの白い翅のカブトムシを見ることができます。 しかし蛹を取り出すときに蛹に傷をつけてしまって、羽化できずに死んでしまうことがあります。 蛹化して間もない頃は、オスの蛹の角は柔らかくて、角を掴むと角の付け根が傷ついて、白い液体が出てしまいます。 このようになると助かる見込みは殆どありません。 このサイトでは、参考になるかなと思って、こんなことを出来るよとの一例を書いています。 簡単なように書いてありますが、簡単だとは思わないで下さい。 もし、やってみようかなと思われる場合は、自信がついてから実施することをお勧めしますし、 自己責任(2、3匹は死なせる覚悟)で行ってください。 このサイトには掲示板を設置していますが、書かれた時には既に手遅れ状態の時もあり、また、文章では的確な状況が表現出来ませんので、間に合わないこともあります。 しかし、「論ずるよりは実践」です。 神秘的な蛹化、羽化に立ち会うことへの挑戦はお勧めします。 カブトムシの成虫をホームセンターなどで買ってきて飼っている子供さんたちよりは、「幼虫から前蛹」、「前蛹から蛹」、「蛹から成虫」の過程に出会えた子供さんたちのほうが目が輝いています。 2010年6月18日 蛹化不全 今日は、トイレットペーパーの芯そのものでは大き過ぎるので、修正して小さくした人工蛹室に入れていた前蛹が蛹化の兆候。 今日は雨降りで、午後は時間があったので、蛹化の動画を撮ることにして室内へ持ち込みました。 持ち込んだ時には体をくねらせて脱皮の準備中。 カメラを三脚にセットして撮影開始。 体が小さいので、てっきりメスだと思っていましたが、頭のほうが現れたと思ったら角! オスです! オスの長いほうの角は「 頭角」、短いほうの角は「 胸角」と言いますが、最初に現れたのは 胸角です。 平らな所に寝かせているので角は大丈夫だろうかと動画を撮りながら見ていましたが、体はくねらせるのですが、途中から脱皮が進まなくなりました。 体を上に向けたり、下に向けたり。 途中で背中のブヨブヨになった皮を引っ張ってみたり。 幼虫の時の立派な顎をもった兜が外れてくれません。 いつまで待っても外れないので撮影は打ち切り。 難産どころではなく、超難産です。 脱皮途中の前蛹に傷を付けないように、人工蛹室へ入れました。 この前蛹ですが、オスにしては小さ過ぎますが、未熟児でしょうか。 夕方、人工蛹室の中の前蛹を確認しましたが、黒い兜は外れていませんでした。 頭角は外れない黒い兜の所にあるはずですが、これでは出てくることは不可能です。 可哀想に。 蛹化不全ですね。 なお、撮影した動画は時間が長かったので6分割になっています。 このようなこともあるよ、との参考に、動画をアップロードして、閲覧できるようにしておきます。 2010年6月19日 昨日の蛹化不全のその後の様子 頭の黒い2匹のオスの蛹が死んでいました 昨日の蛹化不全の蛹ですが、写真のように、頑丈な顎を持つ兜が胸の所にくっついたままで外れていません。 従って、「 胸角」は現れているものの、「 頭角」は全く出ていません。 また、翅になる部分だと思いますが白くて脱皮直後のままのような状態で、触ったら破れそうな感じがします。 このままでは正常な成虫の羽化は絶望ですが、まだ生きていますので処分するには忍びなく、このまま置いておくことにします。 に書きましたが、 「頭の黒っぽい蛹」=「政治家で言えば、腹黒い利権+私利私欲の議員」が2匹います。 昨日は動いていたのですが、今朝は全く動きません。 2匹ともオスですから角の部分を触ってみましたが全く反応がなく、正常ならハリがある角の部分ですが、押してみたらグニャッとなったまま。 人工蛹室から出してみたら、足から尻に掛けて真っ黒な液体でベトベト。 その上、黒い液体は異様な臭いがします。 「死人に口なし」ですし、人間に言葉を喋れない昆虫ですから、どのような事態が発生したのかは定かではありませんが、脱皮の時に傷ついたのではないかな?と疑っています。 脱皮の途中か、脱皮が終わった後で、鋭い牙のような顎が突き刺さった( これが一番怪しい )のであれば、人工蛹室での蛹化は考え直さなければなりません。 体の部分を触ってもペコペコしてハリがないので死亡宣告して、埋葬することにします。
次のカブトムシの幼虫を飼い始めて2週間が経過した。 最近、猫たちは幼虫の観察容器には近づかなくなった。 マットの上の幼虫の糞も増えていない。 カブトムシの幼虫たちは活動が鈍り、餌(マット)も食べなくなったようだ。 そろそろ6月下旬だ。 カブトムシの幼虫たちは、サナギになる準備に入ったのだろう。 カブトムシの幼虫は、マットの中に蛹室を作り、そこでサナギへ変身する。 しかし、幼虫の観察・飼育ケースでは、その様子を観察できない。 そこで、カブトムシのサナギを観察できる人工蛹室を日用品で作ってみた。 1.人工蛹室の容器(植木鉢、ペアポット) 人工蛹室の容器は、100均で購入した植木鉢だ。 直径13cm、高さ12cmのプラスチック製のペアポット。 この家にある一番小さい植木鉢だ。 毎週、このペアポットで猫たちの大好物の「猫草」を「種」から栽培している。 ペアポットは、どんなに水やりしても鉢底から水や土が漏れない利点がある。 部屋の中に気軽に置ける植木鉢なのだ。 2.人工蛹室の材料(粘土状に固めた使用済みマット) 自然のカブトムシの蛹室は、マットとカブトムシの幼虫のフンを固めたものだ。 そこで、人工蛹室の材料も、マットとカブトムシの幼虫のフンが最適だ。 まず、幼虫の観察・飼育ケースから使用済みマット(マットとフン)を掘り起こす。 二週間ぶりの幼虫たちとのご対面である。 使用済みマット(マットとフン)を手で粘土状に固める。 それをペアポットに押し固め、人工蛹室を作る。 3.人工蛹室の支え(キッチンペーパーの芯) (1)蛹化不全 カブトムシの幼虫は、蛹になる際に、幼虫の殻を脱ぎ捨てる(脱皮)。 カブトムシの幼虫は、頭を上にしてないと、上手く脱皮出来ない(蛹化不全)。 (2)羽化不全 カブトムシのサナギは、成虫になる際に蛹の殻を脱ぎ捨てる(脱皮)。 カブトムシのサナギは、マットが崩れて人工蛹室が塞がると、上手く脱皮出来ない(羽化不全)。 そこで、人工蛹室にはカブトムシの幼虫やマットを支える「支え」が必要になる。 日用品をいろいろ試した結果、キッチンペーパーの芯が最適なようだ。 (1)粘着カーペットクリーナーの芯 厚い紙筒のため、マットの湿気が人工蛹室まで伝わらない。 (2)トイレットペーパーの芯 薄い紙筒のため、マットの湿気が人工蛹室まで伝わる。 但し、芯に残ったペーパーを剥がすのが毎回面倒だ。 (3)キッチンペーパーの芯 薄い紙筒のため、マットの湿気が人工蛹室まで伝わる。 しかも、トイレットペーパーの芯2本分の長さがあるため、鉢の深さに合わせて長さを調節できる。 4.人工蛹室の温度管理・湿度管理(キッチンペーパー) カブトムシの幼虫は一定の通気性と保湿性を確保しないと死んでしまう。 そのため、ペアポット全体に蓋をする必要がある。 日用品をいろいろ試した結果、キッチンペーパーが最適なようだ。 (1)穴をあけたラップ 保湿性・耐久性は高いが、通気性が悪く、高温になりやすい。 (2)ペーパー、トイレットペーパー 通気性・保湿性は高いが、耐久性が低く、すぐ破れる。 (3)キッチンペーパー 通気性・保湿性は高く、しかも耐久性があり、破れにくい。
次のそろそろ、全てが羽化しているかと思い本日コンテナケースを掘ってみたところ 合計 オス17匹、メス15匹を捕獲しました。 全体的には大型の固体でしたが、1匹のみ ちびカブのオス(下の写真)がいました。 こいつの原因はなんでしょう・・・? 昨年、成長不良の幼虫1匹をコンテナケースに入れたような・・・・。 2007年4月22日 更新をずっとさぼっていましたが、今年もカブトムシの季節になりますね。 孵化日 2006年5月中旬 蛹化日 オス:2007年3月12日 メス:2007年2月16日 羽化日 オス:2007年4月5日 メス:2007年3月11日 結局、 オス:11ヶ月、 メス:10ヶ月・・・・・・。 去年より日数がかかってますね。 来月の末は羽化ラッシュですね。 2007年4月29日 今年も観察用に蛹室を一つ壊して前蛹の幼虫を取り出しました。 今年はこの1匹のみの観察の為、うまく蛹化に立ち会えることを祈ります。 (徹夜でした・・。 ) 2007年5月19日 今年はどう言う訳か 小バエの発生がひどく、耐え切れずに幼虫飼育ケースを全て掘り起こしました。 1匹は蛹室がうまく作れなかったらしくオスの角が真下に折れ曲がっていました。 1匹は蛹化の時の幼虫の皮が足のところに残ってしまい上手く手の部分を伸ばすことができなかったようです。 10匹飼育ケースの内、1匹の蛹室に キノコが生えていて、蛹が真っ白で一瞬驚きました。 (蛹は元気な模様。 オスと同居生活で2か月ちょっとですので寿命でしょう。 赤カブ血統の為、色がきれいですね。 このカブトムシの兄弟達も羽化がはじまりました。 まだメスのみですが、昨日2匹、本日2匹羽化しました。 角曲りの蛹化不全、手が曲った蛹化不全の2匹も羽化しましたが、結局羽化不全となりました。 今まで赤カブ血統で飼育してきましたが、来年からは黒カブを目指して黒っぽいオスを購入しました 680円・・・左下の写真。 無事に子孫を残してくれるといいですね。 交尾から2〜3日しかたっていないので、7個しかありませんでした。 2007年6月16日 先週に引続き、産卵組のカブトムシの採卵をしました。 今年の採卵組はオス1、メス2を大ケースで行っている為に産卵した卵がかき混ぜられた為か、採卵した卵の大半は卵室が壊されており、土の色が付いて茶色くなっていました。 28個中18個 今年は10匹程度の幼虫飼育に抑える為、採卵は今回でひとまず休憩です。 今年は、10匹程度の飼育にする為、もう少し大きく育ってから選別して飼育したいと思います。 とりあえず、幼虫の様子を見てみたところ、既に3齢になっている幼虫がいました。 成長が早いですね。 多頭飼育だった為か、2か月ぐらいの寿命でした。 幼虫飼育に専念するつもりでしたが、カブトムシの成虫がいなくなり子供が寂しそうにしている為、カブトムシの採集を行いました。 この地域にも天然のカブトムシがいるものですね。 2008年2月3日 ずっと放置してしまい、4カ月ぶりに幼虫の土替えをしました。 土はフンだらけで、室温も低く幼虫も余り動きません。 土の上に置いたら自力で潜って行ったのでとりあえず元気なようです。 春まで、あと一息ですね。 オス・メス各1匹 オス メス 温室投入 2月3日 2月3日 蛹化 3月12日 3月11日 羽化 4月3日 4月2日 温度変化を与えると蛹化のスイッチが入るみたいですね。 ところで、メスの蛹ですが左の写真の様に幼虫の仮面 頭 が残った蛹化不全でした。 羽化しても残っていましたが、羽化3日後には無事仮面も剥がれたので一安心?です。 そろそろ、カブトムシ飼育にも飽きが出てきたため、成虫の飼育はミズゴケとして、数匹のオス・メスのみを土の入ったケースにいれました。 その結果、11匹の幼虫が生き残りましたが、余り土換えもしなかった為、全体に小ぶり!! 幼虫の元気もあまりないような・・・!? 2009年4月30日 幼虫の蛹化を観察しようと、掘ってみました。 今月の上旬に、幼虫が蛹室を探す時の"カリカリ"音が聞こえていましたが、・・・・。 掘り進めていくと、極小のメスの蛹を発見! 栄養が悪かったようですね。 更に掘って行くと小型のメスの蛹発見!次に小型のオスの蛹を発見! どうやら、時期が遅かったらしく蛹化の観察は出来そうにありません。 諦めて、残りは掘り起こさずそっとしておきました。 5月の中旬には羽化しそうです。 他の蛹も後、1週間程度で羽化しそうです。 今年の産卵計画を只今検討中です。 2009年5月16日 掘り起こした蛹の残りの2匹も羽化しました。 たぶん、掘り起こしていない残りの8匹の幼虫もそろそろ羽化した事でしょう! 来週あたりにでも、掘ってみようかな? 2009年5月20日 今日、幼虫ケースをのぞいたところ、カブトムシが地上に這い上がってきた跡があったので幼虫ケースを掘り起こしてみました。 (計オス3、メス6) 今回は、余りにも雑に扱ってきたので極小のカブトムシも2匹いました。 来年は、もう少し真面目に飼育したいですね。 2009年6月12日 そろそろ産卵しているかと思い掘り起こしてみました。 さすがに、これ以上の卵はいらないので、産卵してくれたメスをミズゴケのケースに移しました。 2009年6月17日 ここ3日ぐらいで、20匹ぐらい孵化したようです。 2009年6月30日 全ての卵が孵化しました。 とりあえず、成長の早い20匹を大きいケースに移し、残りの17匹は庭に放す予定です。 つづく.
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