平泳ぎのプルとキックのタイミングってどうすればうまくいくのかな? 平泳ぎの呼吸の時にいつもスピードがなくなってしまうんだけどどうしたらいいんだろう? そんな思いを持っているブレストスイマーは少なくないかと思います。 こんにちは、swim-tech編集部のマカロンと言います。 僕自身、中学時代からずっとブレストスイマーとして練習を続け、 全国中学、インターハイ、国体に出場経験があります。 平泳ぎは、タイミングが命といっても過言ではないくらい重要となってくるので、タイミングをマスターする事はとても大切な事です。 ですが、その反面いいタイミングというものもよくわからない人が多いのも現実です。 そこで、今回は全国大会でも通用する平泳ぎのタイミングについて紹介していこうと思います。 えっ、キックの準備をしなくていいの? って思ったスイマーも多いかとは思いますが、プルの動作で抵抗が大きくなっている時にキックの準備をし始めたらスピードが落ちてしまいます。 せっかくプルで推進力を得ているのですから、その力を活かしてあげましょう。 平泳ぎのキックのコツに関してはまた別の記事でまとめますが、平泳ぎのキックは 素早く足を引きつける事がポイントとなります。 平泳ぎのキックは、正面から受ける抵抗が大きいのでなるべく短時間で終えたいのは当然ですよね。 キックを準備するタイミングとしては、 プルをリカバリーしきる少し前くらいが一番いいです。 このタイミングで足の引きつけを行うことによって、プルとキックの絶妙なバランスが生み出されます。 このタイミングでキックを打つことによって、上半身が沈むことなくスムーズに推進力を生み出すことができます。
次の平泳ぎの手足のタイミング 平泳ぎを教えてもらう中で、私を最も悩ませているのが、手足のタイミングです。 一言で言うのなら、蹴るのが早い。 脚を引くのが早いのです。 手と脚をバラバラに動かさなくてはならないそうですが、これがなかなか難しい。 速く泳ごうとすればするほど、手と脚の動きが同時になってしまいます。 同時と言っても、手で掻きながら、蹴っているというわけではありません。 このサイトでは、手を前に伸ばすときに、蹴るように書かれていますが、だいたいこんな感じになります。 しかし、これだと少し蹴るのが早いらしいです。 感覚的にはしっくりくるのですが、初心者向けの曖昧なタイミングなのかな、と思います。 このサイトでは、 手が水面に出るか出ないかのタイミングで脚を引くように書かれています。 そして、 入水のタイミングで蹴ります。 これが、正解らしいです。 この動画では 入水後に蹴っています。 私が何人かのコーチに教えてもらったのもだいたいこのタイミングです。 さすがにこの動画は極端な動きですが、感覚的には、 少し遅く蹴るというのがポイントのようです。 スピードが出ない!と思っている人はタイミングが少し早い筈です。 ここにも書かれていますが 平泳ぎにおいて手足のタイミングはとっても大事で、しかも、そのタイミングが上半身と下半身がバラバラで少し変なタイミングなところが、難しいところです。 入水のタイミングですから、体重は腕の方に乗って来ており、そのタイミングで蹴って、ストリームラインを作って、すっと伸びる。 伸びがなくなってきたときに、手を横に広げ始めてスカーリングを開始。 こんな感じかな。 私が泳ぐと、このストリームラインを作って伸びるというプロセスが殆どありませんw 手を伸ばしながら、手を横に広げてしまいます。 平泳ぎの手はスカーリングから! 平泳ぎのプルは、まずは手を肩幅くらいまで手を広げる動作から始まりますが、この時、掌を外側に向けてスカーリング状態で広げるのだそうです。 私はずっと、掌は下を向けていましたw たかだかスカーリングですから、大してスピードが出るわけではないでしょうが、やるとやらないではコンマ数秒の単位では影響してくるのでしょうねぇ。 私の場合は、まだまだそのレベルではありませんが、変な癖は無くしておかないとね。 広背筋を使ってスカーリングっておっしゃってます。 私が思っている以上にスカーリングで進んじゃうんでしょうねぇ。 私がフロントスカーリングで50mやってみると、前腕やら肩やらが張ってきます。 恐らくその辺の末端の筋肉だけでスカーリングをしているせいでしょうね。 背中の筋肉を使ってスカーリングをするなんて、考えたこともありませんでしたw フロントスカーリングだけで25mを15秒って・・・私の全力平泳ぎの2倍速!!! このサイトの中 4ストロークについて にも書かれていますが、スカーリングだけで案外進んでしまうそうです。 なので、25mを15秒で泳げるくらいフロントスカーリングができるようなればいいようです。 平泳ぎのキックはまっすぐが基本 平泳ぎのキックは、脚を広げて蹴るキックと、まっすぐ蹴るキックがあります。 競泳の場合は、後者のまっすぐ蹴るのが主流のようです。 北島康介さんもまっすぐ蹴るとおっしゃっていたはずです。 というわけで、平泳ぎのポイントをまとめましたが、まだまだ不足しているので、追々追加していきたいと思います。 当サイトの記事は、常にこっそりと加筆修正しておりますので、ご注意ください。 履歴を残した方がいいのでしょうが、そうすると、あまりにも修正頻度が多く、あまりにもわけの分からない状態になってしまいます。 加筆修正する関係で、文章の繋がりがおかしくなっている部分もありますが、それに関しては不定期に見直して修正するようにしておりますので、ご容赦ください。 また、私自身はエビデンスよりは自分の感覚的な部分を重視して考えています。 いわゆる科学的・医学的な根拠は参考にはしますが所詮は統計学だと思いあまり信用していませんので、原則としてエビデンスに関する記載はしておりません。 そもそもエビデンスがない情報も多いです。 私の中ではエビデンスは占いと同じようなもので、納得できるもの、都合のいいものは信じるが、納得できないもの信じない。 ですから、エビデンスがない与太話だと思って読んでいただければ幸いです。
次の平泳ぎのキックを行う時にポイントになるのは足首の動きです。 平泳ぎを始めたばかりの人がまず一番に気を付けることは足首の動きです。 もう1つ平泳ぎのキックで大切なことはキックのタイミングです。 これは、手の動作と呼吸をつけて平泳ぎを完成させたときに重要になってきます。 この項では平泳ぎのキックのコツとポイントを足首とタイミングに絞って解説します。 基本的なことなのでしっかりおさえて実践してみましょう。 足首 平泳ぎのキックがバタ足やドルフィンキックと大きく異なる点は足の裏で水をとらえて後ろにけるという事です。 そのため自分が水をけりたい方向、つまりは後ろに足の裏を向ける必要があります。 そしてけりきるまでその方向に足の裏が向いていなければなりません。 まず膝を曲げて足首をお尻の方にひきつけます。 この時に足首を曲げながらひきつけます。 お尻までひきつけたら足の裏で一気に水を後ろへ押します。 この時に太ももで水を挟み込むようにします。 そして膝がある程度伸びきるまでは足首を曲げたままにしておきます。 最後までけれたら足首を返すように伸ばして最後の一押しをします。 この一連の動作をスムーズにできるようにします。 最初はぎこちなくても良いです。 途中で足首を伸ばしてしまわないことがポイントです。 タイミング キックとストロークのタイミングが重要 平泳ぎを泳ぐ時にキックをいつ打つかというのは重要なポイントです。 せっかく良いキックが打てていてもタイミングが悪いと平泳ぎの進みが悪くなってしまいます。 平泳ぎのキックのタイミングでポイントになるのはストローク(手の動作)の邪魔をしない、ストロークがキックの邪魔をしないという事です。 平泳ぎで一番水の抵抗が無く、進みやすい状態はキックをした後に手足がまっすぐ伸びたストリームラインの局面です。 この時にしっかり進めるように手と足のタイミングを良くして推進力を生み出します。 基本的な部分をおさえて実際に泳いでみても、思ったように平泳ぎのキックが進まないという場合があります。 考えられる原因としては、「頭ではわかっていても、まだうまく体が動いていない」、「フォームは悪くないけれど水をとらえきれていない」、「足の動作以外で原因がある」といったところです。 平泳ぎのキックが進まない原因を確認して自分のキックをもう一度見直してみましょう。 もし誰かに見てもらえるのであれば、水中からキックを見てもらいましょう。 自分では気付かなかったところに気付いてもらえるかもしれません。 上手くできているつもりでも、進まなのであればどこかに原因があります。 あおり足になっている 平泳ぎのキックが進まない原因として頻繁に見られるのがあおり足キックです。 足をお尻の方にひきつけ、足首を曲げたまま後ろにけりますが、この時に最後までけりきるまでに足首が伸びてしまうと足があおってしまいます。 あおり足になると、足の裏でとらえた水が途中で逃げてしまいます。 あおり足は自分では気が付きにくいことがしばしばあります。 後ろから見てもらえば一目瞭然なので、可能であれば一度見てもらうと良いでしょう。 見てもらう人がいないという方も、足の裏の水の感覚が途中で抜けたり、足の甲に水を感じるようであればあおり足の可能性があるので気を付けてみましょう。 水をとらえれていない フォームは悪くないのにいまいち進みが良くないという方は、足で水をとらえれていない可能性があります。 平泳ぎのキックを習得して間もないころは動きがぎこちなく、水を逃がしてしまいやすいです。 特に足の裏で水をとらえる感覚を得るには時間のかかる人もいるので意識して取り組む必要があります。 水の感覚をよくするには練習が必要です。 キックをたくさん練習することもですが、水の感覚を良くする効果的なドリルもあるので試してみましょう。 ドリルについては後で紹介するのでぜひ読んでみてください。 姿勢が悪い 足をひきつけた時に股関節が曲がりすぎている 平泳ぎのキックが進まない原因に姿勢が悪いというのが考えられます。 足をお尻の方にひきつけるときに股関節が曲がりすぎていることがあります。 そうすると太ももに水がたくさん当たって抵抗が大きくなります。 足をひきつける際は膝だけを曲げるような意識で、必要以上に股関節が曲がらないように心がけましょう。 この抵抗が大きいと1歩進むために2歩助走をつけているようなものです。 足をひきつけた時にお腹が落ちている 足をひきつけた時に腹筋の力が抜けてお腹が沈み、腰が反っていると進みが悪くなります。 おへそのあたりに自然に力を入れて沈まないように心がけましょう。 腹筋の力に自信がないという方や、ゆっくり泳げれば良いという方はあえて下半身を少しだけ沈めるようにします。 そうすることで腰が反ることはなくなります。 下半身を少し沈めるには頭をいつもより高めに上げて泳ぐとやりやすいです。 下半身がやや沈んでいれば股関節が必要以上に曲がる事もおさえることができる場合があるので試してみる価値があります。 平泳ぎのキックを強化する練習方法 水中でまっすぐ立ちます。 片方の足を膝を伸ばしたまま左右や前後に動かします。 この時に足の裏や甲に水が当たるのを感じるはずです。 甲の側で水が当たるときはバタ足やドルフィンキック、逆に足の裏に水が当たるときには平泳ぎのキックの感覚の練習になります。 足の裏に水が当たるとはどういう感覚なのかを体で覚えていきます。 膝を高く上げてその場で水中足踏み 足の裏の感覚が良くなってきたら、膝を高く上げてその場で水中足踏みをします。 足をおろすときには足首を曲げたまま水を真下に押すように意識します。 この時にプールの底に足がつくまで水をとらえて押し込めるように感覚を磨きます。 水中ジャンプ プールの底に足の裏をつけてその場で水中ジャンプをします。 膝をある程度曲げて真上に高くジャンプします。 最後につま先でプールの底をけりきります。 あおり足の改善に役立つ水中動作です。 かかと歩き 足首を曲げたままの状態でかかと歩きをします。 平泳ぎのキックで常に足首を曲げておく時の足のすねが緊張する感覚を覚えます。 最初は脚に余計な力が入りますが、慣れればスムーズに動けるようになり、平泳ぎのキックにつながってきます。 ドリル 背面キック 背浮きの姿勢で平泳ぎのキックをします。 手は体側にします。 キックで引きつけるときにかかとが手に触れるようにします。 この時に、水面から膝が出ないようにしましょう。 膝が出てしまうのは股関節が必要以上に曲がっている証拠です。 膝から下のみを曲げるイメージを強く持ってキックをします。 片足キック 片足ずつ交互に平泳ぎのキックをしていきます。 水中に潜ってストリームラインを組んで行ってもかまいませんし、ビート板を使ってもかまいません。 片足ずつなので足の裏でしっかりと水をつかめていないとなかなか進みませんが感覚を磨くにはとてもいいドリルです。 比較的難しいドリルですがチャレンジしてみて下さい。 陸上 陸上で平泳ぎのキックを強化する方法としてつま先スクワットがあります。 水中ジャンプと似ているのですが、地面に足をついて膝が90度くらいになるまでスクワットでしゃがみます。 立ち上がる時に膝が伸びきってやめるのではなく、つま先立ちになるまでおこないます。 足の裏で水をけって最後まで押すという感覚を身につけることができます。 平泳ぎのキックの種類 平泳ぎのキックは基本は同じですが、競技者とそうでない人とでは種類が大きく異なります。 平泳ぎは水の抵抗を受けやすい泳ぎなので、抵抗を無くすか残すかが大きな違いになります。 初心者やゆっくり泳ぎの人向け.
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