コルト ローマン。 古い模型屋のデッドストック ~MGC コルトローマンmkⅢ 組立式モデルガン~

【個人的Gun備忘録コラム】コルト・ローマンと刑事ドラマが元気だった時代

コルト ローマン

特徴 [編集 ] コルト社の高級リボルバーとして知られるとは違い低価格であるが、暴発を防ぐ機構「セーフティ・コネクター」 Mk. 「ローマン」( Lawman:法執行人の意)の名が示す通り、向けの拳銃として設計されており、従来のコルトリボルバーと比較すると銃身の肉厚が増やされている。 弾薬としても使用でき、特に2インチモデルは小型でありながらもマグナム弾の発射が可能な拳銃となっている。 バリエーションとしてはエジェクターロッドシュラウドを持たない前期型とシュラウドを持つ後期型がある。 には「ローマンMk. III」は、基本設計はそのままでメカニズムに改良を加えた「Mk. Vシリーズ」に更新され、「ローマンMk. V」となった。 以降のアメリカにおいては非常にマイナーな機種となっている一方で、日本においては日本のメーカーが製造したがから1980年代のにおいて多く使用されたため、比較的メディアへの露出度が高い拳銃である。 コルト・トルーパー [編集 ] 詳細は「」を参照 登場作品 [編集 ] ローマンは日本のメーカー大手であるからが発売されており、この製品はモデルガンの中でも作動が安定していたことと、当時の日本でモデルガン化されていたリボルバーの中では数少ない短銃身タイプ が充実していた製品であったことから、日本の刑事ドラマでは、および. ただし、製造国であるアメリカにおいてもマイナーな機種ということもあって、日本国外の作品にはほとんど登場していない。 映画・テレビドラマ [編集 ] 『』 会田刑事()がコルト・ローマン2インチのショートバレルを愛用。 『』 登場するほとんどの刑事が使用。 『』 港署の刑事が使用。 大下勇次()がTV『』から映画『』まで使用。 町田透()がTV『あぶない刑事』第1話「暴走」から第30話「黙認」まで使用。 『』 原田刑事()がPART2からPART3前期まで4インチモデルを使用し、PART3後期では2インチモデルを使用した。 『』 一係の多くの刑事が旧ローマン2インチを使用。 『』 真鍋刑事()と風間刑事()が4インチモデルを使用。 『』 刑事課課員のほとんどの刑事が使用。 『』 高見刑事(柴田恭兵)を筆頭に、広域捜査隊のほとんどの刑事が使用。 『』 風間刑事(柴田恭兵)が2インチモデルを使用。 『』 谷川刑事()が4インチモデルを使用。 『』 ルディ・バトラー() が使用。 前半ではパイソン6インチモデルを使用していたが、後半からトルーパー6インチモデルにすり替わっている。 『組織』 ジャック・コーディー()、マイラー()がローマン前期型を使用。 『』 カバコフ少佐()がローマン2インチモデルを使用。 漫画・アニメ [編集 ] 『』 の愛銃。 兄、槇村秀幸の形見の品。 ローマンMkIIIの2インチモデルを使用。 『』 オッチョ 落合長治 が新宿にて調達してきた拳銃の一つとしてMk. 劇中ではモンちゃん 子門真明 が携行した。 脅しのみで発砲はしなかった。 脚注 [編集 ]• 本項で採り上げるローマンとトルーパー、メトロポリタンポリスの3機種を指す• 具体的には、パイソンがリーフスプリング式と呼ばれるのに対して、MkIIIシリーズ(やこれ以降に登場したリボルバー)がコイルスプリング式と呼ばれている。 関連項目 [編集 ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。 ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。 - 本銃をモデルとした日本製のモデルガン。

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コルト・ファイヤーアームズ

コルト ローマン

1977年(昭和52年)の最悪規制の結果、ほとんどのオートマチック・モデルガンを造ることが出来なくなった モデルガンメーカーたちは、試行錯誤を重ねていました。 あるメーカーはプラスチックのみに進み、あるメーカーは超精密な方向へと舵を切りました。 特徴ある製品群を発表するものの動作はいまいちなハドソンは、ここに デザインをかの有名なミコアームズの御子柴さんにお願いした製品を発表します。 当時では、MGC のプラスチック製しか存在していなかったコルト・ローマンのモデル化です。 さすがに御子柴さんの作品だけあってMGCやコクサイの物とは、実物コピー度が違います。 また、作動もスムーズで、シリンダー形状もきちんと再現されています。 登 場 1979年10月号に分解図が載りましたが、製品の写真は11月号に登場します。 ローマンのモデルガン1号は、1960年代からのモデルガンのラインナップが、ほぼ2次大戦の軍用モデルだった市場に MGCから1975年にプラスチック製で登場しました。 コルトの近代リボルバーの登場は 新鮮なものでした。 しかし、独自の造りを交えた製品にマニアは満足いきませんでした。 ハドソンは、そんな需要を見とおしたのでしょうか?金属製で、より本物度の増した製品を送り出しました。 実物グリップ コルトからマーク3シリーズが発売されたのは1969年です。 S&Wに押され続ける中、メカニズムを すべて新しくしたシリーズです。 トルーパーが旗艦モデルで、オフィシャルポリス、ローマンが続いていました。 ローマンは当初は小さなグリップが着けられていましたが、やがて大きなものばかりに変わったようです。 この写真のグリップは、その大きな実物グリップを装着しています。 コルトのグリップはS&Wと違って右側も上部が薄く削られています。 私は高校生だった頃に1974年版のコルト社のカタログを通信販売で購入していました。 そのなかに掲載されたローマンの大きなグリップの写真を毎日眺めていましたので、モデルガンでも絶対に着けてみようと思っていました。 ハドソンのオフィシャルポリス、ローマン、コクサイ・トルーパーに実物グリップを装着しています。 どれも横方向からは、しっかり装着されています。 やはりグリップはこれが恰好いいです。 ところが実は、どれもしっかりとは装着できていないのです。 ハドソンはフレームが薄くてグリップが締まりきっていません。 コクサイはフレーム自体が短いです。 まぁ、眺めるだけならば許容範囲でしょうか? ミコアームズ ハドソン・ローマンの右側には設計者のイニシアルと思われる IM が見られます。 ミコアームズの御子柴 一郎さんだといわれています。 ミコアームズがGun 誌に登場したのは1975年です。 もっぱら鉄製の長物を製作しています。 当時は46年の金色規制(1971年)を乗り越えてモデルガン業界が最高に輝いていた時代です。 団塊の世代が20歳を過ぎ、社会人となり高級モデルガンも購入できる世代が登場していました。 六研やウエスタンアームズの真鍮モデルやミコアームズの鉄製長物が高額で販売されており、 少年たちの「大人になったら買えるんだ」という夢をあおっていました。 1977年の52年規制によって鉄製長物は作られなくなり、ミコアームズも活動をやめたようです。 その後ハドソンから発売されたM1 ガランド、M14 は御子柴さんの設計ではないかと思います。 外 観 実物写真と並べてみましたが ハドソンのハンマーが分厚いのが目立ちます。 トリガーガードはどうでしょう? 実物の方が少し大きくも見えます 右サイドのトリガー上の 2個のピン位置も少し違います。 リコイルシールドも 厚みがが少し違いますか? しかし全体としてはよく雰囲気を再現しています。 ハドソンのローマンのもっとも優れているところは、シリンダーのフル・カウンターボアードを コピーしているところです。 (シリンダーの後端面をカートのリム分だけ削っているところ) 先行したMGC プラ製も後から登場したコクサイもここは再現していませんでした。 ハドソン登場の1年後にコクサイからも金属モデルが発売されました。 ローマンとトルーパーです。 しかし、写真のローマンのごとくシリンダーのカウンターボアードは再現されませんでした。 ハドソン以外ではこの15年後にKSC からマーク5シリーズがプラスチックで発売されるまで 再現されませんでした。 ちなみにコクサイのマーク3シリーズは、メカの設計が悪くて、すぐに壊れます。 ハドソンから同時発売されたオフィシャルポリスとは、バレルの太さが違います。 オフィシャルポリスは、軽量バレルでローマンはヘビーです。 実物もそうなっています。 オフィシャルポリスは38スペシャルしか撃てません。 357マグナムはトルーパーかローマンでないと撃てません。 大きさ比べ ホビーフィックスのディテクティブと並べてみました。 当たり前ですが、ローマンの方がごっついです。 ディテクティブは357マグナムは撃てません。 ローマンはS&Wで言えばミリタリポリスにあたる大きさです。 そのサイズでマグナムを撃てるアドバンテージを 持っていました。 コクサイのパイソンと並べてみました。 さすがにパイソンはでっかいですね。 同じ357マグナムなんですけど。 メ カ メカはたいへん良くできています。 実物そのままの形状ではありませんが、取り付け方や 動作方式はきちんとコピーされています。 ボルト・スプリングの入るピンは、実物には存在しません。 このモデルガンを造るにあたって御子柴さんは実物を採寸してはいないと思います。 実物グリップが合わないフレームの厚さからそう考えました。 考察を重ねて実物同様なスムーズなメカニズムを再現していると思います。 出来栄えは一級品だと思います。 実物写真書籍と比べてみてもそっくりです。 実物を再現していないのは、トリガーストップスクリューと撃針止めピンあたりです。 (モデルガン写真のリコイルSPプレートは取り付けが逆だったかな?) トランスファーバーの形状こそ違いますが、ハンドスプリングの取り付け方は再現されています。 トリガーやボルトも良く出来ています。 このマーク3方式のトリガーは、まるで小林さんの設計した MGCモデルガンを参考にしたかのような2段制御方式です。 コルト社がS&W社に対抗して造り出した割には、S&Wそっくりなボルト方式など ハドソンのモデルガンはニュー・コルトメカの勉強に最適です。 カート 右上に357マグナムのダミーカートを置いています。 シリンダーインサートの関係でリボルバーのモデルガンのカートは一般に実物よりも 短いです。 箱 箱はオフィシャルポリスと同じ物なので、両名が記されています。 参考書籍 ショップマニュアルのコルト・ダブルアクションVol. 2 がマーク3シリーズです。 Vol. 1 は、パイソンなどのオールド・ダブルアクションメカの解説です。 おわりに マーク3シリーズをかなり再現した貴重な金属モデルの紹介でした。 メカ的には、のちのKSC マーク5 シリーズの方が再現度は大きいのですが、金属モデルのズッシリ感はハドソンでないと味わえません。 設計者の御子柴さんは、52年規制がなければ間違いなく六研の六人部さんと肩を並べるデザイナーに なったことでしょうが、規制の嵐に巻き込まれてしまいました。 御子柴さんは、その後正確なミニオートバイ金属モデルを製作されていましたが、今はどのような作品を 造られているのか私は存じておりません。 まともに動かないことが当たり前のハドソン製品の中にあって、素晴らしい動作を誇り、 かつてのミコアームズの香りを残すローマンのご紹介でした。 おまけ.

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Colt New Lawmanを復活させる

コルト ローマン

しかも、軽快なスナブノーズ派。 なるほど、軽やかに踊るように銃撃戦をこなすユージ。 ジョークとともに放たれる銃弾。 軽快でフットワークが効くユージには、スナブノーズがふさわしい。 刑事ドラマで古顔となっているローマンでさえ、ユージの手にかかると、イメージががらりと変わり、おしゃれになるから不思議だ。 というわけで、初めてTVシリーズでローマンにお目にかかった時、「なんだ!この銃は!?」とびっくりしたのを今でも新鮮に思い出せる。 当時駆け出しのガンマニアだった私。 「エアガンカタログ見ても、こんな銃、載ってないぞ!」それもそのはず。 ローマンはモデルガン化されているが、まだエアソフトガン化はされてない。 (2015年度の現在でも!) しかし、旧型の特徴として、さりげなくむき出しにされているエジェクター。 そっけないサイトなど、熟成したワインのようなセクシーさを見せるこの銃が、どうしても欲しかった。 それが、私の初めてのモデルガン体験だった。 私が買ったものは、モデルガンブームの立役者、MGCの組み立て式キットバージョンだった。 初めてのモデルガン組み上げは、それなりに難しいところもあった。 これまでのプラモのように、接着剤なぞ一つも使わず、金属パーツの組み合わせ、そしてねじ止めでやっていく。 まるで、何かのパズルをやっていくように、一つ一つの部品の作動チェックをやり上げていくのは、いかにも本物、そして、大人の世界に足を踏み入れたような気がして、ドキドキした。 で、見事に動いたのだった。 モデルガンというのは、精密なもので、何度かの作動調整は覚悟していたのだが。 実際に、買った後調整がいるモデルガンは珍しい話じゃない。 ほとんど素組で、一発で動いた!この感動ときたら!2インチの短銃身は、発火の抜けがよく、派手な火花とともに、号砲のスターターピストルのような轟音を派手に響かせてくれた!おかげで、耳が痛くなったほどだ。 誰にでも組めて、バンバンうってもヘタレない!以来、ローマンはトイレへ行くときも、寝る時も一緒になったのは、言うまでもない。 まさに、銃を体の一部とするが如く!うん。 バカですね。 で、徐々に、MGCのコルト・ローマンの偉大さもわかってきた。 というのは、外見も満足でき、さらにはこの確実な作動性、堅牢性。 それを買われて、同社の『ハイウェイ・パトロールマン41マグナム』とともに、数々の銀幕を飾ったのだった。 例えば、説明不要の伝説的刑事ドラマ『太陽にほえろ』『西部警察』などを皮切りとし、名だたるアクション・ドラマには、必ずと言っていいほど出ている。 敵も味方も、手にはハイパトか、このコルト・ローマンが握られている。 そんな状態が続いたこともあった。 実際に、『あぶない刑事』シリーズでも、主役のユージ意外に、パパさん。 落としのナカさん。 その他港署面々が使っている。 港署の備品かもしれない。 実銃の、コルト・ローマンは、本国ではイマイチぱっとしない銃だが、こと日本においては、『銀幕の平和を守り続けた』おまわりさん、刑事の銃として、燦然とファンの心に根付いている。 というわけで、あぶ刑事ファンにも、そして、リボルバーを愛するすべての人にもおすすめしたい逸品だが、MGCはとおに無きメーカー。 中古品でもちらほらお目にかかるし、旧式のエジェクターロッドが露出している、つまり、ユージの愛銃は、MGC製しかないので、ちょくちょくネットショップなどをチェックするのも手かと思う。 さらに、最近になって、CAWというメーカーから、リバイバルされた。 CAWと言えば、オートマティックの祖、ボーチャードピストルを作って、ファンの度肝を抜いたのが記憶に新しい、高級モデルガンメーカーだ。 そのCAWが、その持てる技術を持って、MGCのモデルガンをリバイバルし始めた。 その名も「MGCリバイバル」シリーズだ。 まさに、2015年の技術でリメイクしたらこうなった!といわんばかりのいい出来。 まさに、新しい血を得てよみがえったローマン。 限定生産品なので、見つけたらゲットしてもいいかもしれない名作だ。 ただし、エジェクターロッドのカバーがついた新型なので、こだわる方は注意されたい。 さて、TV第二シリーズ『もっとあぶない刑事』。 そして、三作目の劇場版『もっともあぶない刑事』で、ユージは、コルト・パイソン2. 5インチに切り替えている。 コルト・パイソンとは、今さら説明するのも野暮な超有名銃で、『シティハンター』やら、『仮面ライダークウガ』の一条刑事まで使っている、コルト社の最高級357マグナムリボルバー。 仕上げもものすごい手が込んでいて、コルト・ロイヤル・ブルーと呼ばれる、この銃の深みのある表面仕上げは、定評がある。 ユージが使っているのは、2. 5インチ銃身。 ベンチレーテッドリブ・アンダーウェイト付ヘビーバレルが、短くなることによって、さらなる迫力と、奇妙な愛嬌を醸し出している。 ノーマルのオーバーサイズグリップではなく、細身のサービスサイズ・グリップを付けているところが、またスノッブノーズらしいかわいらしさを醸し出している。 モデルガンの再現度なら、やはり、コクサイのパイソンが一番だろう。 モデルガン全盛期から、「リボルバーのコクサイ」と名高いだけあって、各部メカニズムなど、他の追随を許さない。 6インチ、4インチと、各種銃身があるが、ちゃんと2. 5インチもあるのがうれしい。 さらに、ヘビーウェイト樹脂だけでなく、金属のモデルガン・パイソンを出しているのは、コクサイだけだ。 やはり、文字通り黄金の輝きを持つ、金属の肌は、いくらABS樹脂が頑張ろうが再現できないし、手に持った時の塊感がケタ違い。 もちろん発火させて遊ぶこともできるけど、この美しい表面仕上げを見ていると、そんなことをさせて、モデルガンを汚すのはもったいないと思わせてしまう。 モデルガンというものは、発火させたらいちいちクリーニングがいる。 これを怠ると、あっという間に火薬かすで汚くなり、最悪、動かなくなる。 実際に、このパイソンは観賞用に持っている人も多いと聞く。 発火さえさせず、ただ、心の中の銃声を頼りに、弾をがちゃがちゃ込める。 そんなオトナアソビの最たるものがわかる方へ、このパイソンを! と言っても、本物の弱点。 例えばデリケートなメカニズムをコピーしたのはいいけど、モデルガン用の素材なので、強度的に無理がある。 バンバン空打ちしていると、あっという間におかしくなる。 調整できる腕も欲しいかも。 あるいは、引き金を絞れば絞るほど、重く、堅くなるトリガーなど、弱点もきっちり再現してある。 買う際にはご一考を。 それじゃ、エアソフトガンの方はと言えば、東京マルイと、タナカのパイソンが挙げられる。 マルイのものは、もはやお家芸となった24連射システムを積み、改良されたVパッキンで、2. 5インチという短銃身で、オート並の命中精度をたたき出す。 ダブルアクションも軽い。 また、発射前に、シリンダー穴が、確実にバレルの位置で止まるので、弾道のずれも少ない。 モデルガンのパイソンを味わった人にとっては、まったく別物に見えるだろう。 性能、そしてリーズナブルさから言えば、これがピカ一。 しかし、モデルガンと比べると、やはり質感で負ける。 しかも、グリップにガスタンクがあるので、サービスサイズのグリップか取り付けられない。 ユージモデルとしては、イマイチか? ならばもう一つ、タナカのガスリボルバーは?というと、モデルガンに劣らない質感がGOOD。 特に、メタルフィニッシュ系のものは、使い込んでいるうちに、黒い塗料がはがれ、地の銀が出てくるなど、かなり芸が細かい。 もちろん、サービスタイプグリップも用意されている。 ただ、銃身が3インチだ。 3インチ銃身のパイソンは「コンバットパイソン」と呼ばれ、カリフォルニア警察が特注で作らせたという話だ。 しかし、2. 5インチよりも精悍に、4インチよりは愛嬌のある面構えで、こっちにサービスサイズのグリップを付けるのも悪くないかもしれない。 このパイソンも、いかにも玄人、通向けなイメージが香り立つ。 という具合に、タナカとマルイのパイソンを紹介したが、どちらもカートを廃した多段数リボルバーなので、弾込め+排莢アクションが楽しみたいという方は、注意してほしい。 さて、劇場版第四弾『あぶない刑事リターンズ』および、TVスペシャルで前篇、映画館で後編、と、第二作にまたがって作られた『あぶない刑事フォーエバー』では、コルト・キングコブラ2. 5インチを使用している。 なおかつ、タフで、パイソンより値段は格安なので、コルト社の代表的現代ダブルアクション・リボルバーとなった。 パイソンを少し野暮ったくしたようなハンマー周りは、その代わりにパイソンにない頑丈さと愛嬌を感じさせるものになった。 それと反対に、エジェクターを覆うカバーがつけられたバレルは、M19のようにタフさとスマートさを兼ね備えたイメージがする。 さすがはコルト社の伝統を受け継ぐ357マグナム。 モデルガンとしては、KSC社から出ている。 バレルのサイズも、6インチ、4インチ、そして、ユージの「2. 5インチ」もちゃんとある。 質感、再現性において、定評があるKSCの製品だけあって、撃ってよし、眺めてよし、のいい銃だ。 しかも、最初っから劇中そっくりのラバーグリップがついているところもGOODだ。 だけど、知名度はイマイチだ。 メジャーなヒーローが使っているわけでもなし。 東京マルイが24連射ガスリボルバーで、出そうとしていたのだが、結局発売されなかったのは、マイナーさのためかもしれない。 もっと人気が出ていい銃だ、と思う。 ただ、KSCのキングコブラ。 モデルガンなので、手入れはしっかりしよう。 いつまでも、元気で発砲できるように! というわけで、ユージの銃の変遷を駆け足で見てきたが、けっこう銃を変えている。 拳銃は男のアクセサリー、というわけではないが、ファッションの一部のように、けっこうコーディネートを考えている、ともうかがえる。 さすが「セクシー大下」。 しかし、その中でも「コルト」へのこだわりを伺わせるのが、さりげなく漂うダンディズム、と思っていたら、そうでもなかった!というのは・・・またの機会にでも。

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