多くの人をひき付けてやまない、行列のできる超人気店を東海ウォーカー編集部が徹底リサーチ。 生鮮食品のプロが選ぶ果物を使った、味良し、見た目良しなサンドを紹介する。 1日約1000個が1時間で即完売! 「ダイワスーパー」 愛知県岡崎市 は、48年にわたり地域密着で愛されるスーパー。 2018年夏に店を継いだ20代の若きCEOのアイデアで話題となったかき氷に続き、フルーツサンドがヒットしている。 フルーツサンド購入までの待ち時間は45分程度と、あまりの人気ぶりに驚く。 さらに、開店時間にはスタッフ総出でお迎え、行列中はカットフルーツのもてなしがあるなど、客への感謝の気持ちが感じられるサービスも人気の理由だ。 フルーツの仕入れ状況により種類や価格は日替りで、原則購入は1人5個までだ。 週末は行列がおよそ250人になることもあるため、30~35人ずつ入店。 120年続く老舗ながら、フルーツサンドやフルーツボトルなど新たな取り組みにも積極的で、写真映え抜群とSNSで拡散中だ。 MIXっす」 626円 時価 などの「でら!」シリーズが話題だ。 通常1日60~70個限定なので、早めに訪れよう。 練乳を加えたホイップクリームが北海道産イチゴの酸味と合う「夏いちご すずあかね」 486円 時価 、通常の3倍の時間をかけてじっくり完熟させたフィリピン産パイナップルを使用した「ハニーグロウ」 486円 時価 などがそろう。 「果物の魅力を伝えたい」と、常連客の一人だった老舗飲食店の女将に監修を依頼し、フルーツサンドが誕生。 午前中にはほぼ完売する人気ぶりだ。 甘さ控えめのクリームが果物の甘さを生かしている。 濃厚な甘味が特徴の宮崎県産の貴重な完熟マンゴーを使用した「太陽のタマゴ」 1296円 時価 、甘酸っぱい北海道産夏イチゴがたっぷり入った「すずあかね」 594円 時価 が人気だ。 開店直前には35人程度に。 契約農家を増やし、青果物の販売以外にも、農家の思いを届けるための手作りデリや、パン、フルーツサンドに力を入れている。 シェフならではの、断面のビジュアルと味わいを生かすカットで、果物のポテンシャルを最大限に引き出す。
次の日本橋茅場町「イマノフルーツファクトリー」で新鮮なフルーツサンドを 証券会社が多いため「金融の街」とも呼ばれている日本橋茅場町は、スーツ姿の人々であふれています。 東京メトロ日比谷線・東西線の茅場町駅で電車を降り、7番出口を上がるとすぐに「イマノフルーツファクトリー」が見えてきました。 軒下では、マンゴーやドリアンなどのフルーツを販売していました。 入り口の脇をよく見ると、縦長の冷蔵庫もあります。 中をのぞいてみると、フルーツサンドや季節のカットフルーツがならんでいました。 この冷蔵庫からお客さんがほしいものを手に取り、店内のレジで購入する流れのようです。 取材中も、フルーツサンドを求めるお客さんはほとんど途切れずにやってきました。 ちょうどランチタイムだからか、女性のグループが多い印象。 食べごたえのあるフルーツサンドは、テイクアウトして朝ごはんやランチにするのにぴったりですね! フルーツサンドだけじゃない。 果物、スイーツやスムージーもそろう「イマノフルーツファクトリー」 店内には、フルーツサンド以外にも、マンゴーをはじめとした季節の果物がずらりとならんでいます。 お店の中はコンパクトで無駄のないつくり。 奥にレジがあり、外のフルーツサンドや店内の果物を購入できるようになっています。 レジ下のショーケースには、ケーキやプリンなどのスイーツもならんでいます。 どれもフルーツがたっぷりと使われていておいしそう。 レジの後ろからは、スムージーの氷を砕く音も聞こえてきました。 青果店ならではのフレッシュジュースがいただけそうです。 日本橋茅場町で約70年続くお店を守る「今野三兄弟」 今回お話をうかがったのは、「イマノフルーツファクトリー」の店長、今野喜彦(よしひこ)さん。 「株式会社いまの」の代表をお兄さんの州彦(くにひこ)さん、2階にある「ビストロサブリエ」の料理長を弟さんの登茂彦(ともひこ)さんが務め、三兄弟で日本橋茅場町でお店を運営しています。 イマノフルーツファクトリーの前身、昭和25年当時の「今野果実店」 より 喜彦さん:「創業は祖父。 戦後まもなく『いまの果実店』という名前でフルーツを販売しはじめました。 もともとこのあたりは城下町という雰囲気だったのですが、徐々に証券会社ができて朝早く働きにくる人が増えてきたので、そんな方たちのためにサンドイッチも売るようになりました。 当時はコンビニもなかったので喜ばれていたようです」 転機はお兄さんの州彦さんが会社を継いだことから。 2003年、お店の名前が現在の「イマノフルーツファクトリー」に改称されました。 その際、食事系のサンドイッチをやめてフルーツサンドだけを残し、スイーツやスムージーを充実させたのです。 喜彦さん:「果物屋なので、原点に帰って果物のみ売ることにしたんですよ。 今、フルーツサンドは毎日150〜200個ほどつくっていて、夕方の18時くらいには売り切れることもあります。 賞味期限は翌日なので、朝や昼だけでなく、仕事帰りに買って帰られる方もいらっしゃいますよ」 フルーツは目利きが重要。 長年の経験からおいしいものを厳選 「イマノファクトリー」自慢のフルーツは、喜彦さん自身が大田市場から買い付けています。 喜彦さん:「見た目だけでなく、生産者や産地の細かい場所まで見ています。 各フルーツに合う土壌も頭の中に入っているんですよ。 たとえば、アメリカのグレープフルーツの箱を見ると、畑の番号が書いてあります。 日当たりがよくて海側で風通しのいい場所がおいしいから、その条件を満たした畑の番号を選んでいますよ」 フルーツの目利きは、積み上げてきた長年の経験があってこそ。 お客さんも喜彦さんの選ぶフルーツに信頼を寄せているから、高価なものでもどんどん買っていくそうです。 店頭で販売しているフルーツサンドは2種類。 フルーツサンド(左・税込430円)と季節のサンド(右・税込540円)。 取材時の季節のサンドはマンゴーでしたが、夏季はメロンサンドも用意しています。 メロンが熟れて食べごろになったら、マンゴーと交代して販売。 こうやって食べごろのフルーツをお客さんに出せるのが、青果店のいいところです。 そしてなんといっても、このボリューム感はうれしくなってしまいます! 地域を愛しているからこそ、地域に愛される 喜彦さん:「フルーツサンドのパンは隣の区から配達してもらっています。 クリームは生ではなく、調整したバタークリーム。 その材料は、昭和初期茅場町にあり、今は移動してしまった工場にそのままオーダーを続けています」 材料もなるべく地元のものを使いたい。 その思いは創業当時から続いています。 さらに「イマノフルーツファクトリー」は、同じ中央区にある聖路加病院の売店へフルーツサンドやプリンなどをおろしています。 地元の人がそこでフルーツサンドを手にし、その懐かしさに、後日お店に買い物に来ることもあるそう。 喜彦さん:「1階の新鮮なフルーツを、4階の厨房で調理しています。 ケーキもプリンも昔ながらの素朴な味で、もちろんすべて無添加。 地元の人たちも懐かしがって、スイーツを買ってくださいます」 「イマノフルーツファクトリー」の果物を使ったメニューが食べられる「ビストロサブリエ」 三男の登茂彦さんが料理長を務める2Fの「ビストロサブリエ(BISTRO SABLIER)」は、ランチもありますが夜がメイン。 パッションフルーツをお肉に合わせたり、桃をパスタに加えたりと、「イマノフルーツファクトリー」のフルーツを使ったフレンチのメニューが特徴です。 ちょっとしたパーティーや記念日にも頼れるため、地域の方からも人気を集めています。 画像提供: レストランのスタッフが「イマノフルーツファクトリー」のヘルプに来ることもあるそうで、とてもアットホームな雰囲気。 「高級な果物が多くて扱いに気を使いますが、その分、やりがいもあります」とスタッフの方は目を細めます。 時間がない日の朝ごはんにも。 夏にぴったりのスムージー 「フルーツサンドを食べる時間もない朝は、スムージーを飲むだけでも全然違いますよ」と喜彦さんが紹介してくれたのは、桃とスイカをブレンドしたスムージー「なでしこ(税込450円)」。 「食欲がなかったり時間がなかったりして朝食をしっかり食べられなくても、体がシャキッとするのでフレッシュなフルーツだけでも取り入れてほしいなと思っています」と、喜彦さんはほほえみます。 顔を近づけると果実の匂いがしっかりと香ってきます。 甘さとさっぱり感のバランスがよく、夏にごくごく飲める爽やかな味わい。 贈り物にも喜ばれる果物をふんだんに使ったスイーツ 「イマノフルーツファクトリー」のフルーツやスイーツは、手みやげや贈り物などにも人気です。 うかがったのがちょうどお中元の注文が多い時期。 小さなカウンター式のイートインスペースは、発送の準備で忙しそうでした。 フルーツサンドやスイーツの取り置きも可能。 タルトは大・中・小の3サイズから選べ、ホールでの注文もできます 喜彦さんに「疲れたときについ食べたくなる癒しのスイーツは?」と質問すると、「タルトが食べたくなります。 その日に生地からつくっているものなので、おいしいですよ」と、はにかみながら答えてくださいました。 フルーツサンドといっしょに日本橋茅場町を散策 フルーツサンドをテイクアウトして外に出ると、とてもいい天気。 せっかくなので、青空の下で食べることにしました。 お店からは隅田川も近いので、ちょっと足を伸ばしてみることに。 花王本社の脇を通り、てくてくと進んでいきます。 10分くらい歩くと隅田川に到着。 川沿いはきれいに舗装され、いくつかベンチもありました。 風も心地よく、景色をながめながらゆっくりと食べることができそうです。 フルーツサンドを包みから出してみました。 フルーツは、マンゴーやパイナップル、キウイにグレープフルーツと見えている部分だけでも豪華。 さらに奥にはバナナもはさんであるんです。 中身がこぼれ落ちそうなほど詰まっているため、片手で持つとほどよい重量感がありました。 やわらかな食パンといっしょにかぶりつくと、ごろごろと大きめなカットフルーツのジューシーさに、甘さ控えめのバタークリームがやさしく絡んで口の中に広がります。 フルーツをしっかりといただいている感じがして、とてもぜいたくな気分。 日本橋茅場町は、オフィス街というイメージが強いエリアかもしれません。 でも、老舗青果店がこだわり抜いたフルーツサンドを目当てにピクニックがてら足を運んでみると、ここで過ごす時間がいつもと違ったものに感じられそうです。 イマノフルーツファクトリー (IMANO FRUIT FACTORY) 東京都中央区日本橋茅場町1-4-7 TEL:03-3666-0747 営業時間:月-金 8:00-20:00 土 10:00-15:00 定休日:日祝 ビストロサブリエ(BISTRO SABLIER) 東京都中央区日本橋茅場町1-4-7 2F TEL:03-3669-7743 月-金 11:15:15:00(L. 14:15) / 18:00-23:00(L. 22:00) 土 17:00-22:00(L. 変更されている場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。 Woman. CHINTAIでお部屋探し!.
次のフルーツ好きにはたまらない!果樹園内のカフェ「夢語寄家(むごよか)」 福岡帰省中はいつも、私の両親が「孫ちゃんのために!」と頑張っていろいろなところに連れていってくれます。 私に似て食いしんぼうな娘のために、主においしいもののお店によく連れていってもらいました。 帰省のたびに「無理にいろいろ出かけなくてもいいよ」と言うのですが、両親も孫との外食を楽しみにしているようなので、甘えてしまってます。 年に1回の帰省だからいいよね…! 今回はうきは市の果樹園に併設されているカフェで、季節のフルーツを使ったケーキをいただいてきました。 果樹園「やまんどん」の敷地内にあるカフェ うきは市の周辺はフルーツ狩りのできる果樹園が複数点在しています。 今回お邪魔した果樹園「やまんどん」もそのひとつ。 季節に応じたフルーツ狩りが楽しめるという果樹園の敷地の中、小高い丘の上にカフェ「夢語寄家(むごよか)」がありました。 あいにく小雨が降っていたので室内に入りましたが、テラス席にはぶどうの棚があって、晴れの日はほどよい木陰になっていそう。 ハンモックのような椅子も用意されていました。 晴れなら絶対テラス席がいいな〜。 11時すぎの来訪だったので、ケーキとランチを目当てに来られるお客様で店内は賑わってました。 あと少し来店が遅かったら店外に並ばにゃならんかった…。 季節のフルーツを使ったスイーツメニュー 店内に通されてケーキセット(780円〜、一部のケーキはプラス料金が必要)を注文すると、ショーケースから好きなケーキを選ぶよう案内されます。 ガトーショコラやレアチーズといった定番のケーキやシフォンケーキもおいしそうなんですが、果樹園でとれた新鮮なフルーツを使ったケーキがおすすめ。 7月下旬は、桃やブルーベリーを使ったメニューが豊富でした。 いろいろありすぎて迷っちゃう〜といいながら、私が選んだのは丸ごと桃のケーキです。 種を抜いた中にカスタードのクリームがぎっしり詰まってて、桃がとにかく甘い!柔らかい桃が好きな方におすすめ。 桃の下には土台としてビスキュイが敷いてありまして、これがまた桃の果汁を吸ってさくふわ食感になっていました。 どこをとっても幸せしかないケーキだ…! あと、季節のフルーツサンドも娘と両親とみんなでシェアしました。 こちらの桃はカリカリ系の(しかし甘い)桃で、メロンサンドもありました。 どちらも軽めのホイップが挟まっていて、ケーキのあとでもするっと食べられます。 これだけだと物足りないかもしれないので、ケーキやランチなど他のメニューとの組み合わせがおすすめです。 使われていたパンが軽くてふわふわ&しっとり、リッチな食感でした。 フルーツとクリームによく合う〜。 娘はサンドより添えられたぶどうに夢中でしたね。 なぜ幼児はぶどうが好きなんだろう。 私たちが食べている間にも新しいケーキが続々とショーケースに並べられていたのですが、その中で特に目を引いたのが桃のティラミスでした。 高さがすばらしい! あまりにおいしそうだったのでテイクアウトしました…カリカリ系桃とチーズクリームの相性が抜群のケーキでしたね。 帰宅後に父から「丸ごと桃ケーキとティラミス、どっちがおすすめか」みたいな話で盛り上がったのですが、 「桃の果肉、果汁をシンプルに味わいたいなら丸ごとケーキ」 「桃とチーズのハーモニーを楽しみたいならティラミス」 という結論がまとまりましたのでここに報告させていただきます。 ランチやアフタヌーンティーも楽しめる 今回はケーキのみいただきましたが、カレーやパスタなどのランチメニューもあります。 店内をざっと見渡した感じだと、カレーが人気のようです。 けっこうボリュームがあるので、ランチを食べるならケーキはテイクアウトかな。 また、14時からはアフタヌーンティーメニューも提供しているそう。 ケーキのほか、焼き菓子やジャム、自家製パン(おそらくフルーツサンドに使われているパンも買えます)もあるので、カフェタイムを楽しんだあとのおみやげも豊富なお店です。 うきは市でフルーツ狩りを楽しんだあとに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 やまんどん(カフェ夢語寄家(むごよか)) 〒839-1408 福岡県うきは市浮羽町山北2212-7 営業時間:10時~17時(水曜日定休).
次の