株式会社ウィルフォワードアスリート代表。 高校生から市民ランナーへの指導&治療経験を生かし、RUNNING CLINICを立ち上げ。 フルマラソン自己ベスト2時間22分15秒。 2007、2009かすみがうらマラソン優勝。 「足の裏が痛い」 そんな経験はないでしょうか?踵に近い足の裏が痛くなることは、ランナーにとって珍しい話ではなく、むしろよく見かける症状の一つです。 足の裏には 足底腱膜(そくていけんまく)と呼ばれる丈夫な腱組織が広がっています。 人間の体重を支える上では非常に重要な組織なのですが、様々な要因によってこの腱膜は微細なダメージを受けたり炎症を起こしたりします。 これによって足の裏に痛みが出る症状のことを 「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」と言います。 ランニングなどの動作を繰り返すことによって起こることが多いのですが、痛みの原因は結構複雑で、それだけに限りません。 また、トップアスリートの中にもこの症状に悩まされ、引退のきっかけになった選手もいて「治りにくい怪我」と認識されている怪我でもあります。 ランナーにとっては、非常に身近で重要な怪我なので、この怪我について正しい知識を身につけておきましょう。 Contents• ご自身の足の裏を見てください。 地面に両足をつけて立ったとしても足の裏全体が地面にベタっとつくことはありませんよね。 扁平足など特殊なケースは例外ですが、足の裏には「土踏まず」があるため、足の内側がわずかに浮いています。 そこがであり、 体重が足にかかった瞬間にアーチが潰れることでクッションの役目を果たし衝撃を吸収してくれているというわけです。 自動車のサスペンションのようなもんですね。 地面の凹凸に対して、車体がぐらつかないように衝撃を吸収してくれているものがサスペンション。 これと同じく、足部にあるアーチは体重を支えるクッションであり、地面の凹凸によってかかる過剰な衝撃を鑑賞させてくれる役割もあります。 詳しくはをご覧ください。 そして、このアーチが崩れないように支えてくれているものが 「足底腱膜」。 非常に硬くて強い組織です。 頑丈な腱組織なのでこれ自体は筋のように疲労したり、エネルギーを消費したりすることありません。 簡単には切れないロープのようなものをイメージしてもらうといいかもしれませんね。 足の指の付け根からかかとにかけて扇状にピンと張る組織で外からも観察することができます。 「足底腱膜炎」と「足底腱膜炎」は別物? 世の中的によく混同して使われる言葉が「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」。 みなさんはこの2種類の言葉の違いがわかりますか?「足の裏が痛くなる」「体重をかけると痛い」という基本的な症状はどちらも一緒ですが、この両者は正確にはイコールではありません。 そもそも、「筋膜」とは文字通り筋の周囲を覆う膜のことをいいます。 足底に限らずその他の筋も基本的にはこの筋膜に覆われていて、筋が正常に働くにはとても大事な組織です。 「足底筋膜」と言えばもう想像はつくと思いますが、足の裏にある筋を包む膜のこと。 ただし、足は体重を支える大事な場所なので 足底筋膜の一部は繊維が集まって強くて丈夫な組織に変性しています。 それが 「足底腱膜」です。 一般的に「足の裏が痛くなるランニング障害」と言えばほぼ足底腱膜のトラブルを言います。 足底腱膜そのものや付け根にストレスがかかることで痛みが起きるので、 「足底腱膜炎」という言葉を使った方が怪我の状態をより正確に反映しているでしょう。 ドクターやトレーナーは基本的に「足底腱膜炎」という言葉を使っていると思います。 足底腱膜炎の原因 足底には様々な負荷が加わります。 大きなものから小さなものまで様々で、その負荷は体の使い方や筋力などによって違ってきますが、そういった足底に繰り返しかかる負荷が怪我の原因になっています。 接地のたびにかかる繰り返しの衝撃 一つめは足が地面に接地するたびにかかる 繰り返しの衝撃です。 足底は地面と接する唯一の場所なので、立ったり歩いたりはしたりするなかで、常に一定以上の負荷がかかってしまいます。 ランニングフォームに関するこれまでの研究によると 、接地の瞬間に 体重に対して2〜4倍の負荷がかかるといわれています。 体重が65kgの人であれば130kg〜260kgの負荷がかかっている計算なので、その衝撃の強さはここからも分かりますよね。 足底にあるアーチはこういった負荷を和らげる重要なクッションの一つです。 ここが正常に機能しなくなると怪我に繋がることは簡単に想像がつきます。 足にかかる負荷は ランニングフォーム(体の使い方)、 筋力、 地面の硬さ、 シューズなどによって変わってくるため、もちろんすべてのランナーが足底腱膜炎になるわけではありません。 ただ、 接地の瞬間にかかる負担は足底腱膜炎の一因になります。 痛みに悩む場合はこの負担を減らすようなアプローチはとても重要です。 足が地面から離れる瞬間の負荷 二つめは、 足が地面から離れる瞬間に 足底腱膜がかかとを強く引っ張る力です。 少し分かりづらいかもしれませんが、もう一度自分のつま先を掴んで足の指をそらした状態をイメージしてみてください。 腱組織である足底腱膜は筋のように伸びるわけではありません。 足の指がそらされた瞬間にかかとを強く引っ張るように作用します (ウインドラス機構)。 この足底腱膜が緊張してかかとを引っ張る作用はバネのような働きもあるため、運動パフォーマンスを左右する重要なものになります。 しかし、この負荷が繰り返しかかると足底腱膜には過剰な負荷がかかり、それが足底腱膜炎の原因にもなってしまいます。 こちらも注意が必要ですね。 下腿部の緊張 足底腱膜は踵の骨につながる腱ですが、この踵の骨自体がアキレス腱によって引っ張られると足底腱膜の緊張も強くなります。 アキレス腱は下腿の筋につながっているため、 言い換えれば ふくらはぎの筋の緊張と足底腱膜炎はとても深い関係にあります。 足の裏ばかりに注目しがちですが、実際にはふくらはぎも非常に関係が深い筋なので、そこに注目してケアを行うことも必要になってきます。 ケアが不足すると足底腱膜炎だけでなく、につながりかねないので要注意です。 足底腱膜炎の症状 足底腱膜炎の特徴的な痛みは 「踏み込んだ瞬間の足の裏の痛み」です。 これは足に体重をかけた瞬間に足底腱膜が緊張するために起きる痛みなのですが、こういった典型的な症状があれば足底腱膜炎を疑ってみてください。 また、足底腱膜炎に悩む方の中には「朝、起き上がった瞬間の一歩目が痛い」という訴えもよく聞きます。 これは 「モーニングアタック」といいます。 寝ている状態は人間がもっとも力が抜ける安静状態で、足底には荷重がまったくかからなくなります。 その状態から目が覚めて足底に体重をかけた瞬間に足底腱膜は急に引き伸ばされるため、痛みが出ると考えられています。 朝の一歩目の痛み=足底腱膜炎と考える人もいるくらい目安になる症状ですね。 痛みが出る場所は かかとの付け根(踵骨付着部)、 土踏まずの中央(足底腱膜中央部)、 足の指の関節の付け根(中足骨頭部)など様々。 この中でも一番よく見られるのはかかとの付け根の痛みです。 足底腱膜が付着する場所でもあり、ここに炎症が起きていると考えれています。 発症初期は動き始めに痛みが出て、しばらくすると痛みは和らぎます。 走っているうちに痛みが和らぐからそのまま走り続けても大丈夫だろうと考えていると、ある時急に我慢できないくらいの激痛になることがあるので、初期のうちからの正しいケアを怠らないようにしましょう。 また、患部にはかなり強めの圧痛が出ます。 この圧痛があった段階で適切な処置をすることが大事ですし、足の裏は自分で簡単に触ってチェックできるので、日々のケアの中に足底のセルフマッサージを行って状態を確認しておくことが重要ですね。 足底腱膜炎が悪化し慢性化すると、しばしばかかとの骨にトゲのような変形が起こることがあります。 骨棘(こつきょく)と呼ばれるもので、ここまで症状が進行すると痛みが完全になくなるまでには相当の時間がかかってしまいます。 どんな怪我もそうですが、早期発見&早期治療はとても大事なことなので、自分自身で痛みのセルフチェクをしながら、必要に応じて専門家の治療を受けるようにしてください。 足底腱膜炎はランニング障害だけではない ここまでランニング障害としての足底腱膜炎について述べてきましたが、決してランニングをしている方だけに起こる怪我ではありません。 むしろ運動をあまりしない座りがちな生活習慣の人も注意すべき怪我です。 普段座っていることが多い方の場合、何かのきっかけで急に運動を始めたり、いきなり運動負荷をあげただけで、凝り固まった足底腱膜が正常に働かずに足底腱膜炎を発症することがあります。 また、サンダルやヒールなど、支えの少ない靴を履いていると、ふくらはぎは常に硬くなりがちで、これも足底腱膜炎の原因になってしまいます。 誰にでも起こりうる怪我なので、注意が必要ですね。 みなさんの中には仕事が終わってから走り出すという方はいませんか?日常的にヒールを履くという方はいませんか? そういった方は用心してくだいさい。 1日の中で体をあまり動かさない時間ができるので、いわば一時的に体は運動不足状態になります。 そのまま走り出せば怪我のリスクは上がりますし、良い動きもできません。 仕事後に走ろうと思うとどうしても時間が限られていて、ウォーミングアップなどのケアがおろそかになってしまいます。 でも、そこは必要最低限でも構わないので、ストレッチや準備体操などのウォーミングアップをきちんと行うようにしてください。 足底腱膜炎の改善 足底腱膜炎の改善のためには ・痛みに対してのアプローチ ・原因に対してのアプローチ の二つの側面から考えることが重要です。 怪我には個人差があるので、これだけやっておけば大丈夫という特効薬(方法)はありませんが、怪我のことをきちんと理解して、基本的な処置を正しく行うことにデメリットはありません。 逆にこれで劇的に改善したという方法を鵜呑みにして飛びつくほうが危険なので、正しい知識をしっかり持って怪我に向き合いましょう。 原因のない怪我はないですから。 痛みに対してのアプローチ 炎症が起きた組織は基本的に 「安静状態」を作ることが重要です。 炎症部に負担をかけることは、怪我をして擦りむいた傷口を自分でこすったりひっかいたりすることと同じ行為になってしまいます。 患部をできるだけ安静に保つために、痛みが強い場合や痛みが出た初期は足に負担がかかるランニングは控えてください。 早期に動きまわってしまうと足底腱膜に負担をかけ続けてしまうので、痛みが引かないどころか慢性化してしまう恐れもあります。 どうしても運動したい場合は足底に負担のかからないような水泳、バイクなどであればOKです。 筋力や筋力持久力の維持を図るようにしてください。 日常生活動作における足底への負荷はゼロにはできないので、テーピングやなどを使ってアーチを押し上げる方法もおススメします。 足底板も世の中にたくさん出回っていますしね。 ただ、自分にあった足底板を素人判断で選ぶことは非常に難しいので、必ず専門家のアドバイスを受けてください。 【動画:足底腱膜炎のテーピング(伸縮)】 あまりにも痛みが強い場合は整形外科で消炎鎮痛薬の含まれた湿布や飲み薬(ロキソニンやボルタレンなど)が処方されることもあります。 ステロイド注射も治療の一環で行われることもありますが、これ自体を長期にわたって続けることは最近あまり推奨されていないので、頻繁に行うことは避けたほうが良いでしょう。 また、競技や状況によってドーピング検査にひっかかるケースもありますので、信頼できるドクターに十分に相談した上で行うようにしましょう。 参考: 原因に対してのアプローチ 足底筋群が過剰に緊張していると足底腱膜炎を引き起こしてしまいます。 痛みで悩む方の多くは足部の筋が硬くなり、正常に動かせなくなっているケースが非常に多いです。 長時間のランニングの後は特に足部が硬くなって十分に動かせなくなっていることが多いので、ストレッチやセルフマッサージをよく行うようにしてください。 また、ふくらはぎの筋もしっかり緩めるようにします。 足部の筋のセルフケアと同時にふくらはぎもよく緩めるようにしましょう。 【動画:足底腱膜のストレッチ】 非常に簡単で誰でもできるストレッチばかりです。 簡単ですがコツコツ続けることで足部の柔らかさが徐々に出てくるのでぜひ実践してみてください。 最終的にはランニングフォームの改善や筋力強化など個別の課題にぶつかります。 その段階になれば動きの指導や筋力トレーニングの指導を受けていた時にすっと腑に落ちるでしょう。 個別指導などもいいのですが、まずはご自分でできることをきっちりこなしてみてください。 足底腱膜炎に関するまとめ 足底腱膜炎はランナーにとっては非常におなじみの怪我です。 多くの人が経験し、そして悩み、試行錯誤しながら治療に取り組んでいるものだなと感じています。 実際に足の裏に痛みが出るとランニングはもちろんのこと、日常生活にすら支障が出てしまい、大きく落ち込みます。 そういう方はこれまで何人も見てきましたし、自分も経験しました。 足底腱膜炎は ・走らないという我慢 ・地道なセルフケア ・適切な処置 ・細かい筋のトレーニング が非常に重要になってきます。 こういったトレーニングをコツコツこなすことで必ず改善の兆しが見えてくるので、辛抱強く怪我と向き合ってください。 ランニング障害や足の痛みに悩む方から「どうしたら早く治りますか?」「痛みが引くまでにどれくらいかかりますか?」と聞かれることがあります。 誰もが望んで怪我をするわけではないですし、早く治りたいと考えるのは当然の心情。 しかし、どうしても痛みが引くまでに必要な時間もあるので、僕は怪… 「雨だれ石を穿つ」と言う言葉をご存知でしょうか? 軒下から落ちるわずかな雨だれでも長い間同じところに落ち続ければ硬い石に穴を開けてしまうというたとえから、小さな努力もコツコツ続けていればやがて大きな成果になるという意味で使われることわざです。 ことわざ自体は良い意味で… 皆さんは、怪我をした時にすぐやるべき応急処置といえば何を思いつきますか? 運動部に所属したことのある方であれば「痛いところは冷やせ」という指導を受けたことがあると思いますし、そうじゃなくても生活の知恵として怪我=冷やすという認識は広く普及していると思います。 … 膝の怪我というと、皆さんは何をイメージするでしょうか? アールビーズスポーツ財団が毎年行うランナー世論調査(2017)によると、ランナーが抱える痛みの第一位はダントツで「膝」だということがわかりました。 誰もが耳にしたことがあり、多くの人が経験したことのある怪我ではないでしょうか? 捻挫は「捻る(ひねる)+挫く(くじく)」という言葉からもわかるように関節を不自然にひねったときに起こる怪我です。 「シンスプリント」とは「Shin=すね」+「Splint=副木… 「肉離れ」ときくと皆さんどういったイメージをお持ちでしょうか? スポーツにあまり馴染みがない方でも「子どもの運動会で久しぶりに走ったお父さんがなってしまう怪我」くらいにイメージしているかもしれませんね。 ランナーにとっては非常に身近なトラブルで、再発しやすい怪我でもあ… ギリシャ神話の中で出てくる英雄「アキレス」。 神話の中でも指折りの英雄であり、多くのエピソードが残されています。 アキレスの大きな特徴は「ほぼ不死身」ということ。 というのも、アキレスが幼少の頃、不慮の事故で亡くなることを心配した母(テティス)がアキレスの足首を掴んで冥….
次の株式会社ウィルフォワードアスリート代表。 高校生から市民ランナーへの指導&治療経験を生かし、RUNNING CLINICを立ち上げ。 フルマラソン自己ベスト2時間22分15秒。 2007、2009かすみがうらマラソン優勝。 「足の裏が痛い」 そんな経験はないでしょうか?踵に近い足の裏が痛くなることは、ランナーにとって珍しい話ではなく、むしろよく見かける症状の一つです。 足の裏には 足底腱膜(そくていけんまく)と呼ばれる丈夫な腱組織が広がっています。 人間の体重を支える上では非常に重要な組織なのですが、様々な要因によってこの腱膜は微細なダメージを受けたり炎症を起こしたりします。 これによって足の裏に痛みが出る症状のことを 「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」と言います。 ランニングなどの動作を繰り返すことによって起こることが多いのですが、痛みの原因は結構複雑で、それだけに限りません。 また、トップアスリートの中にもこの症状に悩まされ、引退のきっかけになった選手もいて「治りにくい怪我」と認識されている怪我でもあります。 ランナーにとっては、非常に身近で重要な怪我なので、この怪我について正しい知識を身につけておきましょう。 Contents• ご自身の足の裏を見てください。 地面に両足をつけて立ったとしても足の裏全体が地面にベタっとつくことはありませんよね。 扁平足など特殊なケースは例外ですが、足の裏には「土踏まず」があるため、足の内側がわずかに浮いています。 そこがであり、 体重が足にかかった瞬間にアーチが潰れることでクッションの役目を果たし衝撃を吸収してくれているというわけです。 自動車のサスペンションのようなもんですね。 地面の凹凸に対して、車体がぐらつかないように衝撃を吸収してくれているものがサスペンション。 これと同じく、足部にあるアーチは体重を支えるクッションであり、地面の凹凸によってかかる過剰な衝撃を鑑賞させてくれる役割もあります。 詳しくはをご覧ください。 そして、このアーチが崩れないように支えてくれているものが 「足底腱膜」。 非常に硬くて強い組織です。 頑丈な腱組織なのでこれ自体は筋のように疲労したり、エネルギーを消費したりすることありません。 簡単には切れないロープのようなものをイメージしてもらうといいかもしれませんね。 足の指の付け根からかかとにかけて扇状にピンと張る組織で外からも観察することができます。 「足底腱膜炎」と「足底腱膜炎」は別物? 世の中的によく混同して使われる言葉が「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」。 みなさんはこの2種類の言葉の違いがわかりますか?「足の裏が痛くなる」「体重をかけると痛い」という基本的な症状はどちらも一緒ですが、この両者は正確にはイコールではありません。 そもそも、「筋膜」とは文字通り筋の周囲を覆う膜のことをいいます。 足底に限らずその他の筋も基本的にはこの筋膜に覆われていて、筋が正常に働くにはとても大事な組織です。 「足底筋膜」と言えばもう想像はつくと思いますが、足の裏にある筋を包む膜のこと。 ただし、足は体重を支える大事な場所なので 足底筋膜の一部は繊維が集まって強くて丈夫な組織に変性しています。 それが 「足底腱膜」です。 一般的に「足の裏が痛くなるランニング障害」と言えばほぼ足底腱膜のトラブルを言います。 足底腱膜そのものや付け根にストレスがかかることで痛みが起きるので、 「足底腱膜炎」という言葉を使った方が怪我の状態をより正確に反映しているでしょう。 ドクターやトレーナーは基本的に「足底腱膜炎」という言葉を使っていると思います。 足底腱膜炎の原因 足底には様々な負荷が加わります。 大きなものから小さなものまで様々で、その負荷は体の使い方や筋力などによって違ってきますが、そういった足底に繰り返しかかる負荷が怪我の原因になっています。 接地のたびにかかる繰り返しの衝撃 一つめは足が地面に接地するたびにかかる 繰り返しの衝撃です。 足底は地面と接する唯一の場所なので、立ったり歩いたりはしたりするなかで、常に一定以上の負荷がかかってしまいます。 ランニングフォームに関するこれまでの研究によると 、接地の瞬間に 体重に対して2〜4倍の負荷がかかるといわれています。 体重が65kgの人であれば130kg〜260kgの負荷がかかっている計算なので、その衝撃の強さはここからも分かりますよね。 足底にあるアーチはこういった負荷を和らげる重要なクッションの一つです。 ここが正常に機能しなくなると怪我に繋がることは簡単に想像がつきます。 足にかかる負荷は ランニングフォーム(体の使い方)、 筋力、 地面の硬さ、 シューズなどによって変わってくるため、もちろんすべてのランナーが足底腱膜炎になるわけではありません。 ただ、 接地の瞬間にかかる負担は足底腱膜炎の一因になります。 痛みに悩む場合はこの負担を減らすようなアプローチはとても重要です。 足が地面から離れる瞬間の負荷 二つめは、 足が地面から離れる瞬間に 足底腱膜がかかとを強く引っ張る力です。 少し分かりづらいかもしれませんが、もう一度自分のつま先を掴んで足の指をそらした状態をイメージしてみてください。 腱組織である足底腱膜は筋のように伸びるわけではありません。 足の指がそらされた瞬間にかかとを強く引っ張るように作用します (ウインドラス機構)。 この足底腱膜が緊張してかかとを引っ張る作用はバネのような働きもあるため、運動パフォーマンスを左右する重要なものになります。 しかし、この負荷が繰り返しかかると足底腱膜には過剰な負荷がかかり、それが足底腱膜炎の原因にもなってしまいます。 こちらも注意が必要ですね。 下腿部の緊張 足底腱膜は踵の骨につながる腱ですが、この踵の骨自体がアキレス腱によって引っ張られると足底腱膜の緊張も強くなります。 アキレス腱は下腿の筋につながっているため、 言い換えれば ふくらはぎの筋の緊張と足底腱膜炎はとても深い関係にあります。 足の裏ばかりに注目しがちですが、実際にはふくらはぎも非常に関係が深い筋なので、そこに注目してケアを行うことも必要になってきます。 ケアが不足すると足底腱膜炎だけでなく、につながりかねないので要注意です。 足底腱膜炎の症状 足底腱膜炎の特徴的な痛みは 「踏み込んだ瞬間の足の裏の痛み」です。 これは足に体重をかけた瞬間に足底腱膜が緊張するために起きる痛みなのですが、こういった典型的な症状があれば足底腱膜炎を疑ってみてください。 また、足底腱膜炎に悩む方の中には「朝、起き上がった瞬間の一歩目が痛い」という訴えもよく聞きます。 これは 「モーニングアタック」といいます。 寝ている状態は人間がもっとも力が抜ける安静状態で、足底には荷重がまったくかからなくなります。 その状態から目が覚めて足底に体重をかけた瞬間に足底腱膜は急に引き伸ばされるため、痛みが出ると考えられています。 朝の一歩目の痛み=足底腱膜炎と考える人もいるくらい目安になる症状ですね。 痛みが出る場所は かかとの付け根(踵骨付着部)、 土踏まずの中央(足底腱膜中央部)、 足の指の関節の付け根(中足骨頭部)など様々。 この中でも一番よく見られるのはかかとの付け根の痛みです。 足底腱膜が付着する場所でもあり、ここに炎症が起きていると考えれています。 発症初期は動き始めに痛みが出て、しばらくすると痛みは和らぎます。 走っているうちに痛みが和らぐからそのまま走り続けても大丈夫だろうと考えていると、ある時急に我慢できないくらいの激痛になることがあるので、初期のうちからの正しいケアを怠らないようにしましょう。 また、患部にはかなり強めの圧痛が出ます。 この圧痛があった段階で適切な処置をすることが大事ですし、足の裏は自分で簡単に触ってチェックできるので、日々のケアの中に足底のセルフマッサージを行って状態を確認しておくことが重要ですね。 足底腱膜炎が悪化し慢性化すると、しばしばかかとの骨にトゲのような変形が起こることがあります。 骨棘(こつきょく)と呼ばれるもので、ここまで症状が進行すると痛みが完全になくなるまでには相当の時間がかかってしまいます。 どんな怪我もそうですが、早期発見&早期治療はとても大事なことなので、自分自身で痛みのセルフチェクをしながら、必要に応じて専門家の治療を受けるようにしてください。 足底腱膜炎はランニング障害だけではない ここまでランニング障害としての足底腱膜炎について述べてきましたが、決してランニングをしている方だけに起こる怪我ではありません。 むしろ運動をあまりしない座りがちな生活習慣の人も注意すべき怪我です。 普段座っていることが多い方の場合、何かのきっかけで急に運動を始めたり、いきなり運動負荷をあげただけで、凝り固まった足底腱膜が正常に働かずに足底腱膜炎を発症することがあります。 また、サンダルやヒールなど、支えの少ない靴を履いていると、ふくらはぎは常に硬くなりがちで、これも足底腱膜炎の原因になってしまいます。 誰にでも起こりうる怪我なので、注意が必要ですね。 みなさんの中には仕事が終わってから走り出すという方はいませんか?日常的にヒールを履くという方はいませんか? そういった方は用心してくだいさい。 1日の中で体をあまり動かさない時間ができるので、いわば一時的に体は運動不足状態になります。 そのまま走り出せば怪我のリスクは上がりますし、良い動きもできません。 仕事後に走ろうと思うとどうしても時間が限られていて、ウォーミングアップなどのケアがおろそかになってしまいます。 でも、そこは必要最低限でも構わないので、ストレッチや準備体操などのウォーミングアップをきちんと行うようにしてください。 足底腱膜炎の改善 足底腱膜炎の改善のためには ・痛みに対してのアプローチ ・原因に対してのアプローチ の二つの側面から考えることが重要です。 怪我には個人差があるので、これだけやっておけば大丈夫という特効薬(方法)はありませんが、怪我のことをきちんと理解して、基本的な処置を正しく行うことにデメリットはありません。 逆にこれで劇的に改善したという方法を鵜呑みにして飛びつくほうが危険なので、正しい知識をしっかり持って怪我に向き合いましょう。 原因のない怪我はないですから。 痛みに対してのアプローチ 炎症が起きた組織は基本的に 「安静状態」を作ることが重要です。 炎症部に負担をかけることは、怪我をして擦りむいた傷口を自分でこすったりひっかいたりすることと同じ行為になってしまいます。 患部をできるだけ安静に保つために、痛みが強い場合や痛みが出た初期は足に負担がかかるランニングは控えてください。 早期に動きまわってしまうと足底腱膜に負担をかけ続けてしまうので、痛みが引かないどころか慢性化してしまう恐れもあります。 どうしても運動したい場合は足底に負担のかからないような水泳、バイクなどであればOKです。 筋力や筋力持久力の維持を図るようにしてください。 日常生活動作における足底への負荷はゼロにはできないので、テーピングやなどを使ってアーチを押し上げる方法もおススメします。 足底板も世の中にたくさん出回っていますしね。 ただ、自分にあった足底板を素人判断で選ぶことは非常に難しいので、必ず専門家のアドバイスを受けてください。 【動画:足底腱膜炎のテーピング(伸縮)】 あまりにも痛みが強い場合は整形外科で消炎鎮痛薬の含まれた湿布や飲み薬(ロキソニンやボルタレンなど)が処方されることもあります。 ステロイド注射も治療の一環で行われることもありますが、これ自体を長期にわたって続けることは最近あまり推奨されていないので、頻繁に行うことは避けたほうが良いでしょう。 また、競技や状況によってドーピング検査にひっかかるケースもありますので、信頼できるドクターに十分に相談した上で行うようにしましょう。 参考: 原因に対してのアプローチ 足底筋群が過剰に緊張していると足底腱膜炎を引き起こしてしまいます。 痛みで悩む方の多くは足部の筋が硬くなり、正常に動かせなくなっているケースが非常に多いです。 長時間のランニングの後は特に足部が硬くなって十分に動かせなくなっていることが多いので、ストレッチやセルフマッサージをよく行うようにしてください。 また、ふくらはぎの筋もしっかり緩めるようにします。 足部の筋のセルフケアと同時にふくらはぎもよく緩めるようにしましょう。 【動画:足底腱膜のストレッチ】 非常に簡単で誰でもできるストレッチばかりです。 簡単ですがコツコツ続けることで足部の柔らかさが徐々に出てくるのでぜひ実践してみてください。 最終的にはランニングフォームの改善や筋力強化など個別の課題にぶつかります。 その段階になれば動きの指導や筋力トレーニングの指導を受けていた時にすっと腑に落ちるでしょう。 個別指導などもいいのですが、まずはご自分でできることをきっちりこなしてみてください。 足底腱膜炎に関するまとめ 足底腱膜炎はランナーにとっては非常におなじみの怪我です。 多くの人が経験し、そして悩み、試行錯誤しながら治療に取り組んでいるものだなと感じています。 実際に足の裏に痛みが出るとランニングはもちろんのこと、日常生活にすら支障が出てしまい、大きく落ち込みます。 そういう方はこれまで何人も見てきましたし、自分も経験しました。 足底腱膜炎は ・走らないという我慢 ・地道なセルフケア ・適切な処置 ・細かい筋のトレーニング が非常に重要になってきます。 こういったトレーニングをコツコツこなすことで必ず改善の兆しが見えてくるので、辛抱強く怪我と向き合ってください。 ランニング障害や足の痛みに悩む方から「どうしたら早く治りますか?」「痛みが引くまでにどれくらいかかりますか?」と聞かれることがあります。 誰もが望んで怪我をするわけではないですし、早く治りたいと考えるのは当然の心情。 しかし、どうしても痛みが引くまでに必要な時間もあるので、僕は怪… 「雨だれ石を穿つ」と言う言葉をご存知でしょうか? 軒下から落ちるわずかな雨だれでも長い間同じところに落ち続ければ硬い石に穴を開けてしまうというたとえから、小さな努力もコツコツ続けていればやがて大きな成果になるという意味で使われることわざです。 ことわざ自体は良い意味で… 皆さんは、怪我をした時にすぐやるべき応急処置といえば何を思いつきますか? 運動部に所属したことのある方であれば「痛いところは冷やせ」という指導を受けたことがあると思いますし、そうじゃなくても生活の知恵として怪我=冷やすという認識は広く普及していると思います。 … 膝の怪我というと、皆さんは何をイメージするでしょうか? アールビーズスポーツ財団が毎年行うランナー世論調査(2017)によると、ランナーが抱える痛みの第一位はダントツで「膝」だということがわかりました。 誰もが耳にしたことがあり、多くの人が経験したことのある怪我ではないでしょうか? 捻挫は「捻る(ひねる)+挫く(くじく)」という言葉からもわかるように関節を不自然にひねったときに起こる怪我です。 「シンスプリント」とは「Shin=すね」+「Splint=副木… 「肉離れ」ときくと皆さんどういったイメージをお持ちでしょうか? スポーツにあまり馴染みがない方でも「子どもの運動会で久しぶりに走ったお父さんがなってしまう怪我」くらいにイメージしているかもしれませんね。 ランナーにとっては非常に身近なトラブルで、再発しやすい怪我でもあ… ギリシャ神話の中で出てくる英雄「アキレス」。 神話の中でも指折りの英雄であり、多くのエピソードが残されています。 アキレスの大きな特徴は「ほぼ不死身」ということ。 というのも、アキレスが幼少の頃、不慮の事故で亡くなることを心配した母(テティス)がアキレスの足首を掴んで冥….
次のSponsered Link 普段は気付かないけど足の裏の痛みは致命的 足の裏が痛いという方は結構いますが、人間は二足歩行の動物なので、それを支える足の裏が痛いのは移動においては致命的。 近頃では、ランニングや運動をしたり、ハイヒールを履く女性などで足の裏の痛みを訴える人や、生活習慣の乱れから足の裏を痛めてしまう方もいるようです。 本記事では足の指、土踏まず、かかとなど、足の裏が痛い人のために、痛い箇所や症状別に考えられる病気を取り上げ、その原因や治療法について紹介していきます。 実は重要な足の裏の役割 普段足の裏に思いをはせることなんてないとは思いますが、実は足の裏は人体において2つの大きな役割を担っております。 体重を支え、クッションとなる機能! 引用元URL: 足の裏には3点アーチと呼ばれる、立ったり、歩いたりする際に、体重を支え、衝撃を吸収し体を支えるバランスを取る機能があります。 このアーチの支点になっているのが親指の付け根、小指の付け根、踵の3点で、それぞれの点を結ぶ線がアーチ状になっており、その3つのアーチを横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチと呼びます。 3点アーチのうちどれかのバランスが悪くなると体重がうまく分散されず、足の裏が痛くなる原因となってきます。 体の様々な臓器と繋がっている神経の集合場所! 引用元URL: 足の裏には実は全身の反射区が集まっています。 反射区とは、体内の各器官や内臓につながるといわれる末梢神経の集中個所のことです。 足つぼマッサージなどで、足の裏を刺激すると、全身の血流がよくなってポカポカしてきたり、むくみが取れたりするのは、反射区が集まっているからなんですね。 逆に足の裏に異常をきたした状態になると、なんとなくだるさを感じたりすることもあると思いますが、その異常が反射区を変に刺激してしまっているからかもしれません。 以上2点からも分かるように重要な役割を持った足の裏。 その足の裏が痛いとなったら、しっかりその原因や病気を把握して、治療したいです。 では、早速痛い箇所別に考えられる病気を見ていきましょう。 足の裏の痛い箇所別に考えられる病気 【土踏まずが減り足の指の付け根が痛い】扁平足 扁平足の症状 足の裏の痛みを併発してしまうのが扁平足です。 足の裏は本来3つのアーチがあるため、前面が地面につくことはなく、常に浮いた部分があるのが正常です。 土踏まずというのはそのアーチの部分なのですが、その土踏まずが地面についてしまい、アーチが平らになってしまっている状態の足を扁平足といいます。 土踏まずには足にかかる衝撃を和らげる役割があります。 そのため、扁平足になると足に負担がかかりやすくなり、「歩くときに疲れやすい」「足首や足の裏が痛む」といった症状が出てくるでしょう。 また、足をかばって歩くクセがつくため、腰やひざ、すねなどに痛みを感じる場合もあります。 土踏まずが地面に着くことから、内側に重心がかかりやすくなります。 そのため、X脚になることもあるのです。 X脚は、まっすぐ立つと「ひざはつくが、ひざ下がハの字に開いてしまう状態」を言います。 足裏の不安定を上半身で補うことになるため、足が細いのに対し、上半身が太いのが特徴です。 また、歩くたびに地面からの過剰な衝撃を受けるため、ひざの外側に痛みやしびれを感じることがあるでしょう。 扁平足によって足が疲れ痛みやすくなると、歩くごとに歩き方が変化してきてしまいます。 通常の人とは違い、歩き方が悪くなってしまうのです。 歩き方が変わるということは、扁平足の形状に適応しているとも言えるでしょう。 この状態は、扁平足の状態が固定され、治りにくくなっていることを意味しているのです。 引用元URL: 扁平足の原因 人間の足には、土踏まずがあるおかげで、地面から足の裏にかかる衝撃が和らぐのですが、土踏まずがない偏平足だと、足裏に負担がかかりやすくなり、足の裏に痛みを生じてしまったり、様々な症状を引き起こしてしまいます。 遺伝的要因により扁平足になっている人と、足の筋力等が関係して後天的に扁平足になる人がいます。 後天性の扁平足の原因の1つ目は、運動不足です。 土踏まずのアーチを保つための足裏の筋力が、運動不足により衰えると、アーチを維持できなくなることがあるのです。 実際、最近の子どもは、屋外で遊ぶことが減っていて、歩く機会が少なくなってきたことにより、扁平足が増えていると言われています。 2つ目には、自分の足に合っていない靴を使うことも原因になります。 自分に合っていない靴で歩くと、足の筋肉を上手く使うことができなくなり、筋肉のバランスが崩れ扁平足になりやすいそうです。 ハイヒールなど、ヒールの高い靴を長期間にわたって履いている人は扁平足になりやすいと言われています。 また、3つ目には、体重の増加もあげられます。 急激な体重の増加は土踏まずのアーチを支えるための筋肉に大きな負担を与えることになり、体重の増加によって土踏まずを形成しているじん帯が緩んで扁平足になってしまうことがあるのです。 引用元URL: 扁平足の治し方 偏平足を治すには、足の運動がとても大事なようです。 足の指で物をつかむなど足の裏を積極的に使うことにより、土踏まずができてくるそうです。 足の指でじゃんけんをすることもトレーニングになるそうです。 子供の頃には裸足で生活させる習慣をつけるのもいいと言われているそうです。 また、手っ取り早く楽になる方法としては、アーチのある中敷きを靴に入れるなどの方法があります。 扁平足用のインソールが発売されています。 このインソールにより扁平足が治るわけではありませんが、悪化を防止することは可能です。 また、痛みがひどく、歩くことも厳しいほど、重度の場合は、手術による治療も行われています。 気になる方は1度病院で見てもらうことをオススメします。 引用元URL: 【足の指が変形して痛い】外反母趾 引用元URL: 外反母趾の症状 親指が小指側に15度以上曲がったものを外反母趾と呼んでいます。 中程度は20度で、ひどい場合が30度としています。 引用元URL: 親指の付け根の横の骨が変形して、横に出っ張ったりして、足の指が曲がる、足の指が痛むなどといった症状がある場合は、外反母趾を疑いましょう。 外反母趾を放置すると肩こりや頭痛、自律神経失調症など、様々な不調につながることもあるので、同じような症状を感じているようであれば、外反母趾の可能性が高いでしょう。 外反母趾の原因 大元には悪い歩き方があります。 足の指をしっかり使わないで歩いてしまうことで、足底の筋肉が刺激不足となり、骨が変形してしまうようです。 特に、パンプスやハイヒールなど、指の先が狭くなっている靴を常日頃から履いていると、足の指を使わない歩き方になってしまいがちなこともあり、外反母趾となる確率が上がってしまいます。 他にも足の指を動かしていない、足の指に体重を乗せて立っていない、歩いていない、ということもあげられます。 引用元URL: 外反母趾の治し方 手術で治す方法もありますが、まずは足指のストレッチやテーピングなどを試すとともに、意識的に足の指を使うように歩き方の改善をすると効果的なようで、自分で治していく方法もあるようです。 一度は病院にかかって、治す方法を教えてもらうことをオススメします。 【足の指に触れるだけで激痛】痛風 痛風とは 痛風とは親指付け根の関節に激痛があり、赤くはれ上がって激しい関節炎を伴う病気です。 医学的な研究が進み、治療薬も開発されましたので根治できる病気です。 しかし、放置すると激しい関節の痛みを繰り返したり、体中に結節ができたり、腎臓を悪化させてしまう重大な病気でもあります。 原因は尿酸の結晶が関節に析出するためです。 そもそも、私たちの体のなかの尿酸は、産生と排泄のバランスにより一定に保たれています。 そのバランスが崩れて、尿酸値の高い状態 高尿酸血症 が続くと、血液に溶けきれなくなった尿酸が結晶化し、最も冷えやすい足の親指の付け根の部分から析出し始めます。 痛風は圧倒的に男性に多い病気で、患者の98. 女性ホルモンは尿酸の排出を促進する働きがあり、女性は男性に比べて尿酸値が低く保たれるため、痛風になりにくいのです。 女性も女性ホルモンが少なくなると、痛風に対する注意が必要です。 痛風の症状とは? ある日突然、明け方に突然の激痛。 骨折?と勘違いしてしまうほどの痛みを伴って、足の親ゆびの付け根などが赤く腫れあがります。 耐えがたい痛みですが、一度に1か所だけ、痛くなることが多く、治療をしなくても7〜10日経つと次第におさまって、しばらくすると全く症状がなくなります。 痛みがおさまっても、高尿酸血症は治ったわけではなく、尿酸の結晶は、関節に蓄積されて行きます。 治療を始めなければ、多くの場合1年以内に痛風の激痛が再び起こります。 そして繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、次第にその間隔も短くなっていきます。 慢性化すると、関節の痛みだけでなく、関節の軟骨が傷んで骨に欠損が生じたり、関節の周りや皮膚の下に結節ができ 痛風結節 、関節の変形や機能障害が生じることになってしまいます。 尿酸の結晶が腎臓にたまって腎臓が悪くなったり 慢性腎臓病 、尿路結石ができてしまいます。 最終的に重篤になる可能性が高いので放置するのは危険です。 痛風の原因 痛風が日本に現れるのは明治になってからで、1960年代になって急激に増加しました。 現在は全国に数十万人の痛風患者がいると推定されています。 痛風が増加した背景には食生活が変化し、動物性蛋白質の摂取量が増えたこと、飲酒量の増加、社会構造の変化が影響していると考えられます。 尿酸値の高い人は太っていることが多く、肥満を解消すると尿酸値は下がります。 食物の制限は特になく、総カロリー量に留意して、食事の量を減らし、よく歩き、標準体重を守ることが大切です。 また、アルコールには尿酸の産生を増やし、排泄を低下させる働きがあります。 お酒は飲み過ぎないように適量を守ることが必要です。 運動などで大量の汗をかくと、体内の水分量が減るため尿酸値が上がります。 こまめに水分を補給することが大切です。 清涼飲料は糖分を含んでいますので注意が必要です。 尿酸値の高い人が急激に激しい運動を行うと逆効果になってしまいますが、ウォーキングなどの有酸素運動を継続的に行うことは肥満解消に最適です。 さらに、ストレスがかかると尿酸値が上がり、痛風の発作が起こりやすくなるといわれていますから、ストレスの発散も大切です。 痛風の初期症状 尿酸の結晶は体のいたるところに析出しますが、最も析出しやすい場所が関節です。 特に血液の流れが弱く、冷えやすい足の親指の付け根は蓄積しやすく、最初の発作のほとんどがこの付近で起こります。 痛風の発作はある日突然に始まりますが、夜中から朝方にかけて起こりやすく、足の親指のつけ根の関節 発症頻度の7割がこの関節 に猛烈な痛みがあり、関節が赤く腫れあがります。 一度に1ヵ所だけの関節に症状があり、かかと、足の甲、くるぶし、足の関節、ひざ、アキレス腱などの下肢で多く発症し、膝から下だけで全体の9割を占めています。 場合によってはひじ、手首、指の関節に発症することがあります。 一方で、股関節や肩関節など体の内部にある関節は起こりません。 ただし、自己診断するのは危険で、専門知識を持った医師の診察が必要です。 最終的な痛風の診断は、足の関節などに尿酸の結晶が析出しているかどうかで確定します。 痛風の治療法 生活習慣を見直しても尿酸値が下がらない場合や、既に痛風発作を起こしたことがある場合、腎障害、尿路結石、高血圧、虚血性心疾患、糖尿病などの合併症がある場合は尿酸降下薬によって尿酸値を下げる治療が行われます。 尿酸降下薬には、尿酸の排泄を促す尿酸排泄促進薬と尿酸の生成を抑える尿酸生成抑制薬があります。 尿酸排泄促進薬にはベンズブロマロンやプロベネシドなどがあり、尿酸生成抑制薬にはアロプリノールやフェブキソスタットがあります。 尿酸値を急に下げると、それまで関節に析出していた尿酸の結晶が一挙に溶けだし、痛風発作が起こることがありますので、高尿酸血症の治療は医師の指示に従って、徐々に尿酸値を下げていくことが基本です。 尿酸降下薬はまず少量を服用し、3〜6ヵ月かけて徐々に尿酸値を下げてから、薬の量を決めます。 また、尿酸値が下がったからといって、すぐに薬をやめてはいけません。 薬を飲み続け、尿酸値が低い状態を維持することが大切です。 尿酸降下薬を飲んでいる時も、生活習慣の改善し、尿酸値を低下させる努力をしましょう。 【歩く時の違和感、痛み】魚の目 魚の目とは 魚の目とは、名前の通りに魚の眼球に似ていて、足の裏や手のひら、指と指の間にできるのが特徴です。 皮膚の角質の一部が厚くなり、皮膚の深いところにまで進入して、硬い芯を作ります。 圧迫や歩行などに伴って激しい痛みを伴い、生活に差し支えることがあります。 引用元URL: 魚の目は放置すると角質が芯のように硬くなり、真皮(皮膚の内側)に向かってくさび状に食い込んで神経を圧迫していきます。 魚の目の根元が神経に障るようになって痛みを感じることもあるそうです。 魚の目の原因 魚の目の原因には直接的なものと間接的なものがあげられます。 まず、直接的な原因には以下のようなものがあります。 足に合わないサイズの靴を履いている• ハイヒールなどの先端の狭い靴を履き続けている• 立っている時の姿勢が悪く、足にかかる体重が偏っている• 痛みをかばって歩くなど、歩行時の加重バランスが崩れている 引用元URL: 間接的な原因には以下ののようなものがあります。 足の冷え(冷え性)など、新陳代謝が悪い• 血行不良から皮膚が硬くなって古い角質がたまりやすい 冷え性の女性に魚の目が多いと言われるのは、このような要因によるものかもしれません。 魚の目の治し方 治療方法としては、薬物治療、もしくは外科的治療があります。 まずは薬局などで売っている魚の目用の貼り薬を試すこともできます。 様々な薬が販売されていますので、薬局の薬剤師さんに聞いてみるのが良いでしょう。 病院で治療を受けることももちろんできます。 魚の目かどうか自己判断するより、まず医療機関での診断を受けることをオススメします。 ウイルス性のイボ等、間違えやすい症状がでる他の病気もあるためです。 液体窒素で皮膚を凍結、壊死させることで除去する方法や、大きく深いものにはメスによる切除等の治療方法があります。 魚の目は芯からしっかりとらないと再発するので、自分で魚の目を取ろうとはせずに専門医に相談しましょう。 【足の指の間が痛い、痺れる】モートン病 モートン病の症状• 足の裏から足の指の痛みや痺れがある• つま先立ちやしゃがみこむと痛い• 靴を履いて歩くと痛むが靴を脱ぐとやわらぐ 上記のような症状があるのであれば、モートン病の可能性があります。 中高年の女性に多く起こり、第3と第4指の間に最も多く発生します。 モートン病の原因 中腰の作業やハイヒールの常用など、つま先立ちをする格好が長時間続くと起こりやすくなります。 槌趾変形(マレット指)がある場合にも同様な姿勢で生じやすくなります。 引用元URL: モートン病は幅の狭い靴やハイヒール、長い立ち仕事、スポーツなどにより、中指と薬指の間にある趾神経が圧迫されて発生します。 モートン病の治し方 まずはハイヒール等つま先立ちになってしまうような靴をやめたり、幅の狭い靴を幅の広い足にあった靴に変えるなどすることで、多くのケースは治ります。 しかし、それでも治らずに痛い場合は手術治療等もあります。 【足の指の付け根が痛い】中足骨頭部痛 引用元URL: 中足骨頭部痛の症状 はじめは違和感程度に思っていたのが、徐々に痛みが強くなり、足の裏を見ても特別腫れているなどの症状がなく、病院でレントゲンなどを撮っても異常がないのに、痛みが続くというような場合、中足骨頭部痛の可能性があります。 中足骨頭部とは、上記の写真の水色の丸みを帯びている部分を言います。 最初は歩く度にチクチクした軽い痛みから始まり、そのまま放ってだましだまし過ごしていると次第に歩く度ズキズキとした痛みに変わり、2趾の付け根部分が熱っぽくなったりするのと同時に腫れも出てきて、歩く度に激痛がするようになります。 進行した場合は疲労骨折を起こし、皮下出血を伴っていたり、骨の肥厚などを容易に確認できます。 通常X線像には異常が写らないですが、疲労骨折の後期に入るとX線上に異常が現れます。 足ヘバーデン(ひどい外反母趾や浮き指)があると「脱臼骨折」を起こします。 引用元URL: 中足骨頭部痛の原因 「浮き指」「外反母趾」「扁平足」などの足裏の不安定があると、足指を使った正しい歩行が行えず、足指が浮いてしまう「浮き指歩行」となり、足部アーチが正常とは反対の逆アーチ(舟底型)になり、かかとと趾の付け根を強く打ちつける2点歩行となり2趾の付け根に過剰な衝撃を繰り返すため損傷してしまいます。 また、この損傷を起こす方の半数は「関節リウマチ」などの膠原病や「ヘバーデン結節」を併せ持っています。 「関節リウマチ」「ヘバーデン結節」は軟骨を変形(破壊)させ易いという特徴から、より損傷を起こし易いのです。 引用元URL: 中足骨頭部痛は扁平足や外反母趾などの疾患を有する場合に起こる可能性が高いです。 また、開張足といって、足の横アーチ、つまり母子球と小指の付け根を結ぶ部分のアーチがなくなり、平たくなる傾向にある足の人に多く起こります。 底が固い靴や、履きなれていない靴を履いて歩くことによっても起こりえます。 アーチがなくなったり、靴の影響でアーチの真ん中の部位に負担がかかりすぎて痛みが発生してしまう病気です。 中足骨頭部痛の治し方 横アーチを保持するための足底板を使うことで治療するのが一般的なようです。 もし、中足骨頭部の痛みを感じるときには、整形外科などに出向くことで治療が可能なので、悩まずに相談してみましょう。 【土踏まずやかかとが痛い】足底筋膜炎(足底腱膜炎) 引用元URL: 足底筋膜炎(足底腱膜炎)の症状 足の裏には足底筋膜という、薄くて幅の広い膜のような腱があります。 足の甲の骨は、アーチ状になっていて、クッションの役割をしているのですが、そのアーチを弓のようにピンと張って支えているのが、足底筋膜です。 足底筋膜に炎症が起きた状態が、足底筋膜炎で、足裏のかかとの前側部分が痛んだり、土踏まずがつったような感じになるのが特徴です。 朝起きた直後や、長時間座っていた後に歩きはじめたときに足の裏が痛み、しばらく歩いていると、その痛みが軽くなったりなくなったりする。 そのような場合は足底筋膜炎(足底腱膜炎)を発症しているかもしれません。 引用元URL: 整形外科や接骨院などではよく聞かれるメジャーな病名で、ランニングなどを頻繁に行う人はまずこの病気を疑ってもよいかもしれません。 負荷がかかることで炎症が起こるので、寝ている間や座っている間に炎症が改善したのに、歩きはじめたことによりまた負荷がかかり、炎症が起こり、痛みが戻ってきます。 かかと部分の前の方を押すと痛むのも、足底筋膜炎の特徴です。 足底筋膜炎(足底腱膜炎)の原因 足底筋膜とは、かかとの骨から足指の付け根まで張っている膜のように薄く幅広い腱のことで、足のクッション性を生んでいるアーチを保つのもこの腱がその役割を担っています。 足底筋膜は丈夫ですが、歩行やランニング、ジャンプで使いすぎたり、年齢があがると、筋膜にヒビが入り炎症を起こします。 スポーツ選手や長時間立ち仕事をする人に良く見られる病気で、40代以降に多いですが、若い人でもスポーツなどで足を酷使すれば、発症することもあります。 足底筋膜炎になりやすい人には以下のような人があげられます。 マラソンやサッカーなど、長距離を走るスポーツをしている。 あまり運動をした経験がない40代以降の人。 長時間立ち仕事をしている。 足にあっていない靴を履いている。 太っている人。 O脚・X脚の人。 偏平足の人、ハイアーチ(凹足)の人。 猫背の人。 足首の硬い人。 引用元URL: 足底筋膜炎(足底腱膜炎)の治し方 スポーツが原因の場合は、しばらくお休みするか、練習量を減らし、足底にかかる負担を減らしてあげれば、多くの場合は症状が軽減し、自然治癒します。 整形外科では、安静にすることと、インソール(靴の中敷)の使用が主な治療法です。 痛みがひどく、日常生活に支障がある場合は、鎮痛剤を飲んだり、麻酔注射を打つ場合もあります。 マラソンランナーやサッカー選手などは、手術をする場合もありますが、一般的にはほとんど行われません。 しかし、これらはどれも、対症療法でしかありません。 運動を減らして良くなっても、再開すればまた炎症が起こります。 足裏筋膜炎は、体の重心のズレが大きな原因と考えられるからです。 体の軸の歪みは、足裏に大きく影響します。 重心を受け止めるべき位置が正しい場所からずれれば、その部分に負担がかかり、炎症等を起こします。 体の歪みを直し、本来の重心の位置に戻せば、炎症も徐々に軽減していきます。 引用元URL: 【かかとが痛い、腫れる】滑液包炎 滑液包炎の症状 かかとが痛んだり晴れたりする場合は滑液包炎が生じているかもしれません。 滑液とは衝撃から骨や関節などを守るためのもので、滑液に炎症が起こる症状を滑液包炎と言います。 滑液包炎は通常、痛みを生じ、関節を動かしにくくなる傾向がありますが、固有の症状は炎症を起こした滑液包の位置によって異なります。 たとえば、肩の滑液包が炎症を起こすと、体の横から腕を上げる動作(ジャケットを着るときのような動作)をすると痛みがあり、腕を上げにくくなります。 一方、ひじに起こる滑液包炎は腫れを生じますが、不快感はほとんどない、あるいはまったくないこともあります。 引用元URL: 滑液包炎の原因 歩きすぎ、スポーツ時の負担、靴が合わない、といったような原因で、かかとに負担がかかりすぎた場合に起こります。 滑液包炎の治し方 足にあった靴に帰る、靴に衝撃緩衝となるようなパッドを入れる。 激しい衝撃がくるようなスポーツを控えるなどして負担を軽減することが治療法となりますが、痛みが引かない場合はハグランド病など別の病気の場合もありうるので、一度整形外科に行くのがよいでしょう。 【かかとが痛くて立っただけで痛む】疲労骨折 疲労骨折の症状 疲労骨折は事故などの大きな衝撃があったわけではなく、日常の負担の積み重ねで骨にひびが入ったり折れたりしてしまうものです。 走ったり歩いたりするとかかとが痛むのが主な症状ですが、疲労骨折がひどいと立っただけでも痛むケースもあります。 疲労骨折の原因 疲労骨折の原因は、滑液包炎と同じでかかとへの過度の負担です。 マラソンなどをやっている人に多く見られますが、骨粗鬆症を患った高齢者などにもみられます。 疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。 丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。 スポーツ選手では短期的に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多いのも特徴です。 選手側の要因としては、筋力不足、アンバランスな筋力、未熟な技術、体の柔軟性不足などが考えられ、環境側の要因としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切なシューズ、練習場が固すぎたり、柔らかすぎるなどが考えられます。 引用元URL: 疲労骨折の治し方 治療法は、負担をかけないように過ごすことです。 負担を減らすことで、自然に治るようです。 【足の裏が痒い、水疱ができ痛い】水虫 水虫の症状 水虫というと足の指辺りになるものと思っている方も多いと思いますが、実は足の裏のほぼ全体に水虫の症状はでます。 日本人の5人に1人の割合で水虫の症状があると言われている程多い症状です。 水虫の多くの症状で見られるのが痒みですが、皮膚が割れたり剥けてしまうので痛みを伴う場合もあります。 他にも水疱ができる場合もありますが、その場合も痛みがあります。 水虫の原因 水虫は、カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。 白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。 足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境を作るからです。 最近は女性も仕事で一日中、靴を履いたまま過ごす人が増えたため、男性に限らず女性にも水虫に悩む人が多いようです。 引用元URL: 水虫は白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビが、足の皮膚の角質層に寄生して起こります。 靴などを履くことによって足が蒸れ、白癬菌の住みやすい環境になることで症状が進行します。 女性もブーツなどを履くことで発症してしまうケースも多いのが特徴です。 水虫の治し方 市販の水虫薬は初期症状でしたら有効です。 しかしある程度症状が悪化していたり、治ったと思ってすぐに放置してしまったりすることで、治らない場合もあるので、初期段階でクリニックにいくことがおすすめです。 【足の裏の痛みや痺れ】糖尿病性神経障害 糖尿病性神経障害の症状 その名前の通り、糖尿病によって起こるもので、糖尿病性神経障害によって、足の先や足の裏の痛みやしびれなどの不快感が発生します。 手などにも起こりえますが、特に足に強く感じられることが多く、日常生活に支障を来すほどの強い痛みになることもあります。 また、糖尿病性神経障害は、ひどくなると逆に痛みを感じなくなり感覚がなくなってしまうこともあります。 そうすると怪我や低温などに気づかず、化膿した結果、指の切断が必要になる場合もあります。 糖尿病の方は気をつけたほうが良いでしょう。 糖尿病性神経障害の治し方 悪化を防ぐためには、糖尿病の治療をしっかりとすることが大事です。 血糖値をしっかりコントロールすることで、糖尿病性神経障害をはじめ、様々な合併症が防げます。 糖尿病のある方は、主治医と相談しながら、悪化させないようにしましょう。 以下のような対処法もあるようです。 良好な血糖コントロールを!(早めのコントロールは、初期症状を改善し、進行を防ぎます)• 手足をよく観察し、外傷や水虫がないかどうかチェックする!• きちんと足に合った靴を選ぶ!(靴擦れをしないように)• あんかや炬燵、風呂の温度など、火傷に気をつける!• 禁煙に心懸ける!• 手足のマッサージをする!• 異常に気が付いたら医師の診察を受け、早めの処置を! 引用元URL: 【足の裏の関節が腫れて痛い】関節リウマチ 関節リウマチとは 関節リウマチは、おもに関節の内側にある滑膜に腫れや痛み、こわばりなどの炎症を起こし、それが続くと関節の変形をきたす病気です。 原因は、まだ完全には分かっていませんが、遺伝による体質にウイルスなどの刺激が加わって、免疫に異常が生じて起こる自己免疫疾患のひとつと考えられています。 臓器障害やシェーグレン症候群や橋本病などの自己免疫疾患などの合併症をあわせ持つことも多く、そのことも考え合わせて治療する必要があります。 引用元URL: 関節に炎症が起こり痛みを伴って腫れるのが関節リウマチです。 炎症の起こりうる関節は、全身に及びますが、足であれば土踏まずの辺り、足の裏や甲、足の指など関節がある場所に症状が出ます。 関節リウマチの症状 関節が腫れたり、痛んだりします。 しばらく関節を動かさないでいると、関節がこわばって痛んだり、動かしにくくなったりします。 特に朝起きた時に気づくことが多いようです。 また、炎症が続くと変形がおきることもあるようです。 関節リウマチの原因 残念ながら根本的な原因はわかっておりません。 体質的な要因に加えて、何らかの外部要因で、関節の免疫状態が強まり、炎症を起こすようです。 関節リウマチの治し方 治療は抗リウマチ薬によって行われるのが主流です。 薬によって炎症を引き起こしている免疫状態を抑制したり調節したりするようです。 疑わしい症状があるようでしたら病院へ行くことをお勧めします。 【土踏まずにしこりがあり痛い】足底繊維腫 足底繊維腫の症状 足底繊維腫は、足の裏、特に土踏まずの辺りに良性の腫瘍ができるものです。 土踏まずが痛いということで、足底筋膜炎と勘違いしがちです。 症状も歩くときに痛むとか、押さえると痛いなどの足底筋膜炎と同じ症状がありますが、写真の部分をさわるとしこりがあるのが感じられることが特徴です。 腫瘍といっても良性なので、ガン化などの心配はありません。 足底繊維腫の原因 まだまだ不明点が多く、足裏への刺激や感染などが原因では?と言われております。 足底繊維腫の治し方 痛みが強くなく日常生活に支障がないようであれば、緩衝材などを靴にいれてそのまま様子を見ることもありますが、痛みが気になる場合には、注射や薬を使ったり、手術で腫瘍を取り除くこともあります。 【足の裏を押すと痛い】脳や内臓に負担がかかりすぎかも? 最初にお話ししましたが、足の裏には体内の各器官や内臓につながるといわれる末梢神経が集中しています。 身体に不調部分があると、その反射区の足つぼが固くなります。 足裏の硬くなった部分で自分では意識していなかった身体の隠れた不調が分かってしまうかもしれません。 押すと痛い部位別に体の不調の可能性のある箇所をご紹介します。 親指を押すと痛い 考え事や悩み事が多かったりしませんか? 親指は大脳の三叉神経の反射区があります。 物思いにふけっている時、ふと親指の先端をマッサージしてみると固く、強く押すと鈍い痛みを感じるはずです。 親指が固くなっていたら「脳が疲れている」サインなんですね。 ゆっくりマッサージして、頭の疲れをやすめてあげてみてください。 土踏まずを押すと痛い 土踏まずには胃腸をはじめとした消化器の反射区があり、土踏まずが硬くなっている場合は、胃酸過多になっている可能性があります。 暴飲暴食をして胃腸に負担をかけた日や、ストレスなどで胃の不調を感じる日の土踏まずは、腫れてむくみを感じるでしょう。 また便秘がちな人の土踏まずは、常に硬くなっていたりします。 土踏まずが硬いと感じた日には、胃腸に気を使って過ごしてみてください。 かかとを押すと痛い かかとは生殖器のつぼで、婦人病や、生理不順の女性はかかとが固くなっています。 生殖器の異常はホルモンバランスの崩れによって起こりますが、糖質やカフェインをとりすぎるなど食べ物が原因になることもあれば、ストレスが原因になることもあります。 かかとを押すと鈍い痛みがある場合は、ホルモンバランスの崩れに効果的な、ヨーグルト、納豆、海藻等を積極的に摂取して、しっかりリラックスする時間を作りましょう。 自己判断はせず病院へ! 足の裏は意外にも重要な部位で、足の裏に気を使うことで、体調のバロメーターのような役割もありますね。 痛みや異常を感じて、原因が特定できない場合には、一度医者にかかってみてもかもしれません。 重要な部位だけに、早めに対処するよう心がけてみてください。 足の裏の痛みというのは、歩行に直結する問題で、深刻になると歩くことさえ困難になります。 少しでも気になる場合は早めに病院へ行って、診察してもらい、早めに治療しましょう。 こちらも読んで健康になりましょう.
次の